JP2013137507A - 光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュール - Google Patents

光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】基板実装型の発光素子の光を光ファイバの端面において基板に沿った方向に取り出すようなモニタをともなう光送信を簡便かつ適正に実現すること。
【解決手段】反射面14によって反射された光を第1の面S1に向かうモニタ光とファイバ結合光とに分離する光分離部17を備え、光分離部17は、第1の面S1に対して第2の傾斜角を有するとともに所定の分割方向に間隔を設けて分割配置され、反射面14の反射光のうちの一部の光をモニタ光として反射させる分割反射面18と、この分割反射面18の非配置領域に位置されるようにして分割配置されるとともに反射面14における光の反射方向に正対するように配置され、反射面14の反射光のうちの前記一部の光以外の他の一部の光を透過させて光ファイバ5の端面5aに側に向かわせる分割透過面19とを有すること。
【選択図】図4

Description

本発明は、光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュールに係り、特に、発光素子と光ファイバの端面とを光学的に結合するのに好適な光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュールに関する。
従来から、光ファイバを用いた光通信には、面発光レーザ(例えば、VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)等の発光素子を備えた光モジュールが用いられていた。
この種の光モジュールには、光レセプタクルと称される光モジュール部品が用いられており、この光レセプタクルは、発光素子から出射された通信情報を含む光を光ファイバの端面に結合させることによって、光ファイバを介した光送信に用いられるようになっていた。
また、従来から、光モジュールにおいては、温度変化に対する発光素子の出力特性の安定化や光出力の調整を目的として、発光素子から出射された光(強度や光量)をモニタ(監視)するための種々の提案がなされていた。
例えば、特許文献1および特許文献2においては、TO−CANと称されるパッケージに、発光素子とともにモニタ用の受光素子を内包した光電変換装置を利用し、発光素子からの出射光の一部をパッケージのガラス窓においてモニタ光として受光素子側に反射させることが提案されている。
しかしながら、このようなCANパッケージ型の光電変換装置は、高周波の駆動になると、発光素子に接続された配線の部分から電磁波が漏れることによってクロストークが生じる場合があり、このような場合には、10Gbps以上の高速通信に対応することが困難となる。さらに、CANパッケージを使ったモジュールは、光レセプタクルの最大径が、例えばTO−46というCANの場合、6〜7mmになり、小型化が難しい。
これに対して、回路基板に発光素子が実装された基板実装型の光電変換装置においては、CANパッケージ型のようなクロストークの問題はなく、また、部品点数およびコストの削減ならびに小型化が可能等の利点を有する。しかし、その一方で、ガラス窓を有しないため、光電変換装置側にモニタ光を発生させる機能を備えることは困難であった。
そこで、これまでにも、例えば、特許文献3に示すように、基板実装型の光電変換装置に対応すべく、光レセプタクル側に、発光素子からの出射光の一部をモニタ光として受光素子側に反射させるための反射面を形成することによって、モニタをともなう安定的な高速通信を実現するための提案がなされていた。
特開2000−340877号公報 特開2004−221420号公報 特開2008−151894号公報
前述した特許文献3に記載の発明においては、発光素子の光が、光レセプタクルを透過した後に、光ファイバの端面において光電変換装置の基板に垂直な方向に取り出されるように構成されている。
しかるに、光モジュールの使用態様によっては、発光素子の光を、光ファイバの端面において基板に沿った方向に取り出すことが求められる場合があり、このような場合に、モニタをともなう光送信を簡便かつ適正に実現するためには、光の取り出し方向が異なる特許文献3に記載の発明とは自ずと違った新たな手法が求められる。
そこで、本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、発光素子の光を光ファイバの端面において基板に沿った方向に取り出すようなモニタをともなう光送信を、簡便かつ適正に実現することができる光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュールを提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため、本発明の請求項1に係る光レセプタクルの特徴は、発光素子およびこの発光素子から発光された光をモニタするためのモニタ光を受光する受光素子が基板上に実装された光電変換装置と、光ファイバとの間に配置され、前記発光素子と前記光ファイバの端面とを光学的に結合可能とされた光レセプタクルであって、前記発光素子からの前記光の入射および前記受光素子に向けた前記モニタ光の出射が行われる光レセプタクル本体における第1の面と、この第1の面と反対側の前記光レセプタクル本体における第2の面に、前記第1の面に対して所定の第1の傾斜角を有するとともに、前記第1の面に入射した前記発光素子の前記光が前記光レセプタクル本体の内部側から入射するように形成され、入射した前記発光素子の光を反射させる反射面と、前記第2の面における前記反射面に対して前記発光素子の光の反射方向側の位置に凹設された凹部と、この凹部の内面の一部をなし、前記反射面によって反射された前記発光素子の光が前記光レセプタクル本体の内部側から入射し、この入射した光を前記第1の面に向かう前記モニタ光と前記光ファイバの端面に結合すべき光とに分離する光分離部と、この光分離部によって分離された前記光ファイバの端面に結合すべき光の前記光ファイバの端面に向けた出射が行われる前記光レセプタクル本体における第3の面とを備え、前記光分離部は、前記第1の面に対して所定の第2の傾斜角を有するとともに所定の分割方向に所定の間隔を設けて分割配置され、前記反射面によって反射された前記発光素子の光のうちの一部の光が入射し、この入射した一部の光を前記モニタ光として反射させる分割反射面と、この分割反射面の非配置領域に位置されるようにして分割配置されるとともに前記反射面に対して前記発光素子の光の反射方向において正対するように配置され、前記反射面によって反射された前記発光素子の光のうちの前記一部の光以外の他の一部の光が入射し、この入射した他の一部の光を透過させて前記光ファイバの端面に結合すべき光として前記第3の面側に向かわせる分割透過面とを有し、前記光レセプタクル本体は、前記凹部の内面における前記光分離部に対向する部位をなし、前記分割透過面によって透過された前記光ファイバの端面に結合すべき光が前記凹部内の空間を経て入射し、この入射した光を前記第3の面側に透過させる透過面を備えた点にある。
そして、この請求項1に係る発明によれば、第1の面に入射した発光素子の光を、反射面によって反射させた上で、光分離部の分割反射面による反射および光分離部の分割透過面による透過によってモニタ光(反射光)と光ファイバの端面に結合すべき光(透過光)とに分離し、モニタ光については、第1の面から受光素子側に出射させ、光ファイバの端面に結合すべき光については、第3の面から光ファイバの端面側に出射させることができるので、モニタ光の取得および光ファイバの端面における発光素子の光の基板に沿った方向への取り出しを簡便に行うことができる。また、このとき、分割透過面が分割配置されていることによって、光ファイバの端面に結合すべき光の断面(進行方向に直交する断面)の形状を全体として円形に近いものにすることができるので、光ファイバに径方向へのある程度の位置ズレが生じていたとしても、光の結合効率の著しい低下を防止することができ、ひいては、モニタをともなう光送信を適正に行うことができる。また、このような適正な光送信が確保されていることにより、光レセプタクルに対する光ファイバの位置精度を緩和することができる。
また、請求項2に係る光レセプタクルの特徴は、請求項1において、更に、前記分割方向は、前記分割反射面の傾斜方向とされ、前記分割反射面は、前記傾斜方向および前記分割反射面の面法線方向に直交する方向に長尺とされた複数の反射面部からなり、前記分割透過面は、前記反射面部の長手方向に沿って長尺とされた複数の透過面部からなり、前記透過面部は、これに前記第1の面側において隣位する前記反射面部に連接するとともに前記透過面部に対する前記他の一部の光の入射方向に直交するように配置され、前記透過面部とこれに前記第2の面側において隣位する前記反射面部との間には、前記光分離部に対する前記発光素子の光の入射方向に沿った段差面が形成されている点にある。
そして、この請求項2に係る発明によれば、光レセプタクルを金型を用いて樹脂成形する場合には、金型加工の際に、分割反射面(反射面部)の形状転写面間に、分割透過面(分割透過面)および段差面の形状転写面を工具を用いた溝加工によって作り込めばよいので、寸法精度が良好な金型を簡便、迅速かつ安価に得ることができ、また、このような場合に不可避的となる段差面を光路に沿った形状に形成することによって、段差面が光学性能に与える影響を極力少なくすることができる。
さらに、請求項3に係る光レセプタクルの特徴は、請求項1において、更に、前記分割方向は、前記第1の面に直交する方向とされ、前記分割反射面は、これの傾斜方向および面法線方向に直交する方向に長尺とされた複数の反射面部からなり、前記分割透過面は、前記反射面部の長手方向に沿って長尺とされた複数の透過面部からなり、前記透過面部は、これに隣位する前記反射面部に連接するとともに前記透過面部に対する前記他の一部の光の入射方向に直交するように配置されている点にある。
そして、この請求項3に係る発明によれば、反射面部と透過面部とを連接させることによって、光分離部を光学的に必要な面のみによって構成することができるので、光レセプタクルを金型を用いて樹脂成形する場合には、光分離部と金型との接触面積を抑えて、良好な離型性を確保することができる。また、光分離部における光ファイバの端面に結合すべき光の透過方向の寸法の短縮化を図ることができる。
さらにまた、請求項4に係る光レセプタクルの特徴は、請求項1において、更に、前記分割方向は、前記分割反射面の傾斜方向および面法線方向に直交する方向とされ、前記分割反射面は、前記傾斜方向に長尺な複数の反射面部からなり、前記分割透過面は、前記第1の面に直交する方向に長尺とされるとともに前記他の一部の光の入射方向に直交するように配置された複数の透過面部からなり、前記透過面部とこれに隣位する前記反射面部との間には、前記光分離部に対する前記発光素子の光の入射方向に沿った段差面が形成されている点にある。
そして、この請求項4に係る発明によれば、複数の反射面部を同一平面上に配置することができるとともに、複数の透過面部を同一平面上に配置することができるので、設計が容易となり、また、段差面を光路に沿った形状に形成することによって、段差面が光学性能に与える影響を極力少なくすることができる。
また、請求項5に係る光レセプタクルの特徴は、請求項2〜4のいずれか1項において、更に、前記第2の傾斜角は、前記反射面によって反射された前記一部の光が臨界角よりも大きな入射角で入射するような角度とされている点にある。
そして、この請求項5に係る発明によれば、分割反射面を全反射面に形成することができるので、分割反射面を光レセプタクル本体の傾斜面のみによって簡易に構成することができ、ひいては、部品点数の削減を図ることができる。
さらに、請求項6に係る光レセプタクルの特徴は、請求項2〜5のいずれか1項において、更に、前記複数の透過面部は、長手方向に直交する方向において互いに同幅に形成されているとともに、前記分割方向に等間隔で形成されている点にある。
そして、この請求項6に係る発明によれば、光分離部の設計を簡便化することができるとともに、光結合効率の安定性を向上させることができる。
さらにまた、請求項7に係る光レセプタクルの特徴は、請求項2〜6のいずれか1項において、更に、前記第1の面に、前記発光素子の光を前記反射面に向けて入射させる第1のレンズ面が形成され、前記第3の面に、前記光ファイバの端面に結合すべき光を前記光ファイバの端面に向けて出射させる第2のレンズ面が形成されている点にある。
そして、この請求項7に係る発明によれば、第1のレンズ面および第2のレンズ面によって、発光素子と光ファイバの端面との光学的な結合を効率良く行うことができる。
また、請求項8に係る光レセプタクルの特徴は、請求項7において、更に、前記光電変換装置として、前記発光素子が前記反射面部の長手方向に沿って複数整列されたものが配置され、前記光ファイバが、前記反射面部の長手方向に沿って複数整列配置されるようにされ、前記第1のレンズ面および前記第2のレンズ面は、前記反射面部の長手方向に沿って複数整列形成されている点にある。
そして、この請求項8に係る発明によれば、発光素子の光を光ファイバの端面において基板に沿った方向に取り出すようなモニタをともなう多チャンネルの光送信を、簡便かつ適正に実現することができる。
さらに、請求項9に係る光レセプタクルの特徴は、請求項8において、更に、前記第1の面に、前記モニタ光を前記受光素子に向けて出射させる第3のレンズ面が形成されている点にある。
そして、この請求項9に係る発明によれば、モニタ光を受光素子に効率良く結合させることができる。
さらにまた、請求項10に係る光レセプタクルの特徴は、請求項1〜9のいずれか1項において、更に、前記第1の面は、前記発光素子の光をコリメート光として前記反射面に向けて進行させる点にある。
そして、この請求項10に係る発明によれば、光レセプタクルに光の進行方向への寸法誤差が生じたとしても光学性能への影響を少なくすることができるので、寸法精度を緩和することができる。
また、請求項11に係る光レセプタクルの特徴は、請求項1〜9のいずれか1項において、更に、前記第1の面は、前記発光素子の光を進行方向前方に向かうにしたがって光束径が変化するような光として前記反射面に向けて進行させる点にある。
そして、この請求項11に係る発明によれば、光ファイバの端面における結合光の強度分布を、光分離部による分離前における発光素子の光の強度分布とほぼ相似形にすることができるので、結合効率のトレランスカーブをモニタ光を分離しない光学系と同等にすることができる。したがって、モニタ光を分離しても光ファイバへ入射する光の劣化を防ぐことができ、また、光ファイバの径方向への位置ズレに対する結合効率の低下を更に有効に緩和することができる。
さらに、請求項12に係る光レセプタクルの特徴は、請求項11において、更に、前記第1の面は、前記発光素子の光を進行方向前方に向かうにしたがって光束径が漸増するような光として進行させる点にある。
そして、この請求項12に係る発明によれば、第2の面上における光スポットに対する異物/傷の面積占有率を低減することができるので、第2の面上の異物/傷が結合効率に与える影響を有効に緩和することができる。
さらにまた、請求項13に係る光レセプタクルの特徴は、請求項11において、更に、前記第1の面は、前記発光素子の光を進行方向前方に向かうにしたがって光束径が漸減するような光として進行させる点にある。
そして、この請求項13に係る発明によれば、発光素子の光を第2の面への到達前において効果的に収束させることができるので、第2の面に大きなパワーを付与する必要がなく、この結果、第2の面の形状を簡素化してコストを抑えることができる。
また、請求項14に係る光モジュールの特徴は、請求項1〜13のいずれか1項に記載の光レセプタクルと、請求項1または8に記載の光電変換装置とを備えた点にある。
そして、この請求項14に係る発明によれば、モニタをともなう光送信を適正に行うことができ、あわせて、光レセプタクルに対する光ファイバの位置精度を緩和することができる。
本発明によれば、発光素子の光を光ファイバの端面において基板に沿った方向に取り出すようなモニタをともなう光送信を、簡便かつ適正に実現することができる。
本発明に係る光レセプタクルおよび光モジュールの第1実施形態を示す概略構成図 図1に示す光レセプタクルの平面図 図1に示す光レセプタクルの下面図 第1実施形態における光分離部を示す要部拡大断面図 第1実施形態において、(a)は、光ファイバの端面におけるファイバ結合光のスポット形状を示す図であり、(b)は、光ファイバの端面におけるファイバ結合光の強度分布を示す図 第1実施形態の変形例を示す概略構成図 図6に示す光レセプタクルの平面図 図6に示す光レセプタクルの下面図 図6に示す光レセプタクルの右側面図 第1実施形態の実施例において、第1の具体的な構成例を示す図 第1実施形態の実施例において、第2の具体的な構成例を示す図 本発明に係る光レセプタクルおよび光モジュールの第2実施形態を示す要部構成図 第2実施形態の実施例において、第1の具体的な構成例を示す図 第2実施形態の実施例において、第2の具体的な構成例を示す図 本発明に係る光レセプタクルおよび光モジュールの第3実施形態を示す要部構成図 第3実施形態の変形例を示す要部構成図 本発明に係る光レセプタクルおよび光モジュールの第4実施形態を示す概略構成図 第4実施形態において、ファイバ結合光の光路上の互いに異なる位置におけるファイバ結合光のスポット形状(断面形状)の変化を示すシミュレーション図 第4実施形態において、光ファイバの端面におけるファイバ結合光の強度分布を示す図 第4実施形態の第1の変形例を示す概略構成図 第4実施形態の第2の変形例を示す概略構成図 第4実施形態の第2の変形例において、ファイバ結合光の光路上の互いに異なる位置におけるファイバ結合光のスポット形状の変化を示すシミュレーション図 第4実施形態の第3の変形例を示す概略構成図 第4実施形態の第4の変形例を示す概略構成図 第4実施形態の第4の変形例において、ファイバ結合光の光路上の互いに異なる位置におけるファイバ結合光のスポット形状の変化を示すシミュレーション図 第4実施形態の第5の変形例を示す概略構成図
(第1実施形態)
以下、本発明に係る光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュールの第1実施形態について、図1〜図11を参照して説明する。
図1は、本実施形態における光モジュール1の概要を本実施形態における光レセプタクル2の縦断面図(図2のA−A断面図に相当)とともに示す概略構成図である。また、図2は、図1に示す光レセプタクル2の平面図である。さらに、図3は、図1に示す光レセプタクル2の下面図である。
図1に示すように、本実施形態における光レセプタクル2(光レセプタクル本体)は、光電変換装置3と光ファイバ5との間に配置されるようになっている。
ここで、図1の光電変換装置3は、基板実装型の光電変換装置3とされている。すなわち、図1に示すように、光電変換装置3は、光レセプタクル2の下端面2aに対して平行に配置される半導体基板(回路基板)6における光レセプタクル2側の面(上面)に、この面に対して垂直方向(上方向)にレーザ光Laを出射(発光)させる1つの発光素子7を有しており、この発光素子7は、前述したVCSEL(垂直共振器面発光レーザ)を構成している。また、光電変換装置3は、半導体基板6における光レセプタクル2側の面上であって、発光素子7に対する図1における右方位置に、発光素子7から出射されたレーザ光Laの出力(例えば、強度や光量)をモニタするためのモニタ光Mを受光する1つの受光素子8を有している。この受光素子8は、フォトディテクタであってもよい。さらに、図示はしないが、半導体基板6における光レセプタクル2側の面上には、受光素子8によって受光されたモニタ光Mの強度や光量に基づいて発光素子7から発光されるレーザ光Laの出力を制御する制御回路等の電子部品が実装されており、この電子部品は、配線を介して発光素子7および受光素子8に電気的に接続されている。このような光電変換装置3は、例えば、半導体基板6と光レセプタクル2との間に配置された接着剤(例えば、熱/紫外線硬化性樹脂)等の公知の固定手段によって光レセプタクル2に取り付けられることにより、光レセプタクル2とともに光モジュール1を構成するようになっている。
また、図1に示すように、光ファイバ5は、端面5a側の所定長さの部位が、この部位を保持する円筒状のフェルール9とともに、光レセプタクル2に形成された筒状の光ファイバ取付部4内に着脱可能に取り付けられている。この取り付け状態において、光ファイバ5における端面5a側の部位(光ファイバ取付部4内に収容された部位)は、半導体基板6に対して平行となっている。なお、光ファイバ5は、シングルモード光ファイバおよびマルチモード光ファイバのいずれであってもよい。
そして、光レセプタクル2は、このような光電変換装置3と光ファイバ5との間に配置された状態で、発光素子7と光ファイバ5の端面5aとを光学的に結合させるようになっている。
この光レセプタクル2について更に詳述すると、図1に示すように、光レセプタクル2は、各種の光学面を有する主要部の外形が略直方体状に形成されている。すなわち、図1〜図3に示すように、光レセプタクル2の主要部は、下端面2a、上端面2b、左端面2c、右端面2d、前端面2eおよび後端面2fの各面によって大まかな外形を構成している。そして、上下の端面2a、2bは互いに平行とされ、左右の端面2c、2dも互いに平行とされている。さらに、上下の端面2a、2bと左右の端面2c、2dとは、互いに垂直とされている。なお、前述した光ファイバ取付部4は、右端面2dから右方に延出するように形成されている。ただし、このような構成に限定される必要はなく、例えば、光レセプタクル2を樹脂成形する場合には、左右の端面2c、2dに、金型からの離型のための抜きテーパを形成してもよい。
図1に示すように、光レセプタクル2の下端面2a上には、下端面2aに対して上方に凹入された断面略台形状の第1の凹部10が形成されている。そして、この第1の凹部10の内底面は、発光素子7からのレーザ光Laの入射および受光素子8に向けたモニタ光Mの出射が行われる第1の面S1とされている。図1に示すように、第1の面S1は、下端面2aに対して平行に形成されている。このような第1の面S1上の図1および図3における左端部近傍位置には、図1、図3に示すように、1つの第1のレンズ面11が形成されている。図1および図3に示すように、第1のレンズ面11は、平面円形状に形成されているとともに、発光素子7側に凸面を向けた球面または非球面の凸レンズ面に形成されている。なお、第1のレンズ面11上における光軸OA(1)は、発光素子7から出射されるレーザ光La(光束)の中心軸(中心光線)に一致することが望ましい。また、光軸OA(1)の軸方向は、第1の面S1に対して垂直であってもよい。
このような第1のレンズ面11には、図1に示すように、光レセプタクル2に光電変換装置3が取り付けられた状態において、発光素子7から出射されたレーザ光Laが下方から入射する。そして、第1のレンズ面11は、入射したレーザ光Laをコリメートして光レセプタクル2の内部へと進行させる。
また、図1および図2に示すように、光レセプタクル2の上端面2bは、第1の面S1と反対側(図1における上方)の第2の面S2とされている。そして、この第2の面S2における第1のレンズ面11に対してレーザ光Laの進行方向側の位置(図1における真上位置)には、上方に向かうにしたがって右方に傾くような第1の面S1に対する所定の第1の傾斜角を有する反射面14が形成されている。図1に示すように、反射面14は、第2の面S2上に下方に向かって凹入形成された断面略台形状の第2の凹部15の内斜面のみからなる。
このような反射面14には、図1に示すように、第1のレンズ面11に入射した発光素子7のレーザ光Laが、図1における下方から臨界角より大きな入射角で光レセプタクル2の内部側から入射(内部入射)する。そして、反射面14は、この入射した発光素子7のレーザ光Laを、図1における右方に向かって全反射させる。
なお、反射面14の傾斜角は、設計および寸法精度測定の簡便化の観点から、第1の面
S1を基準(0°)として図1における反時計回りに45°としてもよい。
さらに、図1および図2に示すように、第2の面S2における反射面14に対して発光素子7のレーザ光Laの反射方向側の位置(右方位置)には、下方に向かって断面略台形状の第3の凹部16が凹設されている。
そして、この第3の凹部16の内面における反射面14に臨む部位(傾斜を有する部位)は、光分離部17とされている。この光分離部17には、反射面14によって反射された発光素子7のレーザ光Laが、光レセプタクル2の内部側から入射する。そして、光分離部17は、この入射した発光素子7のレーザ光Laを、第1の面S1に向かうモニタ光Mと光ファイバ5の端面5aに結合すべき光Lc(以下、ファイバ結合光と称する)とに分離する。
さらにまた、図1に示すように、光レセプタクル2の右端面2dにおける光ファイバ5の端面5aに臨む位置には、第3の面S3を兼ねた1つの第2のレンズ面12が形成されている。この第2のレンズ面12は、第1のレンズ面11と同様に平面円形状に形成されているとともに、光ファイバ5の端面5a側に凸面を向けた球面または非球面の凸レンズ面に形成されている。なお、第2のレンズ面12上における光軸OA(2)は、光ファイバ5の端面5aの中心軸に一致することが望ましい。
このような第2のレンズ面12には、図1に示すように、光分離部17によってモニタ光Mと分離されたファイバ結合光Lcが、光レセプタクル2の内部側から入射する。そして、第2のレンズ面12は、この入射したファイバ結合光Lcを、収束させて光ファイバ5の端面5aに向けて出射させる。
ここで、光分離部17について詳述すると、図4に示すように、光分離部17は、分割反射面18、分割透過面19および段差面20の3つの面18、19、20が合成されることによって構成されている。
具体的には、図4に示すように、分割反射面18は、第2のレンズ面12(第3の面S3)側(図4における右方)に向かうにしたがって第1の面S1側(図4における下方)に傾くような第1の面S1に対する所定の第2の傾斜角を有している。また、図4に示すように、分割反射面18は、所定の分割方向としての分割反射面18の傾斜方向(第2の傾斜角方向)に等間隔を設けて分割配置されている。より具体的には、分割反射面18は、前記傾斜方向および分割反射面18の面法線方向に直交する方向(図4における紙面垂直方向)に長尺とされた複数の帯状の反射面部181からなり、各反射面部181は、全体として、前記第2の傾斜角を持った同一の傾斜平面上に位置されている。なお、第2の傾斜角は、第1の面S1を基準(0°)として図1における時計回りに45°としてもよい。
一方、図4に示すように、分割透過面19は、分割反射面18の非配置領域(主に、反射面部18間の間隙部)に位置されるようにして分割配置されるとともに、反射面14に対して発光素子7のレーザ光Laの反射方向において正対するように配置されている。より具体的には、分割透過面19は、反射面部181の長手方向(図4における紙面垂直方向)に沿って長尺とされた複数の帯状の透過面部191からなり、各透過面部191は、これに第1の面S1側において隣位する反射面部181に連接されているとともに、透過面部191に対するレーザ光Laの入射方向に直交するように配置されている。なお、各透過面部191は、第1の面S1に直交するように配置されていてもよい。
また、図4に示すように、段差面20は、透過面部191とこれに第2の面S2側において隣位する反射面部181との間に、光分離部17に対する発光素子7のレーザ光Laの入射方向に平行に形成されている。
このように構成された光分離部17には、反射面14によって反射された発光素子7のレーザ光Laのうち、一部のレーザ光Laが、分割反射面18に臨界角よりも大きな入射角で入射し、当該一部のレーザLa以外の他の一部のレーザ光Laが、分割透過面19に垂直入射する。
そして、分割反射面18に入射した一部のレーザ光Laは、分割反射面18によってモニタ光として第1の面S1側に向けて全反射される。
一方、分割透過面19に入射した他の一部のレーザ光Laは、分割透過面199によってファイバ結合光Lcとして第2のレンズ面12側に向けて垂直透過される。このとき、垂直透過であるため、ファイバ結合光Lcに屈折は生じない。
また、このとき、段差面20は、レーザ光Laの入射方向に平行に形成されているため、この段差面20へのレーザ光Laの入射は生じない。
図1および図2に戻って、第3の凹部16の内面における光分離部17に凹部16内の空間(空気層)を挟んで対向する部位(右内側面)は、透過面21とされている。この透過面21には、光分離部17によって分離されたファイバ結合光Lcが、第3の凹部16内の空間を経て垂直入射する。そして、透過面21は、入射したファイバ結合光Lcを、第2のレンズ面12に向けて垂直に透過させる。このとき、垂直透過であるため、ファイバ結合光Lcに屈折は生じない。
また、図1および図3に示すように、第1の面S1上の図1および図3における右端部近傍位置には、1つの第3のレンズ面13が形成されている。図1および図3に示すように、第3のレンズ面13は、第1のレンズ面11と同様に平面円形状に形成されているとともに、受光素子8側に凸面を向けた球面または非球面の凸レンズ面に形成されている。なお、第3のレンズ面13上における光軸OA(3)の軸方向は、第1の面S1に対して垂直であってもよい。
このような第3のレンズ面13には、図1に示すように、分割反射面18によって全反射されたモニタ光Mが、光レセプタクル2の内部側から入射する。そして、第3のレンズ面13は、内部入射したモニタ光Mを、収束させて受光素子8に向けて出射させる。
以上の構成によれば、第1の面S1に入射した発光素子7のレーザ光Laを、反射面14によって反射させた上で、光分離部17の分割反射面18による反射および光分離部17の分割透過面19による透過によってモニタ光Mとファイバ結合光Lcとに分離し、モニタ光Mについては、第1の面S1から受光素子8側に出射させ、ファイバ結合光Lcについては、第3の面S3から光ファイバ5の端面5a側に出射させることができるので、モニタ光Mの取得および光ファイバ5の端面5aにおけるファイバ結合光Lcの基板6に沿った方向への取り出しを簡便に行うことができる。
また、このとき、分割透過面19が分割配置されていることによって、図5(a)に示すように、ファイバ結合光Lcの進行方向に直交する断面の形状を全体として円形に近いものにすることができる。なお、同図におけるファイバ結合光Lcの断面の形状は、光ファイバ5の端面5a上におけるスポット形状である。同図におけるX軸方向は、光ファイバ5の端面5aの径方向における反射面部181の長手方向を示しており、また、同図におけるY軸方向は、光ファイバ5の端面5aの径方向における反射面部181の長手方向に直交する方向を示している。また、図5(b)は、光ファイバ5の端面5aに仮定したYZ平面上におけるファイバ結合光Lcの強度分布を示している。同図におけるZ軸方向は、端面5aの面法線方向(換言すれば、ファイバ結合光Lcの入射方向)を示している。そして、このようなファイバ結合光Lcを得ることができることにより、光ファイバ5に径方向へのある程度の位置ズレが生じていたとしても、光の結合効率の著しい低下を防止することができるので、モニタをともなう光送信を適正に行うことができる。また、このような適正な光送信が確保されていることにより、光レセプタクル2に対する光ファイバ5の位置精度を緩和することができる。
さらに、本実施形態の構成によれば、分割反射面18が同一平面上に配置されていることによって、光レセプタクル2を射出成形金型を用いて樹脂成形する場合には、金型加工の際に、分割反射面18の形状転写面間に、分割透過面19および段差面20の形状転写面を工具(バイト等)を用いた前後(図2における上下)に長尺な溝加工によって作り込めばよい。これにより、寸法精度が良好な金型を簡便、迅速かつ安価に得ることができる。また、このような場合に不可避的となる段差面20を光路に平行に形成することによって、段差面20が光学性能に与える影響を極力少なくすることができる。
さらにまた、第1のレンズ面11および第2のレンズ面12によって、発光素子7と光ファイバ5の端面5aとの光学的な結合を効率良く行うことができるとともに、第3のレンズ面13によって、モニタ光Mを受光素子8に効率良く結合させることができる。
また、第1のレンズ面11が、入射したレーザ光Laを光束径が一定のコリメート光(平行光)に変換するように形成されていることによって、光レセプタクル2の内部においてコリメート光のみを扱うことができる。これにより、光レセプタクル2にコリメート光La、Lc、Mの進行方向への寸法誤差が生じたとしても、光ファイバ5の端面5aおよび受光素子8への結合光量(換言すれば、結合効率)並びに、光ファイバ5および受光素子8への入射光の集光点の位置を適正に確保することができる。この結果、光学性能を維持しながら、光レセプタクル2の寸法精度を緩和して製造容易性を向上させることができる。
なお、反射面14上および分割反射面18上に、必要に応じて光反射率が高い金属(例えば、Al、Ag、Au)の薄膜等からなる反射膜を形成してもよいが、部品点数の削減を優先させたい場合には、前述のように、全反射のみを利用した構成を採用することが望ましい。
また、設計の簡便化および光結合効率の安定性の向上の観点からは、各透過面部191を、長手方向に直交する方向において互いに同幅に形成するとともに、分割方向に等間隔で形成することが好ましい。
(変形例)
次に、本実施形態の変形例について、図6〜図9を参照して説明する。
本変形例における光モジュール1および光レセプタクル2は、レンズアレイ型であり、図1〜図5に示した光モジュール1および光レセプタクル2の要部構成を備えつつ、更に、モニタをともなう光送信の多チャンネル化に対応したものである。
すなわち、本変形例において、光電変換装置3は、発光素子7および受光素子8が、図6における紙面垂直方向に沿って複数(12個)整列形成されたものとされている。また、本変形例においては、光ファイバ5が、発光素子7および受光素子8の整列方向と同方向に沿って発光素子7および受光素子8と同数整列配置されるようになっている。なお、図6において、各光ファイバ5は、多芯一括型のコネクタ29内に収容された状態で公知の取付手段を介して光レセプタクル2に取り付けられている。
そして、このような光電変換装置3および光ファイバ5の構成に応じて、光レセプタクル2は、各発光素子7−各光ファイバ5間の光路および各発光素子7−各受光素子8間の光路を形成し得るように、図6の紙面垂直方向における寸法が基本構成に比べて大きく形成されている。具体的には、第1〜第3の面S1〜3、反射面14および光分離部17が、各発光素子7ごとのレーザ光Laの光路を形成し得るように、図6の紙面長手方向に大きく形成されている。また、第1〜第3のレンズ11〜13についても、発光素子7、光ファイバ5の端面5aおよび受光素子8にそれぞれ対応する位置に、発光素子7、光ファイバ5および受光素子8と同数ずつ形成されている。
本変形例によれば、各発光素子7ごとのレーザ光Laを、光分離部17において各発光素子7ごとのファイバ結合光Lcとモニタ光Mとに分離することができ、各ファイバ結合光Lcごとに、図5(a)に示したようなスポット形状を得ることができるので、モニタをともなう多チャンネルの光送信を簡便かつ適正に行うことができる。
次に、本実施形態の実施例として、光分離部17の2つの具体的な構成例について説明する。
まず、図10(a)は、反射面部181を第1の面S1に対して時計回りに45°の傾斜角で形成し、また、透過面部191を第1の面S1に直交するように形成し、さらに、反射面部181における第1の面S1に直交する方向の寸法aと透過面部191の同方向の寸法bとの比率a:bを1:1に形成したものである。
このような場合には、図10(b)に示すように、互いに隣位する反射面部181と透過面部191との組において、光の反射率と透過率とを50%ずつにすることができる。
次に、図11(a)は、図10(a)と同様に、反射面部181を第1の面S1に対して時計回りに45°の傾斜角で形成するとともに、透過面部191を第1の面S1に直交するように形成した上で、反射面部181における第1の面S1に直交する方向の寸法aと透過面部191の同方向の寸法bとの比率a:bを1:3に形成したものである。
このような場合には、図11(b)に示すように、互いに隣位する反射面部181と透過面部191との組において、光の反射率を25%、透過率を75%とすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュールの第2実施形態について、第1実施形態との差異を中心に、図12〜図14を参照して説明する。
図12に示すように、本実施形態においては、分割反射面18の分割方向が、第1の面S1に直交する方向(図12における縦方向)とされている。
また、図12に示すように、本実施形態において、透過面部191は、これに第1の面S1側において隣位する反射面部181に連接されているとともに、第2の面S2側において隣位する反射面部181にも連接されている。
その他の構成および適用し得る変形例は、第1実施形態と同様であるので、詳細は割愛する。
本実施形態によれば、反射面部181と透過面部191とを連接させることによって、光分離部17を光学的に必要な面のみによって構成することができる(第1実施形態の段差面20を除去できる)ので、光レセプタクル2を金型を用いて樹脂成形する場合には、光分離部17と金型との接触面積を抑えて、良好な離型性を確保することができる。また、光分離部17におけるファイバ結合光Lcの透過方向の寸法の短縮化を図ることができる。
次に、本実施形態の実施例として、光分離部17の2つの具体的な構成例について説明する。
まず、図13(a)は、反射面部181を第1の面S1に対して時計回りに45°の傾斜角で形成し、また、透過面部191を第1の面S1に直交するように形成し、さらに、反射面部181における第1の面S1に直交する方向の寸法aと透過面部191の同方向の寸法bとの比率a:bを1:1に形成したものである。
このような場合には、図13(b)に示すように、互いに隣位する反射面部181と透過面部191との組において、光の反射率と透過率とを50%ずつにすることができる。
次に、図14(a)は、図13(a)と同様に、反射面部181を第1の面S1に対して時計回りに45°の傾斜角で形成するとともに、透過面部191を第1の面S1に直交するように形成した上で、反射面部181における第1の面S1に直交する方向の寸法aと透過面部191の同方向の寸法bとの比率a:bを1:3に形成したものである。
このような場合には、図14(b)に示すように、互いに隣位する反射面部181と透過面部191との組において、光の反射率を25%、透過率を75%とすることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュールの第3実施形態について、第1実施形態との差異を中心に、図15および図16を参照して説明する。
図15(a)の縦断面図および図15(b)の左側面図に示すように、本実施形態においては、分割反射面18の分割方向が、分割反射面18の傾斜方向(第2の傾斜角方向)および面法線方向に直交する方向とされている。
また、図15に示すように、本実施形態における分割反射面18は、傾斜方向に長尺な複数の反射面部181からなる。
さらに、図15に示すように、分割透過面19は、第1の面S1に直交する方向に長尺とされるとともにファイバ結合光Lcの入射方向に直交するように配置された複数の透過面部191からなる。
さらにまた、図15に示すように、透過面部191とこれに隣位する反射面部181との間には、光分離部17に対する発光素子7のレーザ光Laの入射方向に平行な段差面25が形成されている。
なお、図15においては、分割透過面19が、分割反射面18の左端部と同位置に形成されているが、図16に示すように、分割透過面19を、分割反射面18の右端部と同位置に形成してもよい。
その他の構成および適用し得る変形例は、第1実施形態と同様であるので、詳細は割愛する。
本実施形態によれば、各反射面部181を同一傾斜平面上に配置することができるとともに、各透過面部191を同一垂直平面上に配置することができるので、設計が容易となり、また、段差面25を光路に平行に形成することによって、段差面25が光学性能に与える影響を極力少なくすることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュールの第4実施形態について、第1実施形態との差異を中心に、図17〜図26を参照して説明する。
図17に示すように、本実施形態においては、第1レンズ面11が、第1実施形態のようにレーザ光Laをコリメートする替わりに、レーザ光Laをコリメート光以外の収束光に収束させて反射面14に向けて進行させるようになっている。
より具体的には、図17の構成においては、第1のレンズ面11が、発光素子7から到達したレーザ光Laを、進行方向前方に向かうにしたがって光束径が漸増するような収束光に変換するようになっている。このような本実施形態の構成は、第1実施形態の構成に対して、第1のレンズ面11の正のパワーを弱くすること等によって実現してもよい。
ここで、図18(a)〜(c)は、このような本実施形態の構成において、ファイバ結合光Lcの光路上の互いに異なる位置におけるファイバ結合光Lcのビームスポット形状のシミュレーション結果を示したものである。具体的には、図18(a)は、図17において透過面21の直後の光路上に仮定された平面Sa上におけるファイバ結合光Lcのスポット形状を示したものである。また、図18(b)は、図17において第2のレンズ面12の直前の光路上に仮定された平面Sb上におけるファイバ結合光Lcのスポット形状を示したものである。さらに、図18(c)は、光ファイバ5の端面5a上におけるファイバ結合光Lcのスポット形状を示したものである。
図18に示すように、本実施形態においては、分割透過面19を反映して分割直後(図18(a))においては明確に短冊状に区切られていたファイバ結合光Lcのスポット形状が、前方(光ファイバ5側)に進行するほど短冊同士の間隔を狭めるように変形され(図18(b))、最終的には、光ファイバ5の端面5a上において、区切りが無い完全に単一の円形スポットになる(図18(c))。これは、第1のレンズ面11においてレーザ光Laが進行にともなって拡径するような収束光(非コリメート光)に変換されていることによるものである。
また、このような非コリメート光を採用したことにより、本実施形態によれば、図19に示すように、光ファイバ5の端面5aにおけるファイバ結合光Lcの強度分布を、中心軸側(最大強度側)から周辺側に向かうにしたがって強度が漸減するような形状にすることができる。このような強度分布は、光分離部17による分離前(発光素子7から出射された時点も含む)におけるレーザ光Laの強度分布とほぼ相似形となっている。
このような本実施形態の構成によれば、第1実施形態に比べて、結合効率を更に向上させることができ、また、光ファイバ5の径方向への位置ズレにともなう光の結合効率の低下を更に有効に緩和することができる。さらに、光強度の均一化によって、光ファイバ5を折り曲げて使用する場合における放射損失(曲げ損失)を緩和することができる。これにより、モニタをともなう光送信を更に適正に行うことができる。
また、本実施形態によれば、ファイバ結合光Lcを、進行にともなって拡径させることができるので、第2のレンズ面12上に異物の付着や傷の形成が生じている場合においても、第2のレンズ面12上におけるファイバ結合光Lcの光スポットに対する異物/傷の面積占有率を低減することができる。これにより、第2のレンズ面12上の異物/傷が結合効率に与える影響を有効に緩和することができる。
なお、本実施形態には、以下に示すような種々の変形例を適用してもよい。
(第1の変形例)
例えば、図20(a)の断面図および図20(b)の右側面図に示すように、レンズアレイ型の構成にも、図17と同様の非コリメート光を適用するようにしてもよい。
なお、本変形例の具体的な構成は、第1のレンズ面11の面形状を除いては第1実施形態の変形例(図6〜図9参照)と同様であるので、詳細は割愛する。
本変形例によれば、複数の発光素子7ごとのレーザ光Laに基づく複数の光ファイバ5ごとのファイバ結合光Lcが、それぞれ図18に示したようなスポット形状を呈することができるので、第1実施形態の変形例に比べて、モニタをともなう多チャンネルの光送信を更に適切に行うことができる。
(第2の変形例)
また、図21の構成に示すように、第1のレンズ面11が、発光素子7から到達したレーザ光Laを、進行方向前方に向かうにしたがって光束径が漸減するような収束光(非コリメート光)に変換するようにしてもよい。このような本変形例の構成は、第1実施形態の構成に対して、第1のレンズ面11の正のパワーを強くすること等によって実現してもよい。
ここで、図22(a)〜(c)は、このような本変形例の構成において、ファイバ結合光Lcの光路上の互いに異なる位置におけるファイバ結合光Lcのビームスポット形状のシミュレーション結果を示したものである。具体的には、図22(a)は、図21において透過面21の直後の光路上に仮定された平面Sa上におけるスポット形状、図22(b)は、図21において第2のレンズ面12の直前の光路上に仮定された平面Sb上におけるスポット形状、図22(c)は、光ファイバ5の端面5a上におけるスポット形状をそれぞれ示したものである。
図22に示すように、本変形例においても、図18と同様に、分割透過面19の透過直後において短冊状に区切られていたファイバ結合光Lcのスポット形状を、最終的に光ファイバ5の端面5a上において、完全に単一の円形スポットにすることができる。
本変形例によれば、図17の構成と同様に、光ファイバ5の端面5aにおけるファイバ結合光Lcの強度分布を改善することができるので、第1実施形態に比べて、モニタをともなう光送信を更に適正に行うことができる。
(第3の変形例)
さらに、第2の変形例に示した非コリメート光(進行にしたがって縮径する収束光)は、図23(a)の断面図および図23(b)の右側面図に示すようなレンズアレイ型の構成に適用してもよい。
本変形例によれば、複数の発光素子7ごとのレーザ光Laに基づく複数の光ファイバ5ごとのファイバ結合光Lcが、それぞれ図22に示したようなスポット形状を呈することができるので、第1実施形態の変形例に比べて、モニタをともなう多チャンネルの光送信を更に適切に行うことができる。
(第4の変形例)
さらにまた、第2の変形例に示した非コリメート光は、第2のレンズ面12への到達前において効果的に収束されているため、第2のレンズ面12においてファイバ端5aへの結合のために一気に収束させる必要性が無い場合がある。この場合には、第2のレンズ面12に敢えて大きなパワーを付与する必要はなくなり、面形状を簡素化(平面に近く)することができる。そして、このような考えを発展させたのが本変形例の構成である。
すなわち、図24に示すように、本変形例の構成においては、第2の変形例と同様の進行にともなって縮径する非コリメート光を適用した上で、第3の面S3が、第2のレンズ面12を有しない平面に形成されている。
ここで、図25(a)〜(c)は、このような本変形例の構成において、ファイバ結合光Lcの光路上の互いに異なる位置におけるファイバ結合光Lcのビームスポット形状のシミュレーション結果を示したものである。具体的には、図25(a)は、図24において透過面21の直後の光路上に仮定された平面Sa上におけるスポット形状、図25(b)は、図24において第3の面S3の直前の光路上に仮定された平面Sb上におけるスポット形状、図25(c)は、光ファイバ5の端面5a上におけるスポット形状をそれぞれ示したものである。
図25に示すように、本変形例においても、図18と同様に、分割透過面19の透過直後において短冊状に区切られていたファイバ結合光Lcのスポット形状を、最終的に光ファイバ5の端面5a上において、完全に単一の円形スポットにすることができる。
本変形例によれば、第2のレンズ面12を要しなくなるので、第1実施形態に比べて、モニタをともなう光送信を更に適正に行うことができるとともに、形状の簡素化によるコストの削減が可能となる。
(第5の変形例)
また、第4の変形例に示した第2のレンズ面12を設けない構成は、図26(a)、(b)に示すようなレンズアレイ型の構成に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限度において種々変更することができる。
例えば、前述した各実施形態に示したコリメート光および非コリメート光は、第1のレンズ面11の面形状の代わりに、若しくは面形状に加えて、発光素子7によるレーザ光Laの出射角の調整等によって実現してもよい。
1 光モジュール
2 光レセプタクル
3 光電変換装置
5 光ファイバ
5a 端面
6 半導体基板
7 発光素子
8 受光素子
14 反射面
17 光分離部
18 分割反射面
19 分割透過面
21 透過面

Claims (14)

  1. 発光素子およびこの発光素子から発光された光をモニタするためのモニタ光を受光する受光素子が基板上に実装された光電変換装置と、光ファイバとの間に配置され、前記発光素子と前記光ファイバの端面とを光学的に結合可能とされた光レセプタクルであって、
    前記発光素子からの前記光の入射および前記受光素子に向けた前記モニタ光の出射が行われる光レセプタクル本体における第1の面と、
    この第1の面と反対側の前記光レセプタクル本体における第2の面に、前記第1の面に対して所定の第1の傾斜角を有するとともに、前記第1の面に入射した前記発光素子の前記光が前記光レセプタクル本体の内部側から入射するように形成され、入射した前記発光素子の光を反射させる反射面と、
    前記第2の面における前記反射面に対して前記発光素子の光の反射方向側の位置に凹設された凹部と、
    この凹部の内面の一部をなし、前記反射面によって反射された前記発光素子の光が前記光レセプタクル本体の内部側から入射し、この入射した光を前記第1の面に向かう前記モニタ光と前記光ファイバの端面に結合すべき光とに分離する光分離部と、
    この光分離部によって分離された前記光ファイバの端面に結合すべき光の前記光ファイバの端面に向けた出射が行われる前記光レセプタクル本体における第3の面と
    を備え、
    前記光分離部は、
    前記第1の面に対して所定の第2の傾斜角を有するとともに所定の分割方向に所定の間隔を設けて分割配置され、前記反射面によって反射された前記発光素子の光のうちの一部の光が入射し、この入射した一部の光を前記モニタ光として反射させる分割反射面と、
    この分割反射面の非配置領域に位置されるようにして分割配置されるとともに前記反射面に対して前記発光素子の光の反射方向において正対するように配置され、前記反射面によって反射された前記発光素子の光のうちの前記一部の光以外の他の一部の光が入射し、この入射した他の一部の光を透過させて前記光ファイバの端面に結合すべき光として前記第3の面側に向かわせる分割透過面と
    を有し、
    前記光レセプタクル本体は、
    前記凹部の内面における前記光分離部に対向する部位をなし、前記分割透過面によって透過された前記光ファイバの端面に結合すべき光が前記凹部内の空間を経て入射し、この入射した光を前記第3の面側に透過させる透過面を備えたこと
    を特徴とする光レセプタクル。
  2. 前記分割方向は、前記分割反射面の傾斜方向とされ、
    前記分割反射面は、前記傾斜方向および前記分割反射面の面法線方向に直交する方向に長尺とされた複数の反射面部からなり、
    前記分割透過面は、前記反射面部の長手方向に沿って長尺とされた複数の透過面部からなり、
    前記透過面部は、これに前記第1の面側において隣位する前記反射面部に連接するとともに前記透過面部に対する前記他の一部の光の入射方向に直交するように配置され、
    前記透過面部とこれに前記第2の面側において隣位する前記反射面部との間には、前記光分離部に対する前記発光素子の光の入射方向に沿った段差面が形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の光レセプタクル。
  3. 前記分割方向は、前記第1の面に直交する方向とされ、
    前記分割反射面は、これの傾斜方向および面法線方向に直交する方向に長尺とされた複数の反射面部からなり、
    前記分割透過面は、前記反射面部の長手方向に沿って長尺とされた複数の透過面部からなり、
    前記透過面部は、これに隣位する前記反射面部に連接するとともに前記透過面部に対する前記他の一部の光の入射方向に直交するように配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載の光レセプタクル。
  4. 前記分割方向は、前記分割反射面の傾斜方向および面法線方向に直交する方向とされ、
    前記分割反射面は、前記傾斜方向に長尺な複数の反射面部からなり、
    前記分割透過面は、前記第1の面に直交する方向に長尺とされるとともに前記他の一部の光の入射方向に直交するように配置された複数の透過面部からなり、
    前記透過面部とこれに隣位する前記反射面部との間には、前記光分離部に対する前記発光素子の光の入射方向に沿った段差面が形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の光レセプタクル。
  5. 前記第2の傾斜角は、前記反射面によって反射された前記一部の光が臨界角よりも大きな入射角で入射するような角度とされていること
    を特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の光レセプタクル。
  6. 前記複数の透過面部は、長手方向に直交する方向において互いに同幅に形成されているとともに、前記分割方向に等間隔で形成されていること
    を特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の光レセプタクル。
  7. 前記第1の面に、前記発光素子の光を前記反射面に向けて入射させる第1のレンズ面が形成され、
    前記第3の面に、前記光ファイバの端面に結合すべき光を前記光ファイバの端面に向けて出射させる第2のレンズ面が形成されていること
    を特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の光レセプタクル。
  8. 前記光電変換装置として、前記発光素子が前記反射面部の長手方向に沿って複数整列されたものが配置され、
    前記光ファイバが、前記反射面部の長手方向に沿って複数整列配置されるようにされ、
    前記第1のレンズ面および前記第2のレンズ面は、前記反射面部の長手方向に沿って複数整列形成されていること
    を特徴とする請求項7に記載の光レセプタクル。
  9. 前記第1の面に、前記モニタ光を前記受光素子に向けて出射させる第3のレンズ面が形成されていること
    を特徴とする請求項8に記載の光レセプタクル。
  10. 前記第1の面は、
    前記発光素子の光をコリメート光として前記反射面に向けて進行させること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の光レセプタクル。
  11. 前記第1の面は、
    前記発光素子の光を進行方向前方に向かうにしたがって光束径が変化するような光として前記反射面に向けて進行させること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の光レセプタクル。
  12. 前記第1の面は、
    前記発光素子の光を進行方向前方に向かうにしたがって光束径が漸増するような光として進行させること
    を特徴とする請求項11に記載の光レセプタクル。
  13. 前記第1の面は、
    前記発光素子の光を進行方向前方に向かうにしたがって光束径が漸減するような光として進行させること
    を特徴とする請求項11に記載の光レセプタクル。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の光レセプタクルと、
    請求項1または8に記載の光電変換装置と
    を備えたことを特徴とする光モジュール。
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