JP2013141930A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013141930A
JP2013141930A JP2012003678A JP2012003678A JP2013141930A JP 2013141930 A JP2013141930 A JP 2013141930A JP 2012003678 A JP2012003678 A JP 2012003678A JP 2012003678 A JP2012003678 A JP 2012003678A JP 2013141930 A JP2013141930 A JP 2013141930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
heat exchanger
passenger compartment
vehicle
outside
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012003678A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitoshi Noda
圭俊 野田
Tomohiro Terada
智裕 寺田
Katsushi Taniguchi
勝志 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012003678A priority Critical patent/JP2013141930A/ja
Priority to PCT/JP2012/008378 priority patent/WO2013105200A1/ja
Publication of JP2013141930A publication Critical patent/JP2013141930A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00021Air flow details of HVAC devices
    • B60H1/00035Air flow details of HVAC devices for sending an air stream of uniform temperature into the passenger compartment
    • B60H1/00057Air flow details of HVAC devices for sending an air stream of uniform temperature into the passenger compartment the air being heated and cooled simultaneously, e.g. using parallel heat exchangers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00021Air flow details of HVAC devices
    • B60H2001/00078Assembling, manufacturing or layout details
    • B60H2001/00085Assembling, manufacturing or layout details of air intake
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00021Air flow details of HVAC devices
    • B60H2001/00078Assembling, manufacturing or layout details
    • B60H2001/00099Assembling, manufacturing or layout details comprising additional ventilating means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00021Air flow details of HVAC devices
    • B60H2001/0015Temperature regulation
    • B60H2001/00178Temperature regulation comprising an air passage from the HVAC box to the exterior of the cabin

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】エンジンの熱がなくても暖房が可能であり、冷房と暖房とを素早く切り替えることが可能な車両用空調装置を提供すること。
【解決手段】この車両用空調装置は、冷媒を減圧する減圧部と、減圧された冷媒と周囲の空気との間で熱を交換する第1熱交換器(3)と、冷媒を圧縮する圧縮部と、圧縮された冷媒と周囲の空気との間で熱を交換する第2熱交換器(5)と、第1熱交換器(3)を通過した空気を車室内へ導く第1流路(13,16)と、第2熱交換器(5)を通過した空気を車室内へ導く第2流路(24,27)と、第1流路の空気の流量を調整可能な第1切替部(14)と、第2流路の空気の流量を調整可能な第2切替部(26)と、第1熱交換器(3)を通過して車室外へ排出される空気の流量を調整可能な第3切替部(15)と、第2熱交換器(5)を通過して車室外へ排出される空気の流量を調整可能な第4切替部(25)とを具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両に搭載される車両用空調装置に関する。
従来、車両に搭載されて車室内の気温を調整する車両用空調装置がある。車両用空調装置は、特許文献1、2に示されるように、ヒートポンプを用いて車室内の気温調整を行うものが一般的である。
特許文献1には、ヒートポンプを用いて車室内の冷房を行う一方、エンジンの熱を利用して車室内の暖房を行う車両用空調装置が開示されている。特許文献2には、ヒートポンプを用いて車室内の冷暖房を行う車両用空調装置が開示されている。
特開2008−155827号公報 特開2005−306300号公報
エンジンの熱を利用して車室内の暖房を行う車両用空調装置は、排熱量の少ないエンジン車または電気自動車等において、寒冷時に暖房の熱が足りなくなるという課題がある。
また、特許文献2に示されるように、ヒートポンプの冷媒の流れを逆転させて冷房と暖房とを切り替える空調装置では、ヒートポンプの中で圧力差のある冷媒の流れを安定的に反転させる必要がある。よって、このような空調装置では、冷房運転と暖房運転との切り替えに時間がかかるという課題、または、冷媒の流れを安定的に反転させるために冷媒の配管および弁類の機構が複雑になるという課題が生じる。
車両では、車室内の温度および湿度の変動が激しく、状況によっては窓がくもることもあるため、冷房と暖房とを素早く切り替えられることが要求される。冷媒の流れを逆転させて冷房と暖房とを切り替える空調装置では、冷媒の安定的な逆転に相当時間を要するため、この要求に応じるのが困難であった。
本発明の目的は、エンジンの熱がなくても暖房が可能であり、冷房と暖房とを素早く切り替えることが可能な車両用空調装置を提供することである。
本発明の一態様に係る車両用空調装置は、冷媒を減圧する減圧部と、前記減圧部により減圧された冷媒と周囲の空気との間で熱を交換する第1熱交換器と、前記第1熱交換器を通過した冷媒を圧縮する圧縮部と、前記圧縮部により圧縮された冷媒と周囲の空気との間で熱を交換する第2熱交換器と、前記第1熱交換器を通過した空気を車室内へ導く第1流路と、前記第2熱交換器を通過した空気を車室内へ導く第2流路と、前記第1流路の空気の流量を調整可能な第1切替部と、前記第2流路の空気の流量を調整可能な第2切替部と、前記第1熱交換器を通過して車室外へ排出される空気の流量を調整可能な第3切替部と、前記第2熱交換器を通過して車室外へ排出される空気の流量を調整可能な第4切替部と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、第2熱交換器により温められた空気を車室内へ送ることでエンジンの熱がなくても暖房が可能となる。さらに、本発明によれば、冷媒の流れを反転させずに、空気の流路を切り替えることで、冷房運転と暖房運転とを素早く切り替えることができる。
本発明の実施の形態の車両用空調装置のうちヒートポンプを示す構成図 本発明の実施の形態の車両用空調装置のうち送風装置を示す構成図 本発明の実施の形態の車両用空調装置における暖房運転の状態を表わす図 本発明の実施の形態の車両用空調装置における冷房運転の状態を表わす図 本発明の実施の形態の車両用空調装置における除湿暖房運転の状態を表わす図 本発明の実施の形態の車両用空調装置における排熱回収暖房運転の状態を表わす図
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態の車両用空調装置のうちヒートポンプを示す構成図である。図2は、本発明の実施の形態の車両用空調装置の送風装置を示す構成図(内部流路が見えるようにした概略断面図)である。
この実施の形態の車両用空調装置は、図1に示すヒートポンプの構成と、図2に示す送風装置の構成とを備えている。
ヒートポンプには、冷媒を減圧する膨張弁2と、減圧された冷媒と周囲の空気との間で熱交換を行うエバポレータ(蒸発器とも言う)3と、冷媒を圧縮する圧縮機4と、圧縮された冷媒と周囲の空気との間で熱交換を行うコンデンサ(凝縮器とも言う)5とが設けられている。
上記構成のうち、膨張弁2は減圧部、エバポレータ3は第1熱交換器、圧縮機4は圧縮部、コンデンサ5は第2熱交換器に、それぞれ相当する。
送風装置は、室内ダクト11、ミックスチャンバー(混合空気室)12、第1室内送風ダクト13、第1室内送風扉14、第1室外排出扉15、第1ダクト16、第1ファン17、第1外気導入扉18、内気戻りダクト19、第1内気導入扉20、第2内気導入扉21、第2外気導入扉22、第2ファン23、第2ダクト24、第2室外排出扉25、第2室内送風扉26、第2室内送風ダクト27を備えている。
これらの構成のうち、第1室内送風扉14、第2室内送風扉26、第1室外排出扉15、第2室外排出扉25、第1外気導入扉18、第1内気導入扉20、第2外気導入扉22、第2内気導入扉21が、第1〜第8切替部にそれぞれ相当する。
室内ダクト11は、ミックスチャンバー12から、車室内の曇り止め用の吹出口(DEF)、上側吹出口(VENT)および足元吹出口(FOOT)まで通じるダクトである。
ミックスチャンバー12は、室内に送られる空気および室内から導入される空気が一時的に貯留されて混合される空気室である。ミックスチャンバー12は、例えば、除湿と暖房とを合わせて行う場合に、除湿された冷気と温められた空気とを混合する機能を有する。
第1ダクト16には、上流側に第1ファン17が、途中にエバポレータ3が、下流側に第1室内送風扉14および第1室外排出扉15が、それぞれ配置されている。第1ダクト16の空気は、第1ファン17の作用により上流から下流へ流れ、途中でエバポレータ3を通過して冷却および除湿される。第1ファン17としては、特に制限されないが多翼ファン(シロッコファンとも呼ぶ)を採用している。
第2ダクト24には、上流側に第2ファン23が、途中にコンデンサ5が、下流側に第2室内送風扉26および第2室外排出扉25が、それぞれ配置されている。第2ダクト24の空気は、第2ファン23の作用により上流から下流へ流れ、途中でコンデンサ5を通過して温められる。第2ファン23としては、特に制限されないがプロペラファンを採用している。
第1室内送風ダクト13および第1ダクト16の下流側は、エバポレータ3を通過した空気を車室内へ導くダクト(第1流路に相当)である。第2室内送風ダクト27および第2ダクト24の下流側は、コンデンサ5を通過した空気を車室内へ導くダクト(第2流路に相当)である。
内気戻りダクト19は、車室内の空気を第1ダクト16の上流側および第2ダクト24の上流側へ戻すダクトであり、上流端が車室内に開口し、下流端が第1ダクト16および第2ダクト24の上流側に開口している。
第1室内送風扉14は、第1室内送風ダクト13の通路を開閉する弁であり、第2室内送風扉26は、第2室内送風ダクト27の通路を開閉する弁である。第1室外排出扉15は、第1ダクト16の下流側の室外排出口を開閉する弁であり、第1外気導入扉18は、第1ファン17の外気導入口を開閉する弁である。また、第1内気導入扉20は、内気戻りダクト19の下流端から第1ファン17の吸気口へ通じる開口部を開閉する弁であり、第2内気導入扉21は、内気戻りダクト19の下流端から第2ファン23の吸気側へ通じる開口部を開閉する弁である。第2外気導入扉22は、第2ダクト24の上流側の外気導入口を開閉する弁であり、第2室外排出扉25は、第2ダクト24の下流側の室外排出口を開閉する弁である。
第1室内送風扉14、第1室外排出扉15、第1外気導入扉18、第1内気導入扉20、第2内気導入扉21、第2外気導入扉22、第2室外排出扉25、および、第2室内送風扉26は、電気モータにより開閉駆動されるように構成されている。各扉は、空気の通り路を開閉して、この通り路の空気の流量をゼロ又は有限の流量に切り替える。また、各扉は、各空気の通り路の開度を連続的または複数段階に切り替え可能に構成され、それにより空気の流量を連続的又は複数段階に切り替えることができる。
各扉の開閉は、図示略の制御部により電気的に制御される。この制御部はユーザのボタン操作等に基づいて各扉を所定の開度に開閉駆動する。なお、各扉は、ユーザのレバー操作の動力を油圧又はワイヤーを介して伝達して開閉する構成としてもよい。
この実施の形態の車両用空調装置は、少なくとも、エバポレータ3、コンデンサ5、第1室内送風ダクト13、第1室内送風扉14、第1室外排出扉15、第1ダクト16、第1ファン17、第1外気導入扉18、内気戻りダクト19、第1内気導入扉20、第2内気導入扉21、第2外気導入扉22、第2ファン23、第2ダクト24、第2室外排出扉25、第2室内送風扉26、および、第2室内送風ダクト27が、一体化(ユニット化とも言う)されて構成されている。
そして、室内ダクト11とミックスチャンバー12とが車室内に配置され、上記ユニット化された構成物が車室外に配置されている。エバポレータ3およびコンデンサ5は車室の近傍に配置され、第1ダクト16、第2ダクト24、第1室内送風ダクト13および第2室内送風ダクト27は、流路長が短く構成されている。
この実施の形態の車両用の空調装置は、電気自動車に搭載されるものである。エンジン自動車では、エンジン排熱の影響を軽減させるため、ヒートポンプのコンデンサを車両先頭のラジエータの近傍に配置する必要があるが、電気自動車ではこのような配置制限がない。そのため、この実施の形態の車両用空調装置では、ヒートポンプのコンデンサ5を送風装置内に配置することが可能になっている。
また、エンジン自動車では、エンジンルーム内が非常に高温になることから、エンジンルームと車室との間に断熱性のある仕切りを設けて、送風装置を仕切りより車室側に配置する必要があったが、電気自動車ではこのような配置制限がない、そのため、この実施の形態の車両用空調装置では、送風装置を車室外に配置して、車室内のスペースを広くすることが可能になっている。
以下には、上記構成の車両用空調装置の複数種類の運転動作について説明する。
<暖房運転>
図3は、本発明の実施の形態の車両用空調装置における暖房運転の状態を表わす図である。図中、空気の流れを帯状の矢印で表わし、外部から導入される空気(外気とも呼ぶ)を「FRE(Fresh air)」、車室内から戻される空気(内気とも呼ぶ)を「REC(Recirculated air)」と記している。
この実施の形態の車両用空調装置では、暖房または冷房等の運転の切り替えに拘わらずに、ヒートポンプの冷媒の流れは同一方向である。
暖房運転では、図3に示すように、第1室内送風扉14が閉じられ、第2室内送風扉26が開かれる。また、第1室外排出扉15と、第1外気導入扉18と、第2外気導入扉22とが開かれ、第2室外排出扉25が閉じられる。また、第1内気導入扉20が閉じられ、第2内気導入扉21が開かれる。そして、第1ファン17と第2ファン23とが駆動される。
このような空気の流路の切り替えにより、エバポレータ3では、外部から導入した空気(外気)から冷媒へ熱を移動する熱交換が行われて、熱交換後の冷却された空気が車室外に排出される。また、コンデンサ5では、外部から導入した空気(外気)および車室内から導入した空気(内気)へ冷媒から熱を移動する熱交換が行われて、熱交換後の温められた空気がミックスチャンバー12へ送られる。コンデンサ5へ導入される外気と内気との割合は、第2外気導入扉22と第2内気導入扉21との開度によって、例えば7:3に制御される。
なお、コンデンサ5へ導入する空気に外気を含めている理由は、この空気を内気100%とすると、車室内の湿度を下げることができずに、窓にくもりが生じる恐れがあるからである。なお、コンデンサ5へ導入する外気と内気との割合は、湿度および温度によって、「1:9」〜「9:1」程度に変更可能である。
このような暖房運転により、コンデンサ5で温められた空気がミックスチャンバー12と室内ダクト11とを介して車室内へ送出されて車室内が暖房される。
<冷房運転>
図4は、本発明の実施の形態の車両用空調装置における冷房運転の状態を表わす図である。
冷房運転では、図4に示すように、第1室内送風扉14が開かれ、第2室内送風扉26が閉じられる。また、第1室外排出扉15と第1外気導入扉18とが閉じられ、第2室外排出扉25と第2外気導入扉22とが開かれる。また、第1内気導入扉20が開かれ、第2内気導入扉21が閉じられる。また、第1ファン17と第2ファン23とが駆動される。
このような空気の流路の切り替えにより、エバポレータ3では、車室内から導入した空気から冷媒へ熱を移動する熱交換が行われて、熱交換後の冷却された空気がミックスチャンバー12へ送られる。また、コンデンサ5では、外部から導入した空気へ冷媒から熱を移動する熱交換が行われて、熱交換後の温められた空気が外部へ排出される。
このような冷房運転により、エバポレータ3で冷却された空気がミックスチャンバー12と室内ダクト11とを介して車室内へ送出されて車室内が冷房される。
<除湿暖房運転>
図5は、本発明の実施の形態の車両用空調装置における除湿暖房運転の状態を表わす図である。
除湿暖房運転においても、ヒートポンプの冷媒が流れる方向は、暖房運転および冷房運転と同一方向である。
除湿暖房運転では、図5に示すように、第1室内送風扉14が少し開かれ、第2室内送風扉26が大きく開かれる。また、第1室外排出扉15と、第1外気導入扉18と、第2外気導入扉22とが開かれ、第2室外排出扉25が閉じられる。また、第1内気導入扉20と第2内気導入扉21とが開かれる。また、第1ファン17と第2ファン23とが駆動される。
エバポレータ3へ送られる外気と内気との割合は、第1外気導入扉18と第1内気導入扉20との開度によって、例えば8:2に制御される。また、コンデンサ5へ送られる外気と内気との割合は、第2外気導入扉22と第2内気導入扉21との開度によって、例えば2:8に制御される。
このような空気の流路の切り替えにより、エバポレータ3では、外気と内気とから冷媒へ熱を移動する熱交換が行われて、熱交換後の冷却および除湿された空気の一部が外部に排出され、一部がミックスチャンバー12へ送られる。また、コンデンサ5では、外気と内気とへ冷媒から熱を移動する熱交換が行われて、熱交換後の温められた空気がミックスチャンバー12へ送られる。
このような除湿暖房運転により、コンデンサ5で温められた空気とエバポレータ3で除湿された空気の一部とがミックスチャンバー12で混合され、室内ダクト11を介して車室内に送出される。
この除湿暖房運転によれば、エバポレータ3で冷却された空気の一部が車室内へ送られるので、暖房能力が少し低下するが、湿度が高くて窓がくもりやすいときに、車室内の温度を余り低下させずに湿度を低くすることができる。
なお、除湿暖房運転において、エバポレータ3へ導入される外気と内気との割合は8:2に制限されず、外気が半分以上の割合であれば同様の作用が得られる。また、除湿暖房運転において、コンデンサ5へ導入される外気と内気との割合は2:8に制限されず、内気が半分以上の割合であれば同様の作用が得られる。これらの割合は、車室内外の温度および湿度によって調整されるものである。
<排熱回収暖房運転>
図6は、本発明の実施の形態の車両用空調装置における排熱回収暖房運転の状態を表わす図である。
排熱回収暖房運転においても、ヒートポンプの冷媒が流れる方向は、暖房運転および冷房運転と同一方向である。
排熱回収暖房運転では、図6に示すように、第1室内送風扉14が閉じられ、第2室内送風扉26が開かれる。また、第1室外排出扉15と、第1外気導入扉18と、第2外気導入扉22とが開かれ、第2室外排出扉25が閉じられる。また、第1内気導入扉20と第2内気導入扉21とが開かれる。また、第1ファン17と第2ファン23とが駆動される。
エバポレータ3へ送られる外気と内気との割合は、第1外気導入扉18と第1内気導入扉20との開度によって、例えば3:7に制御される。また、コンデンサ5へ送られる外気と内気との割合は、第2外気導入扉22と第2内気導入扉21との開度によって、例えば7:3に制御される。
このような空気の流路の切り替えにより、エバポレータ3では、外気と内気とから冷媒へ熱を移動する熱交換が行われて、熱交換後の冷却された空気が外部に排出される。また、コンデンサ5では、外気と内気とへ冷媒から熱を移動する熱交換が行われて、熱交換後の温められた空がミックスチャンバー12へ送られる。
このような排熱回収暖房運転により、コンデンサ5で温められた空気がミックスチャンバー12と室内ダクト11とを介して車室内に送出されて車室内が暖房される。また、温かい内気がエバポレータ3を通過して外部に排出されるが、この通過の際にエバポレータ3を介して内気の熱が冷媒に移される。すなわち、内気が外部に排出されるが、この内気の熱は冷媒を介して回収されて、コンデンサ5において空気を温める熱として利用される。この排熱回収暖房運転は、外気温が非常に低くなって高い暖房性能が必要な時に利用できる。なお、外気と内気との温度および湿度によっては、排熱回収暖房運転は湿度の高い内気をエバポレータ3に当てるため、エバポレータ3の着霜を誘発する場合もある。このような場合には、上述した暖房運転のほうがエバポレータ3の着霜を防止することができる。
なお、この排熱回収暖房運転においては、エバポレータ3へ導入される外気と内気との割合は3:7に制限されず、内気が半分以上の割合であれば同様の作用が得られる。また、排熱回収暖房運転において、コンデンサ5へ導入される外気と内気との割合は7:3に制限されず、外気が半分以上の割合であれば同様の作用が得られる。これらの割合は車室内外の温度および湿度により調整されるものである。
以上のように、本実施の形態の車両用空調装置によれば、ヒートポンプを利用した車室内の暖房を行うことができる。よって、エンジンの熱がない場合でも少ないエネルギーで車室内を高効率に暖房することができる。また、本実施の形態の車両用空調装置によれば、ヒートポンプの冷媒の流れを逆転させずに、空気の流路の形態を切り替えることで暖房運転と冷房運転とを切り替えることができる。従って、冷媒の流れを逆転する場合と比較して、車室内の暖房と冷房とを素早く切り替えることができる。よって、例えば、暖房運転で窓のくもりが発生した場合に、速やかに冷房運転を行って窓のくもりを除去することが可能となる。
また、本実施の形態の車両用空調装置によれば、ヒートポンプの冷媒の流れを逆転させる構成が不要なので部品点数および部品コストの低減を図ることができる。
また、本実施の形態の車両用空調装置によれば、運転内容を、上述した暖房運転、冷房運転、除湿暖房運転および排熱回収暖房運転に適宜切り替えることができる。従って、これらの運転内容の切り替えにより、外気と内気との温度および湿度に応じて、効率的に車室内の温度および湿度を適宜調整することができる。
また、本実施の形態の車両用空調装置によれば、エバポレータ3、コンデンサ5、および送風装置の大半が一体的に構成されてユニット化されている。よって、車両用空調装置を車両へ容易に搭載することができる。また、ユニット化された構成が車室外に配置され、室内ダクト11およびミックスチャンバー12のみが車室内に配置される構成なので、車室内のスペースを広くすることができる。
また、コンデンサ5が送風装置の中に配置されているので、車両のラジエータの手前に配置される場合と比較して、コンデンサ5の塩害の影響を少なくすることができる。よって、コンデンサ5の塩害に対する耐性を低く設定して、コンデンサ5のコスト低減を図ることができる。
また、コンデンサ5が送風装置の中に配置されているので、車両のラジエータの手前に配置される場合と比較して、コンデンサ5の前後の冷媒配管を短くすることができる。よって、冷媒配管のコスト低減および冷媒圧損の低減を図ることができる。
また、エバポレータ3から車室内までのダクトの長さ、コンデンサ5から車室内までのダクトの長さが、共に短い構成なので、ダクトの圧力損失を小さくすることができ、送風の効率も高くすることができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態では、各流路の空気の流量を切り替える手段として、開閉扉の構成を例にとって説明したが、様々な形態のバルブを同様に適用できることは明らかである。また、バルブを用いずに、複数のファンまたは走行中の風圧を利用して各流路の気圧を切り替えることにより、各流路の空気の流量を切り替える構成を採用することもできる。
また、上記実施の形態では、各流路の空気の流量を調整する切替部の構成として、空気の流量を連続的にまたは複数段階に切り替えられる構成を例にとって説明したが、流量をゼロか有限量にのみ切り替えられる構成を採用しても良い。すなわち、1つの流路の入口又は出口に、2つの扉(切替部)を設けて、1つの扉を開、もう1つの扉を閉として、一方の扉にのみ空気が流れる構成としてもよい。また、両方の扉を所定の割合で開けて、両方に所定の割合で空気が流れる構成としてもよい。
また、本発明に係る車両用空調装置は、上記実施の形態の車両用空調装置からミックスチャンバー12と室内ダクト11とを省いた構成としてもよい。また、第1ダクト16、第2ダクト24および内気戻りダクト19の配置および形態は、上記実施の形態のものから適宜変更可能である。
本発明は、電気自動車に搭載される車両用空調装置に有用である。
3 エバポレータ
5 コンデンサ
13 第1室内送風ダクト
14 第1室内送風扉
15 第1室外排出扉
16 第1ダクト
17 第1ファン
18 第1外気導入扉
19 内気戻りダクト
20 第1内気導入扉
21 第2内気導入扉
22 第2外気導入扉
23 第2ファン
24 第2ダクト
25 第2室外排出扉
26 第2室内送風扉
27 第2室内送風ダクト



Claims (10)

  1. 冷媒を減圧する減圧部と、
    前記減圧部により減圧された冷媒と周囲の空気との間で熱を交換する第1熱交換器と、
    前記第1熱交換器を通過した冷媒を圧縮する圧縮部と、
    前記圧縮部により圧縮された冷媒と周囲の空気との間で熱を交換する第2熱交換器と、
    前記第1熱交換器を通過した空気を車室内へ導く第1流路と、
    前記第2熱交換器を通過した空気を車室内へ導く第2流路と、
    前記第1流路の空気の流量を調整可能な第1切替部と、
    前記第2流路の空気の流量を調整可能な第2切替部と、
    前記第1熱交換器を通過して車室外へ排出される空気の流量を調整可能な第3切替部と、
    前記第2熱交換器を通過して車室外へ排出される空気の流量を調整可能な第4切替部と、
    を具備する車両用空調装置。
  2. 前記第1から第4切替部は、
    空気の流路を、
    前記第1熱交換器を通過した空気が車室内へ送られ、且つ、前記第2熱交換器を通過した空気が車室外へ排出される第1形態と、
    前記第2熱交換器を通気した空気が車室内へ送られ、且つ、前記第1熱交換器を通過した空気が車室外へ排出される第2形態と、
    に切替可能である
    請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 車室外から前記第2熱交換器へ導入される空気の流量を調整可能な第5切替部と、
    車室内から前記第2熱交換器へ導入される空気の流量を調整可能な第6切替部と、
    をさらに具備する請求項1記載の車両用空調装置。
  4. 前記第1〜第6切替部は、
    空気の流路を、
    車室外から前記第1熱交換器を通過した空気が車室外へ排出され、且つ、車室外および車室内から導入されて前記第2熱交換器を通過した空気が車室内へ送られる第3形態に切替可能である
    請求項3記載の車両用空調装置。
  5. 前記第1〜第6切替部は、
    空気の流路を、
    車室内から前記第1熱交換器を通過した空気が車室内へ送られ、且つ、車室外から前記第2熱交換器を通過した空気が車室外へ排出される第4形態に切替可能である
    請求項3記載の車両用空調装置。
  6. 車室外から前記第1熱交換器へ導入される空気の流量を調整可能な第7切替部と、
    車室内から前記第1熱交換器へ導入される空気の流量を調整可能な第8切替部と、
    をさらに具備する請求項3記載の車両用空調装置。
  7. 前記第1〜第8切替部は、
    空気の流路を、
    車室外と車室内とから前者の方が大きな割合で導入された空気が前記第1熱交換器を通過して一部が車室内に一部が車室外に送られ、且つ、車室外と車室内とから後者の方が大きな割合で導入された空気が前記第2熱交換器を通過して車室内へ送られる第5形態に切替可能である
    請求項6記載の車両用空調装置。
  8. 前記第1〜第8切替部は、
    空気の流路を、
    車室外と車室内とから後者の方が大きな割合で導入された空気が前記第1熱交換器を通過して車室外に送られ、且つ、車室外と車室内とから前者の方が大きな割合で導入された空気が前記第2熱交換器を通過して車室内へ送られる第6形態に切替可能である
    請求項6記載の車両用空調装置。
  9. 前記第1熱交換器を通過する空気に推力を与える第1ファンと、
    前記第2熱交換器を通過する空気に推力を与える第2ファンと、
    をさらに具備し、
    前記第1熱交換器、前記第2熱交換器、前記第1流路、前記第2流路、前記第1〜第8切替部、前記第1ファンおよび前記第2ファンが一体化されている
    請求項6記載の車両用空調装置。
  10. 前記第1熱交換器を通過した空気および前記第2熱交換器を通過した空気を混合する混合空気室を、さらに具備し、
    前記空気室を介して空気が車室内へ送られる、
    請求項9記載の車両用空調装置。



JP2012003678A 2012-01-12 2012-01-12 車両用空調装置 Pending JP2013141930A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012003678A JP2013141930A (ja) 2012-01-12 2012-01-12 車両用空調装置
PCT/JP2012/008378 WO2013105200A1 (ja) 2012-01-12 2012-12-27 車両用空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012003678A JP2013141930A (ja) 2012-01-12 2012-01-12 車両用空調装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013141930A true JP2013141930A (ja) 2013-07-22

Family

ID=48781179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012003678A Pending JP2013141930A (ja) 2012-01-12 2012-01-12 車両用空調装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2013141930A (ja)
WO (1) WO2013105200A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015196475A (ja) * 2014-04-02 2015-11-09 本田技研工業株式会社 車両用空調装置
CN105252991A (zh) * 2015-11-20 2016-01-20 天津三电汽车空调有限公司 具有采暖及制冷功能的车辆热泵空调系统
KR20160121730A (ko) * 2015-04-10 2016-10-20 한온시스템 주식회사 차량용 히트 펌프 시스템
KR20170086727A (ko) * 2016-01-18 2017-07-27 한온시스템 주식회사 차량용 공조 시스템
CN110103666A (zh) * 2019-05-08 2019-08-09 泰铂(上海)环保科技股份有限公司 一种冷暖一体的空调系统及其控制方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6298537B2 (ja) * 2014-09-01 2018-03-20 ハンオン システムズ 車両用のヒートポンプシステム
KR101628530B1 (ko) 2014-11-17 2016-06-09 현대자동차주식회사 차량용 공조 장치
US10457115B2 (en) 2015-08-10 2019-10-29 Hanon Systems Air conditioning system for vehicle
CN107848372B (zh) * 2016-01-18 2020-08-07 翰昂汽车零部件有限公司 车辆用空调系统
JP6554186B2 (ja) * 2016-01-18 2019-07-31 ハンオン システムズ 車両用空調システム
JP6592466B2 (ja) 2016-01-18 2019-10-16 ハンオン システムズ 車両用空調システム
EP4147892A1 (en) * 2021-09-10 2023-03-15 Thermo King Corporation Recovery heat exchanger in an environmental control system

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05221229A (ja) * 1992-02-14 1993-08-31 Nippondenso Co Ltd 自動車用空調装置
JP3325421B2 (ja) * 1995-03-07 2002-09-17 カルソニックカンセイ株式会社 電気自動車用冷暖房装置
JP2010013044A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Calsonic Kansei Corp 車両用空気調和システム
JP5468982B2 (ja) * 2010-05-14 2014-04-09 カルソニックカンセイ株式会社 車両用空気調和装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015196475A (ja) * 2014-04-02 2015-11-09 本田技研工業株式会社 車両用空調装置
KR20160121730A (ko) * 2015-04-10 2016-10-20 한온시스템 주식회사 차량용 히트 펌프 시스템
KR102326343B1 (ko) 2015-04-10 2021-11-16 한온시스템 주식회사 차량용 히트 펌프 시스템
CN105252991A (zh) * 2015-11-20 2016-01-20 天津三电汽车空调有限公司 具有采暖及制冷功能的车辆热泵空调系统
KR20170086727A (ko) * 2016-01-18 2017-07-27 한온시스템 주식회사 차량용 공조 시스템
KR102533421B1 (ko) * 2016-01-18 2023-05-18 한온시스템 주식회사 차량용 공조 시스템
CN110103666A (zh) * 2019-05-08 2019-08-09 泰铂(上海)环保科技股份有限公司 一种冷暖一体的空调系统及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013105200A1 (ja) 2013-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013105201A1 (ja) 車両用空調装置
JP2013141930A (ja) 車両用空調装置
WO2013105202A1 (ja) 車両用空調装置
JP4505510B2 (ja) 車両用空調システム
US10052937B2 (en) Vehicle air conditioning apparatus
US9931905B2 (en) Air conditioning device for vehicle
WO2013105203A1 (ja) 車両用空調装置
JP5967403B2 (ja) 車両用空調装置
JP6391907B2 (ja) 車両用空調装置およびその運転方法
JP5750797B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP2009257709A (ja) 空気調和機
KR101766045B1 (ko) 차량용 공조시스템
KR20170069318A (ko) 차량용 공조시스템
JP5851696B2 (ja) 車両用空気調和装置
CN107110564B (zh) 制冷循环装置
KR101836767B1 (ko) 차량용 공조시스템
KR100469793B1 (ko) 냉난방 겸용 에어컨의 난방 과부하운전 제어방법
JP2009184494A (ja) 車両用空気調和システム
JP5346528B2 (ja) 車両用空気調和システム
JP2004042758A (ja) 自動車用空気調和装置
KR101755929B1 (ko) 차량용 공조시스템
JP2020097348A (ja) 車両用空調装置
JP2010047087A (ja) 車両用空調装置
JP2017074833A (ja) 車両用空調装置
JP5679274B2 (ja) 車両空調用ヒートポンプシステム。

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141003

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20141015