JP2013156091A - 線形弾性率の測定方法及び線形弾性率測定装置 - Google Patents

線形弾性率の測定方法及び線形弾性率測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】振動や電気ノイズなどの外乱の影響を少なくすることが可能で、かつ粘性応力によるダンピングが大きい場合でも高精度かつ安定な線形弾性体の線形弾性率を測定することが可能な線形弾性率の測定方法及び線形弾性率測定装置を提供する。
【解決手段】線形弾性率測定装置100は、線形弾性体に接触させた振動体1の変位から振動体1の振動速度dx/dtを演算し、このdx/dtに線形速度フィードバックゲインGlinを乗算してフィードバック制御信号Fsを生成し、このFsによって振動体1に対して、振動体1の振動速度に比例した力Fvを与えて、振動体1を自励振動させる。そして、振動体1の自励振動を検出時の周波数fsと振動体1の質量Mとから、線形弾性体の線形弾性率klinを演算する。
【選択図】図3

Description

本発明は、線形弾性体の弾性率を測定する技術に係り、特に、弾性力とともに粘性応力が発生する力学系において、粘性応力によるダンピングの影響を低減するのに有効な線形弾性率の測定方法及び線形弾性率測定装置に関するものである。
従来、線形弾性体の弾性率を測定する方法として、弾性体に静的なひずみを与えて応力を測定し弾性率を算出する方法や、線形弾性体に強制的に振動を与えて、共振周波数から弾性率を算出する方法が知られている。これらの測定方法については、例えば、非特許文献1に記載されている。
「IIC REVIEW/2010/4. No.43 P30-34(株式会社IHI検査計測)」
上記従来技術のうち、弾性体に静的なひずみを与えて応力を測定し弾性率を算出する方法は、振動や電気ノイズなどの外乱に影響を受けやすく、高精度かつ安定な測定を実現するのは困難であった。特に、粘弾性体には、適用が困難であった。
また、強制的に振動を与えて、共振周波数から弾性率を算出する方法は、特に、粘性応力によるダンピングが大きい場合に、共振周波数近傍のパワースペクトルが広がってピークがあいまいになったり、ピーク自体が生じなかったりして、共振周波数を精度よく決定することが困難であった。
本発明は、線形弾性体の弾性率を測定する方法における上記の問題点を解決し、振動や電気ノイズなどの外乱の影響が少なく、粘性応力によるダンピングが大きい場合でも高精度かつ安定な線形弾性率を測定することが可能な線形弾性率の測定方法及び線形弾性率測定装置を提供することを目的とする。
〔形態1〕 上記目的を達成するために、形態1の線形弾性率の測定方法は、測定対象物に接触させる振動体と、当該振動体を自励振動させるアクチュエータと、前記振動体の振動速度を検出する振動速度検出手段と、前記振動速度検出手段で検出される前記振動速度を正帰還して、
Fs=Glin・(dx/dt)
ただし、Fs:フィードバック制御信号
lin:正値である線形速度フィードバックゲイン
dx/dt:振動体の振動速度
で表されるフィードバック制御信号により前記アクチュエータをフィードバック制御するフィードバック制御手段と、を含む線形弾性率測定装置を用いた線形弾性率の測定方法であって、前記フィードバック制御における前記線形速度フィードバックゲインを変化させるステップと、前記振動体が自励振動したか否かを検出するステップと、
前記振動体が自励振動したことを検出したときの振動周波数に基づき、前記測定対象物の線形弾性率を算出するステップと、を含むことを特徴としている。
〔形態2〕 さらに、形態2の線形弾性率の測定方法は、形態1の構成に対して、前記線形弾性率を算出するステップにおいて、前記振動体の質量をM、前記振動体の振動周波数をfsとしたとき、前記測定対象物の線形弾性率klinを、
lin=ωs 2×M
ただし、ωs:2π×fs
から算出し、前記振動周波数fsとして前記振動体が自励振動したことを検出したときの振動周波数を適用することを特徴としている。
〔形態3〕 さらに、形態3の線形弾性率の測定方法は、形態1又は2の構成に対して、前記線形弾性率測定装置は、前記振動体の変位xを検出する変位検出手段を備え、前記振動体が自励振動を開始したときの初期段階における前記変位xが、前記変位検出手段の検出下限値を下回るときに、前記振動体を一定の周波数で予備振動させるステップを含むことを特徴としている。
〔形態4〕 一方、上記目的を達成するために、形態4の線形弾性率測定装置は、測定対象物に接触させる振動体と、当該振動体を自励振動させるアクチュエータと、前記振動体の振動速度を検出する振動速度検出手段と、前記振動速度検出手段で検出される前記振動速度を正帰還して、
Fs=Glin・(dx/dt)
ただし、Fs:フィードバック制御信号
lin:正値である線形速度フィードバックゲイン
dx/dt:振動体の振動速度
で表されるフィードバック制御信号により前記アクチュエータをフィードバック制御するフィードバック制御手段と、前記フィードバック制御における前記線形速度フィードバックゲインを変化させるゲイン調整手段と、前記振動体が自励振動したか否かを検出する自励発振検出手段と、前記自励振動検出手段で前記振動体が自励振動したことを検出したと判定したときの振動周波数に基づき、前記測定対象物の線形弾性率を算出する線形弾性率算出手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、振動速度検出手段によって、振動体の振動速度dx/dtが検出され、フィードバック制御手段によって、検出された振動速度dx/dtに、線形速度フィードバックゲインGlinが乗算したフィードバック制御信号Fs=Glin・(dx/dt)により、アクチュエータがフィードバック制御される。アクチュエータがフィードバック制御されると、アクチュエータによって測定対象物に接触した振動体に振動体の振動速度に比例した力が与えられる。線形速度フィードバックゲインは、ゲイン調整手段によって変化させられ、一方、自励発振検出手段によって、振動体が自励振動したか否かが検出される。そして、自励発振検出手段によって自励振動したことが検出されると、線形弾性率算出手段によって、自励振動を検出時の振動周波数に基づき、測定対象物の線形弾性率が算出される。
以上説明したように、本発明によれば、測定対象物に接触された振動体に対して当該振動体の振動速度に比例する力を与えて振動体を自励振動させ、自励振動したときの振動周波数に基づき測定対象物の線形弾性率を算出するようにした。これにより、測定対象物の粘性応力によるダンピングが大きい場合であっても、高精度かつ安定な線形弾性率を測定することが可能である。従って、本発明をレオメータなどに適用することで、粘稠な粘弾性体の弾性率を高精度に測定することが可能になる。また、例えば、内臓などの測定対象物の硬さを高精度に測定する装置を実現することも可能になる。
本発明の実施形態に係る線形弾性体と振動体とアクチュエータと変位センサとの関係を説明するための力学系の模式図である。 (a)は、従来の測定方法における粘性応力の異なる3種類の線形弾性体の周波数応答曲線の一例を示す図であり、(b)は、本発明の測定方法を用いた場合の周波数応答曲線の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る線形弾性率測定装置の一例を示す概略構成図である。 線形弾性率測定処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 測定対象物である薄膜材料に本実施形態の線形弾性率測定装置100を適用した場合の装置構成の一例を示す図である。
以下、図面に基づき、本発明に係る線形弾性率の測定方法及び線形弾性率測定装置の実施形態を説明する。図1〜図5は、本発明に係る線形弾性率の測定方法及び線形弾性率測定装置の一実施形態を示す図である。
(構成)
図1は、本発明の実施形態に係る線形弾性体と振動体とアクチュエータと変位センサとの関係を説明するための力学系の模式図である。
本実施形態の線形弾性率の測定方法は、線形弾性体に力を与えるためのアクチュエータと、変位を測定するための変位センサと、変位センサの信号を微分して力の出力に変換する変換回路と、振動周波数を測定する測定装置とを含む線形弾性率測定装置を用いる。
ここで、弾性と粘性とを併せ持つ線形弾性体は、ばねとダッシュポットをもつ力学系に置き換えることができる。このような力学系のモデルとして、ばねとダッシュポットとが直列に接続されたマクスウェルモデルと、ばねとダッシュポットとが並列に接続されたケルビン・フォークトモデルとが知られている。図1に示す例は、ケルビン・フォークトモデルを適用した例である。図1の力学モデルにおいて、測定対象物である線形弾性体は、線形弾性率klinのばねと、粘度Clinのダッシュポットとを並列接続した構成として表現される。
本実施形態では、この線形弾性体に対して、質量Mを有する振動体を介して力を与えることから、図1に示すように、線形弾性体を示すばねとダッシュポットとに、質量Mの振動体を接続した、ばね・マス(質量)・ダッシュポット系の力学モデルとして表現している。具体的に、線形弾性体に振動体を接触させ、この振動体に対してアクチュエータから力Fを加えて、振動体を変位(自励振動)させ、この振動体の変位を変位センサで検出する。例えば、振動体を介して線形弾性体にせん断方向(ずり変形方向)の力Fを加え、せん断方向の変位を検出する。
なお、ここで言う接触とは、測定対象物の物性などに応じて、例えば、測定対象物が半固体であれば振動体の一面を測定対象物に密着すること等が該当する。また、例えば、測定対象物が流体であれば例えばカンチレバー等の振動体を流体内に挿入すること等が該当する。
このような構成において、線形弾性体(厳密には振動体)に力Fを加えると、その変位は、下式(1)のような運動方程式に従う。
M(d2x/dt2)+clin(dx/dt)+klinx=F ・・・(1)
上式(1)においてMは振動体の質量、Clinは粘性項の比例係数、klinは線形弾性率、xは線形弾性体の変位(振動体の変位と同じ)である。本実施形態では、線形弾性体に、その運動速度に比例した力F(以下、Fvと称す)を与える。この場合、運動方程式は、下式(2)のようになる。
M(d2x/dt2)+clin(dx/dt)+klinx=Glin(dx/dt) ・・・(2)
ここで、上式(2)のGlinは、入力する力と、速度の比例係数であり、以下、線形速度フィードバックゲインと呼ぶ。上式(2)の右辺を左辺へ移項すると、下式(3)のようになる。
M(d2x/dt2)+(clin−Glin)(dx/dt)+klinx=0
・・・(3)
線形速度フィードバックゲインGlinが粘性項の比例定数Clinよりも大きくなると、負の粘性項が生まれ、線形弾性体に自励発振が発生する。この際の振動角周波数は、下式(4)で表せる。
ωs=(klin/M)1/2 ・・・(4)
ここで、上式(4)のωsは自励発振によって発生した振動(自励振動)の角周波数である。上式(4)から、自励発振の振動角周波数ωsを測定できれば、上式(4)を変形した下式(5)によって線形弾性率klinを算出することができる。
lin=ωs 2×M ・・・(5)
次に、図2に基づき、共振法を用いた従来の測定方法の問題点を説明する。図2(a)は、従来の測定方法における粘性応力の異なる3種類の線形弾性体の周波数応答曲線の一例を示す図であり、(b)は、本発明の測定方法を用いた場合の周波数応答曲線の一例を示す図である。図2において、縦軸は線形弾性体の振幅、横軸は線形弾性体の振動角周波数である。
従来のように、正弦波状の強制加振力F=Fosinωt(ここで、Foは加振力の振幅)を、線形弾性体に与えると、線形弾性体はx=Asin(ωt+φ)のように、正弦波状に振動する。ここで、Aは変位の振幅、φは位相である。この振幅Aは強制加振力Fの角周波数に応じて、図2(a)のように変化する。この周波数応答曲線は、粘性応力の大きさによって異なる。粘性応力が小さい場合には、Q値が大きくなり、図2(a)の曲線CL1に示すように、周波数応答曲線は鋭いピークを持つ。このピークの角周波数ωoは、近似的にωo=(klin/M)1/2で計算でき、この式から線形弾性率klinを算出できる。しかし、粘性応力が大きくなると、その大きさに応じてQ値が小さくなり、近似が成り立たなくなる。その上、図2(a)の曲線CL2に示すように、ピークがなだらかになって、ピーク位置の判別が困難になる。さらに、粘性応力がより大きくなって、Q値がより小さくなると、粘性応力が過減衰の条件を超えてしまい、図2(a)の曲線CL3に示すように、ピーク自体が存在しなくなってしまう。
一方、本発明の線形弾性率の測定方法では、線形弾性体に与える力Fを、線形弾性体の速度に比例させた力Fvとする。そのため、線形弾性体に自励発振が発生し、その角周波数は、上式(4)で示したように、ωs=(klin/M)1/2となる。これを周波数応答曲線で示すと、図2(b)に示すように、ωsのみに鋭いピークをもつ曲線となる。この曲線は粘性応力に依存しない。従って、粘性応力の大きさに影響されることなく、自励発振の角周波数ωsから、線形弾性率klinを測定することができる。
次に、図3に基づき、本実施形態に係る線形弾性率測定装置の概略構成を説明する。図3は、本実施形態に係る線形弾性率測定装置の一例を示す概略構成図である。
図3に示すように、本実施形態に係る線形弾性率測定装置100は、振動体1と、変位センサ2と、変位検出器3と、振動速度演算器4と、ゲイン調整手段5aと、増幅器5bと、アクチュエータ6と、ドライバ7と、周波数検出部8と、自励発振検出手段9と、演算器10とを含んで構成される。
振動体1は、半導体材料等から構成された質量Mを有する構造体であり、その材質や形状等は、測定対象となる線形弾性体の物性等によって異なる。また、線形弾性体の線形弾性率klinを測定時には、振動体1を線形弾性体に接触させる。線形弾性体が、例えばコーティング剤等の薄膜材料であれば、振動体1を断面矩形状の構造体(例えば、立方体)とし、その一面を薄膜上に密着させる。また、線形弾性体が流体であれば、振動体1を、例えば、カンチレバーのような片持ち梁の形状とし、その探針部分を流体内に挿入する。
変位センサ2は、振動体1の変位を検出するためのセンサであり、そのセンサ出力を変位検出器3に供給する。
変位検出器3は、変位センサ2からのセンサ出力に基づき、振動体1の変位xを検出し、検出した変位xを振動速度演算器4、周波数検出部8及び自励発振検出手段9にそれぞれ供給する。
なお、変位センサ2、又は変位センサ2及び変位検出器3の組み合わせとしては、例えば、静電容量変位センサ、エンコーダ、光学式変位計、ひずみゲージ等を用いることができる。
振動速度演算器4は、微分器を含んで構成され、変位検出器3からの変位xを微分器で微分して振動体1の振動速度dx/dtを算出し、算出したdx/dtを増幅器5bに供給する。
ゲイン調整手段5aは、増幅器5bの線形速度フィードバックゲインGlinの初期値を設定すると共に、自励発振検出手段9からの自励発振していないと検出したことを示す信号(後述)に基づき増幅器5bのゲインGlinを変化させる。具体的に、自励発振検出手段9から自励発振していないと検出したことを示す信号を受信する毎に前回のゲインを予め設定されたΔgずつ増加(又は減少)する。このゲインの調整は、自励発振検出手段9によって、振動体1の自励発振が検出されるまで繰り返し行われる。
増幅器5bは、可変増幅器を含んで構成され、ゲイン調整手段5aによって設定された線形速度フィードバックゲインGlinと、振動速度演算器4から供給される振動速度dx/dtとを乗算する。そして、増幅器5bは、算出したGlin・dx/dtをフィードバック制御信号Fsとして、ドライバ7に供給する。
アクチュエータ6は、ドライバ7から供給される駆動信号に基づき、振動体1に当該振動体1の運動速度に比例した力Fvを与えるものである。アクチュエータ6としては、例えば、ピエゾ素子、ボイスコイルモータ、静電アクチュエータなどを用いることができる。
ドライバ7は、増幅器5bから供給されるフィードバック制御信号Fsに基づき、アクチュエータ6を、振動体1の運動速度に比例した力Fvを振動体1に与えるように駆動する駆動信号を生成し、生成した駆動信号をアクチュエータ6に供給する。例えば、フィードバック制御信号Fsを増幅してなる駆動信号をアクチュエータ6に供給する。
周波数検出部8は、変位検出器3から供給される振動体1の変位xに基づき、変位xからなる振動波形の周波数を検出する。そして、周波数検出部8は、検出した周波数fsを演算器10に供給する。
なお、周波数検出部8として、例えば、周波数カウンタ、FFTアナライザ、スペクトラムアナライザ等を用いることができる。
自励発振検出手段9は、振動変位x(又は振動速度dx/dt、又は振動振幅の周波数スペクトル)に基づき、振動体1が自励発振しているか否かを検出する。自励発振検出手段9は、自励発振していると検出したときに、検出したことを示す信号を、ゲイン調整手段5a及び演算器10にそれぞれ供給する。
一方、自励発振検出手段9は、自励発振していないと検出したときに、検出したことを示す信号を、ゲイン調整手段5aに供給する。
演算器10は、自励発振を検出したことを示す信号に応じて、自励発振検出時の周波数fs(以下、発振周波数fsと称す)と、予め設定された振動体1の質量Mとに基づき、上式(5)に従って、測定対象物の線形弾性率klinを演算する。具体的に、発振周波数fsに2πを乗算して発振角周波数ωsを演算する。さらに、発振角周波数ωsを2乗してωs 2を演算し、ωs 2に質量Mを乗算して、線形弾性率klinを演算する。
なお、演算器10において、線形弾性率klinを演算する際に、ゲイン調整手段5aで、自励発振を検出時の線形速度フィードバックゲインGlinを、Glin+Δg2(Δg2は、予め設定した増加量)に調整する。さらに、増幅器5bからドライバ7に供給するフィードバック制御信号Fsを、(Glin+Δg2)・dx/dtに維持する。そして、周波数検出部8において、このときの振動変位xからなる振動波形の周波数fsを求め、演算器10において、このfsを用いて線形弾性率klinを演算するように構成してもよい。
また、本実施形態の線形弾性率測定装置100は、図示しないが、上記各機能をソフトウェア上で実現するため、または、各機能を実現するためのハードウェアを制御するためのコンピュータシステムを備えている。
具体的に、各種制御や演算処理を担うCPU(Central Processing Unit)と、ワークメモリの役割を担うRAM(Random Access Memory)と、上記各機能を実現するための専用のプログラムやプログラムの実行に必要なデータ等を記憶するROM(Read Only Memory)と、各構成要素にデータを伝送するためのデータ伝送用バスとを備えている。
(線形弾性率測定処理)
次に、図4に基づき、線形弾性率測定装置100において実行される線形弾性率測定処理の処理手順を説明する。図4は、線形弾性率測定処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、ステップS100に移行し、ゲイン調整手段5aにおいて、増幅器5bの線形速度フィードバックゲインGlinを初期値に設定する。その後、ステップS102に移行する。この初期値は、例えば、零など、任意に設定することができる。
ステップS102では、自励発振検出手段9において、振動体1が振動(自励発振)したか否かを判定し、振動したと判定した場合(Yes)は、振動を検出したことを示す信号を演算器10に供給して、ステップS104に移行する。一方、振動していないと判定した場合(No)は、振動をしていないと検出したことを示す信号をゲイン調整手段5aに供給して、ステップS108に移行する。
ここで、振動体1が振動したか否かの判断は、例えば、振動変位x或いは振動速度dx/dtが予め設定したしきい値以上変化したときに、振動体1が振動したと判断するようにすればよい。また、これに限らず振動変位xからなる振動変位データに対しFFT(高速フーリエ変換)処理を行うこと等により、振動体1の振動振幅の周波数スペクトルを求め、単一発振周波数のスペクトルが発生したときに、振動体1が振動したと判断するようにしてもよい。
ステップS104に移行した場合は、演算器10において、自励発振検出手段9からの振動を検出したことを示す信号に応じて、周波数検出部8から発振周波数fsを獲得し、ステップS106に移行する。
ステップS106では、演算器10において、ステップS104で獲得した発振周波数fsから発振角周波数ωsを演算し、この発振角周波数ωsを2乗してωs 2を演算する。さらに、このωs 2に振動体1の質量Mを乗算して、線形弾性率klinを演算し、一連の処理を終了する。
一方、ステップS102において、振動(自励発振)が検出されずに、ステップS108に移行した場合は、ゲイン調整手段5aにおいて、自励発振検出手段9からの振動していないと検出したことを示す信号に応じて、増幅器5bに設定された現在の線形速度フィードバックゲインGlinを予め設定されたΔgだけ増加させる。その後、ステップS102に移行する。なお、線形速度フィードバックゲインGlinは連続的に変化させてもよいし予め設定した変化量毎に変化させてもよい。
つまり、上記ステップS102で振動体1が振動したと判断されるまでの間、ステップS102及びステップS108の処理を繰り返し行って線形速度フィードバックゲインGlinを増加させ、振動体1が振動したときにステップS102からステップS104に移行する。そして、この時点における振動体1の振動周波数を発振周波数fsとして獲得する。
なお、「Δg」は、線形速度フィードバックゲインGlinを「Glin+Δg」に維持したときに、振動体1の振動変位xから発振周波数fsを検出することのできる程度の比較的小さい値に設定する。「Δg」が大きくなると線形速度フィードバックゲインGlinが大きくなり、振動体1の振動振幅が大きくなる。その結果、振動体1の発振周波数fsが線形の固有振動数からずれてしまい、振動振幅のわずかな変化に依存して発振周波数fsが変動しやすくなる。これはすなわち、上式(5)中のωsの検出誤差が大きくなることになり、線形弾性率klinの算出精度が低下することになる。したがって、「Δg」は、できるだけ小さな値が好ましい。
(動作)
次に、図5に基づき、本実施形態の線形弾性率測定装置100の動作を説明する。
図5は、測定対象物である薄膜材料に本実施形態の線形弾性率の測定方法を適用した場合の線形弾性率測定装置100の装置構成の一例を示す図である。
図5(a)に示すように、測定対象物である線形弾性体は、固定された基板上に接着された薄膜材料であり、これに質量Mの振動体1が密着されている。振動体1は、針のような棒状体1aの一端に質量Mの立方体形状の構造物1bが設けられた構成となっており、この構造物1bの下端面が薄膜材料と密着した状態となっている。図5の例では、振動体1を自励振動させるアクチュエータ6として、ボイスコイルモータを採用し、ボイスコイルモータによって、薄膜材料がずり変形する方向に、力Fvを加えることができるように構成されている。
例えば、図5(a)に示す方向に力Fvを与えた場合は、この力Fvによる振動体1の変位によって、薄膜材料に、図5(b)に示す変位方向のずり変形が生じる。
なお、アクチュエータ6としてボイスコイルモータを用いることで、振動体1に対して、非接触で力Fvを与えることが可能である。振動体1の変位xは静電容量変位計(変位センサ2及び変位検出器3に対応)を用いて検出する。検出された変位信号(変位x)は、静電容量変位計に接続された振動速度演算器4に入力され、そこで振動体1の振動速度dx/dtが演算される。演算されたdx/dtは、増幅器5bに入力され、そこで、振動速度dx/dtに線形速度フィードバックゲインGlinを乗算して、算出したGlin・dx/dtをフィードバック制御信号Fsとして、ボイスコイルモータの制御回路(ドライバ7に対応)に供給する。また、静電容量変位計からの変位信号は、静電容量変位計と接続された周波数カウンタ(周波数検出部8に対応)へ入力され、振動体1の振動周波数fsが検出される。
以下、図5(a)に示す装置構成の線形弾性率測定装置100の動作を説明する。
まず、測定を行う前に、振動体1の質量Mを精密に測定し、測定した質量Mをメモリ(RAM等)に記憶する。質量Mは、棒状体1aの一端に設けられた構造物1bの質量が、棒状体1aの質量に比して十分大きい場合、棒状体1aの質量を無視してもよい。但し、棒状体1aの質量も考慮することで、より正確な線形弾性率の測定が可能となる。メモリに記憶した質量Mは、自励発振の検出時に演算器10において用いられる。
次に、ゲイン調整手段5aによって、増幅器5bの線形速度フィードバックゲインGlinを初期値(小さな値)に設定し(ステップS100)、各構成機器の電源スイッチを入れる。これにより、測定が開始される。
ここで、測定開始の初期段階においては、振動体1が変位していないため、静電容量変位計で検出される変位xは「0」となり、振動速度dx/dtも「0」となる。ところが、実際は周囲環境の雑音等が影響して、変位xは「0」とならず、何らかの値を有する。従って、静電容量変位計ではこの変位xが検出され、振動速度演算器4では、この変位xから、振動速度dx/dtが演算される。この振動速度dx/dtは、増幅器5bに供給され、設定された線形速度フィードバックゲインGlinとdx/dtとが乗算されて、その乗算結果であるGlin・dx/dtがフィードバック制御信号Fsとしてボイスコイルモータの制御回路に入力される。
なお、自励発振の初期段階において、振動体1の変位が、周囲環境の雑音等だけでは静電容量変位計の検出下限を下回る場合は、予備的に、任意の周波数の振動を与える。つまり、振動体1を任意の一定周波数で振動させておく。
制御回路は、増幅器5bから受信したGlin・dx/dtに基づき、振動体1の振動速度dx/dtに比例した力Fvを振動体1に与えるためのボイスコイルモータの駆動信号を生成し、生成した駆動信号をボイスコイルモータに供給する。ボイスコイルモータは、この駆動信号に応じて駆動し、振動体1に力Fvを与える。このようにして、フィードバックループが形成されると共に、ボイスコイルモータに、振動体1の振動速度に比例した力Fvが与えられる。一方、静電容量変位計からの変位信号は随時周波数カウンタに供給され振動体1の振動周波数が検出される。
また、自励発振検出手段9では、静電容量変位計から供給される変位信号に基づき、振動体1の振動変位xと予め設定されたしきい値とを比較し、この比較結果に基づき、振動体1が振動したか否かを判定する(ステップS102)。これにより、変位xがしきい値未満であり、振動体1が振動していないと判定された場合(ステップS102のNo)、ゲイン調整手段5aに振動していないと検出したことを示す信号を入力する。これにより、ゲイン調整手段5aは、増幅器5bの線形速度フィードバックゲインGlinをΔgだけ増加する(ステップS108)。この増加処理は、振動してないと検出したことを示す信号が受信される毎に実行される。
このようにして、線形速度フィードバックゲインGlinを徐々に大きくしていくと、やがて、線形速度フィードバックゲインGlinが、上式(3)で示した粘性項の比例定数Clinを超え、自励発振が発生する。つまり、自励発振検出手段9において、変位xがしきい値以上となり、振動体1が自励振動したと判定される(ステップS102のYes)。そして、自励振動したと検出したことを示す信号が演算器10に入力される。
演算器10では、自励振動したと検出したことを示す信号の受信に応じて、周波数カウンタから発振周波数fsを獲得し(ステップS104)、獲得した発振周波数fsと、メモリに記憶された質量Mとから、上式(5)に従って、薄膜材料の線形弾性率klinを演算する(ステップS106)。具体的に、自励発振時の周波数カウンタの測定値fsに2πをかけて、その二乗に質量Mを乗算して、薄膜材料の線形弾性率klinを求める。
以上説明したように、本実施形態における線形弾性率の測定方法及び線形弾性率測定装置100であれば、線形弾性体に質量Mの振動体1を接触させた状態で、振動体1に当該振動体1の振動速度に比例した力Fvを与えることで、振動体1を自励振動させることが可能である。さらに、振動体1が自励振動したときの周波数fsと、振動体1の質量Mとに基づき、上式(5)に従って、線形弾性体の線形弾性率klinを演算することが可能である。
これにより、測定対象物の粘性応力によるダンピングが大きい場合であっても、高精度かつ安定な線形弾性率を測定することが可能である。従って、本発明をレオメータなどに適用することで、粘稠な粘弾性体の弾性率を高精度に測定することが可能になる。また、例えば、内臓などの測定対象物の硬さを高精度に測定する装置を実現することも可能になる。
また、自励振動の初期段階において、振動体1の変位xが、変位センサの検出下限を下回るようなときに、振動体1に予備振動を与えることができるので、変位が検出されずに測定が行えなくなるような状況の発生を防ぐことが可能になる。
ここで、上記実施形態において、増幅器5b及びドライバ7が、フィードバック制御手段を構成し、振動速度演算器4が、振動速度検出手段を構成し、演算器10が、線形弾性率算出手段を構成する。
また、上記実施形態において、ステップS102が、振動体が自励振動したか否かを検出するステップに対応し、ステップS108が、線形速度フィードバックゲインを変化させるステップに対応する。
また、上記実施形態において、ステップS104〜S106が、線形弾性率を算出するステップに対応する。
(変形例)
上記実施形態において、測定対象物である線形弾性体に対してずり変形する方向の力を与える構成を例に挙げて説明したが、この構成に限らない。
例えば、線形弾性体に対して、引っ張り方向、圧縮方向等の他の方向に変形する力を与える構成としてもよい。
また、上記実施形態において、線形弾性体として薄膜状の固体材料に適用した例を説明したが、固体材料に限らず、例えば、流体等の他の線形弾性体に適用することも可能である。
また、上記実施形態では、ゲイン調整手段を設けて、線形速度フィードバックゲインGlinを自動で変化させる構成としたが、この構成に限らず、手動で線形速度フィードバックゲインGlinを変化させる構成としてもよい。
また、上記実施形態は、本発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、上記の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。また、上記の説明で用いる図面は、図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺は実際のものとは異なる模式図である。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
本発明は、粘性応力によるダンピングが大きい場合であっても、高精度かつ安定な線形弾性率測定を実現する。この技術は、レオメータに応用されることで、粘弾性体の高精度な弾性率測定が可能になり、プラスチック製品、食品、医薬品などの研究開発に役立つ。また、内臓などの硬さを高精度に測定する装置を実現することも可能になる。
100…線形弾性率測定装置、1…振動体、2…変位センサ、3…変位検出器、4…振動速度演算器、5a…ゲイン調整手段、5b…増幅器、6…アクチュエータ、7…ドライバ、8…周波数検出部、9…自励発振検出手段、10…演算器

Claims (4)

  1. 測定対象物に接触させる振動体と、
    当該振動体を自励振動させるアクチュエータと、
    前記振動体の振動速度を検出する振動速度検出手段と、
    前記振動速度検出手段で検出される前記振動速度を正帰還して、
    Fs=Glin・(dx/dt)
    ただし、Fs:フィードバック制御信号
    lin:正値である線形速度フィードバックゲイン
    x:振動体の変位
    dx/dt:振動体の振動速度
    で表されるフィードバック制御信号により前記アクチュエータをフィードバック制御するフィードバック制御手段と、を含む線形弾性率測定装置を用いた線形弾性率の測定方法であって、
    前記フィードバック制御における前記線形速度フィードバックゲインを変化させるステップと、
    前記振動体が自励振動したか否かを検出するステップと、
    前記振動体が自励振動したことを検出したときの振動周波数に基づき、前記測定対象物の線形弾性率を算出するステップと、を含むことを特徴とする線形弾性率の測定方法。
  2. 前記線形弾性率を算出するステップにおいて、
    前記振動体の質量をM、前記振動体の振動周波数をfsとしたとき、前記測定対象物の線形弾性率klinを、
    lin=ωs 2×M
    ただし、ωs:2π×fs
    から算出し、
    前記振動周波数fsとして前記振動体が自励振動したことを検出したときの振動周波数を適用することを特徴とする請求項1に記載の線形弾性率の測定方法。
  3. 前記線形弾性率測定装置は、前記振動体の変位xを検出する変位検出手段を備え、
    前記振動体が自励振動を開始したときの初期段階における前記変位xが、前記変位検出手段の検出下限値を下回るときに、前記振動体を一定の周波数で予備振動させるステップを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の線形弾性率の測定方法。
  4. 測定対象物に接触させる振動体と、
    当該振動体を自励振動させるアクチュエータと、
    前記振動体の振動速度を検出する振動速度検出手段と、
    前記振動速度検出手段で検出される前記振動速度を正帰還して、
    Fs=Glin・(dx/dt)
    ただし、Fs:フィードバック制御信号
    lin:正値である線形速度フィードバックゲイン
    dx/dt:振動体の振動速度
    で表されるフィードバック制御信号により前記アクチュエータをフィードバック制御するフィードバック制御手段と、
    前記フィードバック制御における前記線形速度フィードバックゲインを変化させるゲイン調整手段と、
    前記振動体が自励振動したか否かを検出する自励発振検出手段と、
    前記自励振動検出手段で前記振動体が自励振動したことを検出したと判定したときの振動周波数に基づき、前記測定対象物の線形弾性率を算出する線形弾性率算出手段と、を備えることを特徴とする線形弾性率測定装置。
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