JP2013135747A - 磁気共鳴装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影時間の短縮化を図ることを提供する。
【解決手段】補正データcompBA1〜compBA4を用いて、キャリブレーションスキャンにより得られたコイルエレメントE1〜E4の受信信号val1〜val4を、コイルエレメントの組合せBを用いて磁気共鳴信号を収集したときにコイルエレメントE1〜E4が受信する受信信号に変換する。そして、算出した受信信号と、キャリブレーションスキャンにより得られたRFコイル24の受信信号valRFとに基づいて、本スキャンで使用されたコイルエレメントの組合せBの感度を補正するためのキャリブレーションデータを作成する。
【選択図】図8

Description

本発明は、コイルエレメントの組合せを選択することができる磁気共鳴装置に関する。
複数のコイルエレメントの中から、磁気共鳴信号の収集に使用されるコイルエレメントを選択する技術が知られている。
特開2006−175058号公報
特許文献1の方法では、スキャン条件に適したコイルエレメントの組合せを選択することが可能である。しかし、PURE(Phased array UnifoRmity Enhancement)などの感度補正を行いたい場合、選択されるコイルエレメントの組合せごとに、感度補正に必要なデータを取得するためのキャリブレーションスキャンを行う必要がある。したがって、選択されるコイルエレメントの組合せが増えると、キャリブレーションスキャンの実行回数も増えるので、撮影時間が長くなるという問題がある。したがって、撮影時間の短縮化が望まれている。
本発明の第1の態様は、被検体を撮影する磁気共鳴装置であって、
m個のコイルエレメントの中から、コイルエレメントの第1の組合せと、コイルエレメントの第2の組合せとを選択するコイルエレメント選択手段であって、前記第1の組合せは、複数のコイルエレメントを含み、前記第2の組合せは、前記複数のコイルエレメントのうちの一部のコイルエレメントを含むように、コイルエレメントの組合せを選択するコイルエレメント選択手段と、
前記第1の組合せを用いて前記被検体の磁気共鳴信号を収集するためのキャリブレーションスキャンを実行するスキャン手段と、
前記キャリブレーションスキャンを実行したときに前記複数のコイルエレメントのうちの前記一部のコイルエレメントが受信した第1の受信信号を算出する算出手段と、
前記第1の受信信号を、前記第2の組合せを用いて磁気共鳴信号を収集したときに前記一部のコイルエレメントが受信する第2の受信信号に変換する変換手段と、
前記第2の受信信号に基づいて、前記第2の組合せの感度を補正するためのキャリブレーションデータを作成するキャリブレーションデータ作成手段とを有する磁気共鳴装置である。
本発明の第2の態様は、被検体を撮影する磁気共鳴装置であって、
m個のコイルエレメントの中から、コイルエレメントの第1の組合せと、コイルエレメントの第2の組合せと、コイルエレメントの第3の組合せとを選択するコイルエレメント選択手段であって、前記第1の組合せは一つ以上のコイルエレメントを含み、前記第2の組合せは、前記一つ以上のコイルエレメントとは別の一つ以上のコイルエレメントを含み、前記第3の組合せは前記一つ以上のコイルエレメントと前記別の一つ以上のコイルエレメントとを含むように、コイルエレメントの組合せを選択するコイルエレメント選択手段と、
前記第1の組合せを用いて前記被検体から磁気共鳴信号を収集するための第1のキャリブレーションスキャンと、前記第2の組合せを用いて前記被検体から磁気共鳴信号を収集するための第2のキャリブレーションスキャンとを実行するスキャン手段と、
前記第1のキャリブレーションスキャンを実行したときに前記第1の組合せに含まれる前記一つ以上のコイルエレメントが受信した第1の受信信号と、前記第2のキャリブレーションスキャンを実行したときに前記第2の組合せに含まれる前記別の一つ以上のコイルエレメントが受信した第2の受信信号とを算出する算出手段と、
前記第1の受信信号を、前記第3の組合せを用いて磁気共鳴信号を収集したときに前記一つ以上のコイルエレメントが受信する第3の受信信号に変換するとともに、前記第2の受信信号を、前記第3の組合せを用いて磁気共鳴信号を収集したときに前記別の一つ以上のコイルエレメントが受信する第4の受信信号に変換する変換手段と、
前記第3の受信信号および第4の受信信号に基づいて、前記第3の組合せの感度を補正するためのキャリブレーションデータを作成するキャリブレーションデータ作成手段とを有する磁気共鳴装置である。
変換手段により得られた受信信号に基づいてキャリブレーションデータを作成することができるので、キャリブレーションスキャンの回数を削減することができ、撮影時間の短縮化が図られる。
本発明の一形態の磁気共鳴装置の概略図である。 受信コイル4の構造の概略図である。 保存手段10に保存されている補正データを概略的に示す。 補正データを作成するときのフローを示す図である。 コイルエレメントの組合せA〜Dごとに、各コイルエレメントが受信した信号の平均信号値を示す図である。 本形態で実行されるスキャンの一例の説明図である。 図6に示すスキャンを実行するときのフローである。 保存された受信信号を示す図である。 図6のスキャンとは別のスキャンの一例を示す図である。 図9に示すスキャンを実行するときのフローである。 保存された受信信号を示す図である。 保存された受信信号を示す図である。
以下、発明を実施するための形態を説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
図1は、本発明の一形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ。MR:Magnetic Resonance Imaging)100は、マグネット2、テーブル3、受信コイル4などを有している。
マグネット2は、被検体13が収容されるボア21と、超伝導コイル22と、勾配コイル23と、RFコイル24とを有している。超伝導コイル22は静磁場を印加し、勾配コイル23は勾配磁場を印加する。RFコイル24はRFパルスを送信するとともに、被検体13の磁気共鳴信号を受信する。尚、超伝導コイル22の代わりに、永久磁石を用いてもよい。
テーブル3は、クレードル3aを有している。クレードル3aは、ボア21内に移動できるように構成されている。クレードル3aによって、被検体13はボア21に搬送される。
受信コイル4は被検体13の磁気共鳴信号を受信する。
図2は、受信コイル4の構造の概略図である。
受信コイル4は、被検体13の磁気共鳴信号を受信するための複数のコイルエレメントE1〜E8を有している。本形態では、コイルエレメントの数mはm=8とするが、コイルエレメントの数は、8個に限定されることはない。
受信コイル4は、複数のコイルエレメントE1〜E8の中から、被検体13の磁気共鳴信号を受信するために使用されるコイルエレメントの組合せを選択することができるように構成されている。本形態では、以下の4通りのコイルエレメントの組合せA〜Dが選択可能である。
コイルエレメントの組合せA:コイルエレメントE1〜E8
コイルエレメントの組合せB:コイルエレメントE1〜E4
コイルエレメントの組合せC:コイルエレメントE5〜E8
コイルエレメントの組合せD:コイルエレメントE3〜E6
図1に戻って説明を続ける。
MR装置100は、更に、シーケンサ5、送信器6、勾配磁場電源7、受信器8、制御部9、保存手段10、操作部11、および表示部12を有している。
シーケンサ5は、制御部9の制御を受けて、パルスシーケンスの情報を送信器6および勾配磁場電源7に送る。
送信器6は、シーケンサ5から送られたパルスシーケンスの情報に基づいて、RFコイル24を駆動する信号を出力する。
勾配磁場電源7は、シーケンサ5から送られたパルスシーケンスの情報に基づいて、勾配コイル23を駆動する信号を出力する。
受信器8は、受信コイル4で受信された磁気共鳴信号を信号処理し、制御部9に出力する。
制御部9は、シーケンサ5および表示部12に必要な情報を伝送したり、受信器8から受け取ったデータに基づいて画像を再構成するなど、MR装置100の各種の動作を実現するように、MR装置100の各部の動作を制御する。制御部9は、例えばコンピュータ(computer)によって構成される。制御部9は、コイルエレメント選択手段91〜画像データ作成手段95などを有している。
コイルエレメント選択手段91は、コイルエレメントの組合せA〜Dの中から、スキャンを実行するときに使用されるコイルエレメントの組合せを選択する。
算出手段92は、コイルエレメントが受信した受信信号を算出する。
変換手段93は、算出手段92が算出した受信信号の変換を行う。
キャリブレーションデータ作成手段94は、コイルエレメントの組合せの感度を補正するためのキャリブレーションデータを作成する。
画像データ作成手段95は、画像データを作成する。
制御部9は、コイルエレメント選択手段91〜画像データ作成手段95を構成する一例であり、所定のプログラムを実行することにより、これらの手段として機能する。
保存手段10は、コイルエレメントの受信感度を補正するための補正データを保存する。図3に、保存手段10に保存されている補正データを概略的に示す。本形態では、以下の4種類の補正データが保存されている。

(a)コイルエレメントの組合せAを用いて磁気共鳴信号を収集したときのコイルエレメントE1〜E4の受信感度を、コイルエレメントの組合せBを用いて磁気共鳴信号を収集したときのコイルエレメントE1〜E4の受信感度に補正するための補正データcompBA1〜BA4

(b)コイルエレメントの組合せAを用いて磁気共鳴信号を収集したときのコイルエレメントE5〜E8の受信感度を、コイルエレメントの組合せCを用いて磁気共鳴信号を収集したときのコイルエレメントE5〜E8の受信感度に補正するための補正データcompCA5〜CA8

(c)コイルエレメントの組合せAを用いて磁気共鳴信号を収集したときのコイルエレメントE3〜E6の受信感度を、コイルエレメントの組合せDを用いて磁気共鳴信号を収集したときのコイルエレメントE3〜E6の受信感度に補正するための補正データcompDA3〜DA6

(d)コイルエレメントの組合せBを用いて磁気共鳴信号を収集したときのコイルエレメントE1〜E4の受信感度を、コイルエレメントの組合せAを用いて磁気共鳴信号を収集したときのコイルエレメントE1〜E4の受信感度に補正するための補正データcompAB1〜AB4と、コイルエレメントの組合せCを用いて磁気共鳴信号を収集したときのコイルエレメントE5〜E8の受信感度を、コイルエレメントの組合せAを用いて磁気共鳴信号を収集したときのコイルエレメントE5〜E8の受信感度に補正するための補正データcompAC5〜AC8

(a)〜(d)の補正データを作成する手順については、後述する。
操作部11は、オペレータ13により操作され、種々の情報を制御部9に入力する。表示部12は種々の情報を表示する。
MR装置100は、上記のように構成されている。
次に、保存手段10に保存されている補正データの作成方法について説明する。
図4は、補正データを作成するときのフローを示す図である。
ステップST1では、ボア21にファントムを設置する。ファントムを設置したら、ステップST2に進む。
ステップST2では、ファントムから磁気共鳴信号を収集するための4つのスキャンFA、FB、FC、およびFDを実行する。各スキャンFA、FB、FC、およびFDは、以下のようなスキャンである。
スキャンFA:コイルエレメントの組合せAを用いてファントムの磁気共鳴信号を収集するためのスキャン。
スキャンFB:コイルエレメントの組合せBを用いてファントムの磁気共鳴信号を収集するためのスキャン。
スキャンFC:コイルエレメントの組合せCを用いてファントムの磁気共鳴信号を収集するためのスキャン。
スキャンFD:コイルエレメントの組合せDを用いてファントムの磁気共鳴信号を収集するためのスキャン。
4つのスキャンFA〜FDを実行した後、スキャンFA〜FDで使用されたコイルエレメントの組合せA〜Dごとに、各コイルエレメントが受信した信号の平均信号値を算出する。図5(a)〜(d)に、コイルエレメントの組合せA〜Dごとに、各コイルエレメントが受信した信号の平均信号値を示す。
図5(a)は、コイルエレメントの組合せAの各コイルエレメントE1〜E8が受信した信号の平均信号値prevalA1〜prevalA8を表している。
図5(b)は、コイルエレメントの組合せBの各コイルエレメントE1〜E4が受信した信号の平均信号値prevalB1〜prevalB4を表している。
図5(c)は、コイルエレメントの組合せCの各コイルエレメントE5〜E8が受信した信号の平均信号値prevalC5〜prevalC8を表している。
図5(d)は、コイルエレメントの組合せDの各コイルエレメントE3〜E6が受信した信号の平均信号値prevalD3〜prevalD6で表している。
平均信号値を算出した後、ステップST3に進む。
ステップST3では、ステップST2で得られた平均信号値(図5参照)に基づいて、コイルエレメントの受信感度を補正するための補正データ(図3参照)を算出する。以下に、補正データの算出方法について説明する。
先ず、補正データcompBA1〜compBA4(図3(a)参照)の算出方法について説明する。補正データcompBA1〜compBA4は、図5に示されている平均信号値のうち、以下の平均信号値を用いて算出される。
(a)コイルエレメントの組合せAにおけるコイルエレメントE1〜E4の平均信号値prevalA1〜prevalA4(図5(a)参照)。
(b)コイルエレメントの組合せBにおけるコイルエレメントE1〜E4の平均信号値prevalB1〜prevalB4(図5(b)参照)。
具体的には、補正データcompBA1〜BA4は、以下の式(1)〜(4)で表される。
compBA1=prevalB1/prevalA1 ・・・(1)
compBA2=prevalB2/prevalA2 ・・・(2)
compBA3=prevalB3/prevalA3 ・・・(3)
compBA4=prevalB4/prevalA4 ・・・(4)
例えば、コイルエレメントE1の補正データcompBA1は、コイルエレメントの組合せBで得られた平均信号値prevalB1(図5(b)参照)と、コイルエレメントの組合せAで得られた平均信号値prevalA1(図5(a)参照)との比で表される。一例として、prevalB1=20、prevalA1=10の場合、補正データcompBA1=2で表される。その他のコイルエレメントE2〜E4の補正データcompBA2〜compBA4も、コイルエレメントの組合せBで得られた平均信号値と、コイルエレメントの組合せAで得られた平均信号値との比で表される。
このように、平均信号値の比を求めることにより、補正データcompBA1〜compBA4を求めることができる。
尚、式(1)〜(4)では、平均信号値の比を補正データとしている。しかし、平均信号値の比を、所定の係数kで規格化してもよい。以下に、平均信号値の比を所定の係数kで規格化することにより得られる補正データcompBA1〜compBA4を示す。
compBA1=(prevalB1/prevalA1)・k ・・・(1a)
compBA2=(prevalB2/prevalA2)・k ・・・(2a)
compBA3=(prevalB3/prevalA3)・k ・・・(3a)
compBA4=(prevalB4/prevalA4)・k ・・・(4a)
係数kの値は、種々の値に設定することが可能である。例えば、k=prevalA1/prevalB1と設定した場合、補正データcompBA1〜compBA4は、以下の式で表される。この場合、補正データcompBA1は、compBA1=1に設定される。
compBA1=(prevalB1/prevalA1)・(prevalA1/prevalB1)
=1 ・・・(1b)
compBA2=(prevalB2/prevalA2)・(prevalA1/prevalB1)
・・・(2b)
compBA3=(prevalB3/prevalA3)・(prevalA1/prevalB1)
・・・(3b)
compBA4=(prevalB4/prevalA4)・(prevalA1/prevalB1)
・・・(4b)
次に、補正データcompCA5〜compCA8(図3(b)参照)の算出方法について説明する。補正データcompCA5〜compCA8は、図5に示されている平均信号値のうち、以下の平均信号値を用いて算出される。
(a)コイルエレメントの組合せAにおけるコイルエレメントE5〜E8の平均信号値prevalA5〜prevalA8(図5(a)参照)。
(b)コイルエレメントの組合せCにおけるコイルエレメントE5〜E8の平均信号値prevalC5〜prevalC8(図5(c)参照)。
具体的には、補正データcompCA5〜compCA8は、以下の式(5)〜(8)で表される。
compCA5=prevalC5/prevalA5 ・・・(5)
compCA6=prevalC6/prevalA6 ・・・(6)
compCA7=prevalC7/prevalA7 ・・・(7)
compCA8=prevalC8/prevalA8 ・・・(8)
例えば、コイルエレメントE5の補正データcompCA5は、コイルエレメントの組合せCで得られた平均信号値prevalC5(図5(c)参照)と、コイルエレメントの組合せAで得られた平均信号値prevalA5(図5(a)参照)との比で表される。一例として、prevalC5=20、prevalA5=10の場合、補正データcompCA5=2で表される。その他のコイルエレメントE6〜E8の補正データcompCA6〜compCA8も、コイルエレメントの組合せCで得られた平均信号値と、コイルエレメントの組合せAで得られた平均信号値との比で表される。
このように、平均信号値の比を求めることにより、補正データcompCA5〜compCA8を求めることができる。
尚、式(5)〜(8)を所定の係数kで規格化してもよい。例えば、k=prevalA5/prevalC5と設定した場合、補正データcompCA5〜compCA8は、以下の式で表される。この場合、補正データcompCA5は、compCA5=1に設定される。
compCA5=(prevalC5/prevalA5)・k
=(prevalC5/prevalA5)・(prevalA5/prevalC5)
=1 ・・・(5b)

compCA6=(prevalC6/prevalA6)・k
=(prevalC6/prevalA6)・(prevalA5/prevalC5)
・・・(6b)

compCA7=(prevalC7/prevalA7)・k
=(prevalC7/prevalA7)・(prevalA5/prevalC5)
・・・(7b)

compCA8=(prevalC8/prevalA8)・k
=(prevalC8/prevalA8)・(prevalA5/prevalC5)
・・・(8b)
次に、補正データcompDA3〜compDA6(図3(c)参照)の算出方法について説明する。補正データcompDA3〜compDA6は、図5に示されている平均信号値のうち、以下の平均信号値を用いて算出される。
(a)コイルエレメントの組合せAにおけるコイルエレメントE3〜E6の平均信号値prevalA3〜prevalA6(図5(a)参照)。
(b)コイルエレメントの組合せDにおけるコイルエレメントE3〜E6の平均信号値prevalD3〜prevalD6(図5(d)参照)。
具体的には、補正データcompDA3〜compDA6は、以下の式(9)〜(12)で表される。
compDA3=prevalD3/prevalA3 ・・・(9)
compDA4=prevalD4/prevalA4 ・・・(10)
compDA5=prevalD5/prevalA5 ・・・(11)
compDA6=prevalD6/prevalA6 ・・・(12)
例えば、コイルエレメントE3の補正データcompDA3は、コイルエレメントの組合せDで得られた平均信号値prevalD3(図5(d)参照)と、コイルエレメントの組合せAで得られた平均信号値prevalA3(図5(a)参照)との比で表される。一例として、prevalD3=20、prevalA3=10の場合、補正データcompDA3=2で表される。その他のコイルエレメントE4〜E6の補正データcompDA4〜compDA6も、コイルエレメントの組合せDで得られた平均信号値と、コイルエレメントの組合せAで得られた平均信号値との比で表される。
このように、平均信号値の比を求めることにより、補正データcompDA3〜compDA6を求めることができる。
尚、式(9)〜(12)を所定の係数kで規格化してもよい。例えば、k=prevalA3/prevalD3と設定した場合、補正データcompDA3〜compDA6は、以下の式で表される。この場合、補正データcompDA3は、compDA3=1に設定される。
compDA3=(prevalD3/prevalA3)・k
=(prevalD3/prevalA3)・(prevalA3/prevalD3)
=1 ・・・(9b)

compDA4=(prevalD4/prevalA4)・k
=(prevalD4/prevalA4)・(prevalA3/prevalD3)
・・・(10b)

compDA5=(prevalD5/prevalA5)・k
=(prevalD5/prevalA5)・(prevalA3/prevalD3)
・・・(11b)

compDA6=(prevalD6/prevalA6)・k
=(prevalD6/prevalA6)・(prevalA3/prevalD3)
・・・(12b)
最後に、補正データcompAB1〜compAB4およびcompAC5〜compAC8(図3(d)参照)の算出方法について説明する。これらの補正データcompAB1〜compAB4およびcompAC5〜compAC8は、図5に示されている平均信号値を用いて、以下の式(13)〜(20)で表される。
compAB1=prevalA1/prevalB1 ・・・(13)
compAB2=prevalA2/prevalB2 ・・・(14)
compAB3=prevalA3/prevalB3 ・・・(15)
compAB4=prevalA4/prevalB4 ・・・(16)
compAC5=prevalA5/prevalC5 ・・・(17)
compAC6=prevalA6/prevalC6 ・・・(18)
compAC7=prevalA7/prevalC7 ・・・(19)
compAC8=prevalA8/prevalC8 ・・・(20)
尚、式(13)〜(20)についても係数で規格化することができる。
上記のようにして得られた補正データが、保存手段10により保存されている(図3参照)。本形態では、画像データを作成する場合、図3に示す補正データを用いてコイルの感度補正を行い、画像データを作成する。
次に、本形態において、被検体13を撮影するときに実行されるスキャンについて説明する。
図6は、本形態で実行されるスキャンの一例の説明図である。
本形態では、キャリブレーションスキャンCALと、本スキャンMSと、本スキャンMSとが実行される。
キャリブレーションスキャンCALは、コイルエレメントの組合せAの感度を補正するときに使用されるキャリブレーションデータCDを取得するためのスキャンである。キャリブレーションスキャンCALでは、コイルエレメントの組合せA(図2参照)を用いて磁気共鳴信号が収集される。
本スキャンMSは、高速スピンエコー(FSE)法で被検体13のデータを取得するためのスキャンである。本スキャンMSでは、キャリブレーションスキャンCALと同様に、コイルエレメントの組合せAを用いて磁気共鳴信号が収集される。
本スキャンMSは、スピンエコー(SE)法で被検体13のデータを取得するためのスキャンである。本スキャンMSでは、本スキャンMSとは異なり、コイルエレメントの組合せB(図2参照)を用いて磁気共鳴信号が収集される。
以下に、図6に示すスキャンを実行し、画像データを作成するときの手順について、図7のフローを参照しながら説明する。
先ず、ステップST1において、コイルエレメント選択手段91(図1参照)が、キャリブレーションスキャンCALで使用されるコイルエレメントの組合せAを選択する。コイルエレメントの組合せAを選択したら、ステップST2に進む。
ステップST2では、コイルエレメントの組合せAを用いて、キャリブレーションスキャンCALを実行する。キャリブレーションスキャンCALでは、コイルエレメントの組合せAを用いて被検体13から磁気共鳴信号を収集するスキャンと、RFコイル24(図1参照)を用いて被検体13から磁気共鳴信号を収集するスキャンとが行われる。算出手段92(図1参照)は、キャリブレーションスキャンCALを実行したときにコイルエレメントE1〜E8が受信した受信信号val1〜val8と、RFコイル24が受信した受信信号valRFとを算出する。保存手段10は、これらの受信信号を保存する。図8(e)に、保存された受信信号を概略的に示す。キャリブレーションスキャンCALを実行した後、ステップST3に進む。
ステップST3では、コイルエレメント選択手段91が、本スキャンMSで使用されるコイルエレメントの組合せAを選択する。コイルエレメントの組合せAを選択したら、ステップST4に進む。
ステップST4では、ステップST3で選択されたコイルエレメントの組合せAを用いて、本スキャンMSを実行する。本スキャンMSを実行した後、ステップST5に進む。
ステップST5では、キャリブレーションデータ作成手段94(図1参照)が、ステップST2で得られたコイルエレメントE1〜E8の受信信号val1〜val8と、RFコイル24の受信信号valRFとに基づいて、本スキャンMSで使用されたコイルエレメントの組合せAの感度を補正するためのキャリブレーションデータCDを作成する。そして、画像データ作成手段95(図1参照)は、本スキャンMSにより得られた画像データを、キャリブレーションデータCDで補正し、補正された画像データを作成する。画像データを作成した後、ステップST6に進む。
ステップST6では、コイルエレメント選択手段91が、本スキャンMSで使用されるコイルエレメントの組合せBを選択する。コイルエレメントの組合せBを選択したら、ステップST7に進む。
ステップST7では、ステップST6で選択されたコイルエレメントの組合せBを用いて、本スキャンMSを実行する。本スキャンMSを実行した後、ステップST8に進む。
ステップST8では、変換手段93(図1参照)が、補正データcompBA1〜compBA4(図8(a)参照)を用いて、ステップST2のキャリブレーションスキャンCALにより得られたコイルエレメントE1〜E4の受信信号val1〜val4(図8(e)参照)を、コイルエレメントの組合せBを用いて磁気共鳴信号を収集したときにコイルエレメントE1〜E4が受信する受信信号newval1〜newval4に変換する。具体的には、以下の式を用いて変換する。
newval1=val1×compBA1 ・・・(21)
newval2=val2×compBA2 ・・・(22)
newval3=val3×compBA3 ・・・(23)
newval4=val4×compBA4 ・・・(24)
newval1〜newval4を算出した後、ステップST9に進む。
ステップST9では、キャリブレーションデータ作成手段94が、ステップST8で算出した受信信号newval1〜newval4と、ステップST2で得られたRFコイル24の受信信号valRFとに基づいて、本スキャンMS(ステップST7)で使用されたコイルエレメントの組合せBの感度を補正するためのキャリブレーションデータCDを作成する。そして、画像データ作成手段95は、本スキャンMSにより得られた画像データを、キャリブレーションデータCDで補正し、補正された画像データを作成する。このようにして、フローを終了する。
上記のフローでは、コイルエレメントの組合せAを用いてキャリブレーションスキャンCALが実行される(ステッST2)。キャリブレーションデータ作成手段94は、キャリブレーションスキャンCALにより得られた受信信号val1〜val8およびvalRF(図8(e)参照)に基づいて、本スキャンMS(ステップST4)で使用されたコイルエレメントの組合せAの感度を補正するためのキャリブレーションデータCDを作成する(ステップST5)。また、本形態では、キャリブレーションスキャンCALにより得られたコイルエレメントE1〜E4の受信信号val1〜val4(図8(e)参照)を、コイルエレメントの組合せBを用いて磁気共鳴信号を収集したときのコイルエレメントE1〜E4の受信信号newval1〜newval4に変換する(ステップST8)。そして、これらの受信信号newval1〜newval4と、ステップST2で得られたRFコイル24の受信信号valRFとに基づいて、本スキャンMS(ステップST7)で使用されたコイルエレメントの組合せBの感度を補正するためのキャリブレーションデータCDが作成される。したがって、キャリブレーションデータCDを取得するためのキャリブレーションスキャンをする必要がなく、撮影時間の短縮化が図られる。
尚、上記の説明では、図6に示すスキャンを実行するときの例が述べられている。しかし、本形態で実行可能なスキャンは、図6のスキャンに限定されることはなく、種々のスキャンが可能である。以下に、図6のスキャンとは別のスキャンを実行するときの一例について説明する。
図9は、図6のスキャンとは別のスキャンの一例を示す図である。
図9では、キャリブレーションスキャンCALと、本スキャンMSと、キャリブレーションスキャンCALと、本スキャンMSと、本スキャンMSとが実行される。
キャリブレーションスキャンCALは、コイルエレメントの組合せBの感度を補正するときに使用されるキャリブレーションデータCDを取得するためのスキャンである。キャリブレーションスキャンCALでは、コイルエレメントの組合せB(図2参照)を用いて磁気共鳴信号が収集される。
本スキャンMSは、高速スピンエコー法(FSE)で被検体13のデータを取得するためのスキャンである。本スキャンMSでは、キャリブレーションスキャンCALと同様に、コイルエレメントの組合せBを用いて磁気共鳴信号が収集される。
キャリブレーションスキャンCALは、コイルエレメントの組合せCの感度を補正するときに使用されるキャリブレーションデータCDを取得するためのスキャンである。キャリブレーションスキャンCALでは、コイルエレメントの組合せC(図2参照)を用いて磁気共鳴信号が収集される。
本スキャンMSは、拡散強調画像法(DWI)で被検体13のデータを取得するためのスキャンである。本スキャンMSでは、キャリブレーションスキャンCALと同様に、コイルエレメントの組合せCを用いて磁気共鳴信号が収集される。
本スキャンMSは、スピンエコー法(SE)で被検体13のデータを取得するためのスキャンである。本スキャンMSでは、コイルエレメントの組合せA(図2参照)を用いて磁気共鳴信号が収集される。
以下に、図9に示すスキャンを実行し、画像データを作成するときの手順について、図10のフローを参照しながら説明する。
先ず、ステップST1において、コイルエレメント選択手段91が、キャリブレーションスキャンCALで使用されるコイルエレメントの組合せBを選択する。コイルエレメントの組合せBを選択したら、ステップST2に進む。
ステップST2では、コイルエレメントの組合せBを用いて、キャリブレーションスキャンCALを実行する。キャリブレーションスキャンCALでは、コイルエレメントの組合せBを用いて被検体13から磁気共鳴信号を収集するスキャンと、RFコイル24(図1参照)を用いて被検体13から磁気共鳴信号を収集するスキャンとが行われる。算出手段92は、キャリブレーションスキャンCALを実行したときにコイルエレメントE1〜E4が受信した受信信号val1〜val4と、RFコイル24が受信した受信信号valRFとを算出する。保存手段10は、これらの受信信号を保存する。図11(e)に、保存された受信信号を概略的に示す。キャリブレーションスキャンCALを実行した後、ステップST3に進む。
ステップST3では、コイルエレメント選択手段91が、本スキャンMSで使用されるコイルエレメントの組合せBを選択する。コイルエレメントの組合せBを選択したら、ステップST4に進む。
ステップST4では、ステップST3で選択されたコイルエレメントの組合せBを用いて、本スキャンMSを実行する。本スキャンMSを実行した後、ステップST5に進む。
ステップST5では、キャリブレーションデータ作成手段94が、ステップST2で得られたコイルエレメントE1〜E4の受信信号val1〜val4と、RFコイル24の受信信号valRFとに基づいて、本スキャンMSで使用されたコイルエレメントの組合せBの感度を補正するためのキャリブレーションデータCDを作成する。そして、画像データ作成手段95は、本スキャンMSにより得られた画像データを、キャリブレーションデータCDで補正し、補正された画像データを作成する。画像データを作成した後、ステップST6に進む。
ステップST6では、コイルエレメント選択手段91が、キャリブレーションスキャンMSで使用されるコイルエレメントの組合せCを選択する。コイルエレメントの組合せCを選択したら、ステップST7に進む。
ステップST7では、コイルエレメントの組合せCを用いて、キャリブレーションスキャンCALを実行する。キャリブレーションスキャンCALでは、コイルエレメントの組合せCを用いて被検体13から磁気共鳴信号を収集するスキャンと、RFコイル24(図1参照)を用いて被検体13から磁気共鳴信号を収集するスキャンとが行われる。算出手段92は、キャリブレーションスキャンCALを実行したときにコイルエレメントE5〜E8が受信した受信信号val5〜val8と、RFコイル24が受信した受信信号valRFとを算出する。保存手段10は、これらの受信信号を保存する。図12(f)に、保存された受信信号を概略的に示す。キャリブレーションスキャンCALを実行した後、ステップST8に進む。
ステップST8では、コイルエレメント選択手段91が、本スキャンMSで使用されるコイルエレメントの組合せCを選択する。コイルエレメントの組合せCを選択したら、ステップST9に進む。
ステップST9では、ステップST8で選択されたコイルエレメントの組合せCを用いて、本スキャンMSを行う。本スキャンMSを実行した後、ステップST10に進む。
ステップST10では、キャリブレーションデータ作成手段94が、ステップST7で得られたコイルエレメントE5〜E8の受信信号val5〜val8と、RFコイル24の受信信号valRFとに基づいて、本スキャンMSで使用されたコイルエレメントの組合せBの感度を補正するためのキャリブレーションデータCDを作成する。そして、画像データ作成手段95は、本スキャンMSにより得られた画像データを、キャリブレーションデータCDで補正し、補正された画像データを作成する。画像データを作成した後、ステップST11に進む。
ステップST11では、コイルエレメント選択手段91が、本スキャンMSで使用されるコイルエレメントの組合せAを選択する。コイルエレメントの組合せAを選択したら、ステップST12に進む。
ステップST12では、ステップST11で選択されたコイルエレメントの組合せAを用いて、本スキャンMSを実行する。本スキャンMSを実行した後、ステップST13に進む。
ステップST13では、変換手段93が、補正データcompAB1〜compAB4(図12(d)参照)を用いて、ステップST2のキャリブレーションスキャンCALにより得られたコイルエレメントE1〜E4の受信信号val1〜val4(図12(e)参照)を、コイルエレメントの組合せAを用いて磁気共鳴信号を収集したときにコイルエレメントE1〜E4が受信する受信信号newval1〜newval4に変換する。具体的には、以下の式を用いて変換する。
newval1=val1×compAB1 ・・・(25)
newval2=val2×compAB2 ・・・(26)
newval3=val3×compAB3 ・・・(27)
newval4=val4×compAB4 ・・・(28)
また、変換手段93は、補正データcompAC5〜compAC8(図12(d)参照)を用いて、ステップST7のキャリブレーションスキャンCALにより得られたコイルエレメントE5〜E8の受信信号val5〜val8(図12(f)参照)を、コイルエレメントの組合せAを用いて磁気共鳴信号を収集したときにコイルエレメントE5〜E8が受信する受信信号newval5〜newval8に変換する。具体的には、以下の式を用いて変換する。
newval5=val5×compAC5 ・・・(29)
newval6=val6×compAC6 ・・・(30)
newval7=val7×compAC7 ・・・(31)
newval8=val8×compAC8 ・・・(32)
newval1〜newval8を算出した後、ステップST14に進む。
ステップST14では、キャリブレーションデータ作成手段94が、ステップST13で算出した受信信号newval1〜newval8と、ステップST2で得られたRFコイル24の受信信号valRFと、ステップST7で得られたRFコイル24の受信信号valRFとに基づいて、本スキャンMS(ステップST12)で使用されたコイルエレメントの組合せAの感度を補正するためのキャリブレーションデータCDを作成する。そして、画像データ作成手段95は、本スキャンMSにより得られた画像データを、キャリブレーションデータCDで補正し、補正された画像データを作成する。このようにして、フローを終了する。
図10のフローでは、ステップST13で算出した受信信号newval1〜newval8に基づいて、本スキャンMS(ステップST12)で使用されたコイルエレメントの組合せAの感度を補正するためのキャリブレーションデータCDが作成される。したがって、キャリブレーションデータCDを取得するためのキャリブレーションスキャンをする必要がなく、撮影時間の短縮化が図られる。
尚、図9〜図12では、コイルエレメントの組合せAが、2組のコイルエレメントの組合せ(組合せBおよびC)のコイルエレメントを含んでいる場合について説明されているが、これに限定されることはない。例えば、以下のようなコイルエレメントの組合せを考えてもよい。
(1)8個のコイルエレメントE1〜E8を含むコイルエレメントの組合せA
(2)3個のコイルエレメントE1〜E3を含むコイルエレメントの組合せP
(3)3個のコイルエレメントE4〜E6を含むコイルエレメントの組合せQ
(4)2個のコイルエレメントE7およびE8を含むコイルエレメントの組合せR
上記の例では、コイルエレメントの組合せAは、コイルエレメントの組合せP、Q、およびRのコイルエレメントを含んでいる。この場合、コイルエレメントの組合せP、Q、およびRの各々を用いて磁気共鳴信号を収集するためのキャリブレーションスキャンを実行する。そして、コイルエレメントの組合せP、Q、Rごとに各エレメントが受信した受信信号を算出し、算出した受信信号を、コイルエレメントの組合せAで磁気共鳴信号を収集したときの各コイルエレメントの受信信号に変換する。これにより、コイルエレメントの組合せAを用いて磁気共鳴信号を収集するためのキャリブレーションスキャンを実行する必要がないので、やはり撮影時間の短縮化が図られる。このように、コイルエレメントの組合せAは、3組以上のコイルエレメントの組合せを含んでいてもよい。
2 マグネット
3 テーブル
3a クレードル
4 受信コイル
5 シーケンサ
6 送信器
7 勾配磁場電源
8 受信器
9 制御部
10 保存手段
11 操作部
12 表示部
13 被検体
21 ボア
22 超伝導コイル
23 勾配コイル
24 RFコイル
91 コイルエレメント選択手段
92 算出手段
93 変換手段
94 キャリブレーションデータ作成手段
95 画像データ作成手段
100 MR装置

Claims (14)

  1. 被検体を撮影する磁気共鳴装置であって、
    m個のコイルエレメントの中から、コイルエレメントの第1の組合せと、コイルエレメントの第2の組合せとを選択するコイルエレメント選択手段であって、前記第1の組合せは、複数のコイルエレメントを含み、前記第2の組合せは、前記複数のコイルエレメントのうちの一部のコイルエレメントを含むように、コイルエレメントの組合せを選択するコイルエレメント選択手段と、
    前記第1の組合せを用いて前記被検体の磁気共鳴信号を収集するためのキャリブレーションスキャンを実行するスキャン手段と、
    前記キャリブレーションスキャンを実行したときに前記複数のコイルエレメントのうちの前記一部のコイルエレメントが受信した第1の受信信号を算出する算出手段と、
    前記第1の受信信号を、前記第2の組合せを用いて磁気共鳴信号を収集したときに前記一部のコイルエレメントが受信する第2の受信信号に変換する変換手段と、
    前記第2の受信信号に基づいて、前記第2の組合せの感度を補正するためのキャリブレーションデータを作成するキャリブレーションデータ作成手段とを有する磁気共鳴装置。
  2. 前記キャリブレーションデータ作成手段は、
    前記キャリブレーションスキャンを実行したときに前記第1の組合せの各コイルエレメントが受信した信号に基づいて、前記第1の組合せの感度を補正するためのキャリブレーションデータを作成する、請求項1に記載の磁気共鳴装置。
  3. 前記スキャン手段は、前記第1の組合せを用いて磁気共鳴信号を収集するための第1の本スキャンを実行し、
    前記第1の本スキャンにより得られた画像データは、前記第1の組合せの感度を補正するためのキャリブレーションデータで補正される、請求項2に記載の磁気共鳴装置。
  4. 前記スキャン手段は、前記第2の組合せを用いて磁気共鳴信号を収集するための第2の本スキャンを実行し、
    前記第2の本スキャンにより得られた画像データは、前記第2の組合せの感度を補正するためのキャリブレーションデータで補正される、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  5. 前記第1の受信信号を前記第2の受信信号に変換するための補正データを保存する保存手段を有し、
    前記変換手段は、前記補正データを用いて前記第2の受信信号を求める、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  6. マグネットに内蔵されたRFコイルであって、前記被検体にRFパルスを送信するとともに、前記被検体からの磁気共鳴信号を受信するRFコイルを有し、
    前記キャリブレーションスキャンでは、前記RFコイルを用いて前記被検体の磁気共鳴信号を受信するためのスキャンが実行される、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  7. 被検体を撮影する磁気共鳴装置であって、
    m個のコイルエレメントの中から、コイルエレメントの第1の組合せと、コイルエレメントの第2の組合せと、コイルエレメントの第3の組合せとを選択するコイルエレメント選択手段であって、前記第1の組合せは一つ以上のコイルエレメントを含み、前記第2の組合せは、前記一つ以上のコイルエレメントとは別の一つ以上のコイルエレメントを含み、前記第3の組合せは前記一つ以上のコイルエレメントと前記別の一つ以上のコイルエレメントとを含むように、コイルエレメントの組合せを選択するコイルエレメント選択手段と、
    前記第1の組合せを用いて前記被検体から磁気共鳴信号を収集するための第1のキャリブレーションスキャンと、前記第2の組合せを用いて前記被検体から磁気共鳴信号を収集するための第2のキャリブレーションスキャンとを実行するスキャン手段と、
    前記第1のキャリブレーションスキャンを実行したときに前記第1の組合せに含まれる前記一つ以上のコイルエレメントが受信した第1の受信信号と、前記第2のキャリブレーションスキャンを実行したときに前記第2の組合せに含まれる前記別の一つ以上のコイルエレメントが受信した第2の受信信号とを算出する算出手段と、
    前記第1の受信信号を、前記第3の組合せを用いて磁気共鳴信号を収集したときに前記一つ以上のコイルエレメントが受信する第3の受信信号に変換するとともに、前記第2の受信信号を、前記第3の組合せを用いて磁気共鳴信号を収集したときに前記別の一つ以上のコイルエレメントが受信する第4の受信信号に変換する変換手段と、
    前記第3の受信信号および第4の受信信号に基づいて、前記第3の組合せの感度を補正するためのキャリブレーションデータを作成するキャリブレーションデータ作成手段とを有する磁気共鳴装置。
  8. 前記キャリブレーションデータ作成手段は、
    前記第1のキャリブレーションスキャンを実行したときに前記第1の組合せの各コイルエレメントが受信した受信信号に基づいて、前記第1の組合せの感度を補正するためのキャリブレーションデータを作成する、請求項7に記載の磁気共鳴装置。
  9. 前記スキャン手段は、前記第1の組合せを用いて磁気共鳴信号を収集するための第1の本スキャンを実行し、
    前記第1の本スキャンにより得られた画像データは、前記第1の組合せの感度を補正するためのキャリブレーションデータで補正される、請求項8に記載の磁気共鳴装置。
  10. 前記キャリブレーションデータ作成手段は、
    前記第2のキャリブレーションスキャンを実行したときに前記第2の組合せの各コイルエレメントが受信した受信信号に基づいて、前記第2の組合せの感度を補正するためのキャリブレーションデータを作成する、請求項7〜9のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  11. 前記スキャン手段は、前記第2の組合せを用いて磁気共鳴信号を収集するための第2の本スキャンを実行し、
    前記第2の本スキャンにより得られた画像データは、前記第2の組合せの感度を補正するためのキャリブレーションデータで補正される、請求項10に記載の磁気共鳴装置。
  12. 前記スキャン手段は、前記第3の組合せを用いて磁気共鳴信号を収集するための第3の本スキャンを実行し、
    前記第3の本スキャンにより得られた画像データは、前記第3の組合せの感度を補正するためのキャリブレーションデータで補正される、請求項7〜11のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  13. 前記第1の受信信号を前記第3の受信信号に変換するための第1の補正データと、前記第2の受信信号を前記第4の受信信号に変換するための第2の補正データとを保存する保存手段を有し、
    前記変換手段は、前記第1の補正データを用いて前記第3の受信信号を求め、前記第2の補正データを用いて前記第4の受信信号を求める、請求項7〜12のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  14. マグネットに内蔵されたRFコイルであって、前記被検体にRFパルスを送信するとともに、前記被検体からの磁気共鳴信号を受信するRFコイルを有し、
    前記第1のキャリブレーションスキャンおよび前記第2のキャリブレーションスキャンでは、前記RFコイルを用いて前記被検体の磁気共鳴信号を受信するためのスキャンが実行される、請求項7〜13のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
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