JP2013148147A - 分岐栓付きサドル継手及び仮設配管用管継手 - Google Patents

分岐栓付きサドル継手及び仮設配管用管継手 Download PDF

Info

Publication number
JP2013148147A
JP2013148147A JP2012008576A JP2012008576A JP2013148147A JP 2013148147 A JP2013148147 A JP 2013148147A JP 2012008576 A JP2012008576 A JP 2012008576A JP 2012008576 A JP2012008576 A JP 2012008576A JP 2013148147 A JP2013148147 A JP 2013148147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
branch
saddle
branch plug
male screw
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012008576A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Mizukawa
賢司 水川
Takao Watanabe
隆雄 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Nippo Valve Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Nippo Valve Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Nippo Valve Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2012008576A priority Critical patent/JP2013148147A/ja
Publication of JP2013148147A publication Critical patent/JP2013148147A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】管に取り付けた状態でも分岐方向を変更することが可能である分岐栓付きサドル継手及び分岐栓付きサドル継手を用いた取り付け方向性を選ばない仮設配管用管継手を提供することを目的としている。
【解決手段】分岐栓付きサドル継手1aを、分岐栓部本体21aが雄ねじ筒部211を備え、サドル部3が雌ねじ筒部322を備えるとともに、雄ねじ筒部211の雄ねじ部211aが雌ねじ筒部322の雌ねじ非形成部322b内に、雌ねじ筒部322の雌ねじ部322aが雄ねじ筒部211の雄ねじ非形成部211b内にそれぞれ入り込み、分岐栓部本体21aがその中心軸周りに回転自在にサドル部3に支持されている構成とした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、分岐栓付きサドル継手及び仮設配管用管継手に関する。
地中の埋設された老朽化した水道管を新しい配管材と交換する場合、交換が完了するまでに工事期間が数ヶ月にも及ぶことがある。
したがって、交換が完了するまで、工事区間外の水道管と水道管との間を仮設配管で接続し、工事中に断水時間を極力防ぐようにしている。
一方、上記仮設配管等の接続構造として、両側にフランジ部を有し、一方のフランジ部(以下、「第1フランジ部」と記す)の端面が平坦であり、他方のフランジ部(以下、「第2フランジ部」と記す)の端面に、別の短管のフランジ部の一方の端面に水密に密着するリング状パッキンを備えたフランジ付き管を、接続する一方のフランジ付き管の第1フランジ部と、他方のフランジ付き管の第2フランジ部とを突合せ、両フランジ部を外周側から包囲しかつ狭持する一対の分離自在な分割部材からなる接合部材によって接続するようにした接続構造が提案されている(特許文献1参照)。
すなわち、上記のような接続構造を用いれば、上記接合部材の分割部材と分割部材とを分離することによって、2つの管を傷めることなく容易に分離できるので、工事が完了し、仮設配管が不要になれば、仮設配管を容易に分解撤去できるとともに、使用していた上記フランジ付き管を他の工事区間の仮設配管に再利用することができ、コスト面で有利である。
また、上記のような仮設配管においては、仮設配管の本管部から各戸等への仮設分岐配管を設けることが必要な場合がある。
このような場合、仮設配管本管部の分岐部を設ける位置に分岐栓を設け、各戸等への仮設分岐配管を敷設するとともに、分岐栓の分岐口に仮設分岐配管の元を接続したのち、分岐栓を解除し、仮設分岐配管を介して各戸等へ給水できるようにしている。
また、仮設配管としては、軽量で施工性に優れるポリエチレン管等の樹脂管が用いられ、上記のように分岐栓を設ける場合にはフランジ付き管に分岐栓付きのサドル型電気融着継手(特許文献2参照)を融着する方法が採られる。
特開2009−250407号公報 特開2000−240880号公報
しかし、従来のサドル型電気融着継手は、分岐方向がサドル部に対して固定されているため、上記フランジ付き管に一旦融着してしまうと、分岐口の方向の制約がある場所には施工できなくなる。すなわち、例えば、分岐口が第1フランジ部側を向いて融着されたものは、分岐口が他のフランジ付き管の第2フランジ部に対面する方向にしか取り付けることができない。
また、仮設配管は、一般的に地上に露出した状態で配管施工されているため、本管の取り替え作業中に作用者が誤って掘削機等の機器や足を引っ掛けて分岐栓部分を破損するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みて、管に取り付けた状態でも分岐方向を変更することが可能である分岐栓付きサドル継手及び分岐栓付きサドル継手を用いた取り付け方向性を選ばない仮設配管用管継手を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかる分岐栓付きサドル継手(以下、「本発明のサドル継手」と記す)は、接続される接続管に跨るように配置されるとともに、前記接続管に穿設される分岐孔に連通する貫通孔を有する前記サドル部と、前記貫通孔に連通するように設けられる分岐栓部とを有し、前記分岐栓部は、前記貫通孔と管軸を一致させるように一端が前記貫通孔に開口する筒状をした分岐栓部本体と、この分岐栓部本体に交差するように設けられた分岐筒とを有し、この分岐筒が、前記分岐栓部本体の中心軸回りに回転可能に設けられている分岐栓付きサドル継手であって、前記分岐栓部本体およびサドル部のいずれか一方が、雄ねじ部を有する雄ねじ筒部を備え、他方が、雄ねじ部が螺合する雌ねじ部を有する雌ねじ筒部を備えるとともに、前記雄ねじ筒部は、雄ねじ部のねじ込み方向後方側で雄ねじ部に隣接して前記雌ねじ部が収容可能な大きさの雄ねじ非形成部を有し、前記雌ねじ筒部は、前記雄ねじ部のねじ込み方向前方側で雌ねじ部に隣接して前記雄ねじ部が収容可能な大きさの雌ねじ非形成部を有していて、前記雄ねじ部が前記雌ねじ非形成部に、前記雌ねじ部が前記雄ねじ非形成部に完全に入り込むまで雄ねじ筒部が雌ねじ筒部内に入り込み、前記分岐栓部本体がその中心軸周りに回転自在にサドル部に支持されていることを特徴としている。
本発明のサドル継手において、上記雄ねじ非形成部および雌ねじ非形成部の大きさは、雄ねじ部あるいは雌ねじ部を収容できれば特に限定されないが、雄ねじ非形成部の外径が雌ねじ部の内径に近く、雌ねじ非形成部の内径が雄ねじ部の外径に近いことが好ましい。
本発明のサドル継手は、上記分岐栓部本体を、サドル部に対し分岐栓部本体の中心軸回りに360度以上回転しないように規制する回転規制手段を備えていることが好ましい。
すなわち、自由に回転させると、万一、雄ねじ非形成部内に収容されている雌ねじ部と、雌ねじ非形成部に収容されている雄ねじ部とがかみ合って、そのまま回転させつづけると、分岐栓部がサドル部から離脱する、あるいは、止水性に問題がでるおそれがある。しかし、上記回転規制手段を設けることによって上記問題を解決できる。特に、ほぼ360度近くまで分岐栓部本体が回転すれば、分岐筒をほぼ全方位に向けることができる。
また、上記回転規制手段は、特に限定されないが、分岐栓部本体の周壁から突出する第1突起と、サドル部から第1突起部に交差するように突出する第2突起とから構成することができる。
上記第1突起および第2突起は、そのいずれかを分岐栓部本体あるいはサドル部に螺合されたねじ部材からなる構成とすることが好ましい。
すなわち、ねじ部材を取り外すことで分岐栓部本体が回転自在となり、分岐栓部をサドル部から取り外したり、分岐栓部をサドル部に組み付けたりする作業を容易に行うことができる。
本発明にかかる仮設配管用継手(以下、「本発明の仮設配管用継手」と記す)は、両側にフランジ部を有し、一方のフランジ部の端面が平坦であり、他方のフランジ部の端面に、別の短管のフランジ部の一方の端面に水密に密着するリング状パッキンを備えたフランジ付き管に本発明のサドル継手のサドル部が融着または接着一体化されてなることを特徴としている。
本発明のサドル継手は、サドル部が機械的な接続で管に接続されるようになっていても構わないが、電気融着できる構造とすることが好ましい。
本発明のサドル継手は、上記のように、接続される接続管に跨るように配置されるとともに、前記接続管に穿設される分岐孔に連通する貫通孔を有する前記サドル部と、前記貫通孔に連通するように設けられる分岐栓部とを有し、前記分岐栓部は、前記貫通孔と管軸を一致させるように一端が前記貫通孔に開口する筒状をした分岐栓部本体と、この分岐栓部本体に交差するように設けられた分岐筒とを有し、この分岐筒が、前記分岐栓部本体の中心軸回りに回転可能に設けられている分岐栓付きサドル継手であって、前記分岐栓部本体およびサドル部のいずれか一方が、雄ねじ部を有する雄ねじ筒部を備え、他方が、雄ねじ部が螺合する雌ねじ部を有する雌ねじ筒部を備えるとともに、前記雄ねじ筒部は、雄ねじ部のねじ込み方向後方側で雄ねじ部に隣接して前記雌ねじ部が収容可能な大きさの雄ねじ非形成部を有し、前記雌ねじ筒部は、前記雄ねじ部のねじ込み方向前方側で雌ねじ部に隣接して前記雄ねじ部が収容可能な大きさの雌ねじ非形成部を有していて、前記雄ねじ部が前記雌ねじ非形成部に、前記雌ねじ部が前記雄ねじ非形成部に完全に入り込むまで雄ねじ筒部が雌ねじ筒部内に入り込み、前記分岐栓部本体がその中心軸周りに回転自在にサドル部に支持されているので、管に取り付けた状態でも分岐口の方向を変更することが可能である。
また、分岐筒に接続されている接続管に負荷が加わっても分岐栓部本体が、サドル部に対して分岐筒とともに分岐栓部本体の中心軸周りに、回転するため、サドル継手に加わる負荷が軽減され、サドル継手が破損しにくい。
しかも、分岐栓部本体に中心軸方向に力が加わっても、雄ねじ部のねじ込み方向後端側で雄ねじの山部が、雌ねじ部の雄ねじ部のねじ込み方向前端側の雌ねじの山部に係止されて、雄ねじ筒部の雌ねじ筒部からの抜けが防止される。
また、本発明にかかる仮設配管用管継手は、両側にフランジを有し、一方のフランジの端面が平坦であり、他方のフランジの端面に、別の管の一端に設けられたフランジの端面に水密に密着するリング状パッキンを備えたフランジ付き管に本発明の分岐栓付きサドル継手のサドル部が融着または接着一体化されてなるので、分岐筒の分岐方向を自由に変更することが可能である。
したがって、フランジの取り付け方向が決まっている作業現場でも使用でき、フランジに対する分岐筒の方向に関係なく取り付けることができ、施工性がよいとともに、分岐筒の方向の異なる多数の仮設配管用管継手をストックしておく必要がなく、施工コストを低減できる。
本発明のサドル継手の第1の実施の形態をあらわす斜視図である。 図1のサドル継手の分岐栓部をほぼ360度回転させた状態の斜視図である。 図1のサドル継手の断面図である。 図1の分サドル継手の組み立て工程を説明する断面図である。 図4の後工程を説明する斜視図である。 図1のサドル継手を用いた仮設配管用管継手をあらわす一部切欠き断面図である。 図6の仮設配管用管継手の使用例を説明する図である。 図1のサドル継手の別の使用例を説明する図である。 本発明のサドル継手の第2の実施の形態をあらわす一部切欠断面図である。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図3は、本発明のサドル継手の第1の実施の形態をあらわしている。
図1〜図3に示すように、このサドル継手1aは、分岐栓部2aと、サドル部3と,キャップ4を備えている。
分岐栓部2aは、図1〜図4に示すように、分岐栓部本体21と、分岐筒22と、弁軸支持筒23と、ボール弁24と、補助接続筒25を備えている。
分岐栓部本体21は、砲金や真鍮などの銅合金製であって、分岐筒22及び弁軸支持筒23と一体形成されている。
そして、分岐栓部本体21は、図4に示すように、雄ねじ筒部211と、ボール弁収容部212を備えている。
雄ねじ筒部211は、図4に示すように、雄ねじ部211aと、雄ねじ非形成部211bと、シール筒部211cを備えている。
雄ねじ部211aは、平行ねじとなっている。
雄ねじ非形成部211bは、雄ねじ部221aのねじ込み方向後方側で雄ねじ部211aに隣接して設けられている。
また、雄ねじ非形成部211bは、その外径が後述する雌ねじ部322aの内径とほぼ同じか少し小径でその雄ねじ筒部211の中心軸方向の長さ幅が雌ねじ部322aの幅とほぼ同じか少し大きくなっている。
シール筒部211cは、雄ねじ部211aを挟んで雄ねじ非形成部211bと反対側に設けられ、Oリング211dが嵌合されている。
ボール弁収容部212は、後述するボール弁24の弁体241を収容するとともに、雄ねじ筒部211、分岐筒22、弁軸支持筒23及び補助接続筒25がそれぞれ連通するように設けられている。
また、ボール弁収容部212は、回転規制手段としての第1突起27が雄ねじ筒部211側の端部に突設されている。
すなわち、第1突起27は、図5に示すように、ボール弁収容部212に設けられたねじ孔212aに第1ねじ27aの先端部を螺合させることによって形成されている。
分岐筒22は、雄ねじ筒部211の中心軸に直交するようにボール弁収容部212の壁面から突出した状態で設けられ、先端部外周面に雄ねじ221が設けられている。
弁軸支持筒23は、雄ねじ筒部211の中心軸に直交するようにボール弁収容部212の壁面から突出した状態で設けられ、先端部に弁軸挿通孔付きキャップ231が嵌合されている。
ボール弁24は、弁体241と、弁軸242とを備えている。
弁体241は、ステンレス鋼などで形成された三方弁になっていて、弁軸242に連結されていて、弁軸242の中心軸周りに回転するように、ボール弁収容部212内に収容されている。
すなわち、ボール弁24は、弁体241を回転させることによって、図3に示すように、雄ねじ筒部211、分岐筒22および後述する補助接続筒25が連通した状態と、図示していないが、弁体241が90度回転した雄ねじ筒部211、分岐筒22および補助接続筒25が互いに非連通の状態とを選択できるようになっている。
弁軸242は、図3に示すように、一端が弁体241に嵌め込まれ、弁体241とともに回転自在に設けられている。
補助接続筒25は、砲金や真鍮などの銅合金で形成された筒状をしていて、雄ねじ筒部211と中心軸が一致するように分岐筒部本体21にねじ接合されており、先端部外周面に雄ねじ251が設けられている。
サドル部3は、図1及び図2に示すように、サドル本体31と、支持筒部32と、2つの端子部33と、回転規制手段としての第2突起34とを備えている。
サドル本体31は、後述するフランジ付き管5と同様の熱可塑性樹脂で形成されていて、円弧内径が接続される後述するフランジ付き管5の管本体51の外径と略同じ円弧状をした形状になっていて、中央部に貫通孔311を有している。
支持筒部32は、図3及び図4に示すように、サドル本体31と一体成形された外筒部321と、外筒部321内にインサート成形された砲金などの銅合金からなる雌ねじ筒部322とを備えている。
雌ねじ筒部322は、図2に示すように、貫通孔311を臨むように設けられ、貫通孔311方向に向かって雌ねじ部322a、雌ねじ非形成部322b、シール筒嵌合部322cを順に備えていて、上記貫通孔311に中心軸が一致した状態で連通している。
雌ねじ部322aは、上記雄ねじ部211aが螺合する平行ねじとなっている。
雌ねじ非形成部322bは、雄ねじ部221aのねじ込み方向前方側で雌ねじ部322aに隣接して設けられ、その内径が雄ねじ部211aの外径とほぼ同じか少し大きく、その幅(雌ねじ筒部322の中心軸方向の長さ)が雄ねじ部211aの幅とほぼ同じか少し長く形成されている。
シール筒嵌合部322cは、上記シール筒部211cの外径と同じか少し大きな内径をしていて、シール筒部211cとともにはまり込んだOリング211dの外周面が内周面に水密に密着するようになっている。
端子部33は、図1、図2及び図4に示すように、端子カバー用筒部331と、端子33bとを備えている。
端子カバー用筒部331は、サドル本体31に一体成形されている。
端子33bは、端子カバー用筒部331内に設けられ、一端がサドル本体31の内部に埋設された電気抵抗発熱体(図示せず)の端部に接続された状態でサドル本体31内に埋設されている。
また、サドル本体31の下端には、フランジ部312が両側に張り出すように一体成形されている。
第2突起34は、外筒部321の端面に設けられたねじ孔321aに第2ねじ34aの先端部を螺合させることによって形成されている。
分岐栓部2aとサドル部3とは、雄ねじ筒部211が雌ねじ筒部322の開口端を臨むように配置し、まず、雄ねじ部211aが雌ねじ非形成部322bに完全に入り込み、雌ねじ部322aが雄ねじ非形成部211bに入り込むまで、雄ねじ部211aを雌ねじ部322aにねじ込む。
この状態で、分岐栓部本体21がその中心軸周りに回転自在にサドル部3に支持された状態となる。
また、分岐栓部本体21に中心軸方向に力が加わっても、雄ねじ部211aのねじ込み方向後端側で雄ねじ部211aの山部が、雌ねじ部322aの雄ねじ部211aのねじ込み方向前端側の雌ねじ部322aの山部に係止されて、雄ねじ筒部211の雌ねじ筒部322からの抜けが防止された状態になる。
そして、第1ねじ27aをねじ孔212aに、第2ねじ34aをねじ孔321aにそれぞれ螺合することによって第1突起27と第2突起34を形成することによって、分岐筒22の回転が360度未満に規制されている。
すなわち、上記のように回転を規制することによって、分岐栓部本体21が回転し、万一雄ねじ部211aと雌ねじ部322aとが再びかみ合っても第1突起27と第2突起34が当接するとそれ以上回転することがなく、雄ねじ筒部211の雌ねじ筒部322から抜けることが決してない。
キャップ4は、図3及び図4に示すように、分岐筒22の雄ねじ221および補助接続筒25の雄ねじ251に着脱自在に螺合して、分岐筒22及び補助接続筒25の先端を、パッキン41を介して水密に閉じることができるようになっている。
また、キャップは、通常、補強接続筒25を水密に閉じた状態にセットされている。
この分岐栓付きサドル継手1aは、上記のようになっており、例えば、図6に示すように、サドル本体31の内側円弧径とほぼ同じ外径を有する管本体51と、管本体51の一端に設けられたリング状パッキン521を有する第1フランジ52と、管本体51の他端に設けられた第2フランジ53を備えたフランジ付き管5に融着一体化することによって、仮設配管用管継手Aを形成することができる。
(1)フランジ付き管5の管本体51の分岐部に分岐孔511を穿設する(なお、分岐孔511は予め穿設されていてもよい。
(2)分岐栓付きサドル継手1aを、管本体51の分岐孔511と貫通孔311が一致するように、サドル本体31を管本体51の周壁に沿わせ、端子331b間に通電して電気発熱体を発熱させて、サドル本体31をフランジ付き管5に電気融着する。
そして、上記のようにして得られた仮設配管用管継手Aは、以下のようにして仮設配管を配管施工するために使用される。
(1)図7に示すように、仮設配管用管継手Aの第1フランジ52と分岐孔が形成されていない第1のフランジ付き管5a(または、同種の仮設配管用管継手A)の一端に形成された第2フランジ53と突き合わせ、仮設配管用管継手Aの第2フランジ52と第2のフランジ付き管5bの一端に設けられた第1フランジ52を突き合わせる。
(2)第1フランジ52と第2フランジ53との突き合わせ状態を保った状態で、両フランジ52,53をクランプ部材6によって挟み込み、仮設配管用管継手Aと両側のフランジ付き管5a,5bと接続する。
(3)図7に二点鎖線で示すように、分岐筒22の雄ねじ221に、袋ナット7をねじ込むことによって分岐配管P1の一端を接続する。
(4)必要に応じて、キャップ4を取り外し、補助接続筒25に別の分岐配管を同様にして接続する。
上記仮設配管用管継手Aは、上記のように、分岐筒22が分岐栓部本体21の中心軸周りにほぼ360度回転可能になっているので、分岐筒22の分岐方向をほぼ360度の範囲で変更することが可能である。
したがって、分岐配管P1の取り付け方向が自由になり、分岐栓部がサドル部に固定されて回転しない従来の分岐栓付きサドル継手とフランジ付き管5を用いて形成された仮設配管用管継手のように接続される他の管の第1フランジ52と第2フランジ53との方向によって取り付けられないといった問題が起こらない。
すなわち、第1フランジ52と第2フランジ53の取り付け方向が決まっている作業現場でも使用できる。
また、分岐筒22の方向を自由に選択できるので、施工性がよいとともに、分岐筒22の方向が異なる多数の仮設配管用管継手をストックしておく必要がなく、施工コストを低減できる。
しかも、仮設配管に作業者や通行人などが足をひっかけても分岐筒22が回転しようとするので、サドル部3にかかる負荷が緩和されて仮設配管用管継手Aの破損を防止することができる。
一方、上記分岐栓付きサドル継手1aは、フランジ付き管5に容易に電気融着できるとともに、容易に上記仮設配管用管継手Aを形成することができる。
また、上記分岐栓付きサドル継手1aは、普通のポリエチレン管、例えば、多層階集合住宅の給水立管から各戸への分岐部にも用いることができる。
しかも、上記分岐栓付きサドル継手1aは、上記のように、補助接続筒25を備えているので、図8に示すように、仮設配管施工後、接続管としての仮設配管P2の途中に新たに分岐部を設ける必要が生じた場合でも以下のようにして容易に分岐配管施工することができる。
(1)仮設配管P2の分岐部に分岐栓付きサドル継手1aのサドル部3を電気融着する。
(2)キャップ4を補助接続筒25から取り外し、パッキン41を介して分岐筒22の雄ねじ221に螺合させて、分岐筒22を止水状態に閉じる。
(3)補助接続筒25の雄ねじ部251に、装着ねじ筒部92を螺合させて穿孔機9を分岐栓付きサドル継手1aに固定したのち、図示していないが、刃91を回転させながら、補助接続筒25、弁体241及び雄ねじ筒部211を通り仮設配管P2の管壁まで到達させ、刃91によって管壁に分岐孔を切削形成する。
(4)分岐孔の切削形成後、刃91を逆方向に回転させながら、元の位置まで戻し、弁体
241を、補助接続筒25、分岐筒22および雄ねじ筒部211が非連通状態となる位置まで回転させる。
(5)穿孔機9を補助接続筒25から取り外す。
(6)分岐筒22からキャップ4を取り外し、取り外したキャップ4を、パッキン41を介して補助接続部25の雄ねじ251に螺合させて、補助接続部25を止水状態に閉じる。
(7)図7に示す状態と同様に、分岐筒22に分岐管P1を接続する。
図9は、本発明のサドル継手の第2の実施の形態をあらわしている。
図9に示すように、このサドル継手1bは、分岐筒部2bが、以下のような構成になっている以外は、上記サドル継手1aと同様になっている。
すなわち、分岐筒部2bは、分岐筒部本体21bの上記補助接続筒25の部分に弁軸支持筒28が設けられ、弁軸29bが雄ねじ筒部211の中心軸を中心に回転するように設けられ、弁体29aも雄ねじ筒部211の中心軸を中心に回転するようになっている。
図9中、213はボール弁収容部である。
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形態では、第1突起及び第2突起がねじの先端部を分岐栓部あるいはサドル部に螺合させることによってそれぞれ形成され、それぞれ取り外し可能にされていたが、いずれか一方の突起を分岐栓部あるいはサドル部の成形時に一体に設け、取り外せないようにしておいても構わない。
上記の実施の形態では、サドル継手のサドル本体がフランジ付き管に電気融着されるようになっていたが、接着固定されても構わないし、ボルトナットなどで固定するようにしても構わない。
上記の実施の形態では、本発明のサドル継手が、地上の露出する仮設配管用に用いられていたが、埋設されても構わないし、恒久的に使用される水道管の分岐部に用いるようにしても構わない。
A 仮設配管用管継手
1a,1b サドル継手
2a,2b 分岐栓部
21a,21b 分岐栓部本体
211 雄ねじ筒部
211a 雄ねじ部
211b 雄ねじ非形成部
27 第1突起(回転規制手段)
27a 第1ボルト
3 サドル部
311 貫通孔
322 雌ねじ筒部
322a 雌ねじ部
322b 雌ねじ非形成部
34 第2突起(回転規制手段)
34a 第2ボルト
4 キャップ
5 フランジ付き管(接続管)
51 管本体
511 分岐孔
52 第1フランジ
521 リング状パッキン
53 第2フランジ
5a 第1のフランジ付き管(他の管)
5b 第2のフランジ付き管(他の管)
P2 仮設配管(接続管)

Claims (6)

  1. 接続される接続管に跨るように配置されるとともに、前記接続管に穿設される分岐孔に連通する貫通孔を有する前記サドル部と、前記貫通孔に連通するように設けられる分岐栓部とを有し、
    前記分岐栓部は、前記貫通孔と管軸を一致させるように一端が前記貫通孔に開口する筒状をした分岐栓部本体と、この分岐栓部本体に交差するように設けられた分岐筒とを有し、
    この分岐筒が、前記分岐栓部本体の中心軸回りに回転可能に設けられている分岐栓付きサドル継手であって、
    前記分岐栓部本体およびサドル部のいずれか一方が、雄ねじ部を有する雄ねじ筒部を備え、
    他方が、雄ねじ部が螺合する雌ねじ部を有する雌ねじ筒部を備えるとともに、
    前記雄ねじ筒部は、雄ねじ部のねじ込み方向後方側で雄ねじ部に隣接して前記雌ねじ部が収容可能な大きさの雄ねじ非形成部を有し、
    前記雌ねじ筒部は、前記雄ねじ部のねじ込み方向前方側で雌ねじ部に隣接して前記雄ねじ部が収容可能な大きさの雌ねじ非形成部を有していて、
    前記雄ねじ部が前記雌ねじ非形成部に、前記雌ねじ部が前記雄ねじ非形成部に完全に入り込むまで雄ねじ筒部が雌ねじ筒部内に入り込み、前記分岐栓部本体がその中心軸周りに回転自在にサドル部に支持されていることを特徴とする分岐栓付きサドル継手。
  2. 上記分岐栓部本体を、サドル部に対し分岐栓部本体の中心軸回りに360度以上回転しないように規制する回転規制手段を備えている請求項1に記載の分岐栓付きサドル継手。
  3. 回転規制手段が、分岐栓部本体の周壁から突出する第1突起と、
    サドル部から前記第1突起に対して交差する方向に突出する第2突起とから構成されている請求項2に記載の分岐栓付きサドル継手。
  4. 第1突起が、分岐栓部本体に螺合されたねじ部材からなる請求項3に記載の分岐栓付きサドル継手。
  5. 第2突起が、サドル部に螺合されたねじ部材からなる請求項3または請求項4に記載の分岐栓付きサドル継手。
  6. 両側にフランジを有し、一方のフランジの端面が平坦であり、他方のフランジの端面に、別の管の一端に設けられたフランジの端面に水密に密着するリング状パッキンを備えたフランジ付き管に請求項1〜請求項5のいずれかに記載の分岐栓付きサドル継手のサドル部が融着または接着一体化されてなる分岐栓付き仮設配管用管継手。
JP2012008576A 2012-01-19 2012-01-19 分岐栓付きサドル継手及び仮設配管用管継手 Pending JP2013148147A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012008576A JP2013148147A (ja) 2012-01-19 2012-01-19 分岐栓付きサドル継手及び仮設配管用管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012008576A JP2013148147A (ja) 2012-01-19 2012-01-19 分岐栓付きサドル継手及び仮設配管用管継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013148147A true JP2013148147A (ja) 2013-08-01

Family

ID=49045834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012008576A Pending JP2013148147A (ja) 2012-01-19 2012-01-19 分岐栓付きサドル継手及び仮設配管用管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013148147A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104819356A (zh) * 2015-03-23 2015-08-05 浙江庆发管业科技有限公司 自带阀门pe热熔鞍型旁通及安装工艺
JP2020133708A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 株式会社日邦バルブ サドル付分水栓

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104819356A (zh) * 2015-03-23 2015-08-05 浙江庆发管业科技有限公司 自带阀门pe热熔鞍型旁通及安装工艺
JP2020133708A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 株式会社日邦バルブ サドル付分水栓
JP7255847B2 (ja) 2019-02-15 2023-04-11 株式会社日邦バルブ サドル付分水栓

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20140116215A (ko) 접속면을 구비한 조인트, 관조인트를 구비한 관, 및 이들로 구성된 배관구조
JP2013148147A (ja) 分岐栓付きサドル継手及び仮設配管用管継手
EP3225896B1 (en) Electroweldable saddle-type fitting and relative welding method
KR20100119463A (ko) pvc파이프 배관기구
JP4512071B2 (ja) サドル分水栓
KR101678171B1 (ko) 버터플라이밸브
JP5484090B2 (ja) サドル型分岐継手
JP5719639B2 (ja) 分岐栓付きサドル継手及び仮設配管用管継手
CN217463672U (zh) 鞍式直接接头和鞍式直接的管组件
KR101016885B1 (ko) 농업용 관체 연결구
KR101040230B1 (ko) 배관용 연결기구
KR20090007513A (ko) 파이프용 유니버셜 조인트
JP2010138964A (ja) 電気融着継
JP4839157B2 (ja) 管継手
KR101179705B1 (ko) 지상식 소화전 접합장치
JP6655141B2 (ja) ダクトスリーブ、及びハンドホール
KR940011859B1 (ko) 분기 파이프 이음새
JP4376583B2 (ja) 回転ヘッダー
JP2000220785A (ja) 樹脂製配管用接続部品
JP5150556B2 (ja) ボールバルブ
KR20090035979A (ko) 관이음용 조인트
JP6754660B2 (ja) 分岐継手
KR20120046453A (ko) 파이프 연결장치
KR100900214B1 (ko) 관로 연결장치
JP2014190412A (ja) ユニオン継手