JP2013137111A - アキュムレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】材料費及び加工費を低減できながら、コンパクトな容器に通路面積の大きい出口管を適用でき、圧力損失を低下できる高性能なアキュムレータを得る。
【解決手段】筒形の密閉容器10と、内部に開口する入口管4及び出口管5を備え、出口管5は、密閉容器10の内外を連絡する連絡管6と、プレート材710に入口から出口にかけてU字に沿う凹溝711を設けた第1プレート71と該第1プレート71の凹溝711を塞ぐプレート材720をもつ第2プレート72とを接合して成り、凹溝711の入口を密閉容器10の内部に開口し且つ凹溝711の出口を連絡管6に接続したプレート式U字管7とを備えて成る。
【選択図】図3

Description

本発明は、空調機や冷凍機の冷媒回路に設け、主に圧縮機の吸入側において気液分離するアキュムレータに関する。
この種一般的なアキュムレータは、特許文献1に記載されているように、筒形の密閉容器と、該容器内に蒸発器から取り込み運転状況により液が混じるガス冷媒を開放させる入口管と、容器内の上部からガス冷媒を取り出し且つ下部に溜まる冷凍機油を圧縮機側に回収する油戻し穴を設けたU字管から成る出口管とを備える。
また、やや特殊なアキュムレータとしては、特許文献2に記載されているように、瓶形の密閉容器と、その上部の開口に栓をするキャップに支持させる入口管と、同キャップに支持させる内管及び外管をもつ二重管から成る出口管とを備える。
特許第2674376号公報 特開2008−215727号公報
しかし、特許文献1のように出口管にU字管を用いるものでは、直管をU字に曲げる加工が必要で、このような加工に適した伸び性の良い材料として銅管(どうかん)が広く用いられるが、容器内部の配管については本来高い耐圧性は必要なく、過剰品質であるばかりか、曲げ加工後に油戻し穴を別途手作業等で開ける必要があり、材料費及び加工費がかさむ。特に、油戻し穴の個数が増えると、手作業の手間が増える。さらに、U字形への曲げ加工は、銅管径が太くなるほど曲げアールを大きくとる必要があるため、容器の径に対して大径の出口管とすることは難しく、コンパクトな容器に太い出口管を適用するのは困難である。
また、出口管に二重管を用いる特許文献2のものでは、内管と外管との支持構造が複雑となり、特に、一つのキャップに、入口管の他、二重管を構成する外管と内管の両方を片持ち状に支持する必要があるため、キャップを特殊な形状に加工する必要があり、U字管を用いる場合よりもむしろコスト高となる。
本発明の課題は、材料費及び加工費を低減できながら、コンパクトな密閉容器に通路面積の大きい出口管を適用でき、圧力損失を低下できる高性能なアキュムレータを提供する点にある。
本発明は、上記課題を解決するため、図面に例示するように、筒形の密閉容器(10)と、この密閉容器(10)の内部に開口する入口管(4)及び出口管(5)を備えるアキュムレータにおいて、前記出口管(5)は、前記密閉容器(10)の内外を連絡する連絡管(6)と、プレート材(710)に入口から出口にかけてU字に沿う凹溝(711)を設けた第1プレート(71)と該第1プレート(71)の前記凹溝(711)を塞ぐプレート材(720)をもつ第2プレート(72)とを接合して成り、前記凹溝(711)の入口を前記密閉容器(10)の内部に開口し且つ前記凹溝(711)の出口を前記連絡管(6)に接続したプレート式U字管(7)とを備えて成る特定事項をもつ。
この場合、前記プレート式U字管(7)の介在部分において、前記密閉容器(10)の内部を、第1室(11)と第2室(12)とに間仕切りしていると共に、前記第1室(11)及び前記第2室(12)の一方側に、前記入口管(4)の開口端(4B)を位置させているのが好ましい。
さらに、前記第1室(11)及び前記第2室(12)のうち、前記入口管(4)の開口端(4B)を位置させる一方側の室(11)を、他方側の室(12)よりも大きくしているのが好ましい。
また、前記第1室(11)及び前記第2室(12)のうち、前記入口管(4)の開口端(4B)を位置させない他方側の室(12)に、前記凹溝(711)に通じる油戻し穴(8)の入口を開口しているのが好ましい。
さらにまた、前記第1プレート(71)と前記第2プレート(72)とは、接合面を境に各プレート材(710,720)に凹溝(711,721)を対称に設けており、一対の凹溝(711,721)の出口部に前記連絡管(6)を挟み付けて結合しているのが好ましい。
本発明に係るアキュムレータによれば、出口管は、プレート材をもつ第1及び第2プレートを接合したプレート式U字管により密閉容器の内部における管路を構成するため、配管の曲げ加工を不要にでき、板金のプレス加工等により容易に加工が行え、加工費を低減できる。また、曲げ加工が不要になるため、プレート式U字管に鋼板(こうはん)等の安価な材料を選定でき、板厚も薄くすることができ、材料費も低減できる。しかも、配管によるU字形の曲げがなくなるため、出口管の通路面積が大きい場合でも筒形の密閉容器の径を必要以上に大きくしなくても組立が可能になるし、出口管の通路面積を大きくすることで圧力損失を低下させることができ、冷凍機の性能を向上できる。
プレート式U字管の介在部分において、密閉容器の内部を、第1室と第2室とに間仕切りし、その一方側の室に、入口管の開口端を位置させることにより、入口管から一方側の室に開放された液混じりの冷媒ガスが他方側の室に流量しようとするとき、間に介在するプレート式U字管に広範囲にわたって衝突し、気液分離が効果的に促進される。
入口管の開口端を位置させる一方側の室を他方側の室よりも大きくすることにより、密閉容器の内部に液混じりの冷媒ガスを抵抗少なく良好に開放でき、圧力損失を効果的に低減することができる。
入口管の開口端を位置させない他方側の室に、凹溝に通じる油戻し穴の入口を開口することにより、他方側の室は密閉容器に開放される冷媒ガスの流速による液面変動の影響を受け難いため、分離した冷凍機油及び液冷媒を少量ずつ良好に回収することができる。
第1プレートと第2プレートの各プレート材に接合面を境に凹溝を対称に設け、一対の凹溝の出口部に連絡管を挟み付けて結合することにより、出口管の通路面積を効果的に大きくすることができると共に、連絡管との接続強度を高めることができる。
本発明アキュムレータを適用する冷媒回路図。 本発明アキュムレータの縦断面図(図4のC−C断面図)。 図2の中間部を省略した倍率2の拡大断面図。 図3のA−A線で切断した倍率2の拡大断面図。 図3のB−B線で切断した倍率2の拡大断面図。 製造時の第1工程に係る上鏡板側の組立図。 同第1工程に係る上鏡板側半完成品の斜視図。 同第2工程に係る組立図。 同第2工程に係る内部透視図。 同第2工程を経た完成図。 気液分離の原理説明図。
図1に示すように、本発明に係るアキュムレータ100は、主に家庭用又は業務用エアコンの冷媒回路に設けて気液分離器として機能させるものであって、圧縮機200、四路切換弁300、冷房時に凝縮器となり暖房時に蒸発器となる熱源側熱交換器400、膨張弁500と共に、室外機600に設けられる。室内機700には、冷房時に蒸発器となり暖房時に凝縮器となる利用側熱交換器800を設けている。
図2に示すように、アキュムレータ100は、筒形の胴体1と、この胴体1の上部1Aを塞ぐ上鏡板2と、胴体1の下部1Bを塞ぐ下鏡板3とから成る筒形の密閉容器10を備え、この密閉容器10の内部に、蒸発器側低圧ガス管(図1の四路切換弁300のコモン低圧ポート側配管901)と接続する入口管4及び圧縮機側吸入ガス管(図1の圧縮機200の吸入ガス管902)に接続する出口管5を開口している。
胴体1は、直径が数十mm〜百数十mm例えば76.3mm、長さが数百mm〜千数百mm例えば389mm、管厚みが数mm例えば2mmとした円筒形の鋼管(こうかん)から成る。
図3に明示するように、上鏡板2は、板の厚みを数mm例えば2.3mmとした鋼板(こうはん)を用いたプレス成型品から成り、胴体1の上部1Aを塞ぐ高さ数十mm例えば30mmとしたやや扁平な半球状の鏡餅形のドーム本体21と、胴体1の上端外側に嵌合する胴体直径76.3mmに合わせた例えば77mmの内のり直径をもつ環状嵌合部22とを一体に有する。
下鏡板3は、板の厚みを数mm例えば2.3mmとした鋼板(こうはん)を用いたプレス成型品から成り、胴体1の下部1Bを塞ぐ高さ数十mm例えば30mmとしたやや扁平な半球状の鏡餅形のドーム本体31と、胴体1の下端外側に嵌合する胴体直径76.3mmに合わせた例えば77mmの内のり直径をもつ環状嵌合部32とを一体に有する。ボウル形を呈する下鏡板3の底部3Bは、分離した液を溜める液溜めの底となる。
入口管4は、直径が数十mm例えば15.88mm、管厚みが数mm例えば1mmとした円筒形の銅管(どうかん)から成り、直管部41の下部に曲率半径数十mm程度のアール例えば20mmのアールをつけた曲管部42を連続的に一体に具備する。直管部41の上部には、完成後に蒸発器側低圧ガス管の端部を挿入してロウ付け等の溶接により固定する拡管状の外部管継手4Aを一体に具備する。
出口管5は、密閉容器10の内外を連絡する連絡管6と、プレート材710に入口から出口にかけてU字に沿う凹溝711を設けた第1プレート71と該第1プレート71の凹溝711を塞ぐプレート材720をもつ第2プレート72とを接合して成り、凹溝711の入口を密閉容器10の内部上方に開口し且つ凹溝711の出口を連絡管6に接続するプレート式U字管7とを備えて成る。
連絡管6は、直径が数十mm例えば15.88mm、管厚みが数mm例えば1mmとした円筒形の銅管(どうかん)から成り、上部には、完成後に圧縮機側吸入ガス管の端部を挿入してロウ付け等の溶接により固定する拡管状の外部管継手6Aを一体に具備すると共に、下部には、プレート式U字管7の出口側との圧入を円滑にするための縮管状の挿入ガイド6Bを一体に具備する。また、hは、密閉容器10の内部の液冷媒が過剰になった場合に溜っている液冷媒を吸い込むことなく、冷媒ガスのみを圧縮機に帰すためのバイパスルートを構成する均圧穴である。
プレート式U字管7における第1プレート71と第2プレート72とは、板の厚みをコンマ数mm〜数mm例えば0.5mmした鋼板(こうはん)製のプレート材710,720を用いたプレス成型品から成り、完成時の高さを数百mm例えば400mm、完成時の横幅を数十mm例えば55mmとしている。各プレート材710,720の上端側に位置させる入口7Jから出口7Kにかけては、正面視でU字に沿い、かつ、断面視で図5に明示するように幅が十数mm例えば18.9mm・深さが数mm例えば7mmとしたやや扁平な半円状の凹溝711,721を、第1及び第2プレート71,72の接合面を境にして対称に設けている。各凹溝711,721により、入口7Jから出口7Kにかけて、曲管から成るU字配管と等価なU字形通路70を構成している。
第1及び第2プレート71,72の接合面は、各プレート材710,720における、左右及び下端の周辺耳部712,722と中央の平坦部713,723の各突合せ部分となる。U字形の凹溝711,721の下部のカーブに合わせて、各周辺耳部712,722の下部には左カット部714,724及び右カット部715,725をそれぞれ斜めに設けている。一対の凹溝711,721の上端側の出口7Kには、連絡管6の挿入ガイド6Bを受入れ且つ該挿入ガイド6Bの上部所定長さ例えば8〜10mm程度にわたって圧入状に挟み付けて結合している。プレート式U字管7の下端(周辺耳部712,722の下端)は、下鏡板3の底部3Bから所定高さおおむね20mm前後の位置にくる。
図4に示すように、上鏡板2には、中心20から数十mm例えば22mm偏心した位置23(偏心中心)に、出口管5の連絡管6を貫通状にロウ付け等の溶接により固定する出口管貫通穴24をバーリング加工により外向きにやや突出状に開口している。さらに、出口管貫通穴24の偏心方向と180度反対側において中心20から数十mm例えば22mm偏心した位置25(偏心中心)に、入口管4を貫通状にロウ付けにより固定する入口管貫通穴26を同じくバーリング加工により外向きにやや突出状に開口している。
図5に示すように、プレート式U字管7の介在部分において、密閉容器10の内部は、第1室11と第2室12とに間仕切りしている。また、一方側の第1室11には、入口管4の曲管部42の下部開口端4Bを位置させている。プレート式U字管7の周辺耳部における右端部7Rは胴体1の内面に接触又は近接状に位置させ、同左端部7L側の凹溝711の外面は入口管4の反開口端側の管外面に接触又は近接状に位置させ、入口管4を回避するするように開口端4Bの反対側にプレート式U字管7を配置することにより、入口管4の開口端4Bを位置させる一方側の第1室11を、他方側の第2室12よりも空間容積が大きくなるようにしている。入口管4の開口端4Bは、胴体1の片隅において略水平方向に指向させており、導入する冷媒は胴体1の内部上方から胴体1の内面に沿って第1室11の全体に広がるように開放される。
入口管4の開口端4Bを位置させない他方側の第2室12の下部には、プレート式U字管7の下端からの高さが数十mm例えば11mmの高さに、凹溝711,721に通じる直径数mm例えば1mmの丸穴から成る油戻し穴8の入口を開口させている。この油戻し穴8は、第2プレート72のプレス成型時に打ち抜きにより開口している。なお、油戻し穴8は、高さが異なる複数の位置に複数個設けてもよい(図6の第2油戻し穴82,第3油戻し穴83参照)。
図6に示すように、製造に際しては、上鏡板2に、出口管5の連絡管6と入口管4とを各貫通穴24,26に通すと共に、プレート式U字管7を構成する第1プレート71と第2プレート72とを突き合せ、かつ、その出口7Kと連絡管6の下部とを圧入する。このとき、連絡管6は出口管貫通穴24にまだ溶接せずに軸方向にスライド可能としておき、第1プレート71と第2プレート72との突き合せが完了済みのプレート式U字管7の出口7Kを、下方へのスライドにより大きく突出させた連絡管6の挿入ガイド6Bに挿入して押し込み、圧入完了後に連絡管6を所定位置に引き上げて位置決めするとよい。
第1プレート71と第2プレート72との突き合せは、周辺耳部712,722及び平坦部713,723の適宜箇所に電気溶接等によるスポット溶接により実施している。これに代え、又はこれと併用し、周辺耳部712,722及び平坦部713,723の適宜箇所に設ける、突起や爪等の係合部とこれに係合する被係合部との係合により突き合わせを行ってもよい。
入口管4は、部品単独時に上部の外部管継手4A及び下部の曲管部42を予め加工してあり、曲管部42を上鏡板2の表側から入口管貫通穴26に挿入して定位置に位置決めしている。これに代え、外部管継手4Aは後加工で拡管するものとし、直管部41を上鏡板2の裏側から挿入して、定位置に位置決めしてもよい。
同様に、出口管5の連絡管6についても、外部管継手6Aは後加工で拡管するものとし、第1プレート71と第2プレート72との突き合せが完了済みのプレート式U字管7の出口7Kに、連絡管6を予め圧入しておき、連絡管6を上鏡板2の裏側から挿入して、定位置に位置決めするようにしてもよい。
図7に示すように、図6の組み立てがされた後、全体をロウ付け炉に入れ、組み立て状態における各部の接合部分、すなわち、出口管貫通穴24と連絡管6との接合部分、入口管貫通穴26と入口管4との接合部分、連絡管6とプレート式U字管7の出口7Kとの接合部分、プレート式U字管7における第1プレート71と第2プレート72との周辺耳部同士の接合部分は、全部まとめて炉中ロウ付けしている。これに代え、各部の接合部分を個別にロウ付けにより固定してもよい。
なお、プレート式U字管7における第1プレート71と第2プレート72との周辺耳部同士のロウ付けによる接合は、突き合わせの際に行うものとしてもよいし、密閉容器10の内部通路については必ずしも厳密なシール性は要しないため、この部分のロウ付けは省略してもよい。また、プレート式U字管7の左端部7L側の凹溝711の外面と入口管4の反開口端側の管外面との間をロウ付けし、プレート式U字管7の支持剛性を高めるようにしてもよい。
図8に示すように、図7の上鏡板2側の半完成製品を得た後、胴体1の上部1Aにこれを挿入する。胴体1の下部1Bには下鏡板3を嵌合する。
図9に示すように、図8の組み立てがされた後の状態では、プレート式U字管7の入口7Jは、上鏡板2の内側上面近くに達する位置にくる。入口管4の開口端4Bの位置よりも出口管5の入口となるプレート式U字管7の入口7Jの位置は十分に高く、密閉容器10の内部で気液分離後のガスを良好に取り出し得るものとなる。密閉容器10の内部の第1室11と第2室12とは、プレート式U字管7の左端部7L及び下端7B側において相互に連通する。
図10に示すように、胴体1と上鏡板2の環状嵌合部22との間の接合部分、及び、胴体1と下鏡板3の環状嵌合部32との間の接合部分をロウ付け等の溶接により固定する。こうして、完成に至る。
図11に示すように、入口管4から密閉容器10の内部に開放された液混じりの冷媒ガスは第1室11側に開放され、プレート式U字管7と広範囲に衝突干渉して気液分離が促進される。液冷媒及び冷凍機油は密閉容器1の下方に落ち、第1室11のみならず第2室12側にも溜まる。ガス冷媒は、プレート式U字管7の入口7Jから流入し、U字形通路70の下方で折り返して、出口7Kから連絡管6を経て圧縮機側に戻る。冷凍機油及び液冷媒は、第2室12側から油戻し穴8,82,83を経てU字形通路70に流入し、ガス冷媒の流速に乗って、ミスト状あるいは粒状等となり、少量ずつがガス冷媒と混ざって圧縮機に帰る。比較的スリムな胴体1をもつ密閉容器10に比較的通路面積が大きいプレート式U字管7を適用することができ、圧力損失は極めて小さく、高性能を担保できる。
1;胴体
2;上鏡板
3;下鏡板
4;入口管
5;出口管
6;連絡管
7;プレート式U字管、71;第1プレート、72;第2プレート
8;油戻し穴
10;密閉容器

Claims (5)

  1. 筒形の密閉容器と、この密閉容器の内部に開口する入口管及び出口管を備えるアキュムレータにおいて、
    前記出口管は、
    前記密閉容器の内外を連絡する連絡管と、
    プレート材に入口から出口にかけてU字に沿う凹溝を設けた第1プレートと該第1プレートの前記凹溝を塞ぐプレート材をもつ第2プレートとを接合して成り、前記凹溝の入口を前記密閉容器の内部に開口し且つ前記凹溝の出口を前記連絡管に接続したプレート式U字管とを備えて成ることを特徴とするアキュムレータ。
  2. 前記プレート式U字管の介在部分において、前記密閉容器の内部を、第1室と第2室とに間仕切りしていると共に、前記第1室及び前記第2室の一方側に、前記入口管の開口端を位置させていることを特徴とする請求項1記載のアキュムレータ。
  3. 前記第1室及び前記第2室のうち、前記入口管の開口端を位置させる一方側の室を、他方側の室よりも大きくしていることを特徴とする請求項2記載のアキュムレータ。
  4. 前記第1室及び前記第2室のうち、前記入口管の開口端を位置させない他方側の室に、前記凹溝に通じる油戻し穴の入口を開口していることを特徴とする請求項2又は3記載のアキュムレータ。
  5. 前記第1プレートと前記第2プレートとは、接合面を境に各プレート材に凹溝を対称に設けており、一対の凹溝の出口部に前記連絡管を挟み付けて結合していることを特徴とする請求項1〜4何れか一項に記載のアキュムレータ。
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