JP2013148673A - 演奏情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動演奏ピアノにおいては、リフティングレールの端部にリフティングレールの上下方向の位置を検出する位置センサ555が配置されている。ピアノの演奏データを記憶する場合には、位置センサ555から出力されたリフティングレールの上下方向の位置を表す信号yaがデジタル信号ydに変換され、デジタル信号ydに基づいてリフティングレール8の位置を表す位置値yxが生成される。この位置値yxは第2バッファ1023に記憶され、第2変換部1021において、MIDI形式のデータにおけるダンパーペダルのコントロールチェンジメッセージが取りうる値に変換されて記憶される。また、ピアノの自動演奏を行う場合には、位置値yxを用いてサーボ制御が行われる。
【選択図】図7
Description
図1は、本発明の一実施形態に係る自動演奏ピアノ100の外観図である。自動演奏ピアノ100は、正面側に複数の鍵1を備えており、鍵1の下方にダンパーペダル110、ソステヌートペダル111、ソフトペダル112を備えている。また、自動演奏ピアノ100は、MIDI形式の演奏データを記録したDVD(Digital Versatile Disk)やCD(Compact Disk)などの記録媒体から演奏データを読み出すアクセス部120を備えており、譜面台の横には、自動演奏ピアノ100を操作するための各種メニュー画面などの表示手段である液晶ディスプレイと、操作者からの指示を受け付ける受付手段として機能するタッチパネルとを備えた操作パネル130を備えている。
A/D変換部141bは、位置センサ555から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、変換後のデジタル信号をモーションコントローラ1000bへ出力する。位置センサ555から出力される信号は、上述したようにリフティングレール8の上下方向の位置を表すため、変換後のデジタル信号ydもリフティングレール8の上下方向の位置を表すこととなる。
PWM信号発生部142aは、モーションコントローラ1000aから出力された鍵番号と制御値を取得し、制御値をパルス幅変調方式のPWM信号に変換し、このPWM信号を、取得した鍵番号が表す鍵1に対応したソレノイド50へ出力する。このPWM信号を取得したソレノイド50は、PWM信号に応じてプランジャを変位させ、鍵1を駆動する。
モーションコントローラ1000aは、このデジタル信号に基づいて、時間の経過に応じて変化する鍵1の上下方向の位置を特定し、時間の変化と特定した上下方向の位置の関係から鍵1の動作速度を求め、求めた速度からMIDI形式データにおけるベロシティのデータを生成する。また、モーションコントローラ1000aは、操作された鍵1を特定し、この鍵番号をMIDI形式データにおけるノートナンバーに変換する。
モーションコントローラ1000aは、生成されるベロシティのデータやノートナンバーのデータを用いてノートオン/オフのメッセージを生成し、鍵1が操作された時間を表す時間情報と、生成したメッセージを出力する。この時間情報とメッセージから、MIDI形式の演奏データが生成され、生成された演奏データがアクセス部120により記録媒体に記録される。
速度値生成部1037は、リフティングレール8の移動速度を表す速度値yvを生成するものである。速度値生成部1037は、順次供給されるデジタル信号ydを時間微分してリフティングレール8の移動速度を算出し、移動速度を表す速度値yvを出力する。
第2バッファ1023は、位置値生成部1036から管理部1030に出力された位置値yxを取得して記憶するバッファである。ダンパーペダル110がユーザにより操作された場合、リフティングレール8の上下方向の位置は、時間の経過に応じて変化する。例えば、取得した位置値yxが、時刻t1においてはダンパーペダル110が操作されていない状態の位置、時刻t2においてはダンパーペダル110が途中まで踏み込まれたときの位置、時刻t3においてはダンパーペダル110が最も踏み込まれたときの位置である場合、時刻t1〜t3における位置値yxが時刻に従った順番で記憶される。
第1データベース1012は、ダンパー変位量と、リフティングレール8の上下方向の位置とを対応付けたテーブルを有している。なお、このテーブルは、第2データベース1022と同じテーブルである。
第2減算器1032は、管理部1030から出力された速度指示値rvと、速度値生成部1037から出力された速度値yvを取得する。第2減算器1032は、速度指示値rv−速度値yvの演算を行い、演算結果である速度偏差evを第2増幅部1035へ出力する。
第2増幅部1035は、速度偏差evを取得し、取得した速度偏差evに予め定められた増幅率を乗じ、演算結果を速度制御値uvとして出力する。ここで第2増幅部1035は、速度偏差evが表す速度成分の制御量を、後段のPWM信号発生部142bにおけるデューティ比に対応する値に単位変換している。
加算器1033は、固定値uf、位置制御値ux、及び速度制御値uvを加算し、加算結果を制御値uとして出力する。制御値uは、ソレノイド552に対して供給すべき電流を表す値(言い換えれば、PWM信号発生部142bにおけるデューティ比)となる。
次に自動演奏ピアノ100の動作を説明する。なお、以下の説明においては、ユーザの演奏によるダンパー6の動きを演奏データとして記憶するときの動作、及び記録媒体に記憶された演奏データに基づいてダンパー6を駆動するときの動作について説明する。
演奏データの記憶を指示する操作をユーザが操作パネル130において行うと、ユーザが行った演奏を表す演奏データがアクセス部120に挿入された記録媒体へ記録されることとなる。
例えば、ユーザが、ダンパーペダル110の前端側を踏み下げると、ダンパーペダル110の後端側が上がって突上棒116が上昇する。突上棒116が上昇すると、レバー117の前端側が押し上げられ、レバー117が回転し、リフティングロッド115が押し上げられる。リフティングロッド115が押し上げられると、リフティングレール8が上方へ押し上げられる。
次に、記録媒体に記憶された演奏データに基づいてダンパー6を駆動するときの動作について説明する。まず、MIDI形式の演奏データが記憶された記録媒体をアクセス部120に挿入し、この演奏データを再生する操作が操作パネル130において行われると、CPU102は、演奏データを記録媒体から読み出す。ここで、演奏データとして、ダンパー6の駆動に係るコントロールチェンジメッセージが読み出されると、この演奏データが第1変換部1011へ供給される。
次に本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る自動演奏ピアノ100は、モーションコントローラ1000bの構成が第1実施形態と異なり、他の構成は、第1実施形態と同じである。このため、以下の説明においては、この相違点を中心に説明する。
なお、位置値生成部1036に供給されるのは、mm単位の位置値であるため、位置値生成部1036から出力され、第2バッファや第1減算器1031に供給される位置値yxもmm単位の値となる。また、速度値生成部1037に供給されるのも、mm単位の位置値であるため、速度値生成部1037から出力される速度値yvはmm/s単位の物理量となる。
第1変換部1011は、ダンパー6の駆動に係るコントロールチェンジメッセージを取得する。第1変換部1011は、順次取得した演奏データからダンパー変位量を抽出すると、第1データベース1012aを参照し、抽出したダンパー変位量に対応付けられているmm単位の値、つまり、リフティングレール8の上下方向の位置を取得し、取得した値を位置指示値rxとして第1バッファ1013へ出力する。なお、第1バッファ1013に記憶される位置指示値がmm単位の物理量であるため、管理部1030から出力される位置指示値rxはmm単位の物理量となり、速度指示値rvは、mm/s単位の物理量となる。
第2変換部1021は、第2データベース1022aを参照し、第2バッファ1023に記憶された位置値yxに対応付けられているダンパー変位量を取得する。つまり、第2データベースを参照することにより、mm単位の物理量である位置値yxは、無次元のダンパー変位量に変換される。第2変換部1021は、取得したダンパー変位量を含むMIDI形式の演奏データを出力する。この出力される演奏データは、ダンパー6の駆動に係るコントロールチェンジメッセージとなる。
次に本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態に係る自動演奏ピアノ100は、モーションコントローラ1000bの構成が第2実施形態と異なり、他の構成は、第2実施形態と同じである。このため、以下の説明においては、この相違点を中心に説明する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態および以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
また、位置センサ555をフレーム551に配置するのではなく、リフティングレール8の上面に透過板555、リフティングレール8の上方に検出部555bを配置する構成としてもよい。
また、ソレノイド552が駆動された場合、プランジャ552aが上昇し、リフティングロッド115bを押し上げ、リフティングロッド115bは、リフティングレール8を押し上げる。ソレノイド552を用いてリフティングレール8を駆動した場合、ソレノイド552の駆動力はスプリング114には作用しないため、本変形例においても大きな力を必要とせずにダンパー6を動かすことができる。
なお、リフティングロッド115dを備える構成にあっては、リフティングロッド115dがケース51とカバー52を貫通するようにしてもよい。そして、カバー52の下方にソレノイド552を配置し、このソレノイドでリフティングロッド115dを動かすようにしてもよい。
また、ケース51とカバー52を貫通したリフティングロッド115dを動かす構成にあっては、リフティングロッド115dの下端に接し、且つ、ピンを中心に回転するレバーを設け、このレバーをソレノイドで動かすようにしてもよい。
Claims (3)
- 支点を中心に回転するレバーと、発音体に対応して配置され、前記レバーの回転に応じて変位するダンパーと、前記レバーを回転させるレールと、前記レールを駆動する駆動手段を有し、前記駆動手段の駆動により前記レールが変位して前記レバーに接触し、前記レールが前記レバーを回転させることにより前記ダンパーが前記発音体から離れる鍵盤楽器に設けられる装置であって、
前記レールの移動方向における位置を検出し、検出した当該位置を表す位置値を出力する位置検出手段
を有することを特徴とする演奏情報処理装置。 - 前記レールの移動方向における位置を指示する位置指示値を取得し、前記位置指示値が表す位置に前記レールが位置するように、当該位置指示値と前記位置検出手段で検出された位置値との差に基づいて前記駆動手段を制御するコントロール手段と
を有する請求項1に記載の演奏情報処理装置。 - 前記駆動手段は、前記レールに連結された部品または前記レールに接し、接した部分に力を加えるアクチュエータと、当該アクチュエータを支持するフレームとを有し、
前記位置検出手段は、前記フレームに設けられていること
を特徴とする請求項2に記載の演奏情報処理装置。
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2012
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