JP2013135284A - コンテンツ再生装置、サーバ、コンテンツ再生システム、及びコンテンツ再生方法 - Google Patents

コンテンツ再生装置、サーバ、コンテンツ再生システム、及びコンテンツ再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーの利便性の高いコンテンツ再生システムを提供する。
【解決手段】
コンテンツ再生システムXのコンテンツ再生装置10は、ネットワーク5に接続することができる。ここで、コンテンツ再生制御部100は、ローカルの記録媒体125に記憶されたコンテンツ125の再生を試みる。再生制御部100は、コンテンツ125が再生できないフォーマットである場合、代替コンテンツ325をネットワーク5を介してダウンロード又はストリーミング再生する。この代替コンテンツ325は、タグ情報123を基に作成された一意的な作品コード124を用いてサーバで検索された、コンテンツ125と同一の作品で、フォーマットのみ異なるファイルである。
【選択図】図2

Description

本発明はコンテンツ再生装置、サーバ、コンテンツ再生システム、及びコンテンツ再生方法に係り、特にネットワークに接続して代替コンテンツをダウンロード又はストリーミング再生するためのコンテンツ再生装置、サーバ、コンテンツ再生システム、及びコンテンツ再生方法に関する。
近年、テレビジョン装置等の家電製品は、単に放送の受信機能にとどまらず、動画、静止画、音楽等のマルチメディア・コンテンツ(以下、「コンテンツ」という。)を画面上で再生するコンテンツ再生機能を備えている。
これらのコンテンツは、ファイル形式(コンテナフォーマット)、ストリーミングのビットレートやバッファ量、動画コーデック、動画コーデックビットレート、音声コーデック、音声コーデックビットレート、画面解像度、圧縮率、音声サンプリングレート等、再生する際に必要な技術要素(以下、「フォーマット」という。)が多岐に渡っている。
つまり、コンテンツの視聴に係る内容としては全く同じ作品であるにも拘わらず、コンテンツのデータをまとめた「ファイル」として、異なるものが複数種類存在する場合が多い。
さらに、個々のコンテンツ再生装置の各フォーマットに対する再生能力により、これら一つ一つのフォーマットについて再生が可能か否かが決まってしまう。
ここで、特許文献1を参照すると、ネットワーク上でコンテンツを蓄積し、クライアント端末からの要求に応じてコンテンツを提供するコンテンツ・サーバと、前記クライアント端末が再生できないフォーマットのコンテンツの視聴を希望する場合、前記クライアント端末から前記コンテンツのURL情報および前記クライアント端末に関する情報を受信し、該URL情報を基に前記コンテンツ・サーバより前記コンテンツのファイルをダウンロードすると共に前記クライアント端末に関する情報に基き前記クライアント端末が再生できる所定フォーマットに変換し、該変換後のファイルを前記クライアント端末に送信するトランス・コード・サーバとを備えるコンテンツ視聴システムが記載されている。
特許文献1の技術によると、クライアント端末が搭載するデコーダとネットワーク上のコンテンツのファイルフォーマットなどが対応しないものであっても、そのコンテンツをクライアント端末が再生可能なフォーマットのファイルに変換してクライアント端末に送信するトランス・コード・サーバを設けたので、クライアント端末は所定のデコーダのみ搭載または搭載するデコーダの種類が少なくてもネットワーク上のさまざまなコンテンツを視聴して楽しむことができる。
特開2004−102339号公報
ここで、特許文献1の段落[0016]等を参照すると、特許文献1の技術は、ネットワーク上に存在するコンテンツをトランス・コード・サーバで変換することはできる。
しかしながら、特許文献1の技術は、コンテンツ再生装置に接続されたUSBメモリや家庭内ネットワーク(DLNA、Digital Living Network Alliance)等のローカルのコンテンツを、インターネット等のネットワーク上のサーバで変換することはできなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述の課題を解消することを課題とする。
本発明のコンテンツ再生システムは、ネットワークに接続するコンテンツ再生装置と、前記コンテンツ再生装置と接続するサーバとを備えるコンテンツ再生システムにおいて、前記サーバは、前記コンテンツ再生装置に記憶されたコンテンツから、一意的な作品コードを作成する作品コード作成手段と、前記作品コードにより、前記コンテンツと同じ作品でフォーマットが異なる代替コンテンツを検索し、前記コンテンツ再生装置に送信する代替コンテンツ検索手段とを備え、前記コンテンツ再生装置は、ローカルの記録媒体に記憶された前記コンテンツを再生する再生制御手段を備え、前記再生制御手段は、前記コンテンツが再生できないフォーマットである場合、前記代替コンテンツを、前記ネットワークを介してダウンロード又はストリーミング再生することを特徴とする。
本発明のコンテンツ再生システムは、前記コンテンツ再生装置が、前記コンテンツ再生装置の装置情報、対応フォーマット情報、及びユーザー要望情報を記憶した能力リストを備え、前記サーバの代替コンテンツ検索手段は、前記能力リストに従って、前記代替コンテンツを検索し、前記コンテンツ再生装置の前記再生制御手段は、前記能力リストに従って検索された前記代替コンテンツを再生することを特徴とする。
本発明のコンテンツ再生システムは、前記能力リストが、前記装置情報として、前記コンテンツ再生装置の機種コード及び機種仕向けを記憶し、前記対応フォーマット情報として、前記コンテンツ再生装置が再生するフォーマット並びに該フォーマットのパラメータを記憶することを特徴とする。
本発明のコンテンツ再生システムは、前記能力リストが、前記ユーザー要望情報として、再生するフォーマットに係る要望の優先順位情報を記憶すると、優先すべき/優先しないフォーマットを記憶するトレードオフ属性とを備えることを特徴とする。
本発明のコンテンツ再生システムは、前記サーバは、前記コンテンツと同じ作品を変換するよう指示するコンテンツ変換制御手段を備え、前記コンテンツ再生装置の前記再生制御手段は、前記コンテンツと同じ作品が変換された変換コンテンツを、前記ネットワークを介してダウンロード又はストリーミング再生することを特徴とする。
本発明のコンテンツ再生システムは、前記サーバの前記コンテンツ変換制御手段は、変換前後のフォーマットを基に、前記コンテンツ再生装置のコンテンツ又は同一作品のファイルを変換元ファイルとして選択し、前記能力リストに従って変換するよう制御することを特徴とする。
本発明のコンテンツ再生システムは、前記代替コンテンツ検索手段は、以前にユーザーが検索した際の前記能力リストを用いて前記代替コンテンツを検索することを特徴とする。
本発明のコンテンツ再生システムは、前記コンテンツ再生装置の前記再生制御手段は、前記コンテンツが再生できるフォーマットである場合、より高品質又は低容量のフォーマットの前記代替コンテンツが変換されたファイルを、前記ネットワークを介してダウンロード又はストリーミング再生することを特徴とする。
本発明のサーバは、ネットワークを介してコンテンツ再生装置と接続するサーバにおいて、前記コンテンツ再生装置に記憶されたコンテンツから、一意的な作品コードを作成する作品コード作成手段と、前記作品コードにより、前記コンテンツと同じ作品でフォーマットが異なる代替コンテンツを検索し、前記コンテンツ再生装置に送信する代替コンテンツ検索手段とを備えることを特徴とする。
本発明のサーバは、前記代替コンテンツ検索手段は、前記コンテンツ再生装置の装置情報、対応フォーマット情報、及びユーザー要望情報を記憶した能力リストに従って、前記代替コンテンツを検索することを特徴とする。
本発明のサーバは、前記能力リストは、前記装置情報として、前記コンテンツ再生装置の機種コード及び機種仕向けを記憶し、前記対応フォーマット情報として、前記コンテンツ再生装置が再生するフォーマット並びに該フォーマットのパラメータを記憶することを特徴とする。
本発明のサーバは、前記能力リストは、前記ユーザー要望情報として、再生するフォーマットに係る要望の優先順位情報を記憶すると、優先すべき/優先しないフォーマットを記憶するトレードオフ属性とを備えることを特徴とする。
本発明のサーバは、前記コンテンツと同じ作品を変換するよう変換サーバに指示するコンテンツ変換制御手段を備えることを特徴とする。
本発明のサーバは、前記コンテンツ変換制御手段は、変換前後のフォーマットを基に、前記コンテンツ再生装置のコンテンツ又は同一作品のファイルを変換元ファイルとして選択し、前記能力リストに従って変換するよう制御することを特徴とする。
本発明のコンテンツ再生装置は、ローカルの記録媒体に記憶されたコンテンツを再生する再生制御手段を備え、前記再生制御手段は、前記コンテンツが再生できないフォーマットである場合、前記コンテンツのタグ情報を基に作成された一意的な作品コードを用いて検索された、前記コンテンツと同じ作品で前記フォーマットが異なる代替コンテンツを、ネットワークを介してダウンロード又はストリーミング再生することを特徴とする。
本発明のコンテンツ再生方法は、ネットワークに接続するコンテンツ再生装置と、前記コンテンツ再生装置と接続するサーバとによるコンテンツ検索再生方法において、
前記サーバの作品コード作成手段により、前記コンテンツ再生装置に記憶されたコンテンツから、一意的な作品コードを作成し、前記サーバの代替コンテンツ検索手段により、前記作品コードを用いて、前記コンテンツと同じ作品でフォーマットが異なる代替コンテンツを検索し、前記コンテンツ再生装置に送信し、前記コンテンツ再生装置の再生制御手段により、ローカルの記録媒体に記憶された前記コンテンツの再生を試み、前記コンテンツが再生できないフォーマットである場合、前記コンテンツ再生装置の前記再生制御手段により、前記代替コンテンツを、前記ネットワークを介してダウンロード又はストリーミング再生することを特徴とする。
本発明によれば、ローカルのコンテンツの一意的な作品コードにより検索された、フォーマットが異なる代替コンテンツをダウンロード又はストリーミング再生することで、ローカルのコンテンツと同一の作品を再生可能とするコンテンツ再生装置、サーバ、コンテンツ再生システム、及びコンテンツ再生方法を提供できる。
本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生システムのシステム構成図である。 本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る検索サーバの制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るコンテンツ蓄積サーバの制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る変換サーバの制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るタグ情報及び能力リストの例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るコンテンツ検索再生処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生装置の画面例である。
<実施の形態>
〔コンテンツ再生システムXの構成〕
まず、図1を参照すると、本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生システムXは、コンテンツ再生装置10(コンテンツ再生手段)、検索サーバ20(コンテンツ検索手段)、コンテンツ蓄積サーバ30(コンテンツ蓄積手段)、及び変換サーバ40(コンテンツ変換装置、コンテンツ変換手段)を含んで構成される。
ネットワーク5は、WAN(広域ネットワーク)、携帯電話網、専用回線、LAN等の主にIPネットワークである。ネットワーク5を介して、コンテンツを含む各種ファイルのアップロード/ダウンロードやストリーミング再生等を行うことができる。
コンテンツ再生装置10は、ネットワーク映像配信等に対応したテレビジョン装置、DVD/Blu−rayディスクのプレーヤー/レコーダー、HDDレコーダー、プロジェクタ、携帯電話機、コンシューマゲーム機、PC(Personal Computer)等が含まれる。
コンテンツ再生装置10は、後述するように、USBやDLNA等で「ローカル」に接続された記憶媒体12(図2)のコンテンツが所定の技術要素に沿っていた場合に再生可能である。
検索サーバ20は、ネットワーク5に接続されたサーバである。
検索サーバ20は、コンテンツ再生装置10がローカルのコンテンツ125(図2)を再生できなかった際に、コンテンツ蓄積サーバ30に記憶されている、同一作品でフォーマットが異なる代替コンテンツ325(図4)を検索する。この検索には、作品コード124(図3)及び能力リスト121(図2)を用いる。
検索サーバ20は、もし、代替コンテンツ325が発見できなかった場合には、コンテンツ再生装置10のコンテンツ125、又はコンテンツ蓄積サーバ30の代替コンテンツ325を、能力リスト121に従って、変換サーバ40での変換を指示する。
コンテンツ蓄積サーバ30は、フォーマットが異なる様々なコンテンツを記憶した、いわゆる「クラウド」上のサーバである。
コンテンツ蓄積サーバ30は、動画、静止画、音声等の代替コンテンツ325(図4)を記憶し、代替コンテンツ325をダウンロード、又はストリーミング再生の形態でこれをコンテンツ再生装置10、検索サーバ20、及び/又は変換サーバ40へ送信する。
なお、コンテンツ蓄積サーバ30のコンテンツのURI(Uniform Resource Identifier)やフォーマットは、検索サーバ20が検索して、作品コードDB220(図3)として記憶している。
変換サーバ40は、コンテンツのファイルを、指定されたフォーマットになるよう変換するサーバである。
変換サーバ40は、例えば、「AVIファイルをMKVファイルに変換、但し映像や音声コーデック、さらにその諸元は変えない」といった指定による変換が可能である。
変換サーバ40は、コンテンツ再生装置10のコンテンツに対して代替コンテンツ325が検索できなかった場合に、コンテンツ再生装置10のコンテンツ125を取得し、トランスコードやエンコード等で変換する。また、変換サーバ40は、コンテンツ蓄積サーバ30から代替コンテンツ325をダウンロードして変換することもできる。
この際、変換サーバ40は、コンテンツ再生装置10の能力リスト121と再生設定122により、ユーザーの要望に従った変換を行う。
〔コンテンツ再生装置10の構成〕
次に、図2を参照してコンテンツ再生装置10の詳細な構成について説明する。
コンテンツ再生装置10は、コンテンツの再生に係る部位として、コンテンツ再生制御部100(再生制御手段)、表示部110(表示手段)、記憶部120(記憶手段)、入力部130(入力手段)、ネットワーク入出力部140(ネットワーク入出力手段)、音声入出力部150(音声入出力手段)を備えている。また、コンテンツ再生装置10は、リモコン11、及び記録媒体12を接続している。
コンテンツ再生制御部100は、CPU、GPU、DSP、メディアプロセッサ等のコンテンツのデコーダである。コンテンツ再生制御部100は、コンテンツを復号して表示部110や音声入出力部150で再生する。
この際、コンテンツ再生制御部100は、ローカルに接続された記録媒体12や記憶部120に記憶されたコンテンツ125や、ネットワーク5を介してコンテンツ蓄積サーバ30からダウンロードした代替コンテンツ325や、変換サーバ40からダウンロードした変換コンテンツ425を再生できる。また、コンテンツ再生制御部100は、コンテンツ蓄積サーバ30や変換サーバ40に接続し、代替コンテンツ325や変換コンテンツ425のストリーミング再生も行うことができる。
また、コンテンツ再生制御部100は、ユーザーインターフェイスを備えており、リモコン11によるユーザーの指示を入力部130で検知して、記憶部120の再生設定122を変更できる。
表示部110は、液晶やプラズマや有機ELやプロジェクタ等のディスプレイである。表示部110は、復号された動画や静止画のコンテンツを表示することができる。
記憶部120は、RAM、ROM、HDD、フラッシュメモリ、SSD等、コンテンツ再生装置10に主に内蔵された記憶媒体である。
記憶部120は、コンテンツ再生制御部100のコンテンツ再生のためのプログラムやデータを含んでいる。このデータとして、記憶部120は、能力リスト121及び再生設定122を備えている。また、記憶部120には、コンテンツ蓄積サーバ30からダウンロードした代替コンテンツ325(同一作品のファイル)や、ストリーミング再生するための代替コンテンツ325の一時ファイル(バッファ)等も備えることもできる。
能力リスト121は、コンテンツ再生装置10で再生可能なフォーマットの種類等と、再生設定122から得たユーザーの要望等を主にメタデータとして記憶している部位である。能力リスト121は、コンテンツ再生装置の機種コード及び機種仕向けを記憶する機種情報部(装置情報)と、コンテンツ再生装置10で対応するフォーマット等を記憶する能力リスト本体部(対応フォーマット情報)とを備える。また、能力リスト121は、再生設定122(ユーザー要望情報)の内容をコピー等して記憶する。
能力リスト121及び再生設定122は、例えば、XML(Extensible Markup Language)文書で記述することが好適である。これは、検索サーバ20は、XMLを解釈するためのパーサ(parser)等を備えているので、別途のソフトフェアが必要ないためである。また、XMLは、他形式への変換が容易であり、扱いやすいためである。また、能力リスト121の一部の構成要素は、タグ情報123で既にXML化されており、変換しやすいため好適である。
能力リスト121の詳細については後述する。
再生設定122(ユーザー要望情報)は、ユーザーの設定を検知してコンテンツ再生制御部100が設定した、再生するフォーマットに係る要望の優先順位情報を記憶する要望リスト部と、優先すべき/優先しないフォーマットを記憶するトレードオフ属性等を記憶する部位である。再生設定122は、能力リスト121にコピーされて使用される。
再生設定122の詳細な構成についても後述する。
なお、記憶部120は、記録媒体12からコピーやムーブしたりネットワーク5からダウンロードしたタグ情報123、作品コード124、及びコンテンツ125を備えていてもよい。
入力部130は、リモコン11の赤外線や電波の受光部、ボタン、タッチセンサ等である。入力部130は、コンテンツの再生や再生設定122に係るユーザーの指示等を検知できる。
なお、入力部130は、LED等の、コンテンツ再生装置10の状態情報を報知する報知部を備えていてもよい。
ネットワーク入出力部140は、ネットワーク5に接続するためのネットワークインターフェイス、ハブ、ルータ、携帯通信網コンバータ、無線LANインターフェイス等を含む部位である。
ネットワーク入出力部140は、IPパケット等により、各種データをネットワーク5を介して送受信する。
音声入出力部150は、サウンドプロセッサ、A/Dコンバータ、デジタルアンプ、スピーカ、マイクロフォン等を備えた部位である。
音声入出力部150は、復号された音声のコンテンツを再生することができる。
また、音声入出力部150は、マイクロフォンにより、ユーザーの音声指示を検知することもできる。
リモコン11は、複数のボタンや加速度センサやタッチパネル等のセンサ、小型液晶/有機ELディスプレイ、及び赤外線LEDやアンテナ等を備えたリモートコントローラである。
リモコン11は、各センサによるユーザー(図示せず)の指示を検知して、赤外線や電波を利用して送信する。
これにより、コンテンツ再生装置10のユーザーインターフェイスを用いてコンテンツの再生指示や、各種設定を行うことができる。
記録媒体12は、SDメモリカードやUSBメモリ等のフラッシュメモリカード、USBやIEEE1394等の規格で接続されたHDDやSSD、DLNA等の規格で接続されたNAS(Network Attached Storage)やネットワークHDD、その他の光学記憶媒体、磁気記憶媒体等である。
記録媒体12は、タグ情報123、作品コード124、コンテンツ125(ローカルコンテンツ)、を記憶することができる。これに加えて、記録媒体12は、変換サーバ40で変換されたコンテンツ125と同一作品である変換コンテンツ425を記憶することもできる。
なお、変換コンテンツ425を記憶部120に記憶したり、代替コンテンツ325を記録媒体12に記憶する構成も可能である。
タグ情報123は、コンテンツの属性情報である、タイトル(作品名)、アルバム名、会社名、作曲者、作詞者、編曲者、演奏者、歌唱者、リリース日付(年度)、収録場所、ファイル形式等を記載したデータである。このタグ情報123の属性情報は、例えば、MP3ファイルのID3タグのように、多くの場合、コンテンツ125のヘッダ部に存在する。コンテンツ再生制御部100は、コンテンツ125の属性情報を取得して、ファイル識別子の情報等と合わせて、XMLファイル等としてタグ情報123を作成、記憶する。
作品コード124は、再生不能だったコンテンツ125のタグ情報123から、検索サーバ20が作成する、検索キーとして一意的に用いられるデータである。作品コード124の詳細は後述する。
コンテンツ125は、動画や静止画や音声等のマルチメディア・コンテンツのファイルである。コンテンツ125は、市販の動画や静止画や音声の記憶媒体であっても、CDやDVDやBD等の他の記憶媒体からリッピング等して作成されたものであっても、ネットワーク5からダウンロードしたファイルであっても、ユーザーが他のテレビジョン/ラジオチューナやカメラや録音機等で録音したものであってもよい。
なお、記録媒体12は、ネットワーク5に接続されていてもよい。また、記録媒体12は、「クラウド」上にある、オンラインストレージのユーザーの記録領域であってもよい。さらに、記録媒体12が検索サーバ20、コンテンツ蓄積サーバ30、又は変換サーバ40にある、ユーザー用の記録領域であってもよい。
〔検索サーバ20の構成〕
次に、図3を参照して検索サーバ20の詳細な構成について説明する。
検索サーバ20は、主にPCや汎用機や専用機等を用いたサーバであり、HDDやRAM等の記憶部位に記憶された各種プログラムやデータ等である、検索制御部200(コンテンツ検索手段)、作品コードDB220(作品コードデータベース手段)、ユーザーDB230(作品コードデータベース)、ネットワーク入出力部240(ネットワーク入出力手段)、及びウェブサーバ250を、CPU等の制御部位により実行し記憶/読み出している。
検索制御部200は、コンテンツ再生装置10からのユーザーのクエリーを受信して、作品コードDB220及びユーザーDB230を用いて、コンテンツ蓄積サーバ30上の代替コンテンツ325(図4)を検索する。検索制御部200は、代替コンテンツ325が見つかった場合には、当該代替コンテンツ325のURI224を送信する。また、代替コンテンツ325が見つからない場合には、コンテンツの変換を変換サーバ40へ指示する。
検索制御部200は、作品コード作成部201(作品コード作成手段)、代替コンテンツ検索部203(代替コンテンツ検索手段)、コンテンツ変換制御部205(コンテンツ変換制御手段)、課金部206(課金手段)、著作権保護部207(著作権保護手段)、ユーザー情報記憶部208(ユーザー情報記憶手段、ユーザー嗜好記憶手段)を主に備えている。
作品コード作成部201は、コンテンツ再生装置10から取得したタグ情報123(図2)から一意的な作品コード124を作成する。
作品コード作成部201は、様々なコンテンツのタグ情報123の、例えば作品名、年度、アルバム名、会社名、著作者名、演奏者名等を基に、所定のビット長の一意な作品コード124を作成する。
代替コンテンツ検索部203は、作品コード124と能力リスト121とを用いて、作品コードDB220から、コンテンツ蓄積サーバ30上に代替コンテンツ325があるか否かを検索する。
代替コンテンツ検索部203は、パーサ等を用いてクエリーの作品コード124と能力リスト121とを解析する。これにより、代替コンテンツ検索部203は、コンテンツ再生装置10で再生可能でユーザーの要望等に合わせたフォーマットを選択する。そして、代替コンテンツ検索部203は、選択したフォーマットの代替コンテンツ325(図4)があるか、作品コードDB220を検索する。代替コンテンツ検索部203は、代替コンテンツ325がある場合は、ダウンロードやストリーミング再生可能な代替コンテンツ325のURI224を、コンテンツ再生装置10へ送信する。
また、代替コンテンツ検索部203は、コンテンツ蓄積サーバ30を検索し、CDDB(登録商標)や既存のコンテンツの販売会社のデータベース等も参照し、作品コードDB220自体を作成、構築することもできる。
加えて、代替コンテンツ検索部203は、能力リスト121の一部をパーサ等で読み出して、機種コードからユーザーのIDを算出し、ユーザー情報記憶部208に送信することができる。
コンテンツ変換制御部205は、コンテンツの変換を変換サーバ40に指示する。
コンテンツ変換制御部205は、変換前と変換後のフォーマットを基に、コンテンツ再生装置10のコンテンツ125又はコンテンツ蓄積サーバ30上の同一作品のファイルを変換元ファイルとして選択する。この上で、コンテンツ変換制御部205は、能力リスト121のユーザーの要望等に合わせて、ユーザーの選択したフォーマットのファイル等に変換するよう、変換サーバ40を制御する。
なお、上述したように、実際のコンテンツの変換は、変換サーバ40が実行する。
課金部206は、代替コンテンツ325(図4)の購入や、コンテンツの変換に対する課金を行う。
課金部206は、タグ情報123を用いた作品コード124により、代替コンテンツ325の検索を行った場合、代替コンテンツ325や変換コンテンツ425(図5)を購入/ストリーミング再生した場合、コンテンツ125(図1)や代替コンテンツ325を変換コンテンツ425に変換した場合等において、それぞれクレジット決済等の課金を行うことができる。
著作権保護部207は、コンテンツの著作権保護を行う部位である。
著作権保護部207、著作権が保護されているコンテンツについて、当該コンテンツの著作権保護のポリシーに従って、クエリー、コンテンツ125、代替コンテンツ325、及び変換コンテンツ425をダウンロード/アップロード/ストリーミング再生において暗号化したり、再生の期間や回数を制御する等、各種の著作権保護の処理を行う。
ユーザー情報記憶部208は、コンテンツ再生装置10から取得した能力リスト121から、機器情報部と能力リスト本体部(図6)の情報を取得する。
この上で、ユーザー情報記憶部208は、ユーザーDB230を参照して、当該ユーザーの以前の能力リスト121が記憶されている場合、クエリーの能力リスト121を解析せずに、以前の能力リスト121を読み出す。
また、ユーザー情報記憶部208は、クエリーに含まれるユーザー情報に関連づけて、ユーザーDB230に記憶する。
また、ユーザー情報記憶部208は、コンテンツ再生装置10から取得した能力リスト121から、要望リスト部とトレードオフ属性(図6)の情報も取得して、ユーザーDB230に記憶する。
そして、ユーザー情報記憶部208は、同一のユーザーのコンテンツ再生装置10が、別途クエリーを送信してきた際には、ユーザーDB230の情報に従って、そのユーザーに適したフォーマットを、代替コンテンツ検索部203に送信する。
作品コードDB220はSQLデータベース等であり、一意的に定まる作品コード124を記憶している。また、作品コードDB220は、作品コード124のデータ自体を備えており、ウェブサーバ250によりURIにてこの作品コード124のデータを参照できる。
また、作品コードDB220は、作品コード124に対応付けられたURI224を記憶している。URI224は、フォーマット毎に、コンテンツ蓄積サーバ30のコンテンツDB320(図4)に記憶された同一作品のファイルである代替コンテンツ325をダウンロード/ストリーミング再生するための位置情報であるURIやURL(Uniform Resource Locator)を記憶している。また、URI224は、変換サーバ40の変換コンテンツ425のURIを記憶している。加えて、URI224は、ダウンロード/アップロード/ストリーミング再生用の暗号化鍵等も記憶している。
また、作品コードDB220は、能力リスト121の機種コード(図6)に対応したフォーマットの代替コンテンツ325が存在する確率が高いコンテンツ蓄積サーバ30のドメインや設置場所の情報等についてもURI224に記憶する。これにより、機種コードと作品コード単位での、検索の最適化/高速化が可能となる。
ユーザーDB230は、SQLデータベース等であり、コンテンツ再生装置10の各ユーザーの能力リスト121、取得したコンテンツの履歴、課金に係るクレジットカード等の情報、住所や電話等の個人情報等を記憶している。
また、ユーザーDB230は、各ユーザーの求めるフォーマットの代替コンテンツ325が存在する確率が高い、コンテンツ蓄積サーバ30のURI等の情報についても記憶する。これにより、ユーザー単位でも、検索の最適化/高速化が可能となる。
ウェブサーバ250は、WWWサーバ等の部位である。ウェブサーバ250は、ウェブサイトを提供するためのHTMLファイルや、ASP、CGI(Common Gateway Interface)といった技術を使ったサービス等も提供する。
また、ウェブサーバ250は、記憶媒体12(図2)に作品コード124のデータ本体でなくURIのみが記憶されている場合、このURIを基に作品コードDB220の作品コード124のデータをコンテンツ再生装置10に参照させることができる。
また、ウェブサーバ250は、ユーザーDB230に記憶されたユーザー情報を変更等するASP等を提供する。
なお、ウェブサーバ250をプロキシ等として用いて、コンテンツ再生装置10がコンテンツ蓄積サーバ30へアクセスするような構成も可能である。このように構成すると、課金部206課金と著作権保護部207に代替コンテンツ325の著作権保護が容易に行える。
ネットワーク入出力部240は、コンテンツ再生装置10のネットワーク入出力部140と同様に、ネットワーク5に接続するインターフェイスの部位である。
ネットワーク入出力部240は、ロードバランサー等を含んでいてもよい。
〔コンテンツ蓄積サーバ30の構成〕
コンテンツ蓄積サーバ30は、主にPCや専用機等を用いたサーバであり、コンテンツDB320(コンテンツデータベース手段)、ネットワーク入出力部340(ネットワーク入出力手段)、及びストリーミング送信部360(ストリーミング送信手段)を備えている。
このうち、ネットワーク入出力部340は、検索サーバ20のネットワーク入出力部240と同様の機能を備える部位である。
コンテンツDB320は、SQLデータベース等であり、複数の作品に係る様々なフォーマットのコンテンツのファイルを、代替コンテンツ325として記憶している。
それぞれの代替コンテンツ325のURI224は、検索サーバ20の作品コードDB220(図3)に記憶されており、作品コード124により検索可能である。
ストリーミング送信部360は、コンテンツ再生装置10でストリーミング再生をするため、代替コンテンツ325をストリーミング送信する部位である。
ストリーミング送信部360は、Windows(登録商標)メディア形式やFLV形式等の様々な形式で、著作権管理されていてもよい代替コンテンツ325を、ストリーミング送信する。
なお、ストリーミング送信部360は、フォーマットを変換してストリーミング送信するように構成してもよい。
〔変換サーバ40の構成〕
変換サーバ40は、主にPCや専用機等を用いたサーバであり、能力リスト/再生設定取得部430(能力リスト取得手段)、ネットワーク入出力部440(ネットワーク入出力手段)、コンテンツ変換部450(コンテンツ変換手段)、及びストリーミング送信部460(ストリーミング送信手段)を備えている。
このうち、ネットワーク入出力部440は、検索サーバ20のネットワーク入出力部240(図3)と、ストリーミング送信部460はコンテンツ蓄積サーバ30のストリーミング送信部360(図4)と、それぞれ同様の機能を備える部位である。
能力リスト/再生設定取得部430は、検索サーバ20からコンテンツの変換の設定を取得し、コンテンツ再生装置10又はコンテンツ蓄積サーバ30から変換元ファイルの情報を取得する部位である。この変換元ファイルは、コンテンツ再生装置10のコンテンツ125又はコンテンツ蓄積サーバ30上の代替コンテンツ325を用いる。
具体的に説明すると、能力リスト/再生設定取得部430は、検索サーバ20のコンテンツ変換制御部205(図3)が能力リスト121から選択したフォーマットの情報を取得する。この上で、能力リスト/再生設定取得部430は、選択されたフォーマットのファイル形式やコーデックや解像度に合わせて、取得した変換元ファイルを変換するよう、コンテンツ変換部450を制御する。
コンテンツ変換部450は、DSPやGPU等を用いてコンテンツの変換を行う部位である。
コンテンツ変換部450は、コンテンツ再生装置10のコンテンツ125又はコンテンツ蓄積サーバ30上の代替コンテンツ325を、能力リスト/再生設定取得部430の取得したフォーマットになるよう、トランスコードやエンコード等して、変換コンテンツ425を作成する。この変換コンテンツ425は、所定期間のみダウンロード/ストリーミング再生可能な一時的なファイルとして構成することができる。コンテンツ変換部450は、変換後に、検索サーバ20のコンテンツ変換制御部205(図3)に対して、この変換コンテンツ425のURIと視聴可能期間の情報等を送信する。
これにより、コンテンツ変換部450は、コンテンツ再生装置10で視聴でき、ユーザーの要望に合った形式の変換コンテンツ425を提供することができる。
なお、検索サーバ20、コンテンツ蓄積サーバ30、変換サーバ40は、それぞれ複数のサーバ群であっても、1つのサーバにまとめられていてもよい。
〔能力リスト121及び再生設定122の構成〕
次に、図6(a)を参照して、コンテンツ再生装置10の能力リスト121及び再生設定122の詳細な構成について説明する。
能力リスト121は、主に「機器情報部」、「能力リスト本体部」、「要望リスト部」、「トレードオフ属性」の部位を含んで構成される。このうち、要望リスト部とトレードオフ属性は、再生設定122をコピー等して記憶する。
まず、能力リスト121の機器情報部について説明する。機器情報部は、主に機種コードと機種仕向けの情報を含んで構成される。
機種コードは、コンテンツ再生装置10の機種や個体の識別用の情報で、機種の製造業者(ベンダー)のID(Identification)、機種ID、製造番号、機種固有の暗号鍵等を含んでいる。機種コードのうち、機種を示す情報は、USBのVID/PID、HDMIのEDID等の情報からコンテンツ再生制御部100が算出することができる。また、機種コードとして、「テレビジョン装置」「BD/DVDプレーヤー/レコーダー」「ゲーム機」「タブレット装置」「スマートフォン」等の機種ジャンルを記憶することもできる。さらに、機種コードの機種IDと製造番号等を、ユーザーのIDとして用いることができる。
機種仕向けは、コンテンツ再生装置10の機種の販売地域/仕向けを定義する。販売地域/仕向けとしては、例えば、日本や米国のような販売国、DVDやBDの「リージョン」のような販売仕向けといった情報を含んでいる。機種仕向けは、作品コード124の「グループ記号」と同等の概念である。
次に、能力リスト121の能力リスト本体部について説明する。能力リスト本体部は、再生可能なコンテンツのフォーマットと当該フォーマットのパラメータ等を記憶する、デバイス能力リスト121の中核をなす部位である。能力リスト本体部は、コンテンツ再生装置10が対応するファイルのフォーマット、ファイルの大きさの上限、ビットレート、映像や音声コーデック、それぞれのコーデックに対するパラメータの上限、下限、等が記録される。
能力リスト本体部は、例えば、下記の情報を含んで構成される。

・対応ファイル(コンテナ)フォーマット
JPG/MPG/AVI/MKV等、ファイルそのもののフォーマット、列挙型
・ファイルとしての対応最大容量
・ファイルとしてのビットレート上限
たとえば、〜10000bpsのように記載。フレームレートについても、例えば、FPS(Flame Per Second)といった単位を用いて記載
・対応著作権保護技術
Windows(登録商標)MediaDRM、FairPlay等、列挙型
・対応暗号化技術(列挙型)
・対応映像コーデック
MPEG2、DivX等、対応する映像コーデック、列挙型
・対応静止画コーデック
JPEG、PNG、GIF等、列挙型
・映像垂直最大解像度/映像水平最大解像度
動画/静止画で共通に水平最大解像度の値を記憶する。
・映像垂直最小解像度/映像水平最小解像度
・映像部最大対応ビットレート
・映像ビット深度
8ビット、16ビット、24ビット、RGB、CMY等、列挙型
・映像対応サブサンプル
色情報の削減のための情報量を示す、「4:2:0」、「4:2:2」、「4:4:1」等、列挙型
・音声部最大対応ビットレート
・対応音声コーデック
MPEG−1 sound Layer3、ATrack、AAC、PCM等、列挙型
・音声対応サンプリングレート
24kHz、32kHz〜192kHz等、列挙型。また、音声の最大対応ビットレート等も含んで記憶する。
・音声対応ビット深度
8ビット、16ビット、24ビット等、列挙型
・音声対応最大ストリーム数
・ストリーミング時確保可能最大バッファ容量
次に、能力リスト121の要望リスト部について説明する。
要望リスト部は、能力リスト本体部の各フォーマット及びパラメータについて、例えば、第1推奨値、第2推奨値、第3推奨値等の、優先順位情報を記憶する。
要望リスト部により、検索サーバ20がコンテンツを検索する際に、より再生に適したフォーマットを選択できる。
要望リスト部は、例えば、下記の情報を含んで構成される。

・動画:第1推奨ファイルフォーマット
上記の能力リスト本体部中のパラメータを組み合わせ、コンテンツ再生装置10において一番再生に適したファイルのフォーマットを定義して記憶する。たとえば、「MPEG2PS、1920×1080i、60FPS、Linear PCM、音声サンプリングレート48kHz」といったフォーマットを定義することができる。
・動画:第2推奨ファイルフォーマット
同様に、上記の能力リスト本体部中のパラメータを組み合わせた、次善のフォーマットを定義する。たとえば、「MP4コンテナ、H.264、High Profile 1920×1080P、24FPS、AAC(ビットレート256kHz)、音声サンプリングレート48kHz」のように定義できる。以下、動画、静止画、音声とも、例えば、第3推奨フォーマットまで記録する。
次に、能力リスト121のトレードオフ属性について説明する。トレードオフ属性は、コンテンツの検索や変換に際して、コンテンツ再生装置10で優先すべき/優先しない(犠牲にしてもよい)フォーマットを定義して記憶する。
トレードオフ属性は、例えば、下記の情報を含んで構成される。

・同一作品/高品質検索
同一作品で高品質の代替コンテンツ325(図4)の検索を行う場合、優先するフォーマットの属性を記載する。たとえば、「1920×1080P優先」といった情報を記載できる。
・品質保持/解像度低下
同様に、優先するフォーマットの属性を記載する。たとえば、「720×480P、MPEG2の場合、ビットレート下限2500kbps〜上限3000kbps」のように記載する。
・容量最適化優先/品質犠牲
同様に、たとえば、「FPS下限16」「ビットレート〜上限500kbps」のように記載する。
なお、この他にも、能力リスト121には、例えばユーザーのID、ハンドル名、住所、電話番号等の個人情報、クレジットカード等の課金に関する情報も別途含ませることができる。これらの個人情報は、後述するクエリーに含ませてもよい。
さらに、能力リスト121には、能力リスト121自体のSHA−1等のハッシュ値やチェックサム等を記憶することができる。
〔作品コード124の構成〕
次に、図6(b)を参照して、コンテンツ再生装置10の作品コード124の詳細な構成について説明する。
作品コード124は、国際標準化されたISBN(International Standard Book Number)書籍コードのように、同一作品毎に個別に割り当てられた、ほぼ一意のコードである。検索サーバ20は、作品コード124を参照することで、同一作品であっても、フォーマットが異なるファイルを検索することができる。
作品コード124は、例えば、下記のような情報を含んで構成される:

・ヘッダ
作品コードであることを示すヘッダ識別子
・グループ記号
コンテンツの発行された国、地域、言語圏等を示す
・コンテンツホルダ
そのコンテンツの所有者(出版社、映画会社、レコード会社等)
・コンテンツタイトル
コンテンツのタイトル(題名)等を示す
・コンテンツ分類
静止画、動画、音声、その他等を示す
・著作者
著者、作曲者、作詞者、編曲者、シナリオライター等を列挙
・演奏者等
そのコンテンツの演奏者、あるいは演者(俳優等)
・初出年月日/発効日
そのコンテンツが最初にリリースされた日付、または発効日
・失効日付
そのコンテンツの再生が無効になる日付、著作権の失効日付等。著作権関連情報を示す
・リビジョン番号
そのコンテンツのリビジョン番号
・親作品
例えば、交響曲等から、その第1楽章を切り抜いたとき等、親となるコンテンツの作品コードを記載
・子作品
子作品がある場合は、その作品コードを記載。
・代替作品コード
全く同じではないが、代替コンテンツ325として利用しても構わないコンテンツの作品コード124を複数、記載できる
・上位ハッシュ値
作品コード124の値そのもののハッシュ値、16ビット程度。所定のハッシュ関数で作成しても、所定の属性をそのまま用いてもよい
・下位ハッシュ値
作品コード124そのもののハッシュ値、32ビット程度
なお、上位ハッシュ値と下位ハッシュ値は、絞込み検索時に使用することができる。
・チェックサム
作品コード124そのもののチェックサムやSHA−1のハッシュ値等を記載
なお、作品コード124は、作品コード124の存在するURIだけを記載し、作品コードの参照は、このURIに対して行うように構成してもよい。
つまり、検索サーバ20に作品コード124が存在する場合、記憶媒体12(図2)には、このURIを記憶する。これにより、記録媒体12に作品コード124を記憶するのに必要な記憶容量を少なくすることができる。
また、逆に、作品コード124をタグ情報123に埋め込んで記憶したり、コンテンツ125に埋め込んで記憶することもできる。
〔コンテンツ検索再生処理〕
次に、図7〜図8を参照して、本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生システムXによるコンテンツ検索再生処理について説明する。
コンテンツ検索再生処理は:
(1)検索サーバ20は、コンテンツのタグ情報123を基に、適当なビット長の一意な作品コード124を定義し、作品コードDB220を構築。
(2)コンテンツ再生装置10は、再生不能だったコンテンツ125のタグ情報123と、能力リスト121とをクエリーとしてまとめて検索サーバ20に送信する。
(3)検索サーバ20は、タグ情報123から作品コード124を算出し、コンテンツ再生装置10に返信する。また、検索サーバ20は、作品コード124と能力リスト121とを用いて、コンテンツ再生装置10が再生可能なフォーマットの代替コンテンツ325が存在するコンテンツ蓄積サーバ30のURI224をコンテンツ再生装置10に送信する。コンテンツ再生装置10は、このURI224を受信し、代替コンテンツ325をダウンロード又はストリーミングで再生する。
(5)検索サーバ20は、機器で再生可能な形式のファイルがインターネット上に存在しなかった場合、変換サーバ40に対してコンテンツ再生装置10が再生可能な形式に変換させる。この上で、検索サーバ20は、変換されたコンテンツのURI224をコンテンツ再生装置10に通知する。
このように構成することで、ユーザーが再生したいコンテンツにつき、「再生できない」といった事態に陥ることが少なくなる。
なお、Windows(登録商標)Media Player等のコンテンツのプレーヤーのソフトウェアでは、再生不可能なコンテンツがあった場合、専用の「コーデック」のダウンロードを促すことはある。
しかしながら、本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生システムXは、再生可能な同一コンテンツの場所を示す。このため、コーデック等をダウンロードするのが難しく、再生可能なフォーマットが限られるコンテンツ再生装置10のような家電製品(組み込み機器)でも対応可能となる。
以下で、図7のフローチャートを参照して、コンテンツ検索再生処理の各処理についてステップ毎に詳しく説明する。
(ステップS200)
まず、コンテンツ再生装置10がコンテンツを再生するのに先だって、検索サーバ20の代替コンテンツ検索部203は、データベース作成処理を行う。
この処理では、代替コンテンツ検索部203は、コンテンツ蓄積サーバ30に記憶された代替コンテンツ325(図4)を参照して、作品コードDB220を作成する。この際に、CDDBや市販のデータベース等も参照できる。
この際、代替コンテンツ検索部203は、作品毎に作品コード124を設定する。
つまり、代替コンテンツ検索部203は、映画作品等の場合は、同一タイトルで、かつ同一リリースリビジョン番号を持つものを同じ作品コード124と設定する。すなわち、同じタイトルであっても、例えば「ディレクターズカット版」等の派生作品は、異なる作品と見なされる。
また、代替コンテンツ検索部203は、音楽のコンテンツの場合、作曲者、作詞者、編曲者が同一の場合、同一タイトルと設定する。
この上で、代替コンテンツ検索部203は、演奏者や歌唱者も同じで、オーサリング(録音)の日時や場所も同じコンテンツを、同一の作品として、作品コード124を設定する。
例えば、
Aコンテンツ:「ベートーベン第九番交響曲、金星フィル演奏、指揮ヤン・カラー、1975年D国国立歌劇場」
Bコンテンツ:「ベートーベン第九番交響曲、金星フィル演奏、指揮ヤン・カラー、1969年MHKホール」
は、異なる作品と設定する。なお、作品前後に挿入されることがある空白期間を除くと、同一作品では、その再生長は基本的に同じになる。すなわち、空白期間として、映像の場合は黒や青バックやベンダーの映像、音楽の場合は無音区間等が想定される。
このように、代替コンテンツ検索部203は、作品毎に作品コード124を設定することで、例えば書籍のISBNコードのような一意的なコードを用いた作品コードDB220を構築することができる。
なお、上述したように、代替コンテンツ検索部203は、CDDB(登録商標)や既存のコンテンツの販売会社のデータベース、その他のサーバ等も参照し、作品コードDB220に変換することもできる。
(ステップS100)
コンテンツ再生装置10のコンテンツ再生制御部100は、まず、再生対象選択処理を行う。
具体的には、コンテンツ再生制御部100は、USBメモリ/家庭内ネットワーク等に存在するローカルの記録媒体12がマウント等されることを検知する。そして、コンテンツ再生制御部100は、記録媒体12に記憶されているファイルを検索し、表示部110に列挙し、ユーザーの選択を求める。
コンテンツ再生制御部100は、入力部130によるユーザーの選択を検知すると、選択されたコンテンツ125を再生対象ファイルとして再生を試みる。
(ステップS101)
次に、コンテンツ再生装置10のコンテンツ再生制御部100は、コンテンツ125が再生可能であるか否か判定する。
コンテンツ再生制御部100は、コンテンツ125が特に変換や検索等を行わなくても再生できるフォーマットの場合、Yesと判定する。逆に、そのままでは再生できない場合は、コンテンツ再生制御部100は、Noと判定する。
Yesの場合、コンテンツ再生制御部100は、処理をステップS106に進める。これにより、コンテンツ125に対応する作品コード124が記録媒体12に記憶されている場合、より品質が高いファイルや容量が小さいファイル等を検索し再生可能になる。なお、作品コード124がない場合は、そのまま再生してコンテンツ検索再生処理を終了する。
Noの場合、コンテンツ再生制御部100は、処理をステップS102に進める。
(ステップS102)
次に、コンテンツ再生装置10のコンテンツ再生制御部100は、記録媒体12に、コンテンツ125に対応する作品コード124が記憶されているか否か判定する。
この際、コンテンツ再生制御部100は、作品コード124が別ファイルとして存在するか、コンテンツ125内のファイルのヘッダ領域にあるメタデータに作品コード124やそのURIが埋め込まれているか否かも検索する。
コンテンツ再生制御部100は、作品コード124が存在する場合Yesと判定する。それ以外の場合はNoと判定する。
Yesの場合、コンテンツ再生制御部100は、処理をステップS104に進める。
Noの場合、コンテンツ再生制御部100は、処理をステップS103に進める。
(ステップS103)
そのままで再生できず、作品コード124も存在しない場合、コンテンツ再生装置10のコンテンツ再生制御部100は、作品コード検索クエリー処理を行う。
具体的には、コンテンツ再生制御部100は、タグ情報123とコンテンツ125のフォーマットの諸元を入力情報として含め、検索サーバ20に検索要求(以下、「クエリー」という。)を送信する(タイミングT301)。
この際のクエリーに含まれるフォーマットの諸元としては、ファイルコンテナ、ファイルの拡張子、映像コーデック、音声コーデック、解像度、サンプリングレート、圧縮率等の、フォーマットを特定するのに必要なパラメータを用いる。
なお、タグ情報123は、コンテンツ125と同一ファイル内にメタデータとして記録されていても、別のXMLファイル等として存在していてもよい。また、コンテンツ再生制御部100は、コンテンツ125からID3タグ等のメタデータを用いて、別のXMLファイルとしてタグ情報123を作成することもできる。
また、コンテンツ再生制御部100は、入力情報として、記録媒体12に記憶されたコンテンツ125自体を送信してもよい。この場合、コンテンツ125のファイル全てを送信するのではなく、例えばタグ情報123が含まれていると考えられるヘッダ部分と拡張子の情報等を送信することができる。これにより、新しいフォーマットにも容易に対応できる。
(ステップS201)
次に、タグ情報123を含むクエリーを受信(タイミングT301)した検索サーバ20の作品コード作成部201は、作品コード作成処理を行う。
具体的に、作品コード作成部201は、クエリー情報のうち、タグ情報123よりコンテンツ125の作品を特定し、フォーマットの諸元を基に、作品コードDB220を検索する。これにより、コンテンツ125の作品コード124を求めることができる。
作品コード作成部201は、作品コード124の検索結果をコンテンツ再生装置10へ返信する(タイミングT302)。
作品コード作成部201は、作品コード124が検索できた場合、検索成功として、検索結果に作品コード124を含めて送信する。それ以外の場合には、検索結果にエラー情報を含める。
(ステップS104)
コンテンツ再生装置10のコンテンツ再生制御部100は、検索結果を受信(タイミングT302)し、当該検索結果が検索成功で作品コード124が含まれているか否かを判定する。コンテンツ再生制御部100は、作品コード124が含まれている場合、Yesと判定する。また、元々、記録媒体12に作品コード121が記憶されていた場合もYesと判定する。それ以外の場合には、Noと判定する。
Yesの場合、コンテンツ再生制御部100は、処理をステップS106に進める。
Noの場合、コンテンツ再生制御部100は、処理をステップS105に進める。
(ステップS105)
検索結果に作品コード124が含まれていない場合、コンテンツ再生装置10のコンテンツ再生制御部100は、作品コードエラー処理を行う。
具体的に、コンテンツ再生制御部100は、ユーザーが作成した独自のファイルや、そもそもコンテンツのファイルでなかった場合等、作品コード124が定まらないとして、表示部110に「不明なファイルです」等と表示してユーザーに告知する。
その後、コンテンツ再生制御部100は、コンテンツ検索再生処理を終了する。
(ステップS106)
検索結果に作品コード124が含まれていた場合、コンテンツ再生装置10のコンテンツ再生制御部100は、作品コード/能力リスト送信処理を行う。
この処理までの間に、再生対象であるコンテンツ125の作品コード124が定まっている。そこで、コンテンツ再生制御部100は、表示部110にメッセージを表示して、代替コンテンツ325の検索を行うかユーザーに尋ねる。加えて、コンテンツ再生制御部100は、検索時のユーザーの要望を選択させることもできる。
コンテンツ再生制御部100は、ユーザーが代替コンテンツ325の検索を選択した場合、作品コード124と能力リスト121とをクエリーとして、検索サーバ20に送信する(タイミングT303)。
以下で、図8を参照して、この処理の詳細について説明する。
まず、図8の画面例500を参照し、ユーザーが検索したコンテンツ125が「ABC.MKV」というファイルである例を示す。
画面例500では、コンテンツ再生制御部100は、作品コード124により、「ベートーベン第九番交響曲/金星フィル…」のような作品の情報を表示することができる。
そして、コンテンツ再生制御部100は、「この作品は、このままでは再生できません。ネットワーク接続して、再生できるフォーマットのものを検索しますか?」等のメッセージを表示し、ユーザーに選択を求める。
ユーザーがネットワーク5に接続し、検索サーバ20で代替コンテンツ325のURI224の検索を行う、又はコンテンツ125を変換することを希望する場合、コンテンツ再生制御部100は、下記のユーザーの要望を選択させ、能力リスト121と作品コード124とユーザーのIDを含むクエリーを、検索サーバ20に送信する。
また、ユーザーが代替コンテンツ325の検索を求めない場合は、コンテンツ検索再生処理を終了する。
また、図8の画面例510を参照すると、コンテンツ再生制御部100は、再生設定122に係る表示を行い、検索時のユーザーの要望を選択させることができる。この要望の選択は、ローカルのコンテンツ125が再生可能である場合も行うことができる。
画面例510では、コンテンツ再生制御部100は、(A)同じ作品で多少ファイル容量が大きくなっても構わないから品質の高いファイルを検索したい場合、(B)同じ作品で品質をあまり落とさずファイル容量が小さいファイルを検索したい場合、(C)同じ作品で多少品質が落ちても構わないからファイル容量が小さいファイルを検索したい場合、のいずれかを選択する例を示している。このため、対応する「(A)もっと品質が高いものがあるか、探しますか?」「(B)同じ品質で、ファイル容量が小さくなるものがないか、探しますか?」「(C)品質を落としても、ファイル容量の小さいものがないか、探しますか?」といった質問を選択させるようにしている。
コンテンツ再生制御部100は、ユーザーのこの(A)〜(C)の選択を検知して、再生設定122の各フォーマットを設定する。たとえば、コンテンツ再生制御部100は、コンテンツ125が「MKVコンテナ、H.264、720×480P、AAC(ビットレート128kHz)、音声サンプリングレート48kHz」のようなSD(標準品質)の動画像のフォーマットであった場合、より高品質の「MP4コンテナ、H.264、High Profile 1920×1080P、AAC(ビットレート256kHz)、音声サンプリングレート48kHz」を再生設定122の要望リスト部の「動画:第1推奨ファイルフォーマット」に設定できる。
また、コンテンツ再生制御部100は、トレードオフ属性についても、(A)〜(C)に対応させる所定値を設定する。
コンテンツ再生制御部100は、これらの所定値を、再生設定122に記憶する。コンテンツ再生制御部100は、この記憶された再生設定122を能力リスト121にコピー等して、クエリーを作成する。
また、コンテンツ再生制御部100は、この検索時のユーザーの要望の際に、著作権保護や課金についての設定も行うことができる。
なお、コンテンツ再生制御部100は、ユーザーに毎回(A)〜(C)の選択を行わせることなく、所定の設定とユーザーの以前の設定等を記憶部120から取得して、再生設定122に記憶することもできる。つまり、検索時のユーザーの要望は、「オプション」扱いで、ユーザーが設定するか否かを選択するように構成できる。ユーザーの要望を設定しなかった場合、能力リスト121の再生設定122を付さないクエリーを送信することができる。この場合でも、検索サーバ20のユーザー情報記憶部208が、ユーザーDB230の能力リスト121から、当該ユーザーの以前の再生設定122を読み出して用いることができる。
また、(A)〜(C)の選択は、択一的に行う必要はなく、所定のレベルを設定するようにしてもよい。たとえば、(A)(B)(C)のレベルを0〜5とした場合に(A)を「3」、(B)を「2」、(C)を「0」といった値に設定できる。この場合、再生設定122のフォーマットの種類として、ビットレートや解像度等を所定範囲で変更して設定対応できる。
また、コンテンツ125が再生可能であり、ユーザーが代替コンテンツ325の検索を行うことを希望しない場合には、コンテンツ再生制御部100は、ネットワーク接続を行わず、ローカル環境で再生後、コンテンツ検索再生処理を終了する。
(ステップS202)
検索サーバ20のユーザー情報記憶部208は、能力リスト存在チェック処理を行う。 この処理において、ユーザー情報記憶部208は、コンテンツ再生装置10から作品コード124と能力リスト121とユーザーのIDを含むクエリーを取得する(タイミングT303)。
ユーザー情報記憶部208は、このユーザーのIDを基に、ユーザーDB230を参照して、当該ユーザーの能力リスト121が既に記憶されているか否かを検索する。能力リスト121が既に記憶されている場合、ハッシュ値等が同じなら、代替コンテンツ検索部203は、これを読み出して用いる。つまり、一度、検索サーバ20にアクセスしたコンテンツ再生装置10の能力リスト121は、すぐに検索に入ることが可能となる。このため、代替コンテンツ検索部203は、まずは機種コードのみ解析判断すればよいので、処理の負担を抑えられる。
また、当該ユーザーの能力リスト121が記憶されていない場合、代替コンテンツ検索部203は、能力リスト121を全て解析して、ユーザー情報記憶部208に送信する。ユーザー情報記憶部208は、解析された能力リスト121をユーザーDB230に記憶する。
このように、能力リスト121の解析結果を検索サーバ20上に記憶しておくことにより、2回目の以降のクエリーについては再解析を行わず、検索サーバ20の処理の負担を減らし、コストを削減することができる。
なお、クエリーの能力リスト121に、再生設定122がコピー等されていない場合には、ユーザー情報記憶部208は、この再生設定122の部分のみをコピー等して付加することができる。
(ステップS203)
次に、検索サーバ20の代替コンテンツ検索部203はコンテンツ検索処理を行う。
この処理では、代替コンテンツ検索部203は、作品コード124を解析し、能力リスト121を参照して、作品コードDB220から代替コンテンツ325のあるコンテンツ蓄積サーバ30のURI224を検索する。
この際、代替コンテンツ検索部203は、能力リスト121の機種仕向け(図6)等を用いて、効率的な検索を行う。
具体的に説明すると、まず、代替コンテンツ検索部203は、クエリーの作品コード124をパーサ等で読み出し解析する。
この上で、代替コンテンツ検索部203は、作品コードDB220を検索する。検索の際、代替コンテンツ検索部203は、フォーマットの代替コンテンツ325のファイルが存在する確率が高いコンテンツ蓄積サーバ30のURI224を示すデータレコードを優先的に検索する。
この検索において、代替コンテンツ検索部203は、例えば、作品コード「12345678」が「ベートーベン第九番交響曲、金星フィル演奏、指揮ヤン・カラー、1975年D国国立歌劇場」であった場合、同一ファイルであって、能力リスト121の要望リスト部及びトレードオフ属性にできるだけ対応する、異なるフォーマットの代替コンテンツ325を、複数検索する。
例えば、
・画面解像度が異なるもの
・動画圧縮時のビットレートが異なるもの
・ファイルサイズが異なるもの
・ファイル名が異なるもの
・動画コーデックが異なるもの
・音声コーデックが異なるもの
・フォーマットが異なるもの
・有料/無料のもの
等の代替コンテンツ325が記憶されたコンテンツ蓄積サーバ30のURI224を、複数検索することができる。
また、代替コンテンツ検索部203は、能力リスト121の機種情報部の機種仕向けを利用して、効率的な検索を行う。
つまり、フォーマットについては、地域により嗜好性が高く、例えばある地域ではRMファイル、ある地域ではMKVファイルが好まれるといった事例が報告されている。
このため、代替コンテンツ検索部203は、能力リスト121の機種仕向けの情報を用いて検索を行うことで、以下のような効果を得ることができる:
1)コンテンツ再生装置10のユーザーが求めるフォーマットは、地域性を反映したものである。このため、地域性を基に好まれるフォーマットを先に検索することで、コンテンツ蓄積サーバ30の代替コンテンツ325の検索の最適化/高速化ができる。
2)複数のフォーマットが検索で見つかった際等、地域性を反映したフォーマットを第1候補として推奨することができる。
(ステップS204)
次に、代替コンテンツ検索部203は、代替コンテンツ325を検索できた場合、能力リスト121に沿っているか否かを判定する。
具体的に、代替コンテンツ検索部203は、複数の代替コンテンツ325が検索できた場合、それぞれが能力リスト121の能力リスト本体部のフォーマットに従っており、要望リスト部やトレードオフに記載されたフォーマットに従っている場合、Yesと判定する。それ以外の場合はNoと判定する。
Yesの場合、代替コンテンツ検索部203は、処理をステップS205に進める。
Noの場合、代替コンテンツ検索部203は、処理をステップS206に進める。
(ステップS205)
検索された代替コンテンツ325が能力リスト121に沿っている場合、代替コンテンツ検索部203は、URI確定/選択処理を行う。
ここでは、代替コンテンツ検索部203は、代替コンテンツ325の候補として、当該ファイルのURIを検索結果に記憶する。
なお、代替コンテンツ検索部203は、所定時間以内に、代替コンテンツ325を検索できなかった場合や、能力リスト121に沿ったフォーマットの代替コンテンツ325がなかった場合、さらに所定時間や所定範囲について、作品コードDB220の検索を続けることができる。
(ステップS206)
ここで、代替コンテンツ検索部203は、検索結果送信処理を行う。
この処理では、代替コンテンツ検索部203は、検索結果をコンテンツ再生装置10へ送信する(タイミングT304)。
この検索結果としては、代替コンテンツ検索部203は、代替コンテンツ325が検索できた場合、当該代替コンテンツ325のURIを送信する。これにより、コンテンツ再生装置10で再生可能で、よりユーザーの要望に添った適切な代替コンテンツ325のURI224を得ることができる。
また、それ以外の場合には、検索結果にエラー情報を含めることができる。
(ステップS107)
検索結果を受信(タイミングT304)したコンテンツ再生装置10のコンテンツ再生制御部100は、変換等選択処理を行う。
具体的には、コンテンツ再生制御部100は、検索の結果、複数の代替コンテンツ325があった場合には、表示部110にそれぞれの代替コンテンツ325の候補を表示し、ユーザーに選択させる。
また、代替ファイルのファイル候補が存在しない場合には、ファイル変換をするか否かを表示部110に表示して、ユーザーに選択させる。
この際、コンテンツ再生制御部100は、ユーザーの選択指示をクエリーとして、検索サーバ20に送信する(タイミングT305)
また、コンテンツ再生制御部100は、検索の結果、ただ1つの代替ファイルがあった場合は、ステップS108に処理を進める。
以下で、この処理の詳細について説明する。
まず、図8の画面例520を参照して、コンテンツ再生制御部100は、複数の代替ファイル候補をユーザーに提示し、ユーザーに選択させる例について説明する。
コンテンツ再生制御部100は、能力リスト121の要望リスト部及びトレードオフ属性の推奨順に従って、この代替ファイルの候補を並べて表示する。この際に、選択されたファイルのフォーマットや有料/無料の別等の情報を表示する。
なお、コンテンツ再生装置10に対しての「推奨順」は次のような優先順位の規則を用いることができる。

(1)検索できた代替ファイルのフォーマットの範囲内で、最大限の品質(画質、音質)を再生できるファイル
(2)検索できた代替ファイルのフォーマットの範囲内で、最小の容量を実現できているファイル
(3)地域性に即したファイル

コンテンツ再生制御部100は、ユーザーによるファイルの指定を検知して、処理をステップS108に進める。
また、代替コンテンツ325のファイル候補が存在しない場合には、コンテンツ再生制御部100は、「ネットワーク上には、そのままで再生できるファイルがありません。この機器で再生できる形式に変換を行いますか?」又は「お好みの条件に合うファイルが見つかりませんでした。この機器で再生できる形式に変換を行いますか?」といったメッセージを表示部110に表示して、ユーザーにファイル変換を行うか選択させる。
コンテンツ再生制御部100は、ユーザーがファイル変換をすることを指示した場合、処理をステップS108に進める。
また、コンテンツ再生制御部100は、ユーザーがこの段階でコンテンツの再生を行わないと指定した場合は、その旨表示し、コンテンツ検索再生処理を終了する。
(ステップS207)
ユーザーの選択指示をクエリーを受信(タイミングT305)した検索サーバ20の課金部206及び著作権保護部207は、課金/著作権保護処理を行う。
課金部206は、例えば、次のような手続きについて、ユーザーに課金を行う:
まず、課金部206は、代替コンテンツ325の検索結果に応じた課金を行う。この場合、課金部206は、「作品コード124」の作成自体を課金対象として、コンテンツ再生装置10で作品コード124を取得した場合等に、課金を行うことができる。
また、課金部206は、作品コード124と、能力リスト121から、代替コンテンツ325が存在するURIの検索を行ったり、検索結果をコンテンツ再生装置10へ送信した場合等に、課金を行うこともできる。
また、課金部206は、既存の課金方法と同様に、コンテンツのファイルのダウンロード又はストリーミングの際等に課金することもできる。
加えて、課金部206は、ダウンロードやストリーミングに関して、所定期間を単位とするサービスとして課金することもできる。この際、課金部206は、作品コード124の作成、代替コンテンツ325のURI224の送信についても、所定期間によるサービスとして課金できる。
課金部206は、ユーザーDB230のユーザー情報に従ってクレジットカード決済等を行うこともできる。
また、著作権保護部207は、例えば、記録媒体12がUSBメモリであった場合、USBメモリは通常、著作権保護に対応していないため、所定方式で著作権保護されたコンテンツは記憶/再生できない。すなわち、本来USBメモリ上に存在してはならないコンテンツ125の可能性がある。
このような場合、著作権保護部207は、適切な購入手続きが行われたと判断できない限り、そのようなコンテンツ125の再生、又は代替コンテンツ325の再生を行わないよう制御することができる。
また、著作権保護部207は、ダウンロード再生、ストリーミング再生ともに、著作権保護上のルールに従うよう制御する。
たとえば、著作権保護部207は、再生可能回数や再生可能期間の制限があるファイルをダウンロードした場合、この制限を超えた時点で、ファイル再生が無効化される等の処理を行うよう、コンテンツ再生装置10に指示する。
(ステップS208)
次に、検索サーバ20のコンテンツ変換制御部205は、ユーザーがコンテンツ125のファイルの変換を指示したか否かを判定する。ここでは、コンテンツ変換制御部205は、代替コンテンツ325を検索できず、ユーザーが変換を指示した場合、Yesと判定する。コンテンツ変換制御部205は、それ以外の場合はNoと判定する。
Yesの場合、コンテンツ変換制御部205は、処理をステップS209に進める。
Noの場合、コンテンツ変換制御部205は、確定した代替コンテンツ325のURI224をコンテンツ再生装置10に送信する(タイミングT306)。その後、検索サーバ20は、コンテンツ検索再生処理を終了して、待機状態に戻る。
(ステップS209)
ユーザーがファイルの変換を指示した場合、検索サーバ20のコンテンツ変換制御部205は、変換制御処理を行う。
具体的に、コンテンツ変換制御部205は、コンテンツ再生装置10のユーザーのID等を基にワンタイムパスワード等を設定する。そして、コンテンツ変換制御部205は、能力リスト121を送信する。この上で、コンテンツ変換制御部205は、変換サーバ40に対して、コンテンツ再生装置10のコンテンツ125又はコンテンツ蓄積サーバ30上に存在する同じ作品の代替コンテンツ325を変換元ファイルとして、フォーマットの変換をするよう変換元ファイル情報を送信する。
図8の画面例530を参照すると、変換サーバ40による変換中、コンテンツ再生装置10のコンテンツ再生制御部100は、「変換中です」等の文字とプログレスバー等を表示することもできる。
変換サーバ40(図5)では、能力リスト/再生設定取得部430が、能力リスト121及び変換元ファイル情報を取得して、コンテンツ変換部450に送信する。
コンテンツ変換部450は、変換元ファイル情報に従って、コンテンツ再生装置10のコンテンツ125又はコンテンツ蓄積サーバ30の代替コンテンツ325を一時的な変換元ファイルとしてダウンロードする。
そして、コンテンツ変換部450は、指定された変換元ファイルを、能力リスト121のフォーマットに従って変換する。なお、この変換元ファイルは、全てをダウンロードするのではなく、一部ずつダウンロードして逐次変換することもできる。
コンテンツ変換部450は、変換元ファイルの変換を行って、一時的なファイルである変換コンテンツ425を作成する。
検索サーバ20のコンテンツ変換制御部205は、変換が完了したら、変換コンテンツ425のURIをコンテンツ再生装置10に送信する(タイミングT306)。
その後、コンテンツ検索再生処理を終了して、待機状態に戻る。
この変換制御処理において、検索サーバ20のコンテンツ変換制御部205は、変換元ファイルを選択する。
つまり、コンテンツ変換制御部205は、
・コンテンツ再生装置10の記録媒体12に記憶されているコンテンツ125を変換元ファイルとして、変換サーバ40に一旦アップロードし、これを目的のフォーマットに変換する。
・コンテンツ蓄積サーバ30上に存在する同じ作品のファイルから、目的のフォーマットに変換する。
といった選択を行う。
この際、コンテンツ変換制御部205は、どちらから変換したほうが効率よいかを基準として、変換元ファイルを選択する。
より具体的に説明すると、一般的に、ファイルAをファイルBに変換する場合、ファイルAを復号し、非圧縮ベースバンド状態にした上で、これを再度、符号化することが多い。しかしながら、変換前後のフォーマットによっては、一旦復号せず、符号化された状態から直接変換したほうが、変換効率がよい場合もある。つまり、変換が速く、且つ品質的ロスが少なくなる。
このため、コンテンツ変換制御部205は、変換前後のフォーマットを勘案して、変換元ファイルを選択する。
なお、コンテンツ変換制御部205は、対象となる変換元ファイルが、著作権保護等により、ファイルの変換が許可されていない場合は、その旨表示の上、コンテンツ検索再生処理を終了する。
また、コンテンツ変換制御部205は、ユーザーがファイルの変換を求めない場合も、その旨表示の上、コンテンツ検索再生処理を終了する。
また、コンテンツ変換制御部205は、この選択においては、コンテンツ再生装置10のネットワーク接続速度とファイルの大きさ(容量)等を計測し、最適な変換元ファイルを選択することもできる。
コンテンツ変換制御部205は、例えば、コンテンツ再生装置10の記録媒体12に記憶されているコンテンツ125のファイルが高圧縮でファイルの大きさが小さく、コンテンツ再生装置10からネットワーク5へのアップロードが光ファイバー等で高速である場合には、当該記録媒体12のコンテンツ125を変換元ファイルとして変換することができる。
また、記録媒体12のコンテンツ125を変換する場合、コンテンツ変換制御部205は、著作権保護部207へ、暗号化の公開鍵のデータをコンテンツ再生装置10へ送信し、秘密鍵のデータを暗号化して変換サーバ40へ送信するよう指示する。逆に、コンテンツ蓄積サーバ30のファイルを変換する場合、コンテンツ変換制御部205は、著作権保護部207へ、例えば、コンテンツ再生装置10が能力リスト121に記憶する機種固有の暗号鍵で復号できるような公開鍵を作成し、変換サーバ40へ送信するよう指示する。なお、この機種固有の暗号鍵として、コンテンツ再生装置10のB−CASカード等の鍵情報を用いてもよい。
これらの鍵のデータにより、コンテンツ再生装置10は、暗号化されたコンテンツ125を送信して、変換サーバ40で変換することができ、著作権を適切に保護することができる。
(ステップS108)
ここで、コンテンツ再生装置10のコンテンツ再生制御部100は、再生するファイルがダウンロード専用か否かを判定する。
上述の検索サーバ20での処理により、再生対象ファイルが確定する。この再生対象ファイルは、記録媒体12に記録されたローカルのコンテンツ125のファイル、コンテンツ蓄積サーバ30の代替コンテンツ325、又は変換サーバ40で変換された変換コンテンツ425となる。コンテンツ再生制御部100は、再生対象ファイルがローカルのコンテンツ125でなかった場合、取得した代替コンテンツ325のURI(タイミングT304)又は変換コンテンツ425のURI(タイミングT306)にアクセスする。そして、コンテンツ再生制御部100は、この再生対象ファイルがローカル又はダウンロード専用のファイルであった場合、Yesと判定する。また、ストリーミング再生用のファイルであった場合にはNoと判定する。
Yesの場合、コンテンツ再生制御部100は、処理をステップS109に進める。
Noの場合、コンテンツ再生制御部100は、処理をステップS111に進める。
なお、再生対象ファイルがダウンロードもストリーミング再生も可能であった場合、コンテンツ再生制御部100は、ユーザーに再生方法を選択させる。そして、コンテンツ再生制御部100は、下記で示すように、選択された再生方法に従い再生を行うことができる。
(ステップS109)
コンテンツ再生制御部100は、再生対象ファイルが「ダウンロード専用」の場合、ダウンロード処理を行う。
具体的には、コンテンツ再生制御部100は、ダウンロード再生をする旨を表示部110に表示し、取得したURIに存在する再生対象ファイルのダウンロードを行う。
(ステップS110)
その後、コンテンツ再生制御部100は、ローカル再生処理を行う。
具体的には、コンテンツ再生制御部100は、再生対象ファイルをローカルで復号して再生し、表示部110や音声入出力部150から出力する。
図8の画面例540は、このように再生されている画面例を示す。
その後、コンテンツ再生制御部100は、コンテンツ検索再生処理を終了する。
(ステップS111)
コンテンツ再生制御部100は、再生対象ファイルをストリーミング再生する場合、ストリーミング再生処理を行う。
具体的には、コンテンツ再生制御部100は、ストリーミング再生する旨を表示部110に表示し、再生対象ファイルがあるURIからのストリーミング再生を行う。
この際、変換されたファイルの場合には、変換サーバ40のストリーミング送信部360が著作権等に配慮したストリーミング送信を行い、再生終了後、所定時間でその変換されたファイルを消去する。
以上により、本発明の実施の形態に係るコンテンツ検索再生処理を終了する。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
まず、従来のコンテンツ再生システムでは、ファイル再生を試み、これが再生不可能な形式だった場合、画面上に「対応していないファイル形式です」、「対応していない解像度です」、「対応していない音声形式です」等のメッセージが表示される。
しかしながら、ユーザーが求めるのは、例えば、「ベートーベンの第九交響曲のような作品としてのマルチメディア・コンテンツを視聴する」ことであって、再生不可能な理由を詳しく知ることではない。
また、再生不可能な理由を知ったところで、最終目的であるコンテンツの再生が実現されることはない。逆に言えば、最終的に提供されるものが、どのようなファイル形式であっても、作品の再生ができれば、ユーザーの初期目的は達成される。
これに対して、本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生システムXは、再生に失敗したコンテンツ125のタグ情報123を検索キーとして、ネットワーク5を介し、検索サーバ20により一意的な作品コード124作成する。この上で、検索サーバ20で、再生可能なフォーマットの代替コンテンツ325を検索し、そのURI224を提供する。
これにより、ユーザーの最終目的である「作品の再生」を実現することができ、コンテンツを「見られない」といった事態を起こりにくくできる。よって、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、特許文献1の技術のように、既に再生が可能なコンテンツがあることが前提であり、通信コストの低減や、デバイス能力に最適化されたコンテンツの提供を行うシステムが存在する。
これに対して、本発明の実施の形態に係るコンテンツ再生システムXは、ローカルに接続された記録媒体12のコンテンツ125に対する代替コンテンツ325の検索又はフォーマットの変換を行う。コンテンツ再生システムXは、代替で再生できるコンテンツを検索し、存在しない場合は再生できるように変換することができる。
これにより、本実施形態のコンテンツ再生システムXは、再生不可能な「作品」を、汎用的なPCのようにコーデック等を拡張することなく、再生可能にすることができる。この上で、必ず変換を行わなくてもよい。
また、本実施形態のコンテンツ再生システムXは、コンテンツ再生装置10で再生できるフォーマットのコンテンツ125の作品コード124を用いて、検索サーバ20にて、より高品質/低容量の同作品である代替コンテンツ325のファイルを検索できる。つまり、同一の「作品」について、より高品質なフォーマットの同一作品や、よりファイル容量が小さく、携帯機器等に適したフォーマットの同一作品の代替コンテンツ325を検索できる。
これにより、ユーザーが容易に、フォーマットの異なるファイルを得ることができ、ファイルの変換に要する計算資源を節約できる。よって、コストを削減でき、ユーザーの利便性を高められる。
また、本実施形態のコンテンツ再生システムXは、作品自体を決定可能な一意な作品コード124と、能力リスト121を基に、再生可能なコンテンツを検索サーバ20で検索する。このように、検索サーバ20を用いることで、コンテンツ再生装置10で特別にフォーマットを変換する回路を備える必要がなくなり、更に、変換サーバ40で変換に用いる計算資源を少なくすることができる。よって、コンテンツ再生装置10本体のコストを削減でき、コンテンツ検索システムXの維持費用も安くすることができる。
また、本実施形態のコンテンツ再生システムXは、能力リスト121にコンテンツ再生装置10自体の情報も含まれるため、検索/変換結果を検索サーバ20のユーザーDB230に記憶しておくことができる。このため、例えば、同じ種類のコンテンツ再生装置10から検索/変換のクエリーがあった場合、前の検索/変換結果を用いることができる。つまり、同じコンテンツの検索や変換をした場合、同じURIを指定できるため、効率が高まる。よって、検索サーバ20側でコンテンツ再生装置10の嗜好を「学習」し、検索のパフォーマンスを最適化でき、運用コストを削減できる。
また、本実施形態のコンテンツ再生システムXの検索サーバ20は、一意な作品コード124を用いて代替コンテンツ325の検索を実行する。このため、代替コンテンツ325の作品コードDB220を統一的に用いることができる。よって、コンテンツ蓄積サーバ30が分散していても、代替コンテンツ325の検索の効率性を高められる。
また、本実施形態のコンテンツ再生システムXは、能力リスト121により、複数のフォーマットのうち、コンテンツ再生装置10の推奨フォーマットや要望に優先順位をつけ、対応できる。
なお、上述の実施の形態では、コンテンツ再生装置10として表示部110を直接備えるコンテンツを再生するように記載したがこれに限られない。
すなわち、コンテンツ再生装置10に外部のディスプレイを接続する構成であってもよい。また、音声出力のみに対応したAVアンプやDLNAプレーヤーであってもよい。つまり、コンテンツ再生機器として、ネットワーク5への接続機能を有し、単体でも動画や音楽等のコンテンツのファイルをローカル再生又はストリーミング再生機能を持つデジタル家電製品をすべて用いることができる。
また、上述のコンテンツ検索再生処理においては、それぞれの節目でユーザーの確認を促す形式(Verboseモード)を用いるように説明した。
しかしながら、コンテンツ再生制御部100は、ユーザーの確認を逐次求めず、各部を用いてフルオート処理/バックグラウンド処理を行うこともできる。つまり、「知らないうちにファイルが再生されている」という実装を行うこともできる。
この場合、ステップS100の再生対象選択処理において、記録媒体12がマウント等された状態で、現在の再生対象ではないコンテンツ125のファイルを、通常のジョブ以外の「バックグラウンド」ジョブとして読み出して変換することができる。これにより、ユーザーが「再生できない」というストレスを感じずに全てのファイルが再生できるようになる。
なお、このバックグラウンドでの変換は、再生対象ファイルが列挙された状態で行うこともできる。これにより、再生の蓋然性が高いファイルのみ変換できるため、無駄に変換する必要がなくなるという効果が得られる。
また、コンテンツ再生システムXは、検索サーバ20によりコンテンツ125のタグ情報123から作品コード124を求めて検索するよう記載したが、これに限られない。
つまり、コンテンツ再生装置10に、作品コードDB220を備えて検索するような構成も可能である。このような構成では、コンテンツ再生装置10に、コンテンツ再生制御部100が、タグ情報123から作品コード124を作成し、内蔵した作品コードDB220を検索することができる。この場合、記録媒体12に記録されたファイルの作品コード124に対応する作品コードDB220のデータベースのレコードのみを、ネットワーク5経由でダウンロードすることもできる。これにより、記憶部120の記憶容量を圧迫しない。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
5 ネットワーク
10 コンテンツ再生装置
11 リモコン
12 記録媒体
20 検索サーバ
30 コンテンツ蓄積サーバ
40 変換サーバ
100 コンテンツ再生制御部
110 表示部
120 記憶部
121 能力リスト
122 再生設定
123 タグ情報
124 作品コード
125 コンテンツ
130 入力部
140、240、340、440 ネットワーク入出力部
150 音声入出力部
200 検索制御部
201 作品コード作成部
203 代替コンテンツ検索部
205 コンテンツ変換制御部
206 課金部
207 著作権保護部
208 ユーザー情報記憶部
220 作品コードDB
230 ユーザーDB
224 URI
250 ウェブサーバ
320 コンテンツDB
325 代替コンテンツ
360、460 ストリーミング送信部
425 変換コンテンツ
430 能力リスト/再生設定取得部
450 コンテンツ変換部
500、510、520、530、540 画面例
X コンテンツ再生システム

Claims (16)

  1. ネットワークに接続するコンテンツ再生装置と、前記コンテンツ再生装置と接続するサーバとを備えるコンテンツ再生システムにおいて、
    前記サーバは、
    前記コンテンツ再生装置に記憶されたコンテンツから、一意的な作品コードを作成する作品コード作成手段と、
    前記作品コードにより、前記コンテンツと同じ作品でフォーマットが異なる代替コンテンツを検索し、前記コンテンツ再生装置に送信する代替コンテンツ検索手段とを備え、
    前記コンテンツ再生装置は、
    ローカルの記録媒体に記憶された前記コンテンツを再生する再生制御手段を備え、
    前記再生制御手段は、前記コンテンツが再生できないフォーマットである場合、前記代替コンテンツを、前記ネットワークを介してダウンロード又はストリーミング再生する
    ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
  2. 前記コンテンツ再生装置は、
    前記コンテンツ再生装置の装置情報、対応フォーマット情報、及びユーザー要望情報を記憶した能力リストを備え、
    前記サーバの代替コンテンツ検索手段は、前記能力リストに従って、前記代替コンテンツを検索し、
    前記コンテンツ再生装置の前記再生制御手段は、前記能力リストに従って検索された前記代替コンテンツを再生する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生システム。
  3. 前記能力リストは、
    前記装置情報として、前記コンテンツ再生装置の機種コード及び機種仕向けを記憶し、
    前記対応フォーマット情報として、前記コンテンツ再生装置が再生するフォーマット並びに該フォーマットのパラメータを記憶する
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ再生システム。
  4. 前記能力リストは、
    前記ユーザー要望情報として、再生するフォーマットに係る要望の優先順位情報を記憶すると、優先すべき/優先しないフォーマットを記憶するトレードオフ属性とを備える
    ことを特徴とする請求項2又は3のいずれか1項に記載のコンテンツ再生システム。
  5. 前記サーバは、
    前記コンテンツと同じ作品を変換するよう指示するコンテンツ変換制御手段を備え、
    前記コンテンツ再生装置の前記再生制御手段は、前記コンテンツと同じ作品が変換された変換コンテンツを、前記ネットワークを介してダウンロード又はストリーミング再生する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコンテンツ再生システム。
  6. 前記サーバの前記コンテンツ変換制御手段は、変換前後のフォーマットを基に、前記コンテンツ再生装置のコンテンツ又は同一作品のファイルを変換元ファイルとして選択し、前記能力リストに従って変換するよう制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ再生システム。
  7. 前記代替コンテンツ検索手段は、以前にユーザーが検索した際の前記能力リストを用いて前記代替コンテンツを検索する
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のコンテンツ再生システム。
  8. 前記コンテンツ再生装置の前記再生制御手段は、前記コンテンツが再生できるフォーマットである場合、より高品質又は低容量のフォーマットの前記代替コンテンツが変換されたファイルを、前記ネットワークを介してダウンロード又はストリーミング再生する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のコンテンツ再生システム。
  9. ネットワークを介してコンテンツ再生装置と接続するサーバにおいて、
    前記コンテンツ再生装置に記憶されたコンテンツから、一意的な作品コードを作成する作品コード作成手段と、
    前記作品コードにより、前記コンテンツと同じ作品でフォーマットが異なる代替コンテンツを検索し、前記コンテンツ再生装置に送信する代替コンテンツ検索手段とを備える
    ことを特徴とするサーバ。
  10. 前記代替コンテンツ検索手段は、
    前記コンテンツ再生装置の装置情報、対応フォーマット情報、及びユーザー要望情報を記憶した能力リストに従って、前記代替コンテンツを検索する
    ことを特徴とする請求項9に記載のサーバ。
  11. 前記能力リストは、
    前記装置情報として、前記コンテンツ再生装置の機種コード及び機種仕向けを記憶し、
    前記対応フォーマット情報として、前記コンテンツ再生装置が再生するフォーマット並びに該フォーマットのパラメータを記憶する
    ことを特徴とする請求項10に記載のサーバ。
  12. 前記能力リストは、
    前記ユーザー要望情報として、再生するフォーマットに係る要望の優先順位情報を記憶すると、優先すべき/優先しないフォーマットを記憶するトレードオフ属性とを備える
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載のサーバ。
  13. 前記コンテンツと同じ作品を変換するよう変換サーバに指示するコンテンツ変換制御手段を備える
    ことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載のサーバ。
  14. 前記コンテンツ変換制御手段は、変換前後のフォーマットを基に、前記コンテンツ再生装置のコンテンツ又は同一作品のファイルを変換元ファイルとして選択し、前記能力リストに従って変換するよう制御する
    ことを特徴とする請求項13に記載のサーバ。
  15. ローカルの記録媒体に記憶されたコンテンツを再生する再生制御手段を備え、
    前記再生制御手段は、前記コンテンツが再生できないフォーマットである場合、前記コンテンツのタグ情報を基に作成された一意的な作品コードを用いて検索された、前記コンテンツと同じ作品で前記フォーマットが異なる代替コンテンツを、ネットワークを介してダウンロード又はストリーミング再生する
    ことを特徴とするコンテンツ再生装置。
  16. ネットワークに接続するコンテンツ再生装置と、前記コンテンツ再生装置と接続するサーバとによるコンテンツ検索再生方法において、
    前記サーバの作品コード作成手段により、前記コンテンツ再生装置に記憶されたコンテンツから、一意的な作品コードを作成し、
    前記サーバの代替コンテンツ検索手段により、前記作品コードを用いて、前記コンテンツと同じ作品でフォーマットが異なる代替コンテンツを検索し、前記コンテンツ再生装置に送信し、
    前記コンテンツ再生装置の再生制御手段により、ローカルの記録媒体に記憶された前記コンテンツの再生を試み、
    前記コンテンツが再生できないフォーマットである場合、前記コンテンツ再生装置の前記再生制御手段により、前記代替コンテンツを、前記ネットワークを介してダウンロード又はストリーミング再生する
    ことを特徴とするコンテンツ再生方法。
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