JP2013155697A - 内燃機関 - Google Patents

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Ryuji Sakamoto
龍二 坂本
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】ピストンを安定して冷却し得る内燃機関を提供する。
【解決手段】ピストン1背面の吸気側又は排気側の何れか一方にピストンピン19軸方向に延びる隆起部12を設け、前記オイルジェット4は前記一方から前記隆起部12に向けて当該隆起部12から一方及び他方へ流れるようオイルを噴出していることを特徴とする。これにより、ストンピン19等の動作に関わらず、オイルをピストン1へ隈無く行き渡らせることができ、安定したピストン1の冷却を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピストンを有する内燃機関に関するものである。
従来、ピストンの下方にオイルジェットを有する内燃機関において、ピストンピンの軸線方向に交差する方向にピストンの背面にリブを突設することで、オイルが均一に分配され、ピストン背面を均一に冷却することができる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記先行技術では、ピストンの背面構造が複雑になり重量増を招いてしまう。また、供給されるオイルの量に差がある場合には、ピストン背面を均一に冷却するという点ではまだ改善の余地がある。
実開平5−38341号公報
本発明は、このような不具合に着目したものであり、ピストンを安定して冷却し得る内燃機関を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち本発明に係る内燃機関は、ピストン及び、当該ピストン背面に向けてオイルを噴出する単一のオイルジェットを備えた内燃機関において、ピストン背面の吸気側又は排気側の何れか一方にピストンピンの軸方向に延びる隆起部を設け、前記オイルジェットは前記一方から前記隆起部に向けて当該隆起部から一方及び他方へ流れるようオイルを噴出していることを特徴とする。
このようなものであれば、ピストンピン等の動作に関わらず、オイルをピストンへ隈無く行き渡らせることができ、安定したピストンの冷却を実現することが可能となる。
本発明によれば、安定したピストンの冷却を実現することが可能となるピストンを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る要部の正断面図。 同平断面図。 同実施形態に係る動作説明図。 同実施形態の変形例に係る説明図。 同実施形態に係る他の変形例に係る説明図。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る内燃機関は、例えば自動車等に好適に用いられるものである。図1はシリンダボア2内で動作するピストン1を示している。当該ピストン1は同図では下死点(P)に位置した状態を示している。
しかして本実施形態に係る内燃機関は、ピストン1背面の吸気側又は排気側の何れか一方にピストンピン19軸方向に延びる隆起部12を設け、前記オイルジェット4は前記一方から前記隆起部12に向けて当該隆起部12から一方及び他方へ流れるようオイル5を噴出していることを特徴とする。
以下、当該内燃機関の具体的な構成について図1乃至図3に示して説明する。
ピストン1は、シリンダボア2内を図示で上下方向に動作するよう、ピストンピン19を介してコンロッド3に支持されている。
ピストンピン19の一端側にはオイルジェット4が配置されており、当該オイルジェット4は略上方にオイルを噴出するよう設定されている。
ピストン1は、内面側にオイルジェット4を配した一端側突起12と、当該一端側突起12に対し対照に設けられた他端側突起14を形成してなる。
具体的に説明すると、ピストン1は、一端側突起12及び他端側突起14よりも端部おいてそれぞれ凹状のスキッシュ11が設けられている。そして本実施形態では、この一端側突起12及び他端側突起14の間には半筒状に凹ませて形成された凹部13が形成されている。
そして、ピストン1の動作とオイルジェット4によるオイルの挙動について説明する。まずピストン1が下死点(P)にあるときには、オイルジェット4は図3下部に示されるように一端側突起12の一傾斜面12aを伝い、稜線12cを超えずに一端側のスキッシュ11へオイルが誘導される。他方、ピストン1が上死点へ(Q)と移動する課程で、オイルジェット4からのオイル5は一端側突起12の他傾斜面12bにあたり、当該他傾斜面12bを伝い、さらには凹部13を経て、他端側突起14に達する。そして他端側突起14では、一部のオイルが一傾斜面14aを超えずに凹部13にとどまる一方、他端側突起14の位置傾斜面14aから稜線14cを超えて他傾斜面14bを経て他方のスキッシュ11へと届くことになる。つまり、オイルジェット4からのオイル5はピストン1内面を隈無く循環する。
また、オイルが一端側突起12ならびに他端側突起14の頂部から下方へ落下するオイルは、ピストンピン19の潤滑にも資する。
以上のように、ピストンピン19等の動作に関わらず、オイル5をピストン1へ隈無く行き渡らせることができ、安定したピストン1の冷却を実現することが可能となる。
<変形例>
以下に、本実施形態の変形例について説明するが、これら変形例について、上記実施形態に相当する構成要素については同じ符号を付すとともに、その詳細な説明を省略する。
図4は、上記実施形態に加え、隆起部12に対応させるべき位置の肉厚を均一に設けた均一肉厚部15を形成した態様を示している。このようなものであれば、ピストン1のさらなる軽量化に資する。
そして図5は、オイルジェット4を設けた側のみに隆起部12を設け、他方に平坦部16を設けた態様を示している。このようなものであっても、上記実施形態同様、オイル5の良好な潤滑に資する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態ではオイルジェットが一端側のみにある態様を開示したが、勿論、他端側のみにオイルジェットが設けられ態様としたものであってもよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明はピストンを有する内燃機関として利用することができる。
1…ピストン
P…下死点
Q…上死点

Claims (1)

  1. ピストン及び、当該ピストン背面に向けてオイルを噴出する単一のオイルジェットを備えた内燃機関において、
    ピストン背面の吸気側又は排気側の何れか一方にピストンピンの軸方向に延びる隆起部を設け、
    前記オイルジェットは前記一方から前記隆起部に向けて当該隆起部から一方及び他方へ流れるようオイルを噴出していることを特徴とする内燃機関。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013113331A1 (de) * 2013-12-02 2015-06-03 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Kolben einer Hubkolbenverbrennungskraftmaschine und Kolben-Pleuelstangen-Anordnung einer Hubkolbenverbrennungskraftmaschine
JP2017507277A (ja) * 2014-02-21 2017-03-16 カーエス コルベンシュミット ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングKS Kolbenschmidt GmbH シリンダ毎に少なくとも1つの冷却オイルノズルを有する内燃機関用の、閉じられたクーリングチャンバなしのピストン、及び当該ピストンを冷却する方法

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