JP2013146131A - 直流電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁石発電機の交流出力をブリッジの上辺及び下辺がそれぞれサイリスタ及びMOSFETにより構成された制御整流回路により整流して負荷に供給する直流電源装置において、磁石発電機の出力電圧を昇圧するためにMOSFETをオンオフさせた際に生じるサージ電圧からMOSFETを保護すること。
【解決手段】磁石発電機1の出力を整流してバッテリ3に供給する制御整流回路2の各上辺のサイリスタと各下辺のMOSFETとの間にカソードをサイリスタ側に向けたスナバダイオードDsu〜Dswを挿入し、スナバダイオードのカソードと制御整流回路の負極側直流出力端子との間にスナバコンデンサCsu〜Cswを接続する。MOSFETをオンからオフにした際に生じるサージ電圧をスナバコンデンサCsu〜Cswに吸収し、スナバコンデンサに蓄積された電荷はサイリスタ201u〜201wを通して放電させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンにより駆動される磁石発電機の交流出力を整流して直流負荷に電力を供給する直流電源装置に関するものである。
エンジンにより駆動される磁石発電機の出力を整流してバッテリに充電電流を供給する直流電源装置として、特許文献1に示されたものが知られている。特許文献1に示された直流電源装置は、図6に示されているように、エンジンにより駆動される磁石発電機1の交流出力が交流入力端子2u′ないし2w′間に印加され、正極側及び負極側の直流出力端子2a′及び2b′間にバッテリ3が接続されるブリッジ型の制御整流回路2′と、制御整流回路2′を制御するコントローラ4′とを備えている。
本願発明が対象とする直流電源装置で用いる制御整流回路は、サイリスタによりブリッジの各上辺が構成され、オンオフ制御が可能なスイッチ素子と、該スイッチ素子に逆並列接続された帰還ダイオードとを有するスイッチ要素によりブリッジの各下辺が構成されたブリッジ型の整流回路からなっている。この制御整流回路においては、ブリッジの上辺を構成するサイリスタと、ブリッジの下辺を構成するスイッチ要素に設けられている帰還ダイオードとにより、全波整流回路が構成されている。
図6に示された制御整流回路2′においては、カソードが共通接続されたサイリスタ201u′ないし201w′によりブリッジの上辺が構成されている。またソースが共通接続されたNチャンネル型のMOSFET202u′ないし202w′により、ブリッジの下辺を構成するスイッチ要素が構成され、MOSFET202u′ないし202w′のドレインがサイリスタ201u′ないし201w′のアノードに接続されている。この例では、MOSFET202u′ないし202w′のそれぞれのドレインソース間に存在する寄生ダイオードDpu′ないしDpw′が帰還ダイオードとして用いられている。そして、MOSFET202u′ないし202w′のドレインから交流入力端子2u′ないし2w′が導出され、サイリスタ201u′ないし201w′のカソードの共通接続点及びMOSFET202u′ないし202w′のソースの共通接続点からそれぞれ正極側及び負極側の直流出力端子2a′及び2b′が導出されている。
図示のコントローラ4′は、バッテリ3の充電を適正に行わせるように制御整流回路2′のサイリスタ201u′ないし201w′及びMOSFET202u′ないし202w′を制御するバッテリ充電制御手段と、磁石発電機1からバッテリ3を充電するために必要な出力を得るために磁石発電機1の出力電圧を昇圧する必要があるときに制御整流回路2の各サイリスタにトリガ信号を与えた状態ですべてのMOSFET202u′ないし202w′を同時にオンオフさせるように制御する昇圧制御手段とを備えている。
なお図6においては、制御整流回路のブリッジの下辺を構成するスイッチ要素としてMOSFETを用いているが、IGBT等の他のスイッチ素子と、該スイッチ素子に逆並列接続された帰還ダイオードとにより、ブリッジの各下辺を構成するスイッチ要素を構成することもできる。
特開2005−198426号公報
図6に示された直流電源装置において、磁石発電機1の発電コイルに誘起する電圧を昇圧するために、制御整流回路2′のサイリスタ201u′ないし201w′にトリガ信号を与えた状態で、すべてのMOSFET202u′ないし202w′を同時にオンオフさせる昇圧制御を行う昇圧制御手段を設けた場合には、昇圧制御時にMOSFET202u′ないし202w′をオン状態からオフ状態にした際に、以下の理由で、MOSFET202u′ないし202w′のそれぞれのドレインソース間にサージ電圧が発生する。
MOSFET202u′ないし202w′をオン状態からオフ状態にした際には、これらのMOSFETがオン状態にあった期間に磁石発電機の発電コイルに蓄えられたエネルギが制御整流回路2′に放出される。このエネルギの放出が瞬時に行われれば、各MOSFETの両端にサージ電圧が発生することはないが、実際には、サイリスタに導通遅れがある上に、サイリスタの内部及び制御整流回路内の配線部分に存在するインダクタンスにより電流の立ち上がりに遅れが生じるため、エネルギの放出が間に合わず、各MOSFETのドレインソース間にサージ電圧が現れる。図8は、MOSFETをオン状態からオフ状態にした際にMOSFETのドレインソース間に現れる電圧VDSとサイリスタを流れる電流Ithとを示したものである。時刻t1でMOSFETがオン状態からオフ状態になった後、サイリスタがオン状態なって電流Ithが流れるまでに時間遅れΔtがあるため、時刻t1の直後にMOSFETのドレインソース間にサージ電圧Vsuが発生する。このサージ電圧がMOSFETの耐圧を超えると、MOSFETが破壊するおそれがある。
上記の問題に対処するために、MOSFET202u′ないし202w′として耐圧が高い素子を用いることが考えられる。しかしながら、耐圧が高いMOSFETはドレインソース間の抵抗が高いため、耐圧が高いMOSFETを用いると、MOSFETのドレインソース間で生じる損失が多くなり、充電効率が低下するという問題が生じる。またMOSFETからの発熱が多くなるのを避けられないため、出力を制限することが必要になったり、MOSFETに大型の放熱装置を取り付けることが必要になって装置が大型化したりするという問題が生じる。
MOSFET202u′ないし202w′をオン状態からオフ状態にした際に発生するサージ電圧からMOSFETを守るために、図7に示すように、スナバ抵抗器RsとスナバコンデンサCsとの直列回路からなるCR型のスナバ回路を、各MOSFETのドレインソース間に並列に接続することも考えられる。このようなCR型のスナバ回路を設けると、磁石発電機から放出されるエネルギをスナバ回路に吸収して抵抗器Rsで消費させることができるため、MOSFETの両端にサージ電圧が現れるのを抑制することができる。しかしながら、CR型のスナバ回路を設けると、スナバ抵抗器Rsで大きな損失が生じる上に、MOSFETのスイッチング速度が低下して、MOSFETのスイッチング損失が増えるため、充電効率が悪くなったり、大型の放熱器が必要になって装置が大型化するという問題が生じる。
図6に示された直流電源装置ではまた、昇圧制御時にMOSFET202u′ないし202w′がオフ状態からオン状態になる際に磁石発電機の発電コイルに誘起する電圧により、サイリスタ201u′ないし201w′に逆電圧が印加される。そのため、サイリスタのリカバリの遅れにより、各サイリスタを通して逆電流が流れ、これにより、各サイリスタで大きな損失が生じて多くの発熱が生じたり、充電効率の低下を招いたりする。このような問題を回避するために、MOSFETのスイッチング時間を遅くすることが考えられるが、MOSFETのスイッチング時間を遅くすると、MOSFETで生じるスイッチング損失が増えるため、充電効率が低下したり、MOSFETで生じる発熱が多くなる等の問題が生じる。
制御整流回路2のブリッジの各下辺を、MOSFET以外のスイッチ素子と、該スイッチ素子に逆並列接続された帰還ダイオードとを含むスイッチ要素により構成する場合にも、上記と同様の問題が生じる。
本発明の目的は、サイリスタによりブリッジの各上辺が構成され、オンオフ制御が自在なスイッチ素子と該スイッチ素子に逆並列接続された帰還ダイオードとを含むスイッチ要素によりブリッジの各下辺が構成された制御整流回路により磁石発電機の出力を整流して負荷に電力を供給する直流電源装置において、制御整流回路のブリッジの下辺を構成するスイッチ要素のスイッチ素子をオンオフさせることにより磁石発電機の出力電圧を昇圧する昇圧制御を行わせる場合に、充電効率を低下させたり、発熱を増加させたり、出力を制限したりすることなく、制御整流回路の各下辺を構成するスイッチ要素に高いサージ電圧が印加されるのを防いで、スイッチ要素を保護することにある。
本発明の他の目的は、上記の直流電源装置において、昇圧制御を行う場合に、制御整流回路の各上辺を構成するサイリスタに逆電流が流れてサイリスタで生じる損失が増大するのを防ぐことにある。
本発明は、エンジンにより駆動される磁石発電機の交流出力が入力される交流入力端子と負荷が接続される正極側及び負極側の直流出力端子とを有して、交流入力端子に入力された交流電圧を整流して直流出力端子間に出力するブリッジ型の制御整流回路と、制御整流回路を制御するコントローラとを備えた直流電源装置を対象とする。ここで、制御整流回路は、ブリッジの各上辺がサイリスタにより構成されるとともに、オンオフ制御が自在なスイッチ素子と該スイッチ素子に逆並列接続された帰還ダイオードとを有するスイッチ要素によりブリッジの各下辺が構成されて、ブリッジの上辺を構成するサイリスタと下辺を構成するスイッチ要素の帰還ダイオードとにより全波整流回路が構成された回路からなっている。またコントローラは、負荷への電力の供給を適正に行わせるように制御整流回路の出力を制御する出力制御手段と、負荷に電力を供給するために磁石発電機の出力電圧を昇圧する必要があるときに制御整流回路の各サイリスタにトリガ信号を与えた状態ですべてのスイッチ要素のスイッチ素子を同時にオンオフさせるように制御する昇圧制御手段とを備えている。
本発明においては、制御整流回路のブリッジの各上辺を構成するサイリスタと下辺を構成するスイッチ要素との間に、各上辺を構成するサイリスタ側にカソードを向けたスナバダイオードが挿入されるとともに、各スナバダイオードのカソードと制御整流回路の負極側の直流出力端子との間にスナバコンデンサが接続される。上記スナバダイオードとスナバコンデンサとにより、スイッチ素子をオン状態からオフ状態にした際に生じるサージ電圧を吸収するスナバ回路が構成されている。
上記のようにスナバ回路を構成しておくと、昇圧制御時に制御整流回路のブリッジの下辺を構成するスイッチ要素のスイッチ素子をオン状態からオフ状態にした際に、磁石発電機から放出されるエネルギが瞬時にスナバダイオードを通してスナバコンデンサに吸収されるため、スイッチ要素の両端にサージ電圧が発生するのを防止することができる。このときスナバコンデンサは高い電圧まで充電されるが、スナバコンデンサと制御整流回路のスイッチ要素との間には、スナバコンデンサの両端の電圧に対して逆方向のスナバダイオードが介在しているため、スナバコンデンサの両端の電圧がスイッチ要素に印加されることはない。スナバコンデンサに蓄積された電荷は、制御整流回路のブリッジの下辺を構成するスイッチ要素のスイッチ素子がオフ状態になった後、一定の遅れ時間が経過して、対応するサイリスタがオン状態になったときに該サイリスタを通してバッテリ側に放電させられる。
本発明によれば、制御整流回路のブリッジの下辺を構成するスイッチ要素の耐電圧を高くしておく必要がなくなるため、内部抵抗が低いスイッチ素子を選定することが容易になり、スイッチ素子で生じる損失を少なくすることができる。従って、スイッチ素子で生じる発熱を少なくして、スイッチ素子に大型の放熱器を取り付ける必要性をなくすことができ、装置が大型化するのを防ぐことができる。またCR型のスナバ回路を用いた場合のように、スナバ回路で電力が消費されることがないため、制御整流回路で生じる損失を少なくすることができることと相俟って、充電効率を高めることができる。
本発明の好ましい態様では、出力制御手段が、負荷に電力を供給する際に制御整流回路の各サイリスタにトリガ信号を与えるとともに、帰還ダイオードに順方向電圧が印加されているスイッチ要素のスイッチ素子をオン状態にして制御整流回路に同期整流動作を行わせるように構成される。
本発明においては、制御整流回路のブリッジの下辺を構成するスイッチ要素のスイッチ素子として耐圧が低い素子を用いることができるため、該スイッチ素子として、オン時の抵抗が帰還ダイオードの内部抵抗よりも小さい素子を容易に選択することができる。従って、上記のように、帰還ダイオードに順方向電圧が印加されているスイッチ要素のスイッチ素子をオン状態にして制御整流回路に同期整流動作を行わせると、制御整流回路の上辺のサイリスタと下辺の帰還ダイオードとにより構成される整流回路を通して磁石発電機の出力を整流する場合に比べて、低損失で整流動作を行わせることができる。
上記制御整流回路のブリッジの下辺を構成するスイッチ要素としては、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)と該IGBTのコレクタエミッタ間に逆並列接続された帰還ダイオードとからなるものや、MOSFET(電界効果トランジスタ)を用いることができる。制御整流回路のブリッジの下辺を構成するスイッチ要素としてMOSFETを用いる場合には、該MOSFETのドレインソース間に形成されている寄生ダイオードを帰還ダイオードとして用いることができる。
制御整流回路のブリッジの上辺がサイリスタにより構成され、下辺がMOSFETにより構成される直流電源装置に本発明を適用する場合には、制御整流回路のブリッジの各上辺を構成するサイリスタと制御整流回路の各下辺を構成するMOSFETとの間に、カソードをサイリスタ側に向けたスナバダイオードを挿入し、各スナバダイオードのカソードと制御整流回路の負極側の直流出力端子との間にスナバコンデンサを接続する。
この場合、出力制御手段は、負荷に電力を供給する際に制御整流回路の各サイリスタにトリガ信号を与えるとともに、寄生ダイオードに順方向電圧が印加されているMOSFETをオン状態にして制御整流回路に同期整流動作を行わせるように構成するのが好ましい。
上記スナバダイオードとしては、制御整流回路のブリッジの上辺を構成する各サイリスタのターンオフ時間よりもリカバリ時間が短いダイオードを用いるのが好ましい。
上記のようなダイオードをスナバダイオードとして用いると、昇圧制御時に制御整流回路の下辺を構成するスイッチ要素のスイッチ素子がオフ状態からオン状態にされた際に磁石発電機の発電コイルに誘起する電圧により、制御整流回路の上辺のサイリスタに逆電圧が印加されたときに、サイリスタを通して逆電流が流れる時間を短くすることができるため、昇圧制御時に制御整流回路で生じる損失をいっそう少なくすることができる。
本発明においては、制御整流回路のブリッジの各上辺を構成するサイリスタと下辺を構成するスイッチ要素との間に、各上辺を構成するサイリスタ側にカソードを向けたスナバダイオードを挿入するとともに、各スナバダイオードのカソードと制御整流回路の負極側の直流出力端子との間にスナバコンデンサを接続して、これらスナバダイオードとスナバコンデンサとにより、スイッチ素子をオン状態からオフ状態にした際に生じるサージ電圧を吸収するスナバ回路を構成したので、昇圧制御時にスイッチ素子をオン状態からオフ状態にした際に磁石発電機から放出されるエネルギを瞬時にスナバダイオードを通してスナバコンデンサに吸収して、スイッチ要素の両端にサージ電圧が発生するのを防止することができる。
従って本発明によれば、制御整流回路のブリッジの下辺を構成するスイッチ要素の耐電圧を高くしておく必要がなくなるため、内部抵抗が低いスイッチ素子を選定して、スイッチ素子で生じる損失を少なくすることができる。これにより、スイッチ素子で生じる発熱を少なくして、スイッチ素子に大型の放熱器を取り付ける必要性をなくすことができるため、装置が大型化するのを防ぐことができる。また本発明によれば、CR型のスナバ回路を用いた場合のように、スナバ回路で電力が消費されることがないため、制御整流回路で生じる損失を少なくすることができることと相俟って、充電効率を高めることができ、従来よりも小型の磁石発電機を用いて負荷に電力を供給することができる。
本発明において、負荷に電力を供給する際に制御整流回路の各サイリスタにトリガ信号を与えるとともに、帰還ダイオードに順方向電圧が印加されているスイッチ要素のスイッチ素子をオン状態にして制御整流回路に同期整流動作を行わせるようにバッテリ充電制御手段を構成した場合には、整流動作を低損失で行わせることができるため、制御整流回路及びスナバ回路で生じる損失を少なくすることができることと相俟って、充電効率を更に高めることができる。
また本発明において、制御整流回路のブリッジの上辺を構成する各サイリスタのターンオフ時間よりもリカバリ時間が短いダイオードをスナバダイオードとして用いた場合には、昇圧制御時に制御整流回路の下辺を構成するスイッチ要素のスイッチ素子がオフ状態からオン状態にされた際に磁石発電機の発電コイルに誘起する電圧により制御整流回路の上辺のサイリスタに逆電圧が印加されたときに、サイリスタを通して逆電流が流れる時間を短くすることができるため、昇圧制御時に制御整流回路で生じる損失をいっそう少なくすることができ、発熱量の低減と充電効率の向上とを更に図ることができる。
本発明の一実施形態を示した回路図である。 本発明の他の実施形態を示した回路図である。 本発明に係る直流電源装置の応用例を示した回路図である。 本発明の一実施形態において、マイクロプロセッサにより構成される手段を含む装置の構成を概略的に示したブロック図である。 図5に示した直流電源装置を構成するためにマイクロプロセッサに実行させる処理のアルゴリズムの一例を示したフローチャートである。 従来の直流電源装置の構成を示した回路図である。 従来の直流電源装置においてMOSFETを保護するために用いられていたスナバ回路の構成を示した回路図である。 (A)及び(B)は、図6に示した直流電源装置において、制御整流回路のブリッジの下辺を構成するMOSFETの両端に生じるサージ電圧の波形及びサイリスタを流れる電流の波形を概略的に示した波形図である。
以下図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態を示したもので、本実施形態では、負荷がバッテリであって、磁石発電機の出力を整流する制御整流回路の出力でバッテリを充電するものとする。図1において、1は図示しないエンジンにより駆動される磁石発電機、2は磁石発電機1から得られる交流出力を整流する制御整流回路、3は制御整流回路2から充電電流が与えられて充電されるバッテリ、4は制御整流回路2を制御するコントローラである。
磁石発電機1は、エンジンのクランク軸に取り付けられた磁石回転子と、この磁石回転子の磁極に対向する磁極部を有する鉄心に三相の発電コイルLu,Lv及びLwを巻回してなる固定子とを備えた周知のもので、エンジンの回転に同期して三相交流電圧を発生する。三相の発電コイルLu,Lv及びLwは星形結線されている。
制御整流回路2は、ブリッジの上辺をサイリスタ201uないし201wにより構成し、オンオフ制御が自在なスイッチ素子と該スイッチ素子に逆並列接続された帰還ダイオードとからなるスイッチ要素によりブリッジの下辺を構成したブリッジ型の全波整流回路からなっている。本実施形態では、ブリッジの下辺を構成するスイッチ要素がNチャンネル型のMOSFET202uないし202wからなっていて、MOSFET202uないし202wのドレインソース間に形成された寄生ダイオードDpuないしDpwが帰還ダイオードとして用いられている。
図示の制御整流回路においては、サイリスタ201uないし202wのカソードが共通接続され、MOSFET202uないし202wのソースが共通接続されている。サイリスタ201uないし202wのカソードの共通接続点から制御整流回路の正極側直流出力端子2aが導出され、MOSFET202uないし202wのソースの共通接続点から負極側直流出力端子2bが導出されている。またサイリスタ201uないし201wのアノードとMOSFET201uないし201wのドレインとの間に、カソードをサイリスタ201uないし201wのアノードにそれぞれ接続し、アノードをMOSFET202uないし202wのドレインにそれぞれ接続したスナバダイオードDsuないしDswが挿入され、スナバダイオードDsuないしDswのそれぞれのカソードと制御整流回路2の負極側直流出力端子2b(MOSFET202uないし202wのソースの共通接続点)との間にそれぞれスナバコンデンサCsuないしCswが接続されている。またMOSFET202uないし202wのドレインとスナバダイオードDsuないしDswのアノードとの接続点からそれぞれ三相の交流入力端子2uないし2wが導出されている。制御整流回路2の三相の交流入力端子2uないし2wにそれぞれ磁石発電機1の三相の出力端子が接続され、制御整流回路2の正極側及び負極側の直流出力端子2a及び2bにそれぞれバッテリ3の正極端子及び負極端子が接続されている。
昇圧制御時に制御整流回路2の下辺を構成するMOSFETがオフ状態からオン状態にされた際に磁石発電機1の発電コイルに誘起する電圧により制御整流回路2の上辺のサイリスタ201uないし201wに逆電圧が印加されたときに、サイリスタ201uないし201wを通して逆電流が流れる時間を短くするため、スナバダイオードDsuないしDswとしては、サイリスタ201uないし201wのターンオフ時間よりもリカバリ時間が短いダイオードを用いる。また損失を少なくするためスナバダイオードDsuないしDswとしては、ON時の電圧降下が低いもの(内部抵抗が少ないもの)を用いることが好ましい。従って、スナバダイオードDsuないしDswとしては、リカバリ時間が短く、ON時の電圧降下が低いショットキーバリアダイオードを用いることが好ましい。
なお本実施形態では、MOSFET202uないし202wのドレインソース間の寄生ダイオードを帰還ダイオードとして用いているが、必要に応じて、MOSFET202uないし202wのドレインソース間にディスクリートのダイオードからなる帰還ダイオードを並列接続するようにしてもよい。
コントローラ4は、磁石発電機の出力電圧を検出する発電機出力電圧検出回路と、負荷(バッテリ3)の端子電圧を検出する負荷電圧検出回路と、CPUとROM及びRAM等のメモリと各種のインターフェース等を有するマイクロプロセッサとを備えていて、マイクロプロセッサがROMに格納された所定のプログラムを実行することにより、磁石発電機の回転速度を検出する回転速度検出手段と、負荷への電力の供給を適正に行わせるべく(バッテリ3の充電を適正に行わせるべく)制御整流回路2を制御する出力制御手段と、磁石発電機1の出力電圧が低いときに磁石発電機の発電コイルに誘起する電圧を昇圧する昇圧制御を行う昇圧制御手段とを実現する。本実施形態では、制御整流回路2とコントローラ4とにより、磁石発電機1の交流出力を整流して負荷(バッテリ3)に電力を供給する直流電源装置が構成されている。
図4を参照すると、制御整流回路2とコントローラ4とからなる本実施形態の直流電源装置の構成が、磁石発電機1及び負荷としてのバッテリ3とともに示されている。図4において、4Aは負荷(バッテリ3)の両端の電圧を検出する負荷電圧検出回路、4Bは磁石発電機1の2相間の相間電圧を検出する発電機出力電圧検出回路、4Cは発電機出力電圧検出回路4Bにより検出された1相の交流電圧の一方の極性の半波の波形を矩形波状に整形する波形整形回路、4Dは回転速度検出手段、4Eは出力制御手段、4Fは昇圧制御手段であり、これらのうち、回転速度検出手段4D、出力制御手段4E及び昇圧制御手段4Fは、マイクロプロセッサが所定のプログラムを実行することにより実現する。
負荷電圧検出回路4Aは、例えば、制御整流回路2の直流出力端子2a,2b間に接続された抵抗分圧回路により構成される。発電機出力電圧検出回路4Bは、磁石発電機1の三相の出力端子のうちの2つの端子間の電圧をトランスなどを通して検出する回路からなっている。
波形整形回路4Cは、発電機出力電圧検出回路4Bが検出した交流電圧の一方の極性の半波の波形を矩形波状に整形する回路で、この波形整形回路は例えば、発電機出力電圧検出回路4Bが検出した交流電圧の一方の極性の半波の瞬時値がしきい値レベルを超えたときにオン状態になり、該一方の半波の瞬時値がしきい値レベル未満になったときにオフ状態になるスイッチ回路により構成することができる。
回転速度検出手段4Dは、磁石発電機の回転速度を検出する手段で、この回転速度検出手段は、磁石発電機1が出力する交流電圧の周波数または周期を検出することにより磁石発電機1の回転速度を検出する。図示の回転速度検出手段は、波形整形回路4Cから得られる矩形波信号の各立ち上がりから次の立ち上がりまでの時間を、発電機が一定角度(交流電圧の1サイクルに相当する角度)αだけ回転するのに要した時間として計測して、計測した時間と回転角度αとから磁石発電機の回転速度を演算する。
出力制御手段4Eは、負荷の種類に応じて、負荷への電力の供給を適正に行わせるべく、適宜の態様で制御整流回路2のサイリスタとMOSFETとを制御するように構成される。本実施形態では、負荷をバッテリとして、制御整流回路2の出力でバッテリ3を充電するため、出力制御手段4Eが、バッテリ3の充電を適正に行わせるべく制御整流回路2のサイリスタ201uないし201w及びMOSFET202uないし202wを制御するように構成される。本実施形態では、出力制御手段4Eが、下記の(a)ないし(c)の制御を行うように構成される。
(a)負荷電圧検出回路4Aにより検出されたバッテリ電圧からバッテリの充電状態を検出して、バッテリ3の充電が完了していないことが検出されたときに、制御整流回路2に同期整流動作を行わせるべく、制御整流回路2のサイリスタ201uないし201wにトリガ信号を与えるとともに、MOSFET202uないし202wのうち、ドレインソース間に存在する寄生ダイオードに順方向電圧が印加されているMOSFETをオン状態にするように、制御整流回路2のサイリスタ201uないし201wとMOSFET202uないし202wとを制御する。
(b)バッテリ電圧検出回路4Aにより検出されたバッテリ電圧からバッテリ3の充電が完了したことが検出されている状態で、回転速度検出手段4Dにより検出された磁石発電機1の回転速度が設定値未満であるときに、制御整流回路2の各サイリスタを転流させるために各サイリスタへのトリガ信号の供給を停止するとともに、各サイリスタをオフ状態にするために必要な時間の間だけすべてのMOSFETをオン状態にする(磁石発電機の出力端子間を短絡する)ように、制御整流回路2のサイリスタとMOSFETとを制御する。
(c)バッテリ3の充電が完了したことが検出されている状態で磁石発電機1の回転速度が上記設定値以上であることが検出されたとき、又はバッテリ3の充電が完了したことが検出されている状態で、磁石発電機1の出力電圧が設定値以上であることが検出されたときに、すべてのMOSFETをオン状態にするように、制御整流回路2のサイリスタとMOSFETとを制御する。
上記(a)のように、負荷に電力を供給する際にMOSFET202uないし202wを制御して、制御整流回路に同期整流動作を行わせると、サイリスタ201uないし201wとMOSFET202uないし202wの寄生ダイオードDpuないしDpwとにより構成される全波整流回路を通して負荷(バッテリ)に磁石発電機の整流出力を供給する場合に比べて、低損失で負荷に電力を供給することができる。この効果を得るため、MOSFET202uないし202wとしては、それぞれのドレインソース間の抵抗値が寄生ダイオードDpuないしDpwのアノード・カソード間の抵抗値よりも十分に小さい素子を用いる。
制御整流回路2において、ブリッジの下辺を構成するMOSFET202uないし2020wを同時にオン状態にすると、何れかのMOSFETのドレインソース間と何れかのMOSFETの寄生ダイオードとを通して磁石発電機2の出力が短絡される。例えば、磁石発電機1のU相の発電コイルLuの非中性点側の端子の電位がV相の発電コイルLvの非中性点側の端子の電位よりも高くなっているときには、発電コイルLu−MOSFET202uのドレインソース間−MOSFET202vの寄生ダイオードDpv−発電コイルLvの短絡回路が形成されて、発電コイルLuとLvとが短絡される。従って、上記(b)のように、バッテリの充電が完了したときに、制御整流回路のブリッジの下辺を構成するすべてのMOSFETをオン状態にすると、磁石発電機2の出力を短絡して、制御整流回路2に入力される電圧を零にすることができるため、サイリスタ201uないし201wをそれぞれ流れていた電流を速やかに保持電流以下にして、サイリスタ201uないし201wの転流が速やかに行わせることができる。
上記(c)のように、バッテリ3の充電が完了したことが検出されている状態で磁石発電機1の回転速度が上記設定値以上であることが検出されたときに、すべてのMOSFETをオン状態にするように制御すると、磁石発電機1の出力端子間を短絡することにより、エンジンの負荷を増大させて機関の回転に制動をかけることができるため、発電機の回転速度の上昇を抑制することができる。またすべてのMOSFETをオン状態にして磁石発電機の出力を短絡することにより、磁石発電機1から制御整流回路2への電力の供給を停止して、バッテリの充電を停止させることができ、バッテリが過充電の状態になるのを防ぐことができる。
同様に、バッテリ3の充電が完了したことが検出されている状態で磁石発電機1の出力電圧が設定値を超えたことが検出されたときに、上記(c)のように、すべてのMOSFETをオン状態にするように制御すると、磁石発電機の出力を短絡して発電機の回転速度の上昇を抑制するとともに、バッテリの充電を停止させて、バッテリが過充電の状態になるのを防ぐことができる。
昇圧制御手段4Fは、磁石発電機1からバッテリ3を充電するために必要な出力を得るために磁石発電機1の出力電圧を昇圧する必要があるときに制御整流回路2の各サイリスタにトリガ信号を与えた状態で、すべてのスイッチ要素のスイッチ素子(本実施形態ではMOSFET202uないし202w)を同時にオンオフさせるように制御する。
本実施形態で用いる昇圧制御手段4Fは、磁石発電機1の出力電圧がバッテリ3を充電するために必要な電圧(この電圧を規定電圧という。)に達していないとき又は磁石発電機1の回転速度が、バッテリ3を充電するために必要な電圧を該発電機1から出力させるために必要な回転速度(この回転速度を規定回転速度という。)に達していないときに、制御整流回路2のサイリスタ201uないし201wにトリガ信号を与えた状態で、すべてのMOSFET202uないし202wを十分に高い周波数で同時にオンオフさせるように、制御整流回路2のサイリスタとMOSFETとを制御する。
上記のように、制御整流回路2のサイリスタ201uないし201wにトリガ信号を与えた状態で、すべてのMOSFET202uないし202wを十分に高い周波数で同時にオンオフさせると、磁石発電機の発電コイルを流れる電流を高い周波数で断続させて、発電コイルを流れる電流を、大きな時間的な変化率で変化させることができるため、発電コイルに昇圧された電圧を誘起させることができ、磁石発電機1から制御整流回路2に与えられる電圧を昇圧することができる。このとき制御整流回路2は、磁石発電機1から与えられる交流出力を、トリガ信号が与えられているサイリスタ201uないし201wとMOSFET202uないし202wの寄生ダイオード(帰還ダイオード)とにより構成される全波整流回路により整流してバッテリ3に供給する。
上記のような昇圧制御手段4Fを設けておけば、磁石発電機1の回転速度が低く、磁石発電機1の出力を整流しただけではバッテリ1を充電するために必要な電流を流すことができない状態でも、バッテリの充電を行わせることができ、エンジンを始動した後、その回転速度が十分に上昇していない状態でも、バッテリの充電を行わせることができる。
本実施形態において、バッテリ充電制御手段4Eと昇圧制御手段4Fとを構成するためにコントローラ4に設けられたマイクロプロセッサに実行させる処理のアルゴリズムの一例を示すフローチャートを図5に示した。
図5の処理は、一定のタイミング毎に実行される。この処理が開始されると、先ずステップS101で制御整流回路2のサイリスタ(SCR)201uないし201wにトリガ信号を与えて、サイリスタ201uないし201wのうち、アノードカソード間に順方向電圧が印加されているサイリスタが導通し得るようにする。次いでステップS102で、制御整流回路2に同期整流動作を行わせるように、MOSFET202uないし202wのうち、寄生ダイオード(帰還ダイオード)に順方向電圧が印加されているMOSFETのゲートに駆動信号を与えて、該MOSFETをオン状態にする制御を行わせる。これにより、磁石発電機1の交流出力を同期整流し、その整流出力をバッテリ3に供給してバッテリ3の充電を行わせる。
次いで、ステップS103で、バッテリ電圧検出回路4Aにより検出されるバッテリ電圧を判定電圧と比較することにより、バッテリの充電が完了しているか否かを判定する。その結果、バッテリの充電が完了している(バッテリ電圧が判定値以上である)と判定されたときには、ステップS104に進んで、磁石発電機1の回転速度Nが設定値Ns以上であるか否かを判定する。その結果、回転速度が設定値以上ではないと判定されたとき(バッテリの充電が完了しているが発電機の回転速度が設定値よりも低いとき)には、ステップS105に進んでサイリスタ201uないし201wのトリガを停止し、ステップS106で、サイリスタ201uないし201wを転流させるために必要な一定時間の間だけ制御整流回路2のすべてのMOSFET202uないし202wをオン状態にする。これにより、一定時間の間磁石発電機1の出力を短絡して、オン状態にあるサイリスタを転流させる。ステップS106を実行した後この処理を終了する。
ステップS104で、磁石発電機1の回転速度Nが設定値Ns以上であると判定されたときには、ステップS107に進んで制御整流回路のすべてのMOSFET202uないし202wをオン状態にしてこの処理を終了する。制御整流回路のすべてのMOSFET202uないし202wをオン状態にすることにより、磁石発電機1の出力を短絡して、エンジンの回転に制動をかけ、磁石発電機の回転速度の上昇を抑制する。また磁石発電機1の出力を短絡することにより、磁石発電機1から制御整流回路2への電力の供給を停止して、バッテリの充電を停止させ、バッテリが過充電の状態になるのを防ぐ。
ステップS103でバッテリの充電が完了していない(バッテリ電圧が判定値未満である)と判定されたときには、ステップS108に進んで、磁石発電機の回転速度が規定回転速度Ni以下であるか否かを判定する。その結果、磁石発電機の回転速度が規定回転速度以下であると判定されたときには、ステップS109に進んで、制御整流回路2のすべてのサイリスタ(SCR)201uないし201wにトリガ信号を与えて、サイリスタ201uないし201wのうち、アノードカソード間に順方向電圧が印加されているサイリスタが導通し得るようにし、ステップS110で制御整流回路2のすべてのMOSFET202uないし202を高い周波数でオンオフさせて、磁石発電機の出力電圧を昇圧させる動作を行わせる状態にしてこの処理を終了する。
ステップS108で回転速度Nが規定回転速度Ni以下でない(規定回転速度を超えている)と判定されたときには、ステップS111に進んで、磁石発電機の出力電圧Vacが規定電圧Vi以下であるか否かを判定する。この判定の結果、磁石発電機の出力電圧Vacが規定電圧Vi以下であると判定されたときには、ステップS109に進んで制御整流回路2のすべてのサイリスタにトリガ信号を与えて、すべてのサイリスタをオン状態にし得るようにする。次いでステップS110ですべてのMOSFET202uないし202を高い周波数でオンオフさせて、磁石発電機1の出力電圧を昇圧させる状態にした後にこの処理を終了する。ステップS111で、磁石発電機の出力電圧Vacが規定電圧Vi以下ではないと判定されたときには、以後何もしないでこの処理を終了する。
図5に示したアルゴリズムによる場合には、ステップS101ないしS107により出力制御手段4Eが構成され、ステップS103及びステップS108ないしS110により、昇圧制御手段4Fが構成される。
上記の実施形態において、昇圧制御手段4Fが、制御整流回路2のMOSFET202uないし202wをオンオフさせて、磁石発電機の出力電圧を昇圧する動作を行う際には、MOSFETをオン状態からオフ状態にしたときに磁石発電機1から放出されるエネルギが瞬時にスナバダイオードDsuないしDswを通してスナバコンデンサCsuないしCswに吸収されるため、MOSFET202uないし202wの両端にサージ電圧が発生するのを防止することができる。このときスナバコンデンサCsuないしCswは高い電圧まで充電されるが、スナバコンデンサCsuないしCswと制御整流回路2のMOSFETとの間には、スナバコンデンサCsuないしCswの両端の電圧に対して逆方向のスナバダイオードDsuないしDswが介在しているため、スナバコンデンサCsuないしCswの両端の電圧がMOSFET202uないし202wに印加されることはない。スナバコンデンサCsuないしCswに蓄積された電荷は、MOSFET202uないし202wがオフ状態になった後、対応するサイリスタ201uないし201wがオン状態になったときにそれぞれのサイリスタを通してバッテリ3側に放電させられる。
上記のように構成すると、制御整流回路2のブリッジの下辺を構成するMOSFET202uないし202wの耐電圧を高くしておく必要がなくなるため、内部抵抗が低いMOSFETを選定することが容易になる。従って、MOSFET202uないし202wで生じる損失を少なくすることができ、MOSFET202uないし202wで生じる発熱を少なくして、各MOSFETに大型の放熱器を取り付ける必要性をなくすことができ、装置が大型化するのを防ぐことができる。またCR型のスナバ回路を用いた場合のように、スナバ回路で電力が消費されることがないため、制御整流回路2で生じる損失を少なくすることができることと相俟って、充電効率を高めることができる。
また上記の実施形態のように、スナバダイオードDsuないしDswとして、制御整流回路2のブリッジの上辺を構成する各サイリスタのターンオフ時間よりもリカバリ時間が短いダイオードを用いると、昇圧制御時に制御整流回路2の下辺を構成するスイッチ要素のスイッチ素子(上記の例ではMOSFET)がオフ状態からオン状態にされた際に磁石発電機1の発電コイルに誘起する電圧により、制御整流回路2の上辺を構成するサイリスタに逆電圧が印加されたときに、サイリスタを通して逆電流が流れる時間を短くすることができるため、昇圧制御時に制御整流回路で生じる損失をいっそう少なくすることができる。またスナバダイオードDsuないしDswとして、ショットキーバリアダイオードのような、ON時の電圧降下が低いダイオードを用いれば、スナバダイオードDsuないしDswを設けたことによる損失の増大を最小限に抑えることができる。
上記の直流電源装置においては、制御整流回路2を構成する各半導体素子の温度上昇を各素子で許容される温度の上限値以下に抑えることの必要性から、取り出すことができる出力の上限値が決まる。上記のように制御整流回路のブリッジの上辺にスナバダイオードを追加すると、該スナバダイオードで発熱が生じるが、一般にダイオードのPNジャンクションで許容される温度の上限値は、サイリスタのジャンクションで許容される温度の上限値よりも十分に高いので、スナバダイオードをブリッジの上辺に追加したことが直流電源装置の出力を制限する要因となることはない。
上記の実施形態では、制御整流回路のブリッジの下辺を構成するスイッチ要素としてMOSFETを用いたが、制御整流回路のブリッジの下辺を構成するスイッチ要素は、オンオフ制御が可能なスイッチ素子と、該スイッチ素子の両端に逆並列接続された帰還ダイオードとを有するスイッチ要素を用いればよく、上記の例に限定されない。
図2を参照すると、制御整流回路2のブリッジの下辺を構成するスイッチ要素を、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)203uないし203wと、これらのIGBTのコレクタエミッタ間に逆並列接続された帰還ダイオードDuないしDwとにより構成した例が示されている。図2に示された例では、制御整流回路2のブリッジの上辺を構成するサイリスタ201uないし201wと、ブリッジの下辺を構成するIGBT203uないし203wとの間にそれぞれ、カソードをサイリスタ201uないし201wのアノードに接続し、アノードをIGBT203uないし203wのコレクタに接続したスナバダイオードDsuないしDswが挿入されている。サイリスタS201uないし201wのアノードが共通接続されるとともに、IGBT203uないし203wのエミッタが共通接続され、サイリスタS201uないし201wのカソードの共通接続点及びIGBT203uないし203wのエミッタの共通接続点からそれぞれ正極側及び負極側の直流出力端子が導出されている。またIGBT203uないし203wのコレクタとスナバダイオードDsuないしDswのアノードとの接続点からそれぞれ制御整流回路2の三相の交流入力端子2uないし2wが導出されている。図2に示された直流電源装置のその他の構成は図1に示したものと同様である。
本発明は、上記の実施形態のように、制御整流回路2の負荷をバッテリ3として、磁石発電機1の整流出力でバッテリ3を充電する場合に限定されるものではなく、磁石発電機の出力を制御整流回路により整流して適宜の負荷に電力を供給する直流電源装置にも本発明を適用することができる。例えば、図3に示すように、インバータ5を負荷として、インバータ5に直流電源電圧を与える直流電源装置にも、本発明を適用することができる。
図3に示されたインバータ5は、ソースが共通接続されたPチャンネル型のMOSFET501uないし501wによりブリッジの上辺を構成し、ドレインがMOSFET501uないし501wのドレインにそれぞれ接続され、ソースが共通接続されたNチャンネル型のMOSFET502uないし502wによりブリッジの下辺を構成した周知のもので、MOSFET501uないし501wのソースの共通接続点及びMOSFET502uないし502wのソースの共通接続点からそれぞれ正極側及び負極側の直流入力端子5a及び5bが導出されている。またMOSFET501u,501v及び501wのドレインと、MOSFET502u,502v及び502wのドレインとの接続点からそれぞれ三相の交流出力端子5u,5v及び5wが導出されている。
本発明に係る直流電源装置の直流出力端子2a及び2bの間にはバッテリに代えて電源コンデンサCsが接続され、このコンデンサCsの両端の電圧が、インバータ5の正極側及び負極側の直流入力端子5a及び5b間に印加されている。インバータ5のMOSFET501uないし501w及び502uないし502wのゲートにはインバータ制御回路6から駆動信号(MOSFETをオン状態にするための信号)が与えられている。
インバータ制御回路6は、直流電源装置の出力端子間に接続された電源コンデンサCsの両端の直流電圧を一定の周波数を有する交流電圧に変換して交流出力端子5uないし5wから出力するように、インバータ5のMOSFET501uないし501w及び502uないし502wをオンオフ制御する。インバータ5の構成は周知であるので、その詳細な動作の説明は省略する。
図3に示した実施形態において、コントローラ4の出力制御手段は、インバータ5の出力電圧を設定値に保つために必要な直流電圧を制御整流回路2から出力させるように、制御整流回路2を制御する。図3に示された実施形態において、直流電源装置1の構成は、図1に示したものと同様である。
図3に示した例においては、制御整流回路2とコントローラ4とからなる本発明に係る直流電源装置と、インバータ5とにより、回転速度が一定でないエンジンにより駆動されるために出力周波数が随時変化する磁石発電機1の交流出力電圧を一旦直流電圧に変換した後、インバータ5により一定の周波数を有する交流電圧に変換する電源装置が構成されている。
上記の実施形態のように、負荷に電力を供給する際に制御整流回路2の各サイリスタにトリガ信号を与えるとともに、帰還ダイオードに順方向電圧が印加されているスイッチ要素のスイッチ素子をオン状態にして制御整流回路2に同期整流動作を行わせるように出力制御手段を構成しておくと、制御整流回路のブリッジの下辺を構成するスイッチ要素のスイッチ素子としてオン時の損失が帰還ダイオードよりも少ない素子を用いることにより、ブリッジの上辺を構成するサイリスタとブリッジの下辺を構成するスイッチ要素の帰還ダイオードとにより構成される全波整流回路により磁石発電機の出力を整流する場合に比べて、低損失で整流動作を行わせることができる。しかしながら本発明は、負荷に電力を供給する際に制御整流回路に同期整流動作を行わせるように出力制御手段を構成する場合に限定されるものではない。
例えば、本発明に係る直流電源装置のコントローラに設ける出力制御手段は、磁石発電機の出力を昇圧する必要がない状況で負荷に電力を供給する際に、制御整流回路の下辺を構成するスイッチ要素のスイッチ素子をオフ状態に保って、制御整流回路のブリッジの上辺を構成するサイリスタとブリッジの下辺を構成するスイッチ要素の帰還ダイオードとにより構成される全波整流回路により磁石発電機の出力を整流して負荷に電力を供給するように構成してもよい。
上記の実施形態では、磁石発電機1が三相交流電圧を出力するように構成されているが、磁石発電機として単相交流電圧を出力するものを用いる場合にも本発明を適用することができるのはもちろんである。
本発明に係る直流電源装置は、エンジンにより駆動される磁石発電機の交流出力を直流出力に変換する必要がある用途に広く利用することができる。例えば、エンジンにより駆動される車両に搭載されるバッテリを充電するバッテリ充電装置として利用したり、回転速度が一定でないエンジンにより駆動される磁石発電機の交流出力を周波数が一定な交流出力に変換する電源装置(エンジン発電機)の直流電源部などとして利用することができる。
1 磁石発電機
2 制御整流回路
2u〜2w 交流入力端子
2a,2b 直流出力端子
201u〜201w サイリスタ
202u〜202w MOSFET
Dsu〜Dsw スナバダイオード
Csu〜Csw スナバコンデンサ
3 バッテリ
4 コントローラ
4A 負荷電圧検出回路
4B 発電機出力電圧検出回路
4C 波形整形回路
4E 出力制御手段
4F 昇圧制御手段
5 インバータ
501u〜501w Pチャンネル型MOSFET
502u〜502w Nチャンネル型MOSFET

Claims (6)

  1. エンジンにより駆動される磁石発電機の交流出力が入力される交流入力端子と負荷が接続される正極側及び負極側の直流出力端子とを有して、前記交流入力端子に入力された交流電圧を整流して前記直流出力端子間に出力するブリッジ型の制御整流回路と、前記制御整流回路を制御するコントローラとを備え、前記制御整流回路は、ブリッジの各上辺がサイリスタにより構成されるとともに、オンオフ制御が自在なスイッチ素子と該スイッチ素子に逆並列接続された帰還ダイオードとを有するスイッチ要素によりブリッジの各下辺が構成されて、ブリッジの上辺を構成するサイリスタと下辺を構成するスイッチ要素の帰還ダイオードとにより全波整流回路が構成された回路からなり、前記コントローラは、前記負荷への電力の供給を適正に行わせるように前記制御整流回路の出力を制御する出力制御手段と、前記負荷に電力を供給するために前記磁石発電機の出力電圧を昇圧する必要があるときに前記制御整流回路の各サイリスタにトリガ信号を与えた状態ですべてのスイッチ要素のスイッチ素子を同時にオンオフさせるように制御する昇圧制御手段とを備えている直流電源装置であって、
    前記制御整流回路のブリッジの各上辺を構成するサイリスタと下辺を構成するスイッチ要素との間に、各上辺を構成するサイリスタ側にカソードを向けたスナバダイオードが挿入されるとともに、各スナバダイオードのカソードと前記制御整流回路の負極側の直流出力端子との間にスナバコンデンサが接続されていることを特徴とする直流電源装置。
  2. 前記出力制御手段は、前記負荷に電力を供給する際に前記制御整流回路の各サイリスタにトリガ信号を与えるとともに、帰還ダイオードに順方向電圧が印加されているスイッチ要素のスイッチ素子をオン状態にして前記制御整流回路に同期整流動作を行わせるように構成されている請求項1に記載の直流電源装置。
  3. 前記スイッチ要素のスイッチ素子は、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタである請求項1又は2に記載の直流電源装置。
  4. エンジンにより駆動される磁石発電機の交流出力が入力される交流入力端子と負荷が接続される正極側及び負極側の直流出力端子とを有して、前記交流入力端子に入力された交流電圧を整流して前記直流出力端子間に出力するブリッジ型の制御整流回路と、前記制御整流回路を制御するコントローラとを備え、前記制御整流回路は、ブリッジの上辺及び下辺をそれぞれサイリスタ及びMOSFETにより構成して、前記サイリスタとMOSFETのドレインソース間の寄生ダイオードとにより全波整流回路を構成した回路からなり、前記コントローラは、前記負荷への電力の供給を適正に行わせるように前記制御整流回路の出力を制御する出力制御手段と、前記負荷に電力を供給するために前記磁石発電機の出力電圧を昇圧する必要があるときに前記制御整流回路の各サイリスタにトリガ信号を与えた状態ですべてのスイッチ要素のスイッチ素子を同時にオンオフさせるように制御する昇圧制御手段とを備えている直流電源装置であって、
    前記制御整流回路のブリッジの各上辺を構成するサイリスタと下辺を構成するMOSFETの間に、カソードをサイリスタ側に向けたスナバダイオードが挿入されるとともに、各スナバダイオードのカソードと前記制御整流回路の負極側の直流出力端子との間にスナバコンデンサが接続されていることを特徴とする直流電源装置。
  5. 前記出力制御手段は、前記負荷に電力を供給する際に前記制御整流回路の各サイリスタにトリガ信号を与えるとともに、寄生ダイオードに順方向電圧が印加されているMOSFETをオン状態にして前記制御整流回路に同期整流動作を行わせるように構成されている請求項4に記載の直流電源装置。
  6. 前記スナバダイオードは、制御整流回路のブリッジの上辺を構成する各サイリスタのターンオフ時間よりもリカバリ時間が短いダイオードからなっている請求項1ないし5の何れか一つに記載の直流電源装置。
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