JP2013145715A - 蓄電装置、及び車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケース内に生じる無駄なスペースを少なくすること。
【解決手段】電極群11を、第1正極32及び第1負極33が第1セパレータ34により絶縁された状態で交互に複数積層することで直方体状に形成した第1電極体31と、第2正極42及び第2負極43が第2セパレータ44により絶縁された状態で、第1電極体31を捲回中心として第1電極体31の外側面に沿うようにして捲回することで形成した第2電極体41とから構成した。そして、電極群11を、矩形状のケース20内に収容することで二次電池10を構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、蓄電装置、及び蓄電装置が搭載された車両に関する。
一般に、蓄電装置としての二次電池としては、正極、負極及びセパレータそれぞれが不連続となった板状のものを一定方向に複数枚積層することで直方体状に形成される積層型の電極体を備えたものが知られている。このような二次電池は、電極体を、内部に電解液が注入された矩形状(四角箱状)のケースに収容することで構成されている。しかしながら、積層型の電極体は、複数枚の正極、負極及びセパレータを積層して製作されるため、各正極、各負極及び各セパレータを一枚ずつ積層するのに手間が掛かり、電極体を製作するのに時間が掛かってしまうという問題がある。
そこで、帯状の正極と帯状の負極との間に帯状のセパレータを介在させて、これらを渦捲き状に捲回して構成される捲回型の電極体(電極群)を備えた二次電池が、例えば特許文献1に開示されている。捲回型の電極体は、正極、負極及びセパレータを積層した状態で渦捲き状に捲回するとともに、正極、負極及びセパレータを径方向両側から圧縮することにより扁平状に形成される。そして、電極体を、内部に電解液が注入された矩形状のケースに収容することで二次電池が構成されている。捲回型の電極体は正極、負極及びセパレータを複数回捲き回すだけで製作できるため、積層型の電極体に比べて電極体を製作する時間を短縮することができ、電極体の生産性を向上させることができる。
特開平10−261441号公報
しかしながら、捲回型の電極体は弧状に湾曲しているため、捲回型の電極体を矩形状のケース内に収容すると、ケース内において、捲回型の電極体の外周面とケース内の四隅との間にデッドスペースが生じてしまう。このデッドスペースは、二次電池の性能を発揮する上では何ら寄与していない無駄なスペースとなってしまっている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ケース内に生じる無駄なスペースを少なくすることができる蓄電装置、及び車両を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、第1正極及び第1負極が第1セパレータにより絶縁された状態で交互に複数積層されることで直方体状に形成される第1電極体と、第2正極及び第2負極が第2セパレータにより絶縁された状態で、前記第1電極体を捲回中心として前記第1電極体の外側面に沿うようにして捲回されることで形成される第2電極体と、からなる電極群が、ケース内に収容されることで構成されていることを要旨とする。
この発明によれば、第2電極体が、直方体状に形成された第1電極体の外側面に沿うようにして第2正極、第2負極及び第2セパレータを捲回することで形成されているため、捲回型の第2電極体の形状を第1電極体の角部に沿った形状に形成することができる。よって、第2電極体の曲率を、従来技術の捲回型の電極体の曲率よりも大きくすることができ、第2電極体の外周面をケース内の四隅近傍に近づけることができる。その結果として、ケース内において、第2電極体の外周面とケース内の四隅との間のデッドスペースが従来技術よりも少なくなり、ケース内に生じる無駄なスペースを少なくすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1電極体には正極用集電端子に接続される第1正極タブ、及び負極用集電端子に接続される第1負極タブが設けられるとともに、前記第2電極体には、前記正極用集電端子に接続される第2正極タブ、及び前記負極用集電端子に接続される第2負極タブが設けられており、前記第1正極タブ及び前記第2正極タブは前記第1電極体の積層方向において、少なくとも一部が重なるように配置されるとともに、前記第1負極タブ及び前記第2負極タブは、前記第1正極タブ及び前記第2正極タブとは異なる位置で前記積層方向において、少なくとも一部が重なるように配置されることを要旨とする。
この発明によれば、第1正極タブ及び第2正極タブがそれぞれ異なる位置に配置されていたり、第1負極タブ及び第2負極タブがそれぞれ異なる位置に配置されていたりする場合に比べると、ケース内において、各タブを突出させるために必要なスペースを削減することができる。よって、ケース内に生じる無駄なスペースをさらに少なくすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記第1正極タブ及び前記第2正極タブと、前記第1負極タブ及び前記第2負極タブとが同方向に突出していることを要旨とする。
例えば、第1電極体の第1正極タブ及び第2電極体の第2正極タブと、第1電極体の第1負極タブ及び第2電極体の第2負極タブとが、互いに反対側の方向にそれぞれ突出している場合がある。この場合に比べると、ケース内において、各タブを突出させるために必要なスペースを削減することができる。よって、ケース内に生じる無駄なスペースをさらに少なくすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記第1電極体の外側面を囲む絶縁部材をさらに備え、前記絶縁部材の外側面に沿うようにして前記第2正極、前記第2負極及び前記第2セパレータそれぞれが捲回されることで前記第2電極体が形成されていることを要旨とする。
この発明によれば、絶縁部材により第1電極体と第2電極体との間の絶縁を確保しつつも、第2電極体の曲率を、従来技術の捲回型の電極体の曲率よりも大きくすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記第1電極体の外形は、前記ケースの内面と相似形をなすことを要旨とする。
この発明によれば、第2電極体の外周面をケース内の四隅近傍にさらに近づけることができる。その結果として、ケース内において、第2電極体の外周面とケース内の四隅との間のデッドスペースが従来技術よりもさらに少なくなり、ケース内に生じる無駄なスペースをさらに少なくすることができる。
請求項6に記載の発明は、車両において、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の蓄電装置が搭載されていることを要旨とする。この発明によれば、請求項1〜請求項5と同様な効果を得ることができる。
この発明によれば、ケース内に生じる無駄なスペースを少なくすることができる。
実施形態における二次電池の縦断面図。 図1におけるA−A線断面図。 第1電極体を模式的に示す分解斜視図。 第1電極体及び第2電極体の一部を展開して示す斜視図。 別の実施形態における二次電池の横断面図。
以下、本発明を車両としてのプラグインハイブリッド車等、又はフォークリフト等の産業車両に搭載される二次電池に具体化した第1の実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。なお、二次電池は、走行モータを駆動するために用いられる。
図1に示すように、二次電池10は、電極群11と、電極群11を収容するアルミニウム製のケース20とから構成されている。ケース20は、一面が開口する有底矩形状(有底四角箱状)をなすケース本体21と、ケース本体21の開口を閉鎖する四角板状の蓋22とから構成されている。ケース20の内部には電解液が注入されている。蓋22には、正極端子22a及び負極端子22bが外部に向けて突設されている。図2に示すように、電極群11は、第1電極体31と第2電極体41とから構成されている。
図3に示すように、第1電極体31は、板状の第1正極32と板状の第1負極33との間に板状の第1セパレータ34を介在させて第1正極32と第1負極33とを絶縁し、これらを一定方向に複数積層して構成されている。すなわち、本実施形態の第1電極体31は、第1正極32、第1負極33及び第1セパレータ34それぞれが不連続となったものを一定方向(積層方向)に複数枚積層してなる積層型の電極体である。
第1正極32は、活物質が塗布されている第1塗工部32aと、活物質が塗布されていない第1未塗工部32bとを有している。第1負極33は、活物質が塗布されている第1塗工部33aと、活物質が塗布されていない第1未塗工部33bとを有している。なお、第1正極32の母材となる金属箔はアルミニウム箔であるとともに、第1負極33の母材となる金属箔は銅箔である。
各第1正極32には、第1未塗工部32bの一方の縁部321eから突出する第1タブ部32cが形成されている。また、第1負極33には、第1未塗工部33bの一方の縁部331eから突出する第1タブ部33cが形成されている。そして、各第1タブ部32c,33cが重なるようして、第1正極32、第1負極33及び第1セパレータ34を一定方向に積層することにより、図4に示すように、同方向(一方向)に突出する第1正極タブ32d及び第1負極タブ33dが形成されている。
第2電極体41は、帯状の第2正極42と帯状の第2負極43との間に帯状の第2セパレータ44を介在させて第2正極42と第2負極43とを絶縁し、これらを積層した状態で、第1電極体31を捲回中心として捲回軸L周りに第1電極体31の外側面に沿うようにして渦捲き状に捲回することで構成されている。すなわち、本実施形態の第2電極体41は、第2正極42、第2負極43及び第2セパレータ44それぞれが連続したものを層状に捲回してなる捲回型の電極体である。第2電極体41の角部は、弧状に湾曲するように折り曲げられた折り曲げ部45になっている。ここで、各折り曲げ部45は、第2電極体41において、他の部分よりも曲率が大きくなっている部分をいう。
第2正極42は、活物質が塗布されている第2塗工部42aと、活物質が塗布されていない第2未塗工部42bとを有している。第2負極43は、活物質が塗布されている第2塗工部43aと、活物質が塗布されていない第2未塗工部43bとを有している。なお、第2正極42の母材となる金属箔はアルミニウム箔であるとともに、第2負極43の母材となる金属箔は銅箔である。
第2正極42には、第2未塗工部42bの一方の縁部421eから第2正極42の長手方向に間隔をおいて突出する第2タブ部42cが複数形成されている。また、第2負極43には、第2未塗工部43bの一方の縁部431eから第2負極43の長手方向に間隔をおいて突出する第2タブ部43cが複数形成されている。そして、各第2タブ部42c,43cが重なるようして、第2正極42、第2負極43及び第2セパレータ44を捲回することにより、第2電極体41の捲回軸L方向の一端側において同方向(一方向)に突出する第2正極タブ42d及び第2負極タブ43dが形成されている。
また、各第2タブ部42cは、第1電極体31を捲回中心として第2正極42を捲き回したときに、各第2タブ部42cが第1正極タブ32dと積層方向に沿って並ぶように予め形成されている。さらに、各第2タブ部43cは、第1電極体31を捲回中心として第2負極43を捲き回したときに、各第2タブ部43cが第1負極タブ33dと積層方向に沿って並ぶように予め形成されている。その結果、第2正極タブ42dは第1正極タブ32dと積層方向に沿って並ぶように配置されるとともに、第2負極タブ43dは第1負極タブ33dと積層方向に沿って並ぶように配置されている。よって、第1正極タブ32d、第2正極タブ42d、第1負極タブ33d及び第2負極タブ43dは一方向のみに突出している。また、第1正極タブ32d及び第2正極タブ42dと第1負極タブ33d及び第2負極タブ43dとは互いに重なることが無いように、異なる位置に配置されている。
図1に示すように、第1正極タブ32d及び第2正極タブ42dには正極用集電端子19aの一端が接続されるとともに、正極用集電端子19aの他端は正極端子22aに接続されている。また、第1負極タブ33d及び第2負極タブ43dには負極用集電端子19bの一端が接続されるとともに、負極用集電端子19bの他端は負極端子22bに接続されている。
図2に示すように、本実施形態の電極群11を形成するには、まず、第1正極32と第1負極33との間に第1セパレータ34を介在させた状態で、これらを一定方向に複数枚積層することで、直方体状の第1電極体31を形成する。第1電極体31の外形はケース20の内面と相似形をなしている。ここで、「相似形をなす」とは、平面視したケース20の内面と同一形状、又はほぼ同一形状を含むものとする。
続いて、第2正極42と第2負極43との間に第2セパレータ44を介在させてこれらを積層した状態で、第1電極体31を捲回中心として捲回軸L周りに第1電極体31の外側面に沿うようにして渦捲き状に捲回することで第2電極体41を形成する。これら第1電極体31及び第2電極体41によって電極群11が形成される。
ここで、第1電極体31における積層方向の厚みH1と第2電極体41における積層方向の厚みH2とが2:8〜8:2の厚み比となるように、第1電極体31における積層方向の厚みH1及び第2電極体41における積層方向の厚みH2が設定されている。なお、第1電極体31における積層方向の厚みH1と第2電極体41における積層方向の厚みH2とが4:6の厚み比となるように、第1電極体31における積層方向の厚みH1及び第2電極体41における積層方向の厚みH2が設定されているのが好ましい。
そして、第1正極タブ32d及び第2正極タブ42dと正極端子22aとが正極用集電端子19aを介して電気的に接続されるとともに、第1負極タブ33d及び第2負極タブ43dと負極端子22bとが負極用集電端子19bを介して電気的に接続された電極群11をケース20に収容することで二次電池10が構成される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
第2電極体41の各折り曲げ部45は、第1電極体31の各角部31eに沿うように折り曲げられている。ここで、角部31eとは、複数枚の第1正極32、第1負極33及び第1セパレータ34を積層することで形成された第1電極体31における直角に折り曲がった部位のことをいう。よって、第2電極体41の各折り曲げ部45の曲率が、従来技術の捲回型の電極体の折り曲げ部の曲率よりも大きくなっている。その結果、第2電極体41の各折り曲げ部45をケース20内の四隅20e近傍に近づけることができ、ケース20内において、第2電極体41の各折り曲げ部45の外周面とケース20内の四隅20eとの間のデッドスペースが従来技術よりも少なくなっている。したがって、ケース20内において、二次電池10の性能に寄与する部位を従来技術よりも増やすことができ、従来技術の二次電池に比べて、二次電池10全体として発生される電力の出力密度が向上し、本実施形態の二次電池10を搭載した車両の走行性能を向上させることができる。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)電極群11を、第1正極32及び第1負極33が第1セパレータ34により絶縁された状態で交互に複数積層することで直方体状に形成した第1電極体31と、第2正極42及び第2負極43が第2セパレータ44により絶縁された状態で、第1電極体31を捲回中心として第1電極体31の外側面に沿うようにして捲回することで形成した第2電極体41とから構成した。そして、電極群11を、矩形状のケース20内に収容することで二次電池10を構成した。よって、第2電極体41が、直方体状に形成された第1電極体31の外側面に沿うようにして第2正極42、第2負極43及び第2セパレータ44を捲回することで形成されているため、第2電極体41の各折り曲げ部45の形状を第1電極体31の角部31eに沿った形状に形成することができる。したがって、第2電極体41の折り曲げ部45の曲率を、従来技術の捲回型の折り曲げ部の曲率よりも大きくすることができ、第2電極体41の折り曲げ部45をケース20内の四隅20e近傍に近づけることができる。その結果として、ケース20内において、第2電極体41の折り曲げ部45の外周面とケース20内の四隅20eとの間のデッドスペースが従来技術よりも少なくなり、ケース20内に生じる無駄なスペースを少なくすることができる。
(2)第1正極タブ32dと第2正極タブ42dとを積層方向に沿って並ぶように配置し、第1負極タブ33dと第2負極タブ43dとを、第1正極タブ32d及び第2正極タブ42dとは異なる位置で、積層方向に沿って並ぶように配置した。よって、第1正極タブ32d及び第2正極タブ42dがそれぞれ異なる位置に配置されていたり、第1負極タブ33d及び第2負極タブ43dがそれぞれ異なる位置に配置されていたりする場合に比べると、ケース20内において、各タブ32d,42d,33d,43dを突出させるために必要なスペースを削減することができる。よって、ケース20内に生じる無駄なスペースをさらに少なくすることができる。
(3)第1電極体31の第1正極タブ32d及び第2電極体41の第2正極タブ42dと、第1電極体31の第1負極タブ33d及び第2電極体41の第2負極タブ43dとを同方向に突出させた。例えば、第1電極体31の第1正極タブ32d及び第2電極体41の第2正極タブ42dと、第1電極体31の第1負極タブ33d及び第2電極体41の第2負極タブ43dとが、互いに反対側の方向にそれぞれ突出している場合がある。この場合に比べると、ケース20内において、各タブ32d,33d,42d,43dを突出させるために必要なスペースを削減することができる。よって、ケース20内に生じる無駄なスペースをさらに少なくすることができる。
(4)第1電極体31の外形を、ケース20の内面と相似形をなすようにした。よって、第2電極体41の外周面をケース20内の四隅20e近傍にさらに近づけることができる。その結果として、ケース20内において、第2電極体41の外周面とケース20内の四隅20eとの間のデッドスペースが従来技術よりもさらに少なくなり、ケース20内に生じる無駄なスペースをさらに少なくすることができる。
(5)第1電極体31における積層方向の厚みH1と第2電極体41における積層方向の厚みH2とが2:8〜8:2の厚み比となるように、第1電極体31における積層方向の厚みH1及び第2電極体41における積層方向の厚みH2が設定されている。
例えば、第1電極体31における積層方向の厚みH1と第2電極体41における積層方向の厚みH2とが1:9の厚み比に設定されている場合を考える。この場合、第1電極体31における積層方向の厚みH1と第2電極体41における積層方向の厚みH2とが2:8〜8:2の厚み比に設定されている場合に比べると、第1正極32、第1負極33及び第1セパレータ34の積層枚数を減らすことができる。すなわち、一枚の第2正極42、第2負極43及び第2セパレータ44の捲回数を増やすだけで、電極群11を形成することができるため、電極群11としての生産性を向上させることができる。しかしながら、第2電極体41の各折り曲げ部45の曲率が小さくなってしまい、ケース20内において、第2電極体41の折り曲げ部45の外周面とケース20内の四隅20eとの間のデッドスペースが多くなる。
一方、例えば、第1電極体31における積層方向の厚みH1と第2電極体41における積層方向の厚みH2とが9:1の厚み比に設定されている場合を考える。この場合、第1電極体31における積層方向の厚みH1と第2電極体41における積層方向の厚みH2とが2:8〜8:2の厚み比に設定されている場合に比べて、第2電極体41の各折り曲げ部45の曲率をさらに大きくすることができる。その結果、ケース20内において、第2電極体41の折り曲げ部45の外周面とケース20内の四隅20eとの間のデッドスペースをさらに小さくすることができる。しかしながら、第1正極32、第1負極33及び第1セパレータ34の積層枚数が増えるため、電極群11としての生産性は低下してしまう。
すなわち、ケース20内における第2電極体41の折り曲げ部45の外周面とケース20内の四隅20eとの間のデッドスペースと、電極群11自体の生産性との2点を考慮すると、第1電極体31における積層方向の厚みH1と第2電極体41における積層方向の厚みH2とが2:8〜8:2の厚み比に設定されているのが好ましい。
(6)第1電極体31を捲回中心として第2正極42、第2負極43及び第2セパレータ44それぞれを第1電極体31の外側面に沿うようにして捲回して第2電極体41を形成することで電極群11を構成した。例えば、金属製の芯部を捲回中心として第2正極42、第2負極43及び第2セパレータ44それぞれを芯部の外側面に沿うようにして捲回して第2電極体41を形成することで電極群を構成する場合が考えられるが、この芯部は二次電池としての性能を発揮する上では何ら機能しないものとなってしまう。しかし、本実施形態では、第1電極体31は二次電池10の性能を発揮するものであるため、二次電池10全体として発生される電力の出力密度を向上させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図5に示すように、第1電極体31の外側面を囲むとともにケース20の内面と相似形をなすように配置される環状の絶縁部材51を配設し、この絶縁部材51の外側面に沿うようにして第2正極42、第2負極43及び第2セパレータ44それぞれを捲回して第2電極体41の外形を形成することで、電極群11を形成してもよい。これによれば、絶縁部材51により第1電極体31と第2電極体41との間の絶縁を確保しつつも、第2電極体41の各折り曲げ部45の曲率を、従来技術の捲回型の折り曲げ部の曲率よりも大きくすることができる。また、絶縁部材51を環状のものとしたが、これに限らず、例えば、平板状をなす四つの絶縁部材を、第1電極体31の外側面を囲むとともにケース20の内面と相似形をなすように配置してもよい。
○ 実施形態において、第1電極体31の第1正極タブ32d及び第2電極体41の第2正極タブ42dと、第1電極体31の第1負極タブ33d及び第2電極体41の第2負極タブ43dとが、互いに反対側の方向にそれぞれ突出していてもよい。
○ 実施形態において、第2正極42には、第2未塗工部42bの一方の縁部421eから第2正極42の長手方向に間隔をおいて突出する第2タブ部42cが複数形成されていたが、これに限らず、第2未塗工部42bの一方の縁部421eから最低限一箇所、第2タブ部42cが形成されていればよい。この場合、その第2タブ部42cが正極用集電端子19aに電気的に接続されるようにする。
○ 実施形態において、第1正極タブ32dと第2正極タブ42d、及び第1負極タブ33dと第2負極タブ43dを、積層方向に沿って並ぶように配置したが、第1正極タブ32dと第2正極タブ42dとは少なくとも一部が重なっていればよく、同様に、第1負極タブ33dと第2負極タブ43dとは少なくとも一部が重なっていればよい。
○ 実施形態において、ケース20は矩形状であったが、これに限らず、例えば、断面視多角形状や円筒形状であってもよい。
○ 実施形態において、第1電極体31の外形が、ケース20の内面と相似形をなしていなくてもよい。
○ 実施形態において、第2負極43には、第2未塗工部43bの一方の縁部431eから第2負極43の長手方向に間隔をおいて突出する第2タブ部43cが複数形成されていたが、これに限らず、第2未塗工部43bの一方の縁部431eから最低限一箇所、第2タブ部43cが形成されていればよい。この場合、その第2タブ部43cが負極用集電端子19bに電気的に接続されるようにする。
○ 実施形態において、第1電極体31が立方体状であってもよい。また、立方体状に形成された第1電極体形成部を複数並設してなる直方体状の第1電極体としてもよい。
○ 実施形態において、二次電池10はプラグインハイブリッド車等、又はフォークリフト等の産業車両に搭載されていたが、これに限らず、例えば、電気自動車に搭載されていてもよい。
○ 本発明を、車両用の二次電池10に具体化したが、これに限らず、車両用以外の二次電池に具体化してもよい。
○ 本発明を、電気二重層コンデンサ等の蓄電装置に具体化してもよい。
10…蓄電装置としての二次電池、11…電極群、19a…正極用集電端子、19b…負極用集電端子、20…ケース、31…第1電極体、32…第1正極、32d…第1正極タブ、33…第1負極、33d…第1負極タブ、34…第1セパレータ、41…第2電極体、42…第2正極、42d…第2正極タブ、43…第2負極、43d…第2負極タブ、44…第2セパレータ、51…絶縁部材。

Claims (6)

  1. 第1正極及び第1負極が第1セパレータにより絶縁された状態で交互に複数積層されることで直方体状に形成される第1電極体と、
    第2正極及び第2負極が第2セパレータにより絶縁された状態で、前記第1電極体を捲回中心として前記第1電極体の外側面に沿うようにして捲回されることで形成される第2電極体と、からなる電極群が、ケース内に収容されることで構成されていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記第1電極体には正極用集電端子に接続される第1正極タブ、及び負極用集電端子に接続される第1負極タブが設けられるとともに、前記第2電極体には、前記正極用集電端子に接続される第2正極タブ、及び前記負極用集電端子に接続される第2負極タブが設けられており、
    前記第1正極タブ及び前記第2正極タブは前記第1電極体の積層方向において、少なくとも一部が重なるように配置されるとともに、前記第1負極タブ及び前記第2負極タブは、前記第1正極タブ及び前記第2正極タブとは異なる位置で前記積層方向において、少なくとも一部が重なるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第1正極タブ及び前記第2正極タブと、前記第1負極タブ及び前記第2負極タブとが同方向に突出していることを特徴とする請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記第1電極体の外側面を囲む絶縁部材をさらに備え、
    前記絶縁部材の外側面に沿うようにして前記第2正極、前記第2負極及び前記第2セパレータそれぞれが捲回されることで前記第2電極体が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  5. 前記第1電極体の外形は、前記ケースの内面と相似形をなすことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の蓄電装置が搭載されていることを特徴とする車両。
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