JP2013136368A - アクセル装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 アクセル装置10の操作部材60のペダルボス部64は、突起106が挿通し且つ周方向に延びる通孔70を有する。突起106が通孔70のアクセル閉方向の端部72に当接するとき、突起106のアクセル開方向側には空間が形成される。ペダルボス部64は、アクセル閉方向へ回動するとき突起106と係合することなしにアクセル全閉位置に回動可能である。したがって、第1摩擦部材116および第2摩擦部材118の固着により第1ロータ102が回動不能となるとき、ペダルボス部64は第1ばね88の付勢力でアクセル全閉位置に回動可能である。そのため、アクセルペダル87の踏み込み解除時にアクセルペダル87を確実にアクセル全閉位置に復帰可能である。
【選択図】図3
Description
特許文献1に開示された電子式のアクセル装置は、アクセルペダルと共に回動するペダルロータを備えている。アクセルペダルおよびペダルロータは、エンジンのアイドル状態に対応するアクセル全閉位置からアクセル開方向へ回動するに従い互いに軸方向へ離間する。
支持部材は車体に取り付け可能である。シャフトは支持部材に回動可能に取り付けられている。ペダルボスは、シャフトと同軸上に位置し、シャフトと一体に回動する。アクセルペダルは、ペダルボスに接続され、踏み込み量に応じてペダルボスを回動可能である。第1付勢手段はペダルボスをアクセル閉方向へ付勢する。回転角検出手段は、支持部材に対するシャフトの相対回転角を検出する。
第1はす歯は、第1ロータの第2ロータ側に一体に形成され、周方向でアクセル閉方向に向かうほど第2ロータ側に突き出すように形成されている。第2はす歯は、第2ロータの第1ロータ側に一体に形成され、周方向でアクセル開方向に向かうほど第1ロータ側に突き出すように形成されている。
第1摩擦部材は、突起と支持部材との間に設けられ、第1ロータが第2ロータから離間するよう押されると突起または支持部材と摩擦係合し、突起に抵抗トルクを与える。第2摩擦部材は、第2ロータと支持部材との間に設けられ、第2ロータが第1ロータから離間するよう押されると第2ロータまたは支持部材と摩擦係合し、第2ロータに抵抗トルクを与える。
したがって、第1摩擦部材および第2摩擦部材が固着することによって第1ロータが回動不能となるとき、ペダルボスは第1ロータおよび突起の回動位置に拘らずアクセル全閉位置に回動可能である。このとき、ペダルボスには第1付勢手段の付勢力が作用する。そのため、アクセルペダルの踏み込みを解除したときアクセルペダルを確実にアクセル全閉位置に戻すことができる。
したがって、第1摩擦部材および第2摩擦部材が固着することによって第1ロータが回動不能となるとき、ペダルボスは突起と干渉することなしにアクセル全閉位置に回動可能である。
したがって、ペダルボスの外周部に形成された切欠溝から間隙が構成される場合と比べ、ペダルボスの強度を高くすることができる。
したがって、第1ロータが回動不能となり第2付勢手段の付勢力がペダルボスに作用しない場合、アクセルペダルとペダルボスとシャフトとを第1付勢手段の付勢力で確実にアクセル全閉位置に戻すことができる。
したがって、全閉ストッパと支持部材との間に異物が噛み込むことを抑制することができる。そのため、アクセルペダルの踏み込みを解除したとき全閉ストッパと支持部材との間に異物が噛み込むことに起因しアクセルペダルがアクセル全閉位置に戻らない事態を回避可能である。
したがって、収容部内上方に舞い上がった摩耗粉等の異物は、収容部の内壁のうち、全閉ストッパが当接する部分に付着することなく、収容部内下方に落下する。そのため、収容部内の異物が全閉ストッパと収容部の内壁との間に噛み込むことを抑制することができる。
したがって、突起と被係合部とが係合するとき、被係合部は突起の基端部に係合する。そのため、突起の基端にかかる曲げ応力が小さくなるので、突起の耐久性を向上させることができ、また突起の小型化が可能である。
したがって、突起と被係合部とが係合するとき、突起は、ペダルボスを第1摩擦部材側に押し付ける。このとき、第1摩擦部材には、突起による押し付け力に加え、ペダルボスによる押し付け力が作用する。そのため、ペダルロータに作用する抵抗トルクが大きくなり、アクセルペダルの踏み込み時と戻し時との踏力差が比較的大きい踏力ヒステリシス特性を生み出すことができる。
したがって、第2外壁が傾斜していないものと比べ、突起の基端の断面積が大きい。そのため、突起の基端の強度が増すので、突起の耐久性を向上させることができ、また突起の小型化が可能である。
したがって、突起と被係合部とが点接触する場合と比べ、突起と被係合部とに作用する圧力を低減することができる。そのため、突起と被係合部とが接触しているとき時間経過とともに接触部分の変形が増大していく所謂クリープ現象が生じ難いので、踏力ヒステリシス特性の経時的な変化を抑えることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるアクセル装置を図1〜図4に示す。アクセル装置10は、図示しない車両用エンジンのスロットルバルブのバルブ開度を決定するため車両の運転者が操作する入力装置である。このアクセル装置10は、電子式であり、アクセルペダル87の踏み込み量を表す電気信号を図示しない電子制御装置に伝達する。電子制御装置は、前記踏み込み量や他の情報に基づき図示しないスロットルアクチュエータによりスロットルバルブを駆動する。
アクセル装置10は、ハウジング20、カバー40、シャフト50、操作部材60、第1ばね88、回転位置センサ90、および踏力ヒステリシス機構100等を備えている。ハウジング20とカバー40とは、特許請求の範囲に記載の「支持部材」を構成している。また、第1ばね88は、特許請求の範囲に記載の「第1付勢手段」に相当する。また、回転位置センサ90は、特許請求の範囲に記載の「回転角検出手段」に相当する。
シャフト50は、一端部がハウジング20の軸受部22に回転可能に支持され、他端部がハウジング20の軸受部22に回転可能に支持されている。シャフト50の一端部の中央には、回転位置センサ90の検出部を収容するためのセンサ収容凹部52が形成されている。
以下、操作部材60およびこれと一体に回転する部材がアクセル全閉位置からアクセル全開位置側に向かう回動方向を「アクセル開方向」として記載する。また、操作部材60およびこれと一体に回転する部材がアクセル全開位置からアクセル全閉位置側に向かう回動方向を「アクセル閉方向」として記載する。操作部材60と一体に回転する部材には、後述の第1ロータ102および第2ロータ104などが含まれる。
全閉ストッパ部82は、ペダルボス部64から収容室36内空間の上方に延びるようにペダルボス部64と一体に形成されている。全閉ストッパ部82は、収容室36内空間の上方に位置し、ハウジング20の接続部26の内壁に当接することで操作部材60およびこれと一体に回転する部材のアクセル閉方向への回動をアクセル全閉位置で規制する。全閉ストッパ部82は、ハウジング20の接続部26の内壁に当接するとき、接続部26の内壁のうち上下方向に延びる鉛直な面38に当接する。
運転者は、パッド86を踏み込むことによりアクセルペダル87を操作する。アクセルペダル87は、運転者の踏力をトルクに変換して第1シャフト50に伝達する。
アクセルペダル87がアクセル開方向へ回動するとき、アクセル全閉位置を基点とするシャフト50のアクセル開方向への回転角は増加し、この回転角に対応するアクセル開度も増加する。また、アクセルペダル87がアクセル閉方向へ回動するときシャフト50の回転角は減少し、アクセル開度も減少する。
第1ロータ102は、シャフト50の径外方向に位置し、操作部材60のペダルボス部64とハウジング20の軸受部22との間に設けられている。第1ロータ102は、環状に形成され、シャフト50およびペダルボス部64に対し相対回動可能であり、且つ、ペダルボス部64に対し接近および離間可能である。
突起106は、第1ロータ102のうちペダルボス部64側の外壁に一体に形成され、ペダルボス部64が有する通孔70を挿通し、ペダルボス部64に対し第1ロータ102とは反対側に突き出している。突起106は、周方向で等間隔に4つ形成されている。各突起106は、対応する通孔70の内壁のうちアクセル閉方向に位置する端部72に周方向で係合可能である。端部72は、特許請求の範囲に記載の「被係合部」に相当する。
第1はす歯108は、第1ロータ102のうち第2ロータ104側の外壁に一体に形成され、周方向で等間隔に複数形成されている。各第1はす歯108は、周方向でアクセル閉方向に向かうほど第2ロータ104側に突き出している。第1はす歯108は、図5に示すように、アクセル閉方向に向かうほど第2ロータ104に接近する傾斜面110を有する。
第1はす歯108および第2はす歯112は、周方向で傾斜面同士が互いに当接することで第1ロータ102と第2ロータ104との間で回転を伝達可能である。すなわち、第1ロータ102のアクセル開方向への回転は、第1はす歯108および第2はす歯112を介し第2ロータ104に伝達可能である。また、第2ロータ104のアクセル閉方向への回転は、第2はす歯112および第1はす歯108を介し第1ロータ102に伝達可能である。
操作部材60は、全閉ストッパ部82の先端部から接続部26側に延びるばね受け部35を有する。このばね受け部35は、第2ロータ104のばね係止部105に対しアクセル閉方向に位置する。
アクセルペダル87が踏み込まれると、操作部材60は、パッド86に加わる踏力に応じてシャフト50とともにシャフト50の軸心まわりにアクセル開方向へ回動する。このとき、操作部材60およびシャフト50が回動するには、第1ばね88および第2ばね120の付勢力によるトルクと、第1摩擦部材116および第2摩擦部材118の摩擦力による抵抗トルクとの和よりも大きいトルクを生み出す踏力が必要となる。
また、第1実施形態では、第1ばね88は、シャフト50と操作部材60とをアクセル全閉位置に復帰可能な付勢力を発生する。したがって、第1ロータ102が回動不能となり第2ばね120の付勢力がペダルボス部64に作用しない場合、シャフト50と操作部材60とを第1ばね88の付勢力で確実にアクセル全閉位置に戻すことができる。
本発明の第2実施形態によるアクセル装置を図7に基づき説明する。
第2実施形態では、周方向における突起130と通孔135の端部136との間の距離は、突起130の先端131から基端132に向かうほど小さい。具体的には、突起130のうち周方向で端部136側の第1外壁133は、先端131から基端132に向かうほどアクセル閉方向に位置するように傾斜している。また、端部136は、先端131から基端132に向かうほどアクセル閉方向に位置するように傾斜し、且つ第1外壁133よりも傾斜が緩やかである。端部136は、特許請求の範囲に記載の「被係合部」に相当する。
本発明の第3実施形態によるアクセル装置を図8に基づき説明する。
第3実施形態では、第2実施形態と同様に、周方向における突起140と通孔145の端部146との間の距離は、突起140の先端141から基端142に向かうほど小さい。具体的には、突起140のうち周方向で端部146側の第1外壁143は、先端141から基端142に向かうほどアクセル閉方向に位置するように傾斜している。また、端部146は、先端141から基端142に向かうほどアクセル閉方向に位置するように傾斜し、且つ第1外壁143よりも傾斜が緩やかである。端部146は、特許請求の範囲に記載の「被係合部」に相当する。
本発明の第4実施形態によるアクセル装置を図9に基づき説明する。
第4実施形態では、第2実施形態と比べ、通孔150の端部151の形状が異なる。端部151は、基本的には通孔135の端部136と同じく、突起130の先端131から基端132に向かうほどアクセル閉方向に位置するように傾斜し、且つ第1外壁133よりも傾斜が緩やかであるが、基端132側の形状が端部136とは異なる。つまり、端部151は、突起130の基端部134と平行になるように形成された当接面152を有している。当接面152の傾斜角度は、突起130の基端部134の傾斜角度と同じである。突起130の基端部134は、通孔150の端部151と係合するとき当接面152に対して面接触する。端部151は、特許請求の範囲に記載の「被係合部」に相当する。
本発明の第5実施形態によるアクセル装置を図10に基づき説明する。
第5実施形態では、第1実施形態と同じ通孔70が採用され、また第2実施形態と同じ突起130が採用されている。
第5実施形態のように通孔70の周方向の両端部がペダルボス部の軸心に対し平行であっても、第2実施形態と同様の効果を奏する。
本発明の第6実施形態によるアクセル装置を図11に基づき説明する。
第6実施形態では、第1実施形態と同じ通孔70が採用され、また第3実施形態と同じ突起140が採用されている。
第6実施形態のように通孔70の周方向の両端部がペダルボス部の軸心に対し平行であっても、第3実施形態と同様の効果を奏する。
本発明の第7実施形態によるアクセル装置を図12に基づき説明する。
第7実施形態では、第4実施形態と同じ通孔150が採用され、また第3実施形態と同じ突起140が採用されている。
第7実施形態によれば、突起140と端部146とが点接触する第3実施形態と比べ、突起140と端部151とに作用する圧力を低減することができる。そのため、クリープ現象が生じ難いので、踏力ヒステリシス特性の経時的な変化を抑えることができる。
本発明の第8実施形態によるアクセル装置を図13に基づき説明する。
第8実施形態では、第3実施形態と同じ突起140が採用されている。また、通孔160のアクセル閉方向の端部161は、先端141から基端142に向かうほどアクセル開方向に位置するように傾斜している。また、通孔160のアクセル開方向の端部162は、先端141から基端142に向かうほどアクセル閉方向に位置するように傾斜している。
第8実施形態のように通孔160の周方向の両端部161、162の傾斜の向きが第3実施形態とは逆であっても、第3実施形態と同様の効果を奏する。
本発明の第9実施形態によるアクセル装置を図14に基づき説明する。
第9実施形態では、第1実施形態と同じ突起106が採用され、また第8実施形態と同じ通孔160が採用されている。
第9実施形態のように通孔160の周方向の両端部161、162がペダルボス部の軸心に対し平行でなくても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
本発明の第10実施形態によるアクセル装置を図15に基づき説明する。
第10実施形態では、第5実施形態と比べ、通孔170の端部171の形状が異なる。端部171は、基本的には通孔70の端部72と同じく、ペダルボス部64の回転軸心に対して平行であるが、突起130の基端部134側の形状が端部72とは異なる。つまり、端部171は、突起130の基端部134と平行になるように形成された当接面172を有している。当接面172の傾斜角度は、突起130の基端部134の傾斜角度と同じである。突起130の基端部134は、通孔170の端部171と係合するとき当接面172に対して面接触する。端部171は、特許請求の範囲に記載の「被係合部」に相当する。
本発明の第11実施形態によるアクセル装置を図16に基づき説明する。
第11実施形態では、第3実施形態と同じ突起140が採用され、また第10実施形態と同じ通孔170が採用されている。
第11実施形態によれば、第10実施形態と同様の効果を奏する。
本発明の第12実施形態によるアクセル装置を図17に基づき説明する。
第12実施形態では、第1実施形態と比べ、操作部材181、第1ロータ182および第2ロータ183の構成が異なる。操作部材181は、操作部材60を軸方向に反転させた形状である。また、第1ロータ182は、第1ロータ102を軸方向に反転させた形状である。また、第2ロータ183は、第2ロータ104を軸方向に反転させた形状である。
第12実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
第13実施形態によるアクセル装置を図18に示す。第13実施形態によるアクセル装置200は、突起202および操作部材204のペダルボス部206の構成が第1実施形態と異なる。
図18に示すように、突起202は、回転軸に直交する断面形状が周方向に延びる円弧状であり、周方向で等間隔に2つ形成されている。突起202は、ペダルボス部206が形成する切欠溝208を挿通し、ペダルボス部206に対し第1ロータ102とは反対側に突き出している。突起202は、切欠溝208の内壁のうちアクセル閉方向の端部210に周方向で係合可能である。端部210は、特許請求の範囲に記載の「被係合部」に相当する。
例えば第1摩擦部材116とハウジング20の軸受部24との間または第2摩擦部材118とハウジング20の軸受部22との間に異物が噛み込むこと、或いは、環境変化などにより第1摩擦部材116および第2摩擦部材118の摩擦力が増加すること等によって、第1ロータ102および第2ロータ104が回動不能となる場合を考える。このような場合には、第2ばね120の付勢力はペダルボス部206に作用しなくなる。しかし、第1ばね88の付勢力はペダルボス部206に作用する。ペダルボス部206は、第1ロータ102および第2ロータ104がアクセル全閉位置で回動不能となっても、突起202と干渉することなしに第1ばね88の付勢力でアクセル全閉位置まで復帰可能である。
したがって、第1摩擦部材116および第2摩擦部材118が固着することによって第1ロータ102が回動不能となるとき、ペダルボス部206は第1ロータ102および突起202の回動位置に拘らずアクセル全閉位置に回動可能である。このとき、ペダルボス部206には第1ばね88の付勢力が作用する。そのため、第1実施形態と同様に、アクセルペダル87の踏み込みを解除したときアクセルペダル87およびそれと一体に回動する部材を確実にアクセル全閉位置に戻すことができる。
本発明の他の実施形態では、突起は、周方向で等間隔に形成されなくてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、突起の数は、必ずしも4つである必要はない。突起は、周方向で2つ以上形成されていればよい。
また、本発明の他の実施形態では、突起は、第1ロータとは別部材から構成してもよい。
また、本発明の他の実施形態では、全閉ストッパ部は、ハウジング等が形成する収容室に収容されなくてもよい。また、全閉ストッパ部は、ハウジング等が形成する収容室に収容される場合、その収容室内空間の上方に位置しなくてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、全閉ストッパ部がハウジングに当接する位置からアクセルペダルがアクセル開方向へ所定角度回動する位置までの間をアクセルペダルの踏み込みを検出しない不感帯としてもよい。そして、全閉ストッパ部がハウジングに当接する位置からアクセルペダルがアクセル開方向へ所定角度回動した位置をアクセル全閉位置に設定してもよい。
また、本発明の他の実施形態では、第1ばねおよび第2ばねは、コイルばねに限らず、例えば板ばね、ねじりばね等の他の付勢部材から構成されてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、第1ばねおよび第2ばねは、複数設けられてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、第1ばねは、例えばペダルボス部やアクセルペダル等に係止されてもよい。要するに、第1ばねは、アクセルペダルまたはそれと一体に回動する部材を付勢すればよい。
以上、本発明は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
20 ・・・ハウジング(支持部材)
50 ・・・シャフト
64 ・・・ペダルボス部(ペダルボス)
70、135、145、150、160・・・通孔(間隙)
72、136、146、151、161、210・・・端部(被係合部)
87 ・・・アクセルペダル
88 ・・・第1ばね(第1付勢手段)
90 ・・・回転位置センサ(回転角検出手段)
102・・・第1ロータ
104・・・第2ロータ
106、130、140、202・・・突起
108・・・第1はす歯
112・・・第2はす歯
116・・・第1摩擦部材
118・・・第2摩擦部材
120・・・第2ばね(第2付勢手段)
208・・・切欠溝(間隙)
Claims (10)
- 車体に取り付け可能な支持部材と、
前記支持部材に回動可能に取り付けられているシャフトと、
前記シャフトと同軸上に位置し、前記シャフトと一体に回動するペダルボスと、
前記ペダルボスに接続され、踏み込み量に応じて前記ペダルボスを回動可能なアクセルペダルと、
前記ペダルボスをアクセル閉方向へ付勢する第1付勢手段と、
前記支持部材に対する前記シャフトの相対回転角を検出する回転角検出手段と、
前記シャフトの径外方向に位置し、前記ペダルボスに対し相対回動可能な第1ロータと、
前記シャフトの径外方向に位置し且つ前記第1ロータに対し前記ペダルボスとは反対側に設けられ、前記第1ロータに対し相対回動可能な第2ロータと、
前記第1ロータの前記ペダルボス側に一体に形成され、前記第1ロータから前記ペダルボス側に突き出し、前記ペダルボスが有する被係合部に周方向で係合可能な突起と、
前記第1ロータの前記第2ロータ側に一体に形成され、周方向でアクセル閉方向に向かうほど前記第2ロータ側に突き出す第1はす歯と、
前記第2ロータの前記第1ロータ側に一体に形成され、周方向でアクセル開方向に向かうほど前記第1ロータ側に突き出し、前記第1ロータがアクセル全閉位置に対しアクセル全開位置側に位置するとき前記第1はす歯と係合し、当該第1はす歯と協働して前記第1ロータと前記第2ロータとを互いに軸方向に離間させる第2はす歯と、
前記第2ロータをアクセル閉方向へ付勢する第2付勢手段と、
前記突起と前記支持部材との間に設けられ、前記第1ロータが前記第2ロータから離間するように押されると前記突起または前記支持部材と摩擦係合し、前記突起に抵抗トルクを与える第1摩擦部材と、
前記第2ロータと前記支持部材との間に設けられ、前記第2ロータが前記第1ロータから離間するように押されると前記第2ロータまたは前記支持部材と摩擦係合し、前記第2ロータに抵抗トルクを与える第2摩擦部材と、
を備え、
前記ペダルボスは、前記被係合部に対しアクセル開方向に位置し且つ前記突起が挿通する間隙を有し、アクセル閉方向へ回動するとき前記突起の回動位置に拘わらず当該突起と係合することなしにアクセル全閉位置に回動可能であることを特徴とするアクセル装置。 - 前記ペダルボスは、前記支持部材に対し、アクセル全閉位置からアクセル全開位置までの所定角度範囲で相対回動可能であり、
前記間隙は、前記ペダルボスが前記突起に対して前記所定角度よりも大きい角度範囲を相対回動可能なように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアクセル装置。 - 前記間隙は、軸方向に貫通する通孔の内壁が区画形成していることを特徴とする請求項1または2に記載のアクセル装置。
- 前記第1付勢手段は、前記シャフトと前記ペダルボスと前記アクセルペダルとをアクセル全閉位置に復帰可能な付勢力を発生することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のアクセル装置。
- 前記シャフトと一体に回動し、前記支持部材に当接すると前記シャフトのアクセル閉方向への回動をアクセル全閉位置で規制する全閉ストッパをさらに備え、
前記支持部材は、前記全閉ストッパを収容する収容部を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のアクセル装置。 - 前記全閉ストッパは、前記支持部材の前記収容部内空間の上方に位置し、前記シャフトのアクセル閉方向への回動を規制するとき前記収容部の内壁のうち上下方向に延びる部分に当接することを特徴とする請求項5に記載のアクセル装置。
- 周方向における前記突起と前記被係合部との間の距離は、前記突起の先端から基端に向かうほど小さいことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のアクセル装置。
- 前記突起のうち周方向で前記被係合部側の第1外壁は、当該突起の先端から基端に向かうほどアクセル閉方向に位置するように傾斜していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のアクセル装置。
- 前記突起のうち周方向で前記被係合部とは反対側の第2外壁は、当該突起の先端から基端に向かうほどアクセル開方向に位置するように傾斜していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のアクセル装置。
- 前記被係合部は、前記突起の基端部と係合するとき線接触または面接触することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のアクセル装置。
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