JP2013148738A - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニング回転体が像担持体の表面を研磨する際のクリーニング回転体の回転軸方向の研磨ムラを低減することができるクリーニング装置を提供すること。
【解決手段】表面にトナーを保持してトナー層を形成した状態で像担持体2の表面に摺接して配置されるクリーニング回転体160と、先端部131がクリーニング回転体160の表面に当接又は近接して配置される板状の掻き落とし部材130であって、トナーが先端部131から移動されるトナー移動面133を有する掻き落とし部材130と、トナー移動面133に直交して配置されるトナー規制面141を有し、掻き落とし部材130の先端部131からトナー移動面133に移動されるトナーをトナー規制面141でせき止めて、先端部131からトナー移動面133に移動されるトナーのクリーニング回転体160の回転方向の下流側への移動を規制する下流側規制部140と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、クリーニング装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
プリンター等の画像形成装置のクリーニング装置として、表面にトナーを保持してトナー層を形成した状態で感光体ドラム(像担持体)の表面に摺接して配置されるクリーニングローラー(クリーニング回転体)を備えるクリーニング装置が知られている。
このようなクリーニング装置においては、クリーニングローラーは、感光体ドラムの表面に摺接して、感光体ドラムの表面を研磨する。また、このようなクリーニング装置においては、クリーニングローラーが感光体ドラムの表面を研磨する際における研磨ムラを低減するために、クリーニングローラーの表面に保持されるトナーの量を回転軸方向において均一にすることが必要となる。
ここで、クリーニングローラーの表面に付着したトナーの量が多すぎると、トナーが感光体ドラムとの摩擦により帯電して感光体ドラムの表面が損傷して、形成画像にドラム黒点(ピンホール)が形成されたり、トナーが現像領域に落下する、いわゆる、トナー落ちが発生したりする。
また、クリーニングローラーの表面に付着したトナーの量が少ないと、感光体ドラムの表面を研磨する研磨力が不足する可能性がある。
これに対し、クリーニング装置として、上記構成に加えて、先端部がクリーニングローラーの表面に当接又は近接して配置されるスクレーパー(掻き落とし部材)を更に備えるクリーニング装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のクリーニング装置においては、スクレーパーがクリーニングローラーの表面に付着したトナーを掻き落として、クリーニングローラーの表面に薄層のトナー層を形成する。
特開2006−251132号公報
しかし、特許文献1に記載のクリーニング装置においては、クリーニングローラーの表面には、印字率や印字パターンによっては、トナーが付着する部分と付着しない部分とが存在してしまう可能性がある。これにより、クリーニングローラーの表面に保持されるトナーの量が回転軸方向において不均一となり、クリーニングローラーの回転軸方向の研磨ムラが発生してしまう可能性がある。その結果、画像不良が発生する場合があった。
本発明は、像担持体の表面に摺接して配置されるクリーニング回転体と、クリーニング回転体の表面に付着したトナーを掻き落とす掻き落とし部材と、を備え、クリーニング回転体が像担持体の表面を研磨する際のクリーニング回転体の回転軸方向の研磨ムラを低減することができるクリーニング装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記クリーニング装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、第1回転軸を中心に回転可能な像担持体の表面を清掃するクリーニング装置であって、前記第1回転軸に平行な第2回転軸を中心に回転可能であって、表面にトナーを保持してトナー層を形成した状態で前記像担持体の表面に摺接して配置されるクリーニング回転体と、前記第2回転軸方向に延びるように形成され、先端部が前記クリーニング回転体の表面に当接又は近接して配置され、前記クリーニング回転体の表面に付着したトナーを掻き落とす板状の掻き落とし部材であって、前記先端部と反対側の端部である後端部が、前記クリーニング回転体の前記第2回転軸と前記先端部とをつなぐ面よりも前記クリーニング回転体の回転方向の下流側に配置されるように延びるように形成され、前記掻き落とし部材により掻き落とされたトナーが前記先端部から移動されるトナー移動面を有する掻き落とし部材と、前記第2回転軸方向から視た場合に、前記トナー移動面に直交して配置され又は前記トナー移動面に直交する面に対する角度が小さくなるような角度で傾斜して配置されるトナー規制面を有し、前記掻き落とし部材の前記先端部から前記トナー移動面に移動されるトナーを前記トナー規制面でせき止めて、前記先端部から前記トナー移動面に移動されるトナーの前記クリーニング回転体の回転方向の下流側への移動を規制する下流側規制部と、を備えるクリーニング装置に関する。
また、本発明は、表面に静電潜像が形成される1又は複数の像担持体と、前記クリーニング装置と、を備える画像形成装置に関する。
本発明によれば、像担持体の表面に摺接して配置されるクリーニング回転体と、クリーニング回転体の表面に付着したトナーを掻き落とす掻き落とし部材と、を備え、クリーニング回転体が像担持体の表面を研磨する際のクリーニング回転体の回転軸方向の研磨ムラを低減することができるクリーニング装置を提供することができる。
また、本発明は、前記クリーニング装置を備える画像形成装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態のプリンター1の各構成要素の配置を説明するための図である。 第1実施形態のプリンター1におけるクリーニング装置11の各構成要素を説明するための断面図である。 図2に示すクリーニング装置11のスクレーパー130及び下流側規制部140を説明するための断面図である。 図2に示すクリーニング装置11のスクレーパー130及び下流側規制部140をZ方向の上方側から視た図である。 第2実施形態のクリーニング装置11Aにおけるスクレーパー130及び下流側規制部140Aを説明するための断面図である。 第3実施形態のクリーニング装置11Bにおけるスクレーパー130B及び下流側規制部140Bを説明するための断面図である。 第4実施形態のプリンター1Cにおけるクリーニング装置11Cの各構成要素を説明するための断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1により、本発明の第1実施形態における画像形成装置としてのプリンター1における全体構造を説明する。図1は、本発明の第1実施形態のプリンター1の各構成要素の配置を説明するための図である。
以下の説明において、プリンター1の前側に立ったユーザから見て、左右方向を矢印XのX方向とし、前後(奥行き)方向を矢印YのY方向(図4参照)とし、上下方向(垂直方向)を矢印ZのZ方向とする。
図1に示すように、画像形成装置としてのプリンター1は、装置本体Mと、所定の画像情報に基づいてシート状の被転写材としての用紙Tに所定のトナー画像を形成する画像形成部GKと、用紙Tを画像形成部GKに給紙すると共にトナー画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部KHとを有する。
装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成される。
図1に示すように、画像形成部GKは、像担持体(感光体)としての感光体ドラム2と、帯電部10と、露光ユニットとしてのレーザースキャナーユニット4と、現像器16と、トナーカートリッジ5と、トナー供給部6と、クリーニング装置11と、除電器12と、転写ローラー8と、定着部9とを備える。
図1に示すように、給排紙部KHは、給紙カセット52と、用紙Tの搬送路Lと、レジストローラー対80と、排紙部50とを備える。
以下、画像形成部GK及び給排紙部KHの各構成について詳細に説明する。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、感光体ドラム2の表面に沿って順に、上流側から下流側に順に、帯電部10による帯電、レーザースキャナーユニット4による露光、現像器16による現像、転写ローラー8による転写、除電器12による除電、及びクリーニング装置11によるクリーニングが行われる。
感光体ドラム2は、円筒形状の部材からなり、感光体又は像担持体として機能する。感光体ドラム2は、搬送路Lにおける用紙Tの搬送方向に対して直交する方向に延びる第1回転軸J1(図2参照)を中心に、矢印の方向に回転可能に配置される。感光体ドラム2の表面には、静電潜像が形成され得る。
帯電部10は、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。帯電部10は、感光体ドラム2の表面を一様に負(マイナス極性)又は正(プラス極性)に帯電させる。
レーザースキャナーユニット4は、露光ユニットとして機能するものであり、感光体ドラム2の表面から離間して配置される。レーザースキャナーユニット4は、不図示のレーザー光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モーター等を有して構成される。
レーザースキャナーユニット4は、PC(パーソナルコンピューター)等の外部機器から入力された画像情報に基づいて、感光体ドラム2の表面を走査露光する。レーザースキャナーユニット4により走査露光されることで、感光体ドラム2の表面の露光された部分の電荷が除去される。これにより、感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成される。
現像器16は、感光体ドラム2に対応して設けられ、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。現像器16は、感光体ドラム2に形成された静電潜像に単色(通常はブラック)のトナーを付着させて、単色のトナー画像を感光体ドラム2の表面に形成する。現像器16は、感光体ドラム2の表面に対向配置された現像ローラー17、トナー攪拌用の攪拌ローラー18等を有して構成される。
トナーカートリッジ5は、現像器16に対応して設けられており、現像器16に対して供給されるトナーを収容する。
トナー供給部6は、トナーカートリッジ5及び現像器16に対応して設けられており、トナーカートリッジ5に収容されたトナーを現像器16に対して供給する。トナー供給部6と現像器16とは、不図示のトナー供給路により結ばれている。
転写ローラー8は、感光体ドラム2の表面に現像されたトナー画像を用紙Tに転写させる。転写ローラー8には、不図示の転写バイアス印加部により、感光体ドラム2に形成されたトナー画像を用紙Tに転写させるための転写バイアスが印加される。転写ローラー8は、感光体ドラム2に対して当接した状態で回転可能に構成される。
感光体ドラム2と転写ローラー8との間で、搬送路Lを搬送される用紙Tが挟み込まれる。挟み込まれた用紙Tは、感光体ドラム2の表面に押し当てられる。感光体ドラム2と転写ローラー8との間で、転写ニップNが形成される。転写ニップNにおいて、感光体ドラム2に現像されたトナー画像が用紙Tに転写される。
除電器12は、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。除電器12は、感光体ドラム2の表面に光を照射することにより、転写が行われた後の感光体ドラム2の表面を除電する(電荷を除去する)。
クリーニング装置11は、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。クリーニング装置11は、感光体ドラム2の表面に残存したトナーや付着物を除去すると共に、除去されたトナー等を所定の回収機構へ搬送して、回収させる。
クリーニング装置11の詳細については後述する。
定着部9は、用紙Tに転写されたトナー画像を構成するトナーを溶融及び加圧して、用紙Tに定着させる。定着部9は、ヒータにより加熱される加熱回転体9aと、加熱回転体9aに圧接される加圧回転体9bと、を備える。加熱回転体9aと加圧回転体9bとは、トナー画像が転写された用紙Tを挟み込んで加圧すると共に、搬送する。加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間に挟み込まれた状態で用紙Tが搬送されることで、用紙Tに転写されたトナーは、溶融及び加圧され、用紙Tに定着される。
次に、給排紙部KHについて説明する。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する1個の給紙カセット52が配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの左側(図1における左側)から水平方向に引き出し可能に構成される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において左側の端部)に配置されるカセット給紙部51により搬送路Lに送り出される。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラー対63とからなる重送防止機構を備える。
装置本体Mにおける上方側には、排紙部50が設けられる。排紙部50は、第3ローラー対53により用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。排紙部50の詳細については後述する。
用紙Tを搬送する搬送路Lは、カセット給紙部51から転写ニップNまでの第1搬送路L1と、転写ニップNから定着部9までの第2搬送路L2と、定着部9から排紙部50までの第3搬送路L3とを備える。
第1搬送路L1の途中(詳細には、給紙ローラー対63と転写ローラー8との間)には、用紙Tを検出するためのセンサーと、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正や画像形成部GKにおけるトナー画像の形成と用紙Tの搬送のタイミングを合わせるためのレジストローラー対80とが配置される。センサーは、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラー対80の直前(搬送方向における上流側)に配置される。レジストローラー対80は、センサーからの検出信号情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして用紙Tを搬送する。
第3搬送路L3における端部には、排紙部50が形成される。排紙部50は、装置本体Mにおける上方側に配置される。排紙部50は、装置本体Mの右側(図1において右側)に向けて開口している。排紙部50は、第3搬送路L3を搬送される用紙Tを第3ローラー対53により装置本体Mの外部に排紙する。
排紙部50における開口側には、排紙集積部M1が形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面(外面)に形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面が下方に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mにおける上面の一部を構成する。排紙集積部M1には、所定のトナー画像が形成され排紙部50から排紙された用紙Tが積層して集積される。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサーが配置される。
次に、図2から図4により、本発明の特徴部分であるクリーニング装置11の詳細について説明する。図2は、第1実施形態のプリンター1におけるクリーニング装置11の各構成要素を説明するための断面図である。図3は、図2に示すクリーニング装置11のスクレーパー130及び下流側規制部140を説明するための断面図である。図4は、図2に示すクリーニング装置11のスクレーパー130及び下流側規制部140をZ方向の上方側から視た図である。
なお、図2及び3におけるクリーニング装置11の具体的な説明においては、図1における後側から視た図(プリンター1の背面側から視た図)により説明する。
クリーニング装置11は、感光体ドラム2の表面を清掃(クリーニング)する。クリーニング装置11は、図2に示すように、転写ニップNよりも感光体ドラム2の回転方向の下流側において、感光体ドラム2のZ方向の上方側に、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。
クリーニング装置11は、図2及び3に示すように、ハウジング110と、クリーニングブレード120と、シール部材170と、を備える。ハウジング110は、感光体ドラム2側であるZ方向の下方側が開放した枠体である。クリーニング装置11は、ハウジング110の内部に、クリーニング回転体としてのクリーニングローラー160、掻き落とし部材としてのスクレーパー130、下流側規制部140及びトナー回収スパイラル150を備えている。
クリーニングブレード120は、クリーニングローラー160と感光体ドラム2とが対向する部分よりもX方向の一方側において、ハウジング110の開放した部分を塞ぐように配置される。シール部材170は、クリーニングローラー160と感光体ドラム2とが対向する部分よりもX方向の他方側において、ハウジング110の内部に収容されたトナーが下方側に落下しないように、ハウジング110の開放した部分を塞ぐように配置される。
クリーニングローラー160、スクレーパー130、下流側規制部140及びトナー回収スパイラル150は、Y方向に延びるように形成され、感光体ドラム2の第1回転軸J1の軸方向の長さとほぼ同じ長さを有する。第1回転軸J1方向は、Y方向に平行である。
クリーニングローラー160は、円筒形状の部材からなり、感光体ドラム2の表面からトナーや放電生成物を除去するローラーである。クリーニングローラー160は、感光体ドラム2の第1回転軸J1に平行な第2回転軸J2を中心に、図2に示す矢印方向に回転可能である。
クリーニングローラー160の回転方向は、感光体ドラム2とクリーニングローラー160とが対向する部分において、同じ方向である。クリーニングローラー160は、感光体ドラム2の回転と周速差を有して回転することにより、感光体ドラム2の表面を研磨する。
クリーニングローラー160は、表面にトナーを保持してトナー層を形成した状態で、感光体ドラム2の表面に摺接して配置される。クリーニングローラー160は、感光体ドラム2と転写ローラー8との転写ニップNよりも感光体ドラム2の回転方向の下流側において、感光体ドラム2の表面に摺接して配置される。これにより、クリーニングローラー160は、感光体ドラム2の表面を研磨する。なお、本実施形態におけるトナーには、酸化チタン等の研磨剤が添加されている。
クリーニングブレード120は、クリーニングローラー160により除去しきれずに感光体ドラム2の表面に残留したトナーを掻き落とす部材である。クリーニングブレード120は、感光体ドラム2とクリーニングローラー160とが対向する部分よりも感光体ドラム2の回転方向の下流側において、先端部121が、感光体ドラム2の表面に当接又は近接して配置される。
クリーニングブレード120は、長方形状の板材により形成される。クリーニングブレード120は、先端部121からX方向の他方側に向かうように延びるように形成される。クリーニングブレード120は、Y方向(第2回転軸J2方向)に延びるように形成される。
クリーニングブレード120は、感光体ドラム2に対してカウンター状態になるように配置される。クリーニングブレード120のカウンター状態とは、クリーニングブレード120の後端部122から先端部121に向かう方向と感光体ドラム2の回転方向とが対向する状態である。
クリーニングブレード120の後端部122は、不図示の取り付け板によってハウジング110に取り付けられる。
スクレーパー130は、クリーニングローラー160の表面に付着したトナーを掻き落とす部材である。スクレーパー130は、図2及び図3に示すように、直方体状の板材により構成される。スクレーパー130は、先端部131から後端部132(先端部131と反対側の端部)まで、水平方向(X方向)に延びるように形成される。スクレーパー130は、Y方向に延びるように形成される。
スクレーパー130の先端部131は、図2に示すように、感光体ドラム2とクリーニングローラー160とが対向する部分よりもクリーニングローラー160の回転方向の下流側において、クリーニングローラー160の表面に当接又は近接して配置される。
なお、スクレーパー130の先端部131の位置は制限されないが、スクレーパー130の先端部131は、クリーニングローラー160の最上部と第2回転軸J2とを結ぶ垂直面Sを基準として、クリーニングローラー160の最上部の位置から、クリーニングローラー160の回転方向における上流側に20°から下流側に20°までの範囲の位置で、クリーニングローラー160の表面に当接又は近接して配置されることが好ましい。また、スクレーパー130の先端部131の位置における垂直面S(クリーニングローラー160の最上部から垂直方向(Z方向)の下方側に延びる面)に対する角度は、トナーの流動性によりクリーニングローラー160の表面から転がり落ちる可能性を考慮して、トナーの粒径や形状により適宜設定することができる。
本実施形態においては、図3に示すように、スクレーパー130の先端部131は、クリーニングローラー160のZ方向の最上部(垂直面Sに対して0°の位置)に配置されている。
スクレーパー130は、クリーニングローラー160に対してカウンター状態になるように配置される。スクレーパー130のカウンター状態とは、スクレーパー130の後端部132から先端部131に向かう方向とクリーニングローラー160の回転方向とが対向する状態である。
言い換えると、スクレーパー130は、後端部132が、クリーニングローラー160の第2回転軸J2と先端部131とをつなぐ面Qよりもクリーニングローラー160の回転方向の下流側に配置されるように延びるように形成される。第1実施形態においては、クリーニングローラー160の第2回転軸J2と先端部131とをつなぐ面Qと垂直面Sとは、一致する。
スクレーパー130は、トナー移動面133を有する。トナー移動面133は、スクレーパー130におけるクリーニングローラー160とは反対側の面であって、スクレーパー130の先端部131と後端部132との間に形成される。トナー移動面133には、クリーニングローラー160の表面からスクレーパー130により掻き落とされたトナーが、スクレーパー130の先端部131から移動される。
スクレーパー130の後端部132は、不図示の取り付け部材によってハウジング110に取り付けられる。
下流側規制部140は、スクレーパー130の先端部131からトナー移動面133に移動されるトナーをせき止める。下流側規制部140は、図3に示すように、トナー規制面141を有する。
トナー規制面141は、一端部142がトナー移動面133上に配置され、一端部142からZ方向の上方側に延びるように形成される。トナー規制面141は、Y方向(第2回転軸J2方向)から視た場合に、トナー移動面133に直交して配置される。
スクレーパー130の先端部131から下流側規制部140のトナー規制面141の一端部142までの距離は、好ましくは、5mm以下である。
このように構成される下流側規制部140は、スクレーパー130の先端部131からトナー移動面133に移動されるトナーを、トナー規制面141でせき止める。これにより、下流側規制部140は、スクレーパー130の先端部131からトナー移動面133に移動されるトナーのクリーニングローラー160の回転方向の下流側への移動を規制する。
また、トナー規制面141におけるトナー移動面133と反対側の他端部143は、ハウジング110の内面に取り付けられている。そのため、トナー規制面141にせき止められたトナーは、ハウジング110の内面により、クリーニングローラー160の回転方向の下流側への移動が規制される。
下流側規制部140のトナー規制面141は、図4に示すように、Y方向(第2回転軸J2方向)における中央部から端部側に向かうにしたがって、クリーニングローラー160の回転方向の下流側に向かうように傾斜している。
トナー回収スパイラル150は、ハウジング110の内部の下方側において、クリーニングローラー160の側方に配置される。トナー回収スパイラル150は、不図示の回転軸と、回転軸(不図示)に交差するように形成される羽根部151と、を備えている。トナー回収スパイラル150は、回転軸(不図示)を中心とする回転に伴って、回転軸(不図示)が延びる方向に廃棄トナーを送り出して、不図示の廃棄トナー容器に向けて廃トナーを送り出す。
次に、図1を参照して、第1実施形態のプリンター1の動作について、簡単に説明する。
給紙カセット52に収容された用紙Tは、前送りコロ61及び給紙ローラー対63によって第1搬送路L1に送り出され、その後、第1搬送路L1を介してレジストローラー対80に搬送される。
レジストローラー対80においては、用紙Tのスキュー補正や、トナー画像とのタイミング調整が行われる。
レジストローラー対80から排出された用紙Tは、第1搬送路L1を介して感光体ドラム2と転写ローラー8との間(転写ニップN)に導入される。そして、用紙Tには、感光体ドラム2と転写ローラー8との間において、トナー画像が転写される。
その後、用紙Tは、感光体ドラム2と転写ローラー8との間から排出され、第2搬送路L2を介して、定着部9における加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間の定着ニップに導入される。そして、定着ニップにおいてトナーが溶融し、トナーが用紙Tに定着される。
次いで、用紙Tは、第3搬送路L3を通して排紙部50に搬送され、第3ローラー対53により排紙部50から排紙集積部M1に排出される。
このようにして、給紙カセット52に収容された用紙Tの印刷が完了する。
次に、図2及び3を参照して、クリーニング装置11の動作について説明する。
転写ローラー8による転写後の感光体ドラム2の表面には、残留したトナーが付着している。この状態で、感光体ドラム2が第1回転軸J1を中心に回転することにより、感光体ドラム2の表面に付着したトナーは、感光体ドラム2とクリーニングローラー160との対向部分に搬送される。
クリーニングローラー160は、感光体ドラム2の表面を摺擦することで、感光体ドラム2の表面に付着したトナーを除去する。クリーニングローラー160の表面には、感光体ドラム2の表面から除去されたトナーが付着する。クリーニングローラー160の表面に付着したトナーは、クリーニングローラー160の回転によって、クリーニングローラー160の回転方向の下流側へ向けて搬送される。
一方、クリーニングローラー160により除去しきれずに感光体ドラム2の表面に残留したトナーは、感光体ドラム2の表面に付着した状態で、感光体ドラム2の回転方向の下流側のクリーニングブレード120へ向けて搬送される。クリーニングブレード120は、感光体ドラム2の表面に付着したトナーを掻き落とす。
クリーニングローラー160の表面に付着したトナーは、クリーニングローラー160の回転により、スクレーパー130に向けて搬送される。
ここで、クリーニングローラー160の表面においては、クリーニングローラー160が感光体ドラム2の表面を研磨する際における研磨ムラを低減するために、クリーニングローラー160の表面に保持されるトナーの量を第2回転軸J2方向において均一することが必要となる。その理由は、クリーニングローラー160の表面に付着したトナーの量が多すぎると、トナーが感光体ドラム2との摩擦により帯電して感光体ドラム2の表面が損傷して、形成画像にドラム黒点(ピンホール)が形成されたり、トナーが現像領域に落下する、いわゆる、トナー落ちが発生したりするためである。また、クリーニングローラー160の表面に付着したトナーの量が少ないと、感光体ドラム2の表面を研磨する研磨力が不足するためである。
クリーニングローラー160の回転によりスクレーパー130に搬送されたトナーは、スクレーパー130により掻き落とされる。スクレーパー130により掻き落とされたトナーは、スクレーパー130の先端部131からトナー移動面133に移動される。これにより、スクレーパー130のトナー移動面133には、クリーニングローラー160の表面からスクレーパー130により掻き落とされたトナーが溜まっていく。
トナー移動面133に移動されて溜まったトナーは、下流側規制部140のトナー規制面141でせき止められる。これにより、スクレーパー130の先端部131からトナー移動面133に移動されるトナーは、クリーニングローラー160の回転方向の下流側への移動が規制される。
また、トナー規制面141の他端部143は、ハウジング110の内面に取り付けられている。そのため、トナー規制面141にせき止められたトナーは、ハウジング110の上方側の内面により、クリーニングローラー160の回転方向の下流側への移動が規制される。
ここで、トナー規制面141にせき止められたトナーは、図3に示すように、トナー移動面133の上方側において、ハウジング110側に移動されて、クリーニングローラー160の回転方向とは反対方向に向かうように移動する。つまり、トナー規制面141にせき止められたトナーは、トナー移動面133の上方側において、スクレーパー130側においてクリーニングローラー160の回転方向に移動して、トナー規制面141にせき止められた後に、ハウジング110側においてクリーニングローラー160の回転方向とは反対方向に移動して、対流する(図3参照)。これにより、トナー規制面141にせき止められたトナーは、トナーの量がY方向(第2回転軸J2方向)に均一になるように移動しやすくなる。そして、トナー規制面141にせき止められてY方向に均一になるように移動されたトナーは、クリーニングローラー160の表面に供給される(付着される)。
このようにして、クリーニングローラー160の表面には、トナー規制面141にせき止められてY方向に均一になるように移動されたトナーを供給することができる。これにより、クリーニングローラー160の表面に保持されるトナーの量をY方向(第2回転軸J2方向)において均一にすることができる。
更に、本実施形態の下流側規制部140のトナー規制面141は、図4に示すように、Y方向(第2回転軸J2方向)における中央部から端部側に向かうにしたがって、クリーニングローラー160の回転方向の下流側に向かうように傾斜している。そのため、例えば、Y方向の中央付近で印字率が高い場合においては、図4に示すように、クリーニングローラー160の表面には、Y方向の中央付近に多くの量のトナーが溜まりやすい。このような場合に、下流側規制部140のトナー規制面141に規制されるトナーは、クリーニングローラー160の回転に伴って、トナーの量がY方向に均一になるように、Y方向の中央部付近から端部側に移動されていく。これにより、クリーニングローラー160の表面に保持されるトナーの量をY方向(第2回転軸J2方向)において、より均一にすることができる。
第1実施形態のクリーニング装置11によれば、例えば、以下のような効果が奏される。
本実施形態においては、第1回転軸J1に平行な第2回転軸J2を中心に回転可能であって表面にトナーを保持してトナー層を形成した状態で感光体ドラム2の表面に摺接して配置されるクリーニングローラー160と、第2回転軸J2方向に延びるように形成され、先端部131がクリーニングローラー160の表面に当接又は近接して配置され、クリーニングローラー160の表面に付着したトナーを掻き落とす板状のスクレーパー130であって、先端部131と反対側の端部である後端部132が、クリーニング回転体160の第2回転軸J2と先端部131とをつなぐ面Qよりもクリーニングローラー160の回転方向の下流側に配置されるように延びるように形成され、スクレーパー130により掻き落とされたトナーが先端部131から移動されるトナー移動面133を有するスクレーパー130と、第2回転軸J2方向から視た場合に、トナー移動面133に直交して配置されるトナー規制面141を有し、スクレーパー130の先端部131からトナー移動面133に移動されるトナーをトナー規制面141でせき止めて、先端部131からトナー移動面133に移動されるトナーのクリーニングローラー160の回転方向の下流側への移動を規制する下流側規制部140と、を備える。
そのため、クリーニングローラー160の表面には、トナー規制面141にせき止められてY方向に均一になるように移動されたトナーを供給することができる。これにより、クリーニングローラー160の表面に保持されるトナーの量をY方向(第2回転軸J2方向)において均一にすることができる。従って、クリーニングローラー160が感光体ドラム2の表面を研磨する際におけるクリーニングローラー160の研磨ムラを低減することができる。
特に、印字率が低い場合等においてクリーニングローラー160の表面に付着するトナーが少ない場合においても、スクレーパー130の先端部131からトナー移動面133に移動されるトナーを、トナー規制面141でせき止めて対流させることができる。そのため、印字率や印字パターン等によってクリーニングローラーの表面にトナーが付着する部分と付着しない部分とが存在してしまった場合においても、クリーニングローラー160の表面に保持されるトナーの量がY方向(第2回転軸J2方向)において均一になるように、トナーを移動させることができる。従って、印字率や印字パターン等による影響を最小限にして、クリーニングローラー160の研磨ムラを低減することができる。
また、本実施形態においては、スクレーパー130の先端部131は、クリーニングローラー160の垂直方向(Z方向)の最上部の位置で、クリーニングローラー160の表面に当接又は近接して配置されている。
そのため、スクレーパー130の先端部131が垂直面Sに対して0°の位置に配置されるため、トナー規制面141にせき止められてトナー移動面133の上方側で対流したトナーは、トナーの自重により落下してクリーニングローラー160の表面に付着しやすい。これにより、クリーニングローラー160の表面にトナーが保持されてトナー層が形成されやすいため、クリーニングローラー160の研磨力をより向上させることができる。
また、本実施形態においては、スクレーパー130の先端部131から下流側規制部140のトナー規制面141までの距離は、5mm以下である。そのため、クリーニングローラー160から掻き落とされたトナーが少量であっても、スクレーパー130の先端部131とトナー規制面141との間にトナーを溜めることができる。これにより、クリーニングローラー160の表面にトナーが保持されてトナー層が形成されやすいため、クリーニングローラー160の研磨力をより向上させることができる。
また、本実施形態においては、クリーニングローラー160を収容するハウジング110を更に備え、下流側規制部140は、トナー規制面141におけるトナー移動面133と反対側の他端部143が、ハウジング110の内面に取り付けられて配置される。そのため、トナー規制面141にせき止められたトナーは、ハウジング110の内面により、クリーニングローラー160の回転方向の下流側への移動が規制される。これにより、画像形成不良の原因となり得る感光体ドラム2側へのトナーの移動を抑制することができる。
また、本実施形態においては、下流側規制部140は、トナー規制面141が、Y方向(第2回転軸J2方向)における中央部から端部側に向かうにしたがって、クリーニングローラー160の回転方向の下流側に向かうように傾斜している。そのため、クリーニングローラー160の表面に保持されるトナーの量をY方向(第2回転軸J2方向)において、より均一にすることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態のクリーニング装置11Aについて、図面を参照しながら説明する。なお、第2実施形態の説明にあたって、第1実施形態と同一の構成要件については同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。図5は、第2実施形態のクリーニング装置11Aにおけるスクレーパー130及び下流側規制部140Aを説明するための断面図である。
図5に示すように、第2実施形態のクリーニング装置11Aは、第1実施形態と比べて、主として、下流側規制部140Aのトナー規制面141Aが斜め下方向を向くように傾いている点が異なる。
第2実施形態の下流側規制部140Aのトナー規制面141Aは、図5に示すように、Y方向(第2回転軸J2方向)から視た場合に、トナー移動面133に直交する直交面Rに対する角度αが小さくなるような角度で傾斜して配置される。トナー移動面133に直交する面である直交面Rに対する角度が小さくなるような角度αとしては、直交面Rに対して、マイナス側又はプラス側に45°の範囲内の角度であることが好ましい。この角度の範囲内においては、トナー規制面141Aは、トナー移動面133を移動されるトナーに対して対面しているため、トナー移動面133を移動するトナーをせき止めやすいためである。
詳細には、直交面Rに対してマイナス側又はプラス側に45°の範囲内の角度とは、直交面Rに対する角度が−45°〜0°(トナー規制面141Aのトナー移動面133側の端部である一端部142が、トナー移動面133と反対側の端部である他端部143よりもスクレーパー130の後端部132側に位置する角度)の範囲の角度、又は、0°〜45°(トナー規制面141Aの一端部142が他端部143よりもスクレーパー130の先端部131側に位置する角度)の範囲の角度を意味する。
本実施形態においては、下流側規制部140Aは、図5に示すように、トナー規制面141Aの一端部142が他端部143よりもスクレーパー130の後端部132側に位置するように、傾いている。例えば、本実施形態においては、トナー規制面141Aは、図5に示すように、Y方向(第2回転軸J2方向)から視た場合に、トナー移動面133に直交する直交面Rに対する角度αが約−20°で傾斜して配置される。
第2実施形態のクリーニング装置11Aにおいては、第1実施形態のクリーニング装置11が奏する効果の他に、次のような効果を奏する。
本実施形態においては、トナー規制面141Aは、Y方向(第2回転軸J2方向)から視た場合に、トナー移動面133に直交する直交面Rに対する角度が小さくなるような角度αで傾斜して配置される。そのため、トナー規制面141Aは、この角度においては、トナー移動面133を移動されるトナーに対して対面しているため、トナー移動面133を移動するトナーをせき止めやすい。これにより、トナーの対流が発生しやすいため、クリーニングローラー160の表面に保持されるトナーの量をY方向(第2回転軸J2方向)において、より均一にすることができる。
また、本実施形態においては、下流側規制部140Aは、トナー規制面141Aのトナー移動面133側の端部である一端部142が、トナー移動面133と反対側の端部である他端部143よりもスクレーパー130の後端部132側に位置するように傾いている。
そのため、トナー規制面141Aにせき止められたトナーは、トナー移動面133の上方側において、クリーニングローラー160の回転方向の上流側に戻るようにスムーズに対流しやすい。つまり、トナー移動面133の上方側において、トナーの対流が発生しやすい。従って、クリーニングローラー160の表面に保持されるトナーの量をY方向(第2回転軸J2方向)において、より均一にすることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態のクリーニング装置11Bについて、図面を参照しながら説明する。なお、第3実施形態の説明にあたって、第1実施形態及び第2実施形態と同一の構成要件については同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。図6は、第3実施形態のクリーニング装置11Bにおけるスクレーパー130B及び下流側規制部140Bを説明するための断面図である。
図6に示すように、第3実施形態のクリーニング装置11Bは、第2実施形態と比べて、主として、スクレーパー130Bの位置が異なる。
第3実施形態のクリーニング装置11Bにおいては、第2実施形態のクリーニング装置11Aのスクレーパー130の構成に加えて、スクレーパー130Bの先端部131Bは、クリーニングローラー160の最上部と第2回転軸J2とを結ぶ垂直面Sを基準として、クリーニングローラー160の最上部の位置から、クリーニングローラー160の回転方向における上流側に角度β(20°)の位置で、クリーニングローラー160の表面に当接又は近接して配置される。
第3実施形態のクリーニング装置11Bにおいては、第1実施形態及び第2実施形態のクリーニング装置11が奏する効果の他に、次のような効果を奏する。
本実施形態においては、スクレーパー130の先端部131は、クリーニングローラー160の最上部と第2回転軸J2とを結ぶ垂直面Sを基準として、クリーニングローラー160の最上部の位置から、クリーニングローラー160の回転方向における上流側に20°の位置で、クリーニングローラー160の表面に当接又は近接して配置される。
そのため、スクレーパー130Bの先端部131Bが、垂直面Sを基準として、クリーニングローラー160の最上部の位置から、クリーニングローラー160の回転方向における上流側に配置されるため、クリーニングローラー160の回転方向における下流側に配置されるよりも、トナー規制面141にせき止められたトナーは、トナー移動面133の上方側において対流しやすい。これにより、トナー規制面141にせき止められたトナーは、Y方向(第2回転軸J2方向)に移動しやすくなる。従って、クリーニングローラー160の表面に保持されるトナーの量をY方向(第2回転軸J2方向)において、より均一にすることができる。
また、スクレーパー130Bの先端部131Bが、垂直面Sを基準として、クリーニングローラー160の最上部の位置から、クリーニングローラー160の回転方向における上流側に20°の位置に配置されるため、トナー規制面141にせき止められてトナー移動面133の上方側で対流したトナーは、トナーの自重により落下してクリーニングローラー160の表面に付着しやすい。これにより、クリーニングローラー160の表面にトナーを保持させてトナー層を形成して、クリーニングローラー160の研磨力をより向上させることができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態のクリーニング装置11Cについて、図面を参照しながら説明する。なお、第4実施形態の説明にあたって、第1実施形態と同一の構成要件については同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。図7は、第4実施形態のプリンター1Cにおけるクリーニング装置11Cの各構成要素を説明するための断面図である。
図7に示すように、第4実施形態のクリーニング装置11Cは、第1実施形態と比べて、主として、感光体ドラム2に対する転写ローラー8及びクリーニング装置11Cの位置が異なる。
具体的には、転写ローラー8は、感光体ドラム2におけるZ方向の上方側に配置されている。
クリーニング装置11Bは、感光体ドラム2におけるX方向の一方側の側方に配置される。クリーニング装置11Bのクリーニングローラー160は、感光体ドラム2のX方向である水平方向の一方側に並ぶようにして、感光体ドラム2の表面に摺接して配置される。
なお、クリーニング装置11Cの構成については、クリーニング装置11Cが感光体ドラム2のX方向の一方側である以外は、前述の第1実施形態と同様の構成であるため、第1実施形態の説明を援用して、その説明を省略する。
第4実施形態のクリーニング装置11Cは、第1実施形態のクリーニング装置11と同様の効果を奏する。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。
例えば、前記第1実施形態において、トナー規制面141が、Y方向(第2回転軸J2方向)における中央部から端部側に向かうにしたがって、クリーニングローラー160の回転方向の下流側に向かうように傾斜するように構成したが、これに制限されない。例えば、トナー規制面141は、Y方向において平面状に形成されていてもよい。
また、前記実施形態においては、トナー規制面141は、Y方向から視た場合に、平面状に形成されているが、これに制限されない。例えば、トナー規制面141は、Y方向から視た場合に、湾曲して形成されていてもよい。トナー規制面141が下流側規制部140側に窪むように湾曲している場合には、トナー移動面133の上方側において、湾曲面に沿ってトナーが移動されるため、トナーの対流が、より発生しやすくなる。
また、前記第1実施形態において、クリーニング装置11を感光体ドラム2のZ方向の最上部に配置し、前記第4実施形態において、クリーニング装置11Cを感光体ドラム2のX方向の一方側の側方に配置したが、これに制限されない。例えば、クリーニング装置を、感光体ドラム2のZ方向の最下部に配置してもよい。
また、本実施形態において、画像形成装置としてモノクロのプリンター1について説明しているが、これに限定されず、画像形成装置は、コピー機、カラープリンター、ファクシミリ又はこれらの複合機等であってもよい。
1、1C……プリンター(画像形成装置)、2……感光体ドラム(像担持体)、11、11A、11B、11C……クリーニング装置(クリーニング装置)、16……現像器、110……ハウジング、120……クリーニングローラー(クリーニング回転体)、130、130B……スクレーパー(掻き落とし部材)、131、131B……先端部、132……後端部、133……トナー移動面、140、140A、140B……下流側規制部、141、141A……トナー規制面、142……一端部、143……他端部、J1……第1回転軸、J2……第2回転軸、Q……第2回転軸と先端部とをつなぐ面、R……直交面(トナー移動面に直交する面)、S……垂直面

Claims (7)

  1. 第1回転軸を中心に回転可能な像担持体の表面を清掃するクリーニング装置であって、
    前記第1回転軸に平行な第2回転軸を中心に回転可能であって、表面にトナーを保持してトナー層を形成した状態で前記像担持体の表面に摺接して配置されるクリーニング回転体と、
    前記第2回転軸方向に延びるように形成され、先端部が前記クリーニング回転体の表面に当接又は近接して配置され、前記クリーニング回転体の表面に付着したトナーを掻き落とす板状の掻き落とし部材であって、前記先端部と反対側の端部である後端部が、前記クリーニング回転体の前記第2回転軸と前記先端部とをつなぐ面よりも前記クリーニング回転体の回転方向の下流側に配置されるように延びるように形成され、前記掻き落とし部材により掻き落とされたトナーが前記先端部から移動されるトナー移動面を有する掻き落とし部材と、
    前記第2回転軸方向から視た場合に、前記トナー移動面に直交して配置され又は前記トナー移動面に直交する面に対する角度が小さくなるような角度で傾斜して配置されるトナー規制面を有し、前記掻き落とし部材の前記先端部から前記トナー移動面に移動されるトナーを前記トナー規制面でせき止めて、前記先端部から前記トナー移動面に移動されるトナーの前記クリーニング回転体の回転方向の下流側への移動を規制する下流側規制部と、を備える
    クリーニング装置。
  2. 前記下流側規制部は、前記トナー規制面の前記トナー移動面側の端部である一端部が、前記トナー移動面と反対側の端部である他端部よりも前記掻き落とし部材の前記後端部側に位置するように傾いている
    請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記掻き落とし部材の前記先端部は、前記クリーニング回転体の最上部と前記第2回転軸とを結ぶ垂直面を基準として、前記クリーニング回転体の最上部の位置から、前記クリーニング回転体の回転方向における上流側に20°から下流側に20°までの範囲の位置で、前記クリーニング回転体の表面に当接又は近接して配置される
    請求項1又は2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記掻き落とし部材の前記先端部から前記下流側規制部の前記トナー規制面までの距離は、5mm以下である
    請求項1から3のいずれかに記載のクリーニング装置。
  5. 前記クリーニング回転体を収容するハウジングを更に備え、
    前記下流側規制部は、前記トナー規制面における前記トナー移動面と反対側の他端部が、前記ハウジングの内面に取り付けられて配置される
    請求項1から4のいずれかに記載のクリーニング装置。
  6. 前記下流側規制部は、前記トナー規制面が、前記第2回転軸方向における中央部から端部側に向かうにしたがって前記クリーニング回転体の回転方向の下流側に向かうように傾斜している
    請求項1から5のいずれかに記載のクリーニング装置。
  7. 表面に静電潜像が形成される1又は複数の像担持体と、
    請求項1から6のいずれかに記載のクリーニング装置と、を備える
    画像形成装置。
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