JP2013141841A - 洗車機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被洗浄車両を傷つけずに乾燥を行う洗車機を提供する。
【解決手段】 本体部1が前後に移動する区間内で、検知センサ35により被洗浄車両CAの外面に対して所定距離よりも外側に離れて回転ブラシが配置されたことが検知される区間を退避区間T1、T2とし、回転ブラシによる洗浄の際に本体部1が第1速度で移動した場合には退避区間T1において送風ノズルを被洗浄車両CAに対して退避させるとともに、回転ブラシによる洗浄の際に本体部1が第1速度よりも大きい第2速度で移動した場合には退避区間T1の開始位置より所定距離だけ先行した位置から始まる退避区間T2にて送風ノズルを退避させることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、被洗浄車両を送風して乾燥させる送風ノズルを備えた洗車機に関する。
給油所等に洗車機が設置される従来の洗車機は特許文献1に開示される。洗車機は被洗浄車両を跨ぎ門型に形成される本体部を備える。本体部は被洗浄車両に対して前後方向に相対移動し、回転ブラシ、送風ノズル及び検知センサ(パルスエンコーダ)を備える。
回転ブラシは側部に設けられるサイドブラシと上部に設けられるトップブラシとを有し、駆動モータによって回転して被洗浄車両を洗浄する。送風ノズルは上面に設けられるトップ送風ノズルと側面に設けられるサイド送風ノズルとを有し、被洗浄車両に空気を送出して乾燥させる。検知センサはサイドブラシの左右方向の位置を検知する。
ユーザが洗車設定して洗車が開始されると、本体部の相対移動によって回転ブラシが被洗浄車両に対して前後に移動する。この時、回転ブラシは回転負荷が大きいと被洗浄車両から左右の離れる方向に移動し、回転負荷が小さいと被洗浄車両に左右の接近する方向に移動する。サイドブラシの左右方向の位置は検知センサにより検知して記憶される。
次に本体部の相対移動によって送風ノズルが被洗浄車両に対して前後に移動する。この時、サイド送風ノズルはサイドブラシの軌跡に沿って左右方向に移動し、空気を送出して被洗浄車両を乾燥させる。これにより、サイドミラー等の突起物を回避してサイド送風ノズルが被洗浄車両に沿って移動する。
特開平5−147503号公報
しかしながら、上記従来の洗車機によると、本体部の相対移動の速度が速くなると、サイドブラシの負荷検知から被洗浄車両に対して接離するまでの応答が遅れる。このため、サイドブラシの軌跡に沿ってサイド送風ノズルを移動させると、サイド送風ノズルが突起物に衝突して被洗浄車両を傷つける虞があった。
本発明は、被洗浄車両を傷つけずに乾燥を行うことができる洗車機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、被洗浄車両に対して前後に移動する本体部と、前記本体部に軸支されるとともに回転負荷に応じて被洗浄車両に対して接離して被洗浄車両を洗浄する回転ブラシと、前記回転ブラシの位置を検知する検知センサと、前記本体部に配して送風を行うとともに前記回転ブラシの軌跡に応じて被洗浄車両の外面に沿って移動する送風ノズルとを備えた洗車機において、前記本体部が前後に移動する区間内で、前記検知センサにより前記被洗浄車両の外面に対して所定距離よりも外側に離れて前記回転ブラシが配置されたことが検知される区間を退避区間とし、前記回転ブラシによる洗浄の際に前記本体部が第1速度で移動した場合には前記退避区間において前記送風ノズルを前記被洗浄車両に対して退避させるとともに、前記回転ブラシによる洗浄の際に前記本体部が第1速度よりも大きい第2速度で移動した場合には前記退避区間の開始位置より所定距離だけ先行した位置から始まる区間にて前記送風ノズルを退避させることを特徴とする。
この構成によると、洗車が開始されると、回転ブラシによって被洗浄車両が洗浄される。回転ブラシが被洗浄車両のサイドミラーやルーフキャリアなどの突起物を洗浄する際、突起物に沿って被洗浄車両の形状に沿って洗浄を行う。本体部が前後に移動する区間内で、検知センサにより被洗浄車両の外面に対して所定距離よりも外側に離れて回転ブラシが配置されたことが検知される区間を退避区間として記憶する。洗浄の際に本体部1が第1速度で移動した場合には退避区間において送風ノズルを被洗浄車両に対して退避させる。一方、本体部が第1速度よりも大きい第2速度で移動した場合には退避区間の開始位置より所定距離だけ先行した位置から始まる区間にて送風ノズルを退避させる。そして、送風ノズルからの送風によって被洗浄車両が乾燥する。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記本体部が第2速度で移動する際に前記退避区間の終了位置よりも所定距離だけ先行した位置から始まる区間にて前記送風ノズルを接近させる。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記検知センサは前記回転ブラシが前記所定距離に配された時に検知信号を出力することを特徴とする。この構成によると、検知センサは回転ブラシが所定距離に配された時の1点だけ検知すればよい。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記回転ブラシが被洗浄車両の側面を洗浄するサイドブラシから成り、前記退避区間の開始位置で被洗浄車両のサイドミラーに前記サイドブラシが接することを特徴とする。この構成によると、サイドブラシが被洗浄車両のサイドミラーを洗浄する際、退避区間として記憶し、第1速度及び第2速度に応じて送風ノズルが制御される。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記回転ブラシが被洗浄車両の上面を洗浄するトップブラシから成り、前記退避区間の開始位置で被洗浄車両の外面に設けられるルーフキャリアに前記トップブラシが接することを特徴とする。この構成によると、トップブラシが被洗浄車両のルーフキャリアを洗浄する際、退避区間として記憶し、第1速度及び第2速度に応じて送風ノズルが制御される。
本発明によると、本体部が前後に移動する区間内で、検知センサにより被洗浄車両の外面に対して所定距離よりも外側に離れて回転ブラシが配置されたことが検知される区間を退避区間とし、回転ブラシによる洗浄の際に本体部が第1速度で移動した場合には退避区間において送風ノズルを被洗浄車両に対して退避させるとともに、回転ブラシによる洗浄の際に本体部が第1速度よりも大きい第2速度で移動した場合には退避区間の開始位置より所定距離だけ先行した位置から始まる区間にて送風ノズルを退避させるため、被洗浄車両を傷つけずに乾燥を行うことができる。
本発明の実施形態の洗車機の全体構成を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の本体部の構成を示す正面図 本発明の実施形態の洗車機のサイドブラシを示す正面図 本発明の実施形態の洗車機のサイドブラシの軌跡を示す平面図 本発明の実施形態の洗車機のサイドブラシを示す正面図 本発明の実施形態の洗車機のサイドブラシ及びサイド送風ノズルの軌跡を示す図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2は本発明の一実施形態の洗車機の全体構成を示す側面図及び正面図である。洗車機WAは本体部1、レール2及びリモートパネル7Aを備えている。本体部2は左右の対向する2つのスタンド部90と、スタンド部90の上端を連結する天井部91とを有して門型に形成される。
レール2は地面Gに左右一対設けられ、本体部1の底面に設けた車輪3がレール2上に配される。これにより、本体部1は走行モータ(不図示)の駆動によりレール2上を走行して被洗浄車両CAに対して前後に相対移動するように立設される。
リモートパネル7Aは本体部1の進入経路上に配される。サイドミラー40及びルーフキャリア41を備える被洗浄車両CAはリモートパネル7Aの面前で停車する。ユーザは被洗浄車両CA内からリモートパネル7Aの操作によって洗車の受け付け等の操作を行う。
本体部1の一側方には洗剤やワックス等の各種液剤を貯液した複数の貯液タンク(不図示)を収納するタンク収納部50が配される。タンク収納部50の上方には市水及び各貯液タンクからの液剤を分配する分配配管部51が設けられる。分配配管部51には第1、第2浄水ノズル11、13、第1、第2洗剤ノズル12、15、撥水コートノズル14、ワックスノズル16がそれぞれ電磁弁を介して導出される。第1、第2浄水ノズル11、13は本体部1の手前側及び奥側にそれぞれ配され、被洗浄車両CAに対して市水を噴射する。第1、第2洗剤ノズル12、15は本体部1の手前側及び奥側にそれぞれ配され、被洗浄車両CAに対して洗剤(シャンプー)を噴射する。
撥水コートノズル14は本体部1の奥側に配され、被洗浄車両CAに対して撥水コート剤を噴射する。ワックスノズル16は本体部1の奥側に配され、被洗浄車両CAに対してワックスを噴射する。
両スタンド部90には車両検知センサ9が設けられる。車両検知センサ9は光電センサや超音波センサ等により形成され、本体部1の走行によって被洗浄車両CAの外面形状を検知する。
本体部1の一方のスタンド部90の前面には操作パネル7が配される。操作パネル7はリモートパネル7Aと同様の操作ボタンを備え、被洗浄車両CAから降車したユーザ等の操作により洗車の受け付けや洗車条件の設定を行う。
操作パネル7及びリモートパネル7Aに設けたボタンにより、シャンプー、ワックス掛け、撥水コート等を水洗いに追加して洗車条件を設定することができる。また、高級なシャンプー、高級なワックス、高級な撥水コート、特殊なコート等を行うボタンも操作パネル7及びリモートパネル7Aに設けられる。更に、フロントガード有り、フェンダーポール有り、サイドミラー有り、リヤワイパー有り、ルーフキャリア有り、該当装備品無し等の装備品設定ボタンが設けられている。
本体部1には被洗浄車両CA上に摺動してブラッシングする複数の回転ブラシが設けられる。回転ブラシは駆動モータ(不図示)によって回転駆動され、回転負荷に応じて被洗浄車両CAに対して接離する。回転ブラシはサイドブラシ5、トップブラシ4及びロッカーブラシ6から成っている。
図3はサイドブラシ5の正面図を示している。サイドブラシ5は左右一対に設けられ、軸部31に布(織布、編布、不織布等)や樹脂繊維から成るブラシ毛(不図示)を放射状に固着して形成される。本体部1には左右方向に延びるレール32が設けられ、レール32上を移動する移動部材32に軸部31が回動可能に取り付けられる。
これにより、サイドブラシ5はレール32に吊下がりながら左右方向にスライド可能となるとともに、移動部材33を中心に傾斜することができる。そして、被洗浄車両CAに摺動して被洗浄車両CAの両側面を洗浄する。
軸部31にはマグネット36a、36bが設けられ、レール32には引出センサ35、開限センサ37が設けられる。引出センサ35によって被洗浄車両CAの車両本体部CBに対して所定の距離L0だけ離れて配置されたサイドブラシ5が検知される。
サイドブラシ5が被洗浄車両CAから離れる方向に移動して引出センサ35がマグネット36aの磁力を検知した時には検知信号を出力し、後述する退避区間T1、T2(図6参照)の開始位置としている。また、サイドブラシ5が被洗浄車両CAに接近する方向に移動して引出センサ35がマグネット36aを検知した時を退避区間T1、T2の終了位置としている。サイドブラシ5が被洗浄車両CAから離れた時(L0=0)を退避区間T1、T2の開始位置として被洗浄車両CAに接した時を退避区間T1、T2の終了位置としてもよい。また、本体部1には記憶部(不図示)を備え、退避区間T1、T2を記憶する。
さらに、サイドブラシ5が引出センサ35から距離L1だけ被洗浄車両CAから離れる方向にスライドすると開限センサ37がマグネット36bの磁気を検知する。この時のサイドブラシ5の位置を開限位置とし、開限位置でのサイドブラシ5の回転負荷が大きくなると本体部1は異常動作として洗浄動作を停止する。
トップブラシ4はサイドブラシ5と同様に軸部(不図示)にブラシ毛(不図示)を放射状に固着して形成される。昇降モータ(不図示)によってトップブラシ4が昇降し、被洗浄車両CAに対して接離する。これにより、トップブラシ4が被洗浄車両CAに沿って移動し、被洗浄車両CAの上面が洗浄される。ロッカーブラシ6は左右一対設けられ、被洗浄車両CAのタイヤを含む側面下部を洗浄する。ロッカーブラシ6もサイドブラシ5と同様に軸部(不図示)にブラシ毛(不図示)を放射状に固着して形成される。
また、本体部1には被洗浄車両CAを乾燥させる気流を発生するブロア20が設けられる。ブロア20にはトップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22が接続される。トップ送風ノズル21は本体部1の中央上部に設けられ、被洗浄車両CAに沿って昇降して被洗浄車両CAの上面に向けて送風する。
サイド送風ノズル22は本体部1の両側部に設けられ、被洗浄車両CAの側面に向けて送風する。トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22の送風によって洗浄後の被洗浄車両CAを乾燥させる。
上記構成の洗車機WAにおいて、ユーザは本体部1と離れた所定の位置で被洗浄車両CAを停止する。そして被洗浄車両CA内から手を伸ばしてリモート操作パネル7Aにより所望の洗車設定を行う。
洗車設定時にユーザは低速洗車と高速洗車とを選択することができる。低速洗車では本体部1が第1速度(例えば、3m/分)で移動して洗車が行われる。高速洗車では本体部1が第1速度よりも大きい第2速度(例えば、12m/分)で移動し、低速洗車よりも洗浄力が低下するが高速で洗車することができる。
図4、図5及び図6は洗浄状態における被洗浄車両CAの平面図、サイドブラシ5の正面図及びサイドブラシ5及びサイド送風ノズル22の軌跡を示す図である。図6の(a)において、縦軸はサイドブラシ5の左右方向の位置を示し、横軸はサイドブラシ5の前後方向の位置を示している。図6の(b)において、縦軸はサイド送風ノズル22の左右方向の位置を示し、横軸はサイド送風ノズル22の前後方向の位置を示している。また、図6の(a)において実線m1が低速洗車のサイドブラシ5の軌跡、破線m2が高速速度のサイドブラシ5の軌跡を示している。
低速洗車が開始されると、本体部1が第1速度で移動してサイドブラシ5が被洗浄車両CAの前面のブラシ位置S0に配されて洗浄が開始される。そして、サイドブラシ5は車両本体部CBに摺動しながら移動し、ブラシ位置S1においてサイドブラシ5は被洗浄車両CAの側面の前端に接触して洗浄される。この時、車両本体部CBと軸部31とは距離K0だけ離間する。
サイドブラシ5はサイドミラー40に接触するブラシ位置S2まで車両本体部CBと一定の位置(距離K0)を保ちながら前後方向に移動する。ブラシ位置S2になると、サイドブラシ5は被洗浄車両CAのサイドミラー40に接触して回転負荷が高くなる。このため、サイドブラシ5は回転負荷を軽減するために車両本体部CBと離れる方向に移動しながら洗浄する。
サイドブラシ5は車両本体部CBと離れる方向に移動してブラシ位置S3になると、引出センサ35がマグネット36aの磁力を検知して検知信号を出力する。図5に示すように引出センサ35がマグネット36aを検出する距離を距離K1(K1=K0+L0)とする。この時、記憶部に退避区間T1の開始位置と記憶される。
ブラシ位置S4からはサイドブラシ5の回転負荷が一定となり、車両本体部CBと軸部31とは距離K2だけ離間してサイドブラシ5は前後方向に移動する。その後、回転負荷が減少するためにサイドブラシ5は車両本体部CBに接近する方向に移動する。
ブラシ位置S5では引出センサ35がマグネット36aの磁力を再度検知して検知信号を出力する。この時、退避区間T1の終了位置として記憶部に記憶される。その後も、回転負荷が減少するためにサイドブラシ5は車両本体部CBに接近する方向に移動する。
ブラシ位置S6になると、回転負荷は一定となりサイドブラシ5は被洗浄車両CAの側面の後部の洗浄が開始される。この時、車両本体部CBと軸部31とは距離K0だけ離間してサイドブラシ5は前後方向に移動する。そして、被洗浄車両CAの洗浄が終了する。
記憶部にはサイドブラシ5の軌跡に基づき退避区間T1の開始位置及び終了位置が記憶される。サイドブラシ5の洗浄に続いてサイド送風ノズル22はサイドブラシ5の軌跡に基づく軌跡p1(図6(b)参照)で移動し、空気を送出して被洗浄車両CAの乾燥が行われる。
図6の(b)に示すようにサイド送風ノズル22はブラシ位置S1、S3に対応するノズル位置N1、N3の間は車両本体部CBとは距離K3だけ離間して送風する。その後、退避区間T1の開始位置(S3)に対応するノズル位置N3と終了位置(S5)に対応するノズル位置Nとの間は距離K3よりも車両本体部CBから離れた距離K4まで退避して送風する。これにより、サイド送風ノズル22がサイドミラー40に衝突することを防止する。
退避区間T1を過ぎると再び車両本体部CBに接近して距離K3だけ離間して送風する。これにより被洗浄車両CAが乾燥され、低速洗車が終了する。
次に、高速洗車で設定された第2速度で洗車が開始された場合について説明する。図6の(a)に示すように第2速度ではブラシ位置S0〜S2までは第1速度と同様の軌跡を示す。
サイドブラシ5がサイドミラー40に接触すると、第2速度は高速であるためサイドブラシ5の負荷検知から車両本体部CBに対して離間するまでの応答が低速洗車よりも遅れる。このため、第2速度では第1速度と比較するとサイドブラシ5の前後方向の位置が距離Δd3だけ遅れたブラシ位置S3’で引出センサ35により検知される。この時、記憶部はブラシ位置S3’を退避区間T2の開始位置として記憶する。
その後、サイドブラシ5は回転負荷が軽くなり車両本体部CBに対して接近する。そして、ブラシ位置S5’になると、引出センサ35がマグネット36aの磁力を再度検知する。ブラシ位置S5と比べると、第2速度は高速であるためサイドブラシ5の負荷検知から車両本体部CBに対して接近するまでの応答が距離Δd5だけ遅れる。記憶部はブラシ位置S5’を退避区間T2の終了位置として記憶する。なお、距離Δd3、Δd5は試験データに基づいて予め記憶部に記憶されている。
その後、ブラシ位置S6’からはサイドブラシ5の回転負荷が一定となり、車両本体部CBとは距離K0を保って前後方向に移動し、サイドブラシ5による洗浄が終了する。
記憶部にはサイドブラシ5の軌跡に基づき退避区間T2の開始位置(ブラシ位置S3’)及び終了位置(ブラシ位置S5’)が記憶される。サイドブラシ5の洗浄に続いてサイド送風ノズル22はサイドブラシ5の軌跡に基づき空気を送出して被洗浄車両CAの乾燥が行われる。
図6の(b)に示すようにサイド送風ノズル22はブラシ位置S1に対応するノズル位置N1から車両本体部CBに対して距離K3だけ離間して送風する。そして、退避区間T2の開始位置(ブラシ位置S3’)に対応する前後位置に対して距離Δd3だけ先行したノズル位置N3で車両本体部CBに対して距離K4まで退避する。これにより、サイド送風ノズル22が車両本体部CBに対して距離K4だけ離間して送風が行われる。
サイド送風ノズル22が退避区間T2の終了位置(ブラシ位置S5’)に対応する前後位置に対して距離Δd5だけ先行したノズル位置N5に到達すると、再び車両本体部CBに接近する。そして、車両本体部CBに対して距離K3だけ離間して送風する。これにより、サイド送風ノズル22は低速洗車時と同じ軌跡で移動し、被洗浄車両CAを乾燥して、高速洗車が終了する。
本実施形態によると、本体部1が前後に移動する区間内で、検知センサ35により被洗浄車両CAの外面に対して所定距離よりも外側に離れてサイドブラシ5が配置されたことが検知される区間を退避区間T1、T2とし、サイドブラシ5による洗浄の際に本体部1が第1速度で移動した場合には退避区間T1においてサイド送風ノズル22を被洗浄車両CAに対して退避させるとともに、サイドブラシ5による洗浄の際に本体部1が第1速度よりも大きい第2速度で移動した場合には退避区間T1の開始位置より所定距離Δd3だけ先行した位置から始まる退避区間T2にてサイド送風ノズル22を退避させるため、被洗浄車両CAを傷つけずに乾燥を行うことができる。
また、本体部1が第2速度で移動する際に退避区間T1の終了位置よりも所定距離だけ先行した位置から始まる区間Δd5にてサイド送風ノズル22を接近させるため、車両本体部CBの未乾燥領域を低減することができる。
また、引出センサ35はサイドブラシ5が所定距離K1に配された時に検知信号を出力することを特徴とする。この構成によると、引出センサ35はサイドブラシ5の軸部31がK1に配された時の1点だけ検知すればよいために、構成が単純になるとともに検知方法が容易であるため正確な検知が可能になる。
本実施形態において退避区間T2に対して早期にサイド送風ノズル22の接近離間接近、退避させるタイミングは洗車機WAの性能に応じて適宜変更できる。突起物は車両本体部CBから突起しているものであればよく、例えばフェンダーポールでもよい。
また、本実施形態ではルーフキャリア41を退避する退避区間としてトップブラシ4の軌跡が記憶される。このため、トップ送風ノズル21がルーフキャリア41を退避して制御される。従って本体部1の第1、第2速度に応じてトップ送風ノズル21の動作が制御される。これにより、上記と同様の効果を得ることができる。
本発明によると、被洗浄車両を送風して乾燥させる送風ノズルを備えた洗車機に利用することができる。
1 洗車機本体
4 トップブラシ
5 サイドブラシ
6 ロッカーブラシ
7 操作パネル
9 車両検知センサ
7A リモートパネル
31 軸部
33 移動部材
35 引出センサ(検知センサ)
36a マグネット
36b マグネット
37 開限センサ
CA 被洗浄車両
CB 車両本体部
T1 退避区間
T2 退避区間
WA 洗車機

Claims (5)

  1. 被洗浄車両に対して前後に移動する本体部と、前記本体部に軸支されるとともに回転負荷に応じて被洗浄車両に対して接離して被洗浄車両を洗浄する回転ブラシと、前記回転ブラシの位置を検知する検知センサと、前記本体部に配して送風を行うとともに前記回転ブラシの軌跡に応じて被洗浄車両の外面に沿って移動する送風ノズルとを備えた洗車機において、
    前記本体部が前後に移動する区間内で、前記検知センサにより前記被洗浄車両の外面に対して所定距離よりも外側に離れて前記回転ブラシが配置されたことが検知される区間を退避区間とし、
    前記回転ブラシによる洗浄の際に前記本体部が第1速度で移動した場合には前記退避区間において前記送風ノズルを前記被洗浄車両に対して退避させるとともに、前記回転ブラシによる洗浄の際に前記本体部が第1速度よりも大きい第2速度で移動した場合には前記退避区間の開始位置より所定距離だけ先行した位置から始まる区間にて前記送風ノズルを退避させることを特徴とする洗車機。
  2. 前記本体部が第2速度で移動する際に前記退避区間の終了位置よりも所定距離だけ先行した位置から始まる区間にて前記送風ノズルを接近させることを特徴とする洗車機
  3. 前記検知センサは前記回転ブラシが前記所定距離に配された時に検知信号を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の洗車機。
  4. 前記回転ブラシが被洗浄車両の側面を洗浄するサイドブラシから成り、前記退避区間の開始位置で被洗浄車両のサイドミラーに前記サイドブラシが接することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の洗車機。
  5. 前記回転ブラシが被洗浄車両の上面を洗浄するトップブラシから成り、前記退避区間の開始位置で被洗浄車両の外面に設けられるルーフキャリアに前記トップブラシが接することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の洗車機。
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