JP2013150175A - 画像読み取り装置、画像形成装置及び白レベル黒レベルの取得方法 - Google Patents

画像読み取り装置、画像形成装置及び白レベル黒レベルの取得方法 Download PDF

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Abstract

【課題】搬出位置から外光が受光素子に入ってしまう状況でも、良好な黒レベル補正及び白シェーディング補正処理を行うことができるようにする。
【解決手段】搬送される原稿に対して光源から光を照射し、原稿から反射された反射光を受光素子で読み取ることにより原稿画像を読み取る画像読み取り部と、読み取られた画像の画像データに対し、メモリに記憶された白レベル及び黒レベルを用いて白レベル補正及び黒レベル補正を実行するシェーディング補正部及び黒レベル補正部を有する信号処理部とを備え、読み取り部で原稿を後端部まで読み取った後、原稿が排出位置まで搬送される間に光源を点灯して白基準板を読み取り、白レベルを取得し(S4)、又、原稿が排出位置まで搬送される間に光源を消灯して黒レベルを取得し(S1)、メモリに記憶された白レベルと黒レベルを取得した白レベルと黒レベルに置き換える(S3〜S7、S8〜S13)。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像読み取り装置、画像形成装置、及び白レベル黒レベル取得方法に係り、特に、原稿を読み取る画像読み取り装置、この画像読み取り装置を備え、当該読み取り装置によって読み取った画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置、及び画像読み取り装置で実行される白レベル黒レベル取得方法に関する。
画像読み取り装置では、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補性金属酸化膜半導体)、あるいはCCD (Charge Coupled Device:電荷結合素子) などの受光素子を用いたイメージセンサによって画像を読み取るようになっているものが多い。そのうち、搬送過程で原稿上の画像を読み取る原稿搬送型(シートスルー方式)の原稿読み取り装置では、イメージセンサの受光素子には所定の光源からの照明光が原稿に照射され、照明光が原稿を照明し、その原稿から反射された反射光のみが前記受光素子に入射する必要がある。例えば、原稿(画像)読み取り装置外からの光(外光)がイメージセンサの受光素子に入射されてしまうと、読み取った画像の画像品質に悪影響を与える。
このように原稿読み取りの際、所定の光源から原稿面に照射された反射光が受光素子に受光されると、当該受光素子は光電変換を行い、受光した光量に対応した電圧値に基づいて画像として認識する。しかし、正確な認識を可能にするには、読み取った値に対して少なくとも、
・原稿読み取りの前に光源を消灯させるなどして受光素子に対して光が照射しない状態を作って画像読み取りを行い、これを黒レベルとして原稿読み取り値から減算する処理、いわゆる黒レベル補正を行う。
・原稿読み取りの前に光源を点灯させて白基準板を読み取り、これを白レベルとして原稿読み取り値を補正する処理、いわゆるシェーディング補正を行う。
必要がある。この黒レベルと白レベルの取得の際に外部から光が受光素子に入ってしまうと、当然の結果として正確な処理ができなくなってしまい、読み取った画像の画像品質に悪影響を与えてしまう。
そこで、外光を検知する技術として、例えば特許文献1又は2に記載された発明が知られている。このうち特許文献1(特開平8−130599号公報)には、シェーディング補正に先だって黒レベルの異常を検出するとともに、異常が検出されたときに異常警告を表示することにより、異常画像の作成を防止することを目的とし、原稿をスリット露光する露光ランプを備えて前記原稿に対して一定の距離を保ちながら前記スリットに対して直交方向に移動するスキャナ光学系と、このスキャナ光学系を介して前記原稿からの反射光が結像する光電変換素子と、原稿画像を読み取る前に前記露光ランプが点灯している状態で黒基準を読み取り測定した黒レベルを予め設定されている閾値と比較する比較手段と、前記黒レベルが閾値を超えるとき異常警告を表示する表示手段とよりなることを特徴としている。
また、特許文献2(特開2006−311219号公報)には、原稿載置台への外光の入射を簡易且つ低コストで検出できる手段を提供することを目的とし、透過部材が原稿載置台の外面として露出された領域に配設され、画像読み取り手段の明度基準となる基準部材と、画像読み取り手段が基準部材を読み取った際の読み取り値に基づいて原稿載置台への外光入射の有無を判断する外光検出手段と、を備えた画像読み取り装置が記載されている。さらに詳しくは、キャリッジ移動型の画像読み取り装置において、外光を検知した際でも良好な画像を得るため、キャリッジの走査方向に白基準板と黒基準板を設け、光源を消灯して取得した各々の読み取り値の差が閾値以上かどうかで外光があるかどうかを判断するようにしている。
この理由は、外光は一度下のフレームに当たって反射し、それが各基準板に当たり、さらに受光素子に入射することを想定しているため、外光がある場合は白基準板と黒基準板での読み取り値が異なるからである。そして、外光が検知された場合、上記差分が外光の光量として、本来の光量から外光分の光量を減算した分の光量に光源を調節してシェーディングデータを取得し、本来の光量で原稿を読み取ったデータに対して本来の光量から外光分の光量を減算した分の光量に光源を調節して得られたシェーディングデータによってシェーディング補正を行うようにしている。
しかし、特許文献1記載の技術では、搬出位置から外光が入る可能性のある圧板を開閉し、外光を遮断することができる機構がついていることが前提であるため、搬出位置からセンサに外光が入ってしまうと、エラーを出し続けてしまい、読み取りができないという問題があった。外光が入っていないときの黒レベル、白レベルデータ(このときのデータを正常値とする)を予め取得しておき、外光を検知した場合は外光が入っていないときの黒レベル、白レベルデータを使用することもできるが、黒レベルや白レベルは経時で変化するため、画像品質が劣化する場合がある。さらに、外光を検知しない場合に各正常値を更新することで経時での劣化を防止する手段も考えられるが、やはりこれも搬出位置から外光が入ってしまうと正常値を更新することができなくなるという問題があった。いずれにせよ、搬出位置から外光が入ってしまうと画像品質が劣化してしまうことになる。
また、特許文献2記載の技術では、外光を検知した際でも外光の影響をなくした画像補正を行うようになっているが、外光が主走査方向で一律に照射された場合にのみ効果が得られるものであり、主走査方向で外光量が異なる場合には良好な黒レベル補正及びシェーディング補正を行うことはできない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、搬出位置から外光が受光素子に入ってしまう状況でも、良好な黒レベル補正及び白シェーディング補正処理を行うことができるようにすることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、光を発光する発光手段及び光を受光する受光手段を有し、前記搬送手段によって搬送される原稿に対して前記発光手段から光を照射し、前記原稿から反射された反射光を受光した前記受光手段が出力した信号に基づいて前記原稿に形成されている画像を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段によって読み取られた画像の画像データに対し、記憶された補正の基準となる白レベル及び黒レベルを用いて白レベル補正及び黒レベル補正をそれぞれ実行する補正手段と、前記読み取り手段が前記原稿を後端部まで読み取った後、前記搬送手段が当該原稿を排出位置に搬送するまでの間に、前記発光手段を点灯して白基準板を読み取り、白レベルを取得する白レベル取得手段と、前記読み取り手段が前記原稿を後端部まで読み取った後、前記搬送手段が当該原稿を排出位置に搬送するまでの間に、前記発光手段を消灯して黒レベルを取得する黒レベル取得手段と、前記記憶された白レベルを前記白レベル取得手段で取得した白レベルに、前記記憶された黒レベルを前記黒レベル取得手段で取得した黒レベルにそれぞれ置き換える置き換え手段と、を備えた画像読み取り装置を特徴とする。
本発明によれば、搬出位置から外光が入ってしまう状況でも、良好な黒レベル補正及び白シェーディング補正処理を行うことができる。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の全体的な構成を示す図である。 図1の画像形成装置の画像読み取り部の要部を拡大して示す図である。 黒レベル読み取り時の外光があった場合と外光がない場合の走査位置と実測した読み取り値との関係を示す図である。 図1における黒レベル補正とシェーディング補正を行う処理回路の回路構成を示すブロック図である。 実施例1における読み取り開始から終了及び画像補正までの処理手順を示すフローチャートである。 読み取り開始から終了までの原稿搬送タイミングを示すタイミングチャートで、原稿の搬送速度が一定であるときの例を示す。 読み取り開始から終了までの原稿搬送タイミングを示すタイミングチャートで、原稿読み取り終了後から排紙されるまでの原稿の搬送速度を減速する例を示す。 読み取り開始から終了までの原稿搬送タイミングを示すタイミングチャートで、原稿読み取り終了後に原稿の搬送を停止する例を示す。 ある単位の画素数Zを1チップとして、このチップを複数並べて全主走査画素としたときの黒レベル読み取り時の外光があった場合と外光がない場合の走査位置と実測した読み取り値との関係を示す図である。 本発明の実施例2における画像読み取り部の概略構成を示す平面図である。 実施例2における黒レベル及び白レベル更新箇所の分割例を示す図である。 ブロック毎に黒レベル及び白レベルを更新する処理の処理手順を示すフローチャートである。 図12におけるステップS33の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の実施例3における画像読み取り部の概略構成を示す平面図である。 黒レベル及び白レベルの更新箇所を分割した千鳥状に配置されたイメージセンサユニットの例を示す図である。 実施例3における黒レベル補正とシェーディング補正を行う処理回路の回路構成を示すブロック図である。 イメージセンサユニット毎に黒レベル及び白レベルを更新する処理の処理手順を示すフローチャートである。 図17におけるステップS46の処理内容を示すフローチャートで、S個全てのイメージセンサユニットで外光ありと判断された場合の処理手順を示す。 図17におけるステップS47の処理内容を示すフローチャートで、S個全てのイメージセンサユニットのうち1つ以上で外光なしと判断された場合の処理手順を示す。
本発明は、原稿を後端部まで読み取った後、当該原稿が排紙位置に達する間に白レベルと黒レベル取得することを特徴とする。すなわち、原稿が読み取り位置を通過後、完全に排紙されるまでの間は、その読み取られる原稿によって外光が遮断されるため、その期間に白レベルと黒レベルを取得する。そして、この取得した白レベルと黒レベルを正常値として記憶手段に記憶し、更新する。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について実施例を挙げて説明する。
図1は、実施例1に係る画像形成装置の全体的な構成を示す図、図2は図1の画像形成装置の画像読み取り部の要部を拡大して示す図である。図1において、画像形成装置PRは画像形成部17と画像読み取り部18とからなる。画像形成部17は作像部15と給紙部16とを備え、給紙部16から印刷用紙が作像部15に給紙される。作像部15は、光書き込みユニット、現像ユニット、転写ユニット及び定着ユニットなどを含み、給紙された印刷用紙に対して電子写真方式で画像を形成する。画像が形成された原稿13は原稿テーブル6の下側を通って装置の前面方向14b、あるいは装置の背面上部方向14aに排紙される。いずれに排紙するかは図示しない操作パネルからユーザ選択したモードに応じて決定される。前記各ユニットを使用した電子写真方式の画像形成工程については公知であり、本発明はこの画像形成工程に特徴があるものではないので、画像形成工程についての説明は省略する。
なお、本実施例では、画像形成部17は電子写真方式の作像手段を備えているが、この他に例えばインクジェット方式のような液滴吐出方式の作像手段など、公知の作像手段であればよい。
画像読み取り部18は画像形成部17の上部に配置され、原稿13上の画像を光学的に読み取る。図2に示すように画像読み取り部18は、原稿テーブル6と読み取り部上カバー2とを含む。原稿テーブル6側には、コンタクトガラス8、光源9、レンズ及び受光素子(以下、単に受光素子と記す。)10、原稿サイズ検知センサ4並びに原稿挿入検知センサ7などが設けられ、読み取り部上カバー2側には白基準板3が設けられ、両者のそれぞれに前ローラ5及び後ローラ11をそれぞれ対として備えている。なお、前ローラ5対はコンタクトガラス8に対して原稿搬送方向上流側に、後ローラ11対は下流側にそれぞれ配置され、それぞれ原稿13をローラ5,11対のニップに挟んで搬送する。すなわち、原稿テーブル6は挿入された原稿13を受け入れ、前ローラ5対によって搬送方向下流側(矢印12方向)に搬送し、後ローラ対11によって原稿テーブル6から排出する。
白基準板3とコンタクトガラス8は原稿搬送路を間において対向した位置に設けられ、コンタクトガラス8の光源9から出射され、白基準板3で反射した光がレンズを通って受光素子の受光面に集光される。光源9は読み取り用の光源であり、例えば、LEDアレイ、LED+導光体、キセノンランプ、蛍光灯などが使用される。すなわち、光源9から照射された光はコンタクトガラス8を通過し、読み取り原稿13あるいは白基準板3に当たり、その反射光がコンタクトガラス8を通って受光素子10に入射し、この反射光の光量を受光素子10により検知する。
受光素子10は前述のように読み取り原稿13や白基準板3で反射された光をレンズで集光し、受光素子10によりその光量に応じた電気量に光電変換する。この光電変換された光はA/D変換手段(例えば、後述のアナログ処理・A/D変換回路25)によりデジタル量に補正され、黒レベル補正、白シェーディング補正を含む各種画像処理が実行される。なお、本実施例ではCIS(Contact Image Sensor:密着イメージセンサ)を想定しているが、それ以外でもよい。
白基準板3はこの板からの反射光を受光素子10によって読み取り、その出力レベルとして白レベルを得るためのものである。コンタクトガラス8は、白基準板3及び原稿13面からの反射光を透過するとともに、原稿搬送路側から光源9と受光素子10にゴミ等が入ることを防止する機能を有する。
原稿サイズ検知センサ4は前ローラ5対よりも原稿搬送方向上流側の主走査方向に複数個設けられ、原稿13が当該センサ4の上部を通過する際に光が遮光されて原稿13を検知する。この検知した個数で原稿サイズが決定される。原稿挿入検知センサ7は、原稿13により当該センサ7に入射する光が遮断されることにより、原稿13の先端が読み取り部に挿入されたことを検知する。原稿13が当該センサ7を通過した後は、当該センサ7に外光が入射され、光の遮断状態が解除されるので、原稿13の後端も検知することができる。
図示矢印12は原稿搬送方向を示し、原稿読み取り時には前ローラ5対から後ローラ11対の方向に原稿が搬送され、背面側に排紙される。なお、図1では図示右側が装置前面Fに、図示左側が装置背面BKに相当する。
ところで、原稿読み取りを行う場合、主走査では受光素子(イメージセンサ)10の感度にばらつきがあり、光源9の光量にもばらつきなどがあるため、均一な濃度の原稿13を読み取ったとしてもA/D変換後の出力値がばらついてしまう。そのため、画像読み取りの際には、少なくとも黒レベル補正とシェーディング補正の2つの処理を行うのが一般的である。
黒レベル補正とは黒側の基準を合わせる補正である。一般的には、まず原稿読み取り開始直前に光源9を消灯した状態での読み取り値(黒レベル=K(n))を取得して保持する(nは主走査位置:画素位置)。このときの読み取り値K(n)は副走査方向に複数ライン取得し、その平均値及び重加算平均値などとする場合もある。原稿読み取りの際、読み取り値D(n)からこの黒レベルK(n)を減算することで黒レベル補正を行う。
シェーディング補正とは白側の基準を合わせる補正である。一般的には、まず原稿読み取り開始直前に光源9を点灯させた状態で受光素子10の対面に位置している白基準板3を読み取り(白レベル=SH(n))保持する。白レベルも同様に副走査ラインの平均値及び重加算平均値などを用いる場合もある。原稿読み取りの際、黒レベル補正後の原稿読み取り値D’(n)に対して、
Dout(n)=D’(n)/{SH(n)−K(n)}×α (αは係数)
の計算を行うことによりシェーディング処理を行う。αは係数であり、白基準板3を読み取った際の出力値をいくつにしたいかで数値が決まる。
原稿読み取りの際には、前記黒レベル補正とシェーディング補正の2つの処理を読み取り値に対して行うことで良好な画像を得ることができる。
一方、前述のようにシートスルー方式の画像読み取り装置では、原稿テーブル6及び上カバー2は、
1)画像形成部からの排紙で装置前面方向14bに排紙される場合を考えると、原稿テーブル6は前面からの距離を短くしないと排紙された用紙が取り出しにくくなる。そこで、距離A(図1参照)を短くしなければならない。ここで、距離Aは画像形成部17の前面方向の排紙口から原稿テーブル6の前面F側先端(原稿テーブル端)までの距離である。2)画像読み取り部18において、原稿テーブル6端から読み取り上カバー2の原稿挿入部までの距離Bは、読み取り原稿13を挿入するテーブルとして機能するので、ユーザの作業性を確保することを考えると、できるだけ大きくしなければならない。
3)画像形成部17からの排紙では背面上部方向14aにも排紙されるため、読み取り上カバー2の背面BK側の端部から装置背面BKまでの距離Cはある程度の距離が必要になり、この距離に基づいて読み取り上カバー2の幅を設定しなければならない。
等の条件により、距離A,B,Cを決める必要があるので、レイアウトの制約を受ける。
特に2)と3)の条件により、読み取り上カバー2の位置と幅は制約を受ける。そのため、原稿読み取り位置10aと読み取り上カバー2の後端部2a間の距離である距離Xが短くなってしまう。すなわち、このようなシートスルー形式の画像読み取り装置では、図2に示すように、画像形成部17からの原稿排紙領域(背面排紙、前面排紙)、あるいは画像読み取り部18において読み取り原稿を挿入する際の原稿テーブル領域確保のため、画像を読み取る受光素子10から原稿排紙(読み取り部上カバー2の後端部2a)までの距離Xが短くなる場合がある。そのため、図1及び図2に示したような画像形成装置PRでは、読み取り部上カバー2だけでは外光を遮断することができず、特に背面BKからの外光1が受光素子10に入り易くなってしまい、装置を置く環境によっては画像への影響が出てしまう場合がある。
図3は黒レベル読み取り時の外光があった場合と外光がない場合の走査位置と実測した読み取り値との関係を示す図である。同図から、外光1がある方が、全走査位置で黒レベル読み取り値が高いことが分かる。なお、装置前面F側は、原稿13を挿入するので、受光素子10の位置が装置前面F側の端部2bから遠くなり、これにより装置前面F側からの外光1は受光素子10では受光しにくくなる。
このように外光1が受光素子10に入射されてしまうと、黒レベルの取得時に正確な黒の値が取得できなくなってしまい、黒レベル補正時に画像に悪影響を与える。また、白レベル取得の際も読み取り用光源9に外光1の光量が上乗せされた値になってしまう。原稿読み取りの際は原稿13によって外光は遮光されるため、白レベル取得時と原稿読み取り時の光量が異なってしまうことになる。それにより白側の基準が合わなくなってしまう。
これを是正するため、本実施例では、外光1が入射した場合でも外光1の入射の影響を受けない黒レベルと白レベルを得て補正を行うことができるようにした。すなわち、図2に示す通り、一定の速度で搬送された読み取り原稿13に対して順次読み取り位置10aにおいて読み取りを行うが、読み取り原稿13の後端13aが読み取り位置10aを通過してから後端13aが排紙位置(読み取り上カバー2の後端2a)まで搬送させる間(距離X)、外光1は読み取り原稿13によって遮光されている。そこで、本実施例では、この遮光されている間に黒レベルと白レベルを取得するようにした。
具体的には、読み取り原稿13の後端13aが読み取り位置10aを通過した直後から一定時間(=T)後に白レベルを取得する。一定時間空ける理由としては、原稿13のフレアの影響を避けるためである。空ける距離は、光源9から原稿13までの距離の2倍程度(本実施例の場合1mm程度のレベルになる)でよく、その距離だけ進む搬送時間を前記Tとすればよい。その後、読み取り用光源9を消灯し、黒レベルを取得する。これにより、正常な白レベルと黒レベルを取得することができる。
原稿後端13aが読み取り位置10aを通過したことを検知するには、原稿後端13aの影から検知する方法と、原稿挿入検知センサ7の検知出力を使用する方法などがある。前者の原稿後端13aの影を検知する方法では、原稿後端13aの影を読み取り画像から検出し、そこを原稿後端13aと認識する。後者の原稿挿入検知センサ7の検知出出力を使用する方法は、原稿搬送速度Vと原稿挿入検知センサ7と読み取り位置10a間の既知の距離Yを使用し、原稿挿入検知センサ7が原稿13を検出しなくなってからの時間
t=Y/V
を計算し、この時間から原稿後端13aが読み取り位置10aを通過したと認識する。
図4は図1における黒レベル補正とシェーディング補正を行う処理回路の回路構成を示すブロック図である。処理回路は画像読み取り部18、黒レベル補正とシェーディング補正を行う信号処理部18a及びCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)24からなる。画像読み取り部18は、図2に示した原稿挿入センサ7、(読み取り用)光源9、受光素子10に加え、モータ21、モータ駆動回路22、光源駆動回路23、アナログ処理・A/D変換回路23、タイミング信号発生回路26を含む。信号処理部18aは黒レベル補正部27、シェーディング補正部23及びメモリ29を含む。
読み取り用光源9は光源駆動回路23により駆動され、点灯、消灯の制御はCPU24を介して行われる。また、LEDのような光源では1ライン中の点灯時間の制御(光量の制御)を行うことが可能であるため、そのような場合、光量(点灯時間)Lはタイミング発生回路26により制御される。
モータ21は原稿搬送用の前ローラ5と後ローラ11を駆動するためのモータであり、CPU24からの制御信号に基づいてモータ駆動回路22によって駆動される。原稿挿入センサ7はセンサ上部に読み取り原稿13があるかどうかを検知してCPU24側にその信号を送る。これによりCPU24側では原稿位置を算出することができる。なお、CPU24は、制御部と演算部を含み、制御部が命令の解釈とプログラムの制御の流れを制御し、演算部が演算を実行する。また、プログラムは図示しないメモリに格納され、CPU24は実行すべき命令(ある数値又は数値の並び)を前記プログラムの置かれたメモリから取り出し、前記プログラムを実行する。後述のフローチャートに示した処理は、全てCPU24が実行する。
タイミング信号発生回路26は光源駆動回路23、アナログ処理・A/D変換回路25に接続され、各駆動のタイミングを生成している。受光素子10によって読み取った光量は光電変換され、アナログ処理・A/D変換回路25によりデジタル量に変換される。このときアナログ処理・A/D変換回路25では所定のゲインGがかけられる。ゲインをかけられたデジタル量は、画像読み取り時には黒レベル補正部27で黒レベル補正が行われ、次にシェーディング補正部28でシェーディング補正が行われ、画像データとして出力される。また、黒レベル取得時、白レベル取得時は、アナログ処理・A/D変換回路25から出力される画像データDはメモリ29に送られ、保持される。このメモリ29に保持された値に関してCPU24は外光検知演算などを行う。
前記光量Lと前記ゲインGの設定については、以下のようにして行われる。
まず、黒のレベルから白のレベルまでをフルスケールで表現するために光量LとゲインGが設定される。例えば、デジタル量の変換された画像を8bitで表現するとなると0〜255までの数値に置き換えられるが、白基準板3を読み取ったときのデータが100程度であった場合に、白〜黒までが100段階でしか表示できない。読み取り値は光量L及びゲインGに比例するため、それらを乗算することによって白データが255付近になるようにし、白〜黒までが255段階で表示できるようにしている。この光量LとゲインGの値は装置が製造されたときに決定し、あるいは装置の電源を立ち上げた際に白基準板3を読み取り、最適な値を得る調整を行う。前者であれば経時的に一定の量であり、後者であれば電源を立ち上げる度に光量LとゲインGが最適な値に更新される。
本実施例1及び後述の実施例2,3では、全て電源を立ち上げる際に最適な光量LとゲインGを得る場合を想定するが、常に一定の値を用いる場合であるとしても問題はない。ただし、光量LとゲインGはイメージセンサ単体で一律な値を想定している。
図5は読み取り開始から終了及び画像補正までの処理手順を示すフローチャートである。同図において、ユーザにより読み取り開始が選択されると、まず、光源9を消灯した状態で黒レベルK1を取得する(ステップS1)。次に、この取得した黒レベルK1を利用して、外光1を検知する。外光1の検知方法に関してはどのように検知を行ってもよいが、この実施例では黒レベルK1が予め決められた閾値以上かどうかで外光1の有無を判別する。この判別方法は前述の特許文献1に記載されているので、ここでは詳細についての説明は省略する。
このとき、黒レベルK1は全主走査画素について取得できるが、どれか1画素でも閾値を超える場合、外光ありと判断する。この外光の判別結果によって処理内容が分岐する。まず、外光がないと判断された場合(ステップS3〜S7)、このときのゲイン値G’と光量調整値L’を読み出しておく(ステップS3)。次に、光源9を点灯して白レベルSH1を取得し(ステップS4)、原稿13を搬送させて画像を読み取り、読み取り値Dを得る(ステップS5)。この画像の読み取り値(読み取り画像データ)Dに対して黒レベルK1及び白レベルSH1によって、黒レベル補正及びシェーディング補正を行い、補正した画像データを出力する(ステップS6)。最後に、このときの黒レベルK1、白レベルSH1、ゲイン値G’、光源点灯調整量L’を正常値としてメモリ29に保存する(ステップS7)。
一方、外光があると判断された場合(S8〜S13)、メモリ29に保存してある正常値の黒レベルK3、白レベルSH3、ゲインG、光源点灯調整量Lを読み出し、黒レベル補正及びシェーディング補正を行う際の基準(以下、補正基準と称す)に設定する(ステップS8)。次に、原稿13を搬送させて画像を読み取り、画像データDを得る(ゲインG、光源点灯調整量L:ステップS9)。この画像データDに対しては黒レベルK3、白レベルSH3によって黒レベル補正、及びシェーディング補正を行い補正した画像データを出力する(ステップS11)。
他方、画像読み取り直後に白レベルSH2を取得し、さらに、光源9を消灯させて黒レベルK2を取得する(ステップS10)。この処理は原稿13が排紙される前までに行う。この得られた黒レベルK2データを基に外光検知を行う。その理由は原稿13で外光1が遮光されているものの、原稿13が透過率の高い原稿、例えば透明な原稿あるいは薄手の原稿であった場合に十分に外光を遮光できないおそれがあるためである。
黒レベルK2データにより外光1が検知されない場合(ステップS12:N)、白レベルSH2データ及び黒レベルK2データを正常値としてメモリ29に保存(更新)する(ステップS13)。外光1が検知された場合(ステップS12:YES)、メモリ29への保存(更新)は行わずに終了する。
このように処理することにより、外光1が搬出位置から受光素子10に入射している場合であっても原稿13を読み取る度に新しい黒レベル、白レベル値が更新されていく可能性が高くなり、経時的な黒レベル、白レベルの変化に追従することが可能となり、良好な画像を得ることができる。
なお、図4及び図5では、黒レベルを白レベルよりも先に取得し、その取得順に基づいて後段の処理が実行されているが、何れを先に取得して処理してもよいことは言うまでもない。
図6ないし図8は、読み取り開始から終了までの原稿搬送タイミングを示すタイミングチャートである。横軸が時間Tを、縦軸が速度Vをそれぞれ示す。図6において、読み取り開始がユーザにより選択されると、時刻T1で原稿搬送が開始され、一定速度Vまで加速される。その後、一定速度Vで搬送され、原稿先端が読み取り位置まで達すると原稿読み取りが開始される(時刻T2)。このとき、時刻0から時刻T2までの間に、処理としては図5のステップS1,S2,S3,S4、あるいは、S1,S2,S8までを行っておく必要がある。次に時刻T2から時刻T3の間で原稿領域での画像データDを取得する(ステップS5あるいはS9)。なお、時刻T3において原稿13の後端13aになっているとする。
その後、ステップS10の処理を時刻T4までに行う。最後に、時刻T5で原稿13が完全に排紙される。時刻T5以降では原稿13は排紙されているので、原稿搬送速度としては0になる。図6の残りの処理、ステップS6,S7あるいはステップS11,S12,S13,S14に関しては時刻T4以降に処理を実行する。
図6では、時刻T3から時刻T4までが一定の速度で搬送される場合について示しているが、図2において前記距離Xが短すぎる場合、あるいは原稿搬送速度Vが速い(=解像度を下げて読み取る)場合などは時刻T3から時刻T4までの時間が短くなってしまい、ステップS9の処理が間に合わない場合がある。具体的には、図5のステップS10の処理に関して、黒レベル、白レベルの取得を各々100dpiで100ライン分取得するとなると、単純計算で黒レベル、白レベルの取得で各々
25.4(mm/inch)*100(line)/100(dot/inch)=25.4(mm)
の距離が必要になる。フレアの防止用のマージン及び黒レベル読み取りの際の光源消灯時間を含めると上記以上の距離が必要となり、処理が終了する前に原稿13が排紙されてしまい外光1が入ってしまう場合がある。
図7は、このような場合に対応した例で、原稿読み取り終了(時刻T3)後から原稿13が排紙される(時刻T5)までの原稿搬送速度をV’まで減速することによって原稿排紙までの時間を調整する。なお、このときの原稿搬送速度V’を一定としているが、時刻T3から時刻T5までの速度を徐々に減速させていってもよい。あるいは、図8に示すように、時刻T3後に原稿搬送を一度止めてしまってもよい。そして処理S10が終了後、原稿搬送を開始して排紙すればよい。
外光1があるときとないときの黒レベルの差を示す特性を図9に示す。図9に示した特性は前記図3に示したものと同様であり、外光1の有無によって黒レベルが変動する。図9に示したものは密着イメージセンサ(CIS)を用いたときのものである。CISはある単位の画素数Zを1チップとして、このチップを複数並べて全主走査画素とする構成を取っているが、図9に示すように黒レベルはこのCISのチップ単位でばらつき易いという特性を有する。そのため、外光1を検知する際は全主走査で一律の閾値を持つよりもチップ単位で閾値を設定した方がよい。
そこで、チップ単位で閾値を設定したときには、チップ内のどれか1つでも閾値を超えた場合、外光ありと判断する。また、このようにチップ単位に閾値を設定せずとも、ある一定の画素単位で閾値を設定してもよい。また、閾値の設定によっては、ノイズ成分によって外光1がなくても黒レベルが閾値を越えてしまう可能性がある。そのため、1画素でも閾値を超えた場合に外光ありと判断するようにしてもよく、あるいは、複数画素連続で超えた場合に外光ありと判断するようにしてもよい。
実施例1では、黒レベルK1が予め決められた閾値以上かどうかで外光の有無を判別して黒レベルと白レベルを更新しているが、本実施例2は、1列に並べられたイメージセンサを複数のブロックに分割し、そのブロック毎に黒レベルと白レベルを更新するようにした例である。なお、実施例1と同一若しくは同一と見なせる構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図10は実施例2における画像読み取り部18の概略構成を示す平面図である。図10においてイメージセンサ30は、光源9、レンズ・受光素子10を含み、原稿13の主走査方向の幅寸法はイメージセンサ30の主走査方向の読み取り領域より小寸である。原稿13がイメージセンサ30の検知位置を通過すると、通過した原稿13の幅内のイメージセンサ30が原稿13を認識する。そのため、認識したイメージセンサの数に応じて原稿13のサイズ(主走査方向:幅寸法)を認識することができる。また、原稿挿入検知センサ7は原稿サイズ検知センサ4よりも原稿搬送方向下流側に1個配置され、原稿13の先端部と後端部を検知するので、原稿サイズ検知(副走査方向:長さ方向)及び原稿挿入検知の機能を有する。原稿13が原稿挿入検知センサ7及びイメージセンサ30の上部を通る際に、両センサ7,30が原稿13の端部を認識する。
このような構成の画像読み取り部18で原稿サイズがイメージセンサ30の最大読み取り幅に対して両端Eずつ小さい原稿13を読み取ったとする。このとき、外光1が全主走査領域に入ってしまうとすると、原稿通過中も常に両端Eの領域で外光1が入ってしまう。このような場合、実施例1のフローチャートに示すような黒レベル・白レベル更新処理を行うと、図5のステップS12において常に外光1を検知してしまうため、黒レベルと白レベルの更新が行われないことになる。
そこで、本実施例では、全主走査のレベル検知をM個のブロック毎に分け、ブロック毎にそれぞれ更新処理を行うようにした。図11は黒レベル及び白レベル更新箇所の分割例を示す図である。同図において、イメージセンサ30は全N画素で構成され、この全N画素をM個のブロックに分割する(N,Mは1以上の整数であり、N≧Mとする)。以降の処理はこのように分割されたブロック毎に実行される。ブロックの分割方法はどのような方法でも構わないが、ここでは説明の都合上、全てZ画素のブロックとする。すなわち、
N=M*Z
となる。そして、ブロック毎に、以下の手順で処理する。
図12及び図13はブロック毎に黒レベル及び白レベルを更新する処理の処理手順を示すフローチャートである。図12において、ユーザにより読み取り開始が選択されると、黒レベルK1を取得する(ステップS21)。そして、この黒レベルK1を主走査方向にM個に分割して、m番目の黒レベルをK1_mとする(ステップS22)。このとき、黒レベルK1_mは全Z画素の集合体になる(mは1以上の整数であり、m≦Mとする)。
次に、この黒レベルK1_mに関して外光検知を行う。全てのm(m=1〜M)に関して黒レベルK1_mが閾値TH_m以下かどうかを比較する(ステップS23)。このとき、黒レベルK1_m内の全Z画素のピーク値が閾値TH_m以下かどうかを判断する。全てのmでステップS23の条件が満足する場合、全主走査の受光素子10について外光1が入射されないと判断し(ステップS23:Y)、ステップS24の処理へ移行する。ステップS24の処理は図5におけるステップS3と同一であり、ステップS28まで、ステップS7までの処理と同一の処理を実行する。
一方、ステップS23で、M個の黒レベルK1_mのうち1つでも外光1があると判断された場合(ステップS23:N)、ステップS29の処理に移行する。ステップS29では、メモリ29から外光1が入っていないときの黒レベルK3、白レベルSH3、ゲインG、光量Lを正常値として読み出し、補正基準に設定する。次に、原稿13を読み取るが、このときのゲインはG、光量はLを用いて原稿読み取りを行う(ステップS30)。
この読み取った画像の画像データDに対して黒レベルK3、白レベルSH3によって黒レベル補正とシェーディング補正を行い、画像データを出力する(S32)。また、ステップS30において原稿読み取りを終了した後、原稿13が排紙されるまでに白レベルSH2と黒レベルK2の読み取りを行っておく(S31)。そして、このステップS31で取得したデータに対してブロック毎に黒レベル及び白レベルの更新処理を行う(ステップS33)。
図13はステップS33の処理内容を示すフローチャートである。ステップS33では、まず、黒レベルK2、K3及び白レベルSH2、SH3をブロック毎に分割する(ステップS34)。次に、全Mのブロックに対して各々外光1の検出を行う。すなわち、m=1として1番目の黒レベルから順に外光検知を開始する(ステップS35,S36,S39)。検知結果に基づいて黒レベルK2_m及び白レベルSH2_mの更新処理を実行する(ステップS38)。ステップS37で外光なしと判断された場合(ステップS37:N)、黒レベルK3_mに黒レベルK2_mのデータを更新し、白レベルSH3_mに白レベルSH2_mのデータを更新する。外光ありと判断された場合(ステップS37:Y)、この処理はスルーされる(S37,S38)。この処理をm=1〜Mまで繰り返し(ステップS39)、Mまで終了すると(ステップS36:N)ステップS40の処理に移行する。
このステップS40の処理では、ブロックに分割された黒レベルK3_mと白レベルSH3_mを結合して全画素のデータK3(黒レベル)、SH3(白レベル)としてメモリ29に保存する。
図12及び図13に示した処理手順により原稿13によって外光1が遮断された部分のみ黒レベルと白レベルを更新することができる。この実施例2のように処理すると、ユーザが用いる原稿幅と同等の範囲で黒レベルと白レベルが更新されていくため、経時的条件により読み取り画像の画像データが劣化することはなく、常に良好な画像データを取得することができる。
実施例2では、イメージセンサは1列にライン状に並べられているが、千鳥状に並べて読み取ることも一般的に行われている。実施例3は、イメージセンサを主走査方向に複数個千鳥状に配置した場合の例である。なお、実施例1及び実施例2と同一若しくは同一と見なせる構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
幅の広い原稿13を読み取る際には、受光素子もその分主走査方向に大きくする必要があるが、そのようなイメージセンサを作ることはコストアップになるため、汎用的に用いられているA4/A3のイメージセンサを千鳥状に複数並べて読み取り部を構成することが多く採用されている。図14は実施例3における画像読み取り部18の概略構成を示す平面図である。図14において、イメージセンサは、第1ないし第3のイメージセンサユニット31,32,33からなる。第1及び第3のイメージセンサユニット31,33は、同一の主走査方向の画像読み取り範囲の両端部に、その長手方向を一致させて配置されている。第2のイメージセンサユニット32は副走査方向については原稿搬送方向上流側に所定距離ずれた位置であって、主走査方向については第1及び第3のイメージセンサユニット31,33の間であって、前記第1及び第3のイメージセンサユニット31,33の長手方向と平行に長手方向が位置するように配置されている。これにより、3つのイメージセンサユニット31,32,33が千鳥状に配置されていることになる。なお、本実施例3においても、イメージセンサは光源9、レンズ・受光素子10を含む。
図14は内部3では3本のイメージセンサにて構成された場合を示しているが、何本で構成してもよいが、通常、副走査方向に2段で、それぞれ上流側と下流側の一方の段において隣接した空き部分を他方の段でカバーし、主走査方向の全幅を読み取ることができるように配置される。
図14において、主走査方向に6個設けられたセンサは原稿サイズ検知センサ4であり、原稿13が通過すると通過した原稿の幅内のセンサが原稿を認識する。そのため、認識した数に応じて原稿のサイズを認識することができる。原稿挿入検知センサ7は実施例2と同様に原稿サイズ検知と原稿挿入検知の機能を有する。
本実施例の黒レベル、白レベルの更新に関しては基本的に実施例2と同様にブロック毎の更新を行えばよいが、実施例2では、主走査方向に一律にしか光量L、ゲインGの設定ができない場合、1ブロックでも外光が入ってしまうと光量LとゲインGの更新を行うことができない。言い換えれば、前回以前の正常値を常に使い続けることになる。光量LとゲインGが常に一定であれば問題ないが、電源投入時に最適な値に調整されるシステムを持つ装置の場合、電源投入時に最適な値に更新されても、実施例2のような処理では読み取りとき外光が入った場合に、電源投入前のゲインB及び光量Lに戻されてしまう場合がある。図14に示したような千鳥方式で実施例2の処理を行った場合、全イメージセンサのうちどれか1つでも外光が検知されてしまうと、全てのイメージセンサのゲインG、光量Lが前回正常値を得られたときの値に戻されてしまう。一方、図14のような千鳥状の構成ではイメージセンサユニット毎に光量L、ゲインG(両方若しくは片方)を設定できる場合がある。
そこで、イメージセンサユニットが複数あり、イメージセンサユニット毎に光量L、ゲインG(両方若しくは片方)を決定できる場合があるので、本実施例3では、イメージセンサユニット毎に光量LとゲインGが更新できるか否かを判定できるようにした。また、この実施例3ではイメージセンサユニット31,32,33が単体であったとしても、光量LとゲインGを主走査方向で可変とすることができるようなシステムでも利用できる。
図15は黒レベル及び白レベルの更新箇所を分割した千鳥状に配置されたイメージセンサユニットの例を示す図である。基本的には、各イメージセンサユニット31,32,33はそれぞれ実施例2におけるイメージセンサ30と同一であり、それぞれが1〜Mのブロックに分割され、このイメージセンサ30が1つのユニットとして、複数千鳥状に配置されている。この例では、第1のイメージセンサユニット31は、例えばブロック1_1,1_2,・・・1_(M−1),1_Mに、第2のイメージセンサユニット32はブロック2_1,2_2,・・・2_(M−1),2_Mに、第3のイメージセンサユニット33はブロック3_1,3_2,・・・3_(M−1),3_M、というようにイメージセンサユニット毎に1画素目からN画素目が1からMのブロックに区分けされる。
図16は実施例3における黒レベル補正とシェーディング補正を行う処理回路の回路構成を示すブロック図である。図16に示した処理回路は、図4に示した処理回路に対して、光源10及び受光素子10を第1ないし第3のイメージセンサユニット31,32,33に代え、光源駆動回路23を各イメージセンサユニット31,32,33を駆動するセンサ駆動回路23とし、第1ないし第3のイメージセンサユニット31,32,33からの出力がアナログ処理・A/D変換回路25に入力されるようにすると共に、アナログ処理・A/D変換回路25からの出力が黒レベル補正部27、シェーディング補正部28及び出力合成処理部34への入力されるようにしたものである。
この構成では、第1ないし第3のイメージセンサユニット31、32,33は各々センサ駆動回路23によって駆動される。このときの光量Lは第1ないし第3のイメージセンサ31,32,33毎に独立して設定され、それぞれ異なる設定とすることができる。第1ないし第3のイメージセンサユニット31,32,33の出力信号は各々アナログ処理・A/D変換回路25で所定のゲインG(Gはイメージセンサユニット31,32,33毎に異なる)をかけられ、デジタル量に変換される。
デジタル量に変換された第1ないし第3のイメージセンサユニット31,32,33の出力は、画像読み取りの際には各々黒レベル補正部27、シェーディング補正部28により読み取った画像データに対する黒レベル補正及びシェーディング補正が行われる。最後に第1ないし第3のイメージセンサユニット31,32,33の出力は出力合成処理部34で1ラインのデータに合成され、画像データDとして出力される。また、黒レベル、白レベル取得時はデジタル量に変換された後にメモリ29に保存される。
図17、図18及び図19は実施例3におけるイメージセンサユニット毎に黒レベル及び白レベルを更新する処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、図17ないし図19ではイメージセンサユニットは単にイメージセンサと記している。また、この処理手順では千鳥配置のイメージセンサユニット(イメージセンサ)の数をS個としている。
図17の処理手順では、まず全てのS個のイメージセンサユニット(イメージセンサ)で黒レベルsK1を取得する(ステップS41)。次いで、各イメージセンサユニットについて黒レベルを図15に示したようにブロック毎に分割する(ステップS42)。ここで、全てのイメージセンサユニットに関してイメージセンサユニット毎に外光1が入射しているか否かの判定を行う。外光1が入射しているか否かの判定は実施例2で説明した方法(ステップS23の判定処理)で実施する(ステップS43)。その結果、外光があったイメージセンサユニットにはエラーフラグに1を立てる(ステップS44)。このエラーフラグに関して、S個全てのイメージセンサユニットでエラーフラグが1かどうかで処理が分岐する(ステップS45)。
S個全てのイメージセンサユニットで外光ありと判断された場合、ステップS46の処理に移行する。また、1つでも外光なしと判断された場合にはステップS47の処理に移行する。この分岐の理由としては、全てのイメージセンサユニットで外光の入射があった場合、読み取り開始前に白レベルを取得する必要がなくなるからである。
図18は、ステップS46の処理内容を示すフローチャートで、S個全てのイメージセンサユニットで外光ありと判断された場合の処理手順を示す。この処理手順では、まず、メモリ29から全イメージセンサユニット(1〜S)の黒レベルsK3、白レベルsSH3、ゲインsG、光量sLを読み出して補正基準に設定する(ステップS48)。この状態で原稿領域での画像データDを取得する(ステップS49)。この画像データDに対して全イメージセンサユニットでsK3、sSH3で各補正をかける(ステップS51)。これにより各イメージセンサユニットから補正後の画像データが出力されるが、これを出力合成処理部34で1ラインのデータに合成して最終画像データとして出力する。
一方、ステップS49では、原稿画像の画像データを取得直後、原稿13が排紙される前までに白レベルsSH2とsK2を取得しておく。そして、最後に、全イメージセンサユニットについてブロック毎の黒レベル及び白レベルの更新処理を実行する(ステップS53)。このステップ53の更新処理は、図13に示したブロック部毎の更新処理をそれぞれのイメージセンサユニット単位で行うことに相当する。これにより全イメージセンサユニットで黒レベル及び白レベルの更新判定が行われる。
図19は、ステップS47の処理内容を示すフローチャートで、S個全てのイメージセンサユニットのうち1つ以上で外光なしと判断された場合の処理手順を示す。この処理手順では、まず、エラーフラグ(Err_s)が0(外光なし)と判断されたイメージセンサユニットに対して、現在のゲインsG’、光量sL’を読み出して補正基準に設定する(ステップS54)。次に、エラーフラグが1(外光あり)と判断されたイメージセンサユニットに対して、メモリ29に保存された黒レベルsK3及び白レベルsSH3と、ゲインsG及び光量sLとを読み出して同じく補正基準に設定する(ステップS55)。この状態で白レベルsSHを取得する。このときのゲインと光量はエラーフラグ1のイメージセンサユニットはsG,sLであり、エラーフラグ0のイメージセンサユニットにおけるゲインと光量はsG’,sL’である(ステップS56)。
次いで、原稿領域での画像データDを取得する(ステップS57)。この画像データDに対して、エラーフラグ0のイメージセンサユニットについては黒レベルsK1及び白レベルsSH1で補正を行い、エラーフラグ1のイメージセンサユニットについては黒レベルsK3及び白レベルsSH3で補正を行う(ステップS59,S60)。最後に各々のイメージセンサユニットの出力に対して出力合成処理部34で合成処理を行い、1ラインのデータとして出力する(ステップS61)。
一方、ステップS57の処理の後、原稿13が排紙されるまでの間に白レベルsSH2と黒レベルsK2を取得しておく(ステップS58)。そして、エラーフラグ0のイメージセンサユニットについては黒レベルsK1、白レベルsSH1、ゲインsG’及び光量sL’を正常値としてメモリ29に保存する(ステップS62)。また、エラーフラグ1のイメージセンサユニットについてはブロック毎に黒レベル及び白レベルの更新処理を行う(ステップS63)。このステップS63の更新処理は、図13に示したブロック部毎の更新処理をエラーフラグ1となっているイメージセンサユニット単位で行うことに相当する。これにより外光1がなかったイメージセンサユニットについては、黒レベル及び白レベル以外にもゲイン及び光量が更新されることになる。
以上のように、本実施形態によれば、
1)受光素子10によって原稿13を後端部まで読み取った後、搬送ローラ11対によって原稿13を排出位置に搬送するまでの間に、光源9を点灯して白基準板3の反射光の光量を読み取り、白レベルを取得し、また、前記搬送するまでの間に光源9を消灯して黒レベルを取得し、メモリ29に記憶されている白レベルと及び黒レベルを前記取得した白レベル及び黒レベルに置き換えるので、常に外光1が受光素子10に入ってしまう場合でも、良好な黒レベル補正及び白シェーディング補正処理を行うことができる。
2)前記排出位置に搬送するまでの間に取得した白レベル及び黒レベルは外光1が受光素子10に入っていない正常値であり、排出位置に搬送するまでの間以外で外光1が入るような場合でも確実に白レベルと黒レベルの正常値を取得することができる。
3)取得された正常値は、取得される毎に更新されるので、次の読み取りの際に外光1が検知されたと判断された場合、読み取り画像の画像データに対して前記正常値によってシェーディング補正及び黒レベル補正を行うことができる。
等の効果を奏する。
なお、特許請求の範囲における原稿は前記実施形態では、符号13に、搬送手段は前ローラ5対及び後ローラ11対に、発光手段は光源9に、受光手段は受光素子10に、あるいは発光手段及び受光手段はイメージセンサ30あるいはイメージセンサユニット31,32,33に、読み取り手段は画像読み取り部18に、補正手段は信号処理部18a(黒レベル補正部27、シェーディング補正部28)及びCPU24に、白レベル取得手段及び黒レベル取得手段はCPU24に、置き換え手段はCPU24に、画像読み取り装置は画像読み取り部18に、判断手段はCPU24に、全主走査範囲はイメージセンサ30に、予め設定された主走査範囲はブロック1〜M、1_1〜M、2_2〜M、3_3〜Mに、画像形成装置は符号PRに、それぞれ対応する。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施例は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
5 前ローラ
9 光源
10 受光素子
11 後ローラ
13 原稿
18 画像読み取り部
18a 信号処理部
24 CPU
27 黒レベル補正部
28 シェーディング補正部
29 メモリ
30 イメージセンサ
31,32,33 イメージセンサユニット
1〜M、1_1〜M、2_2〜M、3_3〜M ブロック
PR 画像形成装置
特開平8−130599号公報 特開2006−311219号公報

Claims (10)

  1. 原稿を搬送する搬送手段と、
    光を発光する発光手段及び光を受光する受光手段を有し、前記搬送手段によって搬送される原稿に対して前記発光手段から光を照射し、前記原稿から反射された反射光を受光した前記受光手段が出力した信号に基づいて前記原稿に形成されている画像を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段によって読み取られた画像の画像データに対し、記憶された補正の基準となる白レベル及び黒レベルを用いて白レベル補正及び黒レベル補正をそれぞれ実行する補正手段と、
    前記読み取り手段が前記原稿を後端部まで読み取った後、前記搬送手段が当該原稿を排出位置に搬送するまでの間に、前記発光手段を点灯して白基準板を読み取り、白レベルを取得する白レベル取得手段と、
    前記読み取り手段が前記原稿を後端部まで読み取った後、前記搬送手段が当該原稿を排出位置に搬送するまでの間に、前記発光手段を消灯して黒レベルを取得する黒レベル取得手段と、
    前記記憶された白レベルを前記白レベル取得手段で取得した白レベルに、前記記憶された黒レベルを前記黒レベル取得手段で取得した黒レベルにそれぞれ置き換える置き換え手段と、
    を備えた画像読み取り装置。
  2. 請求項1に記載の画像読み取り装置であって、
    前記白レベル取得手段及び前記黒レベル取得手段によってそれぞれ取得された白レベル及び黒レベルを、それぞれ予め設定された閾値と比較し、外光の前記受光手段への入射の有無を判断する判断手段を備えたこと
    を特徴とする画像読み取り装置。
  3. 請求項2に記載の画像読み取り装置であって、
    前記閾値は、全主走査範囲で一定の値であること
    を特徴とする画像読み取り装置。
  4. 請求項2に記載の画像読み取り装置であって、
    前記閾値は、予め設定された主走査範囲毎に一定の値であること
    を特徴とする画像読み取り装置。
  5. 請求項3に記載の画像読み取り装置であって、
    前記判断手段は、前記全主走査範囲で1画素でも閾値以上の画素がある場合、又は、予め設定した連続した複数画素が閾値以上である場合、前記外光の入射ありと判断すること
    を特徴とする画像読み取り装置。
  6. 請求項4に記載の画像読み取り装置であって、
    前記判断手段は、前記予め設定された主走査範囲毎に前記外光の入射の有無を判断し、1画素でも閾値以上の画素がある場合、又は、予め設定した連続した複数画素が閾値以上である場合、当該予め設定された主走査範囲について前記外光の入射ありと判断すること
    を特徴とする画像読み取り装置。
  7. 請求項5に記載の画像読み取り装置であって、
    前記判断手段によって前記外光の入射ありと判断されたとき、前記記憶された白レベルと黒レベルの置き換えを実行しないこと
    を特徴とする画像読み取り装置。
  8. 請求項6に記載の画像読み取り装置であって、
    前記判断手段によって前記外光の入射ありと判断されたとき、前記外光の入射ありと判断された主走査範囲については、前記記憶された白レベルと黒レベルの置き換えを実行しないこと
    を特徴とする画像読み取り装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像読み取り装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 搬送手段によって搬送される原稿に対して発光手段によって発光された光を原稿に照射し、前記原稿から反射された反射光を受光した受光手段から出力される信号に基づいて前記原稿に形成されている画像を読み取り手段によって読み取る読み取り工程と、
    前記読み取り工程で前記読み取り手段によって読み取られた画像の画像データに対し、記憶された補正の基準となる白レベル及び黒レベルを用いて白レベル補正及び黒レベル補正をそれぞれ実行する補正工程と、
    前記読み取り手段が前記原稿を後端部まで読み取った後、前記搬送手段が当該原稿を排出位置に搬送するまでの間に、前記発光手段を点灯して白基準板を読み取り、白レベルを取得する白レベル取得工程と、
    前記読み取り手段が前記原稿を後端部まで読み取った後、前記搬送手段が当該原稿を排出位置に搬送するまでの間に、前記発光手段を消灯して黒レベルを取得する黒レベル取得工程と、
    前記記憶された白レベルを前記白レベル取得工程で取得した白レベルに、前記記憶された黒レベルを前記黒レベル取得工程で取得した黒レベルにそれぞれ置き換える置き換え工程と、
    を備えた白レベル黒レベル取得方法。
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