JP2013153713A - 魚釣用リールのハンドルおよびハンドルノブ - Google Patents

魚釣用リールのハンドルおよびハンドルノブ Download PDF

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Abstract

【課題】コストが嵩むことなく、釣針のかけ易さに優れ、かける際に針先が傷みにくい魚釣用リールのハンドルおよびハンドルノブを提供する。
【解決手段】魚釣用リールのハンドルは、リール本体1に回転可能に設けられたハンドル軸に連結されるアーム部8と、アーム部8の端部に取り付けられたハンドルノブ10と、を備え、ハンドルノブ10は、少なくとも一部が軟質部材で形成され、軟質部材で形成された部分に、釣針20が挿通保持される貫通孔11が設けられており、貫通孔11は、貫通孔11の開口11a,11bに向けて広がっている構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、魚釣用リールのハンドルおよびハンドルノブに関する。
一般に、魚釣りにおいて、対象魚の種類や釣法によっては、釣り場を移動しながら(ポイントを探しながら)釣りをすることがある。このような釣りでは、移動のたびに仕掛けを取り外すのは面倒であるため、仕掛けを取り外さずに移動する場合がある。しかし、仕掛けが竿先から垂れ下がっている状態では、移動中に仕掛けがブラブラして竿に巻き付いたり、衣服に釣針が引っかかったりする等、竿や仕掛けの取り扱いが煩わしいことがある。
このような煩わしさを解決するものとして、特許文献1に開示されているように、釣針を係止するための専用のフックを魚釣用リールに取り付けたものが知られている。
この魚釣用リールによれば、釣針をフックに係止することで竿先から垂れ下がった仕掛けを留めておくことができる。
なお、実釣時には、魚釣用リールに備わるベールや釣糸のガイド等を利用して釣針を係止させることも行われているが、ベールや釣糸のガイド等が傷つくことがあるため好ましくない。
一方、魚釣用リールの構成部品であるハンドルノブに穴を形成したものが知られている(例えば特許文献2,3参照)。
特開2010−172298号公報 特開2001−269096号公報 特開2004−236541号公報
しかしながら、特許文献1では、釣針の係止にフックが必要となるため部品数が増加し、コスト高となる問題がある。また、フックを後付けのオプション部品として取り付けるようにしても、これを購入するユーザーに金銭的な負担をかけてしまう。
また、フックはリール本体の側面に突出するものであるため、不使用時には邪魔になることもある。
また、特許文献2,3には、ハンドルノブに穴が形成されているものの、穴に釣針を係止するような思想はない。なお、特許文献2,3において、ハンドルノブの穴に釣針を強引にかけようとしても挿入しづらく、また、ハンドルノブの有する構造や構成材料からして、針先が傷付いてしまう。
本発明は、前記問題を解決するためになされたものであり、釣針をかけることができる魚釣用リールのハンドルおよびハンドルノブにおいて、コストが嵩むことなく、釣針のかけ易さに優れ、かける際に針先が傷みにくい魚釣用リールのハンドルおよびハンドルノブを提供することを課題とする。
このような課題を解決する本発明の魚釣用リールのハンドルは、リール本体に回転可能に設けられたハンドル軸に連結されるアーム部と、前記アーム部の端部に取り付けられたハンドルノブと、を備えた魚釣用リールのハンドルであって、前記ハンドルノブは、少なくとも一部が軟質部材で形成され、前記軟質部材で形成された部分に、釣針が挿通保持される貫通孔が設けられており、前記貫通孔は、前記貫通孔の開口に向けて広がっていることを特徴とする。
この魚釣用リールのハンドルによれば、ハンドルノブに設けられた貫通孔に釣針をかけることができ、釣り場の移動中に竿先から垂れ下がった仕掛けを留めておくことができる。貫通孔に釣針をかける際には、広がっている開口を通じて針先を挿入することができる。
また、貫通孔は軟質部材で形成された部分に設けられているので、貫通孔に釣針をかける際や貫通孔から釣針を外す際に、釣針の当接を緩衝することができる。
また、本発明は、前記ハンドルノブは、扁平状とされた部分を有しており、前記貫通孔は、前記扁平状とされた部分に設けられていることを特徴とする。
この魚釣用リールのハンドルによれば、扁平状である分、他の部分に設けられた場合に比べて貫通孔の長さが短くなる。
また、本発明は、前記ハンドルノブに、凹状部が形成されており、前記貫通孔は、前記凹状部に設けられていることを特徴とする。
この魚釣用リールのハンドルによれば、凹状部である分、他の部分に設けられた場合に比べて貫通孔の長さが短くなる。
また、凹状部を形成する内面に沿わせるようにして針先を貫通孔に挿入することもできる。
また、本発明のハンドルノブは、魚釣用リールのハンドルのアーム部に取り付けられ、少なくとも一部が軟質部材で形成されたハンドルノブであって、前記軟質部材で形成された部分には、釣針が挿通保持される貫通孔が設けられており、前記貫通孔は、前記貫通孔の開口に向けて広がっていることを特徴とする。
このハンドルノブによれば、貫通孔に釣針をかけることができ、釣り場の移動中に竿先から垂れ下がった仕掛けを留めておくことができる。貫通孔に釣針をかける際には、広がっている開口を通じて針先を挿入することができる。
また、貫通孔は軟質部材で形成された部分に設けられているので、貫通孔に釣針をかける際や貫通孔から釣針を外す際に、釣針の当接を緩衝することができる。
本発明の魚釣用リールのハンドルおよびハンドルノブによれば、貫通孔に釣針をかける際に、広がっている開口を通じて針先を挿入することができるので、針先を挿入し易く、釣針をかけ易い。
軟質部材により釣針の当接を緩衝することができるので、貫通孔に釣針をかける際や貫通孔から釣針を外す際に、針先が当接したりこすれたりしても針先が傷つきにくい。
また、ハンドルノブに貫通孔を形成するだけで釣針をかけることができるので、コストが嵩むこともない。
また、貫通孔であるので、フック部を設けたときのようにハンドルノブから突出することもなく、邪魔にならない。
また、貫通孔が扁平状とされた部分に設けられている構成では、扁平状である分、他の部分に設けられた場合に比べて貫通孔の長さが短くなるので、貫通孔に釣針をかける際や貫通孔から釣針を外す際の操作が行い易い。また、貫通孔の長さが短くなるので、釣針をかける際や外す際に、貫通孔の内面に針先が当接したりこすれたりする頻度が少なくなる。したがって、針先がより一層傷つきにくい。
また、貫通孔が凹状部に設けられている構成においても、凹状である分、他の部分に設けられた場合に比べて貫通孔の長さが短くなるので、貫通孔に釣針をかける際や貫通孔から釣針を外す際の操作が行い易い。また、貫通孔の長さが短くなるので、釣針をかける際や外す際に、貫通孔の内面に針先が当接したりこすれたりする頻度が少なくなる。したがって、針先がより一層傷つきにくい。
また、凹状部を形成する内面に沿わせるようにして針先を貫通孔に挿入することができるので、貫通孔に針先が導かれ易くなり、針先を挿入しやすい。特に、夜間等の釣行において手元が見えにくい場合でも、貫通孔に針先を好適に挿入することができる。
本発明の第1実施形態に係る魚釣用リールのハンドルおよびハンドルノブが適用される魚釣用リールを示した側面図である。 ハンドルノブを示した拡大図であり、(a)は平面図、(b)は図2(a)におけるA−A線断面図、(c)は釣針を挿通した状態の断面図である。 変形例のハンドルノブを示した拡大断面図である。 (a)は本発明の第2実施形態のハンドルノブを示した拡大断面図、(b)は変形例を示す拡大断面図、(c)は本発明の第3実施形態のハンドルノブを示した拡大断面図である。 本発明の第4実施形態のハンドルノブを示した拡大図であり、(a)は平面図、(b)は図5(a)におけるB−B線断面図である。 本発明の第5実施形態のハンドルノブを示した拡大図であり、(a)は平面図、(b)は図6(a)のC−C線断面図である。 本発明の第6実施形態のハンドルノブを示した図であり、(a)は平面図、(b)は図7(a)のD−D線断面図、(c)は変形例の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、「前後」「左右」「上下」を言うときは、図1,2(a)(b)に示した方向を基準とする。なお、説明において、同一の要素には同一の符号を用い、重複する説明は省略する。また、魚釣用リールとして魚釣用スピニングリールに適用した例を示すが、適用される魚釣用リールを限定する趣旨ではなく、両軸型の魚釣用リール等にも適用することができる。
(第1実施形態)
図1に示すように、主として、魚釣用スピニングリールは、図示しない釣竿に装着するための脚部1Aが形成されたリール本体1と、リール本体1の前方に回転可能に設けられたロータ2と、このロータ2の回転運動と同期して前後方向移動可能に設けられたスプール6と、巻取操作されるハンドル7とを有して構成される。
ロータ2の基部には、一対のロータ腕部3(一方のみ図示)が一体に設けられている。ロータ腕部3の先端には、ラインローラ4aを支持するベールアーム4とラインスライダ4bとからなるベール支持部材が釣糸巻取位置と釣糸放出位置との間で反転自在に取り付けられている。また、他方のロータ腕部3には、図示しないベールホルダが同様に釣糸巻取位置と釣糸放出位置との間で反転自在に取り付けられている。ラインスライダ4bとベールホルダとの間には、ベール5が架け渡されている。
スプール6は、リール本体1の前後方向へ往復動可能に取り付けられた図示しないスプール軸に支持されている。
そして、釣糸巻取時にベール5を釣糸巻取位置へ倒してハンドル7を回転操作すると、ロータ2が釣糸巻取方向へ回転するとともに前後方向にスプール6が往復動し、スプール6に対して釣糸が巻回される。
また、ベール5を釣糸放出位置へ反転させることで、図示しない仕掛けの投擲が可能となる。
ハンドル7は、図2(a)に示すように、アーム部8と、アーム部8の端部8aに止着された支軸9と、支軸9に回転自在に取り付けられたハンドルノブ10とを備えて構成されている。釣糸巻取時には、ハンドルノブ10を指で挟持してハンドル7を回転操作する。
支軸9は、その基端部がアーム部8の端部8aに設けられた図示しない透孔に挿入または圧入されて止着されている。これにより、支軸9は、アーム部8の側方へ向けて回転不能に突設されている。
ハンドルノブ10は、図示しない軸受を介して支軸9に挿通支持されている。なお、ハンドルノブ10は、支軸9の突出端に図示しないねじを螺合すること等により、支軸9に抜け止め保持されている。
ハンドルノブ10は、図2(b)に示すように、上面10aと下面10bとの対向する二面間の厚みが薄く形成されており、指(例えば親指と人指し指)で摘み易い扁平状とされている。本実施形態では、ハンドルノブ10の全体が扁平状となっている。
ハンドルノブ10は、全体が軟質部材で形成されている。なお、軟質部材の定義であるが、アルミ合金より硬度が低く(HRB40未満)、かつ、弾性率が低い(70GPa未満)材料なら何でもよく、ABS樹脂、PC樹脂、POM樹脂、ナイロン樹脂、等の樹脂材料がよく、さらに、硬度の低い、例えば、ウレタンや軟質塩化ビニル(PVC)等の軟質樹脂、コルク材、ゴム材等で形成してもよい。
ハンドルノブ10には、扁平面とされた上面10aと下面10bとの二面を貫通するように(対向する二面の扁平面(上面10a,下面10b)の一面から他面に貫通するように)、貫通孔11が形成されている。この貫通孔11は、後記するように、釣針20(図2(c)参照)を係止して留めおくことのできる針かけとして機能する。
貫通孔11は、図2(b)に示すように、貫通孔11の内方から開口11a,11bに向けてそれぞれ湾曲状(ラッパ状)に広がっている。つまり、貫通孔11は、貫通孔11の軸方向中央部分11eを最小径部として、開口11a,11bに向けて拡径している。
なお、開口11aは、図2(a)に示すように、平面視で、左右方向が長軸となる略楕円形とされている。
貫通孔11は、図2(b)に示すように、A−A断面において、支軸9に近い側の内面11cの曲率半径が支軸から遠い側の内面11dの曲率半径よりも大きくなっている。つまり、内面11dは、内面11cよりも湾曲しており、図2(c)に示すように、釣針20のフトコロの湾曲状部22に略対応した形状となっている。
なお、内面11cおよび内面11dの曲率半径は、同じに設定してもよい。
このような貫通孔11に対して、図2(c)に示すように、釣針20を通してかけることができる。
釣針20を貫通孔11にかける際には、例えば一方の開口11aから針先21を貫通孔11内に挿入し、針先21を貫通孔11に挿通させて他方の開口11bから針先21を抜き出す。これにより、釣針20の湾曲状部22が貫通孔11内に位置して、貫通孔11に釣針20をかけることができる。
本実施形態によれば、貫通孔11に釣針20をかける際に、広がっている開口11a(または開口11b)を通じて針先21を挿入することができるので、針先21を挿入し易く、釣針20をかけ易い。
また、ハンドルノブ10は、軟質部材により形成されており、貫通孔11内において釣針20の当接を緩衝することができるので、貫通孔11に釣針20をかける際や貫通孔11から釣針20を外す際に、針先21が当接したりこすれたりしても針先21が傷つきにくい。
また、ハンドルノブ10に貫通孔11を形成するだけで釣針20をかけることができるので、コストが嵩むこともなく、ハンドルノブ10から突出する構造でもないので、不使用時に邪魔になることもない。
また、ハンドルノブ10が扁平状であり、貫通孔11が上面10aから下面10bに(肉薄方向に(短手方向))貫通しているので、肉厚方向に貫通している場合に比べて貫通孔11の長さが短くなるので、貫通孔11に釣針20をかける際や外す際の操作が行い易い。また、貫通孔11の長さが短くなるので、釣針20をかける際や外す際に、貫通孔11の内面11c,11dに針先21が当接したりこすれたりする頻度が少なくなる。したがって、針先21がより一層傷つきにくい。また、貫通孔11の長さが短くなるので、より小さい釣針20をかけることも可能となる。
なお、貫通孔11の軸方向中央部分11eが最小径部となっているので、この狭まった部分により釣針20の湾曲状部22が貫通孔11内において前後方向に振れるのを好適に抑えることができる。したがって、釣針20の保持性が高まる。
なお、図3に示すように、貫通孔11は、一方の内面11cを開口11aに向けてさらに広がるように形成してもよい。
このような貫通孔11とすることにより、針先21の挿入し易さが向上する。なお、内面11d側を開口11aに向けてさらに広がるように形成してもよい。
また、反対側の開口11bにおいて、内面11cや内面11dを開口11bに向けて広がるように形成してもよい。
(第2実施形態)
図4(a)を参照して本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態では、貫通孔12の内面12c,12dが断面直線状(図2(a)のA−A断面に相当する断面において直線状)となっている。つまり、貫通孔12は、軸方向中央部分12eを最小径部として、開口12a,12bに向けて凹凸のない略漏斗状の傾斜面(内面12c,12d)を有して形成されている。
本実施形態によれば、前記第1実施形態で説明した作用効果に加えて、内面12c,12dが断面直線状となっているので、釣針20をかける際に、針先21を内面12cや内面12dに沿ってスムーズに挿入することができ、挿入操作が行い易い。
また、軸方向中央部分12eは、貫通孔12の内空へ向けて角形に突出しているので、例えば、この部分に釣針20の湾曲状部22(図2(c)参照、以下同じ)を部分的に当接させて保持することも可能である。この場合には、釣針20が貫通孔12に対して部分的に当接する(点接触となって抵抗が少ない)ので、釣針20をかける際や外す際の着脱性がよく、操作が行い易い。
また、内面12c,12dが断面直線状となっているので、貫通孔12の成形が容易であり、コストを低減することが可能である。
なお、貫通孔12は、内面12cや内面12dを開口12a,12bに向けてさらに広がるように形成してもよい。
また、図4(b)に示すように、軸方向中央部分13を軸方向に筒状に延設した形状としてもよい。このように形成することによって、軸方向中央部分13で釣針20の湾曲状部22を好適に保持することができ、貫通孔12内における釣針20の振れを抑制することができる。
(第3実施形態)
図4(c)を参照して本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態では、ハンドルノブ10が金属製であり、ハンドルノブ10に形成された縦孔14に貫通孔15Aが設けられた軟質部材15が取り付けられている。
ハンドルノブ10は、アルミ合金、マグネシウム合金等の軽金属から形成されている。縦孔14は、上面10aから下面10bに貫通する筒状の内面14cを有する孔であり、中央部14dが縦孔14の内空に向けてフランジ状に突出している。
軟質部材15は、例えば、ウレタンや軟質塩化ビニル(PVC)等の軟質樹脂、コルク材、ゴム材等で筒状に形成され、内側に貫通孔15Aを有している。
なお、軟質部材15は、アルミ合金やマグネシウム合金等の軽金属より硬度が低く(HRB40未満)、かつ、弾性率が低い(70GPa未満)材料でもよく、例えば、ABS樹脂、PC樹脂、POM樹脂、ナイロン樹脂、等の樹脂材料を採用してもよい。
軟質部材15の外周面15cは、縦孔14の内面14cに内嵌可能であり、外周面15cに連続して形成された周溝15dは、縦孔14の中央部14dに内嵌可能である。なお、軟質部材15は、縦孔14に接着材等を用いて固定することができる。
軟質部材15は、その内面15f,15gが内方から開口15a,15bに向けてそれぞれ湾曲状(ラッパ状)に広がっている。つまり、軸方向中央部分15eを最小径部として、開口15a,15bに向けて拡径している。内面15fの曲率半径は、内面15gの曲率半径よりも大きくなっている。つまり、内面15gは、内面15fよりも湾曲しており、釣針20のフトコロの湾曲状部22(図2(c)参照)に略対応した形状となっている。
なお、内面15fおよび内面15gの曲率半径は、同じに設定してもよい。
このような軟質部材15の貫通孔15Aに対して、釣針20を通してかけることができる。
本実施形態によれば、前記第1実施形態で説明した作用効果に加えて、ハンドルノブ10が金属製であるので、剛性に優れ、釣針20の保持性が高まる。
また、ハンドルノブ10に金属材料を用いた場合には、軟質部材15としてより軟質な材料を用いても、ハンドル操作中に変形し過ぎることがない。
また、軟質部材15を縦孔14から剥離して、部品単体で交換することも可能である。
なお、ハンドルノブ10は、木製やプラスチック製としてもよい。また、一体成形によって貫通孔15Aに軟質部材15を形成することも可能である。
(第4実施形態)
図5を参照して本発明の第4実施形態について説明する。
本実施形態では、貫通孔16の内面16cが開口16aから開口16bに亘って断面直線状となっている。
なお、内面16dは、軸方向中央部16eから開口16a,16bに向けて広がるように形成されている。
本実施形態によれば、前記第1実施形態で説明した作用効果に加えて、内面16cが前記した断面直線状であるので、釣針20をかける際や外す際に、貫通孔16の内面16cに沿って針先21を直線的に移動させることができ、釣針20をかける際や外す際の操作が行い易い。
また、内面16cや内面16dに針先21が当接したりこすれたりする頻度も少なくなり、針先21がより一層傷つきにくい。
(第5実施形態)
図6を参照して本発明の第5実施形態について説明する。
本実施形態では、ハンドルノブ30が軟質部材からなる略球状に形成されており、外周面の一部に貫通孔17が形成されている。
貫通孔17は、図6(b)に示すように、その内面17c,17dが内方から開口17a,17bに向けてそれぞれ湾曲状(ラッパ状)に広がっている。つまり、軸方向中央部分17eを最小径部として、開口17a,17bに向けて拡径している。内面17cの曲率半径は、内面17dの曲率半径よりも大きくなっている。つまり、内面17dは、内面17cよりも湾曲しており、釣針20のフトコロの湾曲状部22を部分的に係止可能な大きさとなっている。
本実施形態によれば、ハンドルノブ30が略球状である構成において、釣針20をハンドルノブ30の貫通孔17を用いてかけることができる。
また、この場合にも、貫通孔17に釣針20をかける際に、広がっている開口17a(または開口17b)を通じて針先21を挿入することができるので、針先21を挿入し易く、釣針20をかけ易い。
また、前記第1実施形態で説明した軟質部材による作用効果に加えて、内面17dに、釣針20のフトコロの湾曲状部22が部分的に係止される大きさであるので、挿入時に針先21を大きく移動させる必要がなく、釣針20をかける際や外す際の操作が行い易い。
(第6実施形態)
図7を参照して本発明の第6実施形態について説明する。
本実施形態では、ハンドルノブ40に凹状部19が形成されており、この凹状部19に貫通孔18が形成されている。
ハンドルノブ40は、軟質部材からなる平面視で略T字形状に形成されており、図2(b)に示すように、上面40aと下面40bとの対向する二面間の厚みが薄く形成されており、指(例えば親指と人指し指)で摘み易い扁平状とされている。本実施形態では、ハンドルノブ40の全体が扁平状となっている。
ハンドルノブ40の延出端部には、上下に凹状に切り欠かれた形状の凹状部19,19が形成されており、貫通孔18は、この凹状部19内に設けられている。
凹状部19,19は同形状であるので、一方の上面40a側の凹状部19について説明すると、図7(a)に示すように、凹状部19は、平面視で略U字形状を呈している。凹状部19は、上面40a側と前面40c側とが開口するように切り欠かれており、底部に、貫通孔18が形成されている。
貫通孔18は、図7(b)に示すように、その内方から開口18a,18bに向けてそれぞれ湾曲状(ラッパ状)に広がっている。つまり、貫通孔11は、貫通孔11の軸方向中央部分18eを最小径部として、開口18a,18bに向けて拡径している。
貫通孔18は、D−D断面において、支軸9に近い側の内面18cの曲率半径が支軸9から遠い側の内面18dの曲率半径よりも大きくなっている。つまり、内面18dは、内面18cよりも湾曲しており、釣針20のフトコロの湾曲状部22を部分的にかけることのできる形状となっている。
なお、内面18cは、凹状部19の内壁19aに連続するように湾曲している。
本実施形態によれば、貫通孔18が凹状部19内に設けられているので、凹状である分、他の部分(上面40a,下面40b間等)に設けられた場合に比べて貫通孔18の長さが短くなり、貫通孔18に釣針20をかける際や貫通孔18から釣針20を外す際に針先21を大きく移動させる必要がなく、操作が行い易い。
また、貫通孔18の長さが短くなるので、釣針20をかける際や外す際に、貫通孔18の内面18c,18dに針先21が当接したりこすれたりする頻度が少なくなる。したがって、針先21がより一層傷つきにくいという効果が得られる。また、貫通孔18の長さが短くなるので、ハンドルノブ40の厚みに対し、より小さい釣針20をかけることも可能となる。
また、凹状部19を形成する内面(内壁19a)に沿わせるようにして針先21を貫通孔18に挿入することができるので、貫通孔18に針先21が導かれ易くなり、針先21を挿入しやすい。
図7(c)は、軟質部材からなる略球状のハンドルノブ50(図7(a)において二点鎖線で図示)において、前記と同様に凹状部19,19を形成して、その底部に貫通孔18を形成したものを示している。
同図に示すように、このような略球状のハンドルノブ50においても、貫通孔18が凹状部19内に設けられているので、凹状部19,19を設けずに貫通孔18を形成した場合に比べて貫通孔18の長さが短くなり、貫通孔18に釣針20をかける際や貫通孔18から釣針20を外す際に針先21を大きく移動させる必要がなく、操作が行い易い。
また、貫通孔18の長さが短くなるので、釣針20をかける際や外す際に、貫通孔18の内面18c,18dに針先21が当接したりこすれたりする頻度が少なくなる。したがって、針先21がより一層傷つきにくいという効果が得られる。
また、凹状部19を形成する内面(内壁19a)に沿わせるようにして針先21を貫通孔18に挿入することができ、針先21を挿入しやすい。
なお、前記した凹状部19,19は、貫通孔18の両側で異なる大きさ(深さ)としてもよい。また、凹状部19は、貫通孔18の片側にのみ設けてもよい。
また、図7(b)(c)において、内面18cは、断面直線状に形成してもよい。
前記各実施形態において、釣針20として、シングルフック(1本針)のものを示したが、ルアー釣りに用いられるダブルフック(2本針)やトリプルフック(トレブルフック、3本錨形の釣針)も、そのうちの1本の針を貫通孔11等に好適にかけて係止することが可能である。
1 リール本体
7 ハンドル
8 アーム部
10,30,40,50 ハンドルノブ
11,12,15A,16,17,18 貫通孔
11a,11b 開口
12a,12b 開口
15a,15b 開口
16a,16b 開口
17a,17b 開口
18a,18b 開口
19 凹状部
20 釣針
21 針先

Claims (4)

  1. リール本体に回転可能に設けられたハンドル軸に連結されるアーム部と、前記アーム部の端部に取り付けられたハンドルノブと、を備えた魚釣用リールのハンドルであって、
    前記ハンドルノブは、少なくとも一部が軟質部材で形成され、前記軟質部材で形成された部分に、釣針が挿通保持される貫通孔が設けられており、
    前記貫通孔は、前記貫通孔の開口に向けて広がっていることを特徴とする魚釣用リールのハンドル。
  2. 前記ハンドルノブは、扁平状とされた部分を有しており、
    前記貫通孔は、前記扁平状とされた部分に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リールのハンドル。
  3. 前記ハンドルノブには、凹状部が形成されており、
    前記貫通孔は、前記凹状部に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用リールのハンドル。
  4. 魚釣用リールのハンドルのアーム部に取り付けられ、少なくとも一部が軟質部材で形成されたハンドルノブであって、
    前記軟質部材で形成された部分には、釣針が挿通保持される貫通孔が設けられており、前記貫通孔は、前記貫通孔の開口に向けて広がっていることを特徴とするハンドルノブ。
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