JPH02221896A - 燃料チャンネルボックスのつかみ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の目的） （産業上の利用分野） 本発明は、原子力発電所に設置されている燃料交換機、
特にその主ホイストのグラツプルによってｉ脱自在につ
かまれる燃料チャンネルボックスのつかみ装置に関する
。

（従来の技術） 原子力発電所では、燃料交換機を使用して、燃料の交換
を行ない、また、燃料を内蔵せしめて保護しているチャ
ンネルボックスを使用済み燃料プール外へ運搬するため
のチャンネル移送キ１！スクへの移送を行なっている。

更には、チャンネルボックスの変形を測定するために、
チャンネル測定装置が設置されている使用済み燃料プー
ル内にチャンネルボックスを移ｆＩｌ′ＴＪ−る作業も
燃料交換機によって行なっている。

しかして、第５図に示すように、原子炉格納容器１０５
は、その内部に格納した原子炉圧力容器１０４の中心部
内に、原子炉燃料１０２が装荷される炉心１０３を設置
してあり、こうした原子炉格納容器１０５の上方の燃料
交換フロア１０６上を自由に走行できるようにして、燃
料交換機１０１を設けである。すなわち、燃料交換＃Ｊ
１１０１は、使用済み燃料ブール１０７、原子炉ウェル
ブール１０８、ドライセパレータブール１０９夫々を跨
ぐようにしながら走行するようになっており、主ホイス
ト１１０、補助ホイスト１１１を有している。

そして、燃料交換作業は、正確な位置、角度を設定でき
る多重円筒マスト構造の主ホイスト１１０を利用して行
なわれ、この主ホイスト１１０の先端に設けられたグラ
ツプル１１２によって燃料１０２の取手を把持し、炉心
１０３と使用済み燃料ブール１０７内のラック１１３と
の間で燃料の移送を行なう。一方、燃料１０２を内蔵せ
しめて、その外面を保護している燃料集合体１１４（第
７図参照）は、補助ホイスト１１１のワイヤロー１１１
５の先端に取り付けた補助ホイスト用チャンネルつかみ
装置１１６によって把持され、吊り持ちされて移送され
ることによって、チセンネル移送キャスク１１７やチャ
ンネル測定装置１１８への移送が行なわれている。

ところで、燃Ｆ１１０２は、第６図に示すように、複数
本の燃料棒を束状に結束してなる燃料バンドル１１９と
、この燃料バンドル１１９を内蔵せしめて、その外周面
を保護している燃料チャンネルボックス１２０とから構
成されており、燃料取手１２１は前記燃料交換１１１０
１のグラツプル１１２によって把持される。

一方、燃料バンドル１１９を取り外したチャンネルボッ
クス１２０のみを移送する場合には、第７図に示すよう
に、このチャンネルボックス１２０自 のグラツプル１１２によっては把持できない。そのため
、従来は、補助ホイス］〜１１１用のチャンネルつかみ
装置１１６を使用して燃料チャンネルボックス１２０を
取扱っていたものである。

このチャンネルつかみ装置１１６は、第８図に示すよう
に、ケーブルターミナル１２２を介してワイヤロー１１
１５に連結される接続部１２３と、つかみ空気配管１２
４を経て圧縮空気が供給される駆動シリンダ１２５によ
って揺動開閉される一対のつかみ爪１２６とを有する。

そして、つかみ爪１２６が燃料チャンネルボックス１２
０内に挿入された状態で駆動シリンダ１２５に圧縮空気
が供給されると、シリンダシャフト１２７が軸方向下向
きに突出し、この突出動が移動リンク１２８、ビン１２
９を介してつかみ爪１２６に伝達され、その結果、つか
み爪１２６は回転部１３０を中心として外方に開放され
る。このようにして、つかみ爪１２６が外方に開放され
ると、その先端が燃料チャンネルボックス１２０１部内
方に突設されている上部コーナー１３１に係合すること
で、燃料チ（１ンネルボツクス１２０を吊下げ支持でき
るようになっている。

この吊下げ状態で、燃料チャンネルボックス１２０を移
送することができ、また、これと離脱させる場合には、
移送終了後に、離し空気配管１３２側に圧縮空気を供給
し、駆動シリンダ１２５を駆動させてつかみ爪１２６を
内方に閉鎖１−る。

（発明が解決しようとする課題） ところで、上述したような補助ホイスト１１１を使用し
た燃料チャンネルボックス１２０の移送は、補助ホイス
ト１１１用のチャンネルつかみ装置１１６がワイヤロー
フ１１５のみで吊り下げられているだけであるから、ふ
らついて位置決めが困難であるばかりでなく、ワイヤロ
ーブ１１５自体の捩じり方向の角度合わせも非常に面倒
であった。

これに対し、主ホイスト１１０は、補助ホイス１−　１
　１　１と同様にワイヤローフ１１５によって吊下げら
れてはいても、その位置合わせ、角度合わせが容易に行
なえる多重円筒マスト構造が採用されている。ところが
。この主ホイスト１１０を燃料チャンネルボックス１２
０の移送のために使用しようとしても、そのグラツプル
１１２は、燃料取手１２１を把持するように設計、構成
されているために、燃料チャンネルボックス１２０を吊
下げ支持することはできない。

そこで、グラツプル１１２を取り外し、このグラツプル
１１２と、チャンネルボックス１２０を支持できる燃料
チャンネルつかみ装Ｅ１１６とを交換すれば、主ホイス
ト１１０を使用することは可能である。しかしながら、
グラツプル１１２には、燃料交換ｔ１１１０１本体から
の空気配管、電気ケーブルその他が配管、配線されてい
るために、容易に交換はできないものとなっている。

また、主ホイスト１１０は、被爆低減のために常時移仙
可能な最高位置のレベルが制限されており、その高さは
主ホイスト１１０によって原子炉燃料１０２を吊下げた
場合に、原子炉燃料１０２下端が使用済み燃料プール１
０７床に設向されたチャンネル測定装置１１８上端と僅
かな余裕しかないものとなっている。すなわち、主ホイ
スト１１０のグラツプル１１２先端に燃料チャンネルボ
ックス１２０を支持する装置を取り付ける場合には、そ
の装置の全長は大きな制限を受１ノ、−室以上に大きく
することはできない。

そこで、本発明は、収出のような従来存した諸事情に鑑
み創出されたもので、その目的は、チャンネルボックス
を取扱う場合に、位置決め、角度合わせが容易で主ホイ
ストを利用できる燃料チャンネルボックスのつかみ装置
を提供することである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上述した目的を達成するため、本発明は、燃料交換機の
主ホイストに設けたグラツプルにより着脱自在に把持さ
れる取手と、燃料チャンネルボックスの上部内に挿入配
置され、上部コーナー下面に係脱自在に係止する、揺動
開閉自在のつかみ爪を有するつかみ機構と、前記つかみ
爪を開閉させる操作用空気を通す空気管に着脱自在に接
続されてこの操作用空気を前記つかみ爪の駆動部に案内
する接続管とを備えたことを特徴とする。

（作用） 燃料交換機の主ホイストに設けたグラプルにより、燃料
チャンネルボックスのつかみ装ｆｄの取手をつかみ、そ
の状態で燃料チャンネルボックスの上方まで移動し、燃
料チャンネルボックスに対応して位置決めし、角度合わ
せを行なう。

位置合わせした後に燃料チせンネルボックス内につかみ
機構を挿入し、接続管に接続された空気管に圧縮空気を
供給してつかみ爪を外方へ揺肋間放することで、燃料チ
ャンネルボックスの、Ｌ部コーナー下面に位置させる。

そこで、グラツプルを巻き上げると、つかみ爪は上部コ
ーナー下面に係止するから、チャンネルボックスを吊下
げ状態で支持する。

吊下げた状態で燃料交換機自体を走行させることで、燃
料チャンネルボックスを適宜箇所へ移送できる。

（実Ｍ１列　） 以下、第１図乃至第４図を参照して本発明の一実施例を
説明する。

図において示される符号１は、第７図で示す燃料チャン
ネルボックス１２０の上面に着床される、平面がほぼ矩
形盤状のチャンネル着床部であり、このチャンネル着床
部１上には、第５図で示す燃料交換機１０１の主ホイス
ト１１０のグラツプル１１２によって吊下げられるよう
に取手２が設けられている。

また、チ１？ンネル着床部１下方には、対称隅部位置に
配されたチャンネルガイド３によって挾まれているよう
になっているつかみ機構５が配置されており、チャンネ
ルガイド３下端部には、燃料チャンネルボックス１２０
への位置決めを容易にするように、下方に先細のガイド
テーパー４を形成しである。

つかみ機構５は、燃料交換＆１１０１本体側から供給さ
れる圧縮空気によって作動されるようになっている。す
なわち、このつかみ機構５は、チャンネルガイド３に固
定されているシリンダ固定部６の下方に配された駆動シ
リンダ７と、この駆動シリンダ７によって揺動開閉し、
シリンダ固定部６上方に配された上向きの左右一対のつ
かみ爪８とを有する。

そして、駆動シリンダ７には、第３図に示すように、燃
料交換ｔ！１１０１本体に連結されるつかみ用空気接続
部９、離し用空気接続部１０を介して、第２図に示すよ
うに、つかみ用空気配管１１、離し用空気配管１２を経
て圧縮空気が供給され、その空気圧によってシリンダシ
！ｌフ１〜１３が土下するようになっている。すなわち
、第１図に示すように、圧縮空気が供給されると、移動
リンク１４、ピン１５を介してつかみ爪８の揺動作用と
して伝達され、つかみ爪８は回転部１６を中心としてｂ
１閉動作を行なう。

また、本発明装置自体は、第４図（ａ）乃至（（１）に
示すようなボックス状の収納箱１７内に収納されるよう
になっており、この収納箱１７上部同Ｏ喘に前記チャン
ネル着床部１縁部が載置されることで収納され、収納さ
れたときの取手２は、収納箱１７上に常時露出している
。

次に、第４図を参照して、これが使用の一例を説明する
。

すなわち、第４図（ａ）に示すように、収納箱１７に収
納されている本発明装置に、主ホイスト１１０に支持さ
れたグラツプル１１２を近付ける。

次いで、同図（ｂ）に示すように、グラツプル１１２の
グラツプルガイド１８によって取手２上に着座さ１１グ
ラツプルフツク１９によって取手２をつかむ（同図（Ｃ
）参照）。取手２をつかんだ模は、グラツプル１１２を
巻き上げ、収納箱１７から本発明装置を収り出す（同図
（ｄ）参照）。本発明装置をつかんだ状態でチャンネル
ボックス１２０位置まで移動し、チャンネルボックス１
２０に対応して位置決めし、角度合わせを行なう（同図
（０）参照）。位置合わせの終了後は、同図（ｆ）に示
すように、グラツプル１１２を下降させ、チャンネルガ
イド３によってチＩｌンネルボックス１２０内面に沿っ
てチャンネル着床部１をチャンネルボックス１２０の上
部コーナー１３１に着床させる。

着床後は、つかみ用空気配管１１を経て供給される圧縮
空気によって作動される駆動シリンダ７によってつかみ
爪８を外方へ揺動開放し、上部コーナ−１３１下面に位
置さぼる（同図（ａ）参照）。

そこで、グラツプル１１２を巻き上げると、つかみ爪８
は上部コーナ−１３１下面に係合し、チャンネルボック
ス１２０を吊下げ状態で支持する（同図（ｈ）参照）。

このようにして吊下げた状態では、燃料交換機１０１自
体を走行させると、チャンネルボックス１２０を移送で
きる。

このとぎ、チャンネル着床部１下方には、下端がガイド
テーパー４になっているチャンネルガイド３を設けであ
るから、燃料チャンネルボックス１２０に対する位置決
めに際し、その位置が若干悪い場合でもチャンネルボッ
クス１２０との位置合わせを円滑にし、作業を能率的に
遂行できる。

また、チャンネル着床部１下方につかみ機構５を配しで
あるために、チャンネル着床部１をチｊｙンネルボック
ス１２０１部の上部コーナ−１３１上面に着座さＵた場
合には、つかみ機構５自体はチャンネルボックス１２０
内に収納される。そのため、チャンネルボックス１２０
の吊下げ時の下端レベルは、燃料取扱い時に比較しても
下方に位置せず、移送レベルを変更することなく使用で
きる利点がある。

〔発明の効果〕

本発明は以上のように構成されており、そのため、燃料
交換線の主ホイストを使用して燃料チャンネルボックス
を取扱うことができ、燃料チャンネルボックス自体のチ
ャンネル移送キャスクあるいはチャンネル測定装置への
移送作業の信頼性を向上でき、また、作業の高速化を図
ることができる。

すなわち、これは、位置合わせ、角度合わせが容易な主
ホイストを使用できるようにしたからであり、主ホイス
トが備えているグラツプルに単に吊下げ状態となせばよ
く、特別面倒な交換作業を必要とするものではない。

また、つかみ機構は、チャンネルボックスの上部内に挿
入配置されるから、グラツプル先端によって吊下げ支持
した状態でも、その全長は大きくならず、使用済み燃料
プール床に設置されたチ（ｌンネル測定装置上端とも余
裕があり、移送作業を阻害することがない。

したがって、チャンネル移送キャスクへの移送、チャン
ネル寸法の測定のｖＩ間を大巾に短縮でき、被爆低減に
大きく寄与する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示し、第１図は
正面図、第２図は側面図、第３図は平面図、第４図は本
発明装置の使用例を説明するもので、その（ａ）乃至（
ｈ）夫々は使用順序における正面図であり、第５図は従
来の燃料交換機の使用状態を説明する原子炉格納容器の
一部正面図、第６図は原子炉燃料の一部切欠斜視図、第
７図は燃料チャンネルボックスの斜視図、第８図は従来
の補助ホイストを利用したチャンネルつかみ装置におけ
る使用状態の正面図である。 １・・・チャンネル着床部、２・・・取手、３・・・ヂ
ャンネルガイド、４・・・ガイドテーパー　５・・・つ
かみ機構、６・・・シリンダ固定部、７・・・駆動シリ
ンダ、８・・・つかみ爪、９・・・つかみ用空気接続部
、１０・・・離し用空気接続部、１１・・・つかみ用空
気配管、１２・・・離し用空気配管、１３・・・シリン
ダシャフト、１４・・・移動リンク、１５・・・ピン、
１６・・・回転部、１７・・・収納箱、１８・・・グラ
ツプルガイド、１つ・・・グラツプルフック、１０１・
・・燃料交換機、１０２・・・原子炉燃料、１０３・・
・炉心、１０４・・・原子炉圧力容器、１０５・・・原
子炉格納容器、１０６・・・燃料交換フロア、１０７・
・・使用済み燃料プール、１０８・・・原子炉ウェルプ
ール、１０９・・・ドライセパレータプール、１１０・
・・主ホイスト、１１１・・・補助ホイスト、１１２・
・・グラツプル、１１３・・・ラック、１１４・・・チ
ャンネル、１１５・・・ワイヤローブ、１１６・・・チ
ャンネルつかみ装置、１１７・・・チャンネル移送キャ
スク、１１８・・・チャンネル測定装置、１１９・・・
燃料集合体、１２０・・・燃料チＩｌンネルボックス、
１２１・・・燃料取手、１２２・・・ケーブルターミナ
ル、１２３・・・接続部、１２４・・・つかみ空気配管
、１２５・・・駆動シリンダ、１２６・・・つかみ爪、
１２７・・・シリンダシャツ１−１１２８・・・移動リ
ンク、１２９・・・ビン、１３０・・・回転部、１３１
・・・上部コーナー　１３２・・・離し空気配管。 出願人代理人　　　波　多　野　　　久第４図 第３図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 燃料交換機の主ホイストに設けたグラップルにより着脱
   自在に把持される取手と、燃料チャンネルボックスの上
   部内に挿入配置され、上部コーナー下面に係脱自在に係
   止する、揺動開閉自在のつかみ爪を有するつかみ機構と
   、前記つかみ爪を開閉させる操作用空気を通す空気管に
   着脱自在に接続されてこの操作用空気を前記つかみ爪の
   駆動部に案内する接続管とを備えたことを特徴とする燃
   料チャンネルボックスのつかみ装置。