JP2013153566A - 車両給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】給電場所の制限を受けることなく、任意の場所で外部に給電可能な車両給電システムを提供する。
【解決手段】トランクルーム50内に設けられ、直流電源と電気的に接続されている給電口31aと、燃料電池自動車(電動車両)と別体に設けられ、トランクルーム50内に配置されるインバータ装置35と、を備え、トランクルーム50内には、車両前後方向から見て、インバータ装置35を給電口31aと重ならない位置に設置可能なインバータ設置スペース51aが設けられ、インバータ装置35には、側面39aから引き出され、先端部に給電口31aと接続されるコネクタ部38を有する接続ケーブル41が設けられていることを特徴としている。
【選択図】図7

Description

この発明は、電動車両の直流電源の電力を外部の交流機器に供給する車両給電システムに関するものである。
従来から、電気自動車や燃料電池自動車等の電動車両に搭載されたバッテリや燃料電池等の直流電源を利用して、家庭用の電気機器に電気を供給する車両給電システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の電力供給システム(車両給電システム)は、電力を車両外部に供給する手段を有する車両と、インバータを備えた定置型燃料電池システムと、定置型燃料電池システムより電力が供給される負荷装置と、定置型燃料電池システムに電力を供給する系統電源とを備えている。この電力供給システムは、系統電源の停電時に、車両と定置型燃料電池システムとを接続し、車両より定置型燃料電池システムのインバータを介して、負荷装置に電力を供給している。
特開2006−325392号公報
しかし、特許文献1に記載の技術においては、直流電力を交流電力に変換するためのインバータが定置型燃料電池システム内に設けられている。このため、車両の蓄電池から外部に電力を供給できる場所が、定置型燃料電池システムの設置場所の近傍に制限されてしまい、ユーザーにとって不便である。
そこで本発明は、給電場所の制限を受けることなく、任意の場所で外部に給電可能な車両給電システムの提供を課題とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の車両給電システム(例えば、後述の実施形態における車両給電システム30)は、電動車両(例えば、後述の実施形態における燃料電池自動車1)に搭載された直流電源(例えば、後述の実施形態における燃料電池2)の電力を、交流電力に変換して当該電動車両の外部の交流機器に供給する車両給電システムにおいて、前記電動車両に設けられ、荷物を収納するトランクルーム(例えば、後述の実施形態におけるトランクルーム50)と、前記トランクルーム内に設けられ、前記直流電源と電気的に接続されている給電口(例えば、後述の実施形態における給電口31a)と、前記電動車両と別体に設けられ、前記トランクルーム内に配置されて前記直流電源の電力を交流電力に変換するインバータ装置(例えば、後述の実施形態におけるインバータ装置35)と、を備え、前記トランクルーム内には、前記電動車両の前後方向から見て、前記インバータ装置を前記給電口と重ならない位置に設置可能なインバータ設置スペース(例えば、後述の実施形態におけるインバータ設置スペース51a)が設けられ、前記インバータ装置には、側面(例えば、後述の実施形態における側面39a)から引き出され、先端部に前記給電口と接続されるコネクタ部(例えば、後述の実施形態におけるコネクタ部38)を有する接続ケーブル(例えば、後述の実施形態における接続ケーブル41)が設けられていることを特徴としている。
また、請求項2に記載の車両給電システムは、前記給電口は、前記電動車両の後方かつ下方を向いて形成され、前記接続ケーブルは、前記トランクルーム内の前記インバータ設置スペースに前記インバータ装置を設置したとき、前記インバータ装置の側面のうち、前記給電口が配置された側の側面(例えば、後述の実施形態における側面39a)の下方から上方に向かって延出していることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、トランクルーム内に、給電口とインバータ設置スペースとが設けられているため、電動車両とは別体のインバータ装置を、トランクルーム内に積み込んで任意の場所に移動し、電動車両の外部の交流機器に電力を供給できる。したがって、車両給電システムは、給電場所の制限を受けることなく、任意の場所で外部に給電できる。
また、トランクルーム内のインバータ設置スペースが、車両前後方向から見て給電口と重ならない位置にインバータ装置を設置できるように設けられているため、給電時にトランクルーム内にインバータ装置をコンパクトに配置できるとともに、給電口に対するインバータ装置のコネクタ部の接続作業を容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、インバータ装置の接続ケーブルは、給電口が配置された側の側面の下方から上方に向かって延出しているので、下方を向いた給電口に対応して、無理に接続ケーブルを屈曲させることなくコネクタ部を接続できる。さらに、給電口と接続ケーブルのコネクタ部との接続時、接続ケーブルの弾性復元力は、接続ケーブルの先端部のコネクタ部に作用する重力に抗するように上向きに作用するので、接続ケーブルの弾性復元力を利用して小さな力で給電口にコネクタ部を嵌合できる。したがって、給電口とコネクタ部との接続時の作業性を向上できる。また、インバータ装置の接続ケーブルは、給電口が配置された側の側面から延出しているので、接続ケーブルの全長を短く設定することができる。特に、高電圧大電流に対応して、直径の太い高電圧大電流用の接続ケーブルを採用した場合には、接続ケーブルを屈曲させるのに大きな力が必要となるのに加え、接続ケーブルの単位長さあたりのコストが高くなる。したがって、本発明は、直径の太い高電圧大電流用の接続ケーブルを用いて大電力を外部に供給する車両給電システムに、特に好適である。
実施形態における燃料電池自動車の側面説明図である。 燃料電池自動車の上面説明図である。 トランクルームの説明図である。 トランク用カーペットを敷設したときのトランクルームの説明図である。 図4のA−A線に沿った断面図である。 インバータ装置を設置したときの外観斜視図である。 インバータ装置を設置したときの車両後方から見た説明図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明をする。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1は、実施形態における燃料電池自動車1の側面説明図である。なお、図1における符号16,17は、車室内のフロントシートとリヤシートである。
図2は、燃料電池自動車1の上面説明図である。
図1に示すように、燃料電池自動車1は、水素と酸素の電気化学反応によって発電を行う燃料電池スタック2(以下、「燃料電池2」と言う)を車体のフロア下に搭載するもので、燃料電池2により生じた電力で駆動モータ3を駆動して走行する。
燃料電池自動車1は、車両後方のトランクルーム50内に、燃料電池2と電気的に接続された給電口31aを備えており、燃料電池自動車1とは別体に設けられたインバータ装置35がトランクルーム50内に搭載可能となっている。
燃料電池自動車1とインバータ装置35とは、燃料電池自動車1の給電口31aにインバータ装置35が電気的に接続されることにより、燃料電池2の直流電力を、交流電力に変換して外部の交流機器に供給する車両給電システム30を構成する。なお、車両給電システム30の詳細については後述する。
燃料電池2は、単位燃料電池(単位セル)を多数積層してなる周知の固体高分子膜型燃料電池(PEMFC)であり、そのアノード側に燃料ガスとして水素ガスを供給し、カソード側に酸化剤ガスとして酸素を含む空気を供給することで、電気化学反応により水の生成とともに電力を発生する。
燃料電池自動車1は、車両左右のメインフレーム18,18に、フロントサブフレーム5とセンターサブフレーム7とリヤサブフレーム12とが結合されている。フロントサブフレーム5、センターサブフレーム7およびリヤサブフレーム12は、それぞれ複数のビーム材により上面視で略矩形枠状に形成されたフレームユニットである。
フロントサブフレーム5には、車室の前方において、車両駆動源である駆動モータ3と、燃料電池2のカソード側へ供給する空気を圧縮するコンプレッサ4とが支持されている。駆動モータ3およびコンプレッサ4の前方には、燃料電池2等を循環する冷却水を冷却するためのラジエータ10が配置されている。
センターサブフレーム7には、車体前後方向中間部のフロアパネル8の下面側(車室外側)に、燃料電池2と、燃料電池2の補機類6とが支持されている。なお、燃料電池2のための補機類6とは、レギュレータやエゼクタなどの水素供給補機および加湿器や希釈ボックスなどの空気排出補機である。
リヤサブフレーム12には、車体後部のリヤフロアパネル13の下面側(車室外側)に、燃料電池自動車1の減速時等に駆動モータ3からの回生電力を蓄電等するためのバッテリ11と、燃料電池2に水素を供給するための水素タンク9とが主に支持されている。
図2に示すように、フロントサブフレーム5(図1参照)に支持される駆動モータ3は、その駆動および回生が車両の走行状況や、燃料電池2およびバッテリ11からの電力量等に応じて、PDU15(Power Drive Unit)により制御される。PDU15は、トランジスタやFET等のスイッチング素子からなるインバータを備えてなるもので、バッテリ11や燃料電池2からの直流電力を所望の交流電力に変換する。
センターサブフレーム7(図1参照)に支持される燃料電池2は、燃料電池2の前方に配置されたメインコンタクタボックス20と電気的に接続されている。また、リヤサブフレーム12に支持されるバッテリ11は、高圧ケーブル21a〜21f、ジャンクションボックス19およびDC/DCコンバータ14を介して、メインコンタクタボックス20と電気的に接続されている。さらに、メインコンタクタボックス20は、高圧ケーブル22a,22bを介して、PDU15と電気的に接続されている。これにより、燃料電池2およびバッテリ11はPDU15と電気的に接続されている。
ジャンクションボックス19は、高圧ケーブル23a,23bを介して、後述する給電用コンタクタボックス34および給電口31aと電気的に接続されている。ジャンクションボックス19は、燃料電池2の電力を分岐して、給電用コンタクタボックス34および給電口31aに供給している。
DC/DCコンバータ14は、車両の走行状況や、燃料電池2の電力量、バッテリ11の電力量等に応じて、PDU15、燃料電池2およびバッテリ11間の電圧調整を行っている。
メインコンタクタボックス20は、必要に応じてメインコンタクタボックス20内の不図示のコンタクタをONおよびOFFすることにより、燃料電池2およびバッテリ11とPDU15とを電気的に接続および遮断している。
PDU15やDC/DCコンバータ14、メインコンタクタボックス20等は、この燃料電池システム全体の運転制御を行う不図示のECU(Electrical Control Unit)に接続されている。ECUがスロットル開度信号、ブレーキ信号、および車速信号等に基づき前記各部品を駆動制御することで、燃料電池2における発電制御や駆動モータ3における回生電力制御等がなされる。
リヤサブフレーム12に支持される水素タンク9は、略円筒形状をしており、軸方向端面9a,9aが球面形状に形成されている。水素タンク9は、軸線が燃料電池自動車1の左右方向に向くように、上面視でメインフレーム18,18の車幅方向内側であって、リヤサブフレーム12により囲まれた枠内に配置されている。これにより、水素タンク9周辺の剛性が確保されるので、燃料電池自動車1に衝撃が加わった場合でも水素タンク9が保護される。
図3は、トランクルーム50の説明図である。なお、図3では、リヤフロアパネル13の下面側(車室外側)に配置される水素タンク9を二点鎖線で図示している。
図3に示すように、車両後方に設けられたトランクルーム50は有底のバスタブ状に形成されており、底部51が水素タンク9を覆うリヤフロアパネル13と一体形成されている。トランクルーム50の底部51には、燃料電池自動車1とは別体に設けられたインバータ装置35(図1参照)が設置可能なインバータ設置スペース51aが設けられている。すなわち、トランクルーム50は、従来の車両と同様にユーザーの荷物が収納可能であるとともに、インバータ装置35(図1参照)が設置可能となっている。
リヤフロアパネル13は、トランクルーム50の外側から見て、後輪25(図1参照)を覆うホイールハウス52よりも車幅方向内側(図3における右側)にあって、水素タンク9の外形状に沿うように水素タンク9を覆って形成されている。
ここで、水素タンク9の軸方向端面9aは球面形状で形成されているため、水素タンク9の軸方向端面9a(本実施形態では水素タンク9のLH側の軸方向端面9a)の上部側領域とホイールハウス52との間は、比較的大きなスペースを有した状態で離間している。そして、リヤフロアパネル13は、水素タンク9の軸方向端面9aに沿うように形成されることで、ホイールハウス52と水素タンク9の軸方向端面9aとの間に、下方に凹んだ凹部55が形成される。
凹部55は、ホイールハウス52の右側面52aと、リヤフロアパネル13の左側面13aと、底部パネル56とにより形成される。凹部55は、上面視でメインフレーム18,18(図2参照)の車幅方向内側かつリヤサブフレーム12(図2参照)の枠内であって、インバータ設置スペース51aよりも車幅方向外側(本実施形態ではLH側)に形成されている。
凹部55の底部パネル56は、リヤフロアパネル13と一体形成されている。なお、底部パネル56は、ホイールハウス52と一体形成してもよいし、ホイールハウス52およびリヤフロアパネル13と別体形成してもよい。
(車両給電システム、給電口)
凹部55内には、車両給電システム30を構成し、インバータ装置35のコネクタ部38(図5参照)と接続される給電口31aが配置されている。給電口31aは、給電コネクタ31に形成されており、給電コネクタ31は、例えば樹脂等の絶縁体からなる筒状のハウジングの内側に、銅等の金属からなるメス型端子を有する、いわゆる高圧コネクタである。給電口31aには、例えば不図示のマイクロスイッチ等の嵌合検知機構が設けられており、インバータ装置35のコネクタ部38(図5参照)との嵌合が検知可能となっている。
給電コネクタ31は、板材からなるブラケット58によって、給電口31aが燃料電池自動車1の後方かつ下方を向くように、凹部55内に取り付けられている。具体的には、給電コネクタ31は、燃料電池自動車1の後方かつ下方に面したブラケット58の取付座面58aに、例えば不図示のボルトにより固定されている。また、ブラケット58は、凹部55を形成するホイールハウス52の右側面52aと、リヤフロアパネル13の左側面13aと、底部パネル56とに、例えば溶接により固定されている。このように、給電コネクタ31は、給電口31aが燃料電池自動車1の後方かつ下方を向いた状態で、凹部55内に強固に固定されている。したがって、給電コネクタ31は、高圧コネクタであるインバータ装置35のコネクタ部38(図5参照)を挿抜する時に、十分な挿抜荷重を受け止めることができる。したがって、インバータ装置35と給電口31aとを確実に接続および遮断できる。
給電口31aは、高圧ケーブル33a,33bを介して、給電用コンタクタボックス34と電気的に接続されている。給電用コンタクタボックス34は、不図示のブラケット等を介して、凹部55内に固定される。図2に示すように、給電用コンタクタボックス34は、高圧ケーブル23a,23bやジャンクションボックス19等を介して、燃料電池2と電気的に接続されている。これにより、給電口31aは、燃料電池2と電気的に接続されている。
給電用コンタクタボックス34は、必要に応じて給電用コンタクタボックス34内の不図示のコンタクタをONおよびOFFすることにより、燃料電池2と給電口31aとを電気的に接続および遮断している。具体的には、給電口31aの嵌合検知機構が、給電口31aとインバータ装置35のコネクタ部38(図5参照)との接続を検知したときに、コンタクタをONして燃料電池2と給電口31aとを電気的に接続している。これにより、燃料電池2からインバータ装置35に直流電力が供給される。また、給電口31aとインバータ装置35のコネクタ部38とが接続されていない通常状態では、コンタクタをOFFし、燃料電池2と給電口31aとを電気的に遮断している。
ここで、前述のとおり、凹部55は、上面視でメインフレーム18,18(図2参照)の車幅方向内側かつリヤサブフレーム12(図2参照)の枠内に形成されている。したがって、凹部55内の給電口31aおよび給電用コンタクタボックス34も、メインフレーム18,18(図2参照)の車幅方向内側かつリヤサブフレーム12(図2参照)の枠内に配置される。これにより、給電口31aおよび給電用コンタクタボックス34周辺の剛性が確保されるので、燃料電池自動車1に衝撃が加わった場合でも給電口31aおよび給電用コンタクタボックス34が保護される。
また、凹部55は、インバータ設置スペース51aよりも車幅方向外側(LH側)に形成されている。したがって、凹部55内の給電口31aおよび給電用コンタクタボックス34も、インバータ設置スペース51aよりも車幅方向外側(LH側)に配置される。これにより、インバータ設置スペース51aにインバータ装置35(図2参照)を設置したとき、給電口31aは、インバータ装置35よりも車幅方向外側(LH側)に配置される。すなわち、インバータ装置35は、燃料電池自動車1の前後方向から見て、給電口31aと重ならないようにトランクルーム50内に設置される。
図4は、トランク用カーペット53を敷設したときのトランクルーム50の説明図である。なお、図4において、凹部55、給電口31aおよび給電用コンタクタボックス34を二点鎖線で図示している。
図5は、図4のA−A線に沿った断面図である。なお、図5において、開放されたリッド53a、インバータ装置35およびコネクタ部38を二点鎖線で図示している。
図4に示すように、主にリヤフロアパネル13を覆うトランク用カーペット53をトランクルーム50内に敷設したとき、給電口31aおよび給電用コンタクタボックス34は、トランク用カーペット53から外部に露出することなく配置される。
トランク用カーペット53には、凹部55に対応する位置に、開閉可能なリッド53aが形成されている。図5に示すように、給電口31aは、通常はリッド53aにより閉蓋されており、インバータ装置35のコネクタ部38と接続するときにリッド53aを開放することで露出するようになっている。
(車両給電システム、インバータ装置)
図6は、インバータ装置35を設置したときの外観斜視図である。なお、図6では、インバータ装置35のコネクタ部38と給電口31aとが接続されていない状態を図示している。また、トランク用カーペット53の図示を省略している。
インバータ装置35は、内部にトランジスタやFET等のスイッチング素子を備えており、燃料電池2から供給される直流電力を交流電力に変換する。
図6に示すように、インバータ装置35は、燃料電池自動車1と別体に設けられており、燃料電池自動車1とは別に移動可能なように形成されている。インバータ装置35は、略ボックス形状をしており、トランクルーム50内の底部51に形成されたインバータ設置スペース51aに配置可能な大きさに形成されている。
インバータ装置35は、使用時にトランクルーム50内のインバータ設置スペース51aに設置される。また、インバータ装置35は、燃料電池自動車1と別体に形成されているため、不使用時には燃料電池自動車1のトランクルーム50からインバータ装置35を降ろすことにより、トランクルーム50を有効に活用できる。
インバータ装置35の上部には、複数箇所(本実施形態では三箇所)に矩形枠状の把持部36(36a〜36c)が設けられている。また、インバータ装置35の下部には、一対の車輪37,37が設けられている。インバータ装置35の車輪37,37を接地させつつ、把持部36を把持して牽引することで、インバータ装置35を容易に移動できる。また、把持部36を把持してインバータ装置35を持ち上げることで、トランクルーム50内にインバータ装置35を容易に積み込むことができる。
インバータ装置35には、複数本のケーブルが束ねられて形成された接続ケーブル41が設けられている。接続ケーブル41は、インバータ装置35の複数の側面のうち、インバータ装置35をインバータ設置スペース51aに設置したとき、給電口31aが配置された側の側面39a(本実施形態ではLH側の側面)の下方から上方に向かって延出している。
接続ケーブル41の先端部には、コネクタ部38が形成されている。コネクタ部38は、トランクルーム50内の給電口31aと嵌合可能な嵌合部38aと、嵌合部38aよりも接続ケーブル41の基端側に設けられたグリップ部38bとにより、嵌合部38aが車両前方を向くように略L字形状に形成されている。
嵌合部38aは、例えば樹脂等の絶縁体からなる筒状のハウジングの内側に、銅等の金属からなるオス型端子を有する、いわゆる高圧コネクタである。嵌合部38aと給電口31aとを嵌合することで、インバータ装置35と給電口31aとが電気的に接続される。これにより、インバータ装置35は、給電用コンタクタボックス34や高圧ケーブル23a,23b等を介して、燃料電池2と電気的に接続される(図2参照)。
グリップ部38bは、嵌合部38aと一体的に形成されており、ユーザーが把持しやすいように表面に凹凸が形成されている。これにより、高圧コネクタである給電コネクタ31とインバータ装置35のコネクタ部38との挿抜時に、十分な挿抜荷重を付与できる。したがって、インバータ装置35と給電口31aとを確実に接続および遮断できる。
コネクタ部38は、インバータ装置35の側面39aの上方に設けられたクランプ部42に対して着脱可能となっている。インバータ装置35の搬送時にコネクタ部38をクランプ部42に取り付けることで、搬送時における接続ケーブル41およびコネクタ部38の揺動を抑制して損傷を防止している。
インバータ装置35の複数の側面のうち、燃料電池自動車1の後方に面する側面39bには、交流電力出力部43が形成されている。交流電力出力部43には、不図示の外部の交流機器が接続されて、インバータ装置35から出力される交流電力が給電される。
図7は、インバータ装置35を設置したときの車両後方から見た説明図である。なお、図7では、インバータ装置35のコネクタ部38と給電口31aとが接続されている状態を図示している。
図7に示すように、インバータ装置35は、車両後方から見て、給電口31aよりも車両幅方向内側に設置される。インバータ装置35の接続ケーブル41は、給電口31aが配置された側の側面39aの下方から上方に向かって延出しており、無理に曲げられることなく下方を向いた給電口31aに接続される。
また、インバータ装置35は、車両後方から見て、給電口31aと重ならないように設置される。したがって、ユーザーがインバータ装置35のコネクタ部38と給電口31aとを接続する際、インバータ装置35自体が邪魔になることなく容易に接続作業ができるようになっている。
さらに、インバータ装置35を設置したとき、交流電力出力部43が車両後方に面して配置されるので、不図示の外部の交流機器と容易に接続できる。
(効果)
以上のように、本実施形態によれば、トランクルーム50内に、給電口31aとインバータ設置スペース51aとが設けられているため、燃料電池自動車1とは別体のインバータ装置35を、トランクルーム50内に積み込んで任意の場所に移動し、燃料電池自動車1の外部の交流機器に電力を供給できる。したがって、本実施形態の車両給電システム30は、給電場所の制限を受けることなく、任意の場所で外部に給電できる。
また、トランクルーム50内のインバータ設置スペース51aが、車両前後方向から見て給電口31aと重ならない位置にインバータ装置35を設置できるように設けられているため、給電時にトランクルーム50内にインバータ装置35をコンパクトに配置できるとともに、給電口31aに対するインバータ装置35のコネクタ部38の接続作業を容易に行うことができる。
また、インバータ装置35の接続ケーブル41は、給電口31aが配置された側の側面39aの下方から上方に向かって延出しているので、下方を向いた給電口31aに対応して、無理に接続ケーブル41を屈曲させることなくコネクタ部38を接続できる。さらに、給電口31aと接続ケーブル41のコネクタ部38との接続時、接続ケーブル41の弾性復元力は、接続ケーブル41の先端部のコネクタ部38に作用する重力に抗するように上向きに作用するので、接続ケーブル41の弾性復元力を利用して小さな力で給電口31aにコネクタ部38を嵌合できる。したがって、給電口31aとコネクタ部38との接続時の作業性を向上できる。また、インバータ装置35の接続ケーブル41は、給電口31aが配置された側の側面39aから延出しているので、接続ケーブル41の全長を短く設定することができる。特に、高電圧大電流に対応して、直径の太い高電圧大電流用の接続ケーブル41を採用した場合には、接続ケーブル41を屈曲させるのに大きな力が必要となるのに加え、接続ケーブル41の単位長さあたりのコストが高くなる。したがって、本発明は、直径の太い高電圧大電流用の接続ケーブル41を用いて大電力を外部に供給する車両給電システム30に、特に好適である。
なお、この発明の技術範囲は上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上述の実施形態では、本発明が適用される電動車両の一例として、燃料電池2を動力源として駆動する燃料電池自動車1を例に挙げて説明をしたが、これに限定されることはない。例えば、バッテリを動力源として駆動する電気自動車や、バッテリおよび内燃機関を動力源として駆動するいわゆるハイブリッド自動車等の直流電源を搭載した車両にも、本発明を広く適用できる。
また、実施形態のインバータ装置35は、上部に矩形枠状の把持部36(36a〜36c)を備え、下部に一対の車輪37,37を備えていたが、インバータ装置35の形状は実施形態に限られることはない。
また、実施形態では、給電口31aにマイクロスイッチによる嵌合検知機構が設けられていたが、嵌合検知機構はマイクロスイッチに限られない。例えば、トランクルーム50内の給電口31aおよびインバータ装置35のコネクタ部38にそれぞれ端子を設け、嵌合検知用コネクタを形成し、トランクルーム50内の給電口31aとインバータ装置35のコネクタ部38との嵌合を電気的に検知してもよい。
1 燃料電池自動車(電動車両)
2 燃料電池(直流電源)
30 車両給電システム
31a 給電口
35 インバータ装置
38 コネクタ部
39a 側面
41 接続ケーブル
50 トランクルーム
51a インバータ設置スペース

Claims (2)

  1. 電動車両に搭載された直流電源の電力を、交流電力に変換して当該電動車両の外部の交流機器に供給する車両給電システムにおいて、
    前記電動車両に設けられ、荷物を収納するトランクルームと、
    前記トランクルーム内に設けられ、前記直流電源と電気的に接続されている給電口と、
    前記電動車両と別体に設けられ、前記トランクルーム内に配置されて前記直流電源の電力を交流電力に変換するインバータ装置と、
    を備え、
    前記トランクルーム内には、前記電動車両の前後方向から見て、前記インバータ装置を前記給電口と重ならない位置に設置可能なインバータ設置スペースが設けられ、
    前記インバータ装置には、側面から引き出され、先端部に前記給電口と接続されるコネクタ部を有する接続ケーブルが設けられていることを特徴とする車両給電システム。
  2. 前記給電口は、前記電動車両の後方かつ下方を向いて形成され、
    前記接続ケーブルは、前記トランクルーム内の前記インバータ設置スペースに前記インバータ装置を設置したとき、前記インバータ装置の側面のうち、前記給電口が配置された側の側面の下方から上方に向かって延出していることを特徴とする請求項1に記載の車両給電システム。
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