JP2013152100A - 燃料取扱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】破損した燃料集合体を取り扱うことができる燃料取扱装置を提供する。
【解決手段】破損した燃料集合体を移送する燃料取扱装置であって、燃料集合体の側面外方から燃料集合体の下部と取り合ってその荷重を懸垂する複数の棒状の吊り下げ棒32aと、吊り下げ棒32aの下端に設けられ、燃料集合体の下部を下方から引っ掛ける突起部32bと、突起部32bを燃料集合体の下部に差し込む突起駆動部43と、吊り下げ棒32aが、燃料集合体の下部と取り合ってその荷重を懸垂した状態において、吊り下げ棒32aの下端が外方側にずれないように拘束する拘束ボックス33と、燃料集合体の上部を周方向から支え、転倒しないようにする転倒防止部44と、吊り下げ棒32aの荷重を受けるケーシング31Aを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、原子力プラント設備における燃料集合体を移送する燃料取扱装置にする。
以下、図1、図14から図16を参照しながら従来の燃料取扱装置について説明する。図1は、本発明に係る燃料取扱装置の全体構成図である。図14は、燃料つかみ装置の使用済燃料貯蔵ラック内に格納された燃料集合体との取合図である。図15は、燃料集合体の概要図である。図16は、使用済燃料貯蔵ラックの一部平面図である。
沸騰水型原子炉を用いた原子力発電所では、原子炉の1つの運転サイクルが終了すると次の運転サイクルのために、燃料取扱装置1を使って原子炉圧力容器2内の燃料集合体3(図15参照)の取り出し、原子炉圧力容器2内の炉心への燃料集合体3の装荷作業を行っている。
この作業は、次の運転サイクルに使用しない燃料集合体3を使用済み燃料として原子炉圧力容器2から取り出し燃料貯蔵プール4側に移動し、そこに配置された使用済燃料貯蔵ラック20(図16参照)に格納する作業や、新しい燃料集合体3を原子炉圧力容器2内の炉心の所定位置に装荷する作業や、次の運転サイクルにおいても引続いて使用する燃料集合体3を必要に応じて炉心内の別の位置に移動させる作業、次の運転サイクルにおいても引続いて使用する燃料集合体3を必要に応じて原子炉圧力容器2から取り出し燃料貯蔵プール4側に移動し、使用済燃料貯蔵ラック20に一時的に格納する作業、使用済燃料貯蔵ラック20に一時的に格納された燃料集合体3を炉心内に再装荷する作業である。
図1に示す燃料取扱装置1は、燃料貯蔵プール4、原子炉ウェルプール5、原子炉圧力容器2上を跨ぐように設置されている。そして、燃料取扱装置1は、オペレーティングフロア6上に敷設された走行レール7上を自在に走行可能な走行台車8と、走行台車8上に設置された横行レール9上を自在に走行可能な横行台車10と、横行台車10上に搭載された燃料つかみ装置11と、を有する。
なお、燃料貯蔵プール4の一角には図示しない燃料キャスクピットのエリアも設けられている。
燃料つかみ装置11は、径の異なる複数のマスト11a(図14参照)をテレスコピック式に設けて伸縮自在とし、横行台車10から下方に懸垂設置され、横行台車10上に設置されたホイストによりワイヤロープを介して燃料つかみ装置11の下端のつかみ具12を昇降可能としている。
ちなみに、横行台車10上には、燃料つかみ装置11を燃料貯蔵プール4内の使用済燃料貯蔵ラック20の所定の角管21(図14参照)の直上位置や、原子炉圧力容器2内の所定の燃料位置直上に位置するように走行台車8及び横行台車10を走行移動させ、停止する機能のプログラムや、つかみ具12を使用済燃料貯蔵ラック20上の所定の高さや炉心内の燃料集合体3が装荷された状態のハンドル3a1(図15参照)の高さまで自動的に降ろす機能のプログラム等を有した燃料取扱装置制御盤(符号省略)を積載している。
燃料集合体3は、図15に示すように上部タイプレート3aと下部タイプレート3bとで格子状に配置された複数の燃料棒(図示せず)の上下端を支持し、上部タイプレート3aと下部タイプレート3bとの上下方向の間に複数段の燃料スペーサ(図示せず)を配置し、各燃料棒間に所定の間隙を確保するようにした燃料束に、内部に冷却材流路を形成する四角筒のチャンネルボックス3cを上から被せたものである。
燃料集合体3を構成する燃料棒のうち所定の位置の燃料棒は、その上下部端栓にねじ部を有する結合燃料棒を構成し、結合燃料棒の下部端栓のねじ部は、下部タイプレート3bのネットワーク部(図示せず)にねじ嵌合し、結合燃料棒の上部端栓のねじ部は、上部タイプレート3aのネットワーク部(図示せず)の孔に挿通して上面側に突出し、上面側でナット締めされ、上部タイプレート3aに燃料集合体3の重量を伝達するようになっている。
上部タイプレート3aのネットワーク部には、コの字形のハンドル3a1が一体に設けられ、前記したつかみ具12のフックでつかめるようになっている。
ちなみに、つかみ具12は、その中心軸の周りに旋回可能な構造となっている。
燃料束とチャンネルボックス3cとは、チャンネルファスナ3dにより上部タイプレート3aのコーナー部にねじ固定される。チャンネルファスナ3dは、炉心内において十字形の制御棒が挿入可能とするために、制御棒周囲の4体の燃料集合体3が所定の間隙を確保するように互いに水平方向に押圧する板ばね部材を含んでいる。そして、チャンネルボックス3cの上端近傍の外周面における制御棒に面する面のチャンネルファスナ3dのコーナー部から遠ざかったコーナー部寄りの位置に、スペーサ3eが設けられ、対向する燃料集合体3のスペーサ3eと互いに押圧するようにされている。
下部タイプレート3bは、そのネットワーク部の下側で下方に向かって窄まる斜面部(燃料集合体の下部)3b1を有し、ほぼ四角錘台の形状から円錐台の形状に変化し、更に斜面部3b1の下側が円筒形の冷却材入口部3b2に接続する形状をしている。この円筒形の冷却材入口部3b2の下側には、炉心に装荷されたときに燃料支持金具の冷却材供給口(図示せず)に冷却材入口部3b2が誘導され着座しやすいように、上方に向かって三叉形状に開いた上端が冷却材入口部3b2に接続した形状のガイドノーズ3b3が設けられている。
ちなみに、冷却材入口部3b2及びガイドノーズ3b3を合わせて「ノーズピース」とも称する。
使用済燃料貯蔵ラック20は、図16に示すように、例えば、ステンレス鋼製またはボロンを含有したステンレス鋼製の四角筒の角管21を所定の水ギャップ22を確保して格子状に配置したものであり、角管21を所定のN×Mの配列にしてユニット化されている。角管21の内周面で囲まれた横断面の大きさは、燃料集合体3の横断面外形よりもやや大きく、燃料集合体3のチャンネルファスナ3dやスペーサ3eが角管21の内周面に接触しながら円滑に格納可能な形状である。
ちなみに、使用済燃料貯蔵ラック20の角管21の底にはベース部材25が配置され、角管21の下端はベース部材25に溶接固定されている。ベース部材25には、使用済燃料貯蔵ラック20に格納された燃料集合体3を角管21の中央に配置するために、燃料集合体3の冷却材入口部3b2が嵌め込まれる支持孔23が設けられている。支持孔23は、燃料貯蔵プール4の冷却水を燃料集合体3のチャンネルボックス3c内に自然循環で供給する役目もしている。
また、図16に示すように燃料集合体3が使用済燃料貯蔵ラック20の角管21内に格納されると、チャンネルボックス3cの外側と角管21の内壁との間には水ギャップ24Aと水ギャップ24Bが形成される。水ギャップ24Aは、チャンネルファスナ3dとスペーサ3eに水平方向両端が挟まれ中央部のみが上方から何等かの細いものが挿入可能である。これに対し、水ギャップ24Bは、チャンネルボックス3cの2辺の外周に沿ってL字状に水平方向に連続したものである。
図14は、燃料つかみ装置の燃料集合体との取合図であり、図16におけるA−A矢視の縦断面図である。図14では、燃料取扱装置1のつかみ具12が燃料集合体3の上部タイプレート3aのハンドル3a1をフックでつかみ、少し持ち上げた状態を示している。
燃料取扱装置1は、つかみ具12を所定の高さまで引き上げた状態で走行、横行し、つかみ具12で懸垂した燃料集合体3や何も懸垂していないつかみ具12が、炉心の燃料集合体3や燃料貯蔵プール4の燃料集合体3と接触することなく移動するように制御される。
このような燃料取扱装置1による燃料集合体3の移動は、健全な燃料集合体3においてハンドル3a1により燃料集合体3の全荷重をつかみ具12で懸垂可能な場合に行えるものである。
しかしながら、燃料棒が破損、特に結合燃料棒が破損している場合には、ハンドル3a1により燃料集合体3の全荷重を受けることができないのでつかみ具12でハンドル3a1をつかんでの燃料集合体3の取扱はできない。
特許文献1には、燃料集合体3内部の破損した燃料棒単体を抜き出し、また移送する技術が開示されている。
特許文献2には、燃料集合体3の周辺機器である制御棒と燃料支持金具を同時に移動する技術が開示されている。
特開平8−271683号公報 特開平11−2692号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、操作ポールを用いて破損した燃料棒単体を抜き出し、また移送する技術であり破損した燃料集合体3全体を扱うものではない。また、特許文献2に記載の技術では、破損した燃料集合体3の移動はできないという問題があった。
本発明は、前記した従来の課題を解決するものであり、使用済燃料貯蔵ラックに格納された破損した燃料集合体を取り扱うことができる燃料取扱装置を提供することを目的とする。
本発明は、燃料集合体を移送する燃料取扱装置であって、燃料集合体の側面外方から燃料集合体の下部と取り合ってその荷重を懸垂する複数の棒状の吊り上げ手段と、吊り上げ手段の下端に設けられ、燃料集合体の下部を下方から引っ掛ける突起部と、突起部を燃料集合体の下部に差し込む駆動手段と、吊り上げ手段が、燃料集合体の下部と取り合ってその荷重を懸垂した状態において、吊り上げ手段の下端が燃料集合体の軸線の径方向外方側にずれないように拘束する拘束手段と、燃料集合体の上部を周方向から支え、吊り上げ手段から転倒しないようにする転倒防止手段と、吊り上げ手段の荷重を受ける荷重受け手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、燃料集合体の全体の荷重を下部タイプレートから結合燃料棒を介して上部タイプレートのハンドルに伝えることができないような破損した燃料集合体が、使用済燃料貯蔵ラックに格納されている場合でも、燃料取扱装置により燃料集合体体の下部と吊り上げ手段の下端の突起部とが係合して、吊り上げ手段により燃料集合体体を懸垂することができる。
本発明によれば、使用済燃料貯蔵ラックに格納された破損した燃料集合体を取り扱うことができる燃料取扱装置を提供することができる。
本発明に係る燃料取扱装置の全体構成図である。 第1の実施形態に係わる料取扱装置のつかみ具の下に吊り下げる破損燃料取扱具の概略構造図である。 図2における拘束ボックス駆動部のB−B矢視平面図である。 (a)は、図2における突起駆動部の上室のC−C矢視平面図、(b)は、図2における突起駆動部の下室のD−D矢視平面図である。 図2における燃料集合体吊り下げ部のE−E矢視平面図である。 使用済み燃料貯蔵ラックに格納された破損燃料を破損燃料取扱具で吊り上げる工程の説明図である。 図6の続きである。 第2の実施形態に係わる料取扱装置のつかみ具の下に吊り下げる破損燃料取扱具の概略構造図である。 (a)は、図8における燃料集合体吊り下げ部のJ−J矢視平面図、(b)は、(a)における保持枠部分の拡大図、(c)は、吊り下げ棒と保持枠との取り合い拡大斜視図である。 燃料つかみ装置及び破損燃料取扱具と使用済燃料貯蔵ラック内に格納された燃料集合体との取合図である。 第2の実施形態に係わる料取扱装置のつかみ具の下に吊り下げる破損燃料取扱具の概略構造図である。 (a)は、図11における突起駆動部のK−K矢視平面図、(b)図11における燃料集合体吊り下げ部のM−M矢視平面図である。 (a)は、図11におけるX部拡大斜視図、(b)は、(a)の内方側からみた側面図である。 燃料つかみ装置の使用済燃料貯蔵ラック内に格納された燃料集合体との取合図である。 燃料集合体の概要図である。 使用済燃料貯蔵ラックの一部平面図である。
《第1の実施形態》
以下に、本発明の第1の実施形態に係る燃料取扱装置について図を参照しながら詳細に説明する。
図1から図5を参照して本実施形態における燃料取扱装置1について説明する。
図1は、本発明に係る燃料取扱装置の全体構成図であり、背景技術の段落で説明したものと同じであり、重複する説明を省略する。図2は、第1の実施形態に係わる料取扱装置のつかみ具の下に吊り下げる破損燃料取扱具の概略構造図である。
本実施形態における破損燃料取扱具30Aは、図1に示した燃料取扱装置1のつかみ具12のフックでケーシング(荷重受け手段)31Aのケーシング天板31bの上面側に設けられたハンドル(荷重受け手段、ハンドル部)31aをつかまれ懸垂され用いられる。
破損燃料取扱具30Aは、主に平面視が正方形の箱体のケーシング31Aとケーシング31Aから下方に燃料集合体3の軸方向長さよりやや長めにケーシング31Aの下面から下方に延びた4本の吊り下げ棒(吊り下げ手段)32aで構成された燃料集合体吊り下げ部32、2本のスクリュー軸34及び2本の案内棒35の下端に接続された拘束ボックス(拘束手段)33を含んで構成されている。
ケーシング31Aは、正方形断面の四角筒のケーシング側板31cで四周を囲まれ、上からケーシング天板31b、ケーシング天板31bと区画板31dとの間の拘束ボックス駆動部41、区画板31dと区画板31fとの間の突起駆動部(駆動手段)43、区画板31fの下方の転倒防止部(転倒防止手段)44から構成されている。
なお、突起駆動部43は、区画板31eにより更に上下2室43A,43Bに分かれている。
図3は、図2における拘束ボックス駆動部のB−B矢視平面図である。そして、図2に示した拘束ボックス駆動部41の縦断面は、図3におけるF−F矢視縦断面図である。
拘束ボックス駆動部41は、空気圧で正逆回転のいずれも可能な減速ギヤ組み込み型式のエアモータ41a、エアモータ41aの出力軸41bを区画板31dの上面側で支承する軸受け41c、出力軸41bに固定された駆動歯車41d、駆動歯車41dに駆動される2個の被駆動歯車41e(図3参照)、それぞれの被駆動歯車41eに加わる下方向の荷重を区画板31dの上面側で支承する軸受け41f、被駆動歯車41eに加わる上方向の荷重をケーシング天板31bの下面側で支承する軸受け41gを含んでいる。
エアモータ41aは、ケーシング天板31bの下面側に固定されている。また、エアモータ41aには、図示しないが正転と逆転を切り換える空気圧切替弁、回転数検出センサが内蔵されている。
被駆動歯車41eの中心部には、雌ねじが切られており、スクリュー軸34の雄ねじが噛み合い、スクリュー軸34を上下方向に駆動可能な構成となっている。
図3に示すように図の左下隅及び右上隅に被駆動歯車41e,41eが2個配置され、2本のスクリュー軸34が上下方向に被駆動歯車41e,41eの中心部を挿通している。また、図3に示すように図の左上隅及び右下隅に案内管42Bのそれぞれの内部を案内棒35が挿通して上下方向に移動可能になっている。
前記した2本のスクリュー軸34は、突起駆動部43、転倒防止部44を貫通する案内管42Aの内部を挿通して下方に伸び、拘束ボックス33の対向する2つの隅部と接続している(図5参照)。同様に前記した2本の案内棒35は、突起駆動部43、転倒防止部44を貫通する案内管42Bの内部を挿通して下方に伸び、拘束ボックス33の他の対向する2つの隅部と接続している(図5参照)。
図4(a)は、図2における突起駆動部の上室のC−C矢視平面図、(b)は、図2における突起駆動部の下室のD−D矢視平面図である。そして、図2に示した突起駆動部43の上室43Aの縦断面は、図4(a)におけるG−G矢視縦断面図である。
突起駆動部43の上室43Aは、空気圧で伸縮動作するエアシリンダ(駆動手段)43a、エアシリンダ43aにより伸縮駆動される駆動軸(駆動手段)43b、駆動軸43bの先端部に設けられたラック部(駆動手段)43c、ラック部43cに設けられたラック歯(図示せず)と噛み合い揺動駆動されるピニオン歯車(駆動手段)43d、ピニオン歯車43dの回転軸(駆動手段)43eの上下端部を区画板31d,31fで支承する軸受け(駆動手段)43m,43m、回転軸43eに固定され水平方向に延伸したストッパ棒43f、ストッパ棒43fの左右方向の最大揺動幅を規制する2本のストッパ受け43g1,43g2、ストッパ棒43fを最大揺動幅の位置で固定する2個のラッチ機構43h1,43h2を含んでいる。そのため、エアシリンダ43aは、その最大伸長位置及び最小縮小位置を検出するリミッタを内蔵し、その最大伸長位置又は最小縮小位置に空気圧で保持可能な構成となっている。
エアシリンダ43aは、図示しない固定台により区画板31e上に固定されている。また、ラック部43cは、区画板31e上に固定された図示しない固定台の摺動溝より図4(a)で左右方向に摺動可能に支持されている。また、ストッパ受け43g1,43g2はその上下端を区画板31d,31eで固定支持されている。
ラッチ機構43h1,43h2は、例えば、所定の上限位置及び下限位置で図2に示すように先端がU字形状のラッチ部を空気圧で上下方向に移動させて、左右方向の最大揺動幅位置においてストッパ棒43fをそのU字形状のラッチ部で挟んでストッパ棒43fの左右方向の移動を阻止する。そのため、ラッチ機構43h1,43h2は、その上限位置及び下限位置を検出するリミッタを内蔵し、その上限位置又は下限位置に空気圧で保持可能な構成となっている。
ちなみに、ストッパ受け43g1,43g2及びラッチ機構43h1,43h2の周方向の配置は、後記する吊り下げ棒32aが90度回転するのに対応するように設定されている。
図2に示した突起駆動部43の下室43Bの縦断面は、図4(b)におけるH−H矢視縦断面図である。
突起駆動部43の下室43Bは、主に区画板31eを下方に貫通した回転軸43eに固定された駆動歯車43i、回転軸43eを区画板31fの上面側で支承する軸受け43m、駆動歯車43iに駆動される4個の被駆動歯車43k、各被駆動歯車43kの中心部に固定された回転軸を兼ねる吊り下げ棒32a、各吊り下げ棒32aに上方向に加わる荷重を区画板31eに伝えて回動可能に支承する軸受け(駆動手段)43n、各吊り下げ棒32aに下方向に加わる荷重を区画板31fに伝えて回動可能に支承する軸受け(駆動手段)43pを含んでいる。
ちなみに、4個の被駆動歯車43k及びその回転軸を兼ねる吊り下げ棒32aの中心軸は、図4(b)に示すように平面視が正方形の突起駆動部43の4辺の長さ方向の中央部分にほぼ位置するように配置され、図5に示すように吊り下げ棒32aが燃料集合体3のチャンネルボックス3cの4辺の長さ方向のほぼ中央部の直外側に位置するように配置されている。
図4(b)には、参考のため吊り下げ棒32aの下端に設けられた突起部32bを仮想線で示し、被駆動歯車43kが90度回転させられることにより、突起部32bがチャンネルボックス3cの4辺の長さ方向と、4辺の長さ方向に対して直角な内側方向を向くことを示している。
ちなみに、区画板31d,31e,31fに加わる上下方向の荷重は、ケーシング側板31cを介してケーシング天板31bに伝えられ、更にハンドル31aに最終的に伝えられる。
転倒防止部44は、燃料集合体3の上部又は少なくとも上部タイプレート3aのハンドル3a1を内包して側面の四周方向から支える下方に開放した鋼板で構成された窪み部(転倒防止手段)44aを有しており、その外側に2本の案内管42A、2本の案内管42B、4本の吊り下げ棒32aが位置する構成となっている。
この転倒防止部44の下方側に設けられた窪み部44aは、燃料集合体吊り下げ部32に燃料集合体3を収容した状態で、4本の吊り下げ棒32aの下部の突起部32bで燃料集合体3の下部タイプレート3bの斜面部3b1を下方から支持しているときに、燃料集合体3が吊り下げ棒32aの間から側方へ倒れることを防止するものである。そのため、この窪み部44aは、燃料集合体3の上部(上部タイプレート3a部分)又は少なくとも上部タイプレート3aのハンドル3a1の外形に対してゆとりのある窪み形状であれば良い。
図5は、図2における燃料集合体吊り下げ部のE−E矢視平面図である。図2に示した燃料集合体吊り下げ部32の縦断面では、図5における手前側に位置する吊り下げ棒32a、スクリュー軸34、案内棒35を省略して示してある。
図2及び図5に示すように拘束ボックス33は、燃料集合体3の外形よりも大きく、使用済燃料貯蔵ラック20の角管21の内壁とほぼ同じ四角幅の内寸の正方形断面の四角筒形状をしており、その四隅の上端で接続部材34a,35aを介して前記したように2本のスクリュー軸34の下端と2本の案内棒35の下端と接続している。ちなみに、接続部材34a,35aは、L字形状をしており、拘束ボックス33の隅部で外方側に伸びてそれぞれスクリュー軸34、案内棒35に接続する。
拘束ボックス33の内周面の4辺の長さ方向のほぼ中央部には、吊り下げ棒32aを回動可能及び上下方向に摺動可能にしながらその位置を支承する保持枠(拘束手段)33bが固定されている。
なお、この保持枠33bの燃料集合体3に対向する内側は、図5に示すように燃料集合体3のチャンネルボックス3cの外周面と接する程度であり、それより内方側には位置しないように、つまり、燃料集合体3を拘束ボックス33の内部に挿通可能としている。
また、拘束ボックス33の下端には、接触センサ37が設けられており、拘束ボックス33が使用済燃料貯蔵ラック20の角管21の上端に着座したとき、着座したことを検出して信号を出力することができるようになっている。図2では、拘束ボックス33の図5の外周側面とは異なる側面に便宜的に接触センサ37を図示してある。
ちなみに、破損燃料取扱具30Aに空気圧を供給する計装空気管、エアモータ41aの正逆転切替弁作動用の信号線、エアモータ41aの回転数検出センサ、エアシリンダ43aのリミッタ、ラッチ機構43h1,43h2のリミッタ及び接触センサ37からの出力信号線などが前記した横行台車10に積載された破損燃料取扱制御装置(符号省略)と接続されているが、図2では省略してある。また、破損燃料取扱制御装置と前記した燃料取扱装置制御盤とは通信回線で接続され協調制御できるようになっている。
次に、図6、図7を参照しながら使用済燃料貯蔵ラック20に格納された破損した燃料集合体3を燃料取扱装置1で燃料貯蔵プール4の水中の一角に配置された燃料キャスクに移送する手順について説明する。
図6、図7は、使用済み燃料貯蔵ラックに格納された破損燃料を破損燃料取扱具で吊り上げる工程の説明図である。図6、図7では、手前側に見える2本の吊り下げ棒32a、左右の対角位置の2本の案内棒35、最手前の1本のスクリュー軸34が示してある。
図6(a)では、燃料つかみ装置11のつかみ具12のフックに破損燃料取扱具30Aを把持させ、横行台車10上の前記した破損燃料取扱制御装置により拘束ボックス駆動部41のエアモータ41aを制御して拘束ボックス33を吊り下げ棒32a下端まで下げた状態にして、燃料取扱装置制御盤により走行台車8、横行台車10の位置を、燃料つかみ装置11を破損した燃料集合体3の格納された使用済燃料貯蔵ラック20の角管21の直上になるように移動して停止させる。この状態において破損燃料取扱制御装置ではエアモータ41a内蔵の回転数センサからの信号に基づくスクリュー軸34の上下方向位置を、基準の初期状態と認識している。その後燃料取扱装置制御盤により燃料つかみ装置11のマスト11aを下方に伸長させる、つまりつかみ具12を降下させて破損燃料取扱具30Aを降下させる。
ちなみに、この状態では、吊り下げ棒32aの突起部32bは、図5に示すようにチャンネルボックス3cの4辺の長さ方向に向いており、ラッチ機構43h1でストッパ棒43fの回動を拘束し、ピニオン歯車43dの回転、つまり突起部32bのチャンネルボックス3cの4辺の長さ方向からの不慮の移動が生じないようにされている。
図6(b)では、燃料つかみ装置11のマスト11aが下方に伸長し、拘束ボックス33の下端に設けられた接触センサ37が、角管21の上端に接触したことを検出したときに破損燃料取扱制御装置が燃料取扱装置制御盤に信号を出力し、マスト11aの下方への伸長が停止される。ちなみに、マスト11aの伸縮を制御する燃料取扱装置制御盤は、破損燃料取扱具30Aのつかみ具12からの高さ方向の長さを予め入力設定されておくことにより、接触センサ37が、角管21の上端に接触したことを検出する前に、マスト11aの下方への伸長速度を低速に切り換え、ゆっくりと拘束ボックス33の下端は角管21の上端に着座する。
図6(b)では、燃料取扱装置制御盤がマスト11aを更に下方に伸長を開始し、つまりつかみ具12を更にマスト11aやつかみ具12の重量で押し下げ開始し、マスト11aの伸長速度と同期するように破損燃料取扱制御装置がエアモータ41aの回転数検出センサからの信号に基づいてエアモータ41aの正転の回転速度を制御し、駆動歯車41d、被駆動歯車41eを回動させ、スクリュー軸34とともに拘束ボックス33を上方に引き上げ、それにつれてつかみ具12に押下されて、図6(c)に示すように4本の吊り下げ棒32aも角管21の内周とチャンネルボックス3cの外周との間、具体的には図16の水ギャップ24A,24A,24B,24Bに挿入されていく。
図6(d)に示すように、接触センサ37が着座状態を示す信号を出力した状態で、エアモータ41aの回転数検出センサからの信号に基づく回転数が前記した基準の初期状態から所定の予め設定された回転数判定値に達したとき、破損燃料取扱制御装置から通信回線でその回転数判定値に達したことを示す信号を燃料取扱装置制御盤が受信し、燃料取扱装置制御盤はマスト11aの下方への伸長を停止する。その状態で吊り下げ棒32aの下端の突起部32bは、下部タイプレート3bの斜面部3b1の位置まで下がっている。また、燃料集合体3の上部又は上部タイプレート3aのハンドル3a1は、破損燃料取扱具30Aの前記した転倒防止部44の窪み部44aに収まり、側方四周から支えられた状態となる。
続いて、破損燃料取扱制御装置は、ラッチ機構43h1を下げてストッパ棒43fを回動可能な状態とし、その後、エアシリンダ43aを動作させ、ピニオン歯車43dを上面から見て右方向へストッパ棒43fがストッパ受け43g2に当接するまで回動し、停止保持させる。この結果、図7(a)に示すように吊り下げ棒32aの下端の突起部32bは、下部タイプレート3bの斜面部3b1側に向かって突出するような状態となる。そして、ラッチ機構43h2を上げてストッパ棒43fを回動不能に固定する。この状態でエアシリンダ43aへの供給空気圧は停止しても良い。
その後、図7(b)に示すように、燃料取扱装置制御盤がマスト11aを上方に縮小開始し、つまりつかみ具12を上方に引き上げ開始し、マスト11aの長さの縮小速度と同期するように破損燃料取扱制御装置がエアモータ41aの回転数検出センサからの信号に基づいてエアモータ41aの逆転の回転速度を制御し、駆動歯車41d、被駆動歯車41eを回動させ、スクリュー軸34とともに拘束ボックス33を下方に押し下げ、それにつれてつかみ具12に懸垂されたケーシング31Aとともに4本の吊り下げ棒32aの突起部32bが燃料集合体3の下端の斜面部3b1を引っ掛けて引き上げられていく。
このとき、4本の吊り下げ棒32aの下端は、角管21の内周により外方向に広がることを阻止され、突起部32bが燃料集合体3の下端の斜面部3b1を引っ掛けた状態を維持できる。
燃料取扱装置制御盤がつかみ具12を上方に引き上げるとともに、破損燃料取扱制御装置が拘束ボックス33を下方に押し下げていき、図7(c)に示すようにエアモータ41aの回転数検出センサからの信号にもとづいて回転数が基準の初期状態に達するまで、エアモータ41aを逆転制御し、駆動歯車41d、被駆動歯車41eを回動させ、スクリュー軸34とともに拘束ボックス33を下方に押し下げ、それにつれて4本の吊り下げ棒32aの突起部32bが角管21の上端を上に越えてからそのまま外方に広がることなく拘束ボックス33の下端に格納され、燃料集合体3の下端の斜面部3b1を引っ掛けた状態が維持される。
図7(d)の状態において破損燃料取扱制御装置においては、エアモータ41aの回転数検出センサからの信号にもとづいて回転数が基準の初期状態に達する。そして、図7(d)に示すように燃料取扱装置制御盤は、マスト11aを上方に縮小し、つかみ具12は破損燃料取扱具30Aを燃料集合体3とともに上方に引き上げる。
以上により、破損燃料取扱具30Aを懸垂して用いる燃料取扱装置1による破損した燃料集合体3の使用済燃料貯蔵ラック20からの取り出しの手順が終了する。
燃料つかみ装置11で破損燃料取扱具30Aを所定の高さに引き上げて懸垂した状態で、燃料取扱装置1の走行台車8、横行台車10を移動させて、破損燃料取扱具30Aを燃料貯蔵プール4の一角の底部に水中配置した燃料輸送容器の所定の燃料集合体装荷位置の直上に移動する。そして、図6、図7で説明した操作手順を逆にし、破損燃料取扱具30Aを操作し、燃料輸送容器の所定の燃料集合体装荷位置に破損した燃料集合体3を装荷することができる。
以上のように、本実施形態によれば、燃料集合体3の荷重を下部タイプレート3bから結合燃料棒を介して上部タイプレート3aに伝達する結合燃料棒を含む燃料棒が破損又はその被覆管の強度が劣化し、上部タイプレート3aのハンドル3a1で荷重を懸垂できない燃料集合体3に対して、本実施形態の破損燃料取扱具30Aを用いた燃料取扱装置1により燃料集合体3の下部を吊り下げ棒32aの下端の突起部32bで引っ掛けて支持し、安全に移動することができる。
《第2の実施形態》
次に、図1及び図8から図10を参照し、適宜図4を参照して、第2の実施形態に係る燃料取扱装置1について説明する。本発明に係る燃料取扱装置1の全体構成は前記した第1の実施形態の図1と同じ構成であり、重複する説明を省略する。図8は、第2の実施形態に係わる料取扱装置のつかみ具の下に吊り下げる破損燃料取扱具の概略構造図である。
本実施形態における破損燃料取扱具30Bは、図1に示した燃料取扱装置1のつかみ具12のフックでケーシング(荷重受け手段)31Bのケーシング天板31bの上面側に設けられたハンドル(荷重受け手段、ハンドル部)31aをつかまれた懸垂され用いられる。
主に平面視が正方形の箱体のケーシング31Bとケーシング31Bから下方に燃料集合体3の軸方向長さよりやや長めにケーシング31Bの下面から下方に延びた4本の吊り下げ棒(吊り下げ手段)38a及び拘束枠(拘束手段)39で構成された燃料集合体吊り下げ部38を含んで構成されている。
ケーシング31Bは、正方形断面の四角筒のケーシング側板31cで四周を囲まれ、上からケーシング天板31b、ケーシング天板31bと区画板31fとの間の突起駆動部43、区画板31fの下方の転倒防止部44から構成されている。
なお、突起駆動部43は、区画板31eにより更に上下2室43A,43Bに分かれている。
本実施形態の破損燃料取扱具30Bが、図2に示した第1の実施形態の破損燃料取扱具30Aと異なる点は、第1の実施形態の破損燃料取扱具30Aの拘束ボックス駆動部41が無く、それによって駆動されるスクリュー軸34、案内棒35も無く、第1の実施形態のケーシング31Aのようにスクリュー軸34、案内棒35を案内する案内管42A,42Bも無い。
従って、図8のケーシング31BのC−C矢視平面図は、図2のケーシング31AのC−C矢視平面図である図4(a)で示した平面図においてスクリュー軸34、案内棒35、案内管42A,42Bを削除したものであり、第1の実施形態と同じ構成については同じ符号を付し重複する説明を省略する。
また、図8のD−D矢視平面図は、図4(b)で示したケーシング31AのD―D矢視平面図においてスクリュー軸34、案内棒35、案内管42A,42Bを削除し、吊り下げ棒32aの代わりに吊り下げ棒38aと読み替え、吊り下げ棒32aの下端の突起部32bを吊り下げ棒38aの下端の突起部38bと読み替えたものであり、第1の実施形態と同じ構成については同じ符号を付し重複する説明を省略する。
図9(a)は、図8における燃料集合体吊り下げ部のJ−J矢視平面図、(b)は、(a)における保持枠部分の拡大図、(c)は、吊り下げ棒と保持枠との取り合い拡大斜視図である。図10は、燃料つかみ装置及び破損燃料取扱具と使用済燃料貯蔵ラック内に格納された燃料集合体との取合図である。
本実施形態の吊り下げ部38は、第1の実施形態における吊り下げ部32に似た構成であるが、図8に示すように本実施形態では、第1の実施形態における拘束ボックス33が吊り下げ棒32aに対して上下動可能な構成であったのに対し、本実施形態における拘束枠39が吊り下げ棒38aの下端の突起部38bの上面から上側に所定の距離L1だけ離間した位置に固定されている。そして、図9(a),(b)に示すように拘束枠39は、ほぼ正方形の薄肉の拘束枠本体(拘束手段)39aの各辺のほぼ中央の内方側に吊り下げ棒38aを保持する保持枠(拘束手段)39bを有している。この保持枠39bが位置する吊り下げ棒38aの部分は、その外径が段差状に小さくなったくびれ部38cとなっている。このくびれ部38cの上下の段差部38dに保持枠39bが係合して拘束枠39が吊り下げ棒38aの上下方向に移動しないようになっている(図9(c)参照)。
ここで、拘束枠39の下端面が、突起部38bの上面から上側に所定の距離L1とするのは、拘束枠39がチャンネルボックス3cの下端部に位置し、かつ、拘束枠39の下端面から下方のまでの吊り下げ棒38aの長さが、この分部の燃料集合体3の軸方向に対して径方向外方側への撓みで突起部38bが斜面部3b1から外れないような吊り下げ棒38aの剛性を考慮したものとするためである。
本実施形態では、使用済燃料貯蔵ラック20の上端にまで破損燃料取扱具30Bの燃料集合体吊り下げ部38の下端を降下させた後、燃料取扱装置制御盤は、更にマスト11aを下方に伸長を開始し、つまりつかみ具12を更にマスト11aやつかみ具12の重量で押し下げ開始し、つかみ具12に押下されて、図9(a)に示すように4本の吊り下げ棒38a、拘束枠39も使用済燃料貯蔵ラック20の角管21の内周とチャンネルボックス3cの外周との間に挿入されていく。そのため、前記したように拘束枠39の拘束枠本体39aの厚さは、角管21の内周面と、チャンネルボックス3cに固定されたチャンネルファスナ3dやスペーサ3eとの間を通過するように薄肉とする必要がある。拘束枠39は、薄肉でも燃料集合体3の軸方向に対して径方向外方に撓んで膨らまないように、剛性の極めて高い材質、例えば、タングステン鋼、モリブデン鋼、チタン合金等が好ましい。
ちなみに、このとき、吊り下げ棒38aの突起部38bは、図9(a)に示すようにチャンネルボックス3cの4辺の長さ方向に向いており、ラッチ機構43h1(図4(a)参照)でストッパ棒43fの回動を拘束し、ピニオン歯車43dの回転、つまり突起部38bのチャンネルボックス3cの4辺の長さ方向からの不慮の移動が生じないようにされている。
破損燃料取扱具30Bの燃料集合体吊り下げ部38の下端が所定の位置まで降下させられると、吊り下げ棒38aの突起部38bは、下部タイプレート3bの斜面部3b1に位置し、同時に燃料集合体3の上部又は上部タイプレート3aのハンドル3a1は、破損燃料取扱具30Bの前記した転倒防止部44の窪み部44aに収まり、側方四周から支えられた状態となる。
続いて、破損燃料取扱制御装置は、ラッチ機構43h1を下げてストッパ棒43fを回動可能な状態とし、その後、エアシリンダ43aを動作させ、ピニオン歯車43dを上面から見て右方向へストッパ棒43fがストッパ受け43g2に当接するまで回動し、停止保持させる(図4(a)参照)。この結果、図10に示すように吊り下げ棒38aの下端の突起部38bは、下部タイプレート3bの斜面部3b1側に向かって突出するような状態となる。そして、ラッチ機構43h2(図4(a)参照)を上げてストッパ棒43fを回動不能に固定する。この状態でエアシリンダ43aへの供給空気圧は停止しても良い。
燃料取扱装置制御盤の制御によって、つかみ具12を上方に引き上げると、4本の吊り下げ棒38aの突起部38bが角管21の上端を上に越えても拘束枠39に拘束され、燃料集合体3の下端の斜面部3b1を引っ掛けた状態が維持される。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に燃料集合体3の荷重を下部タイプレート3bから結合燃料棒を介して上部タイプレート3aに伝達する結合燃料棒を含む燃料棒が破損又はその被覆管の強度が劣化し、上部タイプレート3aのハンドル3a1で荷重を懸垂できない燃料集合体3に対して、第1の実施形態よりも簡単な構成で本実施形態の破損燃料取扱具30Bを用いた燃料取扱装置1により燃料集合体3の下部を吊り下げ棒38aの下端の突起部38bで引っ掛けて支持し、安全に移動することができる。
《第3の実施形態》
次に図1、図11、図12を参照しながら適宜図3、図6、図7、図13を参照して第3の実施形態に係る燃料取扱装置1について説明する。本発明に係る燃料取扱装置1の全体構成は前記した第1の実施形態の図1と同じ構成であり、重複する説明を省略する。図11は、第3の実施形態に係わる料取扱装置のつかみ具の下に吊り下げる破損燃料取扱具の概略構造図である。
本実施形態における破損燃料取扱具30Cは、図1に示した燃料取扱装置1のつかみ具12のフックでケーシング(荷重受け手段)31Cのケーシング天板31bの上面側に設けられたハンドル(荷重受け手段、ハンドル部)31aをつかまれた懸垂され用いられる。
本実施形態における破損燃料取扱具30Cが第1実施形態における破損燃料取扱具30Aと異なる点は、突起駆動部43が突起駆動部(駆動手段)45に置き換わり、第1実施形態における吊り下げ棒32aがその軸心周りに90度回転駆動可能なのに対し、本実施形態における吊り下げ棒(吊り下げ手段)40aは回転しない点である。その代わり、吊り下げ棒40aの下端部の突起部駆動端部40bの可動突起部(突起部)40d(図13(a)参照)がワイヤ(駆動手段)45c(図12(a)参照)により牽引され燃料集合体3側に揺動して展開する。
破損燃料取扱具30Cは、主に平面視が正方形の箱体のケーシング31Cとケーシング31Cから下方に燃料集合体3の軸方向長さよりやや長めにケーシング31Cの下面から下方に延びた4本の吊り下げ棒40aで構成された燃料集合体吊り下げ部40、2本のスクリュー軸34及び2本の案内棒35の下端に接続された拘束ボックス33を含んで構成されている。吊り下げ棒40aの下端には突起部駆動端部40b(図11参照)が設けられている。
ケーシング31Cは、正方形断面の四角筒のケーシング側板31cで四周を囲まれ、上からケーシング天板31b、ケーシング天板31bと区画板31dとの間の拘束ボックス駆動部41、区画板31dと区画板31fとの間の突起駆動部45、区画板31fの下方の転倒防止部44から構成されている。
拘束ボックス駆動部41の構成は第1の実施形態と同じであり、同じ符号を付し重複する説明を省略する。
図12(a)は、図11における突起駆動部のK−K矢視平面図、(b)は、図11における燃料集合体吊り下げ部のM−M矢視平面図である。図13(a)は、図11におけるX部拡大斜視図、(b)は、(a)の内方側からみた側面図である。
図11における突起駆動部45の縦断面図は、図12(a)におけるO−O矢視縦断面図である。突起駆動部45は、空気圧で正逆転可能に回転駆動される減速ギヤ組み込みのエアモータ45a、エアモータ45aの出力軸に駆動されるプーリ(駆動手段)45b、プーリ45bに巻回された4本のワイヤ45c、各ワイヤ45cを1本ずつ案内する導管45dが配置されている。導管45dは、プーリ45bから繰り出される4本のワイヤ45cを1本ずつに分岐し、4本の吊り下げ棒40aを固定している各固定部材45fの近傍にそれぞれ伸び、更に転倒防止部44を下方に貫通し、それぞれの吊り下げ棒40aの近傍に開口し、ワイヤ45cを吊り下げ棒40aの軸方方向に沿わすように誘導するとともに、ワイヤ45cのたるみや引っ掛かりを防止する。これにより、1個のプーリ45bにより4本のワイヤ45cを同じ長さだけ繰り出したり、巻き込んだりすることが可能である。
なお、エアモータ45a、プーリ45bを区画板31fで支持固定する支持構造については図の記載を省略してある。
エアモータ45aには、回転数検出センサ(図示せず)が組み込まれており、プーリ45bを正転又は逆転して回転駆動によりワイヤ45cの巻き取り長さ、巻き戻し長さを横行台車10(図1参照)に積載された前記した破損燃料取扱制御装置(符号省略)で制御されるようになっている。
区画板31fの上面側に設けられた固定部材45fにより吊り下げ棒40aが溶接固定され、吊り下げ棒40aの中心軸は、図12(a)に示すように平面視が正方形の突起駆動部45の4辺の長さ方向の中央部分にほぼ位置するように配置され、図12(b)に示すように吊り下げ棒40aが燃料集合体3のチャンネルボックス3cの4辺の長さ方向のほぼ中央部の直外側に位置するように配置されている。
図11に示した燃料集合体吊り下げ部40の縦断面では、図12(b)における手前側に位置する吊り下げ棒40a、スクリュー軸34、案内棒35を省略して示してある。
ちなみに、区画板31d,31fに加わる上下方向の荷重は、ケーシング側板31cを介してケーシング天板31bに伝えられ、更にハンドル31aに最終的に伝えられる。
図12(b)に示すように拘束ボックス33は、第1の実施形態における図5と同じ構成であり、同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
なお、図5の説明における吊り下げ棒32aを吊下げ棒40aに読み替え、吊下げ棒40aに沿ってワイヤ45cが軸方向に沿って配置されている点が異なる。
次に図13(a),(b)を参照しながら突起部駆動端部40bの詳細な構成について説明する。図13(a)は、図11におけるX部拡大斜視図、(b)は、(a)の内方側からみた側面図である。
図12(b)に示すように吊下げ棒40aの下部近傍は、拘束ボックス本体(拘束手段)33aの保持枠33bを挿通して保持され、更に下端は、図13(a)に示すようにチャンネルボックス3cの側面方向に沿った水平方向の両面が平面40cになっており、平面40cに垂直に軸孔が穿孔されている。この軸孔に両端にフランジ40e1,40e2を有する回転軸40eが挿通され、スペーサ円盤40gを介材させて可動突起部40dを回動可能に保持している。回転軸40eのフランジ40e1側には、図13(a)の手前側から見て右巻きにねじりコイルばね40fが巻回され、その手前側の一端部40f1が可動突起部40dの内方側に引っ掛けられ、その他端部40f2が吊下げ棒40aの下端の外方側に引っ掛けられている。その結果、可動突起部40dは、ねじりコイルばね40fにより吊下げ棒40aの軸方に上方になるように付勢されている。
吊下げ棒40aの軸方向に沿ってワイヤ45cが配設されており、可動突起部40dに対向する平面40cに案内枠40c1が設けられ、その枠内を挿通して、スペーサ円盤40gの外周面に沿って内方側に誘導され、可動突起部40dが上方を向いている状態での内方側で、かつ回転軸40eより下方に設けられた案内枠40d1を挿通して回転軸40eより上方の可動突起部40dの内方側面に固定接続されている。
ここで、スペーサ円盤40gは、外周面の軸方向断面形状が溝を有する形状であることがワイヤ45cをその外周に沿って配設誘導する上で好ましい。
また、可動突起部40dの外方側には吊下げ棒40aに延出するストッパ部材(突起部)40hが一体に設けられ、ワイヤ45cが牽引され可動突起部40dが内方側に90度揺動したとき、吊下げ棒40aの外方側の面に当接して、可動突起部40dがそれ以上回動しないように機能する。
エアモータ(駆動手段)45aがワイヤ45cを所定量牽引すると前記したように可動突起部40dが内方側に90度揺動して開き、エアモータ45aが逆回転してワイヤ45cを緩めると可動突起部40dは、ねじりコイルばね40fにより吊下げ棒40aの軸方に沿うように上方に揺動する。
本実施形態における破損燃料取扱具30Cによる使用済燃料貯蔵ラック20に格納された燃料集合体3の取扱手順は、図6、図7に示した第1の実施形態における手順とほぼ同じであるが、異なる点は図6(d)の状態で吊り下げ棒40aの下端の可動突起部40dを燃料集合体3の下部タイプレート3bの斜面部3b1に当接するようにするためエアモータ45aでワイヤ45cを所定量牽引し、可動突起部40dを内方側に90度揺動して開く。その後、破損燃料取扱具30Cを上方にわずかに引き上げて、可動突起部40dを斜面部3b1に当接させる点である。
そして、可動突起部40dで燃料集合体3の荷重を受け、その荷重は回転軸40e及びストッパ部材40hにより吊り下げ棒40aに伝達され、更に、ケーシング31Cから燃料つかみ装置11に伝達される。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に燃料集合体3の荷重を下部タイプレート3bから結合燃料棒を介して上部タイプレート3aに伝達する結合燃料棒を含む燃料棒が破損又はその被覆管の強度が劣化し、上部タイプレート3aのハンドル3a1で荷重を懸垂できない燃料集合体3に対して、上部タイプレート3aをつかみ具12で把持して懸垂できない場合でも本実施形態の破損燃料取扱具30Cを用いた燃料取扱装置1により安全に移動することができる。
本実施形態における燃料取扱装置1に用いられる破損燃料取扱具30Cの突起部駆動部45の構成、吊り下げ棒40aと可動突起部40dの構成は、第2の実施形態における破損燃料取扱具30Bの突起部駆動部43及び吊り下げ棒38aと突起部38bの代替として組み合わせることもできる。
1 燃料取扱装置
2 原子炉圧力容器
3 燃料集合体
3a 上部タイプレート
3a1 ハンドル
3b 下部タイプレート
3b1 斜面部(燃料集合体の下部)
3b2 冷却材入口部
3b3 ガイドノーズ
3c チャンネルボックス
3d チャンネルファスナ
3e スペーサ
4 燃料貯蔵容器
5 原子炉ウェルプール
6 オペレーティングフロア
7 走行レール
8 走行台車
9 横行レール
10 横行台車
11 燃料つかみ装置
11a マスト
12 つかみ具
20 使用済燃料貯蔵ラック
21 角管
22,24A,24B 水ギャップ
23 支持孔
30A,30B,30C 破損燃料取扱具
31A,31B,31C ケーシング(荷重受け手段)
31a ハンドル(荷重受け手段、ハンドル部)
31b ケーシング天板
31c ケーシング側板
31d,31e,31f 区画板
32,38、40 燃料集合体吊り下げ部
32a,38a,40a 吊り下げ棒(吊り下げ手段)
32b,38b 突起部
33 拘束ボックス(拘束手段)
33a 拘束ボックス本体(拘束手段)
33b,39b 保持枠(拘束手段)
34 スクリュー軸
35 案内棒
37 接触センサ
38c くびれ部
38d 段差部
39 拘束枠(拘束手段)
39a 拘束枠本体(拘束手段)
40b 突起部駆動端部
40c 平面
40c1 案内枠
40d 可動突起部(突起部)
40d1 案内枠
40e 回転軸
40e1 フランジ
49f ねじりコイルばね
40f1 一端部
40f2 他端部
40g スペーサ円盤
40h ストッパ部材(突起部)
41 拘束ボックス駆動部
41a エアモータ
41b 出力軸
41c 軸受け
41d 駆動歯車
41e 被駆動歯車
41f,41g 軸受け
42A,42B 案内管
43 突起駆動部(駆動手段)
43A 上室
43B 下室
43a エアシリンダ(駆動手段)
43b 駆動軸(駆動手段)
43c ラック部(駆動手段)
43d ピニオン歯車(駆動手段)
43e 回転軸(駆動手段)
43f ストッパ棒
43g1,43g2 ストッパ受け
43h1,43h2 ラッチ機構
43i 駆動歯車
43k 被駆動歯車
43m,43n,43p 軸受け(駆動手段)
44 転倒防止部(転倒防止手段)
44a 窪み部
45 突起駆動部
45a エアモータ(駆動手段)
45b プーリ(駆動手段)
45c ワイヤ(駆動手段)
45d 導管
45f 固定部材

Claims (3)

  1. 燃料集合体を移送する燃料取扱装置であって、
    前記燃料集合体の側面外方から前記燃料集合体の下部と取り合ってその荷重を懸垂する複数の棒状の吊り上げ手段と、
    前記吊り上げ手段の下端に設けられ、前記燃料集合体の下部を下方から引っ掛ける突起部と、
    前記突起部を前記燃料集合体の下部に差し込む駆動手段と、
    前記吊り上げ手段が、前記燃料集合体の下部と取り合ってその荷重を懸垂した状態において、前記吊り上げ手段の下端が前記燃料集合体の軸線の径方向外方側にずれないように拘束する拘束手段と、
    前記燃料集合体の上部を周方向から支え、前記吊り上げ手段から転倒しないようにする転倒防止手段と、
    前記吊り上げ手段の荷重を受ける荷重受け手段と、を備えることを特徴とする燃料取扱装置。
  2. 更に、走行レール上を走行する走行台車と、
    前記走行台車上に設けられた横行レール上を横行可能なように設けられた横行台車と、
    前記横行台車上に設置されて下方に懸垂され、伸縮可能なマストと、
    前記マストの下端に設けられたつかみ具と、を備え、
    前記つかみ具で前記荷重受け手段の上部のハンドル部をつかむことを特徴とする請求項1に記載の燃料取扱装置。
  3. 使用済燃料貯蔵ラックに格納された破損した前記燃料集合体を取り扱うことを特徴とした請求項1又は請求項2に記載の燃料取扱装置。
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