JP2013138117A - 端子ボックス及び端子ボックスへのリード線の取付方法並びに太陽電池モジュール - Google Patents

端子ボックス及び端子ボックスへのリード線の取付方法並びに太陽電池モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】端子板に複雑な構成や保持部などの特別な構造体を持たなくても、リード線を物理的にかつ簡単に固定可能とする。
【解決手段】太陽電池モジュールの裏面側から引き出された引出しリード線122a(123a)を電気的に接続する端子板13Aを備えた端子ボックス1であって、端子板13Aは、リード線122a(123a)を挿通して保持する挿通部13dと、保持された状態のリード線122a(123a)を固定する固定部16とを備え、固定部16は、リード線122a(123a)を端子ボックス1の底面2aとの間で挟持するように端子ボックス1の底面2a側に移動自在に構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、太陽電池モジュールの裏面側から引き出されたリード線を電気的に接続する端子板を備えた端子ボックス及び端子ボックスへのリード線の取付方法並びに太陽電池モジュールに関する。
従来、太陽電池モジュールの裏面側から引き出されたリード線を電気的に接続する端子板を備えた端子ボックスにおいて、端子ボックスへのリード線の取付構造が種々提案されている(例えば、特許文献1,2等参照)。
図16は、特許文献1に記載の太陽電池モジュール配線用端子ボックスを構成する端子板の一実施例の断面図である。
特許文献1に記載の太陽電池モジュール配線用端子ボックスでは、図16(文献1の図7)に示されているように、ボックス本体内に、太陽光発電モジュールの両電極(リード線)が接続される対の端子板220を備えている。この端子板220は、その長さ方向途中で折り返されてその折り返す前の基片221と折り返し片222とからなり、その折り返し片222を、リード線(電極)及びダイオードを介在して基片221に係止し、折り返し片222の挟持用突片226と基片221の挟持用突片225との間でリード線(電極)及びダイオードを挾持して圧接接続する構成となっている。
図17は、特許文献1に記載の太陽電池モジュール配線用端子ボックスを構成する端子板の他の実施例の断面図である。
特許文献1に記載の太陽電池モジュール配線用端子ボックスでは、図17に示されているように、端子板230は、折り返し片222と基片221とを別体として構成し、折り返し片222をさらに2つに折り返して一方を押圧片262とし、押圧片262と折り返し片226とを支軸263を介して基片221に回転自在に設けた構成としている。そして、基片221と折り返し片226との係止は、フック264が穴265に係止することにより行い、押圧片262により、電極導入孔227から導入された電極228の端子足229を基片221に圧接することで、電極228を固定する構成となっている。
一方、図18は、特許文献2に記載の太陽電池モジュール用端子ボックスの断面図である。
特許文献2に記載の太陽電池モジュール用端子ボックスでは、基板311上に端子板330を固定するための保持部315が設けられており、端子板330には、その先端部を折り返すことでバネ部320が設けられている。保持部315は、端子板330の保持孔331とリード線34の接続孔341とを貫通するとともに、その先端部に膨出形成されたボス部315aとバネ部320との間に、リード線340を弾性的に挟み付けるようになっている。すなわち、保持部315がリード線340を端子板330に接続するための接続部を兼ねた構成となっている。
特開2002−359389号公報 特開2006−041262号公報
図16に示した端子板220の場合、端子板220自体の形状が複雑であり製造コスト及び材料コストが高くつく。端子板220を折り返した形状であることから端子板220自体の高さがあるので端子ボックスが大型化する。そのため、太陽電池モジュールの保管スペースの増大や、端子ボックス内を充填するときの必要充填材料の増大など、種々の問題があった。
また、図17に示した端子板220の場合、端子板220自体の形状が複雑であり製造コスト及び材料コストが高くつく。また、端子板220を折り返した形状であることから端子板220自体の高さがあるので端子ボックスが大型化する。そのため、太陽電池モジュールの保管スペースの増大や、端子ボックス内を充填するときの必要充填材料の増大など、種々の問題があった。
また、図18に示した端子板330の場合、リード線340に接続孔341を形成する必要があるため、リード線340を加工しなければならない。また、ばね性を有する端子板330の先端部を保持部315に取り付ける必要があり、取付時に負荷がかかる。端子板330を保持部315に一旦取り付けた後に、リード線340の接続孔341を保持部315のボス部315aに通して接続する必要があるので、保持部315にリード線340を接続する工程が必要となる、といった種々の問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、特許文献1,2の端子板のようにばね性を利用する必要がなく、単純な機構構造のみによって、端子板にリード線を物理的にかつ簡単に固定できる構造を備えた端子ボックス及び端子ボックスへのリード線の取付方法並びに太陽電池モジュールを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の端子ボックスは、太陽電池モジュールの裏面側から引き出されたリード線を電気的に接続する端子板を備えた端子ボックスであって、前記端子板は、前記リード線を挿通して保持する挿通部と、保持された状態の前記リード線を固定する固定部とを備え、前記固定部は、前記リード線を前記端子ボックスの底面との間で挟持するように前記端子ボックスの底面側に移動自在に構成されていることを特徴としている。このような構成によれば、リード線を挿通部を通して保持した安定状態で、固定部を移動させるだけで、リード線を端子板に確実に固定することができる。
また、本発明の端子ボックスによれば、前記端子板は、ボックス本体の底面に立設された端子板固定部によって支持固定されており、前記挿通部は、前記端子板の一方の端部に設けられた第1開口部を備え、前記固定部は、前記挿通部と前記端子板固定部との間に形成された第2開口部と、前記第2開口部に一端部が回動自在に支持された回動板と、前記回動板に設けられた押圧部とを備え、前記回動板を前記第2開口部を通過させて前記ボックス本体の前記底面側に回動させることにより、前記第1開口部に挿通されて保持された状態の前記リード線を、前記押圧部と前記ボックス本体の前記底面とで挟持する構成とすることができる。このような構成によれば、回動板を第2開口部を通過させてボックス本体の底面側に回動させるだけで、リード線を端子板に確実に固定することができる。
また、本発明の端子ボックスによれば、前記端子板は、ボックス本体の底面に立設された端子台固定部によって支持固定されており、前記挿通部は、前記端子板固定部を介して前記端子板の一方の端部に設けられた第1開口部を備え、前記固定部は、前記端子板固定部に対して上下回動自在に支持されており、前記端子板固定部を介して前記端子板の他方の端部側に設けられた押圧部及び第1係合部を備え、前記ボックス本体は、前記底面に立設された第2係合部を備え、前記固定部を前記ボックス本体の前記底面側に回動させて前記第1係合部を前記第2係合部に係合することにより、前記第1開口部に挿通されて保持された状態の前記リード線を、前記押圧部と前記ボックス本体の前記底面とで挟持する構成とすることができる。このような構成によれば、固定部をボックス本体の底面側に回動させて第1係合部を第2係合部に係合するだけで、リード線を端子板に確実に固定することができる。
また、本発明の端子ボックスによれば、前記第1係合部は、前記端子台固定部を介して前記端子板の他方の端部側に設けられた第2開口部で形成され、前記第2係合部は、前記第2開口部の縁部に係合する係合突起部を有する支持杆で形成されていてもよい。このような構成によれば、固定部をボックス本体の底面側に回動させて第2開口部を支持杆の係合突起部に係合するだけで、リード線を端子板に確実に固定することができる。
また、本発明の端子ボックスによれば、前記端子板は、ボックス本体の底面に立設された端子板固定部によって上下動自在に支持固定されており、前記挿通部は、前記端子板の一方の端部に設けられた第1開口部を備え、前記固定部は、前記端子板固定部に係合される固定部側係合部を備え、前記端子板固定部は、前記固定部側係合部と係合する上側係合部及び下側係合部を備え、前記固定部側係合部を前記上側係合部に係合させた状態から、前記端子板を前記ボックス本体の前記底面側に移動させて前記下側係合部に係合させることにより、前記第1開口部に挿通されて保持された状態の前記リード線を、前記端子板と前記ボックス本体の前記底面とで挟持する構成とすることができる。このような構成によれば、固定側係合部を上部側係合部に係合させた状態から、端子板をボックス本体の底面側に移動させて下部側係合部に係合させるだけで、リード線を固定部とボックス本体の底面とで確実に挟持固定することができる。
また、本発明の端子ボックスによれば、前記固定部側係合部は第2開口部で形成し、前記上側係合部及び下側係合部は、前記第2開口部の縁部に係合する係合溝部で形成してもよい。このような構成によれば、第2開口部を上側係合溝部に係合させた状態から、端子板をボックス本体の底面側に移動させて下側係合溝部に係合させるだけで、リード線を端子板とボックス本体の底面とで確実に挟持固定することができる。
また、本発明に係る端子ボックスへのリード線の取付方法は、太陽電池モジュールの裏面側から引き出されたリード線を前記太陽電池モジュールの裏面に取り付けられた端子ボックスの端子板に電気的に接続する端子ボックスへのリード線の取付方法であって、前記端子板は、ボックス本体の底面に立設された端子板固定部によって支持固定されており、前記リード線を挿通して保持する挿通部と、保持された状態の前記リード線を固定する固定部とを備え、前記挿通部は、前記端子板の一方の端部に設けられた第1開口部を備え、前記固定部は、前記挿通部と前記端子板固定部との間に形成された第2開口部と、前記第2開口部に一端部が回動自在に支持された回動板と、前記回動板に設けられた押圧部とを備えた構成において、前記リード線を、前記第1開口部を通してボックス本体の底面まで挿通させる工程と、前記回動板を前記第2開口部を通過させて前記ボックス本体の前記底面側に回動させることにより、前記第1開口部に挿通された状態の前記リード線を、前記押圧部と前記ボックス本体の前記底面とで挟持する工程と、を含むことを特徴としている。このような構成によれば、回動板を第2開口部を通過させてボックス本体の底面側に回動させるだけで、リード線を端子板に確実に固定することができる。
また、本発明に係る端子ボックスへのリード線の取付方法は、太陽電池モジュールの裏面側から引き出されたリード線を前記太陽電池モジュールの裏面に取り付けられた端子ボックスの端子板に電気的に接続する端子ボックスへのリード線の取付方法であって、前記端子板は、ボックス本体の底面に立設された端子板固定部によって支持固定されており、前記リード線を挿通して保持する挿通部と、保持された状態の前記リード線を固定する固定部とを備え、前記挿通部は、前記端子板固定部を介して前記端子板の一方の端部に設けられた第1開口部を備え、前記固定部は、前記端子板固定部に対して上下回動自在に支持されており、前記端子板固定部を介して前記端子板の他方の端部側に設けられた押圧部及び第1係合部を備え、前記ボックス本体は、前記底面に立設された第2係合部を備えた構成において、前記リード線を、前記第1開口部を通してボックス本体の底面まで挿通させる工程と、前記固定部を前記ボックス本体の前記底面側に回動させて前記第1係合部を前記第2係合部に係合することにより、前記第1開口部に挿通された状態の前記リード線を、前記押圧部と前記ボックス本体の前記底面とで挟持する工程と、を含むことを特徴としている。このような構成によれば、固定部をボックス本体の底面側に回動させて第1係合部を第2係合部に係合するだけで、リード線を端子板に確実に固定することができる。
また、本発明に係る端子ボックスへのリード線の取付方法は、太陽電池モジュールの裏面側から引き出されたリード線を前記太陽電池モジュールの裏面に取り付けられた端子ボックスの端子板に電気的に接続する端子ボックスへのリード線の取付方法であって、前記端子板は、ボックス本体の底面に立設された端子板固定部によって上下動自在に支持固定されており、前記リード線を挿通して保持する挿通部と、保持された状態の前記リード線を固定する固定部とを備え、前記挿通部は、前記端子板の一方の端部に設けられた第1開口部を備え、前記固定部は、前記端子板固定部に係合される固定部側係合部を備え、前記端子板固定部は、前記固定部側係合部と係合する上側係合部及び下側係合部を備え構成において、前記リード線を、前記第1開口部を通してボックス本体の底面まで挿通させる工程と、前記固定側係合部を前記上側係合部に係合させた状態から、前記端子板を前記ボックス本体の前記底面側に移動させて前記下側係合部に係合させることにより、前記第1開口部に挿通された状態の前記リード線を、前記端子板と前記ボックス本体の前記底面とで挟持する工程と、を含むことを特徴としている。このような構成によれば、固定側係合部を上側係合部に係合させた状態から、端子板をボックス本体の底面側に移動させて下側係合部に係合させるだけで、リード線を固定部とボックス本体の底面とで確実に挟持固定することができる。
本発明によれば、端子板が複雑な構成や保持部などの特別な構造体を持たなくても、端子板にリード線を物理的にかつ簡単に固定することができる。
(a),(b)は、太陽電池モジュールの製造工程の中の2つの工程を示す斜視図である。 太陽電池モジュールの分解斜視図である。 本発明の実施形態1に係る端子ボックスを示しており、蓋体を外した状態の平面図である。 図3のA−A線断面図である。 図3のA−A線断面図である。 図3のB−B線断面図である。 本発明の実施形態2に係る端子ボックスを示しており、蓋体を外した状態の平面図である。 図7のC−C線断面図である。 図7のC−C線断面図である。 図7のD−D線断面図である。 本発明の実施形態3に係る端子ボックスを示しており、蓋体を外した状態の平面図である。 図11のE−E線断面図である。 図11のE−E線断面図である。 図11のF−F線断面図である。 図11のF−F線断面図である。 従来の端子ボックスの端子板の構造の一例を示す断面図である。 (a)〜(c)は、従来の端子ボックスの端子板の構造の一例を示す断面図である。 従来の端子ボックスの端子板の構造の他の例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
<太陽電池モジュールの説明>
まず、最初に、本発明の端子ボックスが取り付けられる太陽電池モジュールの一構成例について、図1(a),(b)及び図2を参照して説明する。ただし、図1(a),(b)は、製造工程の中の2つの工程を示す斜視図である。また、図2は、太陽電池モジュールの分解斜視図である。
太陽電池セル115は、透光性絶縁基板111上に、図示は省略しているが透明導電膜からなる透明電極膜、光電変換層、裏面電極膜がこの順に積層されて形成されている。透光性絶縁基板としてはガラスやポリイミドなどの耐熱性樹脂がある。透明電極膜としてはSnO2 、ZnO、ITOなどがある。光電変換層としてはアモルファスシリコンがある。
このように構成された太陽電池セル115は、図1(a)に示すように細長い短冊状で、透光性絶縁基板111のほぼ全幅にわたる長さを有しており、隣接する太陽電池セル115,115同士において一方の透明電極膜と他方の裏面電極膜とが互いに接続されることで複数の太陽電池セル115が直列に接続された太陽電池モジュール116が構成されている。
そして、この太陽電池モジュール116における一端部の太陽電池セル115の透明電極膜の端部上に、太陽電池セル115とほぼ同一長さの線状のP型電極端子部117が形成され、他端部の太陽電池セル115の裏面電極膜の端部上に、太陽電池セル115とほぼ同一長さの線状のN型電極端子部118が形成されている。これらP型電極端子部117及びN型電極端子部118が電極取り出し部になる。
そして、P型電極端子部117の中央部とN型電極端子部118の中央部との間をわたすようにして、太陽電池モジュール116の上に絶縁膜119が敷設されている。この絶縁膜119は、P型電極端子部117及びN型電極端子部118には重ならないように敷設されている。絶縁膜119としては、熱可塑性の高分子フィルムが好ましく、なかでもEVA(エチレンビニルアセテート樹脂)製のものが最適である。
一方、P型電極端子部117と同形・同大の銅箔からなるバスバーと呼ばれる正極集電部120が、P型電極端子部117の全面に対して電気的かつ機械的に接合されている。同様に、N型電極端子部118と同形・同大の負極集電部121が、N型電極端子部118の全面に対して電気的かつ機械的に接合されている。これらの接合手段としては、半田付けまたは導電性ペーストなどを用いることができる。
絶縁膜119の上には、フラットケーブルからなる正極リード線122と負極リード線123とが、互いの先端部を対向させた状態で幅方向にずらせた平行状態に(若しくは、一直線状に)配置されている。
正極リード線122の一端部は、正極集電部120の中央位置に接続されている。また、正極リード線122の他端部は、太陽電池モジュール116のほぼ中央部に位置し、かつ太陽電池モジュール116の面に対して垂直に折り曲げられた引出しリード線122aとなっている。同様に、負極リード線123の一端部は、負極集電部121の中央位置に接続されている。また、負極リード線123の他端部は、太陽電池モジュール116のほぼ中央部に位置し、かつ太陽電池モジュール116の面に対して垂直に折り曲げられた引出しリード線123aとなっている。
正極リード線122及び負極リード線123は、正極集電部20及び負極集電部21と同一材料(すなわち、銅箔)で作られており、各リード線と集電部の接合手段としては半田付けまたはスポット溶接などを用いることができる。正極リード線22及び負極リード線23は、複数の太陽電池セル115上にまたがっているが、太陽電池セル115との間に絶縁膜119が介在されているので、これら複数の太陽電池セル115をショートすることはない。絶縁膜119の幅は、正極リード線122及び負極リード線123の幅よりも充分に広いことが望ましく、正極集電部120から負極集電部121まで1枚の帯状シートの形で配置されている。
この状態において、図2に示すように、正極リード線122及び負極リード線123の各引出しリード線122a,123aを貫通孔124a及び貫通孔125aに挿通する状態で、封止絶縁フィルム124と耐候性・高絶縁性のための裏面保護材としてのバックフィルム125とが、太陽電池モジュール116の全面にラミネート封止されている。封止絶縁フィルム124としては、絶縁膜119と同一材質の熱可塑性の高分子フィルムが好ましく、なかでもEVA(エチレンビニルアセテート樹脂)製のものが最適である。封止絶縁フィルム124を絶縁膜119と同一材質の熱可塑性の高分子フィルムとすると、ラミネート封止の際の熱融着時に、両者間の分子結合が有効的に進行し、冷却後の一体化が完全に行われることとなり、これによって太陽電池モジュールの防水性を向上することができる。また、バックフィルム125としては、PET/Al/PET(PET:ポリエチレンテレフタレート)の3層構造のものが好ましい。
このように構成された太陽電池モジュール116において、バックフィルム125の貫通孔125aから上方に向けて突出している正極リード線122及び負極リード線123の各引出しリード線122a,123aに、本発明の端子ボックス1を取り付けて電気的に接続し、さらに、この端子ボックス1に外部出力線91,92を電気的に取り付けることで、太陽電池モジュールが作製される。
なお、太陽電池モジュール116の電極配置構造はあくまで一例であり、このような配置構造に限定されるものではない。例えば、正極リード線122及び負極リード線123の配置位置は、太陽電池モジュール116の中央部ではなく、一方の端部側に寄っていてもよく、また、中央部まで引き出す必要もない。すなわち、正極集電部20及び負極集電部21の近傍から各引出しリード線122a,123aが上方に突出するように配置されていてもよい。
<本発明に係る端子ボックスの説明>
(実施形態1)
図3は、本発明の実施形態1に係る端子ボックスを示しており、蓋体を外した状態の平面図である。また、図4及び図5は、図3のA−A線断面図、図6は、図3のB−B線断面図である。
実施形態1に係る端子ボックス1は、太陽電池モジュール116の裏面(具体的にはバックフィルム125)に装着され、上面が開放されたボックス本体2と、上面を閉塞する蓋体3(図4に二点鎖線で示している。)とを備えている。
ボックス本体2の底面2aには、太陽電池モジュール116から引き出された正極リード線122の引出しリード線122a、及び負極リード線123の引出しリード線123aを内部に導入するための2つの開口部2bが設けられており、開口部2bを通じて内部に導入された引出しリード線122a,123aをそれぞれ接続する2つの端子板13Aと、これら各端子板13Aを固定する2つの端子板固定部14とを備えている。
各端子板固定部14は、ボックス本体2内の底面2aに設置された固定部台座14aと、この固定部台座14aから突設形成される一対の脚部14bと、対峙する脚部14bの対向面側の側面に形成された係合溝部14cとを備え、係合溝部14cが端子板13Aの側縁部13cと係合する構成とされている。
端子板固定部14は樹脂で一体形成(ボックス本体2と一体に形成、または別体で形成してボックス本体2に接着固定等)されており、端子板固定部14の脚部14bは、樹脂自体の有する弾性力によって弾性変形可能となっている。すなわち、端子板13Aの側縁部13cを端子板固定部14の脚部14bに対峙させ、その状態で端子板13Aをボックス本体2の底面2a側に押し込むと、端子板13Aの側縁部13cが脚部14bの上部側面に形成されたテーパ面14b1に沿って押し込まれ、この押し込み力によって脚部14bが外側方向(すなわち、互いに離れる方向)に撓み、端子板13Aの側縁部13cが脚部14bの係合溝部14cに達すると、撓んでいた脚部14bの弾性復元力によって端子板13Aの側縁部13cが係合溝部14cに係合するようになっている。
これにより、端子板13Aは、ボックス本体2の底面2aに対峙する姿勢で、かつ底面2aから離れた位置において、端子板13Aの側縁部13cが脚部14bの係合溝部14cに係合して固定される。ここで、端子板固定部14の脚部14bの数は、2つに限定されるものではなく、3つ以上でも構わない。また、端子板固定部14は、固定部台座14aから突設されるものに限らず、固定部台座14aを介さずにボックス本体2の底面2aから直接脚部14bを突設しても構わない。
このような構成において、端子板13Aは、引出しリード線122a(123a)を挿通して保持する挿通部と、保持された状態の引出しリード線122a(123a)を固定する固定部とを備え、固定部は、引出しリード線122a(123a)をボックス本体2の底面2aとの間で挟持するように、ボックス本体2の底面2a側に移動自在に構成されている。
図面を参照してより具体的に説明すると、端子板13Aには、一方の端部13a側に、ボックス本体2内に導入された引出しリード線122a(123a)を上方から挿通する挿通部である第1開口部13dが設けられ、この第1開口部13dと端子板固定部14との間に第2開口部13eが設けられている。
第1開口部13dには、上方から挿通された引出しリード122a(123a)を端子板13Aの下面側(図4及び図5中、X1方向)にスムーズに案内するための案内板15が設けられている。この案内板15は、第1開口部131を形成するために端子板13Aをコ字状に切り開いて折り曲げたときの折曲板をそのまま利用することができる。
第2開口部13eには、一端部16aが第2開口部13eの右側縁部13e1に支持軸等の支持手段28により回動自在に支持された回動板16が設けられており、この回動板16の他端部16b側に押圧板17が取り付けられている。これら回動板16及び押圧板17は、第2開口部13eを通って上下に移動自在(回動自在)に構成されている。また、回動板16には、図示は省略しているがボックス本体2の底面2a側に付勢するバネ等の付勢手段が設けられている。
上記構成の端子ボックス1において、引出しリード線122a(123a)の端子板13Aへの取付方法は次の通りである。
まず、ボックス本体2内に導入された引出しリード線122a(123a)を、端子板13Aの第2開口部13eに上方から通してボックス本体2の底面2aに接触するまで挿通させる。
次に、回動板16を第2開口部13eの上方位置(図4に示す状態)から、第2開口部13eを通過させてボックス本体2の底面2a側に回動させる。これにより、図5に示すように、第1開口部13dに挿通された状態の引出しリード線122a(123a)の先端部を、押圧板17とボックス本体2の底面2aとで挟持固定することができる。
このような構成によれば、引出しリード線122a(123a)を挿通部である第1開口部13dを通して保持した安定状態で、回動板15を第2開口部13eを通過させてボックス本体2の底面2a側に回動させるだけで、引出しリード線122a(123a)を端子板13Aに確実に固定することができる。
なお、本実施形態では、この後、端子板13Aと引出しリード線122a(123a)との接触部分(すなわち、端子板13Aの一方の端部13aと第1開口部13dとの間の接触部分)をはんだ等によって接続している。また、端子板13Aの他方の端部13bに外部出力線91(92)をはんだ等により接続している。
(実施形態2)
図7は、本発明の実施形態2に係る端子ボックス(ただし、外部出力線91,92接続前)を示しており、蓋体を外した状態の平面図である。また、図8及び図9は、図7のC−C線断面図、図10は、図7のD−D線断面図である。
実施形態2に係る端子ボックス1は、太陽電池モジュール116の裏面(具体的にはバックフィルム125)に装着され、上面が開放されたボックス本体2と、上面を閉塞する蓋体3(図8に二点鎖線で示している。)とを備えている。
ボックス本体2の底面2aには、太陽電池モジュール116から引き出された正極リード線122の引出しリード線122a、及び負極リード線123の引出しリード線123aを内部に導入するための2つの開口部2bが設けられており、開口部2bを通じて内部に導入された引出しリード線122a,123aをそれぞれ接続する2つの端子板13Bと、これら各端子板13Bを固定する2つの端子板固定部14とを備えている。
各端子板固定部14は、図10に示すように、ボックス本体2内の底面2aに設置された固定部台座14aと、この固定部台座14aから突設形成される一対の脚部14bと、対峙する脚部14bの対向面側の側面に形成された係合溝部14cとを備え、係合溝部14cが端子板13Bを構成する後述する固定板21の側縁部21cと係合する構成とされている。
端子板固定部14は樹脂で一体形成(ボックス本体2と一体に形成、または別体で形成してボックス本体2に接着固定等)されており、端子板固定部14の脚部14bは、樹脂自体の有する弾性力によって弾性変形可能となっている。すなわち、固定板21の側縁部21cを端子板固定部14の脚部14bに対峙させ、その状態で端子板13B全体をボックス本体2の底面2a側に押し込むと、固定板21の側縁部21cが脚部14bの上部側面に形成されたテーパ面14b1に沿って押し込まれ、この押し込み力によって脚部14bが外側方向(すなわち、互いに離れる方向)に撓み、固定板21の側縁部21cが脚部14bの係合溝部14cに達すると、撓んでいた脚部14bの弾性復元力によって固定板21の側縁部21cが係合溝部14cに係合するようになっている。
これにより、端子板13Bは、ボックス本体2の底面2aに対峙する姿勢で、かつ底面2aから離れた位置において、固定板21の側縁部21cが脚部14bの係合溝部14cに係合して固定される。ここで、端子板固定部14の脚部14bの数は、2つに限定されるものではなく、3つ以上でも構わない。また、端子板固定部14は、固定部台座14aから突設されるものに限らず、固定部台座14aを介さずにボックス本体2の底面2aから直接脚部14bが突設されていても構わない。
このような構成において、端子板13Bは、引出しリード線122a(123a)を挿通して保持する挿通部と、保持された状態の引出しリード線122a(123a)を固定する固定部とを備え、固定部は、引出しリード線122a(123a)をボックス本体2の底面2aとの間で挟持するように、ボックス本体2の底面2a側に移動自在に構成されている。
図面を参照してより具体的に説明すると、端子板13Bは、上記した方形状の固定板21と長尺状の可動板22とからなり、固定板21には、ボックス本体2内に導入された引出しリード線122a(123a)を上方から挿通する挿通部である第1開口部21eが設けられている。
第1開口部21eには、上方から挿通された引出しリード122a(123a)を端子板13Bの下面側(図8及び図9中、X1方向)にスムーズに案内するための案内板25が設けられている。この案内板25は、第1開口部21eを形成するために端子板13Bをコ字状に切り開いて折り曲げたときの折曲板をそのまま利用することができる。
可動板22は、その左側端部22bが固定板21の右側端部21aに支持軸(図示せず)により回動自在に軸支されている。また、可動板22には、中央部より右側端部22a寄りの位置において、幅方向の両側に第2開口部22cが設けられている。
一方、この開口部22cに対向するボックス本体2の底面2aには、図8及び図9に示すように、第2開口部(第1係合部)22cと係合する第2係合部24が設けられている。第2係合部24は、ボックス本体2の底面2aから立設された支持杆24aと、支持杆24a上部に形成された係合爪(係合突起部)24bとからなり、係合爪24bの上部はテーパ面24cに形成されている。
また、ボックス本体2の底面2aと対向する可動板22の下面には、引出しリード線122a(123a)をボックス本体2の底面2aに押し付けるための押圧部22fが設けられている。
上記構成の端子ボックス1において、引出しリード線122a(123a)の端子板13Aへの取付方法は次の通りである。
まず、ボックス本体2内に導入された引出しリード線122a(123a)を、固定板21の第1開口部21eに上方から通してボックス本体2の底面2aに接触するまで挿通させる。
次に、可動板22を、図8に示す上方位置から、ボックス本体2の底面2a側に回動し、第2開口部22cの縁部を係合爪24bの上部のテーパ面24cに当接させる。そして、この状態から可動板22をさらにボックス本体2の底面2a側に押し込むように回動すると、可動板22の第2開口部22cの縁部が係止爪22bの上部に形成されたテーパ面24cに沿って押し込まれ、この押し込み力によって第2係合部24の支持杆24aが図8中右側方向に撓む。そして、可動板22の第2開口部22cの縁部が係止爪22bを乗り越えると、図9に示すように、撓んでいた支持杆24aの弾性復元力によって可動板22の第2開口部22cの縁部が係止爪24bに係合する。これにより、第1開口部21eに挿通された状態の引出しリード線122a(123a)の先端部が、可動板22の下面に設けられた押圧部22fとボックス本体2の底面2aとで挟持固定される。
このような構成によれば、可動板22をボックス本体2の底面2a側に回動させて第2開口部22cの縁部を係止爪24bに係合するだけで、引出しリード線122a(123a)を端子板13Bに確実に固定することができる。
なお、本実施形態では、この後、端子板13Bと引出しリード線122a(123a)との接触部分(すなわち、固定板21の左側端部21bと第1開口部21eとの間の接触部分)をはんだ等によって接続している。また、端子板13Aの他方の端部13bに外部出力線91(92)をはんだ等により接続している。
(実施形態3)
図11は、本発明の実施形態3に係る端子ボックス(ただし、外部出力線91,92接続前)を示しており、蓋体を設置する前の状態の平面図である。また、図12及び図13は、図11のE−E線断面図、図14及び図15は、図11のF−F線断面図である。
実施形態3に係る端子ボックス1は、太陽電池モジュール116の裏面(具体的にはバックフィルム125)に装着され、上面が開放されたボックス本体2と、上面を閉塞する蓋体3(図8に二点鎖線で示している。)とを備えている。
ボックス本体2の底面2aには、太陽電池モジュール116から引き出された正極リード線122の引出しリード線122a、及び負極リード線123の引出しリード線123aを内部に導入するための2つの開口部2bが設けられており、開口部2bを通じて内部に導入された引出しリード線122a,123aをそれぞれ接続する2つの端子板13Cと、これら各端子板13Cを固定する2つの端子板固定部14とを備えている。
端子板固定部14は、図14及び図15に示すように、ボックス本体2内の底面2aに設置された固定部台座14aと、この固定部台座14aから突設形成される一対の脚部14bと、対峙する脚部14bの対向面側の側面に形成された上下2段の係合溝部14c,14dとを備え、上段の係合溝部14c及び下段の係合溝部14dに端子板13Cの側縁部13cが順次係合する構成とされている。
端子板固定部14は樹脂等で一体形成(ボックス本体2と一体に形成、または別体で形成してボックス本体2に接着固定等)されており、端子板固定部14の脚部14bは、樹脂自体の有する弾性力によって弾性変形可能となっている。ただし、端子板固定部14は、非導電性の弾性を有する金属材料で形成されていてもよい。すなわち、端子板13Cの側縁部13cを端子板固定部14の脚部14bに対峙させ、その状態で端子板13C全体をボックス本体2の底面2a側に押し込むと、端子板13Cの側縁部13cが脚部14bの上部側面に形成されたテーパ面14eに沿って押し込まれ、この押し込み力によって脚部14bが外側方向(すなわち、互いに離れる方向)に撓み、端子板13Cの側縁部13cが脚部14bの上段の係合溝部14cに達すると、撓んでいた脚部14bの弾性復元力によって端子板13Cの側縁部13cが上段の係合溝部14cに係合するようになっている。
これにより、端子板13Cは、ボックス本体2の底面2aに対峙する姿勢で、かつ底面2aから離れた位置において、端子板13Cの側縁部13cが脚部14bの上段の係合溝部14cに係合して固定される。ここで、端子板固定部14の脚部14bの数は、2つに限定されるものではなく、3つ以上でも構わない。また、端子板固定部14は、固定部台座14aから突設されるものに限らず、固定部台座14aを介さずにボックス本体2の底面2aから直接脚部14bが突設されていても構わない。
このような構成において、端子板13Cには、一方の端部13a側に、ボックス本体2内に導入された引出しリード線122a(123a)を上方から挿通する挿通部である第1開口部13gが設けられている。また、第1開口部13gには、上方から挿通された引出しリード122a(123a)を端子板13Cの下面側(図12中、X1方向)にスムーズに案内するための案内板19が設けられている。この案内板19は、第1開口部13gを形成するために端子板13Cをコ字状に切り開いて折り曲げたときの折曲板をそのまま利用することができる。また、端子板13Cの下面には、引出しリード線122a(123a)をボックス本体2の底面2a側に押圧するための押圧部13hが設けられている。
上記構成の端子ボックス1において、引出しリード線122a(123a)の端子板13Cへの取付方法は次の通りである。
まず、端子板13Cの側縁部13cを端子板固定部14の脚部14bに対峙させ、その状態で端子板13C全体をボックス本体2の底面2a側に押し込んで、端子板13Cの側縁部13cを上段の係合溝部14cに係合させる(図12及び図14に示す状態)。
この状態において、次に、ボックス本体2内に導入された引出しリード線122a(123a)を、端子板13Cの第1開口部13gに上方から通してボックス本体2の底面2aに接触するまで挿通させる。
次に、この状態から、端子板13C全体をボックス本体2の底面2a側にさらに押し込むと、端子板13Cの側縁部13cが脚部14bの上段の係合溝部14cの底面に形成されたテーパ面14c1に沿って押し込まれ、この押し込み力によって脚部14bが外側方向(すなわち、互いに離れる方向)に撓み、端子板13Cの側縁部13cが脚部14bの下段の係合溝部14dに達すると、撓んでいた脚部14bの弾性復元力によって端子板13Cの側縁部13cが下段の係合溝部14dに係合する(図13及び図15に示す状態)。
これにより、第1開口部13gに挿通された状態の引出しリード線122a(123a)の先端部が、端子板13Cの下面に設けられた押圧部13hとボックス本体2の底面2aとで挟持固定される。
なお、本発明では、この後、端子板13Cと引出しリード線122a(123a)との接触部分(すなわち、端子板13Cの一方の端部13aと第1開口部13gとの間の接触部分)をはんだ等によって接続している。また、端子板13Cの他方の端部13bに外部出力線91(92)をはんだ等により接続している。
上記実施形態2,3では、端子板13Bを構成する可動板22、及び端子板13C自体が上下に回動または移動する構成となっている。一般的な太陽電池用の端子ボックスでは端子板間を接続するバイパスダイオードを備えている。この場合、バイパスダイオードは、可動による接続部分の断線を防止するため、端子板13B,13Cに一体化して配線接続部に負荷がかからないようにしておけばよい。または、端子板13B,13Cを固定してから(すなわち、引出しリード線122a(123a)を挟持固定した後で、バイパスダイオードを接続するようにすればよい。
なお、今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 端子ボックス
2 ボックス本体
2a 底面
2b 開口部
3 蓋体
13(13A〜13C) 端子板
13a 一方の端部
13b 他方の端部
13c 側縁部
13d 第1開口部
13e 第2開口部
13e1 右側縁部
13g 第1開口部
13h 押圧部
14 端子板固定部
14a 固定部台座
14b 脚部
14b1 テーパ面
14c 上段の係合溝部(上側係合部)
14d 下段の係合溝部(下側係合部)
14e テーパ面
15 案内板
16 回動板
16a 一端部
16b 他端部
17 押圧板
19 案内板
21 固定板
21a 右側端部
21b 左側端部
21c 側縁部
21e 第1開口部(第1係合部)
22 可動板
22a 右側端部
22b 左側端部
22c 第2開口部
22f 押圧部
24 第2係合部
24a 支持杆
24b 係合爪(係合突起部)
24c テーパ面
28 支持手段
91,92 外部出力線
111 透光性絶縁基板
115 太陽電池セル
116 太陽電池ストリング(薄膜太陽電池ストリング)
117 P型電極端子部
118 N型電極端子部
119 絶縁膜
120 正極集電部
121 負極集電部
122 正極リード線(リード線)
123 負極リード線(リード線)
122a,123a 引出しリード線(リード線)
124 封止絶縁フィルム
125 バックフィルム
124a,125a 貫通孔
131 第1開口部
132 第2開口部

Claims (10)

  1. 太陽電池モジュールの裏面側から引き出されたリード線を電気的に接続する端子板を備えた端子ボックスであって、
    前記端子板は、前記リード線を挿通して保持する挿通部と、保持された状態の前記リード線を固定する固定部とを備え、
    前記固定部は、前記リード線を前記端子ボックスの底面との間で挟持するように前記端子ボックスの底面側に移動自在に構成されていることを特徴とする端子ボックス。
  2. 請求項1に記載の端子ボックスであって、
    前記端子板は、ボックス本体の底面に立設された端子板固定部によって支持固定されており、
    前記挿通部は、前記端子板の一方の端部に設けられた第1開口部を備え、
    前記固定部は、前記挿通部と前記端子板固定部との間に形成された第2開口部と、前記第2開口部に一端部が回動自在に支持された回動板と、前記回動板に設けられた押圧部とを備え、
    前記回動板を前記第2開口部を通過させて前記ボックス本体の前記底面側に回動させることにより、前記第1開口部に挿通されて保持された状態の前記リード線を、前記押圧部と前記ボックス本体の前記底面とで挟持する構成とされていることを特徴とする端子ボックス。
  3. 請求項1に記載の端子ボックスであって、
    前記端子板は、ボックス本体の底面に立設された端子台固定部によって支持固定されており、
    前記挿通部は、前記端子板固定部を介して前記端子板の一方の端部に設けられた第1開口部を備え、
    前記固定部は、前記端子板固定部に対して上下回動自在に支持されており、前記端子板固定部を介して前記端子板の他方の端部側に設けられた押圧部及び第1係合部を備え、
    前記ボックス本体は、前記底面に立設された第2係合部を備え、
    前記固定部を前記ボックス本体の前記底面側に回動させて前記第1係合部を前記第2係合部に係合することにより、前記第1開口部に挿通されて保持された状態の前記リード線を、前記押圧部と前記ボックス本体の前記底面とで挟持する構成とされていることを特徴とする端子ボックス。
  4. 請求項3に記載の端子ボックスであって、
    前記第1係合部は、前記端子台固定部を介して前記端子板の他方の端部側に設けられた第2開口部であり、前記第2係合部は、前記第2開口部の縁部に係合する係合突起部を有する支持杆であることを特徴とする端子ボックス。
  5. 請求項1に記載の端子ボックスであって、
    前記端子板は、ボックス本体の底面に立設された端子板固定部によって上下動自在に支持固定されており、
    前記挿通部は、前記端子板の一方の端部に設けられた第1開口部を備え、
    前記固定部は、前記端子板固定部に係合される固定部側係合部を備え、
    前記端子板固定部は、前記固定部側係合部と係合する上側係合部及び下側係合部を備え、
    前記固定部側係合部を前記上側係合部に係合させた状態から、前記端子板を前記ボックス本体の前記底面側に移動させて前記下側係合部に係合させることにより、前記第1開口部に挿通されて保持された状態の前記リード線を、前記端子板と前記ボックス本体の前記底面とで挟持する構成とされていることを特徴とする端子ボックス。
  6. 請求項5に記載の端子ボックスであって、
    前記固定部側係合部は第2開口部であり、前記上側係合部及び下側係合部は、前記第2開口部の縁部に係合する係合溝部であることを特徴とする端子ボックス。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の端子ボックスを備えたことを特徴とする太陽電池モジュール。
  8. 太陽電池モジュールの裏面側から引き出されたリード線を前記太陽電池モジュールの裏面に取り付けられた端子ボックスの端子板に電気的に接続する端子ボックスへのリード線の取付方法であって、
    前記端子板は、ボックス本体の底面に立設された端子板固定部によって支持固定されており、前記リード線を挿通して保持する挿通部と、保持された状態の前記リード線を固定する固定部とを備え、前記挿通部は、前記端子板の一方の端部に設けられた第1開口部を備え、前記固定部は、前記挿通部と前記端子板固定部との間に形成された第2開口部と、前記第2開口部に一端部が回動自在に支持された押圧部とを備えた構成において、
    前記リード線を、前記第1開口部を通してボックス本体の底面まで挿通させる工程と、
    前記回動板を前記第2開口部を通過させて前記ボックス本体の前記底面側に回動させることにより、前記第1開口部に挿通された状態の前記リード線を、前記押圧部と前記ボックス本体の前記底面とで挟持する工程と、
    を含むことを特徴とする端子ボックスへのリード線の取付方法。
  9. 太陽電池モジュールの裏面側から引き出されたリード線を前記太陽電池モジュールの裏面に取り付けられた端子ボックスの端子板に電気的に接続する端子ボックスへのリード線の取付方法であって、
    前記端子板は、ボックス本体の底面に立設された端子板固定部によって支持固定されており、前記リード線を挿通して保持する挿通部と、保持された状態の前記リード線を固定する固定部とを備え、前記挿通部は、前記端子板固定部を介して前記端子板の一方の端部に設けられた第1開口部を備え、前記固定部は、前記端子板固定部に対して上下回動自在に支持されており、前記端子板固定部を介して前記端子板の他方の端部側に設けられた押圧部及び第1係合部を備え、前記ボックス本体は、前記底面に立設された第2係合部を備えた構成において、
    前記リード線を、前記第1開口部を通してボックス本体の底面まで挿通させる工程と、
    前記固定部を前記ボックス本体の前記底面側に回動させて前記第1係合部を前記第2係合部に係合することにより、前記第1開口部に挿通された状態の前記リード線を、前記押圧部と前記ボックス本体の前記底面とで挟持する工程と、
    を含むことを特徴とする端子ボックスへのリード線の取付方法。
  10. 太陽電池モジュールの裏面側から引き出されたリード線を前記太陽電池モジュールの裏面に取り付けられた端子ボックスの端子板に電気的に接続する端子ボックスへのリード線の取付方法であって、
    前記端子板は、ボックス本体の底面に立設された端子板固定部によって上下動自在に支持固定されており、前記リード線を挿通して保持する挿通部と、保持された状態の前記リード線を固定する固定部とを備え、前記挿通部は、前記端子板の一方の端部に設けられた第1開口部を備え、前記固定部は、前記端子板固定部に係合される固定部側係合部を備え、前記端子板固定部は、前記固定部側係合部と係合する上側係合部及び下側係合部を備えた構成において、
    前記リード線を、前記第1開口部を通してボックス本体の底面まで挿通させる工程と、
    前記固定側係合部を前記上側係合部に係合させた状態から、前記端子板を前記ボックス本体の前記底面側に移動させて前記下側係合部に係合させることにより、前記第1開口部に挿通された状態の前記リード線を、前記端子板と前記ボックス本体の前記底面とで挟持する工程と、
    を含むことを特徴とする端子ボックスへのリード線の取付方法。
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