JP2013154320A - 塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

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直行 丸田
Koji Watanabe
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Abstract

【課題】液状体をワークの塗布経路に沿って精度良く塗布することのできる塗布装置を提供する。
【解決手段】本塗布装置1aは、ワークWと塗布ガン5とを相対的にX軸方向へ移動させるX軸移動装置6と、ワークWと塗布ガン5とを相対的にY軸方向へ移動させるY軸移動装置7と、ワークWと塗布ガン5とを相対的にXY平面上で回転方向へ移動させる回転移動装置8と、塗布経路3が曲線部の際、X軸移動装置6、Y軸移動装置7及び回転移動装置8が同期して駆動するように制御する制御装置9とを備えている。これにより、液状体をワークWの塗布経路3の曲線部に沿って位置ズレすることなく精度良く塗布することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、塗布ガンからの液状体をワークの塗布経路に沿って塗布する塗布装置及び塗布方法に関するものである。
従来から、液状体、例えば、液状ガスケットをワークの外周端部に塗布する際に塗布装置が使用されている。
従来の塗布装置50は、図8に示すように、ワークWを移動不能に支持する支持体51と、液状ガスケットを吐出する塗布ガン5と、該塗布ガン5をワークWに対してX軸方向に移動させるX軸移動装置6と、塗布ガン5をワークWに対してY軸方向に移動させるY軸移動装置7とから構成されている。そして、X軸移動装置6及びY軸移動装置7を駆動させることで、塗布ガン5をワークWの外周端部の塗布経路3に沿って移動させて、ワークWの外周端部の塗布経路3に液状ガスケットを塗布するようにしている。
しかしながら、図8に示す従来の塗布装置50では、塗布ガン5をX軸移動装置6及びY軸移動装置7によりワークWの塗布経路3に沿って移動させても、特に、塗布経路3の曲線部3c(図2参照)において、液状ガスケットをワークWの曲線部3cに沿って精度良く塗布することができない。また、液状ガスケットの塗布径が塗布位置によって差異が生じてしまう。これは、塗布ガン5をX軸移動装置6及びY軸移動装置7により移動させているため、曲線部3cにおいては、塗布ガン5の移動軌跡(階段状)とワークの塗布経路(曲線状)とが一致せず、実際の液状ガスケットの塗布箇所と所望の塗布経路との間に位置ズレが発生するためである。また、ワークWを固定した状態で塗布ガン5をX軸移動装置6及びY軸移動装置7により移動させているため、塗布ガン5とワークWとの間の空間にて塗布ガン5から吐出される液状ガスケットの動きが安定しないために、位置ズレや塗布径の相違がさらに発生するようになる。
なお、特許文献1には、X軸方向駆動部及びY軸方向駆動部を駆動させることにより、ノズルとガラス基板とを被塗布面に沿って相対的に移動させて、ワークの被塗布面にノズルからのシール剤を塗布するシール剤塗布装置が開示されている。
特開2007−144279号公報
しかしながら、特許文献1に係るシール剤塗布装置においても、図8に示す従来の塗布装置50と同様に、X軸方向駆動部及びY軸方向駆動部を駆動させることで、ノズルとガラス基板とを被塗布面に沿って相対的に移動させてシール剤を塗布しているので、特に、塗布経路の曲線部において、位置ズレや塗布径の相違が発生する虞がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、液状体をワークの塗布経路に沿って精度良く塗布することのできる塗布装置及び塗布方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の塗布装置は、ワークと塗布ガンとを相対的にX軸方向へ移動させるX軸移動装置と、前記ワークと前記塗布ガンとを相対的にY軸方向へ移動させるY軸移動装置と、前記ワークと前記塗布ガンとを相対的にXY平面上で回転方向へ移動させる回転移動装置と、前記ワークの塗布経路が曲線部の際、前記X軸移動装置、前記Y軸移動装置及び前記回転移動装置が同期して駆動するように制御する制御装置と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の塗布方法は、ワークと塗布ガンとを、相対的にX軸方向、Y軸方向及びXY平面上での回転方向へ同期して移動させることにより、前記ワークの塗布経路の曲線部に前記塗布ガンからの液状体を塗布することを特徴としている。
これにより、特に、ワークの塗布経路の曲線部において、液状体を位置ズレすることなく精度良く曲線部に沿って塗布することができる。
なお、本発明の塗布装置及び塗布方法の各種態様およびそれらの作用については、以下の発明の態様の項において詳しく説明する。
(発明の態様)
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。なお、各態様は、請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付して、必要に応じて他の項を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載、実施形態等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要件を付加した態様も、また、各項の態様から構成要件を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
(1)塗布ガンからの液状体をワークの塗布経路に沿って塗布する塗布装置であって、前記ワークと前記塗布ガンとを相対的にX軸方向へ移動させるX軸移動装置と、前記ワークと前記塗布ガンとを相対的にY軸方向へ移動させるY軸移動装置と、前記ワークと前記塗布ガンとを相対的にXY平面上で回転方向へ移動させる回転移動装置と、前記塗布経路が曲線部の際、前記X軸移動装置、前記Y軸移動装置及び前記回転移動装置が同期して駆動するように制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする塗布装置(請求項1に相当)。
(1)項の塗布装置では、ワークの塗布経路が曲線部の際、制御装置は、X軸移動装置とY軸移動装置と回転移動装置とが同期して駆動するように制御するので、液状体を塗布経路の曲線部に沿って位置ズレすることなく精度良く塗布することができる。
(2)前記制御装置は、前記ワークと前記塗布ガンとの相対的なXY平面上での回転中心の座標と、前記曲線部上の隣り合う2点の座標と、該隣り合う2点の座標間の曲線を円弧部分として算出した中心角とに基づいて、前記X軸移動装置、前記Y軸移動装置及び前記回転移動装置の駆動量を設定することを特徴とする(1)項に記載の塗布装置(請求項2に相当)。
(2)項の塗布装置では、ワークと塗布ガンとの相対的な移動軌跡を、ワークの塗布経路の曲線部に近似させることができる。
(3)前記塗布ガンは装置本体に移動不能に支持されることを特徴とする(1)項または(2)項に記載の塗布装置。
(3)項の塗布装置では、塗布ガンは移動しないので、塗布ガンとワークとの間の空間にて塗布ガンから吐出される液状ガスケットの動きを安定させることができ、位置ズレや塗布径の相違をさらに抑制することができる。
(4)前記曲線部上で特定した前記隣り合う2点の座標のうち塗布方向上流側の点の座標は、前記塗布ガンが備えられるXY平面上の座標に一致することを特徴とする(3)項に記載の塗布装置。
(4)項の塗布装置では、制御装置による制御が簡素化される。
(5)ワークと塗布ガンとを、相対的にX軸方向、Y軸方向及びXY平面上での回転方向へ同期して移動させることにより、前記ワークの塗布経路の曲線部に前記塗布ガンからの液状体を塗布することを特徴とする塗布方法(請求項3に相当)。
(5)項の塗布方法では、液状体を塗布経路の曲線部に沿って位置ズレすることなく精度良く塗布することができる。
(6)前記ワークと前記塗布ガンとの相対的なXY平面上での回転中心の座標と、前記ワークの塗布経路の曲線部上の隣り合う2点の座標と、該隣り合う2点の座標間の曲線を円弧部分とし算出した中心角とに基づいて、前記ワークと前記塗布ガンとの相対的なX軸方向、Y軸方向及びXY平面上での回転方向へのそれぞれの移動量を設定することを特徴とする塗布方法(請求項4に相当)。
(6)項の塗布方法では、ワークと塗布ガンとの相対的な移動軌跡を、ワークの塗布経路の曲線部に近似させることができる。
本発明によれば、液状体をワークの塗布経路に沿って精度良く塗布することのできる塗布装置及び塗布方法を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る塗布装置を示す斜視図である。 図2は、ワークの塗布経路を示す図である。 図3は、ワークの塗布経路が曲線部の際、制御装置がX軸移動装置とY軸移動装置と回転移動装置とを同期して駆動させる制御方法を説明するための図である。 図4は、ワークの塗布経路が曲線部の際、制御装置がX軸移動装置とY軸移動装置と回転移動装置とを同期して駆動させる制御方法を説明するための図である。 図5は、ワークの塗布経路が曲線部の際、制御装置がX軸移動装置とY軸移動装置と回転移動装置とを同期して駆動させる制御方法を説明するための図である。 図6は、本発明の第2の実施形態に係る塗布装置を示す斜視図である。 図7は、本発明の第3の実施形態に係る塗布装置を示す斜視図である。 図8は、従来の塗布装置を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を図1〜図7に基づいて詳細に説明する。
本発明の第1〜第3実施形態に係る塗布装置1a、1b、1cは、液状体、例えば、液状ガスケットをワークWの外周端部の塗布経路3に塗布するものである。
ワークWは、図1に示すように、皿状を呈し、その外周端部に環状のフランジ部2が形成される。該環状のフランジ部2の表面に液状ガスケットが塗布される。そこで、フランジ部2が形成される範囲が液状ガスケットの塗布経路3(図2も参照)となる。
そして、図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る塗布装置1aは、装置本体に移動不能に支持される塗布ガン5と、ワークWを塗布ガン5に対して相対的にX軸方向へ移動させるX軸移動装置6と、ワークWを塗布ガン5に対して相対的にY軸方向へ移動させるY軸移動装置7と、ワークWを塗布ガン5に対して相対的にXY平面上で回転方向へ移動させる回転移動装置8と、ワークWの塗布経路3が曲線部3cの際、X軸移動装置6、Y軸移動装置7及び回転移動装置8が同期して駆動するように制御する制御装置9とを備えている。
ワークWは、後述する回転体19上にそのフランジ部2が上方を向くように固定される。ワークWの上方に、塗布ガン5が下向きで移動不能に装置本体に支持される。該塗布ガン5の下端部から下方に向けて液状ガスケットが吐出される。
X軸移動装置6は、X軸方向に延びるX軸延設体11と、該X軸延設体11の端部に備えられるX軸移動用モータ12とから構成される。X軸延設体11の上面にワークWを支持する支持本体13がX軸方向に移動自在に支持される。そして、X軸移動用モータ12の駆動により、支持本体13がX軸延設体11の上面をX軸方向に移動するようになる。
Y軸移動装置7は、Y軸方向に延びるY軸延設体15と、該Y軸延設体15の端部に備えられるY軸移動用モータ16とから構成される。Y軸延設体15の上面に連結体17を介してX軸延設体11がY軸方向に移動自在に支持される。そして、Y軸移動用モータ16の駆動により、X軸延設体11(ワークW)がY軸延設体15の上面をY軸方向に移動するようになる。
回転移動装置8は、支持本体13の上面に回転自在に支持される回転体19と、該支持本体13の側方に備えられる回転移動用モータ20とから構成される。そして、回転移動用モータ20の駆動により、回転体19が支持本体13上を相対的に回転するようになる。なお、上述したように、回転体19の上面に、フランジ部2が上方を向くようにワークWが固定される。
制御装置9には、X軸移動装置6のX軸移動用モータ12、Y軸移動装置7のY軸移動用モータ16及び回転移動装置8の回転移動用モータ20が電気的にそれぞれ接続されている。該制御装置9は、特に、ワークWの塗布経路3が曲線部3c(図2参照)の際、X軸移動用モータ12とY軸移動用モータ16と回転移動用モータ20とが同期して駆動するように制御する。
次に、本発明の第1の実施形態に係る塗布装置1aを使用して液状ガスケットをワークWの塗布経路3に沿って塗布する塗布方法を説明する。
まず、ワークWの塗布経路3がX軸方向に沿う直線部3a(図2参照)の際には、制御装置9は、Y軸移動装置7及び回転移動装置8を停止させた状態で、X軸移動装置6のX軸移動用モータ12だけを所定の回転速度で駆動させることで、支持本体13、すなわち回転体19上のワークWをX軸方向に沿って移動させる。これと同時に、塗布ガン5から液状ガスケットを所定の吐出量で吐出する。この結果、ワークWの塗布経路3のX軸方向に沿う直線部3aに液状ガスケットが塗布される。
次に、ワークWの塗布経路3がY軸方向に沿う直線部3b(図2参照)の際には、制御装置9は、X軸移動装置6及び回転移動装置8を停止させた状態で、Y軸移動装置7のY軸移動用モータ16だけを所定の回転速度で駆動させることで、支持本体13、すなわち回転体19上のワークWをY軸方向に沿って移動させる。これと同時に、塗布ガン5から液状ガスケットを所定の吐出量で吐出する。この結果、ワークWの塗布経路3のY軸方向に沿う直線部3bに液状ガスケットが塗布される。
次に、ワークWの塗布経路3が曲線部3c(図2参照)の際には、制御装置9は、X軸移動用モータ12とY軸移動用モータ16と回転移動用モータ20とが同期して駆動するように制御する。ところで、ワークWの塗布経路3の曲線部3cは、回転体19の回転中心の座標(A1、B1)に対して凸状となる曲線である。
そこで、まず、制御装置9では、X軸移動用モータ12とY軸移動用モータ16と回転移動用モータ20とが同期して駆動する駆動量を以下のステップにより算出する。
制御装置9において、ワークWの塗布ガン5に対する相対的なXY平面上の回転中心の座標(A1、B1)を得る回転中心座標取得ステップと、曲線部3c上の隣り合う2点の座標(X1、Y1),(X2、Y2)を特定する2点座標特定ステップと、該2点の座標(X1、Y1),(X2、Y2)間の曲線を円弧としてその中心角(θ1)を算出する中心角算出ステップと、該中心角算出ステップによって算出された中心角(θ1)にて回転体19を回転させた後の塗布方向下流側の点の座標(X3、Y3)が、塗布ガン5が備えられるXY平面上の座標(X1、Y1)に一致するように、支持本体13(ワークW)のX軸方向及びY軸方向への移動量を算出するXY軸方向移動量算出ステップとを行うことで、X軸移動用モータ12、Y軸移動用モータ16及び回転移動用モータ20それぞれの駆動量を設定する。
すなわち、図3に示すように、回転中心座標取得ステップでは、ワークWの塗布ガン5に対する相対的なXY平面上の回転中心の座標(A1、B1)を得る。
次に、2点座標特定ステップでは、曲線部3c上の隣り合う2点の座標、つまり、塗布方向に沿う上流側の点の座標(X1、Y1)と、下流側の点の座標(X2、Y2)とを特定する。なお、上流側の点の座標(X1、Y1)は、塗布ガン5が備えられるXY平面上の座標(X1、Y1)に一致している。
次に、中心角算出ステップでは、曲線部3c上の、上流側の点の座標(X1、Y1)と下流側の点の座標(X2、Y2)との間の曲線を半径rの円弧部分として、その中心角(θ1)を算出する。そして、この中心角算出ステップで算出した角度(θ1)が回転移動装置8の駆動量となる。
次に、図4に示すように、XY軸方向移動量算出ステップでは、中心角算出ステップによって算出された中心角(θ1)にて回転体19(ワークW)を回転中心の座標(A1、B1)を中心に回転させると、下流側の点が座標(X2、Y2)から座標(X3、Y3)に移動するので、回転後の下流側の点の座標(X3、Y3)を算出する。続いて、図5に示すように、回転体19を回転させた後の下流側の点の座標(X3、Y3)が、塗布ガン5が備えられるXY平面上の座標(X1、Y1)に一致するように支持本体13(ワークW)のX軸方向及びY軸方向それぞれへの移動量を算出する。
この結果、図5に示すように、支持本体13(ワークW)がX軸方向及びY軸方向それぞれへ移動した後の回転体19の回転中心の座標を(A2、B2)とすると、本塗布装置1aにより曲線部3c上の2点の座標(X1、Y1),(X2、Y2)間を塗布する際の、ワークWのX軸方向への移動量は(X1−X3)、すなわち(A2−A1)となり、ワークWのY軸方向への移動量は(Y1−Y3)、すなわち(B2−B1)となり、ワークWの回転方向への移動量は(θ1)となる。また、曲線部3c上の2点の座標(X1、Y1),(X2、Y2)間の塗布時間を(T)とすると、ワークWのX軸方向への移動速度(X軸移動用モータ12の回転速度)は(A2−A1)/(T)となり、ワークWのY軸方向への移動速度(Y軸移動用モータ16の回転速度)は(B2−B1)/(T)となり、また、ワークWの回転方向への移動速度(回転移動用モータ20の回転速度)は、(θ1)/(T)となる。これにより、ワークWの塗布ガン5に対する相対的な移動軌跡を、ワークWの塗布経路3の曲線部3cに限りなく近似させることが可能になる。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態に係る塗布装置1aでは、ワークWの塗布経路3が曲線部3cの際には、制御装置9は、X軸移動用モータ12とY軸移動用モータ16と回転移動用モータ20とが同期して駆動するように制御するので、塗布ガン5からの液状ガスケットをワークWの塗布経路3の曲線部3cに沿って精度良く塗布することができる。
また、本発明の第1の実施形態に係る塗布装置1aでは、ワークWの塗布経路3が曲線部3cの際、制御装置9は、上述したような、回転中心座標取得ステップ、2点座標特定ステップ、中心角算出ステップ、XY軸方向移動量算出ステップを行うことで、X軸移動用モータ12、Y軸移動用モータ16及び回転移動用モータ20それぞれの駆動量を設定するので、ワークWの塗布ガン5に対する相対的な移動軌跡をワークWの塗布経路3の曲線部3cに限りなく近似させることができ、塗布ガン5からの液状ガスケットをワークWの塗布経路3の曲線部3cに沿って位置ズレすることなく精度良く塗布することができる。
しかも、本発明の第1の実施形態に係る塗布装置1aでは、塗布ガン5は移動しないので、塗布ガン5とワークWとの間の空間にて塗布ガン5から吐出される液状ガスケットの動きを安定させることができ、位置ズレや塗布径の相違をさらに抑制することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る塗布装置1bを図6に基づいて説明する。なお、第2の実施形態に係る塗布装置1bを説明する際には、第1の実施形態に係る塗布装置1aとの相違点のみを説明する。
第2の実施形態に係る塗布装置1bは、X軸移動装置6のX軸延設体11の上面に支持本体13がX軸方向に移動自在に支持され、X軸移動用モータ12の駆動により、支持本体13がX軸延設体11の上面をX軸方向に移動するようになる。また、ワークWの上方にY軸移動装置7が備えられる。該Y軸移動装置7のY軸延設体15の側面に塗布ガン5がY軸方向に移動自在に支持され、Y軸移動用モータ(図示略)の駆動により、塗布ガン5がY軸延設体15の側面をY軸方向に移動するようになる。なお、第1の実施形態に係る塗布装置1aと同様であるが、支持本体13上に回転移動装置8が備えられ、回転移動用モータ20の駆動により、ワークWが固定された回転体19が支持本体13上を相対的に回転するようになる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る塗布装置1cを図7に基づいて説明する。なお、第3の実施形態に係る塗布装置1cを説明する際には、第1の実施形態に係る塗布装置1aとの相違点のみを説明する。
第3の実施形態に係る塗布装置1cでは、第1の実施形態に係る塗布装置1aにおいて備えられた回転体19が取り除かれ、支持本体13の上面に直接ワークWが固定される。また、塗布ガン5がワークWの上方にXY平面上を回転自在に支持され、塗布ガン5が回転移動用モータ(図示略)の駆動によりワークWの上方で回転するようになる。
そして、第2及び第3の実施形態に係る塗布装置1b、1cにおいても、第1の実施形態に係る塗布装置1aと同様の作用効果を奏するものである。
1a、1b、1c 塗布装置,3 塗布経路,3c 曲線部,5 塗布ガン,6 X軸移動装置,7 Y軸移動装置,8 回転移動装置,9 制御装置,W ワーク

Claims (4)

  1. 塗布ガンからの液状体をワークの塗布経路に沿って塗布する塗布装置であって、
    前記ワークと前記塗布ガンとを相対的にX軸方向へ移動させるX軸移動装置と、
    前記ワークと前記塗布ガンとを相対的にY軸方向へ移動させるY軸移動装置と、
    前記ワークと前記塗布ガンとを相対的にXY平面上で回転方向へ移動させる回転移動装置と、
    前記塗布経路が曲線部の際、前記X軸移動装置、前記Y軸移動装置及び前記回転移動装置が同期して駆動するように制御する制御装置と、
    を備えたことを特徴とする塗布装置。
  2. 前記制御装置は、前記ワークと前記塗布ガンとの相対的なXY平面上での回転中心の座標と、前記曲線部上の隣り合う2点の座標と、該隣り合う2点の座標間の曲線を円弧部分として算出した中心角とに基づいて、前記X軸移動装置、前記Y軸移動装置及び前記回転移動装置の駆動量を設定することを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  3. ワークと塗布ガンとを、相対的にX軸方向、Y軸方向及びXY平面上での回転方向へ同期して移動させることにより、前記ワークの塗布経路の曲線部に前記塗布ガンからの液状体を塗布することを特徴とする塗布方法。
  4. 前記ワークと前記塗布ガンとの相対的なXY平面上での回転中心の座標と、前記ワークの塗布経路の曲線部上の隣り合う2点の座標と、該隣り合う2点の座標間の曲線を円弧部分とし算出した中心角とに基づいて、前記ワークと前記塗布ガンとの相対的なX軸方向、Y軸方向及びXY平面上での回転方向へのそれぞれの移動量を設定することを特徴とする請求項3に記載の塗布方法。
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