JP2013154875A - 車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
手動変速機MT及びクラッチ装置6を備えた車両に対し、クラッチ操作時のクラッチトルクの大きさに基づいて運転者の走行志向、運転者の運転の熟練度または運転者の疲労度合いを判定する。クラッチ操作時のクラッチトルクが大きい場合には、アクセル開度に対するスロットル開度を大きくする補正や、VDIMの介入タイミングを遅らせる補正や、エアサスペンションの減衰力を大きくする補正を行い、運転者の走行志向に応じた車両制御を実行する。
【選択図】図1
Description
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決原理は、手動変速機の変速段を選択する運転者のクラッチ操作により得られる情報から運転者の走行志向等の運転者の状態を認識するようにし、その走行志向等に応じた車両の制御(駆動源の制御や車両挙動制御等)を行うようにしている。
具体的に、本発明は、運転者による変速操作によって複数の変速段のうち何れかが選択可能とされた手動変速機、及び/または、運転者によるクラッチ操作によって駆動源と上記手動変速機との継合及び離脱を行うクラッチ装置を備えた車両の制御装置を前提とする。この車両の制御装置に対し、上記運転者の変速操作及びクラッチ操作のうち少なくとも一方の操作に応じて変化する操作情報に基づいて運転者の走行志向、運転者の運転の熟練度または運転者の疲労度合いを判定し、その判定された走行志向、運転の熟練度または疲労度合いに応じて車両の制御対象に対する制御量を変更する制御を行う制御手段を備えさせている。そして、この制御手段は、クラッチ操作時のクラッチトルクに基づいて運転者の走行志向、運転者の運転の熟練度または運転者の疲労度合いを判定するものであり、エンジントルクに対して、上記クラッチトルクが所定値よりも大きい場合には運転操作に対する車両制御の応答性能が高いことが求められていると判定する一方、エンジントルクに対して、上記クラッチトルクが所定値よりも小さい場合には運転操作に対する車両制御の応答性能が低いことが求められていると判定する構成としている。
・運転者によるアクセルペダルの踏み込み量に対するスロットルバルブの開度特性
・運転者のアクセルペダル操作によるチップイン時のスロットルバルブの開度特性
・運転者のアクセルペダル操作によるチップアウト時のスロットルバルブの開度特性
・車両の走行駆動源である内燃機関のフューエルカット時の発生トルクの特性
・車両の走行駆動源である内燃機関のフューエルカット解除後の発生トルクの特性
・VDIM制御の介入タイミング
・車両の懸架装置に備えられたエアサスペンションの減衰力
上記制御対象に対する制御量として具体的に、運転操作に対する車両制御の応答性能が高いことが求められていると判定された場合には、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量に対するスロットルバルブの開度を大きく設定する、運転者のアクセルペダル操作によるチップイン時のスロットルバルブの開度変化量を大きく設定する、運転者のアクセルペダル操作によるチップアウト時における単位時間当たりのスロットルバルブの開度変化量を大きく設定する、車両の走行駆動源である内燃機関のフューエルカット時の発生トルクの単位時間当たりの低減量を大きく設定する、車両の走行駆動源である内燃機関のフューエルカット解除後の発生トルクの単位時間当たりの上昇量を大きく設定する、VDIM制御の介入タイミングを遅く設定する、車両の懸架装置に備えられたエアサスペンションの減衰力を大きく設定するといった各動作のうち少なくとも一つを実行する。
図2はエンジン1及びその吸排気系の概略構成を示す図である。尚、この図2ではエンジン1の1気筒の構成のみを示している。
図3はクラッチ装置6の概略構成を示している。この図3に示すように、クラッチ装置6は、クラッチ機構部60と、クラッチペダル70と、クラッチマスタシリンダ71と、クラッチレリーズシリンダ61とを備えている。
次に、車室内のフロアに配設され、シフトレバーの移動をガイドするシフトゲートのシフトパターン(シフトゲート形状)について説明する。
本実施形態に係る車両は、懸架装置としてエアサスペンションシステムを備えている。このエアサスペンションシステムは、車両の乗り心地や操縦安定性を確保するために、サスペンションをエアばねで構成し、車両の運動状態に応じてエアばねに対する給排気を行うことによってサスペンション特性(減衰特性)を可変制御するものである。このサスペンション特性の可変制御により、車体のロール運動やピッチ運動に対する車両の挙動の円滑化が実現できるようになっている。
上述したエンジン1の運転状態等の各種制御は上記エンジンECU9によって制御される。このエンジンECU9は、図6に示すように、CPU(Central Processing Unit)91、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)93及びバックアップRAM94などを備えている。
上記VDIMECU200は、車両の挙動を安定させるためにエンジン1に対して要求する動的な要求エンジントルク等を設定する。この動的な要求エンジントルクとは、エンジン1の出力トルクが変化する過渡状態における要求エンジントルクを意味する。
次に本実施形態の特徴とする動作について説明する。本発明における「運転者の変速操作及びクラッチ操作のうち少なくとも一方の操作に応じて変化する操作情報に基づく判定」としては、「運転者の走行志向、運転者の運転の熟練度、運転者の疲労度合いの判定」が挙げられる。以下では、運転者の走行志向を判定する場合を代表して説明する。
手動変速機MTの変速時における運転者の操作としては、上記シフトレバーLの手動操作(変速操作)、及び、クラッチペダル70の踏み込み操作及び踏み込み解除操作(クラッチ操作)がある。このため、上記走行志向判定動作としては、上記シフトレバーLの手動操作により走行志向を判定する「シフトレバー操作判定動作」と、上記クラッチペダル70の操作により走行志向を判定する「クラッチペダル操作判定動作」とがある。
シフトレバー操作判定動作は、上述した如く、シフトレバーLの手動操作により走行志向を判定するものである。具体的には以下の情報(変速操作に応じて変化する操作情報)のうちの少なくとも一つを利用して走行志向が判定される。
(S−2)インプットシャフトISの回転数
(S−3)シフトレバーLの単位時間当たりの操作移動量
(S−4)シフトレバーLの操作により選択された変速段
(S−5)シフトレバーLの操作による変速段の切り換わり時間
(S−6)シフト荷重の大きさ
以下、それぞれについて具体的に説明する。
このインプットシャフトISの回転数の単位時間当たりの変化量は、上記シフトレバーLの手動操作によって変速機構の変速段が切り換えられた場合におけるインプットシャフトISの回転数(Ni:クラッチ装置6が継合される前段階におけるインプットシャフトISの回転数)の時間微分値(dNi/dt)により求められる。具体的には、上記インプット回転数センサ8Aによって検出されたインプットシャフトISの回転数を時間微分することにより求められる。つまり、運転者によるシフトレバーLの手動操作速度が高い場合には、比較的短時間のうちに変速段が切り換えられることからインプットシャフトISの回転数の単位時間当たりの変化量は大きくなる。逆に、運転者によるシフトレバーLの手動操作速度が低い場合には、変速段が切り換えられるまでに比較的長い時間を要することからインプットシャフトISの回転数の単位時間当たりの変化量は小さくなる。つまり、インプットシャフトISの回転数の単位時間当たりの変化量を算出することで、シフトレバーLの手動操作速度を判定することができる。
(a)変速開始から変速完了までの期間におけるインプットシャフトISの回転数の平均変化量は、変速開始から変速完了までに要する時間に相関がある。つまり、この期間におけるインプットシャフトISの回転数の平均変化量が大きい場合には、シフトレバーLの手動操作速度やシフト荷重が高く、運転者の走行志向としてはスポーツモード走行志向であると判断できる。逆に、この期間におけるインプットシャフトISの回転数の平均変化量が小さい場合には、シフトレバーLの手動操作速度やシフト荷重が低く、運転者の走行志向としてはコンフォートモード走行志向であると判断できる。
車両速度が同一であれば変速段が低い(変速比が高い)ほど、インプットシャフトISの回転数(上記インプット回転数センサ8Aによって検出されたインプットシャフトISの回転数)は高くなる。このように車両速度が同一であっても変速段が低い場合には、運転者は、車両の急加速を要求するような走行志向で運転していると推測される。逆に、車両速度が同一であっても変速段が高い場合には、運転者は、車両の緩加速を要求するような走行志向で運転していると推測される。このため、インプットシャフトISの回転数が所定値よりも高い(低変速段が選択されて走行している;車両速度に対して、インプットシャフトISの回転数が所定値よりも高い)場合には、運転者の走行志向としてはスポーツモード走行志向であると判断できる。逆に、インプットシャフトISの回転数が所定値よりも低い(高変速段が選択されて走行している;車両速度に対して、インプットシャフトISの回転数が所定値よりも低い)場合には、運転者の走行志向としてはコンフォートモード走行志向であると判断できる。これら所定値は実験等により適宜設定される。
シフトレバーLの単位時間当たりの操作移動量は、上記シフトレバーLの手動操作によって変速機構の変速段が切り換えられた場合におけるシフトレバーLの移動量(sfts)の時間微分値(dsfts/dt)により求められる。具体的には、上記セレクト操作方向位置センサ8C及びシフト操作方向位置センサ8Dによって検出されたシフトレバーLの移動量を時間微分することにより求められる。そして、シフトレバーLの単位時間当たりの操作移動量が所定値よりも大きい場合には、運転者の走行志向としてはスポーツモード走行志向であると判断できる。逆に、シフトレバーLの単位時間当たりの操作移動量が所定値よりも小さい場合には、運転者の走行志向としてはコンフォートモード走行志向であると判断できる。これら所定値は実験等により適宜設定される。
車両速度が同一であっても変速段が低い場合(シフトレバーLの操作により選択された変速段が低い場合;車両速度に対して、所定の低速段である場合)には、運転者は、車両の急加速を要求するような走行志向で運転していると推測される。逆に、変速段が高い場合(シフトレバーLの操作により選択された変速段が高い場合;車両速度に対して、所定の高速段である場合)には、運転者は、車両の緩加速を要求するような走行志向で運転していると推測される。そして、所定の低変速段が選択されて走行している場合には、運転者の走行志向としてはスポーツモード走行志向であると判断できる。逆に、所定の高変速段が選択されて走行している場合には、運転者の走行志向としてはコンフォートモード走行志向であると判断できる。
シフトレバーLの操作速度が高い場合には、変速段の切り換わり時間(変速段の切り換え操作に要する時間)は短く、逆に、シフトレバーLの操作速度が低い場合には、変速段の切り換わり時間は長くなる。つまり、シフトレバーLの操作による変速段の切り換わり時間が所定時間よりも短い場合には、運転者の走行志向としてはスポーツモード走行志向であると判断できる。逆に、シフトレバーLの操作による変速段の切り換わり時間が所定時間よりも長い場合には、運転者の走行志向としてはコンフォートモード走行志向であると判断できる。
シフトレバーLの操作速度が高い場合にはシフト荷重は大きくなり、逆に、シフトレバーLの操作速度が低い場合にはシフト荷重は小さくなる。つまり、シフト荷重が所定値よりも大きい場合には、運転者の走行志向としてはスポーツモード走行志向であると判断できる。逆に、シフト荷重が所定値よりも小さい場合には、運転者の走行志向としてはコンフォートモード走行志向であると判断できる。これら所定値は実験等により適宜設定される。
次に、上記クラッチペダル操作判定動作(クラッチペダル70の操作により走行志向を判定する動作)について説明する。このクラッチペダル操作判定動作では、以下の情報(クラッチ操作に応じて変化する操作情報)のうちの少なくとも一つを利用して走行志向が判定される。
(C−2)クラッチストローク位置の変化速度
(C−3)所定クラッチストロークに達するまでの時間
以下、それぞれについて具体的に説明する。
一般にクラッチトルク(Tc)は、エンジントルク(Te)とイナーシャトルク(Iedωe/dt)との和(Tc=Te+Iedωe/dt)として求められる。このイナーシャトルクとは、クラッチ装置6の継合時に、エンジン回転数を引き下げることに伴って伝達されるトルクである。つまり、エンジントルクが同一である場合には、このイナーシャトルクが大きいほどクラッチトルクが大きくなる。例えば、クラッチ装置6の継合時におけるアクセルペダルの踏み込み量が大きい状況で、クラッチペダル70の踏み込み解除速度が高い場合には、単位時間当たりにおけるイナーシャトルクが高くなり、その結果、クラッチトルクも高くなる。このような状況は、運転者がクラッチ装置6の継合を早期に(短時間で)行いたいといった志向がある場合である。従って、このクラッチトルクが所定値よりも高い場合(エンジントルクに対してクラッチトルクが所定値よりも大きい場合)には、運転者の走行志向としてはスポーツモード走行志向であると判断できる。逆に、クラッチトルクが所定値よりも低い場合(エンジントルクに対してクラッチトルクが所定値よりも小さい場合)には、運転者の走行志向としてはコンフォートモード走行志向であると判断できる。これら所定値は実験等により適宜設定される。
クラッチストローク位置の変化速度は、上記クラッチペダル70の操作移動量(clts)の時間微分値(dclts/dt)により求められる。具体的には、上記クラッチストロークセンサ8Bによって検出されたクラッチストロークの移動量を時間微分することにより求められる。そして、クラッチストローク位置の変化速度が所定値よりも高い場合には、運転者の走行志向としてはスポーツモード走行志向であると判断できる。逆に、クラッチストローク位置の変化速度が所定値よりも低い場合には、運転者の走行志向としてはコンフォートモード走行志向であると判断できる。これら所定値は実験等により適宜設定される。
クラッチペダル70の操作速度が高い場合には、クラッチ装置6の継合に要する時間は短く、逆に、クラッチペダル70の操作速度が低い場合には、クラッチ装置6の継合に要する時間は長くなる。つまり、所定クラッチストロークに達するまでの時間(例えばクラッチ装置6の非継合から継合までの時間)が所定値よりも短い場合には、運転者の走行志向としてはスポーツモード走行志向であると判断できる。逆に、所定クラッチストロークに達するまでの時間が所定値よりも長い場合には、運転者の走行志向としてはコンフォートモード走行志向であると判断できる。これら所定値は実験等により適宜設定される。
(1)次の変速操作が実行されるまで
(2)車両が停車するまで
(3)イグニッションOFF操作がされるまで
つまり、これら何れかの操作が行われるまで、運転者の走行志向の判定結果情報を上記RAM93に記憶させておき、必要に応じて(運転者の走行志向の判定動作が開始されるのに応じて)、この走行志向の判定結果情報をRAM93から読み出すことになる。
次に、上述した走行志向判定動作(シフトレバー操作判定動作やクラッチペダル操作判定動作)によって判定された運転者の走行志向を反映する車両の制御を行う走行志向反映動作について説明する。
(A−2)チップイン、チップアウト特性調整動作
(A−3)フューエルカットオン、フューエルカットオフ特性調整動作
(A−4)VDIM介入タイミング調整動作
(A−5)エアサスペンション特性調整動作
以下、それぞれについて具体的に説明する。
スロットル開度特性調整動作は、運転者の走行志向を反映して、アクセルペダルの踏み込み量に対するスロットルバルブ33の開度特性を調整する動作である。
チップイン、チップアウト特性調整動作は、運転者の走行志向を反映して、チップイン時(アクセルペダルの踏み込み量が急速に大きくなった場合)のスロットルバルブ33の開度特性や、チップアウト時(アクセルペダルの踏み込み量が急速に小さくなった場合)のスロットルバルブ33の開度特性を調整する動作である。
フューエルカットオン、フューエルカットオフ特性調整動作は、アクセルペダル全閉時の被駆動時に実行されるフューエルカット動作時に、運転者の走行志向を反映して、フューエルカットオン時(インジェクタ35からの燃料噴射を停止する際)のエンジントルク特性や、フューエルカットオフ時(インジェクタ35からの燃料噴射を再開する際)のエンジントルク特性を調整する動作である。
VDIM介入タイミング調整動作は、運転者の走行志向を反映して、上述したVDIM制御の介入タイミングを調整する動作である。
エアサスペンション特性調整動作は、運転者の走行志向を反映して、上述したエアサスペンションシステム100における減衰特性を調整する動作である。
次に、上述した走行志向反映制御を実際に実行する場合の制御手順について説明する。ここでは、シフトレバー操作判定動作によって運転者の走行志向を判定して車両走行状態を制御する場合を第1実施形態として、また、クラッチペダル操作判定動作によって運転者の走行志向を判定して車両走行状態を制御する場合を第2実施形態としてそれぞれ説明する。
第1実施形態は、上記シフトレバー操作判定動作としてインプットシャフトISの回転数の単位時間当たりの変化量(dNi/dt)に基づく判定動作を採用し、走行志向反映動作としてスロットル開度特性調整動作及びVDIM介入タイミング調整動作を採用した場合について説明する。
第2実施形態は、上記クラッチペダル操作判定動作としてクラッチトルク及びクラッチ操作速度(クラッチストローク位置の変化速度)に基づく判定動作を採用し、走行志向反映動作としてスロットル開度特性調整動作及びVDIM介入タイミング調整動作を採用した場合について説明する。
以上説明した実施形態では、シフトレバー操作判定動作やクラッチペダル操作判定動作によって運転者の走行志向を判定する場合について説明したが、このようなシフトレバー操作判定動作やクラッチペダル操作判定動作は、運転者の運転の熟練度を判定する指標としても利用可能である。つまり、シフトレバー操作判定動作やクラッチペダル操作判定動作によって運転者の運転の熟練度を判定し、その判定結果に応じて上述した走行志向反映動作と同様の制御動作(運転熟練度反映動作)を行うようにすることも可能である。
34 スロットルモータ
6 クラッチ装置
81 クランクポジションセンサ
88 アクセル開度センサ
8A インプット回転数センサ
8B クラッチストロークセンサ
8C セレクト操作方向位置センサ
8D シフト操作方向位置センサ
8E シフト荷重センサ
9 エンジンECU
100 エアサスペンションシステム
200 VDIMECU
MT 手動変速機
IS インプットシャフト(手動変速機の入力軸)
L シフトレバー
Claims (9)
- 運転者による変速操作によって複数の変速段のうち何れかが選択可能とされた手動変速機、及び/または、運転者によるクラッチ操作によって駆動源と上記手動変速機との継合及び離脱を行うクラッチ装置を備えた車両の制御装置において、
上記運転者の変速操作及びクラッチ操作のうち少なくとも一方の操作に応じて変化する操作情報に基づいて運転者の走行志向、運転者の運転の熟練度または運転者の疲労度合いを判定し、その判定された走行志向、運転の熟練度または疲労度合いに応じて車両の制御対象に対する制御量を変更する制御を行う制御手段を備えており、
上記制御手段は、クラッチ操作時のクラッチトルクに基づいて運転者の走行志向、運転者の運転の熟練度または運転者の疲労度合いを判定するものであり、エンジントルクに対して、上記クラッチトルクが所定値よりも大きい場合には運転操作に対する車両制御の応答性能が高いことが求められていると判定する一方、エンジントルクに対して、上記クラッチトルクが所定値よりも小さい場合には運転操作に対する車両制御の応答性能が低いことが求められていると判定するよう構成されていることを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1記載の車両の制御装置において、
上記制御手段は、運転者の走行志向、運転者の運転の熟練度または運転者の疲労度合いに応じて、車両の制御対象に対する制御のなまし率を変更するものであり、運転操作に対する車両制御の応答性能が高いことが求められていると判定された場合には制御のなまし率を小さく設定し、運転操作に対する車両制御の応答性能が低いことが求められていると判定された場合には制御のなまし率を大きく設定するよう構成されていることを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1記載の車両の制御装置において、
上記制御手段は、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量に対するスロットルバルブの開度特性を、運転者の走行志向、運転者の運転の熟練度または運転者の疲労度合いに応じて変更するものであり、運転操作に対する車両制御の応答性能が高いことが求められていると判定された場合には運転者によるアクセルペダルの踏み込み量に対するスロットルバルブの開度を大きく設定する一方、運転操作に対する車両制御の応答性能が低いことが求められていると判定された場合には運転者によるアクセルペダルの踏み込み量に対するスロットルバルブの開度を小さく設定するよう構成されていることを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1記載の車両の制御装置において、
上記制御手段は、運転者のアクセルペダル操作によるチップイン時のスロットルバルブの開度特性を、運転者の走行志向、運転者の運転の熟練度または運転者の疲労度合いに応じて変更するものであり、運転操作に対する車両制御の応答性能が高いことが求められていると判定された場合にはチップイン時における単位時間当たりのスロットルバルブの開度変化量を大きく設定する一方、運転操作に対する車両制御の応答性能が低いことが求められていると判定された場合にはチップイン時における単位時間当たりのスロットルバルブの開度変化量を小さく設定するよう構成されていることを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1記載の車両の制御装置において、
上記制御手段は、運転者のアクセルペダル操作によるチップアウト時のスロットルバルブの開度特性を、運転者の走行志向、運転者の運転の熟練度または運転者の疲労度合いに応じて変更するものであり、運転操作に対する車両制御の応答性能が高いことが求められていると判定された場合にはチップアウト時における単位時間当たりのスロットルバルブの開度変化量を大きく設定する一方、運転操作に対する車両制御の応答性能が低いことが求められていると判定された場合にはチップアウト時における単位時間当たりのスロットルバルブの開度変化量を小さく設定するよう構成されていることを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1記載の車両の制御装置において、
上記制御手段は、車両の走行駆動源である内燃機関のフューエルカット時の発生トルクの特性を、運転者の走行志向、運転者の運転の熟練度または運転者の疲労度合いに応じて変更するものであり、運転操作に対する車両制御の応答性能が高いことが求められていると判定された場合にはフューエルカット時の発生トルクの単位時間当たりの低減量を大きく設定する一方、運転操作に対する車両制御の応答性能が低いことが求められていると判定された場合にはフューエルカット時の発生トルクの単位時間当たりの低減量を小さく設定するよう構成されていることを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1記載の車両の制御装置において、
上記制御手段は、車両の走行駆動源である内燃機関のフューエルカット解除後の発生トルクの特性を、運転者の走行志向、運転者の運転の熟練度または運転者の疲労度合いに応じて変更するものであり、運転操作に対する車両制御の応答性能が高いことが求められていると判定された場合にはフューエルカット解除後の発生トルクの単位時間当たりの上昇量を大きく設定する一方、運転操作に対する車両制御の応答性能が低いことが求められていると判定された場合にはフューエルカット解除後の発生トルクの単位時間当たりの上昇量を小さく設定するよう構成されていることを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1記載の車両の制御装置において、
上記制御手段は、VDIM制御の介入タイミングを、運転者の走行志向、運転者の運転の熟練度または運転者の疲労度合いに応じて変更するものであり、運転操作に対する車両制御の応答性能が高いことが求められていると判定された場合にはVDIM制御の介入タイミングを遅く設定する一方、運転操作に対する車両制御の応答性能が低いことが求められていると判定された場合にはVDIM制御の介入タイミングを早く設定するよう構成されていることを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1記載の車両の制御装置において、
上記制御手段は、車両の懸架装置に備えられたエアサスペンションの減衰力を、運転者の走行志向、運転者の運転の熟練度または運転者の疲労度合いに応じて変更するものであり、運転操作に対する車両制御の応答性能が高いことが求められていると判定された場合にはエアサスペンションの減衰力を大きく設定する一方、運転操作に対する車両制御の応答性能が低いことが求められていると判定された場合にはエアサスペンションの減衰力を小さく設定するよう構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
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