JP2008208563A - ブラインド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】太陽光線や視線を遮断するブラインド100は、並置された複数のスラットを備える。各スラットは、水を吸収する吸水性を有し、具体的には、水を鉛直方向上方へ揚水する揚水性を有する揚水材、及び水を保持する保水性を有する保水材の少なくとも一方から構成される。
【選択図】図2
Description
請求項1記載のブラインドによれば、板状部材が効率的に吸水するので、少なくともその表面に湿潤性を付与することができる。
請求項2記載のブラインドによれば、板状部材は、雨水などの流下する水を効率的に吸収することができる。
請求項3記載のブラインドによれば、板状部材は下方の水を効率的に吸収することができる。
請求項4記載のブラインドによれば、板状部材は下方から吸収した水を長い時間に亘って保持することができる。
請求項5記載のブラインドによれば、板状部材は給水部からの水を効率的に保持することができるので、給水部からの水の供給量を削減することができる。
請求項6記載のブラインドによれば、中空部に水が充満することにより、板状部材は内面及び外面の双方から水を吸収することができる。
請求項7記載のブラインドによれば、太陽光線などの上方からの光線の遮断を効率的に行うことができる。
請求項8記載のブラインドによれば、板状部材は、雨水などに曝されることにより外面から水を吸収することができ、一方、中空部に水が充満することにより内面から水を吸収することができる。
請求項9記載のブラインドによれば、板状部材は給水部からの水を効率的にその長手方向に拡散させることができるので、給水部からの水の供給量を削減することができる。
請求項10記載のブラインドによれば、板状部材は導水材が拡散した水を保水材により長い時間に亘って保持することができる。
請求項11記載のブラインドによれば、雨水などの流下する水が非吸収材の上面に保持され、板状部材により吸収されるので、水の使用量を削減することができる。
請求項12記載のブラインドによれば、板状部材の表面に付与されている湿潤性により変化した環境、即ち暑熱環境緩和効果が通風方向下流の空間に付与される。
請求項13記載のブラインドによれば、板状部材を回転させることにより光線や通気を遮断する程度を変化させることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るブラインドが配設された建物の構成を概略的に示す正面図である。
スラット110は、水を吸収する吸水性を有し、本実施の形態では、鉛直方向上方に水を揚水する揚水性を有する揚水材から成る。したがって、図3に示すスラット110は、貯水部120に貯蓄されている水を揚水することにより、スラット110の表面に湿潤性が付与される。また、スラット110の長手方向が鉛直方向と実質的に平行となるように配置されているので、雨水などの流下する水を効率的に吸収することができる。
図4に示すスラット110aは、図2及び図3のスラット110に代えて使用されるものであるが、スラット110と同様に、水を吸収する吸水性を有する。
本実施の形態に係るブラインドも図1におけるブラインド100と同様に、図1の建物1などに配設される。
スラット210は、水を吸収する吸水性を有し、本実施の形態では、水を保持する保水性を有する保水材から成る。したがって、図5及び図6に示すスラット210は、給水部220から供給された水を効率的に保持することにより、スラット210の表面に湿潤性が付与される。また、スラット210の長手方向が鉛直方向と実質的に平行となるように配置されているので、雨水などの流下する水を効率的に吸収することができる。これらにより、給水部220からの水の供給量を大幅に削減することができる。
図7に示すブラインド200aは、図5のブラインド200のスラット210に代えて使用されるスラット210aを含む点を除いて、図5のブラインド200と同様に構成されている。このため、図5の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
本実施の形態に係るブラインドも図1におけるブラインド100に代えて、図1の建物1などに配設される。
スラット310は、水を吸収する吸水性を有し、本実施の形態では、水を保持する保水性を有する保水材から成り、図9に示すように、内面311によって画成された中空部315を有する。この中空部315は、スラット310の孔面322に向かって開口している。したがって、給水部320から供給された水は、スラット310の中空部315に向かって直接的に流入し、やがて、中空部315全体に水が充満する。したがって、本実施の形態では、中空部315に充満した水がスラット310の吸水性により吸水され、さらにスラット310の浸水性(透水性)によりスラット310の内部を浸透することにより、スラット310の表面に湿潤性が付与される。また、スラット310は、雨水などに曝されることにより外面から水を吸収する。
図10に示すスラット310aは、図8及び図9のスラット310に代えて使用されるものであるが、スラット310と同様に、水を吸収する吸水性を有する。
図11に示すスラット310bは、図8及び図9のスラット310に代えて使用されるものである。スラット310と同様に、水を吸収する吸水性を有する。
4 モニュメント 10 外壁
11,11a 枠体 100 ブラインド
110,110a スラット 111 保水材
112 揚水材 120 貯水部
200,200a ブラインド 210,210a スラット
220 給水部 250 水源
300 ブラインド 310,310a,310b スラット
311 保水材 312 導水材
315 板状部材 316 非吸水材
320 給水部 350 水源
Claims (13)
- 所定方向からの光線を少なくとも部分的に遮断可能なブラインドであって、
水を吸収する吸水性を有する少なくとも1枚の板状部材を備えることを特徴とするブラインド。 - 前記板状部材はその長手方向が鉛直方向と実質的に平行となるように配置されていることを特徴とする請求項1記載のブラインド。
- 水を貯蓄する貯水部を備え、前記吸水性を有する板状部材は、水を鉛直方向上方へ揚水する揚水性を有する揚水材から構成され、当該揚水材は前記貯水部に貯蓄された水を揚水することを特徴とする請求項2記載のブラインド。
- 前記吸水性を有する板状部材は、水を保持する保水性を有する保水材をさらに含むように構成されており、当該保水材は、前記揚水材に当接するように配置されており、当該揚水材が揚水した水を保持することを特徴とする請求項3記載のブラインド。
- 前記板状部材に水を供給する給水部を備え、前記吸水性を有する板状部材は、水を保持する保水性を有する保水材から構成され、当該保水材は前記給水部から供給された水を保持することを特徴とする請求項2記載のブラインド。
- 前記保水材は、前記給水部から供給された水を流入可能にする中空部が形成されていることを特徴とする請求項5記載のブラインド。
- 前記板状部材はその長手方向が水平方向と実質的に平行となるように配置されていることを特徴とする請求項1記載のブラインド。
- 前記板状部材に水を供給する給水部を備え、前記板状部材は、前記給水部から供給された水を流入可能にする中空部が形成されていることを特徴とする請求項7記載のブラインド。
- 前記板状部材に水を供給する給水部を備え、前記吸水性を有する板状部材は、水を拡散させる導水材から構成され、当該導水材は前記給水部から供給された水を前記長手方向に拡散することを特徴とする請求項7記載のブラインド。
- 前記吸水性を有する板状部材は、水を保持する保水性を有する保水材をさらに含むように構成されており、前記導水材は、前記保水材に当接するように配置されており、当該導水材が拡散した水を保持することを特徴とする請求項9記載のブラインド。
- 前記長手方向に沿って配置された非吸水材をさらに備え、当該非吸水材は前記板状部材の下面に当接することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載のブラインド。
- 通風可能な開口部を規定する部材において当該開口部の内部又はその前方に配置されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のブラインド。
- 前記板状部材の長手方向を軸として当該板状部材を回転可能に支持する支持部材を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載のブラインド。
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