JP3690605B2 - 温室 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽光の集熱パネルを使用するビニールハウスなどの温室に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の温室は室内が高温、多湿になり過ぎる場合が起こり、尻腐れ病などの病害の発生や、作業者の健康にも悪影響をもたらす場合が起こっている。また、北海道などの寒冷地では土中温度が表層部分しか上がらないために、昼夜の温度差が大きく、多量の補助燃料や補助設備を必要としていた。
【0003】
そもそも植物は、根から水を吸い上げ、葉から蒸散することによって植物に必須の成分を土中から得るだけでなく、葉からの熱の蒸散によって温度上昇を抑えて、葉緑体の光合成効率を高いレベルに維持している。温室内の温度が高くなり過ぎて、蒸散が不十分になれば、ミネラルの取り込みができないだけでなく、葉の温度が高くなって光合成効率も低下してしまい、植物の生命活動に危険をもたらす結果になる。
【0004】
従来型の温室で、窓の開閉や強制換気、時によっては除湿器を必要としていたのは、温室本体構造が温度のみに着目していたことの結果である。また、このことから、葉面の水蒸気を移動させる微風が室内に大切であることが分かる。
【0005】
そこで、発明者が先に提案した温室として次のものがある。これは、図4に示すように、骨組材1aとビニール3等による透明膜または板による温室1は、太陽光の集熱装置4による加温手段と、該集熱装置4に接続して温室1内に温風を供給するとともに温室1の土中に蓄熱させる循環管による蓄熱循環手段とを配設する。前記集熱装置4は、屋根2の南側傾斜面に配設するもので、太陽熱集熱パネル12を複数並列させて屋根2の内側の温室1内に設置する。集熱パネル12のサイズは温室1の構造や規模などにより任意に決定し、不必要時には取り外せるように設置する。
【0006】
前記蓄熱循環手段は、集熱パネル12の排気口11に吸い込み口16が開口する集熱管15と、該集熱管15に接続して温室1内の側壁にそって配管される立ち下がり送風管17と、該立ち下がり送風管17に接続して土中に埋設される下部水平管である土中管18と、該土中管18に接続する土中からの立ち上がり送風管19とで構成する。
【0007】
前記集熱管15は妻型の屋根2の頂部内側に水平に配設されるもので、長さ方向で集熱パネル12の排気口11の対応位置に吸い込み口16を形成した。排気口11と吸い込み口16とは図示のように離間させてもよいが、直接接続することもできる。また、立ち下がり送風管17はこの集熱管15の中央下部に上端の開口を接続するもので、該立ち下がり送風管17の中間の高さ位置より下方に別の吸い込み口30を開口し、この吸い込み口30の下方に電動の送風ファン20を取り付ける。
【0008】
蓄熱管としての土中管18は温室1内の畝21と直交する方向で中央に1本の本管18aを接続し、該本管18aの両側から畝21の間に位置するように畝21と平行に複数の分岐管18bを接続した。この分岐管18bの端部は温室1の側部に達する長さとする。立ち上がり送風管19は前記分岐管18bの端部にそれぞれ設けられるもので、上端の吹き出し口25を温室1内の下部に開口する。
【0009】
また、冬期における放熱防止用の断熱パネル26を温室1の北側の屋根2と側壁に着脱自在に配設し、また、夜間の放熱防止用の断熱パネル27、28を温室1の側壁の高さ方向の中間位置よりも下方の部分や、温室1内の水平中間部などの適宜位置に着脱自在に配設した。断熱パネル26〜28は材質としては発泡ウレタン、発泡スチロールなどを使用する。図中29は前記水平中間部に配設する断熱パネル28の係止部材を示す。
【0010】
次に作用について説明する。寒冷地などでビニール等による大気遮断だけでは温室1内の温度を所定値に確保できない場合は、温度補正の手段として、集熱パネル12を温室1の屋根2の内側に設置すれば、太陽光が照射し、これが温められる。温室1内の空気は集熱パネル12の吸気口10から入り、太陽熱で温められた空気は排気口11に至る。
【0011】
このようにして集熱パネル12内で加温されて排気口11から排出された温かい空気は送風ファン20の吸引力で吸い込み口16から集熱管15に吸い込まれ、該集熱管15に接続されている立ち下がり送風管17内をさらに流れて、地中に埋設されている土中管18に流れ、本管18aから分岐管18bへと流入する。排気口11と吸い込み口16とを離間させた場合は、排気口11からの温風に温室1内の空気を混合して採り入れることができる。分岐管18b内に送られた温風の熱の一部は周囲に放熱し土を温め、さらに他の一部は立ち上がり送風管19に流れる。
【0012】
立ち上がり送風管19に流れた温風は、上端の吹き出し口25から温風を温室1内に吹き出す。この立ち上がり送風管19は温室1の側壁にそってほぼ均等な間隔で複数本が配列されているから、温室1内の各部に均等に温風が吹き出される。また、前記集熱パネル12を透過する太陽光は直射日光として温室1内の植物などを照射し、また、温室1内を加温する。これにより、温室1内の空気が所定温度以上に保持される。温室1内に吹き出された空気は集熱パネル12の吸気口10から再び吸い込まれてここで温められ、排気口11から集熱管15、立ち下がり送風管17、土中管18へと送られ、これを繰り返す。
【0013】
夜間や日照のない日でも、土中への放熱により管周囲の土が温められ、土に熱が蓄熱されてこれが特に冬期において寒冷地での土の凍結を防止する。さらに、夜間や日照のない日には、断熱パネル27で温室1の下方部分の側壁を覆うとともに、温室1内の空間の中間位置に断熱パネル28を配設して温室1内を上下に二分し、植物の生育している下方の部分だけに閉鎖された狭い空間を形成し、吸い込み口30から吸い込まれ、吹き出し口25から吹き出される循環温風でこの狭い空間だけを効率よく保温する。
【0014】
また、冬期には温室1内の北側の全体を断熱パネル26で覆うことで、日照のない北側での断熱ができる。かかる断熱パネル26〜28の設置は、これを立てかけたり、置くだけでよい(例えば特許文献1参照。)。
【0015】
【特許文献1】
特開平11−6656号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、室内に水耕栽培用の棚を設置している温室では、この水耕栽培用の砂や土を集中的に加温したいが、前記従来例では、立ち上がり送風管19の配管が水耕栽培用の棚の配置を考慮するものではなく、温室1の側壁にそってほぼ均等な間隔で画一的に複数本配列しているため、水耕栽培用の砂や土を効率よく加温することが困難であった。
【0017】
また、屋根が妻型で、集熱パネルが屋根の南側傾斜面に配設されるため、温室内にはこの集熱パネルによる日陰の部分が生じ、温室内の植物の生育に支障を来たすおそれがある。
【0018】
さらに温室の北側の側壁を覆う断熱パネルは冬期にのみ立てかけたり、置くことにより設置するものであり、着脱に手間を要する。
【0019】
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、温室内に水耕栽培用の棚を設置している場合、この水耕栽培用の砂や土を集中的に効率よく加温することができ、また、温室内に配設する集熱パネルによって室内に日陰が生じることがなく、集熱パネルの存在が温室内の植物の生育に支障を来たすことがなく、さらに、温室の側壁を覆う断熱パネルの着脱に手間を要することがなく、冬期だけでなく夏期にも断熱パネルを有効活用できる温室を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、透明屋根の温室内に、太陽熱集熱パネルと、この集熱パネルからの空気を温室内の地中に送り込む立ち下がり管とそれに接続する埋設蓄熱管および、該埋設蓄熱管からの立ち上がり吹出し管とからなる循環蓄熱装置とを設け、温室内に水耕栽培ベッドを配設した温室において、温室の南側壁からこれにそって立ち上がり温室内の中間高さ位置で該温室内を上下に区画する保温フィルムを水平に配設し、該保温フィルムで区画された上方のスペースを冬は余熱スペース、夏は排気スペースとして太陽熱集熱パネルをこの上方のスペースに配設し、保温フィルムの外側で温室の南側壁の下部と、保温フィルムで区画された上方のスペースとにそれぞれ大気に連通する入気口と出気口を設け、下部の入気口から上部の出気口に向けて換気風路を形成したことを要旨とするものである。
【0021】
請求項1記載の本発明によれば、保温フィルムで区画された温室内の上方のスペースを冬は余熱スペース、夏は排気スペースとすることができるから、年間を通じて効率よく上方のスペースを利用できる。そして、太陽熱集熱パネルをこの上方のスペースに配設することで、太陽熱集熱パネルに効率よく空気を供給できる。
【0022】
そして、下部の入気口から上部の出気口に向けて換気風路を形成することにより、上方のスペースを夏期において排気スペースとした場合、真夏の無風状態のときでも、室内の上部の空気を自然に動かすことができる。これにより下部の入気口から上部の出気口に向けて自然の換気流を発生させることができて、室内温度の急激な上昇を阻止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の温室の実施形態を示す縦断正面図で、前記従来例を示す図4と同一の構成要素には同一の参照符号を付したものである。
【0024】
本発明の温室1もいわゆるビニールハウスとして軽量鉄骨による骨組材1aとビニール3とで構成するもので、壁部の壁部材および屋根2の屋根板もこのビニール3による。そして、内部には水耕栽培用のベッド5を複数適宜間隔で配設してある。図中6は、この水耕栽培用のベッド5の上に設置した栽培容器である。
【0025】
本発明は、前記屋根2の形状を温室1の北側から南側に向けて下方に傾斜する片流型とするとともに、温室1の北側壁1bを垂直に形成し、太陽熱集熱パネル12を前記北側壁1bの上部から取付角度調節自在に吊り下げる。図示の例では、例えば太陽光の入射角度が30度の場合に、これと直交する角度となるように集熱面を上方に向けて斜めに設置した。
【0026】
太陽熱集熱パネル12は、例えば、木枠を矩形に組み、桟木を配設した格子体の上下面に上下に間隔を存して対向する2枚の透光板としてビニールフィルムを張設し、その間の空間に多数の集熱板を間隔を存して斜めにルーバー状に並列させた。そして、前記2枚の透光板の間の空間を空気の流通路として、一方の端部の開口を空気の吸気口10に、他端の開口を排気口11とし、温室1内に斜設した状態では、吸気口10を下方に、排気口11を上方に位置させる。
【0027】
この太陽熱集熱パネル12の排気口11に、集熱管15の吸い込み口16を接続し、該吸い込み口16に、温室1の北側壁1bにそって垂直に配管され下端が土中に突設する立ち下がり送風管17を接続し、該立ち下がり送風管17の下端開口に、温室1の下方の土中に埋設される蓄熱管7を接続する。
【0028】
蓄熱管7の途中から、温室1内の下方部に開口する立ち上がり吹出し管8を複数本立ち上げる。この立ち上がり吹出し管8の配管位置は、水耕栽培用のベッド5の下方に形成されている空間9とし、ここに温風通気層を形成する。
【0029】
温室1の内部には、南側壁1cからこれにそって、かつ南側壁1cとの間に隙間を存して立ち上がり、温室1内の中間高さ位置で該温室1内を上下に区画するように略L字形に骨組材1aを配設し、この骨組材1aに保温フィルム13を張設する。該保温フィルム13は、ビニール3を二重にし、その間に空気層を形成した3重構造とする。このようにして保温フィルム13で上下二分に区画された上方のスペース14aを冬は余熱スペース、夏は排気スペースとする。太陽熱集熱パネル12はこの上方のスペース14aに配設され、水耕栽培用のベッド5は下方のスペース14bに配設されることになる。
【0030】
上方のスペース14aに連成する南側壁1cに大気に連通する入気口31を開口し、ここを被覆フィルム32であるビニール3で巻き上げ自在に覆い、上方のスペース14aの北側壁1bにも大気に連通する出気口33を開口し、該出気口33を被覆フィルム34で巻き上げ自在に覆う。これにより、入気口31から出気口33に向かう換気風路が上方のスペース14a内に形成される。図中35は換気口を示す。
【0031】
下方のスペース14bの北側壁1bは断熱壁36で覆う。
【0032】
かかる温室1は単体で設置してもよいが、図2、図3に示すように該温室1に隣接させて休憩室38を設置してもよい。休憩室38の構成も基本的には温室1と同様であるが、該休憩室38を設置した場合は、集熱管15の吸い込み口16に接続され、温室1の北側壁1bにそって垂直に配管され下端が土中に突設する立ち下がり送風管17の途中にハンドリングボックス37を配設する。
【0033】
次に作用について説明する。南側壁1cの入気口31から取り込んだ空気は、保温フィルム13にそって上方のスペース14a内を上昇し、太陽熱集熱パネル12の吸気口10に吸い込まれて加温され、排気口11から集熱管15に吸い込まれ、該集熱管15に接続されている立ち下がり送風管17を流れ、地中に埋設されている蓄熱管7へと流入する。この蓄熱管7を流れる間に、温風の熱の一部は周囲に放熱し土を温める。
【0034】
そして、蓄熱管7から立ち上がり吹出し管8に流れて温室1内に設置の水耕栽培用のベッド5の下方に形成されている空間9に吹き出す。このようにして水耕栽培用のベッド5の下方に吹き出した温風は、ここに温風通気層を形成して、水耕栽培用のベッド5の上に設置してある栽培容器6内の砂や土を集中的に効率よく温める。
【0035】
かかる温風は前記のように太陽熱集熱パネル12で加温されるが、この太陽熱集熱パネル12は温室1内の北側壁1bの上部から吊り下げたから、該太陽熱集熱パネル12の影が温室1内に生じることがなく、温室1内の植物に日陰ができない。よって、太陽熱集熱パネル12の存在が植物の生育を妨げることがない。
【0036】
また、太陽熱集熱パネル12は取付角度を可変としたから、季節により変化する太陽光の入射角度に合わせて、入射角度と直交する方向に太陽熱集熱パネル12の向きを設定すれば、年間を通じて効率よく集熱できる。
【0037】
そして、この太陽熱集熱パネル12が配設される上方のスペース14aは、冬は余熱スペース、夏は排気スペースとすることができるから、年間を通じて効率よく上方のスペース14aを利用できる。この場合、特に夏期においては、被覆フィルム32と被覆フィルム34を巻き上げることで、入気口31と出気口33とを大気に連通させて下部の入気口31から上部の出気口33に向けて自然の換気流を発生させて換気風路を形成することにより、真夏の無風状態のときでも、温室1内の上部の空気を自然に動かすことができる。これにより室内温度の急激な上昇を阻止できる。
【0038】
また、屋根2を片流型とすることで、特に降雪地帯では温室1の北側面の除雪の必要がなくなるだけでなく、北側壁1bの側を排雪の積み上げ場所に利用することも可能となる。
【0039】
さらに、下方のスペース14bの北側壁1bを断熱壁36で形成することにより、冬期には中間の保温フィルム13と相まって保温性能が向上し、夏期には断熱壁36が遮熱壁として機能し、室内が高温になり過ぎることを防止する。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の温室は、保温フィルムで区画された温室内の上方のスペースを冬は余熱スペース、夏は排気スペースとすることができるから、年間を通じて効率よく上方のスペースを利用できる。そして、太陽熱集熱パネルをこの上方のスペースに配設することで、太陽熱集熱パネルに効率よく空気を供給できる。
【0041】
そして、下部の入気口から上部の出気口に向けて換気風路を形成することにより、上方のスペースを夏期において排気スペースとした場合、真夏の無風状態のときでも、室内の上部の空気を自然に動かすことができる。これにより下部の入気口から上部の出気口に向けて自然の換気流を発生させることができて、室内温度の急激な上昇を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の温室の実施形態を示す縦断側面図である。
【図2】 本発明の温室に付設する休憩室の縦断側面図である。
【図3】 本発明の温室の実施形態を示す横断平面図である。
【図4】 従来の温室の縦断側面図である。
【符号の説明】
1…温室 1a…骨組材
1b…北側壁 1c…南側壁
2…屋根 3…ビニール
4…集熱装置 5…水耕栽培用のベッド
6…栽培容器 7…蓄熱管
8…立ち上がり吹出し管 9…空間
10…吸気口 11…排気口
12…集熱パネル 13…保温フィルム
14a…上方のスペース 14b…下方のスペース
15…集熱管 16…吸い込み口
17…立ち下がり送風管 18…土中管
18a…本管 18b…分岐管
19…立ち上がり送風管 20…送風ファン
21…畝 25…吹き出し口
26〜28…断熱パネル 29…係止部材
30…吸い込み口 31…入気口
32…被覆フィルム 33…出気口
34…被覆フィルム 35…換気口
36…断熱壁 37…ハンドリングボックス
38…休憩室

Claims (1)

  1. 透明屋根の温室内に、太陽熱集熱パネルと、この集熱パネルからの空気を温室内の地中に送り込む立ち下がり管とそれに接続する埋設蓄熱管および、該埋設蓄熱管からの立ち上がり吹出し管とからなる循環蓄熱装置とを設け、温室内に水耕栽培ベッドを配設した温室において、温室の南側壁からこれにそって立ち上がり温室内の中間高さ位置で該温室内を上下に区画する保温フィルムを水平に配設し、該保温フィルムで区画された上方のスペースを冬は余熱スペース、夏は排気スペースとして太陽熱集熱パネルをこの上方のスペースに配設し、保温フィルムの外側で温室の南側壁の下部と、保温フィルムで区画された上方のスペースとにそれぞれ大気に連通する入気口と出気口を設け、下部の入気口から上部の出気口に向けて換気風路を形成したことを特徴とする温室。
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