JP2013144885A - ルーバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建物の外方に配置される羽根部を有したルーバーである。前記羽根部の外形をなし、複数の通気孔が貫通形成された囲い部材と、前記囲い部材が区画形成する空間に収容されて保持される複数の塊状の保水材と、を有する。前記保水材同士の間には隙間が形成されており、前記隙間には、前記通気孔から取り込まれた外気が通過する。
【選択図】図2
Description
しかし、夏季のように日射が強い時期や、西日を受ける時間帯などには、アルミニウム等の金属製の羽根部が日射を吸収して高温化してしまい、その結果、羽根部自体が輻射熱源となって、その周辺の屋外空間や屋内空間を暑熱環境にしてしまうおそれがあった。
この点につき、特許文献1には、ルーバーの複数の羽根部内に冷却水の流路を設けて水冷することが開示されている。
また、冷却水は、羽根部に保水されて、羽根部表面から気化することによって冷却されるので、羽根部の保水性を高める必要がある。その場合、外装材としての強度を確保しつつ、保水性を高めなければならず、セラミック製の材料等では、その両立が難しいといえる。
建物の外方に配置される羽根部を有したルーバーであって、
前記羽根部の外形をなし、複数の通気孔が貫通形成された囲い部材と、
前記囲い部材が区画形成する空間に収容されて保持される複数の塊状の保水材と、を有し、
前記保水材同士の間には隙間が形成されており、前記隙間には、前記通気孔から取り込まれた外気が通過することを特徴とする。
上記請求項1に示す発明によれば、複数の塊状の保水材なので、その表面積は大きく、保水性を高めることができる。また、外装材に相当する囲い部材と保水材とを互いに別部材として構成しているので、保水性に左右されずに、外装材の強度確保に適した材料を選定して囲い部材を形成することができる。その結果、当該ルーバーは、外装材としての強度の確保と保水性との両立を図ることができる。
更には、羽根部の構成は、囲い部材内の空間に複数の塊状の保水材を配置しただけの(例えば、積み上げただけの)簡単な構成なので、当該羽根部を安価に製造可能であり、その結果、ルーバーを安価に提供可能となる。
前記複数の保水材は、幾つかの群に小分けされているとともに、前記群毎に、透水性且つ通気性の袋部材に前記保水材は収容されていることを特徴とする。
上記請求項2に示す発明によれば、保水材は、群毎に袋部材に収容されて纏められているので、ルーバーの使用中に経年劣化などで保水材が割れて分離片を生じても、当該分離片は袋部材により同袋部材内に留められる。よって、囲い部材の通気孔からの保水材の抜け落ちを確実に防ぐことができる。
前記保水材に給水する給水機構を有することを特徴とする。
上記請求項3に示す発明によれば、給水機構によって保水材に水を給水するので、ルーバーの冷却効果を確実に奏することができる。
前記囲い部材の上方には、前記給水機構の給水口部が設けられ、
前記給水口部から前記囲い部材内の前記保水材に向けて水を落下供給することを特徴とする。
上記請求項4に示す発明によれば、囲い部材の上方から保水材に向けて水を落下供給するので、水は上方に位置する保水材から下方に位置する保水材へと順次流下して各保水材に供給される。よって、かかる簡易な構造によって、水の流路を囲い部材内に形成できて、結果、ルーバーを安価に製造することができる。
前記囲い部材が区画形成する前記空間には、前記保水材と共に、配管が収容されており、
前記配管の一方の管端からは、前記建物の屋内空調に使用される熱媒体が送り込まれ、前記配管の他方の管端からは、前記熱媒体が送出されることを特徴とする。
上記請求項5に示す発明によれば、配管内の熱媒体は、囲い部材内の保水材を介して冷却されるので、当該熱媒体を建物の屋内空調に利用することができる。よって、屋内空調のエネルギー効率を高めることができる。
図1は、本実施形態のルーバー10,10…が設けられた建物1の外観斜視図である。この例では、建物1は複数階の一例としての8階建てのビルであり、窓W,W…を有する外壁部3の屋外側には、外装材としてのルーバー10,10…が外壁部3に支持される形で設けられている。そして、これらルーバー10,10…により建物1の屋内への日差しが緩和されている。
また、この例では、一つのルーバー10により2階分の遮光を行うようにしている。つまり、ルーバー10は2階分の階高に相当する高さ寸法に形成されているが、かかる高さ寸法は何等これに限らない。例えば、1階分又は3階以上の複数階分の遮光を行うように、1階分又は3階分以上の階高に相当する高さ寸法に設定しても良い。
なお、同壁面3aに対する各羽根部20の向きは、遮光条件に応じて適宜設定される。例えば、この例では、同壁面3aに対して羽根部20の幅方向が直交方向を向いているが、場合によっては、同壁面3aに対して各羽根部20の幅方向を平行に向けても良いし、同壁面3aに対して所定の傾き角で羽根部20の幅方向が傾斜するように各羽根部20を配置しても良い。
ちなみに、羽根部20,20同士の間の空間は、防風効果によって風が弱められるので、特に高層階の植物にとっては、風ストレスが緩和されており、また、羽根部20が冷却されているので、つる植物の日射による熱ストレスが緩和されており、よって、当該つる植物にとっても良好な生育環境になっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
10 縦型ルーバー(ルーバー)、10a 縦型ルーバー(ルーバー)、
10b 横型ルーバー(ルーバー)、
20 羽根部、20a 羽根部、
22 囲い部材、22a 囲い部材、
22H 通気孔
22WL 側壁部、22WS 側壁部、22ed 下端、22eu 上端、
23 略断面コ字形状部材、23WL 側壁部、23WS 側壁部、23b リブ部、
28 保水材、29 袋部材、
30 給水機構、31 給水口部、
40 プランター、40B 植栽基盤、42 ワイヤ、
G28 群、
S 隙間、B 床部、G 地面、
Claims (5)
- 建物の外方に配置される羽根部を有したルーバーであって、
前記羽根部の外形をなし、複数の通気孔が貫通形成された囲い部材と、
前記囲い部材が区画形成する空間に収容されて保持される複数の塊状の保水材と、を有し、
前記保水材同士の間には隙間が形成されており、前記隙間には、前記通気孔から取り込まれた外気が通過することを特徴とするルーバー。 - 請求項1に記載のルーバーであって、
前記複数の保水材は、幾つかの群に小分けされているとともに、前記群毎に、透水性且つ通気性の袋部材に前記保水材は収容されていることを特徴とするルーバー。 - 請求項1又は2に記載のルーバーであって、
前記保水材に給水する給水機構を有することを特徴とするルーバー。 - 請求項3に記載のルーバーであって、
前記囲い部材の上方には、前記給水機構の給水口部が設けられ、
前記給水口部から前記囲い部材内の前記保水材に向けて水を落下供給することを特徴とするルーバー。 - 請求項1乃至4の何れかに記載のルーバーであって、
前記囲い部材が区画形成する前記空間には、前記保水材と共に、配管が収容されており、
前記配管の一方の管端からは、前記建物の屋内空調に使用される熱媒体が送り込まれ、前記配管の他方の管端からは、前記熱媒体が送出されることを特徴とするルーバー。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018044344A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | ミサワホーム株式会社 | 仕切り構造体 |
JP2018109346A (ja) * | 2017-12-20 | 2018-07-12 | ミサワホーム株式会社 | 建材、その建材を備える構造体 |
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JPS6280990U (ja) * | 1985-11-11 | 1987-05-23 | ||
JP2008208563A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Ohbayashi Corp | ブラインド |
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2012
- 2012-01-13 JP JP2012005499A patent/JP6064324B2/ja active Active
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