JP2013139858A - 電磁弁及びパイロット式電磁弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】パイロット弁座やニードル部の変形時にニードル部の食い込みの進行を防止するパイロット電磁弁において、ニードル部の食い込み時の、パイロット弁座への貼り付きを防止するとともに、弁漏れを防止する。
【解決手段】パイロット弁体6の下部において、ニードル部61aの周囲に円環状の凹部61cを形成し、その周囲に円環状のストッパ部61bを形成する。凹部61cと弁室21Aを導通する均圧穴61dを形成する。パイロット弁座421の変形により生じる盛り上がり部分が凹部61c内に収まるようにする。ストッパ部61bのパイロット弁座421側端面により円環状のストッパ面を構成する。直動式電磁弁に適用してもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁弁の弁体をニードル弁とし、このニードル弁のニードル部あるいは弁座の変形時にニードル弁の食い込みの進行を防止するストッパ面を設けた電磁弁、及び該電磁弁をパイロット弁として備えたパイロット式電磁弁に関する。
従来、一般的なニードル弁と弁座は図10(A) の様な構造となっている。弁座aには円形の弁ポートa1が形成され、ニードル弁bは円錐形状のニードル部b1を有している。ニードル弁bは電磁駆動部により軸線L方向に駆動され、ニードル部b1が弁ポートa1を開閉する。このようなニードル弁は、弁閉時に、ニードル部b1の円錐側面と弁ポートa1の開口縁のみの当接箇所に弁閉とする力が集中するため、弁閉状態を確実に維持することができる。
しかしながら、このような一般的な構造では、図10(B) のように、経年変化により例えば弁座aが変形し、ニードル部b1の食い込みが進行し易い。このことは弁座aが樹脂等の部材の場合に顕著となる。このため、ニードル弁bの軸線L方向の移動量(リフト量)の変化が大きくなるという問題がある。
これに対して、電磁弁の弁体をニードル弁とし、このニードル弁にストッパ面を設けたものが、例えば特開平11−344145号公報(特許文献1)に開示されている。この特許文献1の電磁弁はパイロット式電磁弁であるが、そのパイロット弁に図9(A) に示すようなニードル弁が用いられている。このニードル弁cは、ニードル部c1の周囲に弁座aに対向する平坦なストッパ面c2を有し、例えば弁座aが変形してニードル部c1の食い込みがある程度進行すると、図9(B) に示すようにストッパ面c2が弁座aに当接する。これにより、ニードル部c1のこれ以上の食い込みが止まり、リフト量の変化も少くなる。
特開平11−344145号公報
図9及び特許文献1のニードル弁cによれば、図9(B) に示すように、経年変化により弁座aの弁ポートa1の周囲が変形してニードル部c1が食い込むと、ストッパ面c2が弁座aに当接して食い込みが止まるが、ストッパ面c2が広い平坦面であるため、弁座aとの接触面積が大きい。このため、ストッパ面c2が吸盤のように弁座aに貼り付き、弁開に必要な電力が増加する虞がある。
なお、図8(A) に示すように、ストッパ面c2の一部に切り欠きc3を形成すれば、吸盤のように貼り付くことは多少防げる。しかし、図8(B) に示すように、弁座aの変形による盛り上がり部分Mが切り欠きc3の位置に形成されるので、弁座aに対してニードル弁cが軸線L周りに回動すると、図8(C) に示すように、ストッパ面c2が盛り上がり部分Mに乗り上がり、ニードル部c1と弁ポートa1との間に隙間が生じて弁漏れが生じるという問題がある。
本発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたものであり、ニードル弁のニードル部あるいは弁座の変形時にニードル弁の食い込みの進行を防止するストッパ面を設けた電磁弁において、ニードル弁の食い込み時の、弁座への貼り付きを防止するとともに弁漏れを防止することを課題とする。
請求項1の電磁弁は、円形の弁ポートを有する弁座と、流体が流入する弁室と、電磁駆動部で駆動されて前記弁室内で前記弁座の弁ポートを開閉する円錐状のニードル部を有する弁体と、を備えた電磁弁において、前記弁体には、前記ニードル部の周囲に円環状の凹部が形成され、該凹部を前記弁室に流入する流体の流入側に連通する均圧穴が形成され、前記凹部の周囲に前記弁座側に突出する円環状のストッパ部が形成され、該ストッパ部の端部により円環状のストッパ面を構成したことを特徴とする。
請求項2のパイロット式電磁弁は、請求項1に記載の電磁弁をパイロット弁として備えるとともに、円柱形状の前記弁室内に軸線方向に移動可能に配設されたピストン弁と、前記軸線上で前記ピストン弁に対向配置された主弁座とを備え、請求項1の前記弁座が前記ピストン弁に形成されたパイロット弁座であり、請求項1の前記弁体が前記弁室内で前記パイロット弁座に対向配置されたパイロット弁体であることを特徴とする。
請求項1の電磁弁によれば、弁座またはニードル部が変形してニードル部が弁ポートに食い込んだときストッパ面が弁座に当接するが、ストッパ面が円環状で弁座との接触面積が小さく、かつ、凹部が均圧穴により流体の流入側すなわち高圧側に連通しているので、弁開とするときに、弁体の弁座に対する貼り付きを防止することができる。また、弁座またはニードル部の変形した盛り上がり部分が凹部内に収まり、ニードル部が弁ポートを完全に閉として弁漏れが生じない。
請求項2のパイロット式電磁弁によれば、パイロット式電磁弁において、請求項1と同様の効果が得られる。
本発明の第1実施形態のパイロット式電磁弁の非通電時の縦断面図である。 本発明の第1実施形態のパイロット式電磁弁のキック動作時の縦断面図である。 本発明の第1実施形態のパイロット式電磁弁の要部分解縦側面図である。 本発明の第1実施形態のパイロット式電磁弁の要部分解斜視図である。 本発明の第1実施形態のパイロット弁体の作用を説明する図である。 本発明の第2実施形態の直動式電磁弁の非通電時の縦断面図である。 本発明の第3実施形態の直動式電磁弁の非通電時の縦断面図である。 従来のストッパ面に切り欠きを形成したニードル弁の一例を示す図である。 従来のストッパ面を有するニードル弁を示す図である。 従来のストッパ面を有しないニードル弁を示す図である。
次に、本発明の電磁弁を適用したパイロット式電磁弁及び直動式電磁弁の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態のパイロット式電磁弁の非通電時の縦断面図、図2は同パイロット式電磁弁の通電時のキック動作の状態を示す図、図3は同パイロット式電磁弁の要部分解縦断面図、図4は同パイロット式電磁弁の要部分解斜視図である。なお、このパイロット式電磁弁は図1の状態で配置されるものであり、以下の説明における「上下」の概念は図1の図面における上下に対応する。この実施形態のパイロット式電磁弁は、例えば冷媒等の流体が流入する高圧の一次側継手11と流体が流出する二次側継手12を一体に形成した金属製の本体部1と、この本体部1に取り付けられたシリンダケース2と、シリンダケース2の上部に設けられた電磁駆動部3とを有している。
本体部1には、一次側継手11と二次側継手12との間に隔壁13が形成され、隔壁13の上端側には主弁座14が形成されている。主弁座14には円形開口をなす主弁ポート14aが形成されている。また、主弁座14の回りには薄型の円形空間14bが形成されており、弁開状態時にはこの円形空間14b及び主弁ポート14aを介して一次側継手11と二次側継手12とが導通される。また、本体部1は円形空間14bの回りから延設された円筒状のシリンダ保持部15を有しており、このシリンダ保持部15の内側には雌ねじ部15aが形成されている。
シリンダケース2は、軸線Lを回転中心とする円筒状のシリンダ部21と、フランジ部22と、電磁駆動部3側に延設された円筒形状の結合部23とを有している。シリンダ部21の外周には、雄ねじ部21aが形成されており、この雄ねじ部21aをシリンダ保持部15の雌ねじ部15aに螺合することにより、シリンダケース2がシリンダ保持部15に固着されている。
シリンダケース2のシリンダ部21はその内部に円柱形状の弁室21Aを形成しており、この弁室21A内には外形が略円柱形状のピストン弁4が内挿されている。ピストン弁4は、外側を覆う真鍮製のピストン部41とその内側に配設された樹脂製のシール部42とを有しており、ピストン部41の上端をかしめることによりピストン部41とシール部42が一体に固着されている。そして、シール部42は、ピストン弁4が主弁座14に着座したときに、主弁ポート14aを閉じる。シール部42の上部はパイロット弁座421とされ、このパイロット弁座421から主弁座14側にパイロットポート42aと導通路42bが形成されており、パイロットポート42aは導通路42bを介して二次側継手12に導通される。なお、パイロット弁座421が請求項の「弁座」に対応し、パイロットポート42aが請求項の「弁ポート」に対応する。ピストン弁4とシリンダケース2のシリンダ部21との間にはクリアランスが設けられ、このクリアランスを介して一次側継手11側の流体が弁室21Aに流入可能となっている。
シリンダケース2の結合部23内には、電磁駆動部3のプランジャチューブ31が嵌合され、このプランジャチューブ31と結合部23の端部の周囲がろう付け等により固着されている。プランジャチューブ31内には磁性体からなるプランジャ5と、「ニードル弁」としてのパイロット弁体6が内挿されており、プランジャ5とパイロット弁体6は連結されている。そして、プランジャ5とパイロット弁体6は、プランジャチューブ31内で軸線L方向(上下方向)に摺動可能になっている。
プランジャ5は、プランジャチューブ31内に整合する摺動部51とこの摺動部51の下部に形成された連結部52とを有している。連結部52は、パイロット弁体6側に延びる円柱状で小径の括れ部52aと、この括れ部52aより径の大きい円柱状のボス部52bとを有している。
パイロット弁体6は略円柱形状であり、ピストン弁4側の円柱形状の弁部61と、この弁部61の上部に形成され、プランジャチューブ31内に整合する連結部62とを有している。弁部61は、その下部に円錐状のニードル部61aと円環状のストッパ部61bとを有している。ストッパ部61bは、ニードル部61aの付け根の周囲に凹部61cを形成することにより、ニードル部61aと一体に形成されている。そして、ストッパ部61bのパイロット弁座421側の端面は円環状のストッパ面61b1となっている。また、図4に示すように、弁部61には、ニードル部61aの周囲3箇所に凹部61cから連結部62側に貫通する均圧穴61dが形成されている。
連結部62には、水平断面形状がU字形状で軸線L方向の長さがボス部52bより長いガイド溝62aが形成されている。また、ガイド溝62aの上部には水平断面形状がU字形状でガイド溝62aより幅の小さな切欠き部62bが形成されており、この切欠き部62bの周囲に爪部62cを有している。なお、前記均圧穴61dは凹部61cとガイド溝62aとを連通しており、この凹部61cは均圧孔61d及びガイド溝62aを介して高圧の一次側継手11側に導通している。
以上の構成により、プランジャ5のボス部52bはパイロット弁体6のガイド溝62a内に嵌合され、プランジャ5の括れ部52aはパイロット弁体6の切欠き部62b内に嵌合されている。また、パイロット弁体6のガイド溝62aの軸線L方向の長さは、プランジャ5のボス部52bの軸線L方向の長さより所定量大きくなっており、プランジャ5とパイロット弁体6とは軸線L方向において相対的に移動可能となるように互いに連結されている。
パイロット弁体6の弁部61の周囲にはパイロット弁ばね63が配設されており、このパイロット弁ばね63は、連結部62の下端とピストン弁4との間で圧縮して介在されている。プランジャ5の縦孔5a内には、縦孔5aの底部と電磁駆動3の吸引子32との間で圧縮されたプランジャばね5bが配設されている。
電磁駆動部3は、プランジャチューブ31の上端に固定された磁性体からなる吸引子32、プランジャチューブ31の外周に配置された電磁コイル33、外函34を備えている。電磁コイル33は外函34でカバーされ、外函34は上部をネジNにより吸引子32にネジ止めされている。なお、プランジャチューブ31と吸引子32は溶接等により固定されている。
電磁コイル33へ通電がなされていないとき(非通電時)は図1の状態にある。すなわち、磁力は発生しておらず、プランジャばね5bの付勢力及びプランジャ5の自重により、プランジャ5が吸引子32から離間した位置となる。このときパイロット弁体6のニードル部61aがパイロットポート42aを弁閉状態とする。
電磁コイル33に通電がなされると、外函34を介して吸引子32に磁力が伝わり、プランジャ5が上昇し、プランジャ5の下端のボス部52bがパイロット弁体6の爪部62cに当接して係合する。これにより、図2の状態からプランジャ5とパイロット弁体6が連結部52と連結部62により係合状態を保持して共に上昇する。その後、プランジャ5の上端部が吸引子32に当接してプランジャ5が停止し、パイロット弁体6はパイロット弁ばね63のばね力によりさらに上昇する。このように、プランジャ5を軸線L方向に移動する過程で、ボス部52bがパイロット弁体6の爪部62cに当接して、パイロット弁体6をパイロットポート42aから離間させる動作が、キック動作である。
なお、パイロット弁体6が停止してパイロットポート42aが全開となると、ピストン弁4の上部の背空間の流体が二次継手12側に流出し、ピストン弁4の上部の圧力が低下する。これにより、ピストン弁4の上部の圧力と下部の圧力(一次側継手11の圧力)の圧力差により、ピストン弁4が上昇し、主弁ポート14aが全開となり、一次継手11から二次継手12に流体が流れる。
図5はパイロット弁体6の作用を説明する図であり、経年変化によりパイロット弁座421が変形した例を示している。図5(A) に示すように、パイロット弁座421が変形していないときは、ニードル部61aがパイロットッポート42aを弁閉状態としたときストッパ部61bはパイロット弁座421から所定量だけ離間している。図5(B)に示すように、経年変化によりパイロットポート42aの周囲が変形し、ニードル部61aの食い込みが進行すると、ストッパ部61bのストッパ面61b1がパイロット弁座421に当接し、ニードル部61aのこれ以上の食い込みが防止される。このとき、パイロット弁座421の変形による盛り上がり部分Mは、ストッパ部61bの内側の凹部61c内に収まるので、前記図8(C) で説明したような盛り上がり部分Mによる弁漏れも生じない。このことは、図5(C) に示すようにパイロット弁座421に対してパイロット弁体6が軸線L周りに回動した場合でも同様である。
また、ストッパ面61b1が円環状であり、前記図9で説明した従来の平坦面よりもパイロット弁座421との接触面積が小さいので、パイロット弁座421に対する貼り付きを防止することができる。さらに、凹部61cは均圧穴61dを介して高圧側に導通しているので、さらにパイロット弁座421に対する貼り付きを防止でき、弁開とするときにパイロット弁体6が容易に動作(リフト)する。
なお、この実施形態では、プランジャ5の連結部52とパイロット弁体6の連結部62により連結する構造となっているので、プランジャ5とパイロット弁体6とを組み付けるとき、プランジャ5のボス部52bをパイロット弁体6の側部からガイド溝62a内に嵌合し、括れ部52aを切欠き部62b内に嵌合し、この組み付けたプランジャ5とパイロット弁体6をプランジャチューブ31内に収容すればよい。したがって、かしめ等を必要とせず組み付け作業が極めて容易になる。また、ストッパリング等を必要とせず、部品点数も低減できる。
以上の第1実施形態では、シール部42(パイロット弁座421)が樹脂製の例を示したが、シール部が金属製でもよく、この場合、前記のようにパイロット弁座421が変形する場合と同様に、ニードル部61aが変形するような場合にも、ストッパ部61a、凹部61c及び均圧穴61bは同様な作用をする。
以上の第1実施形態のパイロット式電磁弁のプランジャとパイロット弁体の構成、作用効果を直動式電磁弁にも適用できる。図6は第2実施形態の直動式電磁弁の非通電時の縦断面図であり、図1と同様な要素には同符号を付記して詳細な説明は省略する。この直動式電磁弁の本体部10には弁室10Aが形成されるとともに、一次側継手101と二次側継手102が取り付けられている。また、弁室10Aの底部には、弁座103が形成され、この弁座103の中心に弁ポート103aが形成されている。そして、一次側継手101は弁室10Aに連通され、二次側継手102は弁ポート103aを介して弁室10Aに連通可能となっている。
また、本体部10にはプランジャチューブ31が取り付けられ、このプランジャチューブ31内に、プランジャ5と弁体6が挿通されている。なお、この弁体6はパイロット弁体ではないが、前記第1実施形態と同構造であり、弁体6、弁部61及び連結部62の細部は図1と同符号を用いている。
電磁コイル33へ通電がなされていないとき(非通電時)は、プランジャばね5aの付勢力及びプランジャ5の自重により、プランジャ5が吸引子32から離間する。そして、弁体6のニードル部61aが弁座103に着座し、弁ポート103aが弁閉状態となる。電磁コイル33に通電がなされると、プランジャ5が上昇し、プランジャ5の下端のボス部52bが弁体6の爪部62cに当接して係合する。これにより、第1実施形態と同様にプランジャ5と弁体6が係合状態を保持して上昇し、キック動作を行う。
この第2実施形態でも、弁座103の変形時のストッパ部61b、凹部61c及び均圧穴61dの作用は第1実施形態と同様であり、弁座の盛り上がり部分による弁漏れを防止でき、また、弁開とするときの弁座103に対する弁体6の貼り付きを防止できる。
以上の第2実施形態の直動式電磁弁は、第1実施形態と同様にプランジャ5と弁体6が連結部52,62により連結する構造となっているが、図7に示す第3実施形態の直動式電磁弁のようにプランジャと弁体を一体に形成したものでもよい。図7において、図1及び図6と同様な要素には同符号を付記して詳細な説明は省略する。
この第3実施形態の直動式電磁弁は、プランジャチューブ31内にプランジャ7が配設されており、プランジャ7はその下部に円錐状のニードル部71aと円環状のストッパ部71bとを有している。ストッパ部71bは、ニードル部71aの付け根の周囲に凹部71cを形成することにより、ニードル部71aと一体に形成されている。そして、ストッパ部71bの弁座103側の端面は円環状のストッパ面71b1となっている。また、プランジャ7の下部には、凹部71cから弁室10Aに連通するL字状の均圧穴71dが形成されている。そして、凹部71cは均圧穴71dを介して高圧の一次側継手101側に導通している。
この第3実施形態でも、弁座103の変形時のストッパ部71b、凹部71c及び均圧穴71dの作用は第1実施形態及び第2実施形態と同様であり、弁座の盛り上がり部分による弁漏れを防止でき、また、弁開とするときの弁座103に対するプランジャ7の貼り付きを防止できる。
以上の第1実施形態のパイロット弁体6、第2実施形態の弁体6は、MIM(Metal Injection Molding )や樹脂成型などの射出成形で形成することにより、切削加工では難しい形状の部品を容易に製造することができる。なお、MIMは、金属粉末をポリプロピレンやポリエチレン等の樹脂やワックスと混練し、射出成形した後、過熱して樹脂やワックスを除去し、金属単体とする製造方法である。
また、磁性体である第1実施形態及び第2実施形態のプランジャ5、第3実施形態のプランジャ7をMIMで成型してもよく、切削加工では難しい形状の部品を容易に製造することができる。
1 本体部
2 シリンダケース
3 電磁駆動部
14 主弁座
14a 主弁ポート
21 シリンダ部
21A 弁室
4 ピストン弁
421 パイロット弁座
42a パイロットポート(弁ポート)
42b 導通路
6 パイロット弁体(ニードル弁)
61a ニードル部
61b ストッパ部
61c 凹部
61b1 ストッパ面
61d 均圧穴
M 盛り上がり部分
10 本体部
10A 弁室
103 弁座
103a 弁ポート
7 プランジャ(弁体)
71a ニードル部
71b ストッパ部
71c 凹部
71b1 ストッパ面
71d 均圧穴
L 軸線

Claims (2)

  1. 円形の弁ポートを有する弁座と、流体が流入する弁室と、電磁駆動部で駆動されて前記弁室内で前記弁座の弁ポートを開閉する円錐状のニードル部を有する弁体と、を備えた電磁弁において、
    前記弁体には、前記ニードル部の周囲に円環状の凹部が形成され、該凹部を前記弁室に流入する流体の流入側に連通する均圧穴が形成され、前記凹部の周囲に前記弁座側に突出する円環状のストッパ部が形成され、該ストッパ部の端部により円環状のストッパ面を構成したことを特徴とする電磁弁。
  2. 請求項1に記載の電磁弁をパイロット弁として備えるとともに、円柱形状の前記弁室内に軸線方向に移動可能に配設されたピストン弁と、前記軸線上で前記ピストン弁に対向配置された主弁座とを備え、請求項1の前記弁座が前記ピストン弁に形成されたパイロット弁座であり、請求項1の前記弁体が前記弁室内で前記パイロット弁座に対向配置されたパイロット弁体であることを特徴とするパイロット式電磁弁。
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