JP2013157477A - 太陽電池モジュール、太陽電池モジュールの製造方法および補助部材 - Google Patents

太陽電池モジュール、太陽電池モジュールの製造方法および補助部材 Download PDF

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【課題】枠体の強度低下を伴わずに排水機能を発揮することができ、水の蒸発後に太陽電池モジュールの光入射側の表面に残る汚れに起因する発電効率の低下の虞がない太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法、並びに、新設、既設の別なく太陽電池モジュールに枠体の強度低下を招かず排水機能を付与することができる補助部材を提供する。
【解決手段】枠体2の溝3内に太陽電池パネル4の周縁部が封止部材5を介して嵌合された太陽電池モジュールにおいて、太陽電池パネル4の表面6を伝わってくる水を表面6の外に導出する水導出面7を備えた補助部材8を、太陽電池パネル4と枠体2との間の段差部分9に配設した。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュール、太陽電池モジュールの製造方法および太陽電池モジュールに配設される補助部材に関する。
太陽電池モジュールは、一般に、図5に示すように、下から順に、裏面封止材12、EVA(エチレンビニルアセテート)シート13、太陽電池セル11、EVAシート13、ガラス10を積層した太陽電池パネル4の周縁部が、アルミニウム製の枠体2の溝3内に嵌合された構造となっている。太陽電池セル11の防水は、その両面のEVAシート13と、太陽電池パネル4と枠体2の溝3との間に介されたブチルゴム等の接着剤、またはEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン−ターポリマ)、シリコン樹脂などの封止部材5とで図られている。
このような太陽電池モジュールは、通常、建物の屋根上に設置した架台上に取り付けられる。その際、発電効率を高めるため、太陽電池モジュールは角度を持たせて設置される。
太陽電池パネル4と枠体2の溝3との間に封止部材5を介した太陽電池モジュール100では太陽電池パネル4と枠体2と間に段差部分9が形成されることから、このような太陽電池パネル4を屋根上に設置した場合、図6に示すように、この段差部分9に雨水や結露水などの水110が溜まる場合がある。この溜まった水110に空気中の塵や埃が取り込まれ、その後水110が蒸発すると、塵や埃が汚れとして太陽電池パネル4の表面6に残留する。このようにして太陽電池パネル4の表面に残留した塵や埃は、その後の降雨程度では洗い流されないため、降雨や結露の度に太陽電池パネル4の表面6上に塵や埃が堆積していくことになる。このようにして塵や埃が太陽電池パネル4の表面6上に堆積していくと、太陽電池セル11に到達する太陽光が、堆積した塵や埃によって次第に遮られることになり、太陽電池モジュール100の発電効率が低下するといった懸念があった。また、段差部分9に水が溜まると、太陽電池パネル4の絶縁状態を劣化させたり、腐食を促進させたりする虞もあった。
このような課題を解決するためには、段差部分9に溜まる水110を太陽電池パネル4の表面6から速やかに排出すればよい。そこで、従来、太陽電池パネルの周縁部に封止部材を介して嵌合される枠体に、排水溝としての切り欠きを設けた太陽電池モジュールが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−149219号公報
しかしながら、上記従来の技術では、太陽電池モジュールの枠体に切り欠きを設けるため、枠体の強度が低下する懸念があった。また上記従来の技術において、排水という目的からは、太陽電池モジュールの下側の辺(枠体の四辺のうち、設置時に地面側になる辺)の枠のみに切り欠きを設ければ充分である。しかし、下側の辺の枠のみにこのような加工をすれば、下側の辺の枠は他の三辺の枠と形状が異なることになるので、形状の異なる複数種類の枠を用意する必要が生じる。この点に関しては、四辺の枠に同じ切り欠きをそれぞれ設ければ解消するが、そうすると、下側以外の他の辺の枠に本来設ける必要のない切り欠きを設けることになり、やはり枠体2の強度が低下する懸念が生じる。さらに、上記従来の技術では、既に設置された太陽電池モジュールに、排水の機能を追加することができないという課題もあった。
本発明は、上記従来技術における課題を解決するために創案されたものであり、枠体の強度低下を伴わずに排水機能を発揮することができ、水の蒸発後に太陽電池モジュールの光入射側の表面に残る汚れに起因する発電効率の低下の虞がない太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法、並びに、新設、既設の別なく太陽電池モジュールに枠体の強度低下を招かず排水機能を付与することができる補助部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る太陽電池モジュールは、枠体の溝内に太陽電池パネルの周縁部が封止部材を介して嵌合された太陽電池モジュールにおいて、前記太陽電池パネルの表面を伝わってくる水を該表面の外に導出する水導出面を備えた補助部材が、前記太陽電池パネルと前記枠体との間の段差部分に配設されたことを特徴とする。
この特定事項により、太陽電池モジュールに、枠体の強度を低下させることなく、排水機能を付与することができる。また、別途用意した補助部材を太陽電池パネルと枠体との間の段差部分に配設するだけの構成であるため、枠体の設計変更の必要性がない。したがって、枠体に要するコストを削減することができ、延いては太陽電池モジュールの低コスト化を図ることができる。そのうえ、太陽電池パネルの表面を伝わってくる水は補助部材だけで該表面の外に導出されるため、封止部材に排水の機能をもたせる必要がなく、排水するための形状や材質を備えた特別な封止部材を用いなくてもよい。
また、前記太陽電池モジュールは、前記水導出面が傾斜面であってもよい。
この場合、水導出面が一平面で形成されるため、補助部材の構造が簡素となり、補助部材の設計、製造が容易となって、太陽電池モジュールの低コスト化を図ることができる。
また、前記太陽電池モジュールは、補助部材が太陽電池パネルと封止部材との間に挿入されることにより、前記段差部分に配設されたものであってもよい。
この場合、補助部材を段差部分に取り付ける手段が挿入であるため、補助部材の配設、取替えを容易に行うことができる。
また、前記太陽電池モジュールは、補助部材が太陽電池パネルと枠体との間に挿入されることにより、段差部分に配設されたものであってもよい。
この場合、補助部材を段差部分に取り付ける手段が挿入であるため、補助部材の配設、取替えを容易に行うことができる。
また、前記太陽電池モジュールは、太陽電池パネルの表面に接着されることにより、段差部分に配設されたものであってもよい。
この場合、補助部材を段差部分に取り付ける手段が接着であるため、補助部材の配設を容易に行うことができる。
また、前記太陽電池モジュールは、補助部材がセラミック、ステンレス、アルミニウム及び合成樹脂のうちのいずれか一つの材料から製作されたものであってもよい。
補助部材がセラミック製の場合、セラミックが高い耐候性を有するため、雨水による腐食が生じにくい。補助部材がステンレス製の場合、ステンレスが防錆性を有するため、雨水による腐食が生じにくい。補助部材がアルミニウム製の場合、枠体の多くがアルミニウム製であるため、補助部材と枠体とに異種の金属を用いた場合に起こる異種金属間の電位差に起因する電解腐食の発生を防ぐことができる。補助部材が合成樹脂製の場合、合成樹脂が耐水性を有しかつ安価であるため、雨水による腐食の虞がないことに加え、補助部材延いては太陽電池モジュールを安価に製造することができる。
本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法は、太陽電池モジュールの製造方法であって、太陽電池パネルの周縁部に封止部材を取り付ける工程と、前記封止部材を取り付けた前記太陽電池パネルの周縁部に枠体を嵌合させる工程と、上で説明した各種の補助部材を前記太陽電池パネルと前記枠体との間の段差部分に配設する工程と、を備えることを特徴とする。
この特定事項により、前記太陽電池モジュールに、枠体の強度を低下させることなく、排水機能を付与することができる。また、封止部材を取り付けた太陽電池パネルに枠体を嵌合させた後に、補助部材を配設するため、太陽電池モジュールの製造の際のみならず太陽電池モジュールの設置の際にも、補助部材を配設することができる。さらに、既に設置された太陽電池モジュールにも補助部材を配設することができ、既設の太陽電池モジュールであっても排水機能を付与することができる。
本発明に係る太陽電池モジュールの補助部材は、枠体の溝内に太陽電池パネルの周縁部が封止部材を介して嵌合された太陽電池モジュールの前記太陽電池パネルと前記枠体との間の段差部分に配設される補助部材であって、前記太陽電池パネルの表面を伝わってくる水を該表面の外に導出する水導出面を備えたことを特徴とする。
この特定事項により、太陽電池モジュールに、枠体の強度を低下させることなく、また、新設、既設の別なく排水機能を付与することができる。
また、前記補助部材は、セラミック、ステンレス、アルミニウム及び合成樹脂のうちのいずれか一つの材料から製作されたものであってもよい。補助部材がセラミック製の場合、セラミックが高い耐候性を有するため、雨水による腐食が生じにくい。補助部材がステンレス製の場合、ステンレスが防錆性を有するため、雨水による腐食が生じにくい。補助部材がアルミニウム製の場合、枠体の多くがアルミニウム製であるため、補助部材と枠体とに異種の金属を用いた場合に起こる異種金属間の電位差に起因する電解腐食の発生を防ぐことができる。補助部材が合成樹脂製の場合、合成樹脂が耐水性を有しかつ安価であるため、雨水による腐食の虞がないことに加え、補助部材延いては太陽電池モジュールを安価に製造することができる。
本発明によれば、枠体の強度低下を伴わずに排水機能を発揮することができ、水の蒸発後に太陽電池モジュールの光入射側の表面に残る汚れに起因する発電効率の低下の虞がない太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法、並びに、新設、既設の別なく太陽電池モジュールに枠体の強度低下を招かず排水機能を付与することができる補助部材を提供することができる。
本発明に係る太陽電池モジュールの一実施形態における段差部分を示す部分拡大断面図である。 本発明に係る太陽電池モジュールの他の実施形態における段差部分を示す部分拡大断面図である。 本発明に係る太陽電池モジュールのさらに他の実施形態における段差部分を示す部分拡大断面図である。 本発明に係る太陽電池モジュールのさらに他の実施形態における段差部分を示す部分拡大断面図である。 一般的な太陽電池モジュールの一例を示す分解斜視図である。 太陽電池モジュールの段差部分に雨水等が溜まった状態の一例を説明するための図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A線に沿う段差部分の部分拡大断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明に係る太陽電池モジュールの一実施形態における段差部分を示す部分拡大断面図である。なお、本発明に係る太陽電池モジュールは、前記背景技術の項で説明した図5に示す太陽電池モジュール100と補助部材8の有無だけが相違するものであるから、本実施形態においても図5を用いて説明する。
太陽電池モジュール100は、図5に示すように、枠体2の溝3内に太陽電池パネル4の周縁部が封止部材5を介して嵌合されたものにおいて、図1に示すように、太陽電池パネル4の表面6を伝わってくる水を表面6の外に導出する水導出面7を備えた補助部材8が、太陽電池パネル4と枠体2との間の段差部分9に配設されたものである。
枠体2は、図1に示すように、側面部材21と、側面部材21の一側縁から直角方向に延設された上面部材22と、上面部材22との間に太陽電池パネル4の厚さよりわずかに大きな一定の間隔を保ち、側面部材21から上面部材22と同一の方向に延設された背面部材23と、を備えている。これら側面部材21と上面部材22と背面部材23とで、側面部材21を底面とし上面部材22と背面部材23とを側面とした溝3が構成されている。上面部材22の先端面24は、溝3側の側面25と鋭角をなして溝3側から外側に向けて傾斜された傾斜面とされている。このようになる溝3に、後述する封止部材5を介して太陽電池パネル4の周縁部が嵌合されている。なお、枠体2の形状は図示例のものに限らず、嵌合部である溝3を有していればよく、さらに、中空部、ビス穴、突起部などが設けられていてもよい。
太陽電池パネル4は、図5に示すように、下から順に、太陽電池セル11を保護する裏面封止材12、太陽電池セル11を封止するEVA(エチレンビニルアセテート)シート13、太陽光を電力に変換する太陽電池セル11、太陽電池セル11を封止するEVAシート13、太陽電池セル11を保護するガラス10を積層し構成される。太陽電池セル11は、例えば、単結晶シリコン太陽電池や多結晶シリコン太陽電池とされるが、特定の太陽電池に限定されるものではなく、ガリウムヒ素、インジウムリン、銅インジウムセレン、銅インジウムガリウムセレン、カドミウムテルル等の化合物半導体太陽電池、アモルファスシリコン太陽電池、有機薄膜型太陽電池や有機色素増感型太陽電池などであってもよい。また、太陽電池セル11は、タンデム型やトリプル型のように複数の太陽電池を積層した構造であってもよい。さらに、太陽電池パネル4は、上記したような構成に限定されるものではなく、前述の枠体2が適用できるものであればよい。
封止部材5は、例えば、エラストマー等の弾性材からなり、機械的衝撃から太陽電池パネル4を保護する機械的緩衝材として、また枠体2から太陽電池パネル4への熱伝導を抑制する熱的緩衝材として、さらには太陽電池パネル4と枠体2との熱膨張率の相違に起因する熱応力を低減する緩衝材として機能する。なお、封止部材5は、予め太陽電池パネル4の周縁部に嵌合する形状に成形しておき、太陽電池パネル4の周縁部に嵌合により取り付けても、あるいは、可撓性を有する帯状のものとして太陽電池パネル4の周縁部に巻き付けることにより取り付けてもよい。
補助部材8は、太陽電池モジュール100における太陽電池パネル4と枠体2との間の段差部分9に配設される部材であって、太陽電池パネル4の表面6を伝わってくる水を表面6の外に導出する水導出面7を備えたものである。具体的には、補助部材8は、図1に示すように、導出部81aと脚部82aとを備えたものである。導出部81aは、水導出面7としての傾斜面71aと、枠体2の上面部材22の先端面24に当接される下面84aと、傾斜面71aと鋭角をなしガラス10の表面(太陽電池パネル4の表面6)に添接される添接面83aの3つの面で構成されている。脚部82aは、導出部81aの下面84aから添接面83aと面一に連設されている。傾斜面71aと添接面83aとのなす角度は、先端面24の延長線とガラス10とのなす角度より小さな角度とされている。これにより、太陽電池パネル4の表面6(ガラス10の表面)を伝わってくる水が外へ容易に導出される。このようになる補助部材8は、その脚部82aが太陽電池パネル4のガラス10と封止部材5との間に挿入されることにより、太陽電池モジュール100の下側の辺における段差部分9に配設されている。ここで、補助部材8は、太陽電池セル11の発電を阻害しないよう、先端縁72aが、太陽電池セル11の上方にまで及ばないように配設されている。
以上説明した太陽電池モジュール100にあっては、太陽電池パネル4の表面6を上方(図1において右斜め上)から伝わってくる水は、段差部分9において補助部材8の先端縁72aから傾斜面71a上へ伝わり、その後傾斜面71a上から枠体2の上面部材22の先端面24上へ伝わり、表面6の外へ導出される。
ところで、補助部材8の形態は上記した例に限るものではない。以下、複数の変形例について、図2から図4を参照して説明する。図2から図4は、いずれも段差部分9を示す部分拡大断面図である。
まず、図2に示す例では、補助部材8は、傾斜面71bと下面84bとの境界、つまり傾斜面71bの下端縁85bが、枠体2の上面部材22の先端縁24aと接するような形態とされている。なお、その余の構成は、図1に示したものと同様であるので、図1に示した例と同一の構成要素には図1と同一の番号(但し、アルファベット表記部分は変更)を付してその説明を省略する。
次に、図3に示す例では、補助部材8は、図1に示した太陽電池パネル4のガラス10と封止部材5との間に挿入される脚部82aに替えて、太陽電池パネル4のガラス10と枠体2との間隙に強制的に嵌入される脚部82cを備えた形態とされている。このとき、脚部82cと枠体2の上面部材22との間、または脚部82cとガラス10との間に、封止部材5が入り込んでもよい。
図4に示す例では、補助部材8は、上記した各例における脚部82a,82b,82cを設けない形態とされている。すなわち、水導出面7としての傾斜面71dと、添接面83dと、下面84dの3つ面で主要部が構成され、段差部分9への取り付けは、添接面83に接着層を設けてガラス10面に接着することで行われる。
図1から図3に示した例においても、段差部分9への取り付けに際し、添接面83a、83b、83cに接着層を設けてもよい。
以上説明した補助部材8は、セラミック、ステンレス、アルミニウム及び合成樹脂のうちのいずれか一つの材料から製作される。補助部材8がセラミック製の場合、セラミックが高い耐候性を有するため、雨水による腐食が生じにくく、ステンレス製の場合、ステンレスが防錆性を有するため、雨水による腐食が生じにくい。また、補助部材8がアルミニウム製の場合、枠体2の多くがアルミニウム製であるため、補助部材8と枠体2とに異種の金属を用いた場合に起こる異種金属間の電位差に起因する電解腐食の発生を防ぐことができる。さらに、補助部材が合成樹脂製の場合、合成樹脂が耐水性を有しかつ安価であるため、雨水による腐食の虞がないことに加え、補助部材延いては太陽電池モジュールを安価に製造することができる。合成樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(登録商標名:テフロン)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等が挙げられる。
次に、以上説明した太陽電池モジュール100の製造方法について説明すると、太陽電池パネル4の周縁部に封止部材5を取り付ける工程と、封止部材5を取り付けた太陽電池パネル4の周縁部に枠体2を嵌合させる工程と、上述した補助部材8を太陽電池パネル4と枠体2との間の段差部分9に配設する工程と、を備えている。ここで、補助部材8を段差部分9に配設する工程は、具体的には、図1及び図2に示した形態の補助部材8の場合、脚部82a,82bを、ガラス10と封止部材5との境目に強制的に挿入することで行われる。また、図3に示した形態の補助部材8の場合、前述したように、太陽電池パネル4のガラス10と枠体2との間隙に脚部82cを強制的に嵌入することで行われる。さらに、図4に示した形態の補助部材8の場合、ガラス10に添接面83dを接着することで行われる。
このような製造方法によれば、太陽電池モジュール100に、枠体2の強度を低下させることなく、排水機能を付与することができる。また、封止部材5を取り付けた太陽電池パネル4に枠体2を嵌合させた後に、補助部材8を配設するため、太陽電池モジュール100の製造の際のみならず太陽電池モジュール100の設置の際にも、補助部材8を配設することができる。さらに、既に設置された太陽電池モジュール100にも補助部材8を配設することができ、既設の太陽電池モジュールであっても排水機能を付与することができる。
本発明は、住宅用に限られず、産業用の太陽電池モジュールにおいても適用できる。
2 枠体
3 溝
4 太陽電池パネル
5 封止部材
6 表面
7 水導出面
8 補助部材
9 段差部分
100 太陽電池モジュール

Claims (10)

  1. 枠体の溝内に太陽電池パネルの周縁部が封止部材を介して嵌合された太陽電池モジュールにおいて、
    前記太陽電池パネルの表面を伝わってくる水を該表面の外に導出する水導出面を備えた補助部材が、前記太陽電池パネルと前記枠体との間の段差部分に配設されたこと
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記水導出面は、傾斜面であること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 請求項1又は2に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記補助部材は、前記太陽電池パネルと前記封止部材との間に挿入されることにより、前記段差部分に配設されたこと
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  4. 請求項1又は2に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記補助部材は、前記太陽電池パネルと前記枠体との間に挿入されることにより、前記段差部分に配設されたこと
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  5. 請求項1又は2に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記補助部材は、前記太陽電池パネルの表面に接着されることにより、前記段差部分に配設されたこと
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  6. 請求項1から5までのいずれか一つに記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記補助部材は、セラミック、ステンレス、アルミニウム及び合成樹脂のうちのいずれか一つの材料から製作されたものであること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  7. 太陽電池モジュールの製造方法であって、
    太陽電池パネルの周縁部に封止部材を取り付ける工程と、
    前記封止部材を取り付けた前記太陽電池パネルの周縁部に枠体を嵌合させる工程と、
    請求項1から6までのいずれか一つの補助部材を前記太陽電池パネルと前記枠体との間の段差部分に配設する工程と、
    を備えた太陽電池モジュールの製造方法。
  8. 枠体の溝内に太陽電池パネルの周縁部が封止部材を介して嵌合された太陽電池モジュールの前記太陽電池パネルと前記枠体との間の段差部分に配設される補助部材であって、
    前記太陽電池パネルの表面を伝わってくる水を該表面の外に導出する水導出面を備えたこと
    を特徴とする補助部材。
  9. 請求項8に記載の補助部材において、
    前記水導出面は、傾斜面であること
    を特徴とする補助部材。
  10. 請求項8又は9に記載の補助部材において、
    前記補助部材は、セラミック、ステンレス、アルミニウム及び合成樹脂のうちのいずれか一つの材料から製作されたものであること
    を特徴とする補助部材。
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