JP2013133982A - 空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】互いに異なったパスで冷媒が供給される複数の熱交換部17を上下方向に並設してなる熱源側熱交換器8と、一部の熱交換部17を用いて暖房運転を行っている間に、他の熱交換部17に対してデフロスト運転を行う部分デフロスト手段と、を備えている空気調和装置において、各熱交換部17において発生したドレン水を排水する排水機構37,30fが、熱交換部17毎に設けられていることを特徴とする空気調和装置。
【選択図】図3
Description
前記各熱交換部において発生したドレン水を排水する排水機構が、前記熱交換部毎に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、上側の熱交換部で発生したドレン水をドレンパンで確実に受け止め、下側の熱交換部に滴下するのを防止することができる。
この構成によれば、ドレンパンで受け止めたドレン水を排出部によって外部に排出することができ、その下側に位置する熱交換部にドレン水が滴下するのを好適に防止することができる。
この構成によれば、ドレンパンを複数の集水領域に区分することによって、各集水領域を小さくし、排出部へドレン水を導くための水勾配をより急に形成することが可能となる。したがって、排出部からのドレン水の排出を促進することができる。
このような構成によって、複数のドレンパンからの排水経路を統合して簡素化することができる。
このような構成によって、デフロスト運転を行う熱交換部と暖房運転を行う熱交換部との間の熱伝達を抑制し、除霜能力及び暖房能力の低下を抑制することができる。
この構成によれば、冷媒の略全量を、暖房運転に用いられる一部の熱交換部や利用側の熱交換器(室内熱交換器)に供給することができるので、従来のように圧縮機から吐出される冷媒の一部をデフロスト運転のためだけに用いる場合に比べて、暖房能力の低下を抑制することができる。
まず、本発明の空気調和装置に適用することが可能な冷媒回路の一例を、図10を参照して説明する。図10は、デフロスト運転が可能な空気調和装置の冷媒回路を示す模式図である。
空気調和装置1は、室外機2と室内機3とを有するセパレートタイプであり、室外機2と室内機3との間で冷媒を流通できるように冷媒回路(主冷媒回路)4が形成されている。
デフロスト回路50は、バイパス管23や第1〜第7電磁弁20a〜20c,22,25a〜25c等によって構成されている。具体的に、第1〜第3熱交換部17a〜17cと、ヘッダ管19との間には、それぞれ第1〜第3電磁弁(第1〜第3開閉弁)20a〜20cが設けられており、各熱交換部17a〜17cとヘッダ管19との間の冷媒の流れを許容する態様と阻止する態様とに切り替えることが可能となっている。
第1電磁弁20a:閉、第2電磁弁20b:開、第3電磁弁20c:開、第4電磁弁22:閉、第5電磁弁25a:開、第6電磁弁25b:閉、第7電磁弁25c:閉。
また、室外膨張弁9は、通常の暖房運転のときよりも開度を大きくしておく。
第1電磁弁20a:開、第2電磁弁20b:閉、第3電磁弁20c:開、第4電磁弁22:閉、第5電磁弁25a:閉、第6電磁弁25b:開、第7電磁弁25c:閉。
これにより、第2熱交換部17bと、第1,第3熱交換部17a,17cとを直列に接続するとともに、第2熱交換部17bにおいて冷媒と霜との間で熱交換を行うことによって冷媒を凝縮させて過冷却し、第1,第3熱交換部17a,17cにおいて冷媒と外気との間で熱交換を行うことによって冷媒を蒸発させることができる。
第1電磁弁20a:開、第2電磁弁20b:開、第3電磁弁20c:閉、第4電磁弁22:閉、第5電磁弁25a:閉、第6電磁弁25b:閉、第7電磁弁25c:開。
これにより、第3熱交換部17cと、第1,第2熱交換部17a,17bとを直列に接続するとともに、第3熱交換部17cにおいて冷媒と霜との間で熱交換を行うことによって冷媒を凝縮させて過冷却し、第1,第2熱交換部17a,17bにおいて冷媒と外気との間で熱交換を行うことによって冷媒を蒸発させることができる。
次に、室外機2のより詳細な構造について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る空気調和装置1の室外機2を示す斜視図、図2は、室外機2の内部の構造を示す平面図である。図2においては、図10に示される室外機2の構成のうち室外熱交換器8、送風ファン10、圧縮機6を示している。
本実施の形態の室外熱交換器8は、前述したように異なるパスで冷媒が供給される複数の熱交換部17により構成されている。そして、複数の熱交換部17は、平面視L字形状に形成され、上下方向に積層されている。図3に示される例では、4つの熱交換部17が上下方向に積層され、各熱交換部17の間にはドレンパン(排水機構)37が設けられている。また、最下部の熱交換部17の下側には底壁30fが設けられ、この底壁30fがドレンパンとして機能している。
上下の熱交換部17の間に配置されたドレンパン37は、図4に示されるように、平面視で熱交換部17に対応した略L字形状に形成されている。そして、ドレンパン37は、図3に示されるように、その下面が下側の熱交換部17の上側に載置され、その上面に上側の熱交換部17が載置されている。
例えば、上記実施の形態では、横吹き出しタイプの室外機2に本発明を適用していたが、上吹き出しタイプの室外機2にも本発明を適用することができる。また、室外熱交換器8は、平面視L字形状に限らず、平面視コの字形状、平面視四角形状等であってもよい。また、本発明は、冷房運転を行わない暖房専用の空気調和装置にも適用することができ、この場合、四路切換弁を省略することができる。
2 室外機
4 冷媒回路
6 圧縮機
8 室外熱交換器
17 熱交換部
30f 底壁(ドレンパン)
37 ドレンパン(排水機構)
42 第1集水領域
43 第2集水領域
44 第1排出部
45 第2排出部
50 デフロスト回路(部分デフロスト手段)
55 導水パイプ(導水構造)
60 断熱層
前記各熱交換部において発生したドレン水を排水する排水機構が、前記熱交換部毎に設けられており、
前記排水機構は、上下方向に隣接する熱交換部の間に設けられ、かつ上側の熱交換部から滴下したドレン水を受け止めるとともに、受け止めたドレン水を外部へ排出する排出部を、複数に区分された集水領域ごとに備えているドレンパンを備えており、
前記ドレンパンは、合成樹脂材料により形成され、ドレン水を受け止める受水板と、この受水板の幅方向両側に設けられ、当該受水板から上下方向のうちの少なくとも上方に突出する一対の支持板とから構成されており、
前記一対の支持板は、その上端部に上側の熱交換部が載置され、その下端部が下側の熱交換部の上端に載置され、
上下の熱交換部と前記一対の支持板と前記受水板とで囲まれる空間によって、空気による断熱層が形成されていることを特徴とする。
また、前記ドレンパンは、上下の熱交換部の間に断熱層を形成しているので、デフロスト運転を行う熱交換部と暖房運転を行う熱交換部との間の熱伝達を抑制し、除霜能力及び暖房能力の低下を抑制することができる。
また、空気調和装置は、複数のドレンパンにおける前記排出部同士を接続し、各排出部から排出されたドレン水を統合して下方へ導く導水構造を備えていることが好ましい。
このような構成によって、複数のドレンパンからの排水経路を統合して簡素化することができる。
この構成によれば、冷媒の略全量を、暖房運転に用いられる一部の熱交換部や利用側の熱交換器(室内熱交換器)に供給することができるので、従来のように圧縮機から吐出される冷媒の一部をデフロスト運転のためだけに用いる場合に比べて、暖房能力の低下を抑制することができる。
また、暖房運転の際に室内熱交換器から送られる冷媒を各熱交換部に分流する分流機構を備え、前記デフロスト回路は、室内熱交換器から送られる冷媒を前記分流機構の手前からデフロスト運転を行う他の熱交換部における暖房運転時のガス状冷媒流出側に流入させ、さらに当該他の熱交換部を通過した冷媒を当該他の熱交換部における暖房運転時の液状冷媒流入側から前記分流機構を介して前記一部の熱交換部における暖房運転時の液状冷媒流入側に流入させることが好ましい。
Claims (7)
- 互いに異なったパスで冷媒が供給される複数の熱交換部(17)を上下方向に並設してなる熱源側熱交換器(8)と、一部の熱交換部(17)を用いて暖房運転を行っている間に、他の熱交換部(17)に対してデフロスト運転を行う部分デフロスト手段と、を備えている空気調和装置において、
前記各熱交換部(17)において発生したドレン水を排水する排水機構(37,30f)が、前記熱交換部(17)毎に設けられていることを特徴とする空気調和装置。 - 前記排水機構は、上下方向に隣接する熱交換部(17)の間に設けられ、かつ上側の熱交換部(17)から滴下したドレン水を受け止めるドレンパン(37)を備えている、請求項1に記載の空気調和装置。
- 前記ドレンパン(37)は、受け止めたドレン水を外部へ排出する排出部(44,45)を備えている、請求項2に記載の空気調和装置。
- 前記ドレンパン(37)は、複数の集水領域(42,33)に区分され、この集水領域(42,33)ごとに前記排出部(44,45)を備えている、請求項3に記載の空気調和装置。
- 複数のドレンパン(37)における前記排出部(44,45)同士を接続し、各排出部(44,45)から排出されたドレン水を統合して下方へ導く導水構造(55)を備えている、請求項3又は4に記載の空気調和装置。
- 前記ドレンパン(37)は、上下の熱交換部(17)の間に断熱層(60)を形成している、請求項2〜5のいずれか1項に記載の空気調和装置。
- 前記部分デフロスト手段は、暖房運転に用いられる一部の熱交換部(17)とデフロスト運転が行われる他の熱交換部(17)とを直列に接続し、当該他の熱交換部(17)から当該一部の熱交換部(17)へ冷媒を流し、当該他の熱交換部(17)において冷媒を凝縮して過冷却したのち、当該一部の熱交換部(17)において当該冷媒を蒸発させるデフロスト回路(50)を有している、請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気調和装置。
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