JP2013137724A - 電力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した電力供給が行なわれない状況に適切に対応し、画像形成装置等の起動時の消費電力を低減することができる電力制御装置を提供する。
【解決手段】ヒータランプ258を備える画像形成装置に装備され、外部電力を用いてヒータランプを駆動する電力制御装置であって、外部電力の需給状況に関する情報を取得する通信部168と、第1モード又は第1モードよりも電力消費量が大きい第2モードでヒータランプを駆動する制御部160とを備え、制御部160は、画像形成装置の起動直後に第1モードでヒータランプを駆動し、起動中において、取得した情報を用いて電力需給状況を判定した結果にしたがって、ヒータランプを、第1モードで駆動する処理と第2モードで駆動する処理とを選択的に実行する。これにより、安定した電力供給が行なわれない状況に適切に対応し、画像形成装置の起動時の消費電力を低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、高温駆動部等の電力消費量が比較的大きい構成部分を備える画像形成装置等の電力制御装置に関し、特に、安定した電力供給が行なわれない場合に、画像形成装置等の起動時の電力消費を低減することができる電力制御装置に関する。
電子機器である画像処理装置の1種として、多くの事業所(会社、事務所等)に、記録紙に画像を形成する画像形成装置(代表的にはコピー機)が導入されている。このような事業所において、プリンタ機能又はコピー機能等を備えた画像形成装置をネットワークに接続し、これらを複数のユーザで共用するケースが多くなっている。このような画像形成装置の1種である複合機(MFP(MultiFunction Peripheral))は、コピーモード、ファクシミリモード(以下、ファクシミリをFAXともいう)、ネットワーク対応のプリンタモード、及びスキャナモードのように、複数の動作モードを備える。
画像形成装置では、記録紙上に画像を形成する場合、記録紙上に転写されたトナーを定着させるために、定着部(具体的にはヒートローラ)によって加圧及び加熱する。画像形成装置の電源投入後早く画像形成を可能にするためには、低温になっている定着部を、電源投入後速やかに加熱して、所定の温度にすることが必要になる。そのために、定着部の温度に関して種々の制御が行なわれている。例えば、下記特許文献1には、ウォームアップ時に定着温度をPID制御するときに使用される制御係数を、供給される商用電源の電圧に応じて切換える画像形成装置が開示されている。
一方、近年、事業所においては、1人1台のパーソナルコンピュータ(以下、PCともいう)の使用、及び複数台の複合機を含む多数の電子機器の設置による電力使用量の増加が懸念されてきた。これに対しては、省エネルギーの要求を受けて、複合機を含めて個々の電子機器のスペック向上等により電力消費量が抑制されている。
従来の画像形成装置は基本的に安定した電力が供給されることを前提に設計されている。ノートPC、携帯端末等のバッテリーを備えた装置のようにバッテリー残量が少なくなった場合、又は、停電が発生する時間帯に近づいた場合等への配慮は、画像形成装置においては特段考える必要はなかったし、実際に配慮されても来なかった。
特開2006−195294号公報
昨今の電力供給事情に鑑みると、これまでの「安定した電力供給が行なわれる(保証される)」という前提は崩れ、電力供給量の減少、さらには電力供給停止(停電)に至る可能性が無視できなくなっている。公的な電力使用制限(例えば計画停電)が実施されるようにもなってきている。
画像形成装置の起動時には、電源投入後早く画像形成を可能にするために、定着部を所定の温度まで急速に加熱するので、大量の電力が消費される。この起動時に安定した電力が供給されていない可能性があり、画像形成装置において通常通り定着部の急速加熱を行なうと、支障が生じる可能性がある。例えば、同一地域又は同一ビル内に設置され、同一の電力会社から電力供給を受けている複数の画像形成装置の起動時間が重なると、電力供給停止(停電)が発生する可能性がある。起動時に多くの電力を消費する構成部分を備える装置は、画像形成装置に限らないので、電力供給停止(停電)等の支障が発生する可能性はより高くなる。
しかし、特許文献1に開示された技術では、電力供給量の減少、さらには電力供給停止(停電)に至る可能性がある場合に適切に対応することはできない。特許文献1に開示されている技術は、供給される商用電力の電圧変動に対応することはできるが、あくまで安定した電力供給が前提になっている。
したがって、本発明は、電力供給量の低下等、安定した電力供給が行なわれない場合に、高温駆動部等の電力消費量が比較的大きい構成部分を備える画像形成装置等の装置の起動時の電力消費を低減することができる電力制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、下記によって達成することができる。
即ち、本発明に係る電力制御装置は、電力を消費する負荷部を備える装置に装備され、外部から供給される外部電力を用いて負荷部を駆動する電力制御装置であって、外部電力の需給状況に関する情報を取得する情報取得部と、第1モードと第1モードよりも負荷部の電力消費量が大きい第2モードとの何れかのモードで負荷部を駆動する制御部と、情報取得部によって取得された情報を用いて、電力需給状況を判定する判定部とを備え、制御部は、負荷部を有する装置の起動開始直後に、第1モードで負荷部を駆動し、負荷部を有する装置の起動中において、判定部による電力需給状況の判定結果にしたがって、第1モードで負荷部を駆動する処理と、第2モードで負荷部を駆動する処理とを選択的に実行する。
好ましくは、第2モードは、第3モードと第3モードよりも負荷部の電力消費量が大きい第4モードとに区分され、制御部は、負荷部を有する装置の起動中において、判定部による電力需給状況の判定結果にしたがって、第1モードで負荷部を駆動する処理と、第3モードで負荷部を駆動する処理と、第4モードで負荷部を駆動する処理とを選択的に実行する。
より好ましくは、負荷部を有する装置は、電力を消費するユニットをさらに備え、制御部は、負荷部を有する装置の起動開始直後に、ユニットに電力を供給せずに第1モードで負荷部を駆動し、負荷部を有する装置の起動中において、判定部による電力需給状況の判定結果にしたがって、ユニットに電力を供給せずに第1モードで負荷部を駆動する処理と、ユニットに電力を供給し且つ第2モードで負荷部を駆動する処理とを選択的に実行する。
さらに好ましくは、負荷部を備える装置は、画像形成装置であり、負荷部は、記録紙上に画像を形成するための定着ユニットである。
好ましくは、定着ユニットは、記録紙上にトナーを熱圧着する熱圧着部と、熱圧着部を加熱する加熱部とを備え、第1モード及び第2モードでの負荷部の駆動は、加熱部への通電であり、第2モードで負荷部を駆動するときの熱圧着部の温度上昇速度は、第1モードで負荷部を駆動するときの熱圧着部の温度上昇速度よりも大きい。
本発明によれば、電力需給状況が悪く安定した電力供給が行なわれない状況に適切に対応して、電力消費量が大きい負荷部を備えた画像形成装置等の起動時の消費電力を低減することができる。
起動直後には、電力需給状況が悪いことを想定して、負荷部の電力消費量が比較的小さくなる第1モードで負荷部を起動した後、電力需給状況が悪くないことが判明した場合、電力消費量がより大きい第2モードで負荷部を起動するので、速やかに装置を利用可能な状態にすることができる。即ち、ユーザの使い勝手を極力落とさないように、速やかに装置を起動することができる。
第2モードを複数のモードに区分することによって、電力需給状況の変化により適切に対応して、負荷部の駆動を制御することができる。
起動直後には、負荷部以外のユニットへの電力供給を停止することによって、負荷部を優先的に駆動することができる。
電力会社等が提供している情報をインターネットから取得することによって、電力需給状況の判定を正確且つ効率的に行なうことができるので、電力需給状況の変化により適切に対応することができる。
本発明の実施の形態に係る電力制御装置の構成を示す図である。 図1の電力制御装置において実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 トライアックの制御信号の例を示すグラフである。 トライアックの制御信号(デューティ100%)の例を示すグラフである。 図3に対応するヒートローラの温度変化を示すグラフである。 図4に対応するヒートローラの温度変化を示すグラフである。 当日の電力需給情報の例を示す図である。 翌日の電力需給情報の例を示す図である。 短時間周期で提供される電力需給情報の例を示す図である。 トライアックの制御信号の例を示すグラフである。 図10に対応するヒートローラの温度変化を示すグラフである。 画像形成装置の状態に応じたヒートローラの温度制御を示すグラフである。 図1の電力制御装置において実行される、図2と異なるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
また、以下では、装置の起動時に、外部電力の需給状況に応じて装置内の負荷部の消費電力を制御する例として、画像形成装置の定着部、特にヒータユニットの温度制御について説明する。
図1を参照して、画像形成装置に装備された本発明の実施の形態に係る電力制御装置250は、制御部160及び通信部168、並びに、トライアック252、コンデンサ254及び抵抗256を備えて構成されている。トライアック252は、ヒートローラ71を加熱するためのヒータランプ258への通電を制御する。具体的には、トライアック252は、その制御用の端子であるゲート端子262に入力される、制御部160からの制御信号Sのレベルに応じてオン/オフする。これによって、メインスイッチ202がオンされ、外部電源(商用電源)200からヒータランプ258に供給される電流がオン/オフ制御される。トライアック(TRIAC)は、公知の半導体素子である。トライアックは、相補的な2個のサイリスタが逆並列に接続された素子であり、双方向サイリスタとも呼ばれる。ゲート端子262に印加する電圧レベルに応じて、双方向に電流を流すことができ、交流電流用のスイッチとして使用できる。トライアック252に並列に接続されているコンデンサ254及び抵抗256は、トライアック252のオン/オフによって発生するサージ電圧を吸収するためのアブソーバである。
制御部160は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部160は、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)(図示せず)と、揮発性の記憶装置であるRAM(Random Access Memory)(図示せず)とを使用して、画像形成装置が備える各部を制御する。ROMには、画像形成装置の動作を制御するのに必要なプログラム及びデータが記憶されている。制御部160は、ROMからプログラムをRAM上に読出して、RAMの一部を作業領域としてプログラムを実行する。即ち、制御部160は、ROMに格納されているプログラムにしたがって画像形成装置を構成する各部の制御を行ない、画像形成装置の各機能を実現する。
画像形成装置は、画像データを記憶するための不揮発性記憶装置として、ハードディスクドライブ(以下、HDDという)(図示せず)を備えている。また、画像形成装置は、タイマ(図示せず)を備えている。タイマは、制御部160からの要求を受けて、制御部160に現在時刻を提供する。
画像形成装置の起動時において、電力制御装置250の制御対象であるヒータランプ258は、定着ユニット7に配置されている。定着ユニット7は加圧ローラ(図示せず)を備えている。画像形成装置の通常動作において、記録紙に画像を形成する場合、ヒートローラ71及び加圧ローラは、画像形成装置の内部を搬送されてくる記録紙を挟んで回転する。ヒートローラ71は、例えば外部加熱ベルト(図示せず)によって外部から加熱される。外部加熱ベルトは、ヒータランプ258によって加熱される。このとき、ヒートローラ71は、制御部160によって、温度検出器260からの信号に基づいて、所定の定着温度に設定される。即ち、外部加熱ベルトを加熱するためのヒータランプ258への通電が制御される。温度検出器260は、例えばサーミスタであり、ヒートローラ71の温度を検出し、それに応じた信号を出力する。ヒートローラ71は、加圧ローラとともにトナーを記録紙に熱圧着することにより、記録紙に転写された多色トナー像を溶融、混合、及び圧接し、記録紙に対して熱定着させる。これによって、記録紙に画像が形成される。
高速複写機の場合、単位時間当たりのコピー枚数が多いため、記録紙に対して熱の供給が不足となりがちである。これに対しては、ヒートローラ71をある程度の熱を保持できる構造とし、記録紙への熱伝達によって失われた熱を逐次ヒータランプ258により補充することで解決している。つまり、ヒートローラ71にある程度の熱を保持できなければコピーができないことから、画像形成装置の起動時には、できる限り早くヒートローラ71に熱を貯めるためヒータランプ258を効率よく駆動させる必要がある。
図1には、定着ユニット7の構成要素として、電力制御装置250の制御対象であるヒータランプ258、ヒータランプ258によって(外部加熱ベルトを介して)加熱されるヒートローラ71、及び、ヒートローラ71の温度を検出する温度検出器260のみを示している。
また、図1には、電力供給部174の回路例を示している。電力供給部174は、外部から画像形成装置に供給される電力を、電力供給ラインを介して各部に供給する。電力供給部174は、電圧変換部206、整流器220、222、224、平滑コンデンサ230、232、234、安定化電源240、242を備えている。電圧変換部206は、1次側コイル208、及び2次側コイル210、202、214を備えている。メインスイッチ202がオンされると、フューズ204を介して1次側コイル208に、外部電源200から交流電圧が印加される。電圧変換部206は、1次側コイル208に印加される交流電圧を電磁誘導によって変換して、2次側コイル210、212、214のそれぞれに、所定の交流電圧を発生させる。整流器220、222、224は、例えばダイオードブリッジで構成される全波整流器である。整流器220、222、224及び平滑コンデンサ230、232、234によって、2次側コイルに発生した交流電圧は、直流電圧に変換(AC−DC変換)される。安定化電源240、242は、変換された直流電圧から安定な直流電圧を生成して、画像形成装置を構成する各部に供給する。例えば、安定化電源240は、画像形成装置における制御系統で使用される制御電源電圧V1を出力する。安定化電源242は、タッチパネルディスプレイ132等の表示系統で使用される表示電源電圧V2を出力する。整流器224及び平滑コンデンサ234によって生成される直流電源電圧は、画像形成装置に装備されたモータ及び高圧トランス等に供給されるパワー電源電圧VHとして出力される。
以下、図2を参照して、画像形成装置の起動時に、制御部160が実行する、電力需給状況に応じて定着ユニット7のヒータランプ258の通電を制御するプログラムの制御構造について説明する。図2のプログラムは、画像形成装置の電源がオンされた直後から実行される。制御部160は、図2のプログラムが終了した後、ユーザによる操作部の操作を受付ける処理、受付けた指示(ジョブの実行を含む)を実行する処理、所定時間操作されなかった場合に省電力状態(以下、省電力モードともいう)に移行する処理等を実行する。
画像形成装置の電源がオンされた場合、ステップ400において、制御部160は、ウォームアップ動作として、ヒータランプ258に通電してヒートローラ71の加熱を開始するために、初期パラメータを決定する。具体的には、制御部160は、HDDの所定領域に記憶された初期パラメータを、RAMの所定領域に読出す。
ここで、初期パラメータは、トライアック252のゲート端子262に印加される制御信号のデューティ(単位時間当たりのオン時間の割合)である。トライアック252のゲート端子262には、制御部160から制御信号Sが、例えば、図3に示すようにパルス状に供給される。図3の縦軸は、制御信号Sの電圧である。制御信号Sがハイレベルである期間がTon(秒)、周期がT(秒)であるので、デューティは、100×Ton/T(%)である。
ゲート端子262にハイレベルの電圧が印加されている間、トライアック252がオンし、ヒータランプ258に交流電流が流れる。ゲート端子262にローレベルの電圧が印加されている間、トライアック252がオフし、ヒータランプ258には電流が流れない。初期パラメータ(デューティ)の値は、外部からの電力供給が逼迫している可能性があることを配慮して、低めの値に設定されることが好ましい。初期パラメータの値は、例えば70%に設定される。
なお、デューティ100%であれば、図4に示すように、制御部160から連続してハイレベルの制御信号Sが出力される。図4においては、時刻t2までデューティ100%であり、時刻t2の後はデューティ0%である。
ステップ402において、制御部160は、初期パラメータの値にしたがってヒートローラ71を加熱するためのヒータランプ258の駆動を開始する。具体的には、制御部160は、ステップ400でRAMに読出した初期パラメータの値をデューティとする制御信号Sを出力し、トライアック252のオン/オフを制御する。また、制御部160は、タイマから現在時刻を取得して、RAMの所定領域に時刻情報として記憶する。
トライアック252のゲート端子262に図3の制御電圧Sを印加し、温度検出器260によってヒートローラ71の温度を測定すると、ヒートローラ71の温度は、例えば、図5に示すグラフのように、略一定の傾きα(温度上昇速度)で増大する。温度上昇速度は、ヒータランプ258の通電時間(発熱時間)、即ちトライアック252のオン時間に依存する。トライアック252のゲート端子262に印加する制御信号Sのデューティが大きければ、ヒートローラ71の温度上昇速度は大きくなり、ヒートローラ71は早く目標温度(画像形成に適した温度)に到達する。逆に、トライアック252のゲート端子262に印加する制御信号Sのデューティが小さければ、ヒートローラ71の温度上昇速度は小さく、ヒートローラ71が目標温度に到達するまでに時間がかかる。図5では、時刻t1でヒートローラ71が目標温度に到達したので、図3に示すように時刻t1以降は制御信号Sの電圧が0になり、これによって、ヒートローラ71の温度は一定になっている。
図4のようにデューティが100%であれば、図6に示すように、ヒートローラ71の温度上昇速度(傾きβ)はより大きくなり(β>α)、目標温度に到達するまでの時間はより短くなる(t2<t1)。
制御信号Sの周期Tは、例えば1秒である。周期Tが1秒である場合、デューティ70%であれば、オン期間Tonが0.7秒、オフ期間(T−Ton)が0.3秒である。
なお、制御信号Sのオン/オフ周期は、ヒートローラ71の蓄熱量等を考慮して適宜決定すればよい。ヒートローラ71は熱を蓄熱するので、その蓄熱量が高ければ、ヒートローラ71の温度はトライアック252のオン/オフの周期(ヒータランプ258の発熱周期)の影響を受けにくく、安定する。即ち、ヒートローラ71のオフ時間が比較的長くても(オン/オフ周期が長くても)、ヒートローラ71の温度が低下しにくい。ヒートローラ71の蓄熱量が高いことは、ヒートローラ71の温度が上がりにくいことを意味するので、ヒートローラ71を速やかに目標温度に到達させ、速やかに画像形成装置を使用可能な状態にするためには、ヒートローラ71の蓄熱量が高過ぎることは好ましくない。また、ヒートローラ71に蓄えられた熱は、記録紙への画像形成時に記録紙によって奪われる。したがって、連続して画像形成する記録紙の枚数、ヒータランプ258によって補熱すべき量(ヒータランプ258の発熱によって、ヒートローラ71から奪われる熱を補充する量)等をも考慮して、ヒートローラ71の蓄熱量が決定される。
ステップ404において、制御部160は、タイマから現在時刻を取得して、RAMの所定領域に記憶されている時刻情報と比較し、所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間は、予めHDDに記憶されており、例えば5秒である。所定時間が経過したと判定された場合、制御はステップ406に移行する。そうでなければ、ステップ404が繰返される。
ステップ406において、制御部160は、通信部168を制御し、ネットワーク190を介して、外部電源200の電力需給情報を取得し、RAM又はHDDの所定領域に記憶する。電力需給情報は、電力会社等から提供される電力供給に関する公知の情報である。
電力需給情報を取得する方法には、例えば、電力会社のホームページ(Webページともいう)にアクセスして取得する方法、電力会社からの電子メール配信を受信する方法、専用のアプリケーションを使用して取得する方法等がある。取得可能な電力需給情報には、例えば、ピーク時供給力(万kW)及びその時間帯、予想最大電力(万kW)及びその時間帯、使用率(%)(使用率=予想最大電力/ピーク時供給力)がある。さらに、所定時間間隔で(例えば1時間毎)、当日の実績(万kW)及び前日の実績(万kW)が提供される場合もある。また、より短い周期(例えば3分間隔)で、瞬間値(万kW)が提供される場合もある。なお、画像形成装置を制御するために使用する電力需給情報を得るためには、画像形成装置の設置場所に電力を供給している電力会社が提供する情報を取得する必要がある。
図7に、電力会社のホームページからダウンロードされるデータの一例を示す。図7は、2011年XX月XX日のデータである。これは、CSVファイル(カンマで区切ってデータを並べたファイル)として提供されたデータを、表計算ソフトで表示した状態を示す。このデータには、予想最大電力2360万kW、その時間帯14:00〜15:00、ピーク時供給力2600万kW、その時間帯13:00〜17:00、使用率91%の情報が含まれている。図7には、1時間毎の当日の実績値及び前日の実績値も含まれている。また、翌日の電力需給情報は、例えば図8のような形式で提供される。また、当日の短時間周期の実績値は、図9のような形式で提供される。図9には、3分間毎のデータが瞬間値として示されている。図7〜図9に示したデータは、1つのファイルとして、又は、それぞれ別ファイルとして提供され得る。
専用のアプリケーションを使用して取得する方法には、例えば、インターネットサービスプロバイダが提供しているAPI(Application Program Interface)を使用する方法がある。例えば、ヤフー株式会社が提供しているAPIを使用するには、要求するデータの種類を指定するパラメータを付したURI(Uniform Resource Identifier)をブラウザに入力すれば、該当するウェブサーバから、要求したデータが所定のファイル形式で返信され、ブラウザによって表示される(http://developer.yahoo.co.jp/webapi/shinsai/setsuden/v1/latestpowerusage.html参照)。例えば、XMLファイル形式で、地域(Area)、電力使用量(Usage)、最大供給量(Capacity)、集計対象日(Date)、集計対象時(Hour)、集計対象分(Min)等の情報が得られる。なお、これら以外の方法によって、電力需給情報を取得してもよい。
ステップ408において、制御部160は、RAM又はHDDに記憶されている電力需給状況を表すデータを読出し、ステップ406で取得した電力需給情報から得られた電力需給状況を表すデータと比較して、電力需給状況が変化したか否かを判定する。「電力需給状況」とは、安定して電力が供給される程度(逆に、安定して電力が供給されない程度ともいえる)を意味する。電力需給状況は、現状の状況に限らず、未来の予測された状況を含んでいてもよい。例えば、悪い電力需給状況とは、電力需要に対して余裕を持って電力が供給されていない状況にある場合に限らず、電力需要に対して余裕を持って電力が供給されない状態に、所定時間内になることが予想されている場合をも含んでいてもよい。
ここでは、電力需給状況を表すデータとして、上記の「使用率」を用いる。即ち、制御部160は、読出した使用率(以前の使用率)と最新の使用率との差が、所定値以下であるか否かによって、電力需給条が変化したか否かを判定する。所定値は例えば2%である。制御部160は、使用率の差が所定値(2%)以下であれば、電力需給状況が変化したと判定し、制御はステップ410に移行する。そうでなければ、制御はステップ420に移行する。なお、所定値は適宜設定すればよい。
ステップ408が最初に実行される場合、電力需給状況が変化したと判定されるように、予めRAM又はHDDには、電力需給状況を表すデータの初期値として、例えば0(%)を記憶しておく。電力需給状況を表すデータの初期値は、負の値、又は100(%)よりも十分大きい値等を記憶しておいてもよい。
通常、電力会社から提供される電力需給情報のファイル中で使用される用語は固定されている。したがって、取得した電力需給情報から特定のデータ(電力需給状況を表すデータ又はそれを算出するためのデータ)を取得するには、該当する用語でファイル内を検索すればよい。例えば、図7において、「使用率」を取得するには、ファイルを表計算ソフトに読込み、「使用率」をキーワードとしてテキスト検索し、検索されたセルの直下のセルの値を取得すれば、91(%)が得られる。ピーク時供給力、ピーク時供給力の時間帯、予想最大電力、予想最大電力の時間帯等についても、同様にして取得することができる。ステップ406で取得した情報の中に、予想最大電力の値及びピーク時供給力の値は含まれているが、使用率の値が含まれていなければ、予想最大電力の値をピーク時供給力の値で除して使用率を算出すればよい。
ステップ410において、制御部160は、電力需給状況を表すデータ(使用率)をRAM又はHDDに記憶する。その後、制御はステップ412に移行する。なお、ステップ406及び408は繰返し実行されるので、判定に使用される前回の電力需給状況を表すデータが記憶されていればよく、電力需給状況を表すデータは、上書きされてもよい。なお、ステップ408で、電力需給状況が変化したと判定されなかった場合、ステップ410は実行されないので、ステップ406で取得した電力需給状況を表すデータは破棄される。
ステップ412において、制御部160は、電力需給状況を表すデータ、即ち使用率が90%以上であるか否かを判定する。90%以上であると判定された場合、制御はステップ420に移行する。そうでなければ、制御はステップ414に移行する。
使用率は、予想最大電力/ピーク時供給力であるので、電力需給状況の悪さを表す。使用率が90%以上である場合、消費電力の予想最大電力がピーク時供給力にかなり近づき、電力の余裕が10%未満しかないことを意味する。
ステップ414において、制御部160は、使用率が80%以上であるか否かを判定する。ここで判定の対象となる使用率は、ステップ414での判定の結果、90%未満である。使用率が80%以上であると判定された場合、制御はステップ416に移行する。そうでなければ、制御はステップ418に移行する。
ステップ416において、制御部160は、トライアック252の制御信号Sのデューティを85%に変更し、変更後のデューティで制御信号Sを出力する。使用率が90%未満80%以上である場合、電力の余裕が10%以上20%未満であり、十分余裕があるとはいえないが、逼迫している状況ではない。したがって、トライアック252を制御するための制御信号Sのデューティを、電力が逼迫している状況に対する値(初期パラメータの値、即ち70%)よりも大きく、十分余裕がある状況に対する値(例えば100%)よりも小さい値である85%にする。このときのヒートローラ71の温度上昇速度は、図5の傾きαよりも大きく、図6の傾きβよりも小さい。
ステップ418において、制御部160は、トライアック252の制御信号Sのデューティを100%に変更し、変更後のデューティで制御信号Sを出力する。使用率が80%未満である場合、供給可能な電力の余裕が20%以上であり、十分な電力の余裕がある状況である。したがって、トライアック252の制御信号Sのデューティを最大である100%にする。
ステップ420において、制御部160は、温度検出器260によってヒートローラ71の温度を測定し、測定温度が目標温度に到達したか否かを判定する。目標温度に到達したと判定された場合、制御はステップ422に移行する。そうでなければ、制御はステップ404に戻る。制御がステップ404に戻る前に、制御部160は、タイマ176から現在時刻を取得して、ステップ402においてRAMに記憶した時刻情報に上書きする。これによって、ヒートローラ71の温度が目標温度になるまで、ステップ404〜420が繰返される。
例えば、初期パラメータの値70%を用いてデューティ70%の制御信号Sでトライアック252のオン/オフ制御を開始し、その後、時刻t3で電力需給状況が変化して、十分に電力の余裕がある状況になり、デューティ100%の制御信号Sでトライアック252のオン/オフ制御が行なわれる場合、制御信号Sは図10に示すようになる。これによって、ヒートローラ71の温度変化は、図11に示すようになる。図11では、時刻t4でヒートローラ71の温度が目標温度に到達したので、図10に示す制御信号Sのデューティは0%になっている。これによって、時刻t4以降、ヒートローラ71の温度は一定になっている。
ステップ422において、制御部160は、トライアック252への制御信号Sの出力を停止して、起動時のヒータランプ258の駆動を停止する。その後、本プログラムは終了する。
その後、通常のヒートローラ71の温度制御に応じて、ヒータランプ258のオン/オフ制御、即ちトライアック252のオン/オフ制御が行なわれる。起動が完了した後、ヒートローラ71の温度は、例えば図12に示すように制御される。即ち、ヒートローラ71が目標温度になった後は、ヒートローラ71の熱放出による温度低下を回復するために加熱(トライアック252を制御して、ヒータランプ258を駆動)するため、ヒートローラ71の温度は若干変動する。印刷中には記録紙にヒートローラ71から熱が伝わり、待機中よりもヒートローラ71から奪われる熱量が大きいので、印刷中には、待機中よりもヒータランプ258の発熱率を大きくする。
以上によって、画像形成装置は、電力需給状況が悪いことを想定して、電力消費量が比較的小さくなるように、トライアック252の制御信号Sのデューティが小さい状態で起動を開始した後に、電力需給状況が悪くないことが判明した場合、トライアック252の制御信号Sのデューティを大きくして、ヒートローラ71を速やかに目標温度にすることができる。また、一旦、トライアック252の制御信号Sのデューティを大きくして、ヒートローラ71の温度上昇速度を大きくした後、電力需給状況が悪化したことが判明した場合、トライアック252の制御信号Sのデューティをより小さくすることによって、ヒートローラ71の加熱のための消費電力を低減することができる。したがって、電力需給状況に応じて消費電力を抑制しながら、ユーザの使い勝手を極力落とさないように、画像形成装置を速やかに起動することができる。
なお、初期パラメータの値(デューティ)は、上記した70%以外の値であってもよい。また、電力需給状況が悪くない場合、ステップ416で設定されるデューティは、85%以外の値であってもよく、ステップ418で設定されるデューティは、100%以外の値であってもよい。
上記では、電力需給状況を判定に用いる使用率のしきい値として、90%及び80%の2つの値を使用したが、これ以外の値を用いてもよい。また、1つ又は3つ以上のしきい値を用いてもよい。
上記では、電力需給状況を表すデータとして、使用率を用いる場合を説明したが、これに限定されない。電力需給状況が悪くなる時刻の情報をも考慮して、デューティを変化させてもよい。例えば、取得した電力需給情報に含まれる使用率が90%以上であっても、現在時刻が予想最大電力の時間帯(図7では14:00〜15:00)に含まれない場合には、電力需給状況は悪くないと判定して、デューティを、初期パラメータの値(70%)よりも大きい値(85%又は100%等)に変更してもよい。さらには、使用率が90%以上であっても、現在時刻が予想最大電力の時間帯の開始時刻(図7では14:00)よりも所定時間以上前である場合には、電力需給状況は悪くない判定して、デューティを、同様に初期パラメータの値よりも大きい値に変更してもよい。所定時間は、電力需給情報を取得するタイミングを考慮して適宜設定すればよい。
また、使用率以外の値を用いて電力需給状況を判定してもよい。例えば、使用率を使用せず、予想最大電力の時間帯情報のみを用いて、上記と同様の判定処理を行なってもよい。例えば、ステップ408において、制御部160は、現在時刻が予想最大電力の時間帯に含まれるが否かを判定してもよい。その場合、現在時刻が予想最大電力の時間帯に含まれると判定された場合、デューティを変更せずに、初期パラメータの値を維持する。現在時刻が予想最大電力の時間帯に含まれないと判定された場合、デューティを、初期パラメータの値よりも大きい値に変更する。
また、図9のように当日の短時間周期の実績値を取得することができる場合、起動開始時刻の直近の瞬間値をピーク時供給力で除して得られる値(%)を、使用率の代わりに用いてもよい。
上記では、電力需給情報を画像形成装置が取得して、電力需給状況が悪いか否かを判定したが、プリントサーバが電力需給情報を取得して判定してもよい。電力需給状況が悪いと判定された場合、プリントサーバ180から画像形成装置に所定の信号を送信し、それにしたがって画像形成装置が、トライアック252をオン/オフ制御するための制御信号Sのデューティを変更し、ヒータランプ258のオン/オフを制御する。さらに、プリントサーバ180がデューティを決定して、画像形成装置に送信してもよい。画像形成装置は、受信したデューティで制御信号Sを出力し、ヒータランプ258のオン/オフを制御する。
また、電力需給情報は、画像形成装置又はプリントサーバが定期的に取得しても、電力需給状況が変化したときに外部から画像形成装置又はプリントサーバに送信されてもよい。
上記では、ヒータランプ258の発熱量を、ヒータランプ258に直列接続されたトライアック252のオン/オフ制御によって行なう場合を説明したが、これに限定されない。トライアック252以外の、交流用スイッチを使用してもよい。また、商用の交流電圧を直流電圧に変換して、ヒータランプ258に供給する場合には、トライアック252の代わりに直流用スイッチ(サイリスタ等)を使用してもよい。また、トライアック252の代わりに、インバータ等の電源を使用して、ヒータランプ258に印加する電圧を制御してもよい。
上記ではヒートローラ71を加熱するためのヒータランプ258の通電をオン/オフ制御する場合を説明したが、これに限定されない。例えば、電磁誘導を利用したIHヒータ等の電圧又は電流で制御する加熱装置を用いて、ヒートローラ71の温度を制御してもよい。
上記では、外部加熱ベルトを使用してヒータランプ258の熱をヒートローラ71に伝達する構成を説明したが、これに限定されない。外部加熱ベルトを使用せずに、ヒータランプ258等の加熱装置で、直接ヒートローラ71を加熱する構成であってもよい。その場合にも、ヒートローラ71を加熱するための加熱装置に供給する電力を上記と同様に制御すればよい。
上記では、画像形成装置の構成要素のうち、定着ユニット7のヒートローラ71を加熱するためのヒータランプ258のみを制御対象としたが、これに限定されない。例えば、ヒートローラ71の蓄熱量が大きい場合、起動時にヒートローラ71の加熱を優先するために、その他の構成要素への電力供給を停止した状態で、ヒータランプ258に通電してもよい。例えば、図13に示したような制御プログラムであってもよい。図13は、図2と異なり、図2のステップ402、ステップ416及びステップ418が、それぞれステップ500、ステップ502、及びステップ504に変更されている。図2と同じ符号を付したステップは図2と同じであるので、それらのステップの説明は繰返さない。
ステップ500において、制御部160は、電力供給部174を停止した状態で、ステップ402と同様にヒータランプ258の駆動を開始する。したがって、図1に示した制御電源電圧V1、表示電源電圧V2、及びパワー電源電圧VHは、何れも供給されない。
ステップ502において、制御部160は、ステップ416と同様に、トライアック252を制御するための制御信号Sのデューティを85%に変更し、電力供給部174を作動させて、制御電源電圧V1の供給、及び、表示電源電圧V2の供給を開始する。
ステップ504において、制御部160は、ステップ418と同様に、トライアック252を制御するための制御信号Sのデューティを100%に変更し、電力供給部174を作動させて、制御電源電圧V1の供給、表示電源電圧V2の供給、及び、パワー電源電圧VHの供給を開始する。
なお、電力供給部174からの制御電源電圧V1、表示電源電圧V2、及びパワー電源電圧VHの供給を個別に制御するには、制御部160からの制御信号によってオン/オフ制御されるスイッチを、各々の回路に設ければよい。
このように、電力需給状況に応じて、本来の制御対象である第1群の構成要素(定着ユニット)への電力供給の制御に加えて、それ以外の第2群の構成要素(制御系統、表示系統、モータ、高圧トランス等)への電力供給を制御してもよい。その場合、電力需給状況の改善に応じて、第2群の構成要素のうち電力供給する構成要素の数を順次増加させる。逆に、電力需給状況の悪化に応じて、第2群の構成要素のうち電力供給する構成要素の数を順次減少させる。このとき、各構成要素の電力消費量を考慮して、起動時の全体の電力消費量が少なくなるように、電力供給する順序を決定することが好ましい。
以上、実施の形態を説明することにより本発明を説明したが、上記した実施の形態は例示であって、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々変更して実施することができる。
7 定着ユニット
71 ヒートローラ
160 制御部
168 通信部
174 電力供給部
190 ネットワーク
200 外部電源
206 電圧変換部
220、222、224 整流器
240、242 安定化電源
250 電力制御装置
252 トライアック
258 ヒータランプ
260 温度検出器

Claims (5)

  1. 電力を消費する負荷部を備える装置に装備され、外部から供給される外部電力を用いて前記負荷部を駆動する電力制御装置であって、
    前記外部電力の需給状況に関する情報を取得する情報取得手段と、
    第1モードと前記第1モードよりも前記負荷部の電力消費量が大きい第2モードとの何れかのモードで前記負荷部を駆動する制御手段と、
    前記情報取得手段によって取得された前記情報を用いて、電力需給状況を判定する判定手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記負荷部を有する前記装置の起動開始直後に、前記第1モードで前記負荷部を駆動し、
    前記負荷部を有する前記装置の起動中において、前記判定手段による電力需給状況の判定結果にしたがって、前記第1モードで前記負荷部を駆動する処理と、前記第2モードで前記負荷部を駆動する処理とを選択的に実行する、ことを特徴とする電力制御装置。
  2. 前記第2モードは、第3モードと前記第3モードよりも前記負荷部の電力消費量が大きい第4モードとに区分され、
    前記制御手段は、前記負荷部を有する前記装置の起動中において、前記判定手段による電力需給状況の判定結果にしたがって、前記第1モードで前記負荷部を駆動する処理と、前記第3モードで前記負荷部を駆動する処理と、前記第4モードで前記負荷部を駆動する処理とを選択的に実行する、ことを特徴とする請求項1に記載の電力制御装置。
  3. 前記負荷部を有する前記装置は、電力を消費するユニットをさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記負荷部を有する前記装置の起動開始直後に、前記ユニットに電力を供給せずに前記第1モードで前記負荷部を駆動し、
    前記負荷部を有する前記装置の起動中において、前記判定手段による電力需給状況の判定結果にしたがって、前記ユニットに電力を供給せずに前記第1モードで前記負荷部を駆動する処理と、前記ユニットに電力を供給し且つ前記第2モードで前記負荷部を駆動する処理とを選択的に実行する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力制御装置。
  4. 前記負荷部を備える装置は、画像形成装置であり、
    前記負荷部は、記録紙上に画像を形成するための定着ユニットである、ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の電力制御装置。
  5. 前記定着ユニットは、前記記録紙上にトナーを熱圧着する熱圧着手段と、前記熱圧着手段を加熱する加熱手段とを備え、
    前記第1モード及び第2モードでの前記負荷部の駆動は、前記加熱手段への通電であり、
    前記第2モードで前記負荷部を駆動するときの前記熱圧着手段の温度上昇速度は、前記第1モードで前記負荷部を駆動するときの前記熱圧着手段の温度上昇速度よりも大きい、ことを特徴とする請求項4に記載の電力制御装置。
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