JP2013152100A - 燃料取扱装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】破損した燃料集合体を移送する燃料取扱装置であって、燃料集合体の側面外方から燃料集合体の下部と取り合ってその荷重を懸垂する複数の棒状の吊り下げ棒32aと、吊り下げ棒32aの下端に設けられ、燃料集合体の下部を下方から引っ掛ける突起部32bと、突起部32bを燃料集合体の下部に差し込む突起駆動部43と、吊り下げ棒32aが、燃料集合体の下部と取り合ってその荷重を懸垂した状態において、吊り下げ棒32aの下端が外方側にずれないように拘束する拘束ボックス33と、燃料集合体の上部を周方向から支え、転倒しないようにする転倒防止部44と、吊り下げ棒32aの荷重を受けるケーシング31Aを備える。
【選択図】図2
Description
沸騰水型原子炉を用いた原子力発電所では、原子炉の1つの運転サイクルが終了すると次の運転サイクルのために、燃料取扱装置1を使って原子炉圧力容器2内の燃料集合体3(図15参照)の取り出し、原子炉圧力容器2内の炉心への燃料集合体3の装荷作業を行っている。
なお、燃料貯蔵プール4の一角には図示しない燃料キャスクピットのエリアも設けられている。
燃料つかみ装置11は、径の異なる複数のマスト11a(図14参照)をテレスコピック式に設けて伸縮自在とし、横行台車10から下方に懸垂設置され、横行台車10上に設置されたホイストによりワイヤロープを介して燃料つかみ装置11の下端のつかみ具12を昇降可能としている。
燃料集合体3を構成する燃料棒のうち所定の位置の燃料棒は、その上下部端栓にねじ部を有する結合燃料棒を構成し、結合燃料棒の下部端栓のねじ部は、下部タイプレート3bのネットワーク部(図示せず)にねじ嵌合し、結合燃料棒の上部端栓のねじ部は、上部タイプレート3aのネットワーク部(図示せず)の孔に挿通して上面側に突出し、上面側でナット締めされ、上部タイプレート3aに燃料集合体3の重量を伝達するようになっている。
上部タイプレート3aのネットワーク部には、コの字形のハンドル3a1が一体に設けられ、前記したつかみ具12のフックでつかめるようになっている。
ちなみに、つかみ具12は、その中心軸の周りに旋回可能な構造となっている。
ちなみに、冷却材入口部3b2及びガイドノーズ3b3を合わせて「ノーズピース」とも称する。
ちなみに、使用済燃料貯蔵ラック20の角管21の底にはベース部材25が配置され、角管21の下端はベース部材25に溶接固定されている。ベース部材25には、使用済燃料貯蔵ラック20に格納された燃料集合体3を角管21の中央に配置するために、燃料集合体3の冷却材入口部3b2が嵌め込まれる支持孔23が設けられている。支持孔23は、燃料貯蔵プール4の冷却水を燃料集合体3のチャンネルボックス3c内に自然循環で供給する役目もしている。
燃料取扱装置1は、つかみ具12を所定の高さまで引き上げた状態で走行、横行し、つかみ具12で懸垂した燃料集合体3や何も懸垂していないつかみ具12が、炉心の燃料集合体3や燃料貯蔵プール4の燃料集合体3と接触することなく移動するように制御される。
しかしながら、燃料棒が破損、特に結合燃料棒が破損している場合には、ハンドル3a1により燃料集合体3の全荷重を受けることができないのでつかみ具12でハンドル3a1をつかんでの燃料集合体3の取扱はできない。
特許文献2には、燃料集合体3の周辺機器である制御棒と燃料支持金具を同時に移動する技術が開示されている。
以下に、本発明の第1の実施形態に係る燃料取扱装置について図を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る燃料取扱装置の全体構成図であり、背景技術の段落で説明したものと同じであり、重複する説明を省略する。図2は、第1の実施形態に係わる料取扱装置のつかみ具の下に吊り下げる破損燃料取扱具の概略構造図である。
本実施形態における破損燃料取扱具30Aは、図1に示した燃料取扱装置1のつかみ具12のフックでケーシング(荷重受け手段)31Aのケーシング天板31bの上面側に設けられたハンドル(荷重受け手段、ハンドル部)31aをつかまれ懸垂され用いられる。
ケーシング31Aは、正方形断面の四角筒のケーシング側板31cで四周を囲まれ、上からケーシング天板31b、ケーシング天板31bと区画板31dとの間の拘束ボックス駆動部41、区画板31dと区画板31fとの間の突起駆動部(駆動手段)43、区画板31fの下方の転倒防止部(転倒防止手段)44から構成されている。
なお、突起駆動部43は、区画板31eにより更に上下2室43A,43Bに分かれている。
拘束ボックス駆動部41は、空気圧で正逆回転のいずれも可能な減速ギヤ組み込み型式のエアモータ41a、エアモータ41aの出力軸41bを区画板31dの上面側で支承する軸受け41c、出力軸41bに固定された駆動歯車41d、駆動歯車41dに駆動される2個の被駆動歯車41e(図3参照)、それぞれの被駆動歯車41eに加わる下方向の荷重を区画板31dの上面側で支承する軸受け41f、被駆動歯車41eに加わる上方向の荷重をケーシング天板31bの下面側で支承する軸受け41gを含んでいる。
エアモータ41aは、ケーシング天板31bの下面側に固定されている。また、エアモータ41aには、図示しないが正転と逆転を切り換える空気圧切替弁、回転数検出センサが内蔵されている。
図3に示すように図の左下隅及び右上隅に被駆動歯車41e,41eが2個配置され、2本のスクリュー軸34が上下方向に被駆動歯車41e,41eの中心部を挿通している。また、図3に示すように図の左上隅及び右下隅に案内管42Bのそれぞれの内部を案内棒35が挿通して上下方向に移動可能になっている。
突起駆動部43の上室43Aは、空気圧で伸縮動作するエアシリンダ(駆動手段)43a、エアシリンダ43aにより伸縮駆動される駆動軸(駆動手段)43b、駆動軸43bの先端部に設けられたラック部(駆動手段)43c、ラック部43cに設けられたラック歯(図示せず)と噛み合い揺動駆動されるピニオン歯車(駆動手段)43d、ピニオン歯車43dの回転軸(駆動手段)43eの上下端部を区画板31d,31fで支承する軸受け(駆動手段)43m,43m、回転軸43eに固定され水平方向に延伸したストッパ棒43f、ストッパ棒43fの左右方向の最大揺動幅を規制する2本のストッパ受け43g1,43g2、ストッパ棒43fを最大揺動幅の位置で固定する2個のラッチ機構43h1,43h2を含んでいる。そのため、エアシリンダ43aは、その最大伸長位置及び最小縮小位置を検出するリミッタを内蔵し、その最大伸長位置又は最小縮小位置に空気圧で保持可能な構成となっている。
ラッチ機構43h1,43h2は、例えば、所定の上限位置及び下限位置で図2に示すように先端がU字形状のラッチ部を空気圧で上下方向に移動させて、左右方向の最大揺動幅位置においてストッパ棒43fをそのU字形状のラッチ部で挟んでストッパ棒43fの左右方向の移動を阻止する。そのため、ラッチ機構43h1,43h2は、その上限位置及び下限位置を検出するリミッタを内蔵し、その上限位置又は下限位置に空気圧で保持可能な構成となっている。
ちなみに、ストッパ受け43g1,43g2及びラッチ機構43h1,43h2の周方向の配置は、後記する吊り下げ棒32aが90度回転するのに対応するように設定されている。
突起駆動部43の下室43Bは、主に区画板31eを下方に貫通した回転軸43eに固定された駆動歯車43i、回転軸43eを区画板31fの上面側で支承する軸受け43m、駆動歯車43iに駆動される4個の被駆動歯車43k、各被駆動歯車43kの中心部に固定された回転軸を兼ねる吊り下げ棒32a、各吊り下げ棒32aに上方向に加わる荷重を区画板31eに伝えて回動可能に支承する軸受け(駆動手段)43n、各吊り下げ棒32aに下方向に加わる荷重を区画板31fに伝えて回動可能に支承する軸受け(駆動手段)43pを含んでいる。
ちなみに、4個の被駆動歯車43k及びその回転軸を兼ねる吊り下げ棒32aの中心軸は、図4(b)に示すように平面視が正方形の突起駆動部43の4辺の長さ方向の中央部分にほぼ位置するように配置され、図5に示すように吊り下げ棒32aが燃料集合体3のチャンネルボックス3cの4辺の長さ方向のほぼ中央部の直外側に位置するように配置されている。
図4(b)には、参考のため吊り下げ棒32aの下端に設けられた突起部32bを仮想線で示し、被駆動歯車43kが90度回転させられることにより、突起部32bがチャンネルボックス3cの4辺の長さ方向と、4辺の長さ方向に対して直角な内側方向を向くことを示している。
ちなみに、区画板31d,31e,31fに加わる上下方向の荷重は、ケーシング側板31cを介してケーシング天板31bに伝えられ、更にハンドル31aに最終的に伝えられる。
この転倒防止部44の下方側に設けられた窪み部44aは、燃料集合体吊り下げ部32に燃料集合体3を収容した状態で、4本の吊り下げ棒32aの下部の突起部32bで燃料集合体3の下部タイプレート3bの斜面部3b1を下方から支持しているときに、燃料集合体3が吊り下げ棒32aの間から側方へ倒れることを防止するものである。そのため、この窪み部44aは、燃料集合体3の上部(上部タイプレート3a部分)又は少なくとも上部タイプレート3aのハンドル3a1の外形に対してゆとりのある窪み形状であれば良い。
図2及び図5に示すように拘束ボックス33は、燃料集合体3の外形よりも大きく、使用済燃料貯蔵ラック20の角管21の内壁とほぼ同じ四角幅の内寸の正方形断面の四角筒形状をしており、その四隅の上端で接続部材34a,35aを介して前記したように2本のスクリュー軸34の下端と2本の案内棒35の下端と接続している。ちなみに、接続部材34a,35aは、L字形状をしており、拘束ボックス33の隅部で外方側に伸びてそれぞれスクリュー軸34、案内棒35に接続する。
拘束ボックス33の内周面の4辺の長さ方向のほぼ中央部には、吊り下げ棒32aを回動可能及び上下方向に摺動可能にしながらその位置を支承する保持枠(拘束手段)33bが固定されている。
なお、この保持枠33bの燃料集合体3に対向する内側は、図5に示すように燃料集合体3のチャンネルボックス3cの外周面と接する程度であり、それより内方側には位置しないように、つまり、燃料集合体3を拘束ボックス33の内部に挿通可能としている。
また、拘束ボックス33の下端には、接触センサ37が設けられており、拘束ボックス33が使用済燃料貯蔵ラック20の角管21の上端に着座したとき、着座したことを検出して信号を出力することができるようになっている。図2では、拘束ボックス33の図5の外周側面とは異なる側面に便宜的に接触センサ37を図示してある。
図6、図7は、使用済み燃料貯蔵ラックに格納された破損燃料を破損燃料取扱具で吊り上げる工程の説明図である。図6、図7では、手前側に見える2本の吊り下げ棒32a、左右の対角位置の2本の案内棒35、最手前の1本のスクリュー軸34が示してある。
図6(a)では、燃料つかみ装置11のつかみ具12のフックに破損燃料取扱具30Aを把持させ、横行台車10上の前記した破損燃料取扱制御装置により拘束ボックス駆動部41のエアモータ41aを制御して拘束ボックス33を吊り下げ棒32a下端まで下げた状態にして、燃料取扱装置制御盤により走行台車8、横行台車10の位置を、燃料つかみ装置11を破損した燃料集合体3の格納された使用済燃料貯蔵ラック20の角管21の直上になるように移動して停止させる。この状態において破損燃料取扱制御装置ではエアモータ41a内蔵の回転数センサからの信号に基づくスクリュー軸34の上下方向位置を、基準の初期状態と認識している。その後燃料取扱装置制御盤により燃料つかみ装置11のマスト11aを下方に伸長させる、つまりつかみ具12を降下させて破損燃料取扱具30Aを降下させる。
ちなみに、この状態では、吊り下げ棒32aの突起部32bは、図5に示すようにチャンネルボックス3cの4辺の長さ方向に向いており、ラッチ機構43h1でストッパ棒43fの回動を拘束し、ピニオン歯車43dの回転、つまり突起部32bのチャンネルボックス3cの4辺の長さ方向からの不慮の移動が生じないようにされている。
このとき、4本の吊り下げ棒32aの下端は、角管21の内周により外方向に広がることを阻止され、突起部32bが燃料集合体3の下端の斜面部3b1を引っ掛けた状態を維持できる。
燃料つかみ装置11で破損燃料取扱具30Aを所定の高さに引き上げて懸垂した状態で、燃料取扱装置1の走行台車8、横行台車10を移動させて、破損燃料取扱具30Aを燃料貯蔵プール4の一角の底部に水中配置した燃料輸送容器の所定の燃料集合体装荷位置の直上に移動する。そして、図6、図7で説明した操作手順を逆にし、破損燃料取扱具30Aを操作し、燃料輸送容器の所定の燃料集合体装荷位置に破損した燃料集合体3を装荷することができる。
次に、図1及び図8から図10を参照し、適宜図4を参照して、第2の実施形態に係る燃料取扱装置1について説明する。本発明に係る燃料取扱装置1の全体構成は前記した第1の実施形態の図1と同じ構成であり、重複する説明を省略する。図8は、第2の実施形態に係わる料取扱装置のつかみ具の下に吊り下げる破損燃料取扱具の概略構造図である。
本実施形態における破損燃料取扱具30Bは、図1に示した燃料取扱装置1のつかみ具12のフックでケーシング(荷重受け手段)31Bのケーシング天板31bの上面側に設けられたハンドル(荷重受け手段、ハンドル部)31aをつかまれた懸垂され用いられる。
ケーシング31Bは、正方形断面の四角筒のケーシング側板31cで四周を囲まれ、上からケーシング天板31b、ケーシング天板31bと区画板31fとの間の突起駆動部43、区画板31fの下方の転倒防止部44から構成されている。
なお、突起駆動部43は、区画板31eにより更に上下2室43A,43Bに分かれている。
従って、図8のケーシング31BのC−C矢視平面図は、図2のケーシング31AのC−C矢視平面図である図4(a)で示した平面図においてスクリュー軸34、案内棒35、案内管42A,42Bを削除したものであり、第1の実施形態と同じ構成については同じ符号を付し重複する説明を省略する。
また、図8のD−D矢視平面図は、図4(b)で示したケーシング31AのD―D矢視平面図においてスクリュー軸34、案内棒35、案内管42A,42Bを削除し、吊り下げ棒32aの代わりに吊り下げ棒38aと読み替え、吊り下げ棒32aの下端の突起部32bを吊り下げ棒38aの下端の突起部38bと読み替えたものであり、第1の実施形態と同じ構成については同じ符号を付し重複する説明を省略する。
本実施形態の吊り下げ部38は、第1の実施形態における吊り下げ部32に似た構成であるが、図8に示すように本実施形態では、第1の実施形態における拘束ボックス33が吊り下げ棒32aに対して上下動可能な構成であったのに対し、本実施形態における拘束枠39が吊り下げ棒38aの下端の突起部38bの上面から上側に所定の距離L1だけ離間した位置に固定されている。そして、図9(a),(b)に示すように拘束枠39は、ほぼ正方形の薄肉の拘束枠本体(拘束手段)39aの各辺のほぼ中央の内方側に吊り下げ棒38aを保持する保持枠(拘束手段)39bを有している。この保持枠39bが位置する吊り下げ棒38aの部分は、その外径が段差状に小さくなったくびれ部38cとなっている。このくびれ部38cの上下の段差部38dに保持枠39bが係合して拘束枠39が吊り下げ棒38aの上下方向に移動しないようになっている(図9(c)参照)。
次に図1、図11、図12を参照しながら適宜図3、図6、図7、図13を参照して第3の実施形態に係る燃料取扱装置1について説明する。本発明に係る燃料取扱装置1の全体構成は前記した第1の実施形態の図1と同じ構成であり、重複する説明を省略する。図11は、第3の実施形態に係わる料取扱装置のつかみ具の下に吊り下げる破損燃料取扱具の概略構造図である。
本実施形態における破損燃料取扱具30Cは、図1に示した燃料取扱装置1のつかみ具12のフックでケーシング(荷重受け手段)31Cのケーシング天板31bの上面側に設けられたハンドル(荷重受け手段、ハンドル部)31aをつかまれた懸垂され用いられる。
本実施形態における破損燃料取扱具30Cが第1実施形態における破損燃料取扱具30Aと異なる点は、突起駆動部43が突起駆動部(駆動手段)45に置き換わり、第1実施形態における吊り下げ棒32aがその軸心周りに90度回転駆動可能なのに対し、本実施形態における吊り下げ棒(吊り下げ手段)40aは回転しない点である。その代わり、吊り下げ棒40aの下端部の突起部駆動端部40bの可動突起部(突起部)40d(図13(a)参照)がワイヤ(駆動手段)45c(図12(a)参照)により牽引され燃料集合体3側に揺動して展開する。
ケーシング31Cは、正方形断面の四角筒のケーシング側板31cで四周を囲まれ、上からケーシング天板31b、ケーシング天板31bと区画板31dとの間の拘束ボックス駆動部41、区画板31dと区画板31fとの間の突起駆動部45、区画板31fの下方の転倒防止部44から構成されている。
図12(a)は、図11における突起駆動部のK−K矢視平面図、(b)は、図11における燃料集合体吊り下げ部のM−M矢視平面図である。図13(a)は、図11におけるX部拡大斜視図、(b)は、(a)の内方側からみた側面図である。
エアモータ45aには、回転数検出センサ(図示せず)が組み込まれており、プーリ45bを正転又は逆転して回転駆動によりワイヤ45cの巻き取り長さ、巻き戻し長さを横行台車10(図1参照)に積載された前記した破損燃料取扱制御装置(符号省略)で制御されるようになっている。
図11に示した燃料集合体吊り下げ部40の縦断面では、図12(b)における手前側に位置する吊り下げ棒40a、スクリュー軸34、案内棒35を省略して示してある。
ちなみに、区画板31d,31fに加わる上下方向の荷重は、ケーシング側板31cを介してケーシング天板31bに伝えられ、更にハンドル31aに最終的に伝えられる。
なお、図5の説明における吊り下げ棒32aを吊下げ棒40aに読み替え、吊下げ棒40aに沿ってワイヤ45cが軸方向に沿って配置されている点が異なる。
ここで、スペーサ円盤40gは、外周面の軸方向断面形状が溝を有する形状であることがワイヤ45cをその外周に沿って配設誘導する上で好ましい。
また、可動突起部40dの外方側には吊下げ棒40aに延出するストッパ部材(突起部)40hが一体に設けられ、ワイヤ45cが牽引され可動突起部40dが内方側に90度揺動したとき、吊下げ棒40aの外方側の面に当接して、可動突起部40dがそれ以上回動しないように機能する。
エアモータ(駆動手段)45aがワイヤ45cを所定量牽引すると前記したように可動突起部40dが内方側に90度揺動して開き、エアモータ45aが逆回転してワイヤ45cを緩めると可動突起部40dは、ねじりコイルばね40fにより吊下げ棒40aの軸方に沿うように上方に揺動する。
そして、可動突起部40dで燃料集合体3の荷重を受け、その荷重は回転軸40e及びストッパ部材40hにより吊り下げ棒40aに伝達され、更に、ケーシング31Cから燃料つかみ装置11に伝達される。
2 原子炉圧力容器
3 燃料集合体
3a 上部タイプレート
3a1 ハンドル
3b 下部タイプレート
3b1 斜面部(燃料集合体の下部)
3b2 冷却材入口部
3b3 ガイドノーズ
3c チャンネルボックス
3d チャンネルファスナ
3e スペーサ
4 燃料貯蔵容器
5 原子炉ウェルプール
6 オペレーティングフロア
7 走行レール
8 走行台車
9 横行レール
10 横行台車
11 燃料つかみ装置
11a マスト
12 つかみ具
20 使用済燃料貯蔵ラック
21 角管
22,24A,24B 水ギャップ
23 支持孔
30A,30B,30C 破損燃料取扱具
31A,31B,31C ケーシング(荷重受け手段)
31a ハンドル(荷重受け手段、ハンドル部)
31b ケーシング天板
31c ケーシング側板
31d,31e,31f 区画板
32,38、40 燃料集合体吊り下げ部
32a,38a,40a 吊り下げ棒(吊り下げ手段)
32b,38b 突起部
33 拘束ボックス(拘束手段)
33a 拘束ボックス本体(拘束手段)
33b,39b 保持枠(拘束手段)
34 スクリュー軸
35 案内棒
37 接触センサ
38c くびれ部
38d 段差部
39 拘束枠(拘束手段)
39a 拘束枠本体(拘束手段)
40b 突起部駆動端部
40c 平面
40c1 案内枠
40d 可動突起部(突起部)
40d1 案内枠
40e 回転軸
40e1 フランジ
49f ねじりコイルばね
40f1 一端部
40f2 他端部
40g スペーサ円盤
40h ストッパ部材(突起部)
41 拘束ボックス駆動部
41a エアモータ
41b 出力軸
41c 軸受け
41d 駆動歯車
41e 被駆動歯車
41f,41g 軸受け
42A,42B 案内管
43 突起駆動部(駆動手段)
43A 上室
43B 下室
43a エアシリンダ(駆動手段)
43b 駆動軸(駆動手段)
43c ラック部(駆動手段)
43d ピニオン歯車(駆動手段)
43e 回転軸(駆動手段)
43f ストッパ棒
43g1,43g2 ストッパ受け
43h1,43h2 ラッチ機構
43i 駆動歯車
43k 被駆動歯車
43m,43n,43p 軸受け(駆動手段)
44 転倒防止部(転倒防止手段)
44a 窪み部
45 突起駆動部
45a エアモータ(駆動手段)
45b プーリ(駆動手段)
45c ワイヤ(駆動手段)
45d 導管
45f 固定部材
Claims (3)
- 燃料集合体を移送する燃料取扱装置であって、
前記燃料集合体の側面外方から前記燃料集合体の下部と取り合ってその荷重を懸垂する複数の棒状の吊り上げ手段と、
前記吊り上げ手段の下端に設けられ、前記燃料集合体の下部を下方から引っ掛ける突起部と、
前記突起部を前記燃料集合体の下部に差し込む駆動手段と、
前記吊り上げ手段が、前記燃料集合体の下部と取り合ってその荷重を懸垂した状態において、前記吊り上げ手段の下端が前記燃料集合体の軸線の径方向外方側にずれないように拘束する拘束手段と、
前記燃料集合体の上部を周方向から支え、前記吊り上げ手段から転倒しないようにする転倒防止手段と、
前記吊り上げ手段の荷重を受ける荷重受け手段と、を備えることを特徴とする燃料取扱装置。 - 更に、走行レール上を走行する走行台車と、
前記走行台車上に設けられた横行レール上を横行可能なように設けられた横行台車と、
前記横行台車上に設置されて下方に懸垂され、伸縮可能なマストと、
前記マストの下端に設けられたつかみ具と、を備え、
前記つかみ具で前記荷重受け手段の上部のハンドル部をつかむことを特徴とする請求項1に記載の燃料取扱装置。 - 使用済燃料貯蔵ラックに格納された破損した前記燃料集合体を取り扱うことを特徴とした請求項1又は請求項2に記載の燃料取扱装置。
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JP2012012005A Active JP5752613B2 (ja) | 2012-01-24 | 2012-01-24 | 燃料取扱装置 |
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Citations (5)
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---|---|---|---|---|
JPS572500U (ja) * | 1980-06-05 | 1982-01-07 | ||
JPS6170495A (ja) * | 1984-09-14 | 1986-04-11 | 株式会社日立製作所 | 燃料チヤンネル着脱機 |
JPH05346490A (ja) * | 1992-02-14 | 1993-12-27 | General Electric Co <Ge> | 核燃料移送システム |
JPH112692A (ja) * | 1997-06-11 | 1999-01-06 | Toshiba Corp | 制御棒・燃料支持金具つかみ具 |
JP2013019755A (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-31 | Toshiba Corp | 燃料集合体の取出装置及びその取出方法 |
-
2012
- 2012-01-24 JP JP2012012005A patent/JP5752613B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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JPS572500U (ja) * | 1980-06-05 | 1982-01-07 | ||
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JP2013019755A (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-31 | Toshiba Corp | 燃料集合体の取出装置及びその取出方法 |
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