JP2013148445A - 自動分析装置及びその制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】原因を容易に特定することができる上に、コストを低減することが可能な自動分析装置およびその制御プログラムを提供する。
【解決手段】自動分析装置は、複数の構造要素400と、出力手段(センサ500)と、撮影手段600と、第1記憶手段901と、第2記憶手段902と、制御手段800とを有する。出力手段(センサ)は、構造要素にエラーが発生した場合、前記エラーを示す信号を出力する。撮影手段は、構造要素に対応して設けられ、構造要素を動画で撮影する。制御手段は、撮影された動画を第1記憶手段に記憶させ、出力手段による信号を受信した場合、受信時から所定時間遡ったときまでに撮影された動画を含む保存データを抽出し、第2記憶手段に記憶させる。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、自動分析装置及びその制御プログラムに関する。
自動分析装置は、試料の成分を試薬を用いて分析するものであり、試料移送手段、試薬移送手段、試料/試薬の分注ポンプなどの構造要素を有している。
構造要素で異常が発生すると、分析結果に影響を与えたり、試料の取り違えなどを引き起こす可能性があるため、構造要素の異常を検出するセンサが備えられている。異常検出センサは、異常を検出すると、信号を出力し、エラーメッセージが画面や音声で出力され、さらに、自動分析は中断/停止されたりするようになっている。
特開2000−258427号公報
しかしながら、これらのセンサ自体が故障して、信号を誤って出力したとき、それがセンサの故障が原因なのか、また、構造要素のエラーが原因なのかを特定できないという問題点があった。
原因の特定には、構造要素を動画で撮影し、それを遠隔操作で常時監視することが考えられるが、常時監視することは、操作者に大きな負担を強いることとなって、原因を容易に特定することができない。
さらに、長時間撮影された動画を後でチェックする手段が考えられるが、操作者に長時間の負担を強いることとなって、原因を容易に特定することができず、さらに、長時間の録画可能な記録媒体が必要となり、コストが嵩む要因となる。
この実施形態は、上記の問題を解決するものであり、原因を容易に特定することができる上に、コストを低減することが可能な自動分析装置およびその制御プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、実施形態の自動分析装置は、複数の構造要素と、出力手段と、撮影手段と、第1記憶手段と、第2記憶手段と、制御手段とを有する。出力手段は、構造要素にエラーが発生した場合、前記エラーを示す信号を出力する。撮影手段は、構造要素に対応して設けられ、構造要素を動画で撮影する。制御手段は、撮影された動画を第1記憶手段に記憶させ、出力手段による信号を受信した場合、受信時から所定時間遡ったときまでに撮影された動画を含む保存データを抽出し、第2記憶手段に記憶させる。
一実施形態に係る自動分析装置の平面図。 自動分析装置の模式図。 自動分析装置の機能ブロック図。 エラー処理設定画面の一例を示す図。 エラー情報表示画面の一例を示す図。 構造要素の動画の記憶からエラーの表示までの一連の処理を示すフローチャート。
次に、自動分析装置の実施形態について各図を参照して説明する。
(構成)
先ず、自動分析装置の基本的な構成について図1から図3を参照して説明する。図1は自動分析装置の平面図、図2は自動分析装置の模式図、図3は自動分析装置の機能ブロック図である。
自動分析装置は、容器を洗浄/乾燥する洗浄乾燥工程、洗浄された容器に試料及び試薬を分注し、それらを攪拌することにより混合液を生成する分注工程、及び、混合液の成分を分析する分析工程において構造要素400を有している。
ここで、「構造要素」というときは、工程の一部を行うための機構または部品をいう場合と、一または二以上の工程を行うための機構の全部をいう場合とがある。
例えば、工程の一部を行うための機構である、試料プローブ、試料プローブ駆動部、試料庫用駆動部、及び試料容器等の一つ、または、それら二以上の組み合わせを構造要素としてもよい。
ここでは、分注工程を行うための機構の全部を「構造要素」として説明する。一例として、図3に、分注工程を行うための部品である、試料プローブ、試料プローブ駆動部、試料庫用駆動部、及び試料容器等の全部である「構造要素」を示す。
先ず、分注工程を行うための構造要素400の一例について図1〜図3を参照して説明する。
分注工程を行わせるように構造要素400を制御する分注制御手段801が設けられている。
この構造要素400は、試料(生体サンプル)を反応容器301に分注するための試料庫100、試料を収容する試料容器101、試料アーム102、試料プローブ(図示省略)、試料庫用駆動部(図示省略)、試料プローブ駆動部(図示省略)、試料を吸引及び吐出させるためのポンプ(図示省略)を有する。
試料庫100は、複数の試料容器101を円周方向に並べた状態で載置するディスクサンプラである。試料庫用駆動部は、試料ラックを円周方向に回転させることにより、複数の試料容器101を順番に吸引位置PIに移動させる。
試料プローブ駆動部は、試料プローブを吸引位置PIと吐出位置POとの間で回動させ、また、試料プローブを所定位置と作業位置との間で上昇及び下降させる。それにより、試料プローブは、吸引位置PIに回動して、所定位置から作業位置に下降し、吸引位置PIに移動させた試料容器101から試料を吸引する。その後、試料プローブは、作業位置から所定位置に上昇し、吐出位置POに回動して、前記吸引した試料を、吐出位置POに移動させた反応容器301に吐出する。
また、構造要素400は、試薬を反応容器301に分注するための第1及び第2の試薬庫200、試薬を収容する試薬容器201、試薬アーム202、試薬プローブ(図示省略)、試薬庫用駆動部(図示省略)、試薬プローブ駆動部(図示省略)、試薬を吸引及び吐出させるためのポンプ(図示省略)を有する。
試薬庫200は、試薬容器201を円周方向に並べた状態で載置する。試薬容器201には、試料に含まれる特定成分に対して選択的に反応する試薬が収容されている。試薬庫用駆動部は、試薬容器201を円周方向に回転させることにより、複数の試薬容器201を順番に吸引位置PIに移動させる。
試薬プローブ駆動部は、試薬プローブを吸引位置PIと吐出位置POとの間で回動させ、また、試薬プローブを所定位置と作業位置との間で上昇及び下降させる。それにより、試薬プローブは、吸引位置PIに回動して、所定位置から作業位置に下降し、吸引位置PIに移動させた試薬容器201から試薬を吸引する。その後、試薬プローブは、作業位置から所定位置に上昇し、吐出位置POに回動して、前記吸引した試薬を、吐出位置POに移動させた反応容器301に吐出する。
さらに、構造要素400は、反応容器301を収容する反応庫300、反応庫用駆動部(図示省略)を有する。反応庫300は、複数の反応容器301を円周方向に並べた状態で載置する反応ラインを有する。反応庫用駆動部は、反応ラインを円周方向に回転させることにより、複数の反応容器301を順番に吐出位置POに移動させる。反応庫用駆動部は、試料及び試薬が分注された反応容器301を、測定位置に移動させる。吐出位置POから測定位置に移動させるまでの間、反応容器301内の試料及び試薬は攪拌子(図示省略)によって攪拌される。それにより、反応溶液が生成される。
次に、分析工程を行うための構造要素400の一例として測光ユニット40について図3を参照して説明する。
分析工程を行わせるように測光ユニット40を制御する分析制御手段802が設けられている。
測光ユニット40は、測定位置に配され、攪拌後の反応容器301に光を照射して、透過した光から設定波長における吸光度を測定する。
反応庫用駆動部304は、反応容器301を測定位置から洗浄位置PWに移動させる。
次に、洗浄乾燥工程を行うための構造要素400の一例として洗浄乾燥装置50について図3を参照して説明する。
洗浄乾燥工程を行わせるように洗浄乾燥装置50を制御する洗浄乾燥制御手段803が設けられている。洗浄位置PWの近傍には洗浄乾燥装置50が配されている。
洗浄乾燥装置50は、洗浄乾燥制御手段803の指示を受けて、測定後の反応溶液である廃液を反応容器301から外部に排出し、廃液を排出した後の反応容器301に洗浄液を供給して反応容器301を洗浄し、洗浄された反応容器301を乾燥する。
以上に、自動分析装置の基本的な構成について説明した。次に、構造要素400がエラーになったときに、その原因を特定するための手段について図3を参照して説明する。
図3に示すように、原因を特定するための手段は、センサ500、撮影手段600、音収集手段700、撮影制御手段804、記憶制御手段805、第1記憶手段901、第2記憶手段902、及び、ユーザーインターフェース20を有する。
なお、図3では、分注工程を行うための構造要素400に対するセンサ500、撮影手段600及び音収集手段700を示し、分析工程を行うための構造要素400、及び、洗浄乾燥工程を行うための構造要素400に対するセンサ500等を省略して示している。
(センサ)
図3に示すように、センサ500は、構造要素400のエラーが生じたとき、エラーを示す信号(エラー信号)を出力する。
構造要素400のエラーとは、その構造要素400が予め定められた状態または範囲とは異なる/劣っている状態または範囲にあることをいう。たとえば、構造要素400に対する指示が出力されたとき、構造要素400がその指示に応答する状態または範囲にならないことを意味する。
一つの構造要素400に一つのセンサ500を対応させてもよく、また、一つの構造要素400に複数のセンサ500を対応させてもよく、さらに、複数の機構を一つの構造要素400としてまとめ、その中の個別の機構ごとにセンサ500を対応させてもよい。構造要素400または個別の機構と、センサ500と、撮影手段600との対応関係は、制御手段800の内部メモリ(図示省略)に記憶される。
センサ500の一例としては、圧力センサ、液位センサ、近接センサなどがある。例えば、構造要素400である洗浄機構では、近接センサが設けられている。また、個別の機構である、試料ポンプ及び試薬ポンプでは圧力センサが設けられ、さらに、試料容器及び試薬容器では液位センサが設けられている。
センサ500は、構造要素400または個別の機構が予め定められた状態または範囲とは異なる/劣っている状態または範囲にあるとき、エラー信号を出力する。
(撮影手段)
撮影手段600は、構造要素400に対応して設けられている。なお、一つの撮影手段600が、複数の構造要素400(例えば、分注工程を行うための機構、及び、洗浄工程を行うための機構)に対応して設けられてもよい。反対に、複数の撮影手段600が、一つの構造要素400に対応して設けられてもよい。
撮影手段600の一例としては、レンズ等で集められた光を撮像素子(CCD(charge coupled device)やCMOS(complementary metal oxide semiconductor))上に結像させ、光を電気信号に変換し、その電気信号を記憶媒体に記録することによって、映像を撮影するビデオカメラである。撮像素子の種類は、CCD、CMOS、MOS(metal oxide demiconductor)のいずれであってもよい。
(音収集手段)
音収集手段700は、構造要素400に対応して設けられている。音収集手段700は、構造要素400の周辺の音情報を収集する。音収集手段700の一例としては、撮影手段600が撮影する構造要素400の方向の音を拾う指向性を有するマイクロホンがある。
なお、一つの音収集手段700が、複数の構造要素400に対応して設けられてもよく、反対に、複数の音収集手段700が、一つの構造要素400に対応して設けられてもよい。
(第1記憶手段、第2記憶手段)
第1記憶手段901は、動画を撮影時間に対応して一次的に記憶する媒体である。第1記憶手段901の一例としては、VRAM(video random access memory)がある。撮影時間は後述するタイマ806から取得される。
第1記憶手段901は、記憶した動画が所定容量になったときに、先に記憶した古い動画の順にその上に撮影された動画を記憶する。さらに、第1記憶手段901は、記憶した音情報が所定容量になったときに、先に記憶した古い音情報の順にその上に収集された音情報を記憶する。
第2記憶手段902には動画を二次的に記憶する媒体である。第2記憶手段902の一例としては、HDD(hard disk drive)、またDVD−RAM(digital versatile disk random access memory)ドライブがある。
(制御手段)
次に、制御手段800について説明する。制御手段800は、分注制御手段801、分析制御手段802、洗浄乾燥制御手段803の他に、撮影制御手段804、記憶制御手段805、及び、タイマ806を有する。
制御手段800は、コントロールパネル(図示省略)から自動分析の開始/終了を示す信号を受信する。
また、制御手段800は、センサ(出力手段)500からのエラー信号を受信したとき、その信号から、内部メモリに記憶された構造要素400とセンサ500と撮影手段600の関連性に基づき、エラーが生じた構造要素400、及び、それを撮影した撮影手段600を特定する。
撮影制御手段804は、自動分析の開始を示す信号を受けて、構造要素400を動画で撮影するように、自動分析の終了を示す信号を受けて、動画での撮影を終了するように、撮影手段600を制御する。
また、撮影制御手段804は、自動分析の開始を示す信号を受けて、構造要素400の周辺から音情報を収集するように、自動分析の終了を示す信号を受けて、音情報の収集を終了するように、音収集手段700を制御する。
記憶制御手段805は、撮影手段600により撮影された構造要素400の動画を第1記憶手段901に記憶させ、センサ500からエラー信号を受信したとき、受信したときから所定時間遡ったときまでに撮影された動画を含む保存データを第1記憶手段901から抽出して、第2記憶手段902に記憶させる。保存データは、エラー番号(エラーの識別番号と関連付けられて第2記憶手段902に記憶される。
記憶制御手段805は、音収集手段700により各構造要素400の周辺から収集された音情報を第1記憶手段901に記憶させ、センサ500からエラー信号を受信したとき、受信したときから所定時間遡ったときまでに収集された音情報を含むデータを第1記憶手段901から抽出して、第2記憶手段902に記憶させる。音情報は、エラー番号と関連付けられて第2記憶手段902に記憶される。
タイマ806には、例えば、自動分析装置10の電源が切られていても、現在時刻を刻み続ける機能を有するリアルタイムクロック(カレンダークロックともいう)が用いられている。記憶制御手段805は、制御手段800がエラー信号を受信したことを受けて、そのときの日時(エラーの発生日時)をタイマ806から取得し、動画/音情報と関連付けて記憶させる。
(ユーザーインターフェース)
ユーザーインターフェース20は、操作部21、表示制御部22、及び、ディスプレイ23を有している。ディスプレイ23が表示部の一例である。
操作部21の一例としては、キーボード、及び ポインティングデバイス (ジョイスティック、 ライトペン、 マウス、 タッチパッド、 タッチパネル、 トラックボール)がある。
図4はエラー処理設定画面の一例を示す図である。図4に示すように、エラー処理設定画面は、第1入力領域31、第2入力領域32、エラー番号が表示される第3表示領域33、エラー項目が表示される第4表示領域34を有している。第3表示領域33に対応して、第1入力領域31、第2入力領域32、及び、第4表示領域34が配置されている。
表示制御部22は、第1入力領域31、第2入力領域32、第3表示領域33、及び、第4表示領域34に、テキストボックス、テキストボックス、エラー番号、及び、エラー項目を表示させる。
表示制御部22は、第1入力領域31に対する操作部21の入力により、エラーの種類に応じて、保存データを第2記憶手段902に記憶させるかどうかを設定する。テキストボックスである第1入力領域31にチェックマークを入力することにより、保存データを第2記憶手段902に記憶させることが設定される。このように設定された情報は、制御手段800の内部メモリ(図示省略)に記憶される。ここで、エラーの種類とは、そのエラー信号を発生するセンサ500に対応している。
さらに、表示制御部22は、第2入力領域32に対する操作部21の入力により、所定時間(秒)を設定する。テキストボックスである第2入力領域32に例えば”300”または、”60”等の数値を入力することにより、300秒、または、60秒等の所定時間が設定される。このように設定された所定時間は、制御手段800の内部メモリに記憶される。
エラー番号には、”1”〜”50”の番号が付されている。エラー項目は、エラー番号に対応する項目であって、例えば、エラー番号”1”、”2”、”3”、”31”、”32”、”40”、”50”には、エラー項目”試料分注ポンプの異常”、”試薬ポンプの異常”、”洗浄機構の異常”、”試薬の不足”、”試料の不足”、”試薬の有効期限切れ”、”検査依頼なし”が対応している。
図5はエラー情報表示画面の一例を示す図である。図5に示すように、エラー情報表示画面は、第3表示領域33、第5表示領域35、第6表示領域36、及び、第7表示領域37を有している。第3表示領域33に対応して、第5表示領域35、第6表示領域36、及び、第7表示領域37が配置されている。
表示制御部22は、操作部21によるエラー表示の指示を受けて、エラー発生日時の順番に、第3表示領域33、第5表示領域35、第6表示領域36、及び、第7表示領域37に、エラー番号、エラー発生日時、エラー内容、及び、保存データの有無を一覧表示させる。
例えば、エラー番号”1”、発生日時”2011/2/21 12:50:10”、エラー内容”試料分注ポンプの異常を検出しました”、保存データの有無”映像(コマンドボタン)”が表示される。なお、表示制御部22は、操作部21による”映像(コマンドボタン)”の指定を受けて、エラー信号を受信したときから所定時間遡ったときまでに撮影された動画を含む保存データをディスプレイ23に表示させる。それにより、エラー発生直前の構造要素400の状態が映像及び音声により再現されるため、エラーの原因がセンサ500なのか構造要素400なのかを、ユーザ(操作者)が容易に特定することが可能となる。
また、例えば、エラー番号”31”、発生日時”2011/2/21 13:10:05”、エラー内容”試薬が不足しています”、保存データの有無”空欄”が表示される。
エラー番号、エラー発生日時、エラー内容の一覧表示により、エラーの発生状況をユーザが全体的に把握することが可能となる。また、保存データの有無の表示により、保存データが存在するかどうかをユーザが容易に視認することが可能となる。
次に、撮影された構造要素400の動画を記憶する処理の一連の処理について図6を参照して説明する。図6は、構造要素400の動画の記憶からエラーの表示までの一連の処理を示すフローチャートである。
(S101:第1記憶)
予め、第1入力領域31に対する操作部21の入力により、保存データを第2記憶手段902に記憶させるかどうかの設定情報を制御手段800の内部メモリに記憶させておく。さらに、第2入力領域32に対する操作部21の入力により、所定時間の情報を制御手段800の内部メモリに記憶させておく。
図3に示すように、制御手段800は、自動分析の各工程を開始するように各構造要素400を制御する。同時に、撮影制御手段804は、構造要素400の撮影を開始するように撮影手段600を制御する。また、撮影制御手段804は、構造要素400の周辺から音情報の収集を開始するように音収集手段700を制御する。
記憶制御手段805は、撮影手段600により撮影された構造要素400の動画を第1記憶手段901に書き込む。また、記憶制御手段805は、音収集手段700により収集された音情報を第1記憶手段901に書き込む。
なお、記憶制御手段805は、書き込まれた動画が所定容量になったときに、撮影された構造要素400の動画を先に記憶された古い動画の順にその上に書き込む。また、記憶制御手段805は、書き込まれた音情報が所定容量になったときに、収集された音情報を先に記憶された古い音情報の順にその上に書き込む。
また、記憶制御手段805は、動画が撮影された日時/音情報が収集された日時をタイマ806から取得し、動画/音情報と関連付けて第1記憶手段901に記憶させる。
(S102:エラーの判断)
次に、制御手段800は、センサ500からエラー信号を受信したかどうかを判断する。記憶制御手段805は、制御手段800がエラー信号を受信したことを受けて、そのときの日時をタイマ806から取得する。
(S103:第2記憶)
次に、制御手段800がエラー信号を受信したとき(S102:Yes)、記憶制御手段805、エラー信号を受信したときから所定時間遡ったときまでに撮影された動画を含む保存データを第1記憶手段901から抽出し、第2記憶手段902に記憶させる。第2記憶手段902に記憶される保存データが、エラー信号を受信したときから所定時間までの動画であるから、保存データを記憶する記録媒体が小容量のもので済み、コストを低減することが可能となる。
一方、制御手段800がエラー信号を受信しないとき(S102:No)、動画/音情報を第1記憶手段901に記憶させるステップS101に戻る。
(S104:エラーの表示)
次に、表示制御部22は、操作部21によるエラー表示の指示を受けて、図5に示すように、エラー番号、エラーの発生日時、エラーの内容、及び、保存データの有無の一覧をディスプレイ23に表示させる。
図5に示すように、エラーの内容に応じて、保存データの有無が、”映像(コマンドボタン)”の有無により表される。
表示制御部22は、操作部21による”映像(コマンドボタン)”の指示を受けて、第2記憶手段902に記憶された保存データをディスプレイ23に表示させる。保存データを再生することにより、エラー発生直前の構造要素400の状態が映像及び音声によりユーザに対し再現される。それにより、構造要素400を常時監視する必要がなく、ユーザに対し大きな負担を強いることがない。
自動分析が終了しないとき(ステップS105:No)、動画/音情報を第1記憶手段
901に記憶させるステップS101に戻る。自動分析が終了したとき(ステップS105:Yes)、動画の撮影、音情報の収集、動画/音情報の記憶も終了する。
(変形例)
前記実施形態では、図5に示すように、保存データの有無が、”映像(コマンドボタン)”の有無により表されるものを示したが、保存データの関連性が表されるようにしてもよい。なお、保存データを関連付けておくために、例えば、図4に示すエラー処理設定画面を用いて、エラー番号を予め関連付けておくようにしてもよい。
例えば、一連の動作の中で前動作として、ディスクサンプラが所定位置に回転しないとき、センサ500がエラー信号を出力し、エラー信号を受信したときから所定時間遡ったときまでに撮影された動画を含む保存データを記憶制御手段805が第2記憶手段902に記憶させる。次に、後動作として、試料プローブが所定位置に移動しないとき、センサ500がエラー信号を出力し、エラー信号を受信したときから所定時間遡ったときまでに撮影された動画を含む保存データを記憶制御手段805が第2記憶手段902に記憶させる。このとき、保存データを、先の保存データと関連付けて、第2記憶手段902に記憶させる。
そして、エラーの表示(S104)において、表示制御部22は、操作部21によるエラー表示の指示を受けて、保存データの有無を例えば、”第1映像(コマンドボタン)”、”第2映像(コマンドボタン)”のように、ディスプレイ23に表示させる。それにより、保存データの関連性をユーザに視認させることが可能となる。
なお、同一の構造要素400における前動作のエラーと後動作のエラーとで、それらの保存データを関連付けてもよく、異なる構造要素400における前動作のエラーと後動作のエラーとで、それらの保存データを関連付けてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるととともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 自動分析装置
20 ユーザーインターフェース
21 操作部
22 表示制御部
23 ディスプレイ
31 第1入力領域
32 第2入力領域
33 第3表示領域
34 第4表示領域
35 第5表示領域
36 第6表示領域
37 第7表示領域
40 測光ユニット
50 洗浄乾燥装置
100 試料庫
101 試料容器
102 試料アーム
200 試薬庫
201 試薬容器
202 試薬アーム
301 反応容器
400 構造要素
500 センサ(出力手段)
600 撮影手段
700 音収集手段
800 制御手段
801 分注制御手段
802 分析制御手段
803 洗浄乾燥制御手段
804 撮影制御手段
805 記憶制御手段
806 タイマ
901 第1記憶手段
902 第2記憶手段

Claims (5)

  1. 容器を洗浄し、洗浄された容器に試料と試薬とを分注することにより混合液を生成し、当該混合液の成分を分析する工程における少なくとも一つの構造要素を有する自動分析装置であって、
    前記構造要素にエラーが発生した場合、前記エラーを示す信号を出力する出力手段と、
    前記構造要素に対応して設けられ、当該構造要素を動画で撮影する撮影手段と、
    第1記憶手段と、
    第2記憶手段と、
    撮影された前記動画を前記第1記憶手段に記憶させ、前記出力手段による信号を受信した場合、前記受信時から所定時間遡ったときまでに撮影された前記動画を含む保存データを抽出し、前記第2記憶手段に記憶させる制御手段と、
    を有する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  2. 前記制御手段は、エラー表示の指示を受けて、エラーの内容及び前記保存データの有無を表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 操作部と、
    表示部と、
    前記操作部から入力があったとき、前記保存データを記憶させるかどうかを前記制御手段に設定する第1入力領域、及び、前記操作部から入力があったとき、前記所定時間を前記設定手段に設定する第2入力領域を表示部に表示させる表示制御部と、
    を備えたユーザーインターフェースをさらに有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記構造要素の周辺から音情報を収集する音収集手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記構造要素の周辺から音情報が収集されたときに、前記音情報を前記第1記憶手段に記憶させ、前記出力手段による信号を受信したとき、前記受信したときから所定時間遡ったときまでに前記収集された音情報を含むデータを抽出し、前記第2記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の自動分析装置。
  5. 容器を洗浄し、洗浄された容器に試料と試薬とを分注することにより混合液を生成し、当該混合液の成分を分析する工程を行う構造要素を有する自動分析装置の制御プログラムであって、
    コンピュータに、
    撮影された構造要素の動画を第1記憶手段に書き込み、書き込まれた動画が所定容量になっときに、先に記憶された古い動画の順にその上に書き込む第1記憶機能と、
    前記構造要素のエラーを検出し、出力されたエラーを示す信号を受信した場合、前記受信時から所定時間遡ったときまでに撮影された前記動画を含む保存データを抽出し、第2記憶手段に記憶させる第2記憶機能と、
    エラー表示の指示を受けて、エラーの内容及び前記保存データの有無を表示部に表示させるエラー表示機能と、
    前記保存データの表示の指示を受けて、前記第2記憶手段に記憶された前記保存データを表示部に表示させる動画表示機能と、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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