JP2013154188A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】湾曲部を湾曲させるためのワイヤの磨耗を抑制するようにした内視鏡を提供する。
【解決手段】操作部3と、操作部に連なって設けられた挿入部2と、を備え、挿入部2は、順次連結された複数の節輪21を有する湾曲部12を含み、隣り合う2つの節輪21は、湾曲部12の中心軸に交差する軸部材31を中心に相対的に回動可能に、軸部材31によって連結されており、複数の節輪21を経て操作部3に至るワイヤ16が牽引操作されることにより、湾曲部12が湾曲する内視鏡1であって、軸部材61は、ワイヤ16が挿通される挿通孔63が形成された案内部62を有し、軸部材61の案内部62は、軸部材61により連結される2つの節輪21のいずれに対しても、軸部材61の中心軸を中心に回動可能である。
【選択図】図8

Description

本発明は、内視鏡に関する。
内視鏡は、典型的には、操作部と、操作部に連なって設けられた挿入部と、を備え、挿入部は、湾曲部と、湾曲部の先端側に連なって設けられた先端部と、を含んでいる。先端部には固体撮像素子を含む撮像装置や照明光学系などが設けられており、被検体の観察対象部位が撮像される。湾曲部は、順次連結された複数の節輪を有し、隣り合う2つの節輪は、湾曲部の中心軸に直交するピンを中心に相対的に回動可能に、該ピンによって連結されている。そして、これらの節輪を経て操作部に至るワイヤが設けられ、このワイヤが牽引操作されることにより湾曲部が湾曲し、先端部が所定の方向に振られるようになっている。
先端部を上下左右の四方に振るものにあっては、隣り合う2つの節輪を連結するピンが、湾曲部の中心軸に直交する第1の方向と、湾曲部の中心軸に直交し且つ第1の方向にも直交する第2の方向とに、交互に沿うように配置される。また、4本のワイヤが、湾曲部の中心軸の周囲に約90度の間隔をおいて、湾曲部の中心軸に沿って設けられる。ピンの先端部には、湾曲部の軸方向に貫通する挿通孔が形成されており、各ワイヤは、湾曲部の軸方向に並んだピンの挿通孔を順次経由して配設されている。
隣り合う2つの節輪の連結箇所は、両節輪に設けられた連結部が内外2重に重ね合わされ、両連結部にそれぞれ形成されている軸孔にピンが挿通されて構成される。ピンは、外側に位置する一方の節輪の連結部に加締め付けられ、この連結部に固着される。一方、内側に位置する他方の節輪の連結部はピンに遊嵌しており、そこで、ピンが固着された一方の節輪に対して、隣り合う他方の節輪が、該ピンを中心に回動する(例えば、特許文献1参照)。
上述の従来構造の内視鏡では、隣り合う2つの節輪が相対的に回動した際に、ピンが固着された一方の節輪に臨む挿通孔の縁ではワイヤの屈曲は殆ど生じないが、その分、他方の節輪に臨む挿通孔の縁でワイヤに顕著な屈曲が生じ得る。そのため、ピンとの接触によってワイヤに作用する力は、ピンの挿通孔の一方の縁と接触する部位に集中し、その部位におけるワイヤの磨耗が顕著となる。
特許第3835077号公報
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、湾曲部を湾曲させるためのワイヤの磨耗を抑制するようにした内視鏡を提供することを目的とする。
操作部と、操作部に連なって設けられた挿入部と、を備え、挿入部は、順次連結された複数の節輪を有する湾曲部を含み、隣り合う2つの節輪は、湾曲部の中心軸に交差する軸部材を中心に相対的に回動可能に、この軸部材によって連結されており、複数の節輪を経て操作部に至るワイヤが牽引操作されることにより、湾曲部が湾曲する内視鏡であって、複数の節輪は、軸部材が挿通される軸孔が形成された連結部をそれぞれ有し、隣り合う2つの節輪は、重ね合わせたそれぞれの連結部の軸孔に軸部材が挿通されて連結されており、軸部材は、ワイヤが挿通される挿通孔が形成された案内部と、重ね合わされた2つの連結部のいずれか一方の連結部に固着される固着部とを有しており、案内部は、固着部から分離され、軸部材の中心軸を中心に回動可能に固着部に支持され、軸部材により連結される2つの節輪のいずれに対しても、軸部材の中心軸を中心に回動可能である内視鏡。
本発明によれば、軸部材の案内部との接触によってワイヤに作用する力を分散させ、ワイヤの磨耗を抑制することができる。
本発明の実施形態を説明するための内視鏡の一例を示す平面図である。 図1に示す内視鏡の挿入部に含まれる湾曲部の断面図である。 図2の湾曲部を拡大して示す断面図であり、湾曲部の隣り合う2つの節輪を連結する軸部材の一例を示す断面図である。 軸部材の取り付けの一例を示す断面図である。 図1に示す内視鏡の湾曲部の動作を示す断面図である。 軸部材の変形例を示す断面図である。 軸部材の変形例を示す断面図である。 軸部材の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態を説明するための内視鏡の一例を示す平面図、図2は図1の内視鏡の挿入部に含まれる湾曲部の断面図、図3は図2の湾曲部を拡大して示す断面図である。
図1に示すように、内視鏡1は、操作部3と、操作部3に連なって設けられ被検体に挿入される挿入部2と、操作部3から延びるユニバーサルケーブル4と、を備えている。ユニバーサルケーブル4は、図示しないライトガイドや信号線などを内包しており、その末端に設けられたコネクタ5において、図示しない光源装置や信号処理装置などに接続される。
挿入部2は、湾曲部12と、湾曲部12の先端側に連なって設けられた先端部11と、湾曲部12の基端側に連なって設けられた可撓な軟性部13と、を含んでいる。湾曲部12は、軟性部13を介して操作部3に連結されている。ライトガイド及び信号線は、操作部3、軟性部13、湾曲部12を経て先端部11に達している。
先端部11には、例えばCCDイメージセンサ等の固体撮像素子が設けられている。また、操作部3には、先端部11の固体撮像素子による撮像などを制御するための複数のボタン14や、湾曲部12の湾曲を操作するためのノブ15a,15bなどが設けられている。
光源装置で生成された照明光は、ライトガイドを介して先端部11に導光され、被検体に照射される。そして、被検体で反射された反射光が、先端部11に含まれる固体撮像素子に結像し、被検体の画像信号が生成される。この画像信号は、信号線を介して信号処理装置に送られる。信号処理装置は、例えば入力された画像信号を処理して表示画像データを生成し、生成した表示画像データに基づく被検体画像をモニタ(図示せず)に表示する。
図2に示すように、湾曲部12は、順次連結された複数の節輪21を有している。節輪21は、略円筒状に成形された硬質な部材である。これらの節輪21の並びの一端をなす節輪21は、先端部11の外殻の後端部に一体に接合されている。尚、先端部11の外殻及び湾曲部12の複数の節輪21は、ゴムチューブなどの可撓管24で共に被覆されている。
隣り合う2つの節輪21は、湾曲部12の中心軸に交差する軸部材31を中心に相対的に回動可能に、軸部材31によって連結されている。軸部材31は、その中心軸が、湾曲部12の中心軸Zに直交する第1の方向Xと、湾曲部12の中心軸に直交し且つ第1の方向Xにも直交する第2の方向Yとに、交互に沿うように配置されている。
そして、4本のワイヤ16(うち1本は図示を省略する)が、湾曲部12の中心軸の周囲に約90度の間隔をおき、湾曲部12の中心軸に沿って設けられる。節輪21の内径側に突出している軸部材31の端部には、径方向に貫通する挿通孔32が形成されており、各ワイヤ16は、湾曲部12の軸方向に並ぶ軸部材31の挿通孔32を順次経由して配設されている。
各ワイヤ16の一端部は、先端部11の外殻に一体に接合された節輪21に、溶接等の適宜な手段によって固着され、また、各ワイヤ16の他端部は、操作部3のノブ15a又は15bに接続される。例えば、図中、湾曲部12の中心軸を挟んで上下に対峙する一組のワイヤ16が、湾曲部12の上下の湾曲に対応し、ノブ15aにそれぞれ接続される。そして、湾曲部12の中心軸を挟んで左右に対峙する残りの一組のワイヤ16が、湾曲部12の左右の湾曲に対応し、ノブ15bにそれぞれ接続される。
ノブ15aの回転操作に伴い、そこに接続される一組のワイヤ16のいずれかが牽引され、それにより湾曲部12が上下に湾曲する。また、ノブ15bの回転操作に伴い、そこに接続される一組のワイヤ16のいずれかが牽引され、それにより湾曲部12が左右に湾曲する。ノブ15aの回転操作に呼応する湾曲部12の上下の湾曲、及びノブ15bの回転操作に呼応する湾曲部12の左右の湾曲が組み合わされ、先端部11が上下左右の四方に振られるようになっている。
次に、隣り合う2つの節輪21の連結箇所について詳細に説明する。
まず、複数の節輪21の並びの端をなす節輪21を除き、各節輪21の軸方向の両端部には、互いに対向する一対の連結部22がそれぞれ設けられている。複数の節輪21の並びの端をなす節輪21には、他の節輪21が連結される側の端部にのみ一対の連結部22が設けられている。
そして、図3に示すように、隣り合う2つの節輪について、一方の節輪21aの連結部22aに他方の節輪21bの連結部22bが内外2重に重ね合わされる。内に位置する連結部22a、及び外に位置する連結部22bには、それぞれ軸部材31が挿通される軸孔23a,23bが形成されている。外に位置する連結部22bの軸孔23bは、内に位置する連結部22aの軸孔23aに比べて小径に成形されている。重ね合わされた両連結部22a,22bの軸孔23a,23bに軸部材31が挿通され、両節輪21a,21bが連結されている。
軸部材31は、ワイヤ16が挿通される挿通孔33が形成された案内部32と、案内部32から延びる第1の軸部34と、第1の軸部34の先端に連なって第1の軸部34と同軸に設けられた第2の軸部35と、を有している。尚、図3において、上、中、下の3列に並ぶ軸部材31のうち、上列の軸部材31は断面で示し、中列の軸部材31は、挿通孔33を露呈させるよう案内部32の一部を破断して示す。
第1の軸部34は、内に位置する連結部22aの軸孔23aよりも僅かに小径に成形されており、軸孔23aに遊嵌する。そして、第1の軸部34は、外に位置する連結部22bの軸孔23bよりも大径に成形されており、その端面において、軸孔23bの周縁部に係合する。
第2の軸部35は、外に位置する連結部22bの軸孔23bよりも僅かに小径に成形されており、軸孔23bに遊嵌する。そして、第2の軸部35の先端部は、軸孔23bを通して連結部22bの外に突出し、連結部22bより突出した先端部36は、軸孔23bよりも大径となるように扁平な円盤状に塑性変形され、挟持部37とされる。尚、図3に示す上、中、下の3列に並ぶ軸部材31のうち、上列にあるものは、その先端部36が塑性変形される前の状態を示し、下列にあるものは、その先端部36が塑性変形され挟持部37が形成された状態を示す。
挟持部37が形成された軸部材31は、その第1の軸部34と挟持部37とにより、両連結部22a,22bの重ね合わせの方向に連結部22bの軸孔23bの周縁部を挟み、連結部22bに取り付けられる。即ち、第1の軸部34は、挟持部37と対をなす挟持部を構成する。
ここで、軸部材31の一対の挟持部となる第1の軸部34及び挟持部37と、それらの間に挟まれる連結部22bとの間には、両連結部22a,22bの重ね合わせの方向に僅かな隙間Gが設けられている。第1の軸部34は連結部22aの軸孔23aに遊嵌し、第2の軸部35は連結部22bの軸孔23bに遊嵌し、且つ隙間Gが設けられていることにより、軸部材31は、両節輪21a,21bのいずれにも固着されることなく、自転可能である。
第2の軸部35の先端部36は、例えば加締め加工により塑性変形され、挟持部37とされる。ここで、図4に示すように、連結部22bに金属板等のスペーサSを重ねて先端部36を加締め、加締め後にスペーサSを取り除くことで、容易に上記の隙間Gを設けることができる。
このように、案内部32を含む軸部材31の全体は、自転可能であり、即ち、その中心軸を中心にして、両節輪21a,21bのいずれに対しても回動可能である。且つ、両節輪21a,21bは、軸部材31の中心軸を中心にして相対的に回動可能である。
次に、図5を参照して、湾曲部12の湾曲に伴うワイヤ16の変形を説明する。
図5(A)は、図中湾曲部12の下部に配設されているワイヤ16aが牽引された際の湾曲部12の状態を示す。ワイヤ16aが牽引されると、湾曲部12の下部に並ぶ軸部材31aの案内部32によって規定されるワイヤ16aの経路長を短縮するように、湾曲部12の側部に並ぶ軸部材31cによって連結された隣り合う2つの節輪21が、それらの下縁の間隔P1を狭める向きに相対的に回動する。それにより、湾曲部12は下に向けて湾曲する。尚、両節輪21の上縁の間隔P2は広がり、それに伴って、湾曲部12の上部に並ぶ軸部材31bの案内部32によって規定されるワイヤ16bの経路長は延長され、それに呼応して、ワイヤ16bは操作部3から繰り出される。
湾曲部12の側部に並ぶ軸部材31cの案内部32に形成された挿通孔33を順次挿通されて湾曲部12の側部に配設されているワイヤ16cは、湾曲部12の湾曲に応じて、各軸部材31cの位置で適宜屈曲される。具体的には、挿通孔33の両端にあたる案内部32の縁33a,33bに接触し、縁33a,33bにおいて適宜屈曲される。
ここで、案内部32を含む軸部材31cの全体は、連結する2つの節輪21のいずれに対しても回動可能である。ワイヤ16cは、案内部32の縁33a,33bにそれぞれ接触し、軸部材31cに、その中心軸まわりのトルクを作用させる。そこで、軸部材31cは、一方の縁33aでワイヤ16cと接触することによって作用するトルクと、他方の縁33bでワイヤ16cと接触することによって作用するトルクとが釣り合うように、その中心軸まわりに回動する。
軸部材31cが回動することにより、案内部32の一方の縁33aにおけるワイヤ16cの屈曲角度θaと、他方の縁33bにおけるワイヤ16cの屈曲角度θbとは略等しくなる。そして、案内部32との接触によってワイヤ16cに作用する力は、一方の縁33aに接触する部位と、他方の縁33bに接触する部位とに略等しく分散される。
参考として、図5(B)に、隣り合う2つの節輪を連結する軸部材が一方の節輪に固着された場合、即ち、案内部を含む軸部材が、一方の節輪に対して回動不能である場合を示す。
軸部材31cは、隣り合う2つの節輪21a,21bを連結しており、そして、一方の節輪21bに固着されている。軸部材31cが固着された節輪21bに臨む案内部32の縁33bにおいて、ワイヤ16cの屈曲は殆ど生じないが、その分、他方の節輪21aに臨む縁33aにおいてワイヤ16cに顕著な屈曲が生じる(θa>>θb≒0)。そのため、軸部材31cの案内部32との接触によってワイヤ16cに作用する力は、一方の縁33aと接触する部位に集中してしまう。
このように、案内部32を含む軸部材31の全体が、その中心軸を中心にして、連結する2つの節輪21のいずれに対しても回動可能であることから、両節輪21が相対的に回動した際に、案内部32の両縁でワイヤを均等に屈曲させることができる。それにより、案内部32との接触によってワイヤ16に作用する力を分散させることができ、ワイヤ16の磨耗を抑制することができる。
図6〜図8は、湾曲部12の隣り合う2つの節輪21を連結する軸部材の変形例を示す。
上述した軸部材31は、隣り合う2つの節輪21a,21bの重ね合わされたそれぞれの連結部22a,22bのうち、外に位置する連結部22bを一対の挟持部34,37で挟み、この連結部22bに取り付けられているところ、図6に示す軸部材41は、内に位置する連結部22aを挟み、この連結部22aに取り付けられている。
内に位置する連結部22aの軸孔23aは、外に位置する連結部22bの軸孔23bに比べて小径に成形されている。軸部材41は、ワイヤ16が挿通される挿通孔43が形成された案内部42と、案内部42から延びる軸部44とを有している。
案内部42は、内に位置する連結部22aの軸孔23aよりも大径に成形されている。軸部44は、軸孔23aよりも僅かに小径に成形されており、軸孔23aに遊嵌する。そして、軸部44の先端部は、軸孔23aを通して連結部22aの外に突出し、連結部22aより突出した先端部は、軸孔23aよりも大径で、且つ外に位置する連結部22bの軸孔23bよりも僅かに小径となるように扁平な円盤状に塑性変形され、挟持部47とされる。
挟持部47が形成された軸部材41は、その案内部42と挟持部47とにより、両連結部22a,22bの重ね合わせの方向に連結部22aの軸孔23aの周縁部を挟み、連結部22aに取り付けられる。即ち、案内部42は、挟持部47と対をなす挟持部を構成する。また、挟持部47は、外に位置する連結部22bの軸孔23bよりも僅かに小径であり、外に位置する連結部22bの軸孔23bに遊嵌して、連結部22bに対する軸としても機能する。
そして、軸部材41の一対の挟持部となる案内部42及び挟持部47と、それらの間に挟まれる連結部22aとの間には、両連結部22a,22bの重ね合わせの方向に僅かな隙間Gが設けられている。軸部44は連結部22aの軸孔23aに遊嵌し、軸部44の挟持部47は連結部22bの軸孔23bに遊嵌し、且つ隙間Gが設けられていることにより、軸部材41は、両節輪21a,21bのいずれにも固着されることなく、自転可能である。
上記の隙間Gは、例えば案内部42と連結部22aとの間に金属板等のスペーサを介在させて軸部44の先端部を加締め、加締め後にスペーサを取り除くことで設けることができる。
このように、案内部42を含む軸部材41の全体が、その中心軸を中心にして、連結する2つの節輪21のいずれに対しても回動可能であることから、両節輪21が相対的に回動した際に、案内部42の両縁でワイヤを均等に屈曲させることができる。それにより、案内部42との接触によってワイヤ16に作用する力を分散させることができ、ワイヤ16の磨耗を抑制することができる。
図7に示す軸部材51は、隣り合う2つの節輪21a,21bの重ね合わされたそれぞれの連結部22a,22bをいずれも挟んで取り付けられている。
両連結部22a,22bの軸孔23a,23bは、同一の径に成形されている。軸部材51は、ワイヤ16が挿通される挿通孔53が形成された案内部52と、案内部52から延びる軸部54とを有している。
案内部52は、両連結部22a,22bの軸孔23a,23bよりも大径に成形されている。軸部54は、軸孔23a,23bよりも僅かに小径に成形されており、軸孔23a,23bに遊嵌する。そして、軸部54の先端部は、軸孔23a,23bを通して連結部22bの外に突出し、連結部22bより突出した先端部は、軸孔23bよりも大径となるように扁平な円盤状に塑性変形され、挟持部57とされる。
挟持部57が形成された軸部材51は、その案内部52と挟持部57とにより、両連結部22a,22bの重ね合わせの方向に連結部22a,22bの軸孔23a,23bの周縁部を挟んで取り付けられる。即ち、案内部52は、挟持部57と対をなす挟持部を構成する。
そして、軸部材51の一対の挟持部となる案内部52及び挟持部57と、それらの間に挟まれる両連結部22a,22bとの間には、両連結部22a,22bの重ね合わせの方向に僅かな隙間Gが設けられている。軸部54は両連結部22a,22bの軸孔23a,23bに遊嵌し、且つ隙間Gが設けられていることにより、軸部材51は、両節輪21a,21bのいずれにも固着されることなく、自転可能である。
上記の隙間Gは、例えば案内部52と連結部22aとの間にスペーサを介在させ、又は連結部22bにスペーサを重ねて軸部54の先端部を加締め、加締め後にスペーサを取り除くことで設けることができる。
このように、案内部52を含む軸部材51の全体が、その中心軸を中心にして、連結する2つの節輪21のいずれに対しても回動可能であることから、両節輪21が相対的に回動した際に、案内部52の両縁でワイヤを均等に屈曲させることができる。それにより、案内部52との接触によってワイヤ16に作用する力を分散させることができ、ワイヤ16の磨耗を抑制することができる。
次に図8を参照して、上述した軸部材31は、案内部32を含む全体が、連結する2つの節輪21に対して回動可能な構成であるところ、図8に示す軸部材61は、案内部62のみが回動可能に構成されている。
隣り合う2つの節輪21a,21bの重ね合わされたそれぞれの連結部22a,22bのうち、外に位置する連結部22bの軸孔23bは、内に位置する連結部22aの軸孔23aに比べて小径に成形されている。
軸部材61は、ワイヤ16が挿通される挿通孔63が形成された案内部62と、固着部70とを有している。案内部62及び固着部70は別々の部品であり、相互に接続される。固着部70は、第1の軸部64と、第1の軸部64の先端に連なって第1の軸部64と同軸に設けられた第2の軸部65と、を有している。案内部62には、固着部70との接続を提供する球継手69が設けられており、固着部70の第1の軸部64の基端部には、球継手69を収容するソケット68が設けられている。球継手69をソケット68に収容された案内部62は、固着部70の中心軸を中心にして回動可能に、この固着部70に支持される。
固着部70の第1の軸部64は、内に位置する連結部22aの軸孔23aよりも僅かに小径に成形されており、軸孔23aに遊嵌する。そして、第1の軸部64は、外に位置する連結部22bの軸孔23bよりも大径に成形されており、その端面において、軸孔23bの周縁部に係合する。
固着部70の第2の軸部65は、外に位置する連結部22bの軸孔23bに挿通される。そして、第2の軸部65の先端部は、軸孔23bを通して連結部22bの外に突出し、連結部22bより突出した先端部は、軸孔23bよりも大径となるように扁平な円盤状に塑性変形され、挟持部67とされる。
挟持部67が形成された固着部70は、その第1の軸部64と挟持部67とにより、両連結部22a,22bの重ね合わせの方向に連結部22bの軸孔23bの周縁部を隙間なく挟み、連結部22bに固着される。
固着部70は、一方の節輪21bの連結部22bに固着されるが、固着部70の第1の軸部64は、他方の節輪21aの連結部22aに形成されている軸孔23aに遊嵌している。よって、この節輪21aは、固着部70の第1の軸部64を中心に、節輪21bに対して回動可能である。そして、固着部70に回動可能に支持された案内部62は、両節輪21a,21bのいずれに対しても回動可能である。
このように、軸部材61の案内部62が、固着部70の中心軸、即ち、軸部材61の中心軸を中心にして、連結する2つの節輪21a,21bのいずれに対しても回動可能であることから、両節輪21a,21bが相対的に回動した際に、案内部62の両縁でワイヤを均等に屈曲させることができる。それにより、案内部62との接触によってワイヤ16に作用する力を分散させることができ、ワイヤ16の磨耗を抑制することができる。さらに、固着部70は、その第1の軸部64と挟持部67とにより、一方の節輪21bの連結部22bに形成された軸孔23bの周縁部を隙間なく挟んで、この連結部22bに固着されており、軸部材61のガタツキがなくなる。それにより、両節輪21a,21bの相対的な回動が円滑になされる。
以上説明したように、本明細書に開示された内視鏡は、操作部と、操作部に連なって設けられた挿入部と、を備え、前記挿入部は、順次連結された複数の節輪を有する湾曲部を含み、隣り合う2つの前記節輪は、前記湾曲部の中心軸に交差する軸部材を中心に相対的に回動可能に、該軸部材によって連結されており、前記複数の節輪を経て前記操作部に至るワイヤが牽引操作されることにより、前記湾曲部が湾曲する内視鏡であって、前記軸部材は、前記ワイヤが挿通される挿通孔が形成された案内部を有し、前記軸部材の少なくとも前記案内部は、該軸部材により連結される2つの前記節輪のいずれに対しても、該軸部材の中心軸を中心に回動可能である。
上記の内視鏡によれば、軸部材の案内部は、連結する2つの節輪のいずれに対しても回動可能であることから、両節輪が相対的に回動した際に、案内部の両縁でワイヤを均等に屈曲させることができる。それにより、案内部との接触によってワイヤに作用する力を分散させることができ、ワイヤの磨耗を抑制することができる。
また、本明細書に開示された内視鏡は、前記複数の節輪は、前記軸部材が挿通される軸孔が形成された連結部をそれぞれ有し、隣り合う2つの前記節輪は、重ね合わせたそれぞれの前記連結部の軸孔に前記軸部材が挿通されて連結されている。
また、本明細書に開示された内視鏡は、前記軸部材は、重ね合わされた2つの前記連結部の少なくとも一方の連結部を、それらの重ね合わせの方向に挟む一対の挟持部を有し、前記一対の挟持部と、該一対の挟持部に挟まれる前記連結部との間には、前記重ね合わせの方向に隙間が置かれる。この内視鏡によれば、軸部材は、連結する2つの節輪のいずれにも固着されることなく取り付けられ、案内部を含む軸部材の全体が、その中心軸を中心にして、両節輪に対して回動可能となる。それにより、案内部を含む軸部材の全体を一体に形成することができ、構成を簡易なものとすることができる。
また、本明細書に開示された内視鏡は、前記軸部材は、重ね合わされた2つの前記連結部のいずれか一方の連結部に固着される固着部をさらに有し、前記案内部は、該固着部から分離され、該軸部材の軸を中心に回動可能に該固着部に支持されている。この内視鏡によれば、軸部材のガタツキをなくすことができ、この軸部材により連結される2つの節輪の相対的な回動が円滑になされる。
1 内視鏡
2 挿入部
3 操作部
4 ユニバーサルケーブル
5 コネクタ
11 先端部
12 湾曲部
13 軟性部
14 ボタン
15a,15b ノブ
16,16a,16b,16c ワイヤ
21,21a,21b 節輪
22,22a,22b 連結部
23a,23b 軸孔
31,31a,31b,31c 軸部材
32 案内部
33 挿通孔
34 第1の軸部(挟持部)
35 第2の軸部
36 第2の軸部の先端部
37 挟持部

Claims (1)

  1. 操作部と、操作部に連なって設けられた挿入部と、を備え、
    前記挿入部は、順次連結された複数の節輪を有する湾曲部を含み、
    隣り合う2つの前記節輪は、前記湾曲部の中心軸に交差する軸部材を中心に相対的に回動可能に、該軸部材によって連結されており、
    前記複数の節輪を経て前記操作部に至るワイヤが牽引操作されることにより、前記湾曲部が湾曲する内視鏡であって、
    前記複数の節輪は、前記軸部材が挿通される軸孔が形成された連結部をそれぞれ有し、隣り合う2つの前記節輪は、重ね合わせたそれぞれの前記連結部の軸孔に前記軸部材が挿通されて連結されており、
    前記軸部材は、前記ワイヤが挿通される挿通孔が形成された案内部と、重ね合わされた2つの前記連結部のいずれか一方の連結部に固着される固着部とを有しており、該案内部は、該固着部から分離され、該軸部材の中心軸を中心に回動可能に該固着部に支持され、該軸部材により連結される2つの前記節輪のいずれに対しても、該軸部材の中心軸を中心に回動可能である内視鏡。
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