JP2013139331A - 記録材の搬送方向切り替え装置、画像形成装置およびプログラム - Google Patents

記録材の搬送方向切り替え装置、画像形成装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記録材が搬送される間隔が変化しても、動作に変化が生じにくい記録材の搬送方向切り替え装置等を提供する。
【解決手段】記録材に画像形成を行なう画像形成装置の機構部にて、第1の位置と第2の位置とを選択的に移動することで記録材の搬送方向を切り替えるゲート部材61と、ゲート部材61に作用させる力を予め定められた時間において増減することで第1の位置と第2の位置の間でゲート部材61を移動させるソレノイド62と、を備え、ソレノイド62は、記録材が搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、記録材の種類に応じてゲート部材61に作用させる力積を変更することを特徴とする切り替え部60。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録材の搬送方向切り替え装置、画像形成装置、プログラムに関する。
電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置でのシート搬送経路の分岐部において、シートの搬送方向を切換える装置としては、従来、分岐部にソレノイド等により位置を切換えるガイドを設け、選択した搬送経路と異なる方の搬送経路入口を塞ぎ、選択した経路にシートを送り込むゲート方式のシート搬送経路切換え装置が広く採用されている。
特許文献1には、プランジャの吸引開始と吸引完了を検知する検知手段として、電流検出抵抗、微分回路、演算装置を備え、演算手段はプランジャの吸引開始から吸引完了までの時間を予測し、検知手段によってプランジャの吸引開始を検知したとき、予測した時間に基づいてコイルへ通電する電流を制御するが、その際、演算装置は、プランジャの吸引開始から吸引完了までの予測時間と実測時間を比較し、次回以降の電流の制御を最適化し、あるいは、次回以降のプランジャの吸引開始と吸引完了までの時間の予測を最適化するソレノイドの制御装置が開示されている。
また特許文献2には、ソレノイドの駆動電圧をV1に設定して駆動し、駆動電流が所定値になると駆動電圧をV1よりも低いV2へ切り換え、所定時間後駆動電圧をV1に切り換えるソレノイド駆動装置が開示されている。
特開2011−23588号公報 特開2009−152492号公報
ここで、記録材の搬送方向を切り替える切り替え手段は、記録材が搬送される間隔が変化しても、動作に変化が生じにくいことが好ましい。
請求項1に記載の発明は、記録材に画像形成を行なう画像形成装置の機構部にて、第1の位置と第2の位置とを選択的に移動することで記録材の搬送方向を切り替える切り替え手段と、前記切り替え手段に作用させる力を予め定められた時間において増減することで前記第1の位置と前記第2の位置の間で当該切り替え手段を移動させる移動手段と、を備え、前記移動手段は、記録材が搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、当該記録材の種類に応じて前記切り替え手段に作用させる力積を変更することを特徴とする記録材の搬送方向切り替え装置である。
請求項2に記載の発明は、前記移動手段は、前記記録材が搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、当該記録材の厚さにより前記切り替え手段へ作用させる力積を変更することを特徴とする請求項1に記載の記録材の搬送方向切り替え装置である。
請求項3に記載の発明は、前記移動手段は、前記記録材が搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、当該記録材が搬送される間隔が予め定められた間隔以上である場合より早い時間において移動を開始することを特徴とする請求項1または2に記載の記録材の搬送方向切り替え装置である。
請求項4に記載の発明は、トナー像を形成するトナー像形成手段と、記録材を搬送する記録材搬送手段と、前記トナー像形成手段で形成されたトナー像を前記記録材搬送手段により搬送される記録材に対して転写する転写手段と、前記転写手段により記録材に転写されたトナー像を定着する定着手段と、第1の位置と第2の位置とを選択的に移動することで記録材の搬送方向を切り替える切り替え手段と、前記切り替え手段に作用させる力を予め定められた時間において増減することで前記第1の位置と前記第2の位置の間で当該切り替え手段を移動させる移動手段と、前記移動手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記記録材が搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、当該記録材の種類に応じて前記切り替え手段に作用させる力積を変更することを特徴とする画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記切り替え手段は、前記定着手段の記録材搬送下流側に設けられることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、コンピュータに、記録材に画像形成を行なう画像形成装置の機構部にて第1の位置と第2の位置とを選択的に移動することで記録材の搬送方向を切り替える切り替え手段に作用させる力を、予め定められた時間において増減することで当該第1の位置と当該第2の位置の間で当該切り替え手段を移動させる移動手段を制御する機能と、前記記録材が搬送される間隔を算出する機能と、前記記録材が搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、当該記録材の種類に応じて前記切り替え手段に作用させる力積を変更する機能と、を実現させるプログラムである。
請求項1の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、記録材が搬送される間隔が変化しても、動作に変化が生じにくい記録材の搬送方向切り替え装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、記録材の厚さが変化しても切り替え手段を切り替える時間が変化しにくくなる。
請求項3の発明によれば、次の記録材が搬送されるまでに切り替え手段の切り替えを終了させることができる。
請求項4の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、より静粛性の高い画像形成装置が提供できる。
請求項5の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、記録材の両面に画像を形成する場合でも、より静粛性を高くすることができる。
請求項6の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、切り替え手段が移動する際に発生する音をより小さくする制御をコンピュータにより実現することができる。
本実施の形態が適用される画像形成装置の構成を示した図である。 (a)〜(d)は、複数枚の用紙に両面印刷を行なう場合の各機構の動作について説明した図である。 (e)〜(g)は、複数枚の用紙に両面印刷を行なう場合の各機構の動作について説明した図である。 (a)〜(b)は、切り替え部(切り替え装置)を説明する図である。 切り替え部を説明した斜視図である。 (a)〜(b)は、切り替え部を動作させるための制御方法について説明した図である。 (c)〜(d)は、切り替え部を動作させるための制御方法について説明した図である。 本実施の形態における駆動制御部のブロック図である。 本実施の形態におけるゲート部材の制御方法について説明したフローチャートである。 (a)〜(c)は、電流制御部から出力される制御信号(駆動信号)を説明するグラフである。 (d)〜(f)は、電流制御部から出力される制御信号(駆動信号)を説明するグラフである。 (a)〜(c)は、電流制御部から出力される制御信号(駆動信号)の他の例を説明するグラフである。 (d)〜(f)は、電流制御部から出力される制御信号(駆動信号)の他の例を説明するグラフである。
<画像形成装置全体の説明>
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置1の構成を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、電子写真方式を用いた所謂タンデム方式で構成され、トナー像を形成するトナー像形成手段の一例としての画像形成プロセス部10と、画像形成装置1全体の動作を制御する制御部50と、を備えている。また、画像形成装置1は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)3やスキャナ等の画像読取装置4等から受信した画像データに予め定められた画像処理を施す画像処理部51と、処理プログラム等が記録される例えばハードディスク(Hard Disk Drive)にて実現される外部記憶部52と、を備えている。
画像形成プロセス部10は、予め定められた間隔を置いて並列的に配置された、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像をそれぞれ形成する4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K(「画像形成ユニット11」とも総称する)を備えている。
画像形成ユニット11は、矢印A方向に回転しながら静電潜像が形成される感光体ドラム12と、感光体ドラム12の表面を予め定められた電位で一様に帯電する帯電ロール13と、帯電ロール13によって帯電された感光体ドラム12を画像データに基づいて露光するプリントヘッド14と、を備えている。また、画像形成ユニット11は、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像する現像器15と、感光体ドラム12の表面を清掃するドラムクリーナ16と、を備えている。この4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K各々は、現像器15に収納されるトナーを除いて略同様に構成され、各画像形成ユニット11のそれぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
さらに、画像形成プロセス部10は、各画像形成ユニット11の各感光体ドラム12上に形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト20と、各画像形成ユニット11の各色トナー像を中間転写ベルト20に順次転写(一次転写)する一次転写ロール21Y,21M,21C,21K(「一次転写ロール21」とも総称する)と、を備えている。また、画像形成プロセス部10は、中間転写ベルト20上に転写された重畳トナー像を二次転写部Tにて記録材(記録紙)である用紙Pに対して一括転写(二次転写)する二次転写ロール26と、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着器30と、を備えている。本実施の形態の画像形成装置1では、中間転写ベルト20、一次転写ロール21、および二次転写ロール26によりトナー像を用紙Pに転写する転写手段が構成される。また定着器30は、用紙Pにトナー像を定着する定着手段として機能する。
中間転写ベルト20は、中間転写ベルト20を回転駆動する駆動ロール24、二次転写ロール26の対向位置に設けられたバックアップロール25、中間転写ベルト20に張力を付与するテンションロール27、張架ロール28及び一次転写ロール21Y,21M,21C,21K等により張架され、矢印B方向に循環移動する。
定着器30は、内部に加熱源を備える定着ロール31と、定着ロール31に対して圧接配置される加圧ロール32と、を備えている。そして、定着ロール31と加圧ロール32との間に、未定着トナー像を保持した用紙Pを通過させて加熱と加圧とを行うことにより、定着器30は、用紙Pにトナー像を定着する。
本実施の形態の画像形成装置1では、画像形成プロセス部10は、制御部50による制御の下で画像形成動作を行う。すなわち、カラー画像を形成する場合には、PC3や画像読取装置4から入力された印刷ジョブデータ等は、画像処理部51によって予め定められた画像処理が施され、各色毎にプリントヘッド14に送られる。そして、例えば黒(K)色の画像形成ユニット11Kでは、帯電ロール13により予め定められた電位で一様に帯電された感光体ドラム12の表面が、プリントヘッド14により画像処理部51からのK色画像データに基づいて露光され、感光体ドラム12上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器15により現像され、感光体ドラム12上には黒(K)のトナー像が形成される。画像形成ユニット11Y,11M,11Cにおいても、同様にして、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色トナー像が形成される。
なお、モノクロ画像を形成する場合には、黒(K)色の画像形成ユニット11Kだけにおいて、黒(K)のトナー像が形成される。
本実施の形態の画像形成装置1では、用紙搬送系として、搬送路R1,R2,R3,R4,R5を備えている。
搬送路R1は、用紙収容トレイ40A,40Bからの用紙Pを二次転写部T及び定着器30へ搬送するためのものである。
搬送路R2は、搬送路R1により搬送された用紙Pを用紙排出部Qから排出するためのものである。
搬送路R3は、両面印刷時に、搬送路R1により搬送された用紙Pの反転を行なうため、用紙Pをスイッチバックさせるためのものである。
搬送路R4は、両面印刷する場合に用いられるものであり、搬送路R3で反転させた用紙Pを再び搬送路R1に搬送するためのものである。すなわち、搬送路R4から搬送路R1へ用紙Pが搬送されると、二次転写部T及び定着器30を通過することで用紙Pの第2面である裏面への画像形成が行われる。
搬送路R5は、手差し用の用紙収容トレイ56からの用紙Pを二次転写部Tに搬送するためのものである。
また、本実施の形態の画像形成装置1では、詳しくは後述するが、搬送路R1を搬送される用紙Pを他の搬送路R2,R3,R4に切り替える切り替え部60を備えている。
各画像形成ユニット11で形成された各色トナー像は、矢印B方向に循環移動する中間転写ベルト20上に、高圧の一次転写電源としての電源装置から予め定められた一次転写バイアス電圧が印加された各一次転写ロール21により順次静電転写され、中間転写ベルト20上には重畳されたトナー像が形成される。重畳トナー像は、中間転写ベルト20の移動に伴って二次転写ロール26とバックアップロール25とが配置された二次転写部Tに向けて搬送される。
一方、画像形成装置1には、異なるサイズないし異なる紙種の複数の用紙Pが、それぞれ用紙収容トレイ40A,40Bに収容されている。そして、制御部50により用紙収容トレイ40Aに収納されている用紙Pが指定された場合には、フィードロール41aにより用紙収容トレイ40Aから用紙Pが取り出され、搬送ロール42a,42cによって搬送路R1を1枚ずつレジストレーションロール43の位置まで搬送される。また制御部50により用紙収容トレイ40Bに収納されている用紙Pが指定された場合は、フィードロール41bにより用紙収容トレイ40Bから用紙Pが取り出され、搬送ロール42a,42b,42cによって搬送路R1を1枚ずつレジストレーションロール43の位置まで搬送される。なお、本実施の形態では、用紙収容トレイ40A,40Bを備えているが、それよりも多い数の用紙収容トレイを備えるように構成することも考えられる。
次に中間転写ベルト20上の各色トナー像が二次転写部Tに搬送されるタイミングに合わせて、レジストレーションロール43から用紙Pが繰り出される。そして高圧の二次転写電源としての電源装置から電圧が二次転写部Tに印加される。これにより各色トナー像は、二次転写ロール26とバックアップロール25とにより形成された転写電界の作用によって用紙P上に一括して静電転写(二次転写)される。
その後、重畳トナー像が静電転写された用紙Pは、中間転写ベルト20から剥離され、定着器30まで搬送される。定着器30に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着器30によって加熱と加圧とによる定着処理を受けることで用紙P上に定着される。そして、画像が形成された用紙Pは、片面印刷時には切り替え部60により搬送路R1から搬送路R2に搬送されることで、定着後搬送ロール44および排出ロール45によって画像形成装置1の用紙排出部Qから排出される。
なお二次転写後に中間転写ベルト20に付着しているトナー(転写残トナー)は、中間転写ベルト20に接触して配置されたベルトクリーナ23によって除去され、次の画像形成サイクルに備えられる。
一方、両面印刷時には、第1面である表面への画像形成が行われた用紙Pが搬送されてくると、切り替え部60により搬送路R1からの用紙Pは、搬送路R3に搬送される。搬送路R3に搬送された用紙Pは一旦停止した後、スイッチバックして元の方向に戻る。このとき切り替え部60は、用紙が搬送路R2に搬送されている時間内にその姿勢が変化する。そしてこの切り替え部60の作用により、用紙Pは搬送路R4に搬送される。
搬送路R4に搬送された用紙Pは、両面搬送ロール48a,48b,48cにより搬送され、二次転写部Tに到達する。二次転写部Tでは、表面の場合と同様にして、二次転写ロール26とバックアップロール25とにより形成された転写電界によって、中間転写ベルト20上に保持された各色トナー像が用紙Pの第2面である裏面に一括して二次転写される。
このようにして両面にトナー像が転写された用紙Pは、表面の場合と同様に定着器30にて定着される。そして切り替え部60により搬送路R1から搬送路R2に搬送され、画像形成装置1の用紙排出部Qから排出される。なお両面印刷を行なう用紙Pが1枚である場合は、以上のようにして画像形成が行なわれるが、複数枚の用紙Pに両面印刷する場合は、以下に説明する手順で画像形成が行なわれる。
図2−1(a)〜(d)、図2−2(e)〜(g)は、複数枚の用紙Pに両面印刷を行なう場合の各機構の動作について説明した図である。
ここでは、用紙収容トレイ40Aから用紙Pを取り出す場合について説明を行なう。
まず用紙収容トレイ40Aからフィードロール41aを使用して1枚目の用紙P1を取り出し、搬送路R1に送り出す(図2−1(a))。
用紙P1は、搬送ロール42a、42cおよびレジストレーションロール43により搬送路R1上で図中上部に向かって繰り出される。そして二次転写部Tによりトナー像が二次転写され、定着器30にて定着されることで用紙P1の表面に画像が形成される(図2−1(b))。
次に切り替え部60が切り替えられ、用紙P1は、この切り替え部60の作用により搬送路R3へ搬送される。そして搬送ロール44、反転ロール46、排出ロール47により用紙P1がスイッチバックする位置である反転位置まで搬送される。そして用紙P1が反転位置に到達すると、反転ロール46と排出ロール47が一時停止することで用紙P1も一時停止する。次に切り替え部60が用紙P1を搬送路R4に搬送するように再度切り替わると、反転ロール46と排出ロール47が今までとは逆方向に回転することで、用紙P1を搬送路R4の方向へ繰り出す(図2−1(c))。これにより用紙P1を反転させる反転動作が行なわれる。なおこの時2枚目の用紙P2が搬送路R1に送り出される。
用紙P1が両面搬送ロール48a、48b,48cにより搬送され、搬送路R4を図中下方へ向かって移動する間、用紙P2の表面には用紙P1と同様に画像が形成される。なおこの時は、反転ロール46と排出ロール47は停止しており、切り替え部60は、用紙P2を搬送路R1から搬送路R3に搬送するように再度切り替わっている(図2−1(d))。
用紙P2は、切り替え部60の作用により搬送路R1から搬送路R3に搬送され、用紙P1と同様に反転動作が行なわれる。反転動作が行なわれた用紙P2は、切り替え部60により搬送路R4に搬送される。また用紙P1は、搬送路R4から再び搬送路R1に侵入し、用紙P1の裏面に画像形成が行なわれる。そして用紙P2が搬送路R3から搬送路R4に送り出されるのと同じタイミングで、用紙P1は切り替え部60により搬送路R1から搬送路R2に搬送され、排出ロール45により用紙排出部Qから排出される。さらにこの時、3枚目の用紙P3が搬送路R1に送り出される(図2−2(e))。
用紙P2が両面搬送ロール48a、48b,48cにより搬送され、搬送路R4を移動する間、用紙P3の表面には画像が形成される。またこの時、切り替え部60は、用紙P3を搬送路R1から搬送路R3に搬送するように再度切り替わっている(図2−2(f))。
用紙P3は、切り替え部60の作用により搬送路R1から搬送路R3に搬送され、反転動作が行なわれる。反転動作が行なわれた用紙P3は、切り替え部60により搬送路R4に搬送される。また用紙P2は、搬送路R4から再び搬送路R1に侵入し、用紙P2の裏面に画像形成が行なわれる。そして用紙P3が搬送路R3から搬送路R4に送り出されるのと同時に用紙P2は、切り替え部60により搬送路R1から搬送路R2に搬送されて排出ロール45により用紙排出部Qから排出される。さらにこの時、4枚目の用紙P4が搬送路R1に送り出される(図2−2(g))。
あとは図2−2(f)〜図2−2(g)の動作を繰り返すことになる。
以上のようにして、画像形成装置1での画像形成は、指定された枚数分だけ繰り返して実行される。なお本実施の形態において、フィードロール41a,41b、搬送ロール42a,42b、42c、レジストレーションロール43、搬送ロール44、排出ロール45、反転ロール46、排出ロール47、両面搬送ロール48a、48b,48cは、記録材を搬送する用紙搬送手段の一例として把握することができる。
<切り替え部の説明>
図3(a)〜(b)は、切り替え部(記録材の搬送方向切り替え装置)60を説明する図である。また図4は、切り替え部60を説明した斜視図である。
以下、図3(a)〜(b)および図4を使用して切り替え部60の構成及び作用を説明する。
図3(a)〜(b)に示すように、切り替え部60は、回転軸Kの周りを回転可能に配設され、用紙Pに画像形成を行なう画像形成装置1の機構部にて、第1の位置と第2の位置とを選択的に移動することで用紙Pの搬送方向を切り替える切り替え手段の一例としてのゲート部材61と、ゲート部材61に作用させる力を予め定められた時間において増減することでゲート部材61を回転軸Kを中心として回転させてゲート部材61の姿勢を変化させ、第1の位置と第2の位置の間でゲート部材61を移動させる移動手段の一例としてのソレノイド62と、ゲート部材61と例えば画像形成装置の筐体とに接続してソレノイド62と協働することで第1の位置と第2の位置の間で移動させる弾性体の一例としてのバネ部材63と、ソレノイド62に電流(駆動電流)を供給する電流制御部64とを備えている。
また、切り替え部60は、搬送路R1の定着器30の下流側に配置された用紙検知センサ65と、用紙検知センサ65の検知結果が入力され、ソレノイド62の駆動を制御する駆動制御部67と、を備えている。なお電流制御部64や駆動制御部67は、本実施の形態では、切り替え部60を制御する制御手段として捉えることができる。また電流制御部64や駆動制御部67は、切り替え部60に設置してもよいが、図1に示す制御部50の一部に含まれるように構成してもよい。
ゲート部材61は、図4に示すとおり、ほぼ三角形の形状をした複数の板状の部材61aが、櫛歯状に回転軸Kに沿って列状に並ぶ構成を採る。そしてこの三角形の辺の部分において用紙Pと接触することで用紙Pをガイドし、用紙Pの搬送方向を規定する。
ソレノイド62は、内部に空間部を有するコイル62aと、このコイル62aの空間内に配設されたプランジャ(可動鉄心)62bとを備えている。
本実施の形態のソレノイド62は、いわゆるプルソレノイドである。そのためコイル62aに電流制御部64から予め定められた電流が供給されると、発生する磁界によりプランジャ62bが吸い寄せられる。そしてこれにより図3(b)に示すように、プランジャ62bがソレノイド外部から内部に吸引され、ソレノイド本体からの突出量が少なくなる方向(C2方向)に移動する。ここで図4に示すようにプランジャ62bに接続された押圧部材62cが、ゲート部材61の予め定められた箇所61bに接触している。そのためプランジャ62bが吸引されると、押圧部材62cを介して生ずる押圧力により、ゲート部材61は、回転軸Kの周りに回転(D2方向に回転)し、図3(b)に示す位置(第2の位置)になる。
一方、コイル62aに電流が流れない場合には、プランジャ62bには磁界により発生する力が生じなくなる。このときゲート部材61は、バネ部材63の引張り力により、回転軸Kの周りに回転(D1方向に回転)し、図3(a)に示す位置(第1の位置)になる。そしてそれともにプランジャ62bには、ゲート部材61を介し、間接的に働くバネ部材63の引張り力により、ソレノイド本体から突出する方向の力が作用する。そのため図3(a)に示すように、プランジャ62bは、ソレノイド本体から突出し、ソレノイド本体からの突出量が多くなる方向(C1方向)に移動する。
つまりソレノイド62のコイル62aに予め定められた電流を供給しない場合と供給する場合とでゲート部材61は、それぞれ図3(a)に示す位置(第1の位置)と図3(b)に示す位置(第2の位置)とを相互に行き来する。そして同様にしてプランジャ62bは、コイル62aに予め定められた電流を供給しない場合と供給する場合とでソレノイド本体に引っ込む位置と突出する位置とを相互に行き来する。
さらに付言すれば、コイル62aへの電流供給が行われると、プランジャ62bは、ソレノイド本体からの突出量が少なくなる方向(C2方向)に移動するように力を受け、コイル62aへの電流供給が停止されると、バネ部材63の引張り力により、今までとは反対の方向の力、すなわち、ソレノイド本体からの突出量が多くなる方向(C1方向)に移動するように力を受けることになる。
駆動制御部67は、用紙検知センサ65からの情報等を用いて電流制御部64にソレノイド62のON(オン)信号及びOFF(オフ)信号を送信する。そして、電流制御部64は、そのON信号及びOFF信号に応じて、コイル62aへの電流の供給及び遮断を行う。すなわち、電流制御部64は、駆動制御部67からのON信号を受信している間、コイル62aへの電流を供給し続け、また、駆動制御部67からのOFF信号を受信している間、コイル62aへの電流供給を行わない。
図3および図4に示すように構成された切り替え部60において、駆動制御部67がOFF信号を出力すると、電流制御部64はソレノイド62への電流供給を行わなくなり、これにより、ゲート部材61は、図3(a)に示す姿勢(第1の位置)になる。また、駆動制御部67がON信号を出力すると、電流制御部64はソレノイド62へ予め定められた電流を供給し、これにより、ゲート部材61は、図3(b)に示す姿勢(第2の位置)になる。ゲート部材61及びソレノイド62は、駆動制御部67による制御により、図3(a)又は図3(b)のように選択的に切り替わる。
図3(a)に示す場合には、ゲート部材61は、搬送路R1からの用紙Pを搬送路R2に搬送する。またこの位置においてゲート部材61は、搬送路R3に搬送された後に反転した用紙Pを搬送路R4に搬送することができる。
一方、図3(b)に示す場合には、ゲート部材61は、搬送路R1からの用紙Pを搬送路R3に搬送する。
更に説明すると、ゲート部材61は、通常は、図3(a)に示すような第1の位置にある。そしてこの第1の位置にあるゲート部材61は、搬送路R3を閉鎖する姿勢であり、これにより、搬送路R1からの用紙Pを搬送路R2に搬送する。またゲート部材61のこの姿勢は、搬送路R3から見ると搬送路R1を閉鎖する姿勢であり、これにより、搬送路R3からの用紙Pは、搬送路R4に搬送される。よってこのゲート部材61の第1の位置は、初期位置と見ることもできる。
またソレノイド62への電流供給が行なわれることによりゲート部材61の姿勢が変化し、図3(b)に示すような第2の位置になると、この第2の位置にあるゲート部材61は、今度は搬送路R2を閉鎖する姿勢となる。これにより、搬送路R1からの用紙Pを搬送路R3に搬送することができる。よってこのゲート部材61の第2の位置は、駆動位置と見ることもできる。
<切り替え部の動作の制御についての説明>
図5−1(a)〜(b)、図5−2(c)〜(d)は、切り替え部60を動作させるための制御方法について説明した図である。
このうち図5−1(a)は、ゲート部材61を第1の位置から第2の位置へ移動させる際の電流制御部64から出力される制御信号(駆動信号)を説明するグラフである。ここで縦軸は駆動電流量、横軸は時間(t)である。また図5−1(b)は、このときのゲート部材61の挙動を示す図である。
駆動制御部67は、ゲート部材61の姿勢を切り替える必要があると判断すると、図5−1(a)に示すように、ON信号を電流制御部64に出力する。その際に、駆動制御部67は、時間t1にON信号を出力した後に時間t2にOFF信号を出力してから再度時間t3にON信号を出力するように制御する。それに従い電流制御部64は、図示するように時間t1〜t2、および時間t3以降に駆動電流量D0の駆動信号を出力する。
このような制御により、図5−1(b)に示すようにゲート部材61は、時間t1に駆動制御部67がON信号の出力を開始することで電流制御部64が駆動電流量D0の駆動信号をソレノイド62に供給すると、ソレノイド62の吸引動作により、矢印D2方向に回転する力を受け、矢印D2方向に回転し始める。そして、駆動制御部67は、時間t2までON信号を出力し続ける。このように本実施の形態では、ソレノイド62に供給する駆動電流量を変化させることによりゲート部材61へ作用させる力を変更することができる。
そして、駆動制御部67は、時間t2が経過すると、時間t3までOFF信号を出力し続ける。すると、電流制御部64がソレノイド62への電流供給を停止し、時間t2〜時間t3の間、バネ部材63の作用により、矢印C2の方向に回転しているゲート部材61は、今までとは逆の方向の力を受ける。すなわち、ゲート部材61は、矢印D1方向に作用する制動力を受け、回転速度を低下させながら矢印D2の方向に回転し、これにより衝突する直前のゲート部材61の状態が形成される。
駆動制御部67は、時間t3が経過すると、再度ON信号を出力し続け、これに応じて電流制御部64は、駆動電流量D0の駆動信号を供給し続ける。これにより、矢印D2の方向に回転するゲート部材61は、ストッパ612に当たり、この第2の位置で停止する。そして、停止した後には、ゲート部材61は、ソレノイド62の吸引動作により、矢印D2の方向の力を受け続けるので、矢印D1の方向に回転せずに、その姿勢を保持する。
また図5−2(c)は、ゲート部材61を第2の位置から第1の位置へ移動させる際の電流制御部64から出力される制御信号を説明するグラフである。ここで縦軸は駆動電流量、横軸は時間(t)である。また図5−2(d)は、このときのゲート部材61の挙動を示す図である。
駆動制御部67は、ゲート部材61の姿勢を切り替える必要があると判断すると、図5−2(c)に示すように、OFF信号を電流制御部64に出力する。その際に、駆動制御部67は、時間t4にOFF信号を出力した後に時間t5にON信号を出力してから再度時間t6にOFF信号を出力するように制御する。それに従い電流制御部64は、図示するように時間t4より以前、および時間t5〜t6に駆動電流量D0の駆動信号を出力する。
このような制御により、図5−2(d)に示すようにゲート部材61は、時間t4に駆動制御部67がOFF信号の出力を開始することで電流制御部64が駆動電流をソレノイド62に供給するのを停止すると、バネ部材63の引張り力により、矢印D1方向に回転する力を受け、矢印D1方向に回転し始める。そして、駆動制御部67は、時間t5までOFF信号を出力し続ける。
そして、駆動制御部67は、時間t5が経過すると、時間t6までON信号を出力し続ける。すると、電流制御部64がソレノイド62への電流供給をし、時間t5〜時間t6の間、ソレノイド62の吸引動作により、矢印D1の方向に回転しているゲート部材61は、今までとは逆の方向の力を受ける。すなわち、ゲート部材61は、矢印D2方向に作用する制動力を受け、回転速度を低下させながら矢印D1の方向に回転し、これにより衝突する直前のゲート部材61の状態が形成される。
駆動制御部67は、時間t6が経過すると、再度OFF信号を出力し続け、これに応じて電流制御部64は、駆動電流の供給を停止する。これにより、矢印D1の方向に回転するゲート部材61は、ストッパ611に当たり、この第1の位置で停止する。そして、停止した後には、ゲート部材61は、バネ部材63の引張り力により、矢印D1の方向の力を受け続けるので、矢印D2の方向に回転せずに、その姿勢を保持する。
このように、ゲート部材61が第1の位置から第2の位置に移動する際、および第2の位置から第1の位置に移動する際には、その移動途中のゲート部材61が回転速度を減速させる制動力を受ける。そのため切り替え時のゲート部材61とストッパ611,612との衝突音が低減される。ゲート部材61が回転速度を減速させる制動力を作用させない場合、ゲート部材61がストッパ611,612に当たる時に移動速度が最速となる。そのため大きな衝突音が生じることになる。
ここで画像形成の生産性を向上させるために、搬送される用紙Pの間隔を狭くすることがある。そしてこのとき用紙Pの後端がゲート部材61上に残った状態で、ゲート部材61が移動を開始するときがある。
つまり先行する用紙Pと次に搬送される用紙Pとで異なる搬送路を使用するときがある。また上述した両面印刷時には、図2−1、図2−2で説明したように頻繁にゲート部材61の切り替えが行なわれる。このとき用紙P同士の間隔が詰まっているため、先行する用紙Pの後端がゲート部材61を通過した後にゲート部材61の移動を開始すると、ゲート部材61の移動が完了しないうちに次の用紙Pの先端がゲート部材61に達してしまう。そのためこの場合は、先行する用紙Pの後端がゲート部材61上に残った状態で、ゲート部材61の移動を開始させる必要がある。
しかしながらこのときに先行する用紙Pの紙種によっては、用紙Pが有するいわゆるコシが、ゲート部材61が移動する際にゲート部材61に対する力として作用することがある。そのためこれに起因してゲート部材61の移動速度が変化することがある。これは、ゲート部材61が移動するときにストッパ611,612に当たる時間が変化することを意味する。そしてこの場合、上述した図5−1(a)、5−2(c)のような制御をそのまま行なうと、切り替え時のゲート部材61とストッパ611,612との衝突音が低減されなくなることがある。
そこで本実施の形態では、用紙Pが搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、用紙Pの種類に応じてゲート部材61へ作用させる力積を変更することで上記問題の抑制を図る。なおこれは用紙Pが搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、用紙Pの種類に応じてゲート部材61へ作用させる力および時間の少なくとも一方を変更するとも言い換えられる。さらに用紙Pが搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、用紙Pの種類に応じてゲート部材61へ作用させる力の積分値を変更するとも言い換えられる。
図6は、本実施の形態における駆動制御部67のブロック図である。
図6に示すように、駆動制御部67は、用紙検知センサ65の検知信号を受け付ける検知信号取得部671と、印刷ジョブの情報を取得する印刷ジョブ情報取得部672と、検知信号取得部671が取得した検知信号および印刷ジョブ情報取得部672により取得された印刷ジョブの情報に基づいて制御パターンを変更する判断部673と、判断部673の判断の基となるデータ等が記憶されている記憶部674と、判断部673の判断結果に従って決定された制御パターンにより制御信号を電流制御部64に送信する出力部675とを備えている。
判断部673は、記憶部674に予め記憶されているデータやソフトウェアを読み取って予め定められた処理を行うものであり、例えばCPUで構成することが考えられる。また、記憶部674は、例えばメモリで構成することが考えられる。
図7は、本実施の形態におけるゲート部材61の制御方法について説明したフローチャートである。
以下図6および図7を使用して、駆動制御部67の動作の概略を説明する。
まず用紙検知センサ65が用紙Pを検知し、その検知信号を駆動制御部67の検知信号取得部671に送信する(ステップ101)。
用紙検知センサからの検知信号を受信した駆動制御部67は、印刷ジョブ情報取得部672により印刷ジョブの内容を取得する(ステップ102)。この印刷ジョブの情報は、具体的には、用紙Pのサイズや厚さ、両面印刷の有無、用紙反転の有無、画像形成された後の綴じ加工等の後処理の種類等である。
そしてこれらの情報により判断部673は、ゲート部材61を切り替える必要があるか否かを判断する(ステップ103)。そしてゲート部材61を切り替える必要がある場合(ステップ103でYes)は、印刷ジョブの情報により用紙Pの間隔を算出する(ステップ104)。ここで用紙Pの間隔は、用紙検知センサ65からの検知信号の時間間隔によっても算出することができる。なおゲート部材61を切り替える必要がない場合(ステップ103でNo)は、ステップ101に戻る。
そして判断部673は、用紙Pの間隔が予め定められた値より小さいか否かを判断する(ステップ105)。用紙Pの間隔が予め定められた値より小さい場合(ステップ105でYes)は、用紙Pが予め定められた以下の厚さの薄紙であるか、予め定められた厚さを超える厚紙であるかを判断する(ステップ106)。そして記憶部674を参照し、用紙Pの厚さに応じて制御パターンを決定し(ステップ107)、決定された制御パターンによる制御信号を出力部675から出力する(ステップ108)。
なお用紙Pの間隔が予め定められた値以上である場合(ステップ105でNo)は、用紙Pの後端がゲート部材61を通過した後に、ゲート部材の切り替えを開始しても次の用紙Pがゲート部材61に到達する前に切り替えが終了する。そのため用紙Pの後端がゲート部材61を通過するのを待ってゲート部材61の切り替えを開始する通常の制御パターンによる制御信号を出力部675から出力する(ステップ109)。
図8−1(a)〜(c)、図8−2(d)〜(f)は、電流制御部64から出力される制御信号(駆動信号)を説明するグラフである。
このうち図8−1(a)〜(c)は、ゲート部材61を第1の位置から第2の位置へ移動させる際の電流制御部64から出力される制御信号(駆動信号)を説明するグラフである。縦軸は駆動電流量、横軸は時間(t)である。ここで図8−1(a)は、用紙Pの間隔が予め定められた間隔以上である場合(図7のステップ105でNoの場合)に選択される通常の制御パターンであり、図5−1(a)と同じものである。また図8−1(b)は、用紙Pの間隔が予め定められた間隔より小さく、そして用紙Pが薄紙であった場合の制御パターンである。さらに図8−1(c)は、用紙Pの間隔が予め定められた間隔より小さく、そして用紙Pが厚紙であった場合の制御パターンである。
駆動制御部67は、ゲート部材61の姿勢を切り替える必要があると判断すると、時間t1(t1’、t1’’)に駆動電流D0を出力した後に時間t2(t2’、t2’’)にOFF信号を出力してから再度時間t3(t3’、t3’’)にON信号を出力するように制御する。これに応じて電流制御部64は、図示するように時間t1(t1’、t1’’)〜t2(t2’、t2’’)、および時間t3(t3’、t3’’)以降に駆動電流量D0の駆動信号を出力する。
そして図8−1(a)〜(c)を比較すると、図8−1(a)より図8−1(b),(c)の方が、最初の駆動電流D0を出力する時間を遅くしている(時間t1’,t1’’>時間t1)。用紙Pが搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、ゲート部材61上に残留している用紙Pの反力により、ゲート部材61に第1の位置から第2の位置に移動するのを助ける方向の力が働く。そのためこのような制御を行ない、ソレノイド62が発生させる力積を用紙Pの反力の分小さくし、用紙Pが搬送される間隔が予め定められた間隔より長い場合と比較してゲート部材61の動作が変わらないようにする。
また駆動電流量D0の出力を停止する時間を比較すると、その時間は、図8−1(a)より図8−1(b)、図8−1(b)より図8−1(c)が長くなっている((時間t3−時間t2)<(時間t3’−時間t2’)<(時間t3’’−時間t2’’))。つまりゲート部材61がストッパ612に衝突する直前にソレノイド62の吸引を一時停止し、バネ部材63の作用によりゲート部材61の速度を落とすための時間が、用紙Pの厚さが厚いほど長くなっている。即ち、用紙Pの厚さが厚いほど用紙Pの反力によりゲート部材の速度が落ちにくいので、このような制御をすることによりゲート部材61の動作が変わらないようにする。
一方、図8−2(d)〜(f)は、ゲート部材61を第2の位置から第1の位置へ移動させる際の電流制御部64から出力される制御信号(駆動信号)を説明するグラフである。ここで縦軸は駆動電流量、横軸は時間(t)である。ここで図8−2(d)は、用紙Pの間隔が予め定められた間隔以上である場合(図7のステップ105でNoの場合)に選択される通常の制御パターンであり、図5−2(c)と同じものである。また図8−2(e)は、用紙Pの間隔が予め定められた間隔より小さく、そして用紙Pが薄紙であった場合の制御パターンである。さらに図8−2(f)は、用紙Pの間隔が予め定められた間隔より小さく、そして用紙Pが厚紙であった場合の制御パターンである。
駆動制御部67は、ゲート部材61の姿勢を切り替える必要があると判断すると、時間t4(t4’、t4’’)に駆動電流D0を出力した後に時間t5(t5’、t5’’)にOFF信号を出力してから再度時間t6(t6’、t6’’)にON信号を出力するように制御する。これに応じて電流制御部64は、図示するように時間t4(t4’、t4’’)〜t5(t5’、t5’’)、および時間t6(t6’、t6’’)以降に駆動電流量D0の駆動信号を出力する。
そして図8−2(d)〜(f)を比較すると、図8−2(d)より図8−1(e),(f)の方が、最初の駆動電流D0の出力を停止し、バネ部材の作用がゲート部材に働く時間を早くしている(時間t4’,t4’’<時間t4)。用紙Pが搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、ゲート部材61上に残留している用紙Pの反力により、ゲート部材61に第2の位置から第1の位置に移動するのを妨げる方向の力が働く。そのためこのような制御を行ない、バネ部材63が発生させる力積を用紙Pの反力の分大きくし、用紙Pが搬送される間隔が予め定められた間隔より長い場合と比較してゲート部材61の動作が変わらないようにする。
また最初の駆動電流量D0を再出力する時間を比較すると、その時間は、図8−2(d)より図8−2(e)、図8−2(e)より図8−2(f)が短くなっている((時間t6−時間t5)>(時間t6’−時間t5’)>(時間t6’’−時間t5’’))。つまりゲート部材61がストッパ612に衝突する直前に、ソレノイド62の吸引を一時的に再開するとともに、ゲート部材61の速度を落とす時間を、用紙Pの厚さが厚いほど短くする。用紙Pの厚さが厚いほど用紙Pの反力によりゲート部材61の速度が落ちやすいので、このような制御をすることによりゲート部材61の動作が変わらないようにする。
このように本実施の形態では、用紙Pが搬送される間隔や厚さによりゲート部材61へ作用させる力積を変更する。そのためゲート部材61の箇所における用紙Pの有無、および用紙Pが残っていた場合の用紙Pの厚さに応じて変化する用紙Pからの反力に対応してゲート部材61を切り替えることができる。その結果、用紙Pが搬送される間隔や用紙Pの厚さが変化しても、ゲート部材61の動作に変化が生じにくくなり、切り替え時のゲート部材61とストッパ612との衝突音が低減されなくなる現象を抑制できる。
また図9−1(a)〜(c)、図9−2(d)〜(f)は、電流制御部64から出力される制御信号(駆動信号)の他の例を説明するグラフである。
このうち図9−1(a)〜(c)は、ゲート部材61を第1の位置から第2の位置へ移動させる際の電流制御部64から出力される制御信号(駆動信号)を説明するグラフである。縦軸は駆動電流量、横軸は時間(t)である。ここで図9−1(a)は、用紙Pの間隔が予め定められた間隔以上である場合(図7のステップ105でNoの場合)に選択される通常の制御パターンであり、図5−1(a)と同じものである。また図9−1(b)は、用紙Pの間隔が予め定められた間隔より小さく、そして用紙Pが薄紙であった場合の制御パターンである。さらに図9−1(c)は、用紙Pの間隔が予め定められた間隔より小さく、そして用紙Pが厚紙であった場合の制御パターンである。
図9−1(a)〜(c)を比較すると、図9−1(a)より図9−1(b)、図9−1(b)より図9−1(c)の方では、駆動電流量を下げている(D0>D1>D2)。ここで、最初の駆動電流量D0,D1,D2を出力する時間は、同じでも((時間t2−時間t1)=(時間t2’−時間t1’)=(時間t2’’−時間t1’’))、駆動電流量が下がっているためより小さな力積をゲート部材61に作用させることになる。このような制御を行なうことで、ソレノイド62が発生させる力積を用紙Pの反力の分小さくし、用紙Pが搬送される間隔が予め定められた間隔より長い場合と比較してゲート部材61の動作が変わらないようにする。これにより図8−1(a)〜(c)の説明と同様に切り替え時のゲート部材61とストッパ611との衝突音が低減されなくなる現象を抑制できる。
また図9−2(d)〜(f)は、ゲート部材61を第2の位置から第1の位置へ移動させる際の電流制御部64から出力される制御信号(駆動信号)を説明するグラフである。縦軸は駆動電流量、横軸は時間(t)である。ここで図9−2(d)は、用紙Pの間隔が予め定められた間隔以上である場合(図7のステップ105でNoの場合)に選択される通常の制御パターンであり、図5−1(a)と同じものである。また図9−2(e)は、用紙Pの間隔が予め定められた間隔より小さく、そして用紙Pが薄紙であった場合の制御パターンである。さらに図9−1(f)は、用紙Pの間隔が予め定められた間隔より小さく、そして用紙Pが厚紙であった場合の制御パターンである。
この制御パターンでは、図9−2(d)より図9−2(e)、図9−2(e)より図9−2(f)の方では、駆動電流量を上げている(D0<D1<D2)。このためより大きな力積をゲート部材61に作用させることができる。このような制御を行なうことで、ソレノイド62が発生させる力積を用紙Pの反力の分大きくし、用紙Pが搬送される間隔が予め定められた間隔より長い場合と比較してゲート部材61の動作が変わらないようにする。これにより図8−2(d)〜(f)の説明と同様に、切り替え時のゲート部材61とストッパ611との衝突音が低減されなくなる現象を抑制できる。
なお以上、駆動電流を出力するタイミングや電流量を制御する制御パターンについて説明を行なったが、これに限られるものではない。例えば駆動電圧を出力するタイミングや電圧量を制御する制御パターンを採用することもできる。またPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御を行い、ON/OFFのそれぞれのパルス幅を変更することで対応する手段も考えられる。
<プログラムの説明>
ここで今まで説明を行なった駆動制御部67や電流制御部64が行なう処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、駆動制御部67や電流制御部64に設けられた制御用コンピュータ内部の図示しないCPUが、駆動制御部67や電流制御部64の各機能を実現するプログラムを実行し、これらの各機能を実現させる。
よって駆動制御部67や電流制御部64が行なう処理は、コンピュータに、記録材に画像形成を行なう画像形成装置の機構部にて第1の位置と第2の位置とを選択的に移動することで記録材の搬送方向を切り替えるゲート部材61に作用させる力を、予め定められた時間において増減することで第1の位置と第2の位置の間で移動させるソレノイド62を制御する機能と、記録材が搬送される間隔を算出する機能と、記録材が搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、記録材の種類に応じてゲート部材61へ作用させる力積を変更する機能と、を実現させるプログラムとして捉えることもできる。
60…切り替え部、61…ゲート部材、62…ソレノイド、63…バネ部材、64…電流制御部、65…用紙検知センサ、67…駆動制御部、671…検知信号取得部、672…印刷ジョブ情報取得部、673…判断部、R1,R2,R3,R4…搬送路

Claims (6)

  1. 記録材に画像形成を行なう画像形成装置の機構部にて、第1の位置と第2の位置とを選択的に移動することで記録材の搬送方向を切り替える切り替え手段と、
    前記切り替え手段に作用させる力を予め定められた時間において増減することで前記第1の位置と前記第2の位置の間で当該切り替え手段を移動させる移動手段と、
    を備え、
    前記移動手段は、記録材が搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、当該記録材の種類に応じて前記切り替え手段に作用させる力積を変更することを特徴とする記録材の搬送方向切り替え装置。
  2. 前記移動手段は、前記記録材が搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、当該記録材の厚さにより前記切り替え手段へ作用させる力積を変更することを特徴とする請求項1に記載の記録材の搬送方向切り替え装置。
  3. 前記移動手段は、前記記録材が搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、当該記録材が搬送される間隔が予め定められた間隔以上である場合より早い時間において移動を開始することを特徴とする請求項1または2に記載の記録材の搬送方向切り替え装置。
  4. トナー像を形成するトナー像形成手段と、
    記録材を搬送する記録材搬送手段と、
    前記トナー像形成手段で形成されたトナー像を前記記録材搬送手段により搬送される記録材に対して転写する転写手段と、
    前記転写手段により記録材に転写されたトナー像を定着する定着手段と、
    第1の位置と第2の位置とを選択的に移動することで記録材の搬送方向を切り替える切り替え手段と、
    前記切り替え手段に作用させる力を予め定められた時間において増減することで前記第1の位置と前記第2の位置の間で当該切り替え手段を移動させる移動手段と、
    前記移動手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記記録材が搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、当該記録材の種類に応じて前記切り替え手段に作用させる力積を変更することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記切り替え手段は、前記定着手段の記録材搬送下流側に設けられることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. コンピュータに、
    記録材に画像形成を行なう画像形成装置の機構部にて第1の位置と第2の位置とを選択的に移動することで記録材の搬送方向を切り替える切り替え手段に作用させる力を、予め定められた時間において増減することで当該第1の位置と当該第2の位置の間で当該切り替え手段を移動させる移動手段を制御する機能と、
    前記記録材が搬送される間隔を算出する機能と、
    前記記録材が搬送される間隔が予め定められた間隔より小さい場合は、当該記録材の種類に応じて前記切り替え手段に作用させる力積を変更する機能と、
    を実現させるプログラム。
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