JP6289830B2 - 光レセプタクルおよび光モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、光レセプタクルおよびこれを有する光モジュールに関する。
以前から、光ファイバーを用いた光通信には、面発光レーザー(例えば、VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)などの発光素子を備えた光モジュールが使用されている。光モジュールは、発光素子から出射された通信情報を含む光を、光ファイバーの端面に入射させる光レセプタクルを有する。
また、光モジュールには、温度変化に対する発光素子の出力特性の安定化や光出力の調整を目的として、発光素子から出射された光の強度や光量を監視(モニター)するように構成されているものがある。
たとえば、特許文献1,2には、発光素子および監視用の受光素子を内包したパッケージ型の光電変換装置が記載されている。パッケージ型の光電変換装置では、発光素子から出射された光の一部をパッケージのガラス窓によってモニター光として受光素子側に反射させる。しかしながら、特許文献1,2に記載のパッケージ型の光電変換装置は、高周波の駆動になると、発光素子に接続された配線から電磁波が漏れることによってクロストークが生じる場合がある。このような場合には、10Gbps以上の高速通信に対応することが困難となる。さらに、パッケージ型の光電変換装置を使用した光モジュールは、小型化が難しい。
これに対して、回路基板に発光素子が実装された基板実装型の光電変換装置は、パッケージ型の光電変換装置のように、クロストークが生じることはなく、部品点数、コストの削減および小型化が可能などの利点を有する。しかし、基板実装型の光電変換装置は、ガラス窓を有しないため、発光素子側にモニター光を発生させる機能を備えることが困難である。
このような問題に対して、例えば特許文献3では、光レセプタクルに、発光素子から出射された光の一部をモニター光として受光素子側に反射させるための反射面を配置した光モジュールが提案されている。これにより、発光素子の出力の監視を伴う安定的な高速通信を実現している。
特開2000−340877号公報 特開2004−221420号公報 特開2008−151894号公報
特許文献3に記載の光モジュールでは、発光素子から出射された光は、光ファイバーの端面において光電変換装置の基板に垂直な方向となるように、光レセプタクルから取り出される。しかしながら、光モジュールの使用態様によっては、発光素子から出射された光を、光ファイバーの端面において基板に沿った方向となるように光レセプタクルから取り出すことが求められる場合がある。このような場合には、特許文献3に記載の発明とは違った手法が求められる。
本発明は、かかる点に鑑みなされたものであり、発光素子を監視するためのモニター光を取り出しつつ、発光素子から出射された光を基板に沿った方向に出射させることができる光レセプタクルおよびこれを有する光モジュールを提供することを目的とする。
本発明に係る光レセプタクルは、発光素子および前記発光素子から出射された光を監視するための受光素子が基板上に配置された光電変換装置と、光ファイバーとの間に配置され、前記発光素子と前記光ファイバーの端面とを光学的に結合するための光レセプタクルであって、前記発光素子から出射された光を入射させる第1光学面と、前記第1光学面から入射した光を、前記基板に沿った方向に反射させる反射面と、前記反射面で反射した光の一部を出射させる出射領域および前記出射領域から出射した光を再度入射させる入射面を有する凹部と、前記出射領域に配置され、前記反射面で反射した光を前記受光素子に向かうモニター光と前記光ファイバーの端面に向かう信号光とに分離し、前記モニター光を前記受光素子に向けて反射させ、前記信号光を前記凹部に出射させる光分離部と、前記光分離部で分離した前記モニター光を前記受光素子に向けて出射させる第2光学面と、前記光分離部から出射された後、前記入射面から再度入射した前記信号光を前記光ファイバーの端面に向けて出射させる第3光学面と、を有し、前記光分離部は、前記反射面で反射した光の光軸に対する傾斜面である分割反射面と、前記光軸に対する垂直面である分割透過面と、前記光軸に対する平行面である分割段差面とをそれぞれ1つずつ含み、かつ前記分割反射面、前記分割段差面および前記分割透過面が前記分割反射面の傾斜方向である第1の方向に配列されている分離ユニットを複数含み、前記光分離部において、複数の前記分離ユニットは、前記第1の方向に配列されており、複数の前記分割反射面は、同一の仮想平面上に配置されており、かつ前記反射面で反射した光の一部を前記第2光学面に向けて反射させ、複数の前記分割透過面は、それぞれ前記反射面で反射した光の一部を前記凹部に透過させ、複数の前記分割段差面は、それぞれ前記分割反射面および前記分割透過面を接続し、前記光分離部において、複数の前記分離ユニットは、前記反射面で反射した光が入射する領域内に4〜6の前記分離ユニットが存在するように配置されており、前記仮想平面に対する、前記分割透過面と前記分割段差面との境界線の高さは、13〜21μmの範囲内である、構成を採る。
本発明に係る光モジュールは、発光素子および前記発光素子から出射された光を監視するための受光素子を有する光電変換装置と、本発明に係る光レセプタクルと、を有する、構成を採る。
本発明の光レセプタクルを有する光モジュールは、発光素子から出射された光を監視するとともに、発光素子から出射された光を光ファイバーの端面において基板に沿った方向に取り出す光送信を、簡便かつ適正に実現することができる。
本発明の実施の形態1に係る光モジュールの断面図(光路図)である。 図2A,Bは、本発明の実施の形態1に係る光レセプタクルの構成を示す図である。 図3A,Bは、光分離部の構成を示す図である。 図4A,Bは、光分離部の構成を示す部分拡大図である。 図5A,Bは、光分離部の構成を示す図である。 図6A,Bは、分離ユニットの配置または高さと、信号光およびモニター光の光量の変化量との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る光モジュールの断面図(光路図)である。 図8A〜Cは、本発明の実施の形態2に係る光レセプタクルの構成を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[実施の形態1]
(光モジュールの構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る光モジュール100の断面図である。図1では、光レセプタクル300内の光路を示すために光レセプタクル300の断面へのハッチングを省略している。
図1に示されるように、光モジュール100は、発光素子220を含む基板実装型の光電変換装置200と、光レセプタクル300とを有する。光モジュール100は、光レセプタクル300に光ファイバー400が接続されて使用される。光電変換装置200および光レセプタクル300は、接着剤(例えば、熱/紫外線硬化性樹脂)などの公知の固定手段によって固定される。そして、光レセプタクル300は、光電変換装置200と光ファイバー400との間に配置された状態で、発光素子220と光ファイバー400の端面410とを光学的に結合させる。
光電変換装置200は、半導体基板210、発光素子220、受光素子230および制御部240を有する。
発光素子220は、半導体基板210上に配置されており、半導体基板210の表面に対して垂直方向にレーザー光Lを出射する。発光素子220は、例えば垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)である。
受光素子230は、半導体基板210の発光素子220が配置されている面と同一面上に配置されており、発光素子220から出射されたレーザー光Lの出力(例えば、強度や光量)を監視するためのモニター光Lmを受光する。受光素子230は、例えばフォトディテクターである。
制御部240は、半導体基板210の発光素子220および受光素子230が配置されている面と同一面上に配置されており、図外の配線を介して発光素子220および受光素子230と電気的に接続されている。制御部240は、受光素子230によって受光されたモニター光Lmの強度や光量に基づいて、発光素子220から出射するレーザー光Lの出力を制御する。
光レセプタクル300は、第1光学面310および発光素子220が対向し、かつ第2光学面340および受光素子230が対向するように、光電変換装置200の上に配置されている。光レセプタクル300は、光透過性の材料からなり、例えば射出成形により一体として製造される。光レセプタクル300は、光電変換装置200の発光素子220から出射された光Lを第1光学面310から内部に入射させ、光Lをモニター光Lmと信号光Lsとに分離する。そして、光レセプタクル300は、モニター光Lmを第2光学面340から光電変換装置200の受光素子230に向けて出射させ、信号光Lsを第3光学面350から光ファイバー400の端面410に向けて出射させる。
本実施の形態の光モジュール100は、光レセプタクル300の構成に主たる特徴を有する。そこで、光レセプタクル300については、別途改めて詳細に説明する。
前述のとおり、光レセプタクル300には、光ファイバー400が接続される。光ファイバー400は、シングルモード方式またはマルチモード方式の光ファイバーである。
(光レセプタクルの構成)
図2Aは、光レセプタクル300の平面図であり、図2Bは、光レセプタクル300の底面図である。図1および図2に示されるように、光レセプタクル300は、略直方体形状の部材である。光レセプタクル300は、光通信に用いられる波長の光に対して光透過性を有する材料を用いて形成される。そのような材料の例には、ポリエーテルイミド(PEI)や環状オレフィン樹脂などの透明な樹脂が含まれる。光レセプタクル300は、例えば射出成形により一体として製造されうる。
まず、この直方体の6つの面(天面、底面、正面、背面、右側面および左側面)を基準として、光レセプタクル300の形状について説明する。以下の説明では、光レセプタクル300の光ファイバー400側の面を「右側面」として説明する。なお、光レセプタクル300を射出成形により製造する場合には、右側面および左側面に型抜きのためにテーパを形成してもよい。
図1および図2Bに示されるように、底面には、四角錐台形状の第1凹部360が形成されている。第1凹部360は、発光素子220、受光素子230および制御部240を収容する空間である。第1凹部360の底面は、半導体基板210の表面と平行である。第1凹部360の底面には、発光素子220に対向するように第1光学面310が形成されており、受光素子230に対向するように第2光学面340が形成されている。なお、第1凹部360の形状は、特に限定されず、例えば直方体形状であってもよい。
また、天面には、五角柱形状の第2凹部370および略五角柱形状の第3凹部380が直方体の長手方向に並んで形成されている。第2凹部370の内面の一部は、反射面320として機能する。一方、第3凹部380の内面の一部は光分離部330(出射領域)として機能し、光分離部330に対向する内面は入射面381として機能する。なお、第2凹部370の形状は、反射面320を所定の位置に配置することができれば、特に限定されない。また、第3凹部380の形状も、光分離部330および入射面381を所定の位置に配置することができれば、特に限定されない。
さらに、右側面には、光ファイバー400を接続するための、筒形状の光ファイバー取付部390が設けられている。光ファイバー取付部390は、円柱形状の第4凹部391と、第4凹部391の底面に形成された円柱形状の第5凹部392とを有する。第4凹部391は、光ファイバー400の端部に取り付けられた円筒形状のフェルール420を装着するための部位である。光ファイバー400の端部は、フェルール420を取り付けられた状態で光ファイバー取付部390(第4凹部391)に挿入されることで、半導体基板210の表面と平行に配置される。第5凹部392の底面には、装着された光ファイバー400の端面410と対向するように、第3光学面350が形成されている。
次に、光レセプタクル300の光学的な構成要素について説明する。
図1および図2に示されるように、光レセプタクル300は、第1光学面310、反射面320、光分離部330、第2光学面340、入射面381および第3光学面350を有する。
第1光学面310は、光レセプタクル300の底面側に、発光素子220と対向するように配置されている。本実施の形態では、第1光学面310は、凸レンズ面である。第1光学面310の平面視形状は、円形である。第1光学面310は、発光素子220から出射されたレーザー光Lを光レセプタクル300内に入射させる。このとき、第1光学面310は、レーザー光Lをコリメート光Lに変換する。以下の説明では、変換されたコリメート光Lの進行方向に直交する方向の断面形状の直径を「コリメート光Lの光束径(有効径)」という。そして、第1光学面310によって変換されたコリメート光Lは、反射面320に向かって進行する。第1光学面310の中心軸は、発光素子220の発光面(および半導体基板210の表面)に対して垂直である。第1光学面310の中心軸は、発光素子220から出射された光Lの光軸と一致することが好ましい。なお、本実施の形態では、コリメート光Lの光束径は、0.2〜0.25μm程度である。
反射面320は、光レセプタクル300の天面側に形成された傾斜面である。反射面320は、光レセプタクル300の底面から天面に向かうにつれて、光ファイバー400に近づくように傾斜している。本実施の形態では、反射面320の傾斜角度は、第1光学面310から入射した光Lの光軸に対して45°である。反射面320には、第1光学面310から入射したコリメート光Lが、臨界角より大きな入射角で内部入射する。反射面320は、入射した光Lを半導体基板210の表面に沿う方向に全反射させる。すなわち、反射面320では、所定の光束径のコリメート光Lが入射して、所定の光束径のコリメート光Lが出射する。
光分離部330(第3凹部380の出射領域)は、複数の面からなる領域であり、光レセプタクル300の天面側に配置されている。光分離部330は、反射面320で反射した所定の光束径のコリメート光Lを受光素子230に向かうモニター光Lmと、光ファイバー400の端面410に向かう信号光Lsとに分離する。信号光Lsは、第3凹部380に出射される。光分離部330で分離された信号光Lsおよびモニター光Lmは、いずれもコリメート光である。信号光Lsおよびモニター光Lmの進行方向に直交する方向の外形は、それぞれ直径が前述の光束径の円形である。本実施の形態の光モジュール100は、光レセプタクル300の光分離部330に主たる特徴を有する。そこで、光分離部330については、別途改めて詳細に説明する。
第2光学面340は、光レセプタクル300の底面側に、受光素子230と対向するように配置されている。本実施の形態では、第2光学面340は、凸レンズ面である。第2光学面340は、光分離部330で分離したモニター光Lmを収束させて受光素子230に向けて出射する。これにより、モニター光Lmを受光素子230に効率良く結合させることができる。第2光学面340の中心軸は、受光素子230の受光面(半導体基板210)に対して垂直であることが好ましい。
入射面381は、光レセプタクル300の天面側に配置されており、光分離部330で出射した信号光Lsを光レセプタクル300内に再度入射させる。本実施の形態では、入射面381は、光分離部330で分離した信号光Lsに対する垂直面である。これにより、光ファイバー400の端面410に向かう信号光Lsを屈折させることなく光レセプタクル300内に再度入射させることができる。
第3光学面350は、光レセプタクル300の右側面側に、光ファイバー400の端面と対向するように配置されている。本実施の形態では、第3光学面350は、凸レンズ面である。第3光学面350は、入射面381から光レセプタクル300内に再度入射した信号光Lsを収束させて光ファイバー400の端面410に向かって出射する。これにより、信号光Lsを光ファイバー400の端面410に効率良く結合させることができる。第3光学面350の中心軸は、光ファイバー400の端面410の中心軸と一致していることが好ましい。
本実施の形態の光レセプタクル300では、発光素子220から出射した光Lを、第1光学面310によって光束径が一定のコリメート光に変換して入射させるため、コリメート光のみを扱うことができる。これにより、光レセプタクル300に光の進行方向への寸法誤差が生じたとしても、光ファイバー400の端面410および受光素子230への光量と、光ファイバー400および受光素子230への入射光の集光点の位置とを確保することができる。この結果、光学性能を維持しながら、光レセプタクル300に要求される寸法精度を緩和して製造容易性を向上させることができる。
次に、光分離部330の構成について説明する。図3〜図5は、光分離部330の構成を示す図である。図3Aは、光分離部330の斜視図であり、図3Bは、光分離部330の平面図である。図4Aは、図1において破線で示される領域の部分拡大断面図であり、図4Bは、光分離部330の光路を示す部分拡大断面図である。図5Aは、図3Aにおいて破線で示される領域の部分拡大断面図であり、図5Bは、コリメート光Lが入射する領域における光分離部330の数を説明するための図である。図4Bでは、光レセプタクル300内の光路を示すために光レセプタクル300の断面へのハッチングを省略している。また、図5Aでも光レセプタクル300の断面へのハッチングを省略している。
図3および図4に示されるように、光分離部330は、複数の分離ユニット335を有する。詳細は後述するが、光分離部330において、複数の分離ユニット335は、反射面320で反射した光Lが入射する領域内に4〜6の分離ユニット335が存在するように配置されている。分離ユニット335は、分割反射面331、分割透過面332および分割段差面333をそれぞれ1つずつ含む。すなわち、光分離部330は、複数の分割反射面331と、複数の分割透過面332と、複数の分割段差面333とを有する。この後説明するように、分割反射面331は、反射面320で反射したコリメート光Lの光軸に対する傾斜面である。以下の説明では、分割反射面331の傾斜方向を第1の方向と称する(図3に示される矢印D1参照)。分割反射面331、分割透過面332および分割段差面333は、それぞれ第1の方向に分割されている。
分割反射面331は、反射面320で反射したコリメート光Lの光軸に対する傾斜面である。分割反射面331は、反射面320で反射したコリメート光Lの一部を第2光学面340に向けて反射させる。本実施の形態では、分割反射面331は、光レセプタクル300の天面から底面に向かうにつれて第3光学面350(光ファイバー400)に近づくように傾斜している。分割反射面331の傾斜角は、反射面320で反射したコリメート光Lの光軸に対して45°である。分割反射面331は、第1の方向に分割されており、所定の間隔で配置されている。また、複数の分割反射面331は、同一の仮想平面S1(図3Aおよび図5A参照)上に配置されている。
分割透過面332は、分割反射面331と異なる位置に形成された、反射面320で反射したコリメート光Lの光軸に対する垂直面である。分割透過面332は、反射面320で反射したコリメート光Lの一部を透過させ、第3凹部380に出射させる。分割透過面332も、第1の方向に分割されており、所定の間隔で配置されている。複数の分割透過面332は、第1の方向において互いに平行に配置されている。
分割段差面333は、反射面320で反射したコリメート光Lの光軸に平行な面であり、分割反射面331および分割透過面を接続している。複数の分割段差面333は、第1の方向において互いに平行に配置されている。
1つの分離ユニット335内において、分割反射面331、分割段差面333および分割透過面332は、この順番で第1の方向(天面から底面に向かう方向)に配列されている。分割透過面332および分割段差面333の間には、稜線が形成される。第1の方向において隣接する複数の稜線は、互いに平行に配置されている。分割透過面332および分割段差面333のなす角度のうち小さい角度は、90°である。また、分割透過面332および(隣の分離ユニット335の)分割反射面331のなす角度のうち小さい角度は135°である。また、分割段差面333および分割反射面331のなす角度のうち小さい角度も135°である。光分離部330において、複数の分離ユニット335は、第1の方向に配列されている。分割反射面331を含む仮想平面S1に対する、分割透過面332と分割段差面333との境界線の高さd3は、13〜21μmの範囲内である(図5A参照)。
図4Bに示されるように、分割反射面331には、反射面320で反射したコリメート光Lの一部の光が、臨界角より大きな入射角で内部入射する。分割反射面331は、入射したコリメート光Lの一部の光を第2光学面340に向けて反射させて、モニター光Lmを生成する。一方、分割透過面332は、反射面320で反射したコリメート光Lの一部の光を透過させ、光ファイバー400の端面410に向かう信号光Lsを生成する。信号光Lsは、第3凹部380に出射される。このとき、分割透過面332はコリメート光Lに対して垂直面であるため、信号光Lsは屈折しない。なお、光分離部330において、分割段差面333は、コリメート光Lの入射方向と平行に形成されているため、コリメート光Lが入射することはない。
信号光Lsとモニター光Lmとの光量比は、所望の光量の信号光Lsを得つつ、発光素子から出射された光Lの強度や光量を監視することができるモニター光Lmを得ることができれば、特に限定されない。信号光Lsとモニター光Lmとの光量比は、信号光Ls:モニター光Lm=6:4〜8:2であることが好ましい。信号光Lsとモニター光Lmとの光量比は、信号光Ls:モニター光Lm=7:3であることがさらに好ましい。
信号光Lsとモニター光Lmとの光量比は、理論上、反射面320側から見たときの分割透過面332および分割反射面331の面積比に比例する。たとえば、図4Bに示される断面の分割透過面332と平行な方向における、分割透過面332の寸法d1と、分割反射面331の寸法d2との比率を1:1にすると、光分離部330に入射するコリメート光Lの光量を100%とした場合、信号光Lsおよびモニター光Lmの光量はそれぞれ50%になるはずである。
一方、光レセプタクル300は、上記のように射出成形により製造されうる。射出成形による製造方法では、金型の内部(キャビティー)に注入した溶融樹脂を硬化させて光レセプタクル300を成形する。よって、光レセプタクル300では、キャビティー内から抜けなかった気体によりエッジ部に成形不良が生じたり、冷却工程における樹脂の収縮または転写不良により所望の形状が得られなかったりする場合がある。また、光レセプタクル300では、光レセプタクル300の材料の種類に応じて、光損失が発生する。よって、信号光Lsとモニター光Lmとが所望の光量比となるように、分割透過面332および分割反射面331を設計しても、所望の光量比とならないことが多い。
本発明者らは、このような光レセプタクル300の特性や、射出成形による製造上の誤差などを考慮した上で、信号光Lsおよびモニター光Lmを所定の光量比で生成するための、光分離部330における最適な分離ユニット335の配置および形状を見出した。本実施の形態では、信号光Lsとモニター光Lmとの光量比は、信号光Ls:モニター光Lm=7:3である。なお、以下の説明において「分離ユニット335の高さ」とは、上述した第1仮想平面S1と、分割透過面332および分割段差面333の境界線との最短距離d3を意味する。
本発明者らは、条件の異なる3種類のシミュレーション(シミュレーション1〜3)を実施し、これらのシミュレーション結果から最適な光分離部330の形状(分離ユニット335の配置および形状)を求めた。シミュレーション1では、光レセプタクル300の形状のみを考慮してシミュレーションを行った。シミュレーション2では、シミュレーション1の条件に加え、光レセプタクル300の材料も考慮してシミュレーションを行った。シミュレーション3では、シミュレーション2の条件に加え、製造上の誤差も考慮してシミュレーションを行った。なお、シミュレーション1〜3において、発光素子220から出射されるレーザー光Lの光量は、同じである。また、シミュレーション1〜3において、信号光Lsの光量は、入射面381の近くに設定した第2仮想平面S2に到達した光量とした(図1参照)。また、シミュレーション1〜3において、モニター光Lmの光量は、受光素子230の近くに設定した第3仮想平面S3に到達した光量とした(図1参照)。
シミュレーション1〜3では、光分離部330のコリメート光Lが入射する領域における分離ユニット335の数を2〜12個の範囲で変化させた場合、および分離ユニット335の高さを7,10,12,15,21,25,35μmと変化させた場合のそれぞれについて各光量をシミュレーションした。
シミュレーション1では、光レセプタクル300の形状のみを考慮して、発光素子220から出射した光Lから生成された信号光Lsの光量およびモニター光Lmの光量をそれぞれ求めた。シミュレーション1では、図4Bに示される分割透過面332の寸法d1と分割反射面331の寸法d2との比率は、7:3と設定した。また、分割透過面332および分割段差面333のなす角度のうち小さい角度を90°と設定した。さらに、分割透過面332および分割反射面331のなす角度のうち小さい角度、ならびに分割段差面333および分割反射面331のなす角度のうち小さい角度を135°と設定した。このような条件を満たす範囲内で、分離ユニット335の配置および分離ユニット225の高さを変化させて、信号光Lsおよびモニター光Lmの光量をそれぞれ求めた。
シミュレーション2では、シミュレーション1の条件(光レセプタクル300の形状)に加え、光レセプタクル300の材料による光損失も考慮して、信号光Lsの光量およびモニター光Lmの光量をそれぞれ求めた。シミュレーション2では、光レセプタクル300の材料は、ポリエーテルイミド(PEI)とした。
シミュレーション3では、シミュレーション2の条件(光レセプタクル300の形状および材料)に加え、射出成形による製造上の誤差も考慮して、信号光Lsの光量およびモニター光Lmの光量をそれぞれ求めた。ここで、製造上の誤差とは、分割透過面332および分割段差面333のなす角度のうち、小さい角度(90°)が1°増減した場合であって、かつ第1の方向における分割透過面332および分割段差面333の接続部(稜線部分)のR(曲率半径)が3μmとなった場合である。
図6は、分離ユニット335の配置または高さと、信号光Lsおよびモニター光Lmの光量の変動量との関係を示すグラフである。図6Aは、光分離部330のコリメート光Lが入射する領域における分離ユニット335の数と、光(信号光Lsまたはモニター光Lm)の光量の変動量との関係を示すグラフであり、図6Bは、分離ユニット335の高さと、信号光Lsの減少量との関係を示すグラフである。なお、図6Aにおいて、黒塗りされた四角形のシンボルは、シミュレーション1によるモニター光Lmの光量に対するシミュレーション2によるモニター光Lmの光量の変動量を示しており、白抜きされた四角形のシンボルは、シミュレーション1による信号光Lsの光量に対するシミュレーション2の信号光Lsの光量の変動量を示している。また、黒塗りされた円形のシンボルは、シミュレーション1によるモニター光Lmの光量に対するシミュレーション3のモニター光Lmの光量の変動量を示しており、白抜きされた円形のシンボルは、シミュレーション1によるモニター光Lmの光量に対するシミュレーション3のモニター光Lmの光量の変動量を示している。また、図6Aに示される破線は、信号光Lsまたはモニター光Lmの光量の変動量が5%の位置を示している。図6Bの黒塗りされた円形のシンボルは、シミュレーション1による信号光Lsの光量に対するシミュレーション3による信号光Lsの減少量を示している。また、図6Bに示される破線は、信号光Lsの減少量が15%の位置を示している。
図6Aに示されるように、シミュレーション1による信号光Lsまたはモニター光Lmの光量に対する、シミュレーション2の信号光Lsまたはモニター光Lmの光量の変動量は、分離ユニット335の数が4個以上であれば5%未満であることがわかる。また、シミュレーション1による信号光Lsまたはモニター光Lmの光量に対する、シミュレーション3の信号光Lsまたはモニター光Lmの光量の変動量も、分離ユニット335の数が4個以上であれば5%未満であることがわかる。
また、図6Bに示されるように、シミュレーション1による信号光Lsの光量に対する、シミュレーション3による信号光Lsの減少量は、分離ユニット335の高さが13〜21μmの範囲内であれば15%未満であることがわかる。
よって、本シミュレーションから、光分離部330のコリメート光Lが入射する領域における分離ユニット335の数が4〜6個であり、かつ、分離ユニット335の高さが13〜21μmであれば、所望の光量の信号光Lsおよび所望の光量のモニターLmを得られることがわかる。
なお、特に結果は示さないが、透過光としての信号光Lsの光量:反射光としてのモニター光Lmの光量=20:80〜80:20の範囲内であれば、所定の光束径における分離ユニット335の数が4〜6個であり、かつ、分離ユニット335の高さが13〜21μmの場合に、所望の光量の信号光Lsおよび所望の光量のモニターLmを得られることもわかっている。
(効果)
以上のように、実施の形態1に係る光レセプタクル300は、発光素子220から出射されたレーザー光Lを、反射面320によって半導体基板210の表面に沿って反射させた上で、分割反射面331による反射および分割透過面332による透過によってモニター光Lmと信号光Lsとに分離する。モニター光Lmについては、第2光学面340から受光素子230に向けて出射させ、信号光Lsについては、進行方向を変えることなく、第3光学面350から光ファイバー400の端面410に向けて出射させる。よって、光レセプタクル300は、発光素子220から出射された光を監視するモニター光Lmを取得しつつ、光ファイバー400の端面410における信号光Lsの方向を半導体基板210に沿った方向にすることができる。また、光レセプタクル300は、光レセプタクル300の材料および製造上の誤差に関わらず、所望の光量の信号光Lsおよび所望の光量のモニターLmを生成することができる。
なお、分割反射面331、分割段差面333および分割透過面332は、この順番で第1の方向であって、光レセプタクル300の底面から天面に向かう方向に配置されていてもよい。この場合、複数の分割段差面333および複数の分割透過面332は、分割反射面331よりも反射面320側に配置される。
また、実施の形態1に係る光レセプタクル300では、第1光学面310、第2光学面340および第3光学面350が曲率を有する凸レンズ面である場合を示したが、第1光学面310、第2光学面340または第3光学面350は、曲率を有さない平面であってもよい。具体的には、第1光学面310のみが平面であってもよいし、第2光学面340のみが平面であってもよいし、第3光学面350のみが平面であってもよい。第1光学面310が平面に形成されている場合、例えば、反射面320は、凹面鏡として機能できるように形成される。また、第2光学面340が平面に形成されている場合、第2光学面340から出射された一部の光が、受光素子230の受光面に到達しないおそれがある。しかしながら、受光素子230が発光素子220から出射された光Lを監視するうえでは、大きな問題とはならない。さらに、第1光学面310や反射面320などにより、第3光学面350に到達する直前の光Lが効果的に収束されている場合は、第3光学面350が平面に形成されていてもよい。
[実施の形態2]
(光モジュールの構成)
実施の形態2に係る光レセプタクル600および光モジュール500は、レンズアレイ型であり、監視を伴う光送信の多チャンネル化に対応できる点において、実施の形態1に係る光レセプタクル300および光モジュール100と異なる。なお、実施の形態1の光レセプタクル300および光モジュール100と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7は、実施の形態2に係る光モジュール500の断面図である。図7では、光レセプタクル600内の光路を示すために光レセプタクル600の断面へのハッチングを省略している。図8は、実施の形態2に係る光レセプタクル600の構成を示す図である。図8Aは、光レセプタクル600の平面図であり、図8Bは、底面図であり、図8Cは、右側面図である。
図7に示されるように、実施の形態2に係る光モジュール500は、光電変換装置700および光レセプタクル600を有する。実施の形態2に係る光モジュール500では、光ファイバー400は、多芯一括型のコネクター610内に収容された状態で公知の取付手段を介して光レセプタクル600に取り付けられている。
光電変換装置700は、複数の発光素子220と、複数の受光素子230と、制御部240を有する。複数の発光素子220は、半導体基板210上に一列に配列されている。図8では、複数の発光素子220は、紙面の手前側から奥側に向かって一列に配列されている。一方、複数の受光素子230は、複数の発光素子220の配列方向と平行になるように、半導体基板210上に一列に配列されている。複数の発光素子220および複数の受光素子230は、互いに対応するように同一間隔で配置される。複数の受光素子230は、対応する発光素子220の出力などを監視するためのモニター光Lmを受光する。
光レセプタクル600は、このような光電変換装置700および光ファイバー400の構成に応じて、各発光素子220および各光ファイバー400間の光路と、各発光素子220および各受光素子230間の光路を確保するように形成されている。具体的には、複数の第1光学面310、複数の第2光学面340および複数の第3光学面350が、発光素子220ごとのレーザー光Lの光路を確保できるように、図7の紙面における前後方向(図8A,Bにおいては、上下方向)に配列されている。また、反射面320および光分離部330が、複数の発光素子220から出射されるレーザー光Lの光路を確保できるように形成されている。
本実施の形態においても、光分離部330は、複数の分離ユニット335を有する。本実施の形態においても、反射面320で反射した光が入射する領域内に4〜6個の分離ユニット335が存在するように、光分離ユニット335は配置されている。また、光分離ユニットの高さは、13〜21μmの範囲内である。
(効果)
以上のように、実施の形態2に係る光モジュール500は、実施の形態1の効果に加え、監視を伴う光送信の多チャンネル化に対応することができる。
なお、特に図示しないが、実施の形態2においても実施の形態1と同様に、第1光学面310、第2光学面340または第3光学面350は、平面であってもよい。
また、上記各実施の形態の光レセプタクル300,600において、反射面320および分割反射面331上に、光反射率が高い金属(例えば、Al,Ag,Auなど)の薄膜などの反射膜を形成してもよい。部品点数の削減を優先させたい場合には、実施の形態1,2のように、全反射のみを利用した構成を採用することが好ましい。
本発明に係る光レセプタクルおよび光モジュールは、光ファイバーを用いた光通信に有用である。
100,500 光モジュール
200,700 光電変換装置
210 半導体基板
220 発光素子
230 受光素子
240 制御部
300,600 光レセプタクル
310 第1光学面
320 反射面
330 光分離部
331 分割反射面
332 分割透過面
333 分割段差面
335 分離ユニット
340 第2光学面
350 第3光学面
360 第1凹部
370 第2凹部
380 第3凹部
381 入射面
390 光ファイバー取付部
391 第4凹部
392 第5凹部
400 光ファイバー
410 端面
420 フェルール
610 コネクター
L 発光素子から出射された光
Lm モニター光
Ls 信号光
S 仮想平面

Claims (4)

  1. 発光素子および前記発光素子から出射された光を監視するための受光素子が基板上に配置された光電変換装置と、光ファイバーとの間に配置され、前記発光素子と前記光ファイバーの端面とを光学的に結合するための光レセプタクルであって、
    前記発光素子から出射された光を入射させる第1光学面と、
    前記第1光学面から入射した光を、前記基板に沿った方向に反射させる反射面と、
    前記反射面で反射した光の一部を出射させる出射領域および前記出射領域から出射した光を再度入射させる入射面を有する凹部と、
    前記出射領域に配置され、前記反射面で反射した光を前記受光素子に向かうモニター光と前記光ファイバーの端面に向かう信号光とに分離し、前記モニター光を前記受光素子に向けて反射させ、前記信号光を前記凹部に出射させる光分離部と、
    前記光分離部で分離した前記モニター光を前記受光素子に向けて出射させる第2光学面と、
    前記光分離部から出射された後、前記入射面から再度入射した前記信号光を前記光ファイバーの端面に向けて出射させる第3光学面と、を有し、
    前記光分離部は、前記反射面で反射した光の光軸に対する傾斜面である分割反射面と、前記光軸に対する垂直面である分割透過面と、前記光軸に対する平行面である分割段差面とをそれぞれ1つずつ含み、かつ前記分割反射面、前記分割段差面および前記分割透過面が前記分割反射面の傾斜方向である第1の方向に配列されている分離ユニットを複数含み、
    前記光分離部において、複数の前記分離ユニットは、前記第1の方向に配列されており、
    複数の前記分割反射面は、同一の仮想平面上に配置されており、かつ前記反射面で反射した光の一部を前記第2光学面に向けて反射させ、
    複数の前記分割透過面は、それぞれ前記反射面で反射した光の一部を前記凹部に透過させ、
    複数の前記分割段差面は、それぞれ前記分割反射面および前記分割透過面を接続し、
    前記光分離部において、複数の前記分離ユニットは、前記反射面で反射した光が入射する領域内に4〜6の前記分離ユニットが存在するように配置されており、
    前記仮想平面に対する、前記分割透過面と前記分割段差面との境界線の高さは、21μmであり、
    前記反射面で反射した光が進行する方向からみたときに、前記分割透過面の高さ方向にの寸法と前記分割反射面の高さ方向の寸法の比率は、7:3であり、
    前記分割透過面および前記分割段差面のなす角度のうち小さい角度は、90°であり、
    前記分割透過面および前記分割反射面のなす角度のうち小さい角度、ならびに前記分割段差面および前記分割反射面のなす角度のうち小さい角度は、135°であり、
    前記第1の方向における前記分割透過面および前記分割段差面の接続部のRは、3μmである、
    光レセプタクル。
  2. 前記第1光学面、前記第2光学面および前記第3光学面は、いずれも複数配置されており、かつ前記第2の方向にそれぞれ一列に配列されている、請求項1に記載の光レセプタクル。
  3. 発光素子および前記発光素子から出射された光を監視するための受光素子が基板上に配置された光電変換装置と、
    請求項1または請求項2に記載の光レセプタクルと、
    を有する、光モジュール。
  4. 前記光電変換装置は、複数の前記発光素子と、複数の前記受光素子とを有し、
    前記複数の発光素子は、前記第2の方向に一列に配列されており、
    前記複数の受光素子は、前記発光素子の列と平行になるように前記第2の方向に一列に配列されており、
    前記光レセプタクルは、前記発光素子の列に対応して前記第2の方向に一列に配列された複数の前記第1光学面と、前記受光素子の列に対応して前記第2の方向に一列に配列された複数の前記第2光学面と、前記第2の方向に一列に配列された複数の前記第3光学面とを有する、
    請求項に記載の光モジュール。
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