JP2013146127A - 過負荷リレー - Google Patents

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Abstract

【課題】短絡事故時の電力設備の誤遮断を防止できる過負荷リレーを提供する。
【解決手段】過負荷リレー10は、赤相、白相および青相電流の電流値が電流整定値A以上であるか否かを監視し、赤相、白相および青相電流のいずれかが電流整定値A以上であるとハイレベルの過電流検出信号を出力する過電流検出部11と、赤相、白相および青相電圧に対する赤相、白相および青相電流の位相がロック位相範囲内であるか否かを監視し、少なくとも1つがロック位相範囲内であるとハイレベルのロック信号を出力するロック部12と、過電流検出信号とロック信号の極性を反転した信号との論理積をとって電力設備を遮断するための遮断信号を出力する論理積回路13とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、過負荷リレーに関し、特に、短絡事故時の過渡的な電流では動作しないようにするのに好適な過負荷リレーに関する。
送電線における短絡事故発生により電力設備が停止したときには、発電機の運転状態や負荷の状況などにより運転中の電力設備が定格容量を超えて過負荷となる場合がある。
運転中の電力設備が過負荷となった場合には、設備損壊を防止するために、過負荷リレーで電力設備を負荷から遮断させている。
また、下記の特許文献1には、自端子の相電流を入力するとともに各端子にこの情報を伝送してこれらの電流情報により過負荷を判定することにより、過負荷区間を確実に検出できるとともに、単一不良では誤動作しないために送電線の不要な遮断を防止でき安定した電源の供給が可能であるようにした過負荷保護リレーが開示されている。
特開2001−103653号公報
しかしながら、従来の過負荷リレーは、単純な過電流リレー動作とタイマ動作とにより動作するものであるために、過負荷時ばかりでなく送電線の短絡事故時にも過電流リレー動作してしまうので、タイマの設定ミスなどがあった場合には電力設備を誤遮断してしまう恐れがあるという問題があった。
また、上記特許文献1に開示された過負荷保護リレーは、多端子送電線に使用するには有効な過負荷検出手法であると思われるが、従来の過負荷リレーと同様に短絡事故時に電力設備を誤遮断してしまう恐れがあるという問題がある。
本発明の目的は、短絡事故時の電力設備の誤遮断を防止することができる過負荷リレーを提供することにある。
本発明の過負荷リレーは、過負荷を検出すると電力設備を遮断するための過負荷リレー(10)であって、送電線の第1乃至第3の相電流の電流値(Ia,Ib,Ic)および第1乃至第3の相電圧(Va,Vb,Vc)に対する該第1乃至第3の相電流の位相(θa,θb,θc)に基づいて「通常潮流による過電流」と「短絡事故時の過渡的な電流」とを判別する判別手段と、該判別手段が「通常潮流による過電流」であると判別した場合には前記電力設備を遮断し、一方、該判別手段が「短絡事故時の過渡的な電流」であると判別した場合には前記電力設備を遮断しないようにする電力設備遮断手段とを具備することを特徴とする。
ここで、前記送電線の前記第1乃至第3の相電流の電流値が所定の電流整定値(A)以上であるか否かを監視し、該第1乃至第3の相電流の電流値のいずれかが該電流整定値以上であるとハイレベルの過電流検出信号を出力する過電流検出部(11)と、前記第1乃至第3の相電圧に対する前記第1乃至第3の相電流の位相(θa,θb,θc)が所定のロック位相範囲内であるか否かを監視し、該第1乃至第3の相電流の位相の少なくとも1つが該ロック位相範囲内であるとハイレベルのロック信号を出力するロック部(12)と、前記過電流検出信号と前記ロック信号の極性を反転した信号との論理積をとって前記電力設備を遮断するための遮断信号を出力する論理積回路(13)とを具備してもよい。
前記ロック部が、前記第1乃至第3の相電流の電流値が前記電流整定値以上であるとハイレベルの出力信号をそれぞれ出力する第1乃至第3の相電流値判定部(21a〜21c)と、前記第1乃至第3の相電流の位相が前記ロック位相範囲内であるとハイレベルの出力信号をそれぞれ出力する第1乃至第3の位相判定部(22a〜22c)と、前記第1の相電流値判定部の出力信号と前記第2の相電流値判定部の出力信号と前記第3の相電流値判定部の出力信号の極性を反転した信号との論理積をとる第1の論理積回路(231)と、前記第1の相電流値判定部の出力信号と前記第2の相電流値判定部の出力信号の極性を反転した信号と前記第3の相電流値判定部の出力信号との論理積をとる第2の論理積回路(232)と、前記第1の相電流値判定部の出力信号の極性を反転した信号と前記第2の相電流値判定部の出力信号と前記第3の相電流値判定部の出力信号との論理積をとる第3の論理積回路(233)と、前記第1乃至第3の位相判定部の出力信号の論理和をとる第1の論理和回路(241)と、前記第1乃至第3の論理積回路の出力信号と前記第1の論理和回路の出力信号との論理和をとる第2の論理和回路(242)とを備えてもよい。
前記ロック部からハイレベルのロック信号が所定の時間だけ継続して入力されると、警報信号を警報器に出力するための連続動作監視用タイマ(15)をさらに具備してもよい。
本発明の過負荷リレーは、短絡事故時の過渡的な電流では動作しないようにすることができるため、協調用タイマの設定ミスなどによる短絡事故時の電力設備の誤遮断を防止することができるとともに過負荷リレーの確実な運用を図ることができるという効果を奏する。
本発明の一実施例による過負荷リレー10の構成を示す図である。 図1に示したロック部12の構成を示すブロック図である。 図1に示した過負荷リレー10の動作について説明するための図である。
上記の目的を、送電線の各相電流の電流値および各相電圧に対する各相電流の位相に基づいて「通常潮流による過電流」と「短絡事故時の過渡的な電流」とを判別し、「通常潮流による過電流」であると判別した場合には電力設備を遮断するが、「短絡事故時の過渡的な電流」であると判別した場合には電力設備を遮断しないようにすることにより実現した。
以下、本発明の過負荷リレーの実施例について図面を参照して説明する。
本発明の過負荷リレーは、送電線の各相電流の電流値および各相電圧に対する各相電流の位相に基づいて「通常潮流による過電流」と「短絡事故時の過渡的な電流」とを判別して、短絡事故時の過渡的な電流では動作しないようにしたことを特徴とする。
そのため、本発明の一実施例による過負荷リレー10は、図1に示すように、過電流検出部11と、ロック部12と、論理積回路13と、協調用タイマ14と、連続動作監視用タイマ15とを具備する。
ここで、過電流検出部11は、送電線の赤相、白相および青相に設置された赤相、白相および青相計器用変流器(不図示)から入力される赤相、白相および青相電流Ia,Ib,Icの電流値が所定の電流整定値A以上であるか否かを監視し、赤相、白相および青相電流Ia,Ib,Icの電流値のいずれかが電流整定値A以上であると、ハイレベルの過電流検出信号を論理積回路13に出力する。
ロック部12は、短絡事故時の過渡的な電流で電力設備を誤遮断しないようにするためのものであり、送電線の赤相、白相および青相に設置された赤相、白相および青相計器用変成器(不図示)から入力される赤相、白相および青相電圧Va,Vb,Vcに対する赤相、白相および青相電流Ia,Ib,Icの位相θa,θb,θc(以下、「赤相、白相および青相位相θa,θb,θc」と称する。)が所定のロック位相範囲内(第1の位相整定値B1以上かつ第2の位相整定値B2以下)であるか否かを監視し、赤相、白相および青相位相θa,θb,θcの少なくとも1つがロック位相範囲内であるとハイレベルのロック信号を論理積回路13に出力して、過電流検出部11からハイレベルの過電流検出信号が入力されても論理積回路13からハイレベルの遮断信号が出力されないようにする。
そのため、論理積回路13は、過電流検出信号とロック信号の極性を反転した信号との論理積をとるようにされている。
ここで、通常潮流には送電潮流と受電潮流とがあるため(図3(a),(b)参照)、第1の位相整定値B1は、赤相、白相および青相位相θa,θb,θcが0°方向である送電潮流時用の位相整定値であり、第2の位相整定値B2は、赤相、白相および青相位相θa,θb,θcが180°方向である受電潮流時用の位相整定値である。
また、2相短絡事故時には赤相、白相および青相位相θa,θb,θcのいずれかがロック位相範囲外となる場合があるため、2相短絡事故時の過渡的な電流で電力設備を誤遮断しないように、ロック部12は、赤相、白相および青相電流Ia,Ib,Icのうちのいずれか1つの電流値のみが電流整定値Aよりも小さいときにも、ハイレベルのロック信号を論理積回路13に出力するように構成されている。
そのため、ロック部12は、図2に示すように、赤相、白相および青相電流値判定部21a〜21cと、赤相、白相および青相位相判定部22a〜22cと、第1乃至第3の論理積回路231〜233と、第1および第2の論理和回路241,242とを備える。
ここで、赤相、白相および青相電流値判定部21a〜21cは、赤相、白相および青相電流Ia,Ib,Icの電流値が電流整定値A以上であると、ハイレベルの出力信号を出力する。
赤相、白相および青相位相判定部22a〜22cは、赤相、白相および青相位相θa,θb,θcがロック位相範囲内であると、ハイレベルの出力信号を出力する。
第1の論理積回路231は、赤相電流値判定部21aの出力信号と白相電流値判定部21bの出力信号と青相電流値判定部21cの出力信号の極性を反転した信号との論理積をとる。
第2の論理積回路232は、赤相電流値判定部21aの出力信号と白相電流値判定部21bの出力信号の極性を反転した信号と青相電流値判定部21cの出力信号との論理積をとる。
第3の論理積回路233は、赤相電流値判定部21aの出力信号の極性を反転した信号と白相電流値判定部21bの出力信号と青相電流値判定部21cの出力信号との論理積をとる。
第1の論理和回路241は、赤相、白相および青相位相判定部22a〜22cの出力信号の論理和をとる。
第2の論理和回路242は、第1乃至第3の論理積回路231〜233の出力信号と第1の論理和回路241の出力信号との論理和をとる。
第2の論理和回路242の出力信号は、論理積回路13および連続動作監視用タイマ15に出力される。
協調用タイマ14は、過負荷リレー10に従来の過負荷リレーのタイマ動作を行わせるためのものであり、論理積回路13からハイレベルの遮断信号が所定の時間(たとえば、10秒)だけ継続して入力されると、ハイレベルの電力設備遮断信号を出力して電力設備を遮断させる。
連続動作監視用タイマ15は、電力設備の常時負荷時において想定外に赤相、白相および青相位相θa,θb,θcがロック位相範囲内となった場合に電力設備を遮断させることを防止するためのものであり、ロック部12からハイレベルのロック信号が所定の時間(たとえば、5秒)だけ継続して入力されると、ハイレベルの警報信号を外部の警報器に出力して警報音などを発生させる。
次に、過負荷リレー10の動作について、図3(a)〜(d)を参照して説明する。
(1)常時潮流時
送電線に短絡事故が発生していない状態では、赤相、白相および青相電流Ia,Ib,Icの電流値はすべて送電潮流時および受電潮流時共に5A以下である。また、送電潮流時の赤相、白相および青相位相θa,θb,θcはすべて、図3(a)に一例を示すように−20°以上+20°以下であり、受電潮流時の赤相、白相および青相位相θa,θb,θcはすべて、図3(b)に一例を示すように160°(=180°−20°)以上200°(=180°+20°)以下である。
そこで、電流整定値Aを7.5A(=1.5×5A)に設定し、第1の位相整定値B1を45°に設定するとともに、第2の位相整定値B2を135°(=180°−45°)に設定すると、電力設備の常時負荷時には、赤相、白相および青相電流Ia,Ib,Icはすべて電流整定値A(=7.5A)よりも小さく、赤相、白相および青相位相θa,θb,θcはすべてロック位相範囲(45°以上135°以下)外となる。
したがって、過電流検出部11からはロウレベルの過電流信号が出力されるため、論理積回路13から出力される遮断信号はロウレベルになるので、運転中の電力設備が遮断されることはない。
また、ロック部12からはロウレベルのロック信号が出力されるため、連続動作監視用タイマ15からもロウレベルの警報信号が出力されるので、警報器が動作することもない。
一方、過負荷により赤相、白相および青相電流Ia,Ib,Icの電流値のうちの少なくとも1つの電流値が電流整定値A(=7.5A)以上になると、過電流検出部11から出力される過電流検出信号はロウレベルからハイレベルになる。
このとき、赤相、白相および青相位相θa,θb,θcは、想定外に変化しない限り、ロック位相範囲(45°以上135°以内)外であるため、ロック部12から出力されるロック信号はロウレベルのままである。
したがって、論理積回路13ではハイレベルの過電流検出信号とロウレベルのロック信号の極性が反転されたハイレベルの信号との論理積がとられるため、論理積回路13から出力される遮断信号はロウレベルからハイレベルになる。
その結果、過負荷が10秒以上継続すると、協調用タイマ14から出力される電力設備遮断信号がロウレベルからハイレベルになるため、運転中の電力設備が遮断される。
このとき、連続動作監視用タイマ15にはロウレベルのロック信号が入力されたままであるため、警報器が動作することはない。
(2)3相短絡事故時
送電線に3相短絡事故が発生した場合には、図3(c)に一例を示すように、赤相、白相および青相電流Ia,Ib,Icの電流値は5Aよりも大きくなり、赤相、白相および青相位相θa,θb,θcはすべて60°以上90°以下となる。
そのため、赤相、白相および青相電流Ia,Ib,Icがすべて電流整定値A(=7.5A)以上であると、過電流検出部11から出力される過電流検出信号はロウレベルからハイレベルになる。
また、赤相、白相および青相位相θa,θb,θcはすべてロック位相範囲(45°以上135°以下)内となるため、ロック部12では、赤相、白相および青相位相判定部22a〜22cの出力信号がすべてロウレベルからハイレベルになるので、第1および第2の論理和回路241,242の出力信号は共にロウレベルからハイレベルになる。
したがって、論理積回路13ではハイレベルの過電流検出信号とハイレベルのロック信号の極性が反転されたロウレベルの信号との論理積がとられるため、論理積回路13から出力される遮断信号はロウレベルのままとなる。
その結果、協調用タイマ14から出力される電力設備遮断信号はロウレベルのままとなるため、3相短絡事故による過渡的な電流により運転中の電力設備が誤遮断されることを防止することができる。
このとき、連続動作監視用タイマ15にはハイレベルのロック信号が入力されるが、3相短絡事故が5秒以上継続しない限り、警報器が動作することはない。
(3)2相短絡事故時
送電線に白相および青相の2相短絡事故が発生した場合には、図3(d)に一例を示すように、赤相電流Iaの電流値は5A以下であるが、白相および青相電流Ib,Icの電流値は5Aよりも大きくなる。また、赤相および白相位相θa,θbは−20°以上20°以下であるが、青相位相θcは120°以上180°以下となる。
そのため、白相および青相電流Ib,Icが電流整定値A(=7.5A)以上であると、過電流検出部11から出力される過電流検出信号はロウレベルからハイレベルになる。
また、赤相および白相位相θa,θbは第1の位相整定値B1(=45°)よりも小さくなり、青相位相θcは第2の位相整定値B2(=135°)よりも大きいか小さくなるため、ロック部12では、赤相および白相位相判定部22a,22bの出力信号はロウレベルのままとなり、青相位相判定部22cの出力信号は、青相位相θcが第2の位相整定値B2(=135°)よりも小さいときにはロウレベルからハイレベルになるが、青相位相θcが第2の位相整定値B2(=135°)よりも大きいときにはロウレベルのままとなるので、第1の論理和回路241の出力信号は必ずしもロウレベルからハイレベルになるとは限らない。
しかしながら、赤相電流値判定部21aの出力信号はロウレベルのままとなり、白相および青相電流値判定部21b,21cの出力信号はロウレベルからハイレベルになるため、第3の論理積回路233の出力信号がロウレベルからハイレベルになるので、第2の論理和回路242の出力信号はロウレベルからハイレベルになる。
したがって、論理積回路13ではハイレベルの過電流検出信号とハイレベルのロック信号の極性が反転されたロウレベルの信号との論理積がとられるため、論理積回路13から出力される遮断信号はロウレベルのままとなる。
その結果、協調用タイマ14から出力される電力設備遮断信号はロウレベルのままとなるため、2相短絡事故による過渡的な電流により運転中の電力設備が誤遮断されることを防止することができる。
このとき、連続動作監視用タイマ15にはハイレベルのロック信号が入力されるが、2相短絡事故が5秒以上継続しない限り、警報器が動作することはない。
10 過負荷リレー
11 過電流検出部
12 ロック部
13 論理積回路
14 協調用タイマ
15 連続動作監視用タイマ
21a,21b,21c 赤相、白相および青相電流値判定部
22a,22b,22c 赤相、白相および青相位相判定部
231〜233 第1乃至第3の論理積回路
241,242 第1および第2の論理和回路
a,Ib,Ic 赤相、白相および青相電流
a,Vb,Vc 赤相、白相および青相電圧
θa,θb,θc 赤相、白相および青相位相
A 電流整定値
1,B2 第1および第2の位相整定値

Claims (4)

  1. 過負荷を検出すると電力設備を遮断するための過負荷リレー(10)であって、
    送電線の第1乃至第3の相電流の電流値(Ia,Ib,Ic)および第1乃至第3の相電圧(Va,Vb,Vc)に対する該第1乃至第3の相電流の位相(θa,θb,θc)に基づいて「通常潮流による過電流」と「短絡事故時の過渡的な電流」とを判別する判別手段と、
    該判別手段が「通常潮流による過電流」であると判別した場合には前記電力設備を遮断し、一方、該判別手段が「短絡事故時の過渡的な電流」であると判別した場合には前記電力設備を遮断しないようにする電力設備遮断手段と、
    を具備することを特徴とする、過負荷リレー。
  2. 前記送電線の前記第1乃至第3の相電流の電流値が所定の電流整定値(A)以上であるか否かを監視し、該第1乃至第3の相電流の電流値のいずれかが該電流整定値以上であるとハイレベルの過電流検出信号を出力する過電流検出部(11)と、
    前記第1乃至第3の相電圧に対する前記第1乃至第3の相電流の位相(θa,θb,θc)が所定のロック位相範囲内であるか否かを監視し、該第1乃至第3の相電流の位相の少なくとも1つが該ロック位相範囲内であるとハイレベルのロック信号を出力するロック部(12)と、
    前記過電流検出信号と前記ロック信号の極性を反転した信号との論理積をとって前記電力設備を遮断するための遮断信号を出力する論理積回路(13)と、
    を具備することを特徴とする、請求項1記載の過負荷リレー。
  3. 前記ロック部が、
    前記第1乃至第3の相電流の電流値が前記電流整定値以上であるとハイレベルの出力信号をそれぞれ出力する第1乃至第3の相電流値判定部(21a〜21c)と、
    前記第1乃至第3の相電流の位相が前記ロック位相範囲内であるとハイレベルの出力信号をそれぞれ出力する第1乃至第3の位相判定部(22a〜22c)と、
    前記第1の相電流値判定部の出力信号と前記第2の相電流値判定部の出力信号と前記第3の相電流値判定部の出力信号の極性を反転した信号との論理積をとる第1の論理積回路(231)と、
    前記第1の相電流値判定部の出力信号と前記第2の相電流値判定部の出力信号の極性を反転した信号と前記第3の相電流値判定部の出力信号との論理積をとる第2の論理積回路(232)と、
    前記第1の相電流値判定部の出力信号の極性を反転した信号と前記第2の相電流値判定部の出力信号と前記第3の相電流値判定部の出力信号との論理積をとる第3の論理積回路(233)と、
    前記第1乃至第3の位相判定部の出力信号の論理和をとる第1の論理和回路(241)と、
    前記第1乃至第3の論理積回路の出力信号と前記第1の論理和回路の出力信号との論理和をとる第2の論理和回路(242)と、
    を備えることを特徴とする、請求項2記載の過負荷リレー。
  4. 前記ロック部からハイレベルのロック信号が所定の時間だけ継続して入力されると、警報信号を警報器に出力するための連続動作監視用タイマ(15)をさらに具備することを特徴とする、請求項2または3記載の過負荷リレー。
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