JP2013149881A - 構造体、液滴吐出ヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

構造体、液滴吐出ヘッド及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基板を焼損することなく、ハンダを十分溶融させ、端子電極間が良好に接合した端子電極間接合構造体を有する構造体を提供できる。
【解決手段】個別外部電極23及び共通外部電極25の一部をFPC15から露出させ、個別外部電極23及び共通外部電極25とFPC15の電極32とをハンダを介在させて重ね合わせる。個別外部電極23及び共通外部電極25の露出している部分にはいずれの基板を透過せずに照射し、FPC15の電極32には透過性部材のFPC15の基板を透過させてレーザ光を照射する。そして、個別外部電極23及び共通外部電極25とFPC15の電極32との発熱によりハンダ41を溶融、硬化させて、圧電素子12の個別外部電極23及び共通外部電極25とFPC15の電極32を接合させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子デバイスの基板上の端子電極に他の基板の端子電極を接合した端子電極間接合構造体を有する構造体、当該構造体で構成されている液滴吐出ヘッド及び画像形成装置に関するものである。
一般に、プリンタ、ファックス、複写機、プロッタ、或いはこれらの内の複数の機能を複合した画像形成装置としては、例えばインクの液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを備え、媒体を搬送しながらインク滴を用紙に付着させて画像形成を行うインクジェット記録装置がある。ここでの媒体は「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、被記録媒体、記録媒体、転写材、記録紙なども同義で使用する。また、画像形成装置は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。そして、画像形成とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与する(単に液滴を吐出する)ことをも意味する。また、インクとは、所謂インクに限るものではなく、吐出されるときに液体となるものであれば特に限定されるものではなく、例えばDNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる液体の総称として用いる。
上記液滴吐出ヘッドには、液室内の液体であるインクを加圧する圧力を発生するための圧力発生手段として圧電素子、特に圧電層と内部電極を交互に積層した積層型圧電素子が備わっている。この積層型圧電素子の圧電歪定数d33又はd31の方向の変位で液室の壁面を形成する弾性変形可能な振動板を変形させ、液室内の容積/圧力を変化させて液滴を吐出させる、いわゆる圧電アクチュエータを用いた圧電型ヘッドが知られている。近年の電子機器の小型化に伴って、圧電素子に対しても小型化が強く要求され、シリコン基板等に形成した薄膜圧電素子を使用した圧電アクチュエータを用いた圧電型ヘッドも知られている。
これらの圧電型ヘッドでは、圧電素子と圧電素子を駆動するための駆動回路や制御回路とが接続される。そのため、圧電素子や圧電素子基板の端子電極には、フレキシブル基板、フレキシブルプリントケーブル、フレキシブル配線基板などのFPC(Flexible Printed Circuits)やCOF(Chip On Film)などの駆動回路基板(第2の基板)の端子電極が接続されている。そして、駆動回路基板の端子電極と、圧電素子へ制御信号を供給する制御回路を実装するプリント基板等の制御回路基板(第1の基板)の端子電極とが接続されている。
これらの基板の端子電極間を接合する方法として、特許文献1、2、3に記載のものが知られている。この特許文献1、2、3の接合方法では、駆動回路基板における端子電極と制御回路基板における端子電極とをハンダを介在させて重ね合わせ、両端子電極を加圧、密着させる。駆動回路基板はポリイミド等の光透過性材料からなる基板と銅等の導電性材料からなる配線(電極)等とで構成されている。そして、駆動回路基板の端子電極が設けられている面とは反対側の面から端子電極に向けてレーザ光を照射する。レーザ光は駆動回路基板を透過して端子電極に照射される。これにより、端子電極が発熱してハンダを溶融、硬化させて接合している。
しかしながら、上記特許文献1、2、3の接合方法では、全てのレーザ光が光透過性材料の駆動回路基板を透過するわけではなく、一部のレーザ光は駆動回路基板に吸収され、駆動回路基板が発熱する。また、駆動回路基板を透過し各基板の端子電極に照射されたレーザ光は各端子電極で一部が吸収され一部が反射される。これらの反射光は再び駆動回路基板を透過し、この透過の際に駆動回路基板に吸収されて駆動回路基板が更に発熱する。ここで、一般的な駆動回路基板の場合は、レーザ光のエネルギーを最も吸収するのは駆動回路基板となり、端子電極におけるレーザ光のエネルギーの吸収は少ない。このため、駆動回路基板の吸収率及び端子電極の反射率によっては端子電極の温度がハンダ溶融温度以上にならないことがある。端子電極の温度をハンダ溶融温度以上にしようとしてレーザ光の照射量を増加させると、端子電極におけるレーザ光のエネルギーの吸収が増えて発熱温度が上がるが、それ以上に駆動回路基板の発熱によって駆動回路基板の温度も上がる。このため、駆動回路基板のFPC等に被膜されているフィルムが焦げて基板が焼損することがあった。
このことは、端子電極ピッチの微細化や端子電極長の短小化によって端子電極の大きさが小さくなり、端子電極におけるレーザ光の被照射部分が十分確保できない場合に、顕著に起きる。この場合、端子電極の大きさが小さくなり端子電極におけるレーザ光の被照射部分の面積が減るのでレーザ光の照射量が減る。これに伴い端子電極の発熱量が減る。そして、圧電素子自体の熱容量や熱伝導が大きいだけでなく、圧電素子の駆動に要する電流が大きいため、圧電素子の電極及び圧電素子の駆動電極(配線)の熱容量や熱伝導も大きく、特に共通電極では熱容量や熱伝導が大きい。この結果、接合時に要する熱量が多く、かつ放熱も大きいことがわかっている。このため、端子電極の接合部の温度がハンダ溶融温度以上にならないことがある。そこで、端子電極の発熱量を増やして端子電極の接合部の温度がハンダ溶融温度以上にするために端子電極にレーザ光を集光させて局所的に照射することが考えられる。しかし、駆動回路基板において透過するレーザ光及び端子電極からの反射光が局所的に吸収される。このため、レーザ光のエネルギーの吸収が集中して高温になってしまい、駆動回路基板のFPC等に被膜されているフィルムが焦げてしまうことがあった。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、基板を焼損することなくハンダを十分溶融させ、端子電極間が良好に接合された端子電極間接合構造体を有する構造体、液滴吐出ヘッド及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、第1の基板と、光透過性材料からなる第2の基板とを備え、各基板にそれぞれ設けられた端子電極同士をハンダを介して重ね合わせ、前記ハンダを溶融、硬化させて各端子電極を接合した端子電極間接合構造体を有する構造体であって、前記第1の基板の端子電極の一部は、前記第2の基板の端縁から露出しており、前記第1の基板の端子電極の露出部分には各基板を透過させずにレーザ光を照射し、かつ前記第2の基板の端子電極には前記第2の基板を透過させてレーザ光を照射して前記ハンダを溶融、硬化させ、前記第1の基板の端子電極と前記第2の基板の端子電極を接合したことを特徴とするものである。
本発明によれば、基板を焼損することなくハンダを十分溶融させ、端子電極間が良好に接合された端子電極間接合構造体を有する構造体を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る構造体で構成された液滴吐出ヘッドの構成例を示す分解斜視図。 本液滴吐出ヘッドのノズル列に直交する方向の断面図。 本液滴吐出ヘッドのノズル列方向の断面図。 圧電素子とFPCの各電極構造を示す平面図。 (a)は接続時の圧電素子とFPCの接続構造の断面図、(b)は接続時の圧電素子とFPCの接続構造の平面透視図。 接続時の圧電素子とFPCの接続構造におけるノズル配列方向と直交する方向の断面図。 従来の接続時の圧電素子とFPCの接続構造の平面透視図。 接続時の圧電素子とFPCの接続構造におけるノズル配列方向と直交する方向の断面図。 (a)は本構造体の実施例2で構成された接続時の液滴吐出ヘッドを示す断面図、(b)は平面図。 (a)は本構造体の実施例3で構成された接続時の液滴吐出ヘッドを示す断面図、(b)は平面図。 本発明に係る画像形成装置の一例を示す全体構成図。 本画像形成装置の要部平面説明図。
はじめに、本発明の一実施形態に係る構造体で構成されている液滴吐出ヘッドについて、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る構造体で構成されている液滴吐出ヘッドの構成例を示す分解斜視図である。図2は本液滴吐出ヘッドのノズル列に直交する方向の断面図である。両図に示す本液滴吐出ヘッドは、SUS基板で形成した流路基板1と、この流路基板1の下面に接合した振動板2と、流路基板1の上面に接合したノズル板3とを有し、これらによって液滴を吐出する複数のノズル4がそれぞれノズル連通路5を介して連通する個別流路としての複数の液室(加圧液室、圧力室、加圧室、流路などとも称される。)6、液室6にインクを供給する供給路を兼ねた流体抵抗部7、この流体抵抗部7を介して液室6と連通する連通部8を形成し、連通部8に振動板2に形成した供給口9を介して後述するフレーム17に形成した共通液室10からインクを供給する。そして、流路基板1は、流路板1Aと連通板1Bとを接着して構成している。この流路基板1は、SUS基板を、酸性エッチング液を用いてエッチング、あるいは打ち抜き(プレス)などの機械加工することで、連通路5、加圧液室6、流体抵抗部7などの開口をそれぞれ形成している。
また、振動板2は、各液室6に対応してその壁面を形成する各振動領域(ダイアフラム部)2aを有し、振動領域2aの面外側(液室6と反対面側)に島状凸部2bが設けられている。そして、この島状凸部2bには、振動領域2aを変形させる駆動手段(アクチュエータ手段、圧力発生手段)としての積層型圧電素子12の圧電素子柱12A、12Bの上端面(接合面)が接合されている。また、積層型圧電素子12の下端面はベース13に接合している。
更に、流路基板1は、流路板1Aと連通板1Bとを接着して構成している。この流路基板1は、SUS基板を、酸性エッチング液を用いてエッチング、あるいは打ち抜き(プレス)などの機械加工することで、連通路5、加圧液室6、流体抵抗部7などの開口をそれぞれ形成している。振動板2は各液室6に対応してその壁面を形成する各振動領域(ダイアフラム部)2aを有し、振動領域2aの面外側(液室6と反対面側)に島状凸部2bが設けられている。この島状凸部2bに振動領域2aを変形させる駆動手段(アクチュエータ手段、圧力発生手段)としての積層型圧電素子12の圧電素子柱12A、12Bの上端面(接合面)を接合している。また、積層型圧電素子12の下端面はベース13に接合している。
また、圧電素子12は、圧電材料層21と内部電極22a、22bとを交互に積層したものである。内部電極22a、22bは、それぞれ端面、即ち圧電素子12の振動板2に略垂直な側面に引き出され、この側面に形成された端面電極(外部電極)23、24に接続されている。そして、圧電素子12では、端面電極(外部電極)23、24間に電圧を印加することで積層方向の変位を生じる。この圧電素子12は、ハーフカットダイシングによる溝加工を施して1つの圧電素子に対して所要数の圧電素子柱12A、12Bを所定の間隔で櫛歯状に形成したものである。この例では、各圧電素子柱12A、12Bが「複数の圧電素子」になり、これらを形成している圧電素子12が「圧電素子列」に対応する。圧電素子12の圧電素子柱12A、12Bは、同じものであるが、駆動波形を与えて駆動させる圧電素子柱を圧電素子柱12A、駆動波形を与えないで単なる支柱として使用する圧電素子柱を圧電素子柱12Bとして区別している。この場合、図3(a)に示すように、駆動用圧電素子柱12Aと支柱用圧電素子柱12Bとを交互に使用するバイピッチ構成でも、あるいは図3(b)に示すように全ての圧電素子柱を駆動用圧電素子柱12Aとして使用するノーマルピッチ構成のいずれでも採用できる。また、全ての圧電素子柱12A、12Bの外部電極24は電気的に共通に接続されて、圧電素子12(圧電素子列)の一端部側の複数の圧電素子柱12Bで外部電極23側の端面に設けられる共通電極となる外部電極(端面電極)である共通外部電極25(後述の図6参照)と内部電極22a、22bを介して接続されている。
そして、圧電素子12の各駆動用圧電素子柱12Aの個別外部電極23には駆動信号を与えるためにハンダで可撓性を有する配線としてのFPC15の個別電極配線が直接接続されている。また、圧電素子12の一端部側の複数の圧電素子柱12Bに設けられた共通外部電極25はFPC15の共通電極配線に接続されている。FPC(Flexible Printed Circuits)15は圧電素子12の近傍でベース13にホットメルト接着剤16で接着されている。
ノズル板3は、ニッケル(Ni)の金属プレートから形成したもので、エレクトロフォーミング法(電鋳)で製造している。このノズル板3には各液室6に対応して直径10〜35[μm]のノズル4を形成し、流路板1に接着剤接合している。そして、このノズル板3の液滴吐出側面(吐出方向の表面:吐出面、又は液室6側と反対の面)には撥水層を設けている。
このような構成を有する本液滴吐出ヘッドでは、圧電素子12の圧電方向としてd33方向の変位を用いて液室6内インクを加圧する構成としている。更に、液滴の吐出方向が液室6での記録液の流れ方向と異なるサイドシュータ方式で液滴を吐出させる構成としている。サイドシュータ方式とすることで、圧電素子12の大きさが略ヘッドの大きさとなり、圧電素子12の小型化を直接ヘッドの小型化に結びつけることができ、液滴吐出ヘッドの小型化を図り易い。
更に、これらの圧電素子12、ベース13及びFPC15などで構成されるアクチュエータ部の外周側には、エポキシ系樹脂或いはポリフェニレンサルファイトで射出成形により形成したフレーム17を接合している。そして、このフレーム17には前述した共通液室10を形成している。更に、共通液室10に外部から記録液を供給するための供給口19を形成し、この供給口19は更に図示しないサブタンクやインクカートリッジなどのインク供給源に接続される。
このように構成した液滴吐出ヘッドにおいては、例えば押し打ち方式で駆動する場合には、図示しない制御部から記録する画像に応じて駆動用圧電素子柱12Aに20〜50[V]の駆動パルス電圧を選択的に印加する。これにより、パルス電圧が印加された圧電素子柱12Aが変位変形して振動板2の振動領域2aをノズル板3方向に変形させる。そして、液室6の容積(体積)変化によって液室6内の液体を加圧することで、ノズル板3のノズル4から液滴が吐出される。そして、液滴の吐出に伴って液室6内の圧力が低下し、このときの液流れの慣性によって液室6内には若干の負圧が発生する。この状態の下において、圧電素子柱12Aへの電圧の印加をオフ状態にすることによって、振動板2が元の位置に戻って液室6が元の形状になるため、更に負圧が発生する。このとき、共通液室10から液室6内に記録液が充填され、次の駆動パルスの印加に応じて液滴がノズル4から吐出される。なお、液滴吐出ヘッドは、上記の押し打ち以外にも、引き打ち方式(振動板2を引いた状態から開放して復元力で加圧する方式)、引き−押し打ち方式(振動板2を中間位置で保持しておき、この位置から引いた後、押出す方式)などの方式で駆動することもできる。
次に、本発明の特徴である圧電素子とFPCとの接続構造について図面を参照して説明する。ここでは、圧電素子12の圧電素子柱は端部の圧電素子柱12Bを除いて全て駆動用圧電素子柱12Aとして使用するノーマルピッチ構成で図示している。
図4は圧電素子とFPCの各電極構造を示す平面図である。図5(a)は接続時の圧電素子とFPCの接続構造の断面図、図5(b)は接続時の圧電素子とFPCの接続構造の平面透視図である。図6は接続時の圧電素子とFPCの接続構造におけるノズル配列方向と直交する方向の断面図である。ここで、圧電素子12は、圧電素子柱のうち一端部側の圧電素子柱を支柱用圧電素子柱12Bとし、その他の圧電素子柱を駆動用圧電素子柱12Aとしている。そして、支柱用圧電素子柱12Bの圧電素子柱並び方向と直交する方向の一端面に設けられた外部電極は共通電極となる共通外部電極25とする。その他の駆動用圧電素子柱12Aの圧電素子柱並び方向と直交する方向の一端面に設けられた端面電極は個別電極となる個別外部電極23として使用する。1つの共通外部電極25及び個別外部電極23は前述したようにハーフカットダイシングによる溝加工で駆動用圧電素子柱12A、支柱王圧電素子柱12Bと同時に形成される。ここでは、駆動用圧電素子柱12Aの幅(個別外部電極の幅)と溝がほぼ同一になるように加工している。
FPC15は、ポリイミド等からなるレーザ光に対して透過性のある基材31、銅(Cu)からなる配線、ポリイミド等の配線を保護する絶縁部材33からなり、配線の電極部15AをFPC電極32としている。そして、圧電素子12の一端部側の圧電素子柱12Bの共通外部電極25とFPC15の複数の共通電極32Bとは、FPC15の共通電極32Bに設けたハンダ41によって直接接合することで電気的に接続されている。また、図5に示すように、圧電素子12の他の圧電素子柱12Aの個別外部電極23とFPC15の個別配線電極32AとはFPC15の個別配線電極32Aに設けたハンダ41によって直接接合することで電気的に接続されている。
次に、圧電素子電極とFPCとの接続方法について説明する。
まず、圧電素子12の個別外部電極23、共通外部電極25とFPC15の個別配線電極32A、共通電極32Bを位置合わせする。ここで、個別外部電極23、共通外部電極25が露出するように、FPC15を重ね合わせる。ここでは、図5(b)に示すように、FPC15の電極重ね長L2を圧電素子12の電極長L1の約1/2としている。次に、FPC15を、ガラス等のレーザ光透過性材料の部材やエアーブロー、窒素ガスブロー等(図示せず)で加圧した状態で、図5(b)中点線で示す照射領域52の電極重ね部分である、個別外部電極23及び共通外部電極25の露出している部分に、及びFPC15を透過して電極32にレーザ光を照射する。各電極の発熱によりハンダ41を溶融、硬化させて、圧電素子12の個別外部電極23及び共通外部電極25とFPC15の電極32とを接合する。ここで、圧電素子12の個別外部電極23及び共通外部電極25は、表層がスズ(Sn)またはその合金からなる。電極表層材料としては、ハンダ接合可能な金属である金(Au),銀(Ag)やその合金等も使用できるが、ここでは後述する800〜1000[nm]の波長を有するレーザ光に対して比較的吸収率の高い材料であるスズ(Sn)またはその合金を用いた。
また、ハンダ41は、金属部材からなるFPC15の電極32及びFPC15の基材31に比較して低い融点を有する材料であり、かつ導電性を有する材料から構成されたものであればよく、鉛(Pb)を含有しないものであることが好ましい。たとえば、ハンダ41としてスズ(Sn)及びビスマス(Bi)を主成分とするハンダを用いることができる。鉛が含有されていないことから、環境保護の観点において効果的であるとともに、スズ(Sn)及びビスマス(Bi)が主成分のハンダ41は非鉛の部材の中では非常に低い融点を有していることから、FPC15及び圧電素子12にダメージを与えることなくFPC15の電極32と圧電素子12の外部電極23、25とを容易に溶着することができる。また、ハンダ41は、印刷、めっき法等によりFPC15の電極32に形成しているが、印刷、スパッタ、めっき法等により、圧電素子12の個別外部電極23、共通外部電極25に形成してもよい。
更に、レーザ光は、FPC15の基材(ポリイミド等)に対して、透過率の高い800〜1000[nm]の波長を有するものであることが好ましい。圧電素子12の個別外部電極23、共通外部電極25の露出部に照射するレーザ光と、FPC15の電極部15Aに照射するレーザ光を分けて2ビーム以上にすることもできる。その場合は、圧電素子12の個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部に照射するレーザ光の波長を、個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部に吸収しやすい波長とすることもできる。また、個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分のみにレーザ光を照射し、ハンダを溶融、硬化させて、個別外部電極23、共通外部電極25とFPC15の電極32を接合することも可能である。しかし、個別外部電極23及び共通外部電極25内の温度分布が大きくなり、ハンダ41の膜厚分布が生じる可能性がある。このため、個別外部電極23及び共通外部電極25のレーザ光の吸収率を高くすることで熱効率を良くするか、あるいはできるかぎり個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部とFPC15の電極部15Aにレーザ光を同時照射することが好ましい。更に、レーザ光は、少なくとも個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分から反射した反射光がFPC15の基材に入射されないように照射することが好ましい。
また、ここでは、配線基板として、FPCを用いたが、薄膜状であり互いに並列された複数の電極が設けられているものであればよく、例えば、TAB(Tape Automated Bonding)を用いることもできる。また、図示しないが、圧電素子12の個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部に黒色塗料等の光吸収剤を塗布等により形成し、個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部のみにレーザ光を照射する。これにより、圧電素子12の個別外部電極23及び共通外部電極25の表面をFPC15の電極32よりもレーザ光の吸収率を高くすることができ、ハンダ41を溶融、硬化させて、個別外部電極23及び共通外部電極25とFPC15の電極32とを接合することもできる。
ここで、本発明の構成と従来の構成を比較するため、従来の構成について、図面を参照して説明する。図7は従来の接続時の圧電素子とFPCの接続構造の平面透視図である。図8は接続時の圧電素子とFPCの接続構造におけるノズル配列方向と直交する方向の断面図である。従来の構成では、圧電素子12の個別外部電極23、共通外部電極25とFPC15の個別配線電極32A、共通電極32Bを位置合わせする。そして、個別外部電極23、共通外部電極25ができる限り露出しないように、FPC15を重ね合わせる。FPCの傾きや、圧電素子の電極へのハンダ濡れ確認のため、最低限の長さで圧電素子12の個別外部電極23及び共通外部電極25を露出させる。
次に、FPC15の基材に対して透過率の高い波長のレーザ光を、FPC15の電極部15A、すなわち、電極重なり部に照射し、ハンダ41を溶融、硬化させて、圧電素子12の個別外部電極23及び共通外部電極25とFPC15の電極32を接合している。しかし、圧電素子の電極(柱)のピッチが従来の1/2となると、従来と同じ構成では、FPCの基材が焦げ焼損した。そこで、レーザの出力を小さくしFPCの基材が焦げないレーザ光照射条件としたが、ハンダ41が溶融せず、接合できなかった。
一方、本発明の構成では、圧電素子の電極(柱)のピッチが従来の1/2の場合でも、FPCの基材が焦げず、ハンダ41が溶融する接合条件が得られ、圧電素子の電極とFPCの電極の接合ができた。本実施例(実施例1)では、FPC15の電極重ね長L2を圧電素子12の電極長L1の約1/2としているが、FPCの基材が焦げず、ハンダ41が溶融する接合条件が得られる電極重ね長であればよい。
このように、圧電素子の電極を露出してFPCの電極と位置合わせし、FPCの電極部だけでなく、圧電素子の電極の露出部分にもレーザ光を照射し、ハンダ接合する構成としている。このため、圧電素子の電極とFPCの電極を同時に加熱でき、かつFPCの電極だけ高温になることを防ぐことができる。これにより、圧電素子の電極が微細化しても、FPCの基材を焦がすことなく、ハンダを溶融させ、圧電素子の電極とFPCの電極とを接合することができる。
図9(a)は本端子電極間接合構造体の実施例2で構成された接続時の液滴吐出ヘッドを示す断面図、図9(b)は平面図である。
はじめに、本液滴吐出ヘッドの概略を説明する。圧電素子形成基板60は、圧電素子70、弾性変形部80を形成した流路形成基板61に、ノズル板3を接合し、ノズル4に繋がる空間をインク液室としている。流路形成基板61は、面方位(110)のシリコン単結晶基板からなる。流路形成基板61の一方の面は開口面となり、他方の面には予め熱酸化により形成した二酸化シリコン等からなる弾性膜80が形成されている。一方、流路形成基板61の開口面には、シリコン単結晶基板を異方性エッチングすることにより、複数の隔壁により区画された圧力発生室6が並設されている。また、流路形成基板61の開口面側には、ノズル開口4が穿設されたノズル板3が接着剤や熱溶着フィルム等を介して接合されている。ノズル板3は、一方の面で流路形成基板61の一面を全面的に覆い、シリコン単結晶基板を衝撃や外力から保護する補強板の役目も果たす。一方、流路形成基板61の開口面とは反対側の弾性膜80の上には、下電極膜72と、サブミクロンから数ミクロン厚の圧電体層71と、上電極膜73とが成膜及びリソグラフィ法により積層形成されて圧電素子70を構成している。ここで、圧電素子70は、下電極膜72、圧電体層71、及び上電極膜73を含む部分をいう。一般的には、圧電素子70の何れか一方の電極を共通電極とし、他方の電極及び圧電体層71を各圧力発生室毎にパターニングして構成する。そして、ここではパターニングされた何れか一方の電極及び圧電体層71から構成され、両電極への電圧の印加により圧電歪みが生じる部分を圧電体能動部という。本実施形態では、下電極膜72を圧電素子70の共通電極とし、上電極膜73を圧電素子70の個別電極としているが、駆動回路や配線の都合でこれを逆にしても支障はない。何れの場合においても、各圧力発生室毎に圧電体能動部が形成されていることになる。また、ここでは、圧電素子70と当該圧電素子70の駆動により変位が生じる振動板とを合わせて圧電アクチュエータと称する。上述した例では、弾性膜80及び下電極膜72が振動板として作用するが、下電極膜が弾性膜を兼ねるようにしてもよい。
また、流路形成基板61の圧電素子70側には、リザーバ(図示せず)を有するリザーバ形成基板62が接合されている。このリザーバは、リザーバ形成基板62を厚さ方向に貫通して圧力発生室の幅方向に亘って形成されており、上述のように流路形成基板61の連通部(図示せず)と連通されて各圧力発生室の共通のインク室となるリザーバを構成している。このリザーバ形成基板62としては、流路形成基板61の熱膨張率と略同一の材料、例えば、ガラス、セラミック材料等を用いることが好ましく、本例では、流路形成基板61と同一材料のシリコン単結晶基板を用いて形成した。
また、圧電素子70からは引き出し配線が形成され、その端部近傍でFPC15と接続される。例えば、本実施形態では、圧電素子70の上電極膜73から流路形成基板61の端部近傍まで引き出す配線74が形成され、配線74上には保護膜(パッシベーション膜)75が形成され、配線74の端部には電極76が形成されている。ここでは、圧電素子電極から直接端子電極に配線したが、圧電素子を駆動するICを流路形成基板61上に実装し、駆動ICの配線を流路形成基板61の端部まで引き出し、端子電極としてもよい。
次に、圧電素子形成基板60とFPC15の接続部について説明する。配線74は、アルミ(Al)またはその合金からなる。配線材料としては金(Au),銀(Ag)やその合金等も使用できる。ここでは、後述する800〜1000[nm]の波長を有するレーザ光に対して比較的吸収率の高い材料が好ましく、かつ配線材料として一般的で安価なアルミ(Al)またはその合金を用いた。保護膜75は、窒化シリコン(SiN)や酸化シリコン(SiO2)等のレーザ光透過性部材を用いることができる。端子電極76は、圧電素子形成基板60の端子長L3(リザーバ形成基板62からの露出長)の約1/2とし、FPC15との電極重ね長L4と同等としている。また、圧電素子形成基板の端子電極76は、表層を金(Au)とし、電極上にペースト状のハンダ41を印刷に形成した。ハンダ41は、上述の本実施形態に記載のように、スパッタ、めっき法等により形成することもでき、またFPC電極32上に形成することもできる。FPC15は、上記実施形態と同様の構成からなり、FPC電極32の幅は圧電素子形成基板60の端子電極76の幅よりも小さくしている。
次に、圧電素子形成基板60とFPC15の接続方法について説明する。
まず、圧電素子形成基板60の端子電極76とFPC15の電極32を位置合わせする。ここで、圧電素子形成基板60の端子電極76をほぼ完全に覆い、配線74の端子部が露出するように、FPC15を重ね合わせる。次に、FPC15を、ガラス等のレーザ光透過性部材やエアーブロー、窒素ガスブロー等(図示せず)で加圧した状態で、レーザ光をL3部である配線74の端子部、FPC15の電極32、ハンダ41に照射する。そして、ハンダ41を溶融、硬化させて、圧電素子形成基板60の端子電極76とFPC15の電極32を接合する。
また、レーザ光は、FPC15の基材31(ポリイミド等)に対して、透過率の高い800〜1000[nm]の波長を有するものであることが好ましい。配線74の端子部に照射するレーザ光と、FPC15の電極32、ハンダ41に照射するレーザ光を分けて2ビーム以上にすることもできる。その場合は、配線74の端子部に照射するレーザ光の波長を、配線74の端子部に吸収しやすい波長とすることもできる。また、配線74の端子部のみにレーザ光を照射し、ハンダを溶融硬化させて、端子電極76とFPC15の電極32を接合することも可能であるが、FPC15の電極32の温度分布が大きくなり、ハンダ41の膜厚分布が生じる可能性がある。このため、配線74の端子部のレーザ光の吸収率を高くすることで熱効率を良くするか、あるいはできるかぎり、配線74の端子部とFPC15の電極32、ハンダ41にレーザ光を同時照射することが好ましい。なお、本構成で、従来の構成と同様にFPC15の電極32、ハンダ41のみにレーザ光を照射したところ、FPCの基材が焦げ焼損した。そこで、レーザの出力を小さくしFPCの基材が焦げないレーザ光照射条件としたが、ハンダ41が溶融せず、接合できなかった。
以上のように、実施例2の構成では、レーザ光の受光部に光吸収率の良い配線や電極上のハンダを設けている。これにより、接合部への加熱効率が良く、FPCの基材を焦がすことなく、ハンダ41が溶融する接合条件が得られ、圧電素子の電極とFPCの電極との接合ができる。本実施例では、圧電素子の電極とFPC15の電極32との重ね長L4を圧電素子の端子長L3の約1/2としているが、FPCの基材が焦げず、ハンダ41が溶融する接合条件が得られれば、L3とL4の比率を変えても良い。
このように、圧電素子の形成基板の端子電極の一部を端子配線とし、FPCとの接合電極部だけでなく、圧電素子の形成基板の端子配線にもレーザ光を照射し、ハンダ接合する構成としている。このため、圧電素子の形成基板の電極とFPCの電極とを同時に加熱でき、かつFPCの電極だけ高温になることを防ぐことができる。これにより、圧電素子の形成基板とFPCの接合部の放熱が大きくても、FPCの基材を焦がすことなく、ハンダを溶融させ、圧電素子の形成基板の電極とFPCの電極とを接合することができる。
図10(a)は本端子電極間接合構造体の実施例3で構成された接続時の液滴吐出ヘッドを示す断面図、図10(b)は平面図である。
上記実施形態及び上記実施例1において、FPC15の圧電素子または圧電素子形成基板との接続端子の反対側の端子は、制御用のPCB90と接続している。PCBは、ガラエポ等の基材91、銅配線(電極)92、ソルダーレジスト93等からなり、端子電極上には、ペースト状のハンダ41を印刷に形成した。ハンダ41は、実施例1に記載のように、スパッタ、めっき法等により形成することもでき、またFPC15の電極32上に形成することもできる。FPC15は、上記実施形態及び上記実施例1と同様の構成からなり、FPC15の電極32の幅はPCB90の端子電極92の幅よりも小さくしている。
次に、PCB90とFPC15の接続方法について説明する。
まず、PCB90の端子電極92とFPC15の電極32を位置合わせする。ここで、端子電極92が露出するように、FPC15を重ね合わせる。ここでは、FPC15の電極重ね長L6をPCB90の端子電極長L5の約1/2としている。そして、FPC15を、ガラス等のレーザ光透過性部材やエアーブロー、窒素ガスブロー等(図示せず)で加圧した状態で、レーザ光をL5部であるハンダ41、FPC15の電極32に照射する。そして、ハンダ41を溶融硬化させて、PCB90の端子電極92とFPC15の電極32を接合する。また、レーザ光は、FPC15の基材31(ポリイミド等)に対して、透過率の高い800〜1000[nm]の波長を有するものであることが好ましい。なお、配線92の端子上の露出ハンダ41に照射するレーザ光と、FPC15の電極32、FPC基材に覆われたハンダ41に照射するレーザ光を分けて2ビーム以上にすることもできる。その場合は、露出ハンダ41に照射するレーザ光の波長をハンダに吸収しやすい波長とすることもできる。また、露出のハンダ41のみにレーザ光を照射し、ハンダを溶融硬化させて、端子電極92とFPC15の電極32を接合することも可能であるが、FPC15の電極32の温度分布が大きくなり、ハンダ41の膜厚分布が生じる可能性がある。このため、露出ハンダ41のレーザ光の吸収率を高くすることで熱効率を良くするか、あるいはできるかぎり、露出ハンダ41とFPC15の電極32、FPC基材に覆われたハンダ41にレーザ光を同時照射することが好ましい。本構成で、L5≒L6とし、FPC15の電極32、FPC基材に覆われたハンダ41のみにレーザ光を照射したところ、FPCの基材が焦げ焼損した。そこで、レーザの出力を小さくしFPCの基材が焦げないレーザ光照射条件としたが、ハンダ41が溶融せず、接合できなかった。
以上のように、本発明の構成では、レーザ光の吸収率の良いハンダをPCB電極上に露出した状態で設け受光部としている。このため、接合部への加熱効率が良く、FPC基材を焦がすことなく、ハンダ41が溶融する接合条件が得られ、高放熱のPCBでも、PCBの基板電極とFPCの電極との接合ができる。本実施例では、FPC15の電極の重ね長L6をPCBの基板電極の端子長L5の約1/2としているが、FPCの基材が焦げず、ハンダ41が溶融する接合条件が得られれば、L5とL6の比率を変えても良い。
このように、圧電素子の形成基板の端子電極の一部を露出して、レーザ光の受光部とし、FPCとの接合電極部だけでなく、PCB電極上のハンダにも直接レーザ光を照射し、ハンダ接合する構成としている。これにより、PCBの電極とFPCの電極とを同時に加熱でき、かつFPCの電極だけ高温になることを防ぐことができる。このため、PCBとFPCの接合部の放熱が大きくても、FPCの基材を焦がすことなく、ハンダを溶融させ、PCBの電極とFPCの電極とを接合することができる。
なお、個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分で反射した反射光がFPC15の基板に入射しないように、かつ各基板を透過させずに、少なくとも個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分にレーザ光を照射する。これにより、個別外部電極23及び共通外部電極25が発熱する。そして、個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分に照射するレーザ光の照射量を調整することで、個別外部電極23及び共通外部電極25の温度をハンダ溶融温度以上にできる。また、個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分で反射した反射光がFPC15の基板に入射しないようにレーザ光を露出部分に照射しているので反射光はFPC15の基板に入射しない。このため、FPC15の基板では個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分で反射した反射光による発熱が生じにくくなるのでFPC15の基板が焼損するのを防止できる。これらにより、FPC15の基板を焼損させることなく、個別外部電極23及び共通外部電極25の温度はハンダ溶融温度以上にできる。そして、レーザ光の一部がFPC15の基板に照射されFPC15の基板を透過してFPC15の基板の端子電極に照射され、かつレーザ光の照射量が調整されて個別外部電極23及び共通外部電極25がハンダ溶融温度以上になったとしても、FPC15の基板は個別外部電極23及び共通外部電極25よりレーザ光の吸収率が低くのでFPC15の基板の発熱量は抑えられる。これにより、より確実にFPC15の基板が焼損するのを防止できる。よって、FPCの基板も焼損することなくハンダを十分溶融させることができる。
また、端子電極ピッチの微細化や端子電極長の短小化により各端子電極の個々の大きさは小さくなる場合がある。この場合、個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分にレーザ光を局所的に集光させて照射することで、個別外部電極23及び共通外部電極25をハンダ溶融温度以上に発熱させることができる。一方、FPC15の基板の端子電極における被照射部分の面積が減った場合、レーザ光の一部がFPC15の基板に照射され第2の基板を透過してFPC15の基板の端子電極に照射されたとき、FPC15の基板を透過して端子電極へのレーザ光の照射量が減る。それに伴って端子電極の発熱量が減る。ここで、FPC15の基板の端子電極の放熱量が大きい場合、FPC15の基板の端子電極の温度はハンダ溶融温度以上にならない場合がある。しかし、少なくとも個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分に照射するレーザ光の照射量を調整することで、ハンダにおける温度をハンダ溶融温度以上にすることができる。この場合でも個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分で反射した反射光がFPC15の基板に入射しないようにレーザ光を露出部分に照射しているので反射光はFPC15の基板に入射されない。このため、FPC15の基板では個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分で反射した反射光による発熱は生じにくくなるのでFPC15の基板が焼損するのを防止できる。これらにより、端子電極ピッチの微細化や端子電極長の短小化により各端子電極における被照射部分の大きさが小さくなっても、FPC15の基板を焼損することなくハンダを十分溶融させることができる。よって、端子電極間が良好に接合した端子電極間接合構造体を有する構造体とすることができるという特有な効果が得られる。
図11は本発明に係る画像形成装置の一例を示す全体構成図である。図12は同じく要部平面説明図である。
本発明に係る画像形成装置の一例について説明する。この画像形成装置はシリアル型画像形成装置であり、左右の側板201A、201Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持する。そして、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ233には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための本発明に係る液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド234a、234b(区別しないときは「記録ヘッド234」という)を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列する。そして、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド234は、それぞれ2つのノズル列を有し、記録ヘッド234aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、記録ヘッド234bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。ここでは2ヘッド構成で4色の液滴を吐出する構成としているが、各色毎の記録ヘッドを備えることもでき、4色の液滴を吐出する複数のノズルを並べたノズル列を有する1つの記録ヘッド構成とすることもできる。
また、キャリッジ233には、記録ヘッド234のノズル列に対応して各色のインクを供給するためのサブタンク235a、235b(区別しないときは「サブタンク235」という)を搭載している。このサブタンク235には各色の供給チューブ236を介して、供給ユニット224によって各色のインクカートリッジ210から各色のインクが補充供給される。
一方、給紙トレイ202の用紙積載部(圧板)241上に積載した用紙242を給紙するための給紙部として、用紙積載部241から用紙242を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)243及び給紙コロ243に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド244を備え、この分離パッド244は給紙コロ243側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙242を記録ヘッド234の下方側に送り込むために、用紙242を案内するガイド部材245と、カウンタローラ246と、搬送ガイド部材247と、先端加圧コロ249を有する押さえ部材248とを備えるとともに、給送された用紙242を静電吸着して記録ヘッド234に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト251を備えている。
この搬送ベルト251は、無端状ベルトであり、搬送ローラ252とテンションローラ253との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト251の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ256を備えている。この帯電ローラ256は、搬送ベルト251の表層に接触し、搬送ベルト251の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト251は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ252が回転駆動されることによってベルト搬送方向に周回移動する。
更に、記録ヘッド234で記録された用紙242を排紙するための排紙部として、搬送ベルト251から用紙242を分離するための分離爪261と、排紙ローラ262及び排紙コロ263とを備え、排紙ローラ262の下方に排紙トレイ203を備えている。
また、装置本体の背面部には両面ユニット271が着脱自在に装着されている。この両面ユニット271は搬送ベルト251の逆方向回転で戻される用紙242を取り込んで反転させて再度カウンタローラ246と搬送ベルト251との間に給紙する。また、この両面ユニット271の上面は手差しトレイ272としている。更に、キャリッジ233の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド234のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む本発明に係るヘッドの維持回復装置である維持回復機構281を配置している。この維持回復機構281には、記録ヘッド234の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)282a、282b(区別しないときは「キャップ282」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード283と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け284などを備えている。
また、キャリッジ233の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける液体回収容器であるインク回収ユニット(空吐出受け)288を配置している。そして、このインク回収ユニット288には記録ヘッド234のノズル列方向に沿った開口部289などを備えている。
このように構成した本画像形成装置においては、給紙トレイ202から用紙242が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙242はガイド245で案内され、搬送ベルト251とカウンタローラ246との間に挟まれて搬送される。更に、先端を搬送ガイド237で案内されて先端加圧コロ249で搬送ベルト251に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ256に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト251が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト251上に用紙242が給送されると、用紙242が搬送ベルト251に吸着され、搬送ベルト251の周回移動によって用紙242が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ233を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド234を駆動することにより、停止している用紙242にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙242を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙242の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙242を排紙トレイ203に排紙する。
このように、この画像形成装置では本発明に係る構造体で構成されている液滴吐出ヘッドを備えているので、圧電素子と配線基板の接続不良がなく、記録ヘッドの信頼性が向上し、安定した記録を行うことができる。
上記実施形態では本発明をプリンタ構成の画像形成装置に適用した例で説明したが、これに限るものではなく、例えば、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができる。また、狭義のインク以外の液体や定着処理液などを用いる画像形成装置にも適用することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
第1の基板の端子電極の一部は、第2の基板の端縁から露出しており、第1の基板の端子電極の露出部分には各基板を透過させずにレーザ光を照射し、かつ第2の基板の端子電極には第2の基板を透過させてレーザ光を照射してハンダを溶融、硬化させ、第1の基板の端子電極と第2の基板の端子電極を接合した。これによれば、上記実施形態について説明したように、個別外部電極23及び共通外部電極25の一部がFPC15の端縁から露出するようにFPC15を圧電素子12にハンダを介在させて重ね合わせる。FPC15を透過してFPC15の電極32にレーザ光を照射し、個別外部電極23及び共通外部電極25の一部の露出している部分にはレーザ光を直接に照射する。個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分には、露出部分で反射した反射光がFPC15の基板に入射しないように、かつ各基板を透過させずに、レーザ光を照射する。FPC15の電極32にはFPC15を透過させて照射する。これにより、個別外部電極23及び共通外部電極25とFPC15の電極32との各発熱により各端子電極による発熱温度をハンダ溶融温度以上にできる。このようにハンダを溶融させるためのレーザ光は、個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分とFPC15の電極32とにそれぞれに照射されるので、FPC15の電極32のみに照射する場合に比してFPC15を透過するレーザ光の照射量は抑えられる。これにより、FPC15が焼損するような高温にはならない。また、個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分で反射した反射光がFPC15の基板に入射しないようにレーザ光を露出部分に照射しているので、当該露出部分で反射した反射光はFPC15の基板に入射されない。このため、FPC15の基板では個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分で反射した反射光による発熱が生じにくくなるので、FPC15の基板がさらに焼損するのを防止できる。そして、圧電素子12の個別外部電極23及び共通外部電極25とFPC15の電極32との発熱によってハンダ41を溶融、硬化させて、圧電素子12の個別外部電極23及び共通外部電極25とFPC15の電極32を接合させる。個別外部電極23及び共通外部電極25の一部の露出している部分と、各端子電極が重なっている部分とにレーザ光を照射することで、個別外部電極23及び共通外部電極25とFPC15の電極32との両方の端子電極の発熱によってハンダ41を加熱することができる。このため、各基板へのレーザ光の照射量を調整して各基板の端子電極の発熱を調整することにより、各基板が焼損するような高温になることを防ぎながらハンダに接する両面から加熱することで、ハンダを効率良く加熱することができる。よって、端子電極間が良好に接合した端子電極間接合構造体を有する構造体とすることができる。
また、端子電極ピッチの微細化や端子電極長の短小化により各端子電極の個々の大きさは小さくなる場合がある。この場合、個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分に、レーザ光を局所的に集光させて照射することで、個別外部電極23及び共通外部電極25をハンダ溶融温度以上に発熱させることができる。一方、FPC15の電極32の面積が減った場合、FPC15の基板を透過して電極32へのレーザ光の照射量が減り、電極32の発熱量が減る。ここで、FPC15の電極32の放熱量が大きい場合、FPC15の電極32の温度はハンダ溶融温度以上にならない場合がある。しかし、個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分へのレーザ光の照射量を調整することで、ハンダにおける温度をハンダ溶融温度以上にすることができる。この場合でも個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分で反射した反射光がFPC15の基板に入射しないようにレーザ光を露出部分に照射しているので反射光はFPC15の基板に入射されない。このため、FPC15の基板では個別外部電極23及び共通外部電極25の露出部分で反射した反射光による発熱は生じにくくなるのでFPC15の基板が焼損するのを防止できる。これらにより、端子電極ピッチの微細化や端子電極長の短小化により各端子電極における被照射部分の大きさが小さくなっても、FPC15の基板を焼損することなくハンダを十分溶融させることができる。よって、端子電極間が良好に接合した端子電極間接合構造体を有する構造体とすることができるという特有な効果が得られる。
(態様2)
(態様1)において、第1の基板の端子電極の表面が、第2の基板の端子電極よりも、レーザ光の吸収率が高い。これによれば、上記実施形態について説明したように、個別外部電極23及び共通外部電極25を十分に加熱することができることで、ハンダを十分に溶融させ、個別外部電極23及び共通外部電極25とFPC15とを良好に接合することができる。
(態様3)
(態様1)又は(態様2)において、第2の基板の端子電極の電極幅が、第1の基板の端子電極の電極幅よりも小さい。これによれば、上記実施形態について説明したように、個別外部電極23及び共通外部電極25にレーザ光がより一層多く照射され、個別外部電極23及び共通外部電極25を十分に加熱することができることで、ハンダを十分に溶融させ、個別外部電極23及び共通外部電極25とFPC15とを良好に接合することができる。
(態様4)
(態様1)〜(態様3)のいずれかにおいて、端子部が端子電極及び端子電極に接続される配線部を有し、該配線部が第1の基板の端子電極の露出している被照射部分に含まれている。これによれば、上記実施形態について説明したように、圧電素子形成基板60の端子電極76をほぼ完全に覆い、配線74の端子部が露出するように、FPC15を重ね合わせる。レーザ光を配線74の端子部、FPC電極32、ハンダ41に照射し、ハンダ41を溶融、硬化させて、圧電素子形成基板60の端子電極76とFPC電極32を接合することができる。
(態様5)
(態様1)〜(態様4)のいずれかの端子電極間接合構造体で構成されていることを特徴とする液滴吐出ヘッドである。これによれば、上記実施形態について説明したように、電素子と配線基板の接続不良がなく、液滴吐出ヘッドの信頼性が向上し、安定した液滴吐出を行うことができる。
(態様6)
(態様5)の液滴吐出ヘッドを備えたことを特徴とする画像形成装置である。これによれば、上記実施形態について説明したように、圧電素子と配線基板の接続不良がなく、記録ヘッドの信頼性が向上し、安定した記録を行うことができる。
12 圧電素子
12A 駆動用圧電素子柱
12B 支柱用圧電素子柱
13 ベース
15 FPC
15A 電極部
15B
23 個別外部電極
25 共通外部電極
31 基材
32 電極
32A 個別配線電極
32B 共通電極
41 ハンダ
52 照射領域
特開2008−218963号公報 特開2003−063006号公報 特開2006−303353号公報

Claims (6)

  1. 第1の基板と、光透過性材料からなる第2の基板とを備え、各基板にそれぞれ設けられた端子電極同士をハンダを介して重ね合わせ、前記ハンダを溶融、硬化させて各端子電極を接合した端子電極間接合構造体を有する構造体であって、
    前記第1の基板の端子電極の一部は、前記第2の基板の端縁から露出しており、
    前記第1の基板の端子電極の露出部分には各基板を透過させずにレーザ光を照射し、かつ前記第2の基板の端子電極には前記第2の基板を透過させてレーザ光を照射して前記ハンダを溶融、硬化させ、前記第1の基板の端子電極と前記第2の基板の端子電極を接合したことを特徴とする構造体。
  2. 請求項1記載の構造体において、
    前記第1の基板の端子電極の表面が、前記第2の基板の端子電極よりも、レーザ光の吸収率が高いことを特徴とする構造体。
  3. 請求項1又は2に記載の構造体において、
    前記第2の基板の端子電極における電極幅が、前記第1の基板の端子電極における電極幅よりも小さいことを特徴する構造体。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の構造体において、
    前記第1の基板の端子電極と前記第2の基板の端子電極との端子部が、前記端子電極及び前記端子電極に接続される配線部を有し、該配線部が前記第1の基板の端子電極の露出している被照射部分に含まれていることを特徴とする構造体。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の構造体で構成されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  6. 請求項5記載の液滴吐出ヘッドを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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