JP2013135439A - 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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俊久 奥津
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Abstract

【課題】 元原稿がN in 1で印刷された原稿の場合、任意の部分のみ変倍指定することができない、また任意の部分のみを拡大して印刷できない。
【解決手段】 表示手段に表示された原稿画像の表示方向を保持し、表示手段に表示された原稿画像に対するタッチパネルを使用したユーザの操作に応じて、その原稿画像を構成するページのレイアウト情報を決定して保持する。そして、その原稿画像の表示方向とその原稿画像を構成するページのレイアウト情報とに基づいて決定される原稿画像の分割条件に従って分割されるページの内、印刷対象のページを選択し、その選択されたページの画像を印刷する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、ページ集約された原稿のページを拡大して印刷できる画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
近年、タッチパネルを装備したタブレット型の携帯型情報端末が製品化され普及しつつある。とりわけマルチタッチ機能を備えた機器では、複数の指を使って操作することにより画像の拡大や縮小を直観的に行うことを可能としている。このようなタッチパネルを高機能型のデジタル複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に装備することにより従来に比べ機器の操作性を向上することができる。例えばスキャナで読み取った原稿画像を拡大・縮小する変倍印刷処理の操作性は大幅に向上する。
また、デジタル複合機が取り扱う読み取り原稿として、集約印刷機能或いはN in 1印刷機能を用いて印刷された印刷物が扱われることが増えてきている。集約印刷(N in 1印刷)(Nは2以上の整数)機能とは、複数枚の画像データを1枚の印刷用紙上に集約して印刷するものである。例えば、2 in 1印刷とは、1枚の印刷用紙の1つの面を2つの領域に分割し、それぞれの領域に印刷文書の1ページ分の画像データを縮小して割り付けることで、1枚の印刷用紙の1つの面に2ページ分の画像データを印刷するものである。同様に、4 in 1印刷は、1枚の印刷用紙の1つの面を4つの領域に分割し、印刷文書の4ページ分の画像データを縮小レイアウトして印刷するものである。
このような集約印刷機能を用いて、複数の画像データを合成して1ページに印刷することで、印刷に要する用紙の枚数を削減できるため、運用コストが減少したり、印刷物の可搬性を高めたりすることが出来る。また、1ページに必要な情報を収集させることもできるため可視性が高まる。このような利便性のため、現在では多くの印刷物が集約印刷されるようになり、それに伴い複写する原稿も集約印刷されたものが多くなっている。
このような集約印刷された原稿の可読性を高めるため、原稿の一部を拡大印刷する際に利用するのが変倍機能である。これには従来から、例えば原稿の変倍率を数値で指定する方法や、元原稿のサイズと拡大後の印刷用紙サイズを操作部のメニューに従って指定するなどの方法が採用されてきた。また集約印刷された原稿を再度分割し、拡大印刷する際に利用するのがページ連写機能である。こちらも従来は元原稿のサイズと原稿の分割数、そして印刷用紙サイズを操作部のメニューに従い指定するなどの方法が採用されてきた。このような背景の下で、元原稿のサイズと印刷サイズを指定することにより、集約印刷された原稿の画像データを自動的に分割して複数ページに印刷することを可能にしている(例えば、特許文献1参照)
特開2008−124895号公報
従来は、集約印刷された原稿の一部のページを変倍して印刷する際、またはページ連写印刷する際に、ユーザは、変倍率や原稿の分割数、及び印刷用紙のサイズをメニューから指定する必要がある。そのためデジタル複合機にマルチタッチのタッチパネルを採用してもその直観的な操作機能を活かすことができず、全く操作性の向上が図れないという問題があった。また、従来の拡大指定方式では、元原稿がN in 1で印刷された原稿の場合、任意の部分のみ変倍指定することができない。またページ連写も、単純に元原稿を2分割や4分割したページを印刷するものであり、任意の部分のみ指定して印刷出力するものではない、という課題があった。
本発明の目的は上記従来技術の問題点を解決することにある。
本発明の特徴は、簡単な操作で、ページ集約された原稿の印刷対象ページを指定できる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、
ページ集約された原稿画像を入力してページ単位で印刷する画像形成装置であって、
前記原稿画像を表示する表示手段に組み合わせてタッチ操作を可能とするタッチパネル手段と、
前記表示手段に表示された前記原稿画像の表示方向を保持する原稿表示方向保持手段と、
前記表示手段に表示された前記原稿画像に対する前記タッチパネル手段を使用したユーザのジェスチャー操作に応じて、前記原稿画像を構成するページのレイアウト情報を決定して保持するページレイアウト保持手段と、
前記原稿表示方向保持手段に保持された前記原稿画像の表示方向と前記原稿画像を構成するページのレイアウト情報とに基づいて決定される前記原稿画像の分割条件を保持する原稿分割条件保持手段と、
前記原稿画像の分割条件に従って分割されるページの内、印刷対象のページを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたページの画像を印刷する印刷制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、操作部への原稿の表示向きと直観的な操作の組み合わせだけで、ページ集約された原稿から印刷対象のページを選択できるため、ユーザの操作性を向上させることができる。
実施形態1に係る画像形成装置(複合機)の構成を主に示すブロック図。 実施形態1に係る操作部の構成を示すブロック図。 集約印刷機能を用いてページ集約された原稿の例を示す図。 ページレイアウトとジェスチャーの関係を示す図。 原稿表示方向とジェスチャーから原稿分割条件を決定する様子を示す図。 ランドスケープページが2 in 1された原稿のページ連写選択プレビューを示す図。 ランドスケープページが4 in 1された原稿のページ連写選択プレビューを示す図。 ポートレイトページが2 in 1された原稿のページ連写選択プレビューを示す図。 ポートレイトページが4 in 1された原稿のページ連写選択プレビューを示す図。 実施形態1に係る画像形成装置によるページ連写印刷の処理を説明するフローチャート。 図10のS1020の画像の分割条件の決定処理を説明するフローチャート。 本発明の実施形態2に係る画像形成装置の構成を主に示すブロック図。 実施形態2に係る操作部の構成を示すブロック図。 実施形態2に係る原稿の表示方向とジェスチャーから原稿分割条件を決定する様子を説明する図。 本発明の実施形態3に係るジェスチャーと優先ページの関係を示す図。 実施形態3に係る画像形成装置の構成を主に示すブロック図。 実施形態3に係る、図10のS1020の画像分割条件決定の処理を説明するフローチャート。 本発明の実施形態4に係るページレイアウトと線引きジェスチャーの関係を示す図。 実施形態4に係る画像形成装置によるページ連写印刷の処理を説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を主に示すブロック図である。
画像形成装置20は、例えば複合機であり、ユーザPC10とLAN30を介して接続され、相互に通信可能な構成とする。ユーザは画像形成装置20を利用して紙原稿の複写を得ることができる。また、ユーザPC10からプリントデータを画像形成装置20へ送信して印刷や、画像形成装置20で読み取った紙原稿のスキャン画像をユーザPC10へ送信するスキャン入力を行うことも可能である。
次に画像形成装置20の構成を説明する。
プリンタ部120は、画像データを用紙に印刷する。スキャナ140は、原稿の画像情報を読み取る。ユーザは操作部300を操作して画像形成装置20の操作を行う。コントローラ200は画像処理や入出力処理を行う。コントローラ200は以下の構成を有し、それぞれはバス2005を介して接続される。
CPU2100は、装置全体の制御を行う。ROM2120は、プログラムやデータを格納する。RAM2110は、CPU2100による処理の実行時にワーク領域を提供するとともに、画像バッファとしても用いられる。LANコントローラ(LANC)2200は、LAN30との間の入出力処理を行う。プリンタIF画像処理部2300は、プリンタ部120に出力する画像データを処理する。スキャナIF画像処理部2400はスキャナ140から画像データを処理する。操作部IF2500は、操作部300とコントローラ200との間の入出力処理を行う。
次に本実施形態に係る特徴的な部分を説明する。原稿表示方向保持部2600は、操作部300に表示する原稿プレビュー画像の表示方向の情報を保持する。ここで保持するパラメータは、原稿をポートレイトで表示するか、ランドスケープで表示するかの情報である。ページレイアウト保持部2610は、操作部300に表示する原稿プレビュー画像から拡大印刷の対象とするページのレイアウト情報を保持する。ここで保持するパラメータは、拡大印刷の対象とするページがポートレイトであるかランドスケープであるかの情報である。原稿分割条件保持部2620は、操作部300に表示した原稿プレビュー画像をページ集約印刷された原稿として扱い、原稿を複数のページに分割する条件を保持する。具体的な原稿分割条件に関しては、ページ集約された原稿の説明で後述する。選択ページ保持部2630は、ページ集約された原稿の内、印刷対象として選択するページ情報のページ数値をパラメータとして保持する。尚、本実施形態に係る特徴を表すプログラムやデータは、コントローラ200又は操作部300に含まれる。また原稿表示方向保持部2600、ページレイアウト保持部2610、原稿分割条件保持部2620、選択ページ保持部2630は、RAM2110や操作部300のRAM3110(図2)内で保持する構成であっても構わない。
図2は、実施形態に係る操作部300の構成を示すブロック図である。
操作部300は、バス3005を介して接続された以下の構成を有する。CPU3100は、ROM3120に記憶されたプログラムに従って操作部300全体の動作を制御する。ROM3120は、プログラムやデータを格納する。RAM3110は、CPU3100による処理の実行時、ワーク領域を提供すると共に、画像バッファとしても用いられる。本体IF3150は、画像形成装置20のコントローラ200の操作部IF2500と接続して入出力処理を行う。表示部3200は、操作画面や機器のステータス、及び原稿のプレビュー表示等を行う。タッチパネル3210は、表示部3200の画面上の表示に合わせて、指等によるタッチ操作による入力を行うのに使用される。特に本実施形態に係るタッチパネル3210は、複数の操作点の座標情報を得ることが可能なマルチタッチ機能を装備する。
上記構成により操作部300は、画像形成装置20の操作画面や機器のステータスそして原稿の表示を行うとともに、ユーザによるタッチパネル操作に従って画像形成装置20を操作可能とする。
図3は、集約印刷機能を用いてページ集約された原稿画像の例を示す図である。
スキャナ140で読み取った原稿画像は、操作部300の表示部3200にプレビュー表示される。ここではプレビューされた読み取り原稿の説明を行う。図3の例では、ページの向き(ランドスケープかポートレイト)と、集約するページ数(2か4)の4つの組み合わせ例を示す。尚、ページ番号はページの順番を示すが、順番は一例であり本例に限定するものではない。例えば上下・左右の入れ替えは、印刷時の指定で変更可能である。またここで説明する原稿の種類を特定する情報を原稿分割条件とする。
原稿分割条件の情報は、原稿分割条件保持部2620に保持される。本実施形態では、具体的なパラメータとして以下の4つを定義する。
図3(A)のランドスケープページ2 in 1原稿は、情報として「0」をパラメータ値として格納する。図3(B)のランドスケープページ4 in 1原稿は、情報として「1」をパラメータ値として格納する。又図3(C)のポートレイトページ2 in 1原稿は、情報として「2」をパラメータと値して格納する。更に、図3(D)のポートレイトページ4 in 1原稿は、情報として「3」をパラメータ値として格納する。
図3(A)は、それぞれがランドスケープの2つのページを1枚の用紙に集約したランドスケープページ2 in 1原稿の一例を示す。ここでは1枚の用紙4000に、2つのランドスケープページ4001,4002を縮小して印刷している。この場合、用紙4000はポートレイトとなる。図3(B)は、それぞれがランドスケープの4つのページを1枚の用紙に集約したランドスケープページ4 in 1原稿の一例を示す。ここでは1枚の用紙4200に、4つのランドスケープページ4201,4202,4203,4204を縮小して印刷している。この場合、用紙4200はランドスケープとなる。
図3(C)は、それぞれがポートレイトの2つのページを1枚の用紙に集約したポートレイトページ2 in 1原稿の一例を示す。ここでは1枚の用紙4400に、2つのポートレイトページ4401,4402を縮小して印刷している。この場合、用紙4400はランドスケープとなる。図3(D)は、それぞれがポートレイトの4つのページを1枚の用紙に集約したポートレイトページ4 in 1原稿の一例を示す。ここでは1枚の用紙4600に、4つのポートレイトページ4601,4602,4603,4604を縮小して印刷している。この場合、用紙4600はポートレイトとなる。
本実施形態は、ここで示したようなページ集約された印刷物の原稿から一つのページを指定して、ページ単位で拡大印刷することを容易にするものである。例えば図3(A)の集約された2つのランドスケープページの内、ページ1の部分を拡大印刷する場合を想定する。
図4は、ページレイアウトとジェスチャーの関係を示す図である。
本実施形態は、ページ集約された印刷物の原稿から一つのページを指定して拡大印刷することを容易にするものである。その目的を達成するために、マルチタッチ機能に対応したタッチパネルでの拡大ジェスチャーをページレイアウト指定に関連付けることで直観的な操作を実現する。
ページレイアウトとは、N in 1原稿を構成する部分画像(例えば図3(A)のランドスケープページ4001)の向きを示す情報である。ランドスケープ又はポートレイトを判別するものであり、その情報をページレイアウト保持部2610に保持する。
図4(A)は、ユーザがタッチパネル3210を操作して横方向に拡大ジェスチャー(ピンチアウト操作)を行う様子を示す。横方向の拡大ジェスチャーは、横長のランドスケープページレイアウトに関連付けることを意味する。本操作を行うと拡大印刷するページがランドスケープ指定であると判定して、ページレイアウト保持部2610に保持する。図4(A)に示したように、指の2点をタッチパネル3210で検出した2点間の距離が、表示部3200の表示方向に対してx方向に拡大されたことで判断する。
図4(B)は、ユーザがタッチパネル3210を操作して縦方向に拡大ジェスチャーを行う様子を示す。縦方向の拡大ジェスチャーは、縦長のポートレイトページレイアウトに関連付けることを意味する。本操作を行うと拡大印刷するページがポートレイト指定であると判定して、ページレイアウト保持部2610に保持する。図4(B)に示した通り、指の2点をタッチパネル3210で検出した2点間の距離が、表示部3200の表示方向に対してy方向に拡大されたことで判断する。
尚、マルチタッチ機能に対応したタッチパネル3210での拡大ジェスチャーは、表示画像の拡大に関連付けられるのが一般的な実装である。一方、本実施形態では、拡大ジェスチャーの操作方向をページレイアウト指定に関連付ける。即ち、拡大ジェスチャーの操作に関連付けられる意味が異なる。そのため本実施形態では、ページ集約された印刷物のページを指定して拡大印刷する機能を用いる場合に、拡大ジェスチャーと関連付けられる意味を切り替える構成とする。そのような構成とすることで、表示画像の拡大とページレイアウト指定の2つの機能を場面に応じて切り替えることを可能とする。
図5は、原稿表示方向とジェスチャーから原稿分割条件を決定する様子を示す図である。本画面はページ連写編集プレビュー画面であり、ユーザが集約印刷された原稿を分割する操作を行う様子を示している。
操作部300の画面表示とユーザの操作を関連付けて説明する。尚、詳細な処理に関してはフローチャートを用いて後述する。
図5(A)〜(D)において、操作部300の表示部3200の上に透明な素材でできたタッチパネル3210が重ねられている。そのためユーザはタッチパネル3210を透過して表示部3200の表示を見ることができる。またユーザは表示部3200の表示に重ねてタッチパネル3210を操作することが可能である。
図5(A)は、それぞれがランドスケープであるページが2 in 1された原稿がポートレイトで表示されている様子を示す。表示部3200にランドスケープページ4001,4002が2 in 1された原稿4000が表示されている。この状態では原稿4000の表示方向はポートレイトであるため、コントローラ200の原稿表示方向保持部2600には原稿表示方向がポートレイトであることを保持する。この状態でユーザがタッチパネル3210に対して横拡大ジェスチャーを行うと、集約された各ページがランドスケープであることを意味し、ページレイアウト保持部2610にランドスケープを示す情報を保持する。この操作により、集約されたページがランドスケープで、かつ原稿表示方向がポートレイトであることが確定する。これにより、原稿分割条件をランドスケープページ2 in 1に決定し、原稿分割条件保持部2620にランドスケープページ2 in 1を示す情報を格納する。この後は後述するページ連写選択プレビュー表示へ移行する。
図5(B)は、それぞれがランドスケープであるページが4 in 1された原稿がランドスケープで表示されている様子を示す。表示部3200にランドスケープページ4201,4202,4203,4204が4 in 1された原稿4200が表示されている。この状態では原稿表示方向はランドスケープであるため、コントローラ200の原稿表示方向保持部2600には、原稿表示方向がランドスケープであることを保持する。この状態でユーザがタッチパネル3210に対して横拡大ジェスチャーを行うと、集約された各ページがランドスケープであることを意味し、ページレイアウト保持部2610にランドスケープを示す情報を保持する。この操作により、集約ページがランドスケープでかつ原稿表示方向がランドスケープであることが確定する。これにより、原稿分割条件をランドスケープページ4 in 1に決定し、原稿分割条件保持部2620にランドスケープページ4 in 1を示す情報を格納する。この後は後述するページ連写選択プレビュー表示へ移行する。
図5(C)は、それぞれがポートレイトのページが2 in 1された原稿がランドスケープで表示されている様子を示す。表示部3200にポートレイトのページ4401,4402が2 in 1された原稿4400が表示されている。この状態では原稿表示方向はランドスケープであるため、コントローラ200の原稿表示方向保持部2600には原稿表示方向がランドスケープであることを保持する。この状態でユーザがタッチパネル3210に対して縦拡大ジェスチャーを行うと、集約された各ページがポートレイトであることを意味し、ページレイアウト保持部2610にポートレイトを示す情報を保持する。この操作により、集約ページがポートレイトで、かつ原稿表示方向がランドスケープであることが確定する。これにより、原稿分割条件をポートレイトページ2 in 1に決定し、原稿分割条件保持部2620にポートレイトページ2 in 1を示す情報を格納する。この後は後述するページ連写選択プレビュー表示へ移行する。
図5(D)は、それぞれがポートレイトのページが4 in 1された原稿がポートレイト表示されている様子を示す。表示部3200に、ポートレイトのページ4601〜4604が4 in 1された原稿4600が表示されている。この状態では原稿表示方向はポートレイトであるため、コントローラ200の原稿表示方向保持部2600には原稿表示方向がポートレイトであることを保持する。この状態でユーザがタッチパネル3210に対して縦拡大ジェスチャーを行うと、集約された各ページがポートレイトであることを意味し、ページレイアウト保持部2610にポートレイトを示す情報を保持する。この操作により、集約ページがポートレイトで、かつ原稿表示方向がポートレイトであることが確定する。これにより、原稿分割条件をポートレイトページ4 in 1に決定し、原稿分割条件保持部2620にポートレイトページ4 in 1を示す情報を格納する。この後は後述するページ連写選択プレビュー表示へ移行する。
尚、図5(A)〜(D)では共通に、表示部3200にプレビュー回転ボタン3500が表示されており、この部分をタッチパネル2310で押下すると原稿表示を回転させることが可能である。その場合、原稿表示方向保持部2600に保持する原稿表示方向の情報も原稿表示に合わせて変更する。
図6は、ランドスケープページが2 in 1された原稿のページ連写選択プレビューを示す図である。図6は、図5(A)で説明した原稿分割条件をランドスケープページ2 in 1に決定した後、拡大印刷を行う対象ページを選択して印刷指示を行うまでの様子を示す図である。
図6(A)は、最初に表示される画面を示し、集約されたページ1を選択している様子を示す。ページ連写機能にて元原稿を、ランドスケープページが2 in 1された原稿として分割した様子を示しているのが5100の部分である。また集約されたページの内、印刷対象として選択しているページを示しているのが5200の部分である。ここではページ1を選択している。同様に、5100でも、ページ1の部分を強調表示してページ1が選択されていることを示している。
次にNEXTボタン3510は、選択ページを切り替えるものである。このボタン3510が押下されると、印刷対象のページを切り替えることができる。具体的には図6(B)の画面に移行する。図6(B)では、5200の部分がページ2を選択した様子を示す。また5100でも、ページ2の部分を強調表示してページ2が選択されていることを示している。ここで再びNEXTボタン3510が押下されると、図6(A)の表示に戻り、選択対象を切り替えることができる。こうしてページを切り替える度に、選択ページの情報は選択ページ保持部2630に格納される。Printボタン3520は、印刷実行を指示するボタンである。このボタン3520が押下されると、集約されたページのうち印刷対象として選択したページ部分を拡大して印刷する印刷制御が実行される。
図7は、ランドスケープページが4 in 1された原稿のページ連写選択プレビューを示す図である。図7は、図5(B)で説明した原稿分割条件を、ランドスケープページ4 in 1に決定後、拡大印刷を行う対象ページを選択し印刷指示を行うまでの様子を示す図である。
図7(A)は、最初に表示される画面であり、集約されたページ1を選択している様子を示す。ページ連写機能にて、元原稿をランドスケープページが4 in 1された原稿として分割した様子を示しているのが5100の部分である。また集約されたページの内、印刷対象として選択しているページを示しているのが5200の部分である。ここではページ1が選択されている。同様に5100でも、ページ1の部分を強調表示して選択対象であることを示している。NEXTボタン3510は、選択ページを切り替えるものである。このボタン3510が押下されると、印刷対象のページを切り替えることができる。押下する度に選択ページを切り替えるものであり、具体的には図7(B)(C)(D)の順で画面が切り替わる。
一例として図7(B)では、5200の部分がページ2を選択した様子を示す。また5100でも、ページ2の部分を強調表示して選択対象であることを示している。図7(C)(D)に示した通り、ページ3,4も同様に選択可能である。こうしてページを切り替える度に、選択ページの情報は選択ページ保持部2630に格納される。Printボタン3520は、印刷の実行を指示するボタンである。このボタン3520が押下されると、集約されたページの内、印刷対象として選択したページ部分を拡大印刷する。
図8は、ポートレイトページが2 in 1された原稿のページ連写選択プレビューを示す図である。図8は、図5(C)で説明した原稿分割条件をポートレイトページ2 in 1に決定後、拡大印刷を行う対象ページを選択して印刷指示を行うまでの様子を示す図である。
図8(A)は、最初に表示される画面であり、集約されたページ1を選択している様子を示す。ページ連写機能にて元原稿をポートレイトページが2 in 1された原稿として分割した様子を示しているのが5100の部分である。また集約されたページの内、印刷対象として選択しているページを示しているのが5200の部分である。ここではページ1を選択している。同様に5100でも、ページ1の部分を強調表示して選択対象であることを示している。NEXTボタン3510は、選択ページを切り替えるものである。このボタン3510が押下されると、印刷対象のページを切り替えることができる。具体的には図8(B)の画面に移行する。図8(B)では、5200の部分がページ2を選択した様子を示す。また5100でも、ページ2の部分を強調表示して選択対象であることを示している。ここで再びNEXTボタン3510が押下されると、順に選択対象を切り替えることができる。ページを切り替える度に選択ページの情報は選択ページ保持部2630に格納される。Printボタン3520は、印刷実行を指示するボタンである。このボタン3520を押下すると、集約されたページのうち印刷対象として選択したページ部分を拡大印刷する。
図9は、ポートレイトページが4 in 1された原稿のページ連写選択プレビューを示す図である。図9は図5(D)で説明した原稿分割条件をポートレイトページ4 in 1に決定後、拡大印刷を行う対象ページを選択し印刷指示を行うまでの様子を示す図である。
図9(A)は、最初に表示される画面であり、集約されたページ1を選択している様子を示す。ページ連写機能にて元原稿をポートレイトページが4 in 1された原稿として分割した様子を示しているのが5100の部分である。また集約されたページの内、印刷対象として選択しているページを示しているのが5200の部分である。ここではページ1を選択している。同様に5100でも、ページ1部分を強調表示して選択対象であることを示している。NEXTボタン3510は選択ページを切り替えるものである。このボタン3510を押下すると印刷対象のページを切り替えることができる。押下する度に選択ページを切り替えるものであり、具体的には図9(B)(C)(D)の順で画面が切り替わる。
一例として図9(B)では、5200の部分がページ2を選択した様子を示す。また5100でも、ページ2の部分を強調表示して選択対象であることを示している。図9(C)(D)に示した通り、ページ3,4も同様に選択可能である。こうしてページを切り替える度に、選択ページの情報は選択ページ保持部2630に格納される。Printボタン3520は、印刷の実行を指示するボタンである。このボタン3520を押下すると集約されたページの内、印刷対象として選択したページ部分を拡大印刷する。
図10は、実施形態に係る画像形成装置20によるページ連写印刷の処理を説明するフローチャートである。ここではユーザがページ連写印刷機能を選択し、読み取り原稿の集約ページの内、所望のページを拡大印刷するまでの処理を示している。この処理全体は、画像形成装置20のコントローラ200が備えるCPU2100,ROM2120,RAM2110で実行される。
まずS1000で、ユーザが操作部300を操作してページ連写機能を選択するとS1001へ進む。S1001では、スキャナ140で紙原稿をスキャンしてS1002に進む。S1002では、S1001で読み取ったスキャン画像を操作部300にプレビュー表示し、ユーザがジェスチャーを入力するとS1010へ進む。尚、このS1010の操作は図5で説明した内容に対応する。
S1010で、S1002で入力されたジェスチャーが横拡大であればS1011へ進み、ページレイアウト保持部2610にページレイアウトがランドスケープであると示す情報を格納してS1020へ進む。一方、横拡大でなければS1012へ進み、S1002で入力されたジェスチャーが縦拡大かどうかを判定し、そうであればS1013へ進み、ページレイアウト保持部2610に、ページレイアウトがポートレイトであると示す情報を格納してS1020へ進む。またS1012で、縦拡大でないときはS1002に戻る。
S1020では、画像分割条件決定処理を行ってS1030へ進む。尚、このS1020の詳細は後述する。S1030で、印刷対象のページが選択されて印刷が指定されるとS1031へ進み、S1030で選択したページをプリンタ部120で印刷して処理を終了する。尚、S1030の処理は、図6〜図9で説明した内容に対応する。
図11は、図10のS1020の画像分割条件決定の処理を説明するフローチャートである。この処理は、ユーザが操作部300を操作した際の原稿の表示方向とページレイアウト情報から原稿分割条件を決定する処理を示している。
まずS2000で、ページレイアウト保持部2610に保持されているページレイアウト情報がランドスケープかどうかを判定し、そうであればS2001へ、そうでなければS2101へ進む。即ち、操作部300のタッチパネル3210へ入力したジェスチャーが横拡大ならばページレイアウトはランドスケープ、縦拡大であればページレイアウトはポートレイトと判断することを意味する。S2001で、原稿表示方向保持部2600に保持されている原稿表示方向情報がポートレイトであればS2002へ、ポートレイトでなければランドスケープと判断してS2003へ進む。S2002では、原稿表示方向はポートレイトで、かつページレイアウトはランドスケープであるため、原稿分割条件をランドスケープページ2 in 1と決定して原稿分割条件保持部2620へ格納してS2300へ進む(図6に相当)。
一方、S2003では、原稿表示方向はランドスケープで、かつページレイアウトはランドスケープであるため、原稿分割条件をランドスケープページ4 in 1と決定し原稿分割条件保持部2620へ格納してS2300へ進む(図7に相当)。
またS2000で、ページレイアウト保持部2610に保持されているページレイアウト情報がポートレイトであればS2101に進み、原稿表示方向保持部2600に保持されている原稿表示方向がポートレイトかどうかを判定する。そうであればS2102へ進み、原稿表示方向はポートレイトで、かつページレイアウトはポートレイトであるため、原稿分割条件をポートレイトページ4 in 1と決定し原稿分割条件保持部2620へ格納してS2300へ進む(図9に相当)。一方、S2101で原稿表示方向がランドスケープであればS2103に進み、原稿表示方向はランドスケープで、かつページレイアウトポートレイトであるため、原稿分割条件をポートレイトページ2 in 1と決定する。そして原稿分割条件保持部2620へ格納してS2300へ進む(図8に相当)。S2300では、選択ページ保持部2630に、ページ1を示す値を設定し処理を終了する。
以上説明したように本実施形態1によれば、簡単な操作で、ページ集約された原稿の各ページを指定して、そのページの拡大印刷を行うことができる。
又実施形態1では、ページ集約された原稿の各ページの向きを、操作部3000のタッチパネル3210を使用した簡単な操作で指定することができ、その原稿の向きと各ページの向きとに応じて、その原稿の分割条件を自動的に決定できる。
[実施形態2]
以下、本発明の実施形態2について説明する。実施形態2では、加速度センサを用いて操作部300の設置方向から原稿表示方向を得る例を示す。実施形態2では、実施形態1と比べて画像形成装置20のコントローラ200の構成と操作部300の構成が異なる。以下、実施形態1との差分を中心に説明する。
図12は、本発明の実施形態2に係る画像形成装置20の構成を中心に示すブロック図である。ここでは前述の実施形態1の図1と共通する部分は同じ記号で示し、それらの説明を省略する。実施形態2では、操作部300はコントローラ200と分離できる構成とする。そのために操作部300とコントローラ200の間は無線通信にて接続される。このような構成を採用すると、ユーザは画像形成装置20の本体の設置場所に限定されることなく、操作部300を手に持って操作することが可能になる。実施形態1の構成と異なる点は、操作部300と無線通信を行うための無線通信部2700とアンテナ2710を含む点にある。
図13は、実施形態2に係る操作部300の構成を示すブロック図である。
実施形態2では、操作部300はコントローラ200と無線通信を行う。またユーザが操作部300を保持している方向を加速度センサ3300により検出可能な構成とする。実施形態1の構成と異なる点は以下の通り。
この操作部300は、コントローラ200の無線通信部2700と無線通信を行うための無線通信部3160とアンテナ3170とを具備している。そしてユーザが操作部300を保持している方向を検出するための加速度センサ3300を有している。加速度センサ3300は、半導体のチップ内に可動部分があり、外から加わる加速度によって、可動部分のフィンが移動し、非可動部分のフィンとの間隔が変化して静電容量が変化する。CPU3100が加速度センサ3300の出力を、重力の影響を考慮した上で信号処理することで、操作部300が縦置きか横置きかを検出できる。尚、加速度センサ3300には、他にピエゾ抵抗型や熱検知型等が公知であるが、本発明はこれら公知の全ての方式を用いて実施できる。
図14は、実施形態2に係る原稿の表示方向とジェスチャーから原稿分割条件を決定する様子を説明する図である。図4に示す画面はページ連写編集プレビュー画面であり、ユーザが集約印刷された原稿を分割する操作を行う様子を示している。
操作部300の画面表示とユーザの操作を関連付けて説明する。図14(A)〜(D)において、操作部300、表示部3200、タッチパネル3210、及び加速度センサ3300が示されている。タッチパネル3210は表示部3200の上に透明素材で構成され、ユーザはタッチパネル3210を透過して表示部3200の表示を見ることが可能である。またユーザは表示部3200の表示に重ねてタッチパネル3210を操作することが可能である。また加速度センサ3300は、操作部300内部に固定され、CPU3100が加速度センサ3300の出力を重力の影響を考慮した上で信号処理することで、操作部300が縦置きか横置きかを検出することが可能である。
図14(A)は、ランドスケープページが2 in 1された原稿がポートレイトで表示されている様子を示す。表示部3200にランドスケープページ4001,4002が2 in 1された原稿4000が表示されている。これはユーザが操作部300を縦に保持している状態である。この状態を加速度センサ3300が検出し、原稿の表示方向をポートレイトであると判断する。そして操作部300のCPU3100は、無線通信部3160を用いてコントローラ200に原稿表示方向がポートレイトであることを伝え、原稿表示方向保持部2600に原稿表示方向がポートレイトであることを保持する。
この状態でユーザがタッチパネル3210に対して横拡大ジェスチャーを行うと、集約されたページがランドスケープであることを意味する。この操作により集約ページがランドスケープで、かつ原稿表示方向がポートレイトであることが確定するので原稿分割条件をランドスケープページ2 in 1に決定する。この後は前述したページ連写選択プレビュー表示へ移行し、実施形態1と同じ処理を行う。
図14(B)は、ランドスケープページが4 in 1された原稿がランドスケープ表示されている様子を示す。表示部3200にランドスケープページ4601〜4604が4 in 1された原稿4600が表示されている。これはユーザが操作部300を横に保持している状態である。この状態を加速度センサ3300が検出し、原稿表示方向をランドスケープであると判断する。そして操作部300のCPU3100は、無線通信部3160を用いてコントローラ200に原稿表示方向がランドスケープであることを伝え、原稿表示方向保持部2600に原稿表示方向がランドスケープであることを保持する。
この状態でユーザがタッチパネル3210に対して横拡大ジェスチャーを行うと、集約されたページがランドスケープであることを意味する。この操作により集約ページがランドスケープで、かつ原稿表示方向がランドスケープであることが確定するので原稿分割条件をランドスケープページ4 in 1に決定する。この後は後述するページ連写選択プレビュー表示へ移行し、実施形態1と同じ処理を行う。
図14(C)は、ポートレイトページが2 in 1された原稿がランドスケープで表示されている様子を示す。表示部3200にポートレイトページ4401,4402が2 in 1された原稿4400が表示されている。これはユーザが操作部300を横に保持している状態である。この状態を加速度センサ3300が検出し、原稿表示方向をランドスケープであると判断する。そして操作部300のCPU3100は、無線通信部3160を用いてコントローラ200に原稿表示方向がランドスケープであることを伝え、原稿表示方向保持部2600に原稿表示方向がランドスケープであることを保持する。
この状態でユーザがタッチパネル3210に対して縦拡大ジェスチャーを行うと、集約されたページがポートレイトであることを意味する。この操作により集約ページがポートレイトで、かつ原稿表示方向がランドスケープであることが確定するので原稿分割条件をポートレイトページ2 in 1に決定する。この後は後述するページ連写選択プレビュー表示へ移行し、実施形態1と同じ処理を行う。
図14(D)は、ポートレイトページが4 in 1された原稿がポートレイトで表示されている様子を示す。
表示部3200にポートレイトページ4101〜4104が4 in 1された原稿4200が表示されている。これはユーザが操作部300を縦に保持している状態である。この状態を加速度センサ3300が検出し、原稿表示方向をポートレイトであると判断する。そして操作部300のCPU3100は、無線通信部3160を用いてコントローラ200に原稿表示方向がポートレイトであることを伝え、原稿表示方向保持部2600に原稿表示方向がポートレイトであることを保持する。
この状態でユーザがタッチパネル3210に対して縦拡大ジェスチャーを行うと、集約されたページがポートレイトであることを意味する。この操作により集約ページがポートレイトで、かつ原稿表示方向がポートレイトであることが確定するので原稿分割条件をポートレイトページ4 in 1に決定する。この後は後述するページ連写選択プレビュー表示へ移行し、実施形態1と同じ処理を行う。
尚、ユーザが操作部300の保持方向を縦・横に持ち替える操作に応じて加速度センサ3300が検出する原稿表示方向が変わることは言うまでもない。上述した通り、例えば図14(A)から図14(B)の状態へ操作部300を持ち替える度に、原稿表示方向保持部2600に保持される原稿表示方向の情報は、ポートレイトとランドスケープに変更される。
以上説明したように本実施形態2によれば、操作部300を画像形成装置20から着脱可能にし、ユーザが操作部300を保持している向きを検知するセンサを操作部に備えることにより、表示されている原稿の表示方向を自動的に決定できる。更に、この状態で、タッチパネル3210を使用したジェスチャーにより、そのページ集約された原稿の各ページの向きを指定することができる。
これにより、簡単な操作で、ページ集約された原稿の各ページを指定して、そのページの拡大印刷を行うことができる。
又実施形態2では、ページ集約された原稿の各ページの向きを、操作部3000のタッチパネル3210を使用した簡単な操作で指定することができ、その原稿の向きと各ページの向きとに応じて、その原稿の分割条件を自動的に決定できる。
[実施形態3]
以下、本発明を実施するための実施形態3について説明する。実施形態3では、ジェスチャーを行ったプレビュー画像の位置に対応したページを優先的に印刷対象として表示する例を示す。この実施形態3では、前述の実施形態1と比べて画像形成装置20のコントローラ200構成が異なる。以下実施形態1との差分を中心に説明する。
図15は、実施形態3に係るジェスチャーと優先ページの関係を示す図である。同図は代表例として原稿分割条件がランドスケープページ2 in 1原稿の例を示す。尚、対応する図5(A)及び図6と共通する部分は同じ記号で示している。
図15(A)は、ページ連写編集プレビュー画面であり、集約された2つのページ4001,4002の内、ページ1(4001)の表示上で拡大ジェスチャー操作を行っている場面を示す。拡大ジェスチャーが行われた2点の中心座標が4010で示した点であり、この座標が含まれるページを図15(B)で示したページ連写選択プレビュー画面で優先的に表示する。本例では結果としてページ1を表示している。
同様に、ページ2を指定する例が図15(C)である。同図(C)は、ページ連写編集プレビュー画面を示し、ユーザが集約された2つのページの内、ページ2(4002)の表示上で拡大ジェスチャー操作を行っている場面を示す。拡大ジェスチャーが行われた2点の中心座標が4010で示した点であり、この座標が含まれるページを図15(D)で示したページ連写選択プレビュー画面で優先的に表示する。本例では結果としてページ2を表示している。
以上代表例として、原稿分割条件がランドスケープページ2 in 1原稿の例を示したが、図3で示したその他の原稿分割条件も同様に優先ページを特定して表示できる。
図16は、本発明の実施形態3に係る画像形成装置の構成を主に示すブロック図である。この実施形態3では、ジェスチャーを行った位置に対応したページを優先的に拡大印刷対象として表示する。実施形態1の構成と異なる点は以下の通り。
拡大ジェスチャー実行座標保持部2640をバス2005に接続する。ジェスチャー実行座標保持部2630は、ユーザが操作部300のタッチパネル3210上で拡大ジェスチャーを実行した座標情報を格納するものである。一例として図15で前述した通り、ページ連写編集プレビュー画面でユーザが拡大ジェスチャーを行うと、その拡大ジェスチャーが行われた2点の中心座標を格納する。尚、このジェスチャー実行座標保持部2640に格納する座標情報は、2点の中心座標以外にも2点のうち片方の座標等、ジェスチャーが実行された場所を特定する情報であれば、これに限定するものではない。
前述の実施形態1では、最初に表示される拡大印刷ページ候補はページ1であったが、実施形態3では、ジェスチャーを実行した座標情報により選択ページ保持部2630に格納するページ情報を変更する。これにより優先的に印刷対象ページとして指定することができる。
図17は、実施形態3に係る、図10のS1020の画像分割条件決定の処理を説明するフローチャートである。図17は、ユーザが操作部300を操作した際の原稿表示方向とページレイアウト情報から原稿分割条件を決定し、優先ページを特定し選択ページ保持部に格納するまでの処理を示すフローチャートである。尚、前述の図11と共通するステップは同じ記号で示し、その説明を省略する。実施形態1との差分は。S2200の優先ページを特定して選択ページ保持部2630に格納するようにした点にある。以下実施形態1との差分を説明する。
S2200で、原稿分割条件保持部2620が保持する原稿分割条件と、ジェスチャー実行座標保持部2640が保持するジェスチャーが実行された座標から、拡大ジェスチャーを実行したページを特定し選択ページ保持部2630へ格納する。尚、ページの特定は図15で説明した通りである。
実施形態3によれば、上述の実施形態1の効果に加えて、ページ集約された原稿のページの選択と、その原稿におけるページの向きの指定とを同時に行うことができる。
[実施形態4]
以下、本発明を実施するための実施形態4について説明する。前述の実施形態1においては、ページレイアウトの指定に拡大ジェスチャーを対応させていたが、拡大ジェスチャー以外のジェスチャーでページレイアウトを指定することも可能である。尚、実施形態4に係る装置構成等は前述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
図18は、実施形態4に係るページレイアウトと線引きジェスチャーの関係を示す図である。
本実施形態の目的は、簡単な操作で、ページ集約された印刷物のページを指定して拡大印刷することにある。その目的を達成するために、タッチパネル3210での線引きジェスチャーをページレイアウト指定に関連付けることで直観的な操作を実現する。このジェスチャーの場合には、マルチタッチではなくシングルタッチのタッチパネルでも指定が可能という効果もある。
図18(A)は、ユーザがタッチパネル3210を操作して横方向に線引きジェスチャーを行う様子を示す。横方向の線引きジェスチャーは、横長のランドスケープページレイアウトに関連付けることを意味する。この操作を行うと、ページレイアウト保持部2610に拡大印刷するページがランドスケープであることを保持する。同図に示した通り、指の検出開始から検出終了までのタッチパネル3210で検出した2点間の距離が、表示部3200の表示方向に対してx方向に移動されたことで判断する。
図18(B)は、ユーザがタッチパネル3210を操作して、縦方向に線引きジェスチャーを行う様子を示す。縦方向の線引きジェスチャーは、縦長のポートレイトページレイアウトに関連付けることを意味する。この操作を行うと、ページレイアウト保持部2610に拡大印刷するページがポートレイトであることを保持する。同図に示した通り、指の検出開始から検出終了までのタッチパネル3210で検出した2点間の距離が、表示部3200の表示方向に対してy方向に移動されたことで判断する。
尚、タッチパネル3210での線引きジェスチャーは、表示画像のスクロールに関連付けられるのが一般的な実装である。本実施形態4では、線引きジェスチャーの操作方向をページレイアウト指定に関連付ける。即ち、線引きジェスチャーの操作に関連付けられる意味が異なる。線引きジェスチャーは、ページ集約された印刷物のページを指定して拡大印刷する機能を用いる場合に、ページのレイアウトを指定するのに使用される。そのような構成とすることで、表示画像のスクロールと、ページレイアウトの指定の2つの機能を場面に応じて切り替えることができる。
図19は、実施形態4に係る画像形成装置20によるページ連写印刷の処理を説明するフローチャートである。図19は、ページレイアウト指定に線引きジェスチャーを関連付ける場合の処理を示すものである。前述の実施形態1の図10との違いは、タッチパネル3210に入力したジェスチャーによりページレイアウト情報をページレイアウト保持部2610に格納する点にある。以下実施例1と異なる処理について説明する。
S1110で、S1002で入力されたジェスチャーが横方向の線引きであればS1011へ進み、ページレイアウト保持部2610にページレイアウトがランドスケープであると示す情報を格納してS1020へ進む。一方、S1110でジェスチャーが横方向の線引きでなければS1112に進み、S1002で入力されたジェスチャーが縦方向の線引きかどうかを判定する。そうであればS1013へ進み、ページレイアウト保持部2610に、ページレイアウトがポートレイトであると示す情報を格納してS1020へ進む。またS1112で、入力されたジェスチャーが縦方向の線引きでないときはS1002に進む。
以上説明したように実施形態4によれば、上述の実施形態1の効果に加えて、タッチパネル3210上での線引きジェスチャーをページレイアウトの指定に関連付けることができる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (9)

  1. ページ集約された原稿画像を入力してページ単位で印刷する画像形成装置であって、
    前記原稿画像を表示する表示手段に組み合わせてタッチ操作を可能とするタッチパネル手段と、
    前記表示手段に表示された前記原稿画像の表示方向を保持する原稿表示方向保持手段と、
    前記表示手段に表示された前記原稿画像に対する前記タッチパネル手段を使用したユーザのジェスチャー操作に応じて、前記原稿画像を構成するページのレイアウト情報を決定して保持するページレイアウト保持手段と、
    前記原稿表示方向保持手段に保持された前記原稿画像の表示方向と前記原稿画像を構成するページのレイアウト情報とに基づいて決定される前記原稿画像の分割条件を保持する原稿分割条件保持手段と、
    前記原稿画像の分割条件に従って分割されるページの内、印刷対象のページを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたページの画像を印刷する印刷制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記表示手段及び前記タッチパネル手段は、前記画像形成装置に着脱可能な操作部に設けられており、
    前記原稿画像の表示方向は、前記操作部に設けられたセンサにより検知された前記操作部の向きに応じて決定されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷制御手段は、前記選択されたページの画像を拡大して印刷することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ユーザのジェスチャー操作は、縦方向或いは横方向に拡大する操作を含み、
    前記ページレイアウト保持手段は、前記ジェスチャー操作が縦方向の場合は前記原稿画像を構成するページのレイアウトがポートレイト、前記ジェスチャー操作が横方向の場合は前記原稿画像を構成するページのレイアウトがランドスケープと決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ユーザのジェスチャー操作は、縦方向或いは横方向の線引き操作を含み、
    前記ページレイアウト保持手段は、前記ジェスチャー操作が縦方向の線引き操作の場合は前記原稿画像を構成するページのレイアウトがポートレイト、前記ジェスチャー操作が横方向の線引き操作の場合は前記原稿画像を構成するページのレイアウトがランドスケープと決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記タッチパネル手段を使用したユーザのジェスチャー操作が行われた座標情報を格納する座標保持手段を更に有し、
    前記選択手段は、前記座標保持手段に保持された前記座標情報が指示するページを選択することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 原稿を読み取って前記原稿画像を入力する読み取り手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 原稿画像を表示する表示手段に組み合わせてタッチ操作を可能とするタッチパネルを有し、ページ集約された原稿画像を入力してページ単位で印刷する画像形成装置を制御する制御方法であって、
    保持手段が、前記表示手段に表示された前記原稿画像の表示方向を保持する保持工程と、
    ページレイアウト保持手段が、前記表示手段に表示された前記原稿画像に対する前記タッチパネルを使用したユーザのジェスチャー操作に応じて、前記原稿画像を構成するページのレイアウト情報を決定して保持するページレイアウト保持工程と、
    原稿分割条件保持手段が、前記保持工程で保持された前記原稿画像の表示方向と前記原稿画像を構成するページのレイアウト情報とに基づいて決定される前記原稿画像の分割条件を保持する原稿分割条件保持工程と、
    選択手段が、前記原稿画像の分割条件に従って分割されるページの内、印刷対象のページを選択する選択工程と、
    印刷制御手段が、前記選択工程で選択されたページの画像を印刷する印刷制御工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  9. 請求項8に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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