JP2013155924A - 空気調和機 - Google Patents

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【課題】更なる省エネ運転を図ることが可能な空気調和機を得る。
【解決手段】撮像装置2と、撮像装置2で撮像された画像情報に基づいて人の位置および大きさを検知する人検知部4と、人検知部4で検知された人の大きさに対応した画像の所定範囲を、この画像から人の顔画像を検出する顔認識処理の対象画像として限定して抽出する顔認識範囲限定部5と、顔認識範囲限定部5で限定された画像情報5aに基づいて顔認識処理を行う顔認識部6と、顔認識部6における処理結果6aに基づいて空調対象とする室内空間の空調制御を行う空調制御部7と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラなどの撮像装置で撮像された画像情報に基づき室内環境を認識し、その室内環境に応じて最適な空調制御をする空気調和機に関するものである。
近年、カメラなどの撮像装置によって撮像された画像の方向に適温の風を送り省エネでムラのない空調制御を行う空気調和機が注目されており、例えば、下記特許文献1に示される従来技術では、カメラと赤外線センサとを用いて人の位置や顔を認識すると共に赤外センサで顔の表面より放射される赤外線を検出し、その赤外放射量から顔の表面温度を測定して、その測定温度で居住者の快適度を判定することによって、自動制御による快適な空調を実現している。
特公平07−101120号公報(図2)
しかしながら、上記特許文献1に代表される従来技術では、人の顔を認識するために人が存在するエリア内全域を2つのセンサをスキャンするという処理が行われているため、スキャンエリアが広く人の顔を認識するまでに要する時間が長くなり、人の顔を認識するまでの時間を短縮してムラのない空調制御を行うことで、空気調和機の更なる省エネ運転を実現したいというニーズに対応することができないという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、更なる省エネ運転を図ることが可能な空気調和機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、撮像装置と、前記撮像装置で撮像された画像情報に基づいて人の位置および大きさを検知する人検知部と、前記人検知部で検知された人の大きさに対応した画像の所定範囲を、この画像から人の顔画像を検出する顔認識処理の対象画像として限定して抽出する第1の顔認識範囲限定部と、前記第1の顔認識範囲限定部で限定された画像情報に基づいて前記顔認識処理を行う顔認識部と、前記顔認識部における処理結果に基づいて空調対象とする室内空間の空調制御を行う空調制御部と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、撮像装置によって撮像された画像の中から顔認識を実施する範囲を限定してから顔認識を実施するようにしたので、人の顔を認識するまでの時間が短縮され更なる省エネ運転を図ることができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和機の構成図である。 図2は、図1に示される空気調和機の動作を説明するためのフローチャートである。 図3は、本発明の実施の形態2にかかる空気調和機の構成図である。 図4は、図3に示される空気調和機の動作を説明するためのフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態3にかかる空気調和機の構成図である。 図6は、図5に示される空気調和機の動作を説明するためのフローチャートである。 図7は、本発明の実施の形態4にかかる空気調和機の構成図である。 図8は、図7に示される撮像装置の撮像特性を説明するための図である。
以下に、本発明にかかる空気調和機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和機の構成図であり、図2は、図1に示される空気調和機の動作を説明するためのフローチャートである。図1には空気調和機本体の一例として、室内を見渡せる位置(例えば室内機1の前面中央)に設けられCMOSカメラやCCDカメラなどの撮像装置2と、本発明の特徴である顔認識範囲限定部5などの機能が集約して実装された制御基板8とが搭載された室内機1が示されている。
制御基板8は、主たる構成として、撮像装置2で撮像された画像情報2aを取り込む画像入力部3と、画像入力部3で取り込まれた画像情報2aに基づいて人の位置や大きさを検知する人検知部4と、顔認識範囲限定部5と、顔認識範囲限定部5で限定された画像情報5aに基づいて顔認識処理を行う顔認識部6と、顔認識部6からの処理結果6aに基づいて空調制御を行う空調制御部7とを有して構成されている。
以下、図2を用いて動作を説明する。撮像装置2で撮像された画像情報2aが画像入力部3に取り込まれたとき(ステップS11)。人検知部4では、画像入力部3に取り込まれた画像情報2aに基づいて物体の位置や大きさが検知される(ステップS12)。人検知部4は、例えば空気調和機の空調対象となる室内空間を複数の区画に区分して認識しており、この室内空間の区画と画像入力部3からの画像情報2aとに基づいて室内空間に存在する物体を検知する。人検知部4には、例えば、床、壁、窓、テーブル、椅子、ソファ、テレビなどの人以外の物体に関する認識コードが設定されており、人検知部4ではこのコードを用いて人であるか否かの判定が行われる(ステップS13)。人であると判定された場合(ステップS13,Yes)、人検知部4では、例えば人が存在する位置における区画の数に応じて人の大きさを確定する(ステップS14)。
人検知部4において、例えば縦長の物体が人であると検知された場合、顔認識範囲限定部5は、室内空間に人が立っていると判断し、人検知部4で検知された人の大きさに対応した画像の中から上半身部分に相当する範囲(所定の範囲)を限定し、この限定された部分を顔認識部6で行われる顔認識処理(撮影された画像に対して顔画像を検出する処理)の対象となる画像として出力する。
顔認識部6では、顔認識範囲限定部5からの画像情報5aに基づいて顔認識処理が行われる(ステップS16)。例えば、室内空間の所定の場所に人が立ち室内機1側に顔を向けた場合、様々な大きさのテンプレートを用いて、顔認識範囲限定部5で限定された画像(上記の例では上半身部分)に対してパターンマッチングが行われて顔の画像が検出される。
顔の画像が検出された場合(ステップS16,Yes)、空調制御部7では、顔認識部6からの処理結果6aに基づいて空調対象とする室内空間の空調制御(風向、風量、吹き出し風の温度等の調整)が行われ、例えば、顔認識部6で検知された人に向けて冷風を当てるような制御が行われる(ステップS7)。なお、人検知部4において人であると判定されなかった場合(ステップS13,No)、または顔認識部6において顔の画像が検出されなかった場合(ステップS16,No)、人検知部4におけるステップS4の処理が実行される。
なお、実施の形態1では、顔認識範囲限定部5などを制御基板8に実装した例が示されているが、制御基板8に集約される機能をマイクロコンピュータで実現することも可能である。
以上に説明したように、実施の形態1にかかる空気調和機は、撮像装置2と、撮像装置2で撮像された画像情報2aに基づいて人の位置および大きさを検知する人検知部4と、人検知部4で検知された人の大きさに対応した画像の所定範囲を、この画像から人の顔画像を検出する顔認識処理の対象画像として限定して抽出する第1の顔認識範囲限定部(顔認識範囲限定部5)と、顔認識範囲限定部5で所定範囲に限定された画像情報5aに基づいて顔認識処理を行う顔認識部6と、顔認識部6における処理結果6aに基づいて空調対象とする室内空間の空調制御を行う空調制御部7とを備えるようにしたので、画像入力部3に入力された画像情報2aの全体範囲に顔認識処理を実施する場合に比べて、人の顔を認識するまでに要する時間を短縮することが可能である。従って、人検知部4で人が検知されてから、検知された人に対する適切な空調制御を行うまでの時間が短縮され、その結果、ムラのない空調制御を行うことで、空気調和機の更なる省エネ運転を実現可能である。
実施の形態2.
実施の形態1の空気調和機は、人検知部4からの人検知情報4aに基づいて顔認識を実施する範囲を限定することによって人の顔を認識するまでの時間を短縮するように構成されているが、実施の形態2の空気調和機は、人の顔を認識するまでの時間をより短縮することができるように構成されている。以下、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
図3は、本発明の実施の形態2にかかる空気調和機の構成図であり、図4は、図3に示される空気調和機の動作を説明するためのフローチャートである。図3に示される制御基板81は、主たる構成として、画像入力部3、人検知部4、顔認識範囲限定部5、顔サイズ限定部9、顔認識部6、および空調制御部7を有して構成されている。実施の形態1の制御基板8との相違点は、顔サイズ限定部9が追加されている点である。
実施の形態1の空気調和機は、人検知部4で検知された人の大きさに対応した画像の所定範囲(例えば上半身部分)を、顔認識部6における顔認識処理の対象画像として限定して抽出する顔認識範囲限定部5を備えているが、実施の形態2の空気調和機は、顔認識範囲限定部5で限定された画像情報5aと人検知部4で検知された人の大きさに関する情報(人検知情報4a)とに基づいて、顔認識範囲限定部5で限定された画像の中から、人の大きさ(人検知情報4a)より推定される顔サイズに対応した画像の範囲を、新たな顔認識処理の対象画像として限定して抽出する顔サイズ限定部9を備えている。
以下、図3を用いて動作を説明する。撮像装置2で撮像された画像情報2aが画像入力部3に取り込まれる(ステップS21)。人検知部4では、画像入力部3で取り込まれた画像情報2aに基づいて物体の位置や大きさが検知され(ステップS22)、検知された物体が人であると判定された場合(ステップS23,Yes)、人の大きさが確定される(ステップS24)。顔認識範囲限定部5では、人検知部4で検知された人に対応した画像の中から所定の範囲が限定される(ステップS25)。
顔サイズ限定部9は、顔認識範囲限定部5で限定された画像の中から顔サイズに対応する範囲を新たな顔認識範囲として限定する(ステップS26)。顔認識部6では、顔サイズ限定部9からの画像情報9aに基づいて顔認識処理が行われ、顔の画像が検出された場合(ステップS27,Yes)、空調制御部7では、顔認識部6からの処理結果6aに基づいて空調対象とする室内空間の空調制御が行われる(ステップS28)。なお、人検知部4において人であると判定されなかった場合(ステップS23,No)、または顔認識部6において顔の画像が検出されなかった場合(ステップS27,No)、人検知部4におけるステップS4の処理が実行される。
以上に説明したように、実施の形態1にかかる空気調和機は、顔認識範囲限定部5で限定された画像情報5aと人検知部4で検知された人の大きさに関する情報(人検知情報4a)とに基づいて、顔認識範囲限定部5で限定された画像の中から、人の大きさより推定される顔サイズに対応した画像の範囲を、新たな顔認識処理の対象画像として限定して抽出する第2の顔認識範囲限定部(顔サイズ限定部9)を備えるようにしたので、顔認識部6における顔認識処理の範囲が実施の形態1よりも限定されるため、実施の形態1に比べて、画像入力部3に画像情報2aが入力されてから顔認識部6で顔認識が完了するまでの時間をより一層短縮することが可能である。従って、人検知部4で人が検知されてから、検知された人に対する適切な空調制御を行うまでの時間をより短縮することが可能である。
実施の形態3.
実施の形態3の空気調和機は、顔認識部6で顔認識を実施した曜日・時刻を所定の記録部に記録し、この顔認識を実施した曜日・時刻よりも後の曜日・時刻に画像情報2aが画像入力部3に入力されたとき、この画像情報2aの入力された曜日・時刻が、記録部に記録された曜日・時刻と一致する場合のみ、顔認識を実施するように構成されている。以下、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
図5は、本発明の実施の形態3にかかる空気調和機の構成図であり、図6は、図5に示される空気調和機の動作を説明するためのフローチャートである。図5に示される制御基板82は、主たる構成として、画像入力部3、顔認識実施判定部11、人検知部4、顔認識範囲限定部5、顔認識部6、顔認識実施曜日・時刻記録部13、空調制御部7、および曜日・時刻取得部12を有して構成されている。実施の形態1の制御基板8との相違点は、顔認識実施判定部11、顔認識実施曜日・時刻記録部13、曜日・時刻取得部12が追加されている点である。
以下、図5を用いて動作を説明する。撮像装置2で撮像された画像情報2aが画像入力部3に取り込まれる(ステップS31)。このとき、曜日・時刻取得部12では、画像情報2aの入力された曜日・時刻が取得され(ステップS32)、顔認識実施判定部11では、例えば画像情報2aの入力された曜日・時刻が顔認識実施曜日・時刻記録部13に記録された曜日・時刻と一致するか否かを基準にして、顔認識部6で顔認識処理を実施させるか否かを判定する(ステップS33)。
顔認識処理を実施すると判断された場合(ステップS33,Yes)、人検知部4では、画像入力部3で取り込まれた画像情報2aに基づいて物体の位置や大きさが検知され(ステップS34)、さらに検知された物体が人であると判定された場合(ステップS35,Yes)、人の大きさが確定される(ステップS36)。顔認識範囲限定部5では、人検知部4で検出された人の大きさに対応した画像の中から顔認識範囲が限定される(ステップS37)。
顔認識部6では、顔認識範囲限定部5からの画像情報5aに基づいて顔認識処理が行われ、顔の画像が検出された場合(ステップS38,Yes)、顔認識実施曜日・時刻記録部13には、顔認識部6からの時刻情報6bが取り込まれ、顔認識処理が実施された曜日・時刻が記録される(ステップS39)。一方、空調制御部7では、顔認識部6からの処理結果6aに基づいて空調対象とする室内空間の空調制御が行われる(ステップS310)。
なお、顔認識実施判定部11では、例えば、画像情報2aの入力された曜日・時刻が顔認識実施曜日・時刻記録部13に記録された曜日・時刻と一致しないとき、顔認識処理を実施しないと判断される(ステップS33,No)。この場合、顔認識部6における顔認識処理は実行されず、曜日・時刻取得部12における曜日および時刻の取得動作が実行される。また、人検知部4において人であると判定されなかった場合(ステップS35,No)、または顔認識部6において顔の画像が検出されなかった場合(ステップS38,No)にも、曜日・時刻取得部12における曜日および時刻の取得動作が実行される。
なお、実施の形態3の空気調和機は、顔認識範囲限定部5の顔認識範囲限定処理の後に顔認識部6による顔認識処理が行われるように構成されているが、これに限定されるものではなく、顔認識範囲限定部5による処理の後に実施の形態2の顔サイズ限定部9による処理をして、その後に顔認識部6による顔認識処理を実施するように構成してもよい。
以上に説明したように、実施の形態3にかかる空気調和機は、顔認識部6で顔認識処理が実施された曜日および時刻を記録する記録部(顔認識実施曜日・時刻記録部13)と、撮像装置2で撮像された画像情報2aの入力された曜日および時刻が、顔認識実施曜日・時刻記録部13に記録された曜日および日時と一致するか否かを基準にして、顔認識部6で顔認識処理を実施させるか否かを判定する顔認識実施判定部11とを備えるようにしたので、例えば、顔認識実施曜日・時刻記録部13には予め顔認識処理の実施された複数の曜日・時刻が記録されている場合、撮像装置2で撮像された画像情報2aの入力された曜日および時刻が、顔認識実施曜日・時刻記録部13に記録された曜日および日時と一致しないとき、顔認識実施判定部11では、顔認識部6で顔認識処理を実施させる必要がないとみなされ、顔認識部6における顔認識処理の実行が抑制される。従って、空調制御の頻度が軽減され、空気調和機の消費電力を抑制することが可能である。
実施の形態4.
図7は、本発明の実施の形態4にかかる空気調和機の構成図であり、図8は、図7に示される撮像装置21の撮像特性を説明するための図である。以下、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
図7に示される制御基板83は、主たる構成として、撮像装置21で撮像された画像情報21aを取り込む画像入力部3、人検知部4、人検知部4により得られた人検知情報4aに基づいて顔認識を実施するか否かを判定する画像範囲判定部14、顔認識範囲限定部5、顔認識部6、および空調制御部7を有して構成されている。実施の形態1の制御基板8との相違点は、画像範囲判定部14が追加されている点である。
図8に示される撮像装置21の撮像特性に関して説明すると、Aで示される部分は例えば撮像装置21のレンズ中心点)である。Bで示されるエリアは画像が鮮明に写るエリアであり、例えば撮像装置21のレンズの中心側である。Cで示されるエリアは、画像が写るもののBエリアで撮像された画像よりも鮮明に写らないエリアであり、例えば撮像装置21のレンズの外周縁側である。Dで示されるエリアは画像が写らないエリアであり、例えば室内機1の筐体前面に配設された意匠面に形成された開口部の外縁部である。
以下、動作を説明する。撮像装置21で撮像された画像情報21aが画像入力部3に取り込まれ、人検知部4では、画像入力部3で取り込まれた画像情報21aに基づいて物体の位置や大きさが検知され、検知された物体が人であると判定された場合、人の位置および大きさが確定される。
画像範囲判定部14は、撮像装置21の撮像特性と人検知部4からの人の位置に関する情報(人検知情報4a)とに基づいて、顔認識部6に顔認識処理を実施させるか否かが判定される。画像範囲判定部14は、例えば、人検知部4で確定された人の位置が、顔認識が可能なエリア(B)である場合、顔認識部6で顔認識処理を実施させると判定し、人検知部4で確定された人の位置が、顔認識部6による顔認識が不可能なエリア(D)、あるいは顔認識部6による顔認識ができない蓋然性が高いエリア(C)の場合、顔認識部6による顔認識処理を実施させないと判定する。
画像範囲判定部14において顔認識処理をさせると判定された場合、顔認識範囲限定部5では、人検知部4で検知された人の大きさに対応した画像の中から所定の範囲が限定され、顔認識部6では、顔認識範囲限定部5からの画像情報5aに基づいて顔認識処理が行われる。そして、空調制御部7では、顔認識部6からの処理結果6aに基づいて空調対象とする室内空間の空調制御が行われる。
なお、実施の形態4の空気調和機は、顔認識範囲限定部5の処理の後に顔認識部6による顔認識処理が行われるように構成されているが、これに限定されるものではなく、顔認識範囲限定部5による処理の後に実施の形態2の顔サイズ限定部9による処理をして、その後に顔認識部6による顔認識処理を実施するように構成してもよい。また、実施の形態3の顔認識実施判定部11による処理が行われた後に、人検知部4による処理を行うと共に、実施の形態3の顔認識実施曜日・時刻記録部13による記録処理を行うように構成してもよい。
以上に説明したように、実施の形態4にかかる空気調和機は、撮像装置2の撮像特性と人検知部4で検知された人の位置に関する情報(人検知情報4a)とに基づいて、顔認識部6に顔認識を実施させるか否かを判定する画像範囲判定部14を備えるようにしたので、顔認識部6における顔認識処理の範囲が実施の形態1〜3よりも限定されるため、画像入力部3に画像情報2aが入力されてから顔認識部6で顔認識が完了するまでの時間をより一層短縮することが可能である。
なお、本発明の実施の形態にかかる空気調和機は、本発明の内容の一例を示すものであり、更なる別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略するなど、変更して構成することも可能であることは無論である。
以上のように、本発明は、空気調和機に適用可能であり、特に、更なる省エネ運転を図ることができる発明として有用である。
1 室内機
2、21 撮像装置
2a、5a、9a、21a 画像情報
3 画像入力部
4 人検知部
4a 人検知情報
5 顔認識範囲限定部(第1の顔認識範囲限定部)
6 顔認識部
6a 処理結果
6b 時刻情報
7 空調制御部
8、81、82、83 制御基板
9 顔サイズ限定部(第2の顔認識範囲限定部)
11 顔認識実施判定部
12 曜日・時刻取得部
13 顔認識実施曜日・時刻記録部(記録部)
14 画像範囲判定部

Claims (4)

  1. 撮像装置と、
    前記撮像装置で撮像された画像情報に基づいて人の位置および大きさを検知する人検知部と、
    前記人検知部で検知された人の大きさに対応した画像の所定範囲を、この画像から人の顔画像を検出する顔認識処理の対象画像として限定して抽出する第1の顔認識範囲限定部と、
    前記第1の顔認識範囲限定部で限定された画像情報に基づいて前記顔認識処理を行う顔認識部と、
    前記顔認識部における処理結果に基づいて空調対象とする室内空間の空調制御を行う空調制御部と、
    を備えたことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記第1の顔認識範囲限定部で限定された画像情報と前記人検知部で検知された人の大きさに関する情報とに基づいて、前記第1の顔認識範囲限定部で限定された画像の中から、人の大きさより推定される顔サイズに対応した画像の範囲を、新たな顔認識処理の対象画像として限定して抽出する第2の顔認識範囲限定部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記顔認識部で顔認識処理が実施された曜日および時刻を記録する記録部と、
    前記撮像装置で撮像された画像情報の入力された曜日および時刻が、前記記録部に記録された曜日および日時と一致するか否かを基準にして、前記顔認識部で顔認識処理を実施させるか否かを判定する顔認識実施判定部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記撮像装置の撮像特性と前記人検知部で検知された人の位置に関する情報とに基づいて、前記顔認識部に顔認識を実施させるか否かを判定する画像範囲判定部を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の空気調和機。




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