JP2013133886A - 被固定物の保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、低コストでかつ容易に組み付け可能な被固定物の保持構造を提供する。
【解決手段】被固定物の保持構造は、固定枠部材10の案内溝11に任意の位置に移動調節可能に装着したナット部材を介して、被固定物30を保持する構造であり、ナット部材は、雌ねじが貫通して形成されたナット部と、このナット部に固着された弾性体とを有し、案内溝11は、ナット部材を任意の位置に移動して係合保持するための溝部11aと、ナット部材を溝部11aに装着するための開口部11bとを有し、ナット部材を、弾性体を圧縮した状態で、ナット部と弾性体を開口部11bに当てがい溝部11aに挿入し、開口部11bから突出するナット部の一端部を、開口部11bから溝部11a内に押し込み弾性体を圧縮させて回転し、弾性体によりナット部の両端部を開口部11bの内側に付勢し、案内溝11に装着されたナット部材をずれないように保持する。
【選択図】図7

Description

この発明は、被固定物を所望の位置に移動調節して保持可能とし、また新たに被固定物を保持させる際も容易に行うことができる被固定物の保持構造に関するものである。
従来、長物状の固定構造物に、所望の位置に被固定物を固定保持する際、固定構造物に案内溝を設けて、この案内溝に端部側から移動子を差し入れて、移動子を所望の位置に持っていって、この移動子に被固定物を取り付けて移動子を固定し、保持するようにした構造のものがある。
しかしながら、後から被固定物を追加固定するには、一度既に固定した被固定物を外し、固定構造物の案内溝の端部側から、新たに移動子を差し入れて順次、所望の位置にもたらして固定し、被固定物を保持するという手間を要し、作業が煩雑となるため、固定構造物に被固定物を所望の位置に移動調節して保持可能とし、また新たに被固定物を保持させる際も容易に行うことができるものがある(特許文献1)。
特開平10−318235号公報
この特許文献1では、案内溝側に移動子を仮に保持するための弾性付勢手段を備えており、移動子を移動させる広い範囲に弾性付勢手段を設ける必要があり、その分コストが嵩むとともに、組み付け手数を要するなどの問題がある。
この発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、低コストでかつ容易に組み付け可能な被固定物の保持構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、固定枠部材の案内溝に任意の位置に移動調節可能に装着したナット部材を介して、被固定物を保持する構造であり、前記ナット部材は、雌ねじが貫通して形成されたナット部と、このナット部に固着された弾性体とを有し、前記案内溝は、前記ナット部材を任意の位置に移動して係合保持するための溝部と、前記ナット部材を前記溝部に装着するための開口部とを有し、前記ナット部材を、前記弾性体を圧縮した状態で、前記ナット部と前記弾性体を前記開口部に当てがい前記溝部に挿入し、前記開口部から突出する前記ナット部の一端部を、前記開口部から前記溝部内に押し込み前記弾性体を圧縮させて回転し、前記弾性体により前記ナット部の両端部を前記開口部の内側に付勢し、前記案内溝に装着された前記ナット部材をずれないように保持することを特徴とする被固定物の保持構造である。
請求項2に記載の発明は、前記ナット部の前記両端部に、前記開口部の内側隅部に係合する係合部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の被固定物の保持構造である。
請求項3に記載の発明は、前記弾性体に、前記雌ねじに連通する貫通孔を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の被固定物の保持構造である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、ナット部材を、弾性体を圧縮した状態で、ナット部と弾性体を開口部に当てがい溝部に挿入し、開口部から突出するナット部の一端部を、開口部から溝部内に押し込み弾性体を圧縮させて回転し、弾性体によりナット部の両端部を開口部の内側に付勢し、容易に組み付け案内溝に装着されたナット部材をずれないように保持することができる。また、ナット部材は、雌ねじが貫通して形成されたナット部と、このナット部の固定側に固着された弾性体とを有し、案内溝は、ナット部材を任意の位置に移動して係合保持するための溝部と、ナット部材を溝部に装着するための開口部とを有する簡単な構成で、低コストである。
請求項2に記載の発明では、ナット部の両端部に、開口部の内側隅部に係合する係合部を形成したことで、ナット部材をがたつきなく円滑に所定位置に移動させることができる。
請求項3に記載の発明では、弾性体に、雌ねじに連通する貫通孔を形成したことで、ナット部材にボルトを螺着するときにボルトの先端部が弾性体に当たることがなく確実に螺着することができる。
固定枠部材の断面図である。 ナット部材の斜視図である。 ナット部材の正面図である。 ナット部材の平面図である。 ナット部材の側面図である。 固定枠部材にナット部材の組付けを説明する図である。 被固定物の保持構造で固定した状態の断面図である。
以下、この発明の被固定物の保持構造の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
(被固定物の保持構造の構成)
この発明の被固定物の保持構造の実施の形態を、図1乃至図6に基づいて説明する。図1は固定枠部材の断面図、図2はナット部材の斜視図、図3はナット部材の正面図、図4はナット部材の平面図、図5はナット部材の側面図、図6は固定枠部材にナット部材の組付けを説明する図である。
この実施の形態の被固定物の保持構造は、固定枠部材10と、ナット部材20とから構成される。固定枠部材10は、被固定物を保持するようにしたもので、固定枠部材10にナット部材20を任意の位置に移動して係合保持するための案内溝11を備える。
固定枠部材10は、例えばアルミニウム製の押し出し成形加工によって形成され、平坦面を有する幅広な基部12が四角形に形成され、この基部12に一体的に突設した案内溝11を形成する保持部13が形成されている。
この保持部13に形成された案内溝11は、ナット部材20を任意の位置に移動して係合保持するための溝部11aと、ナット部材20を溝部11aに装着するための開口部11bとを有する。溝部11aの幅W11を開口部11bの幅W12より広くし、開口部11bの厚さをt11とし、溝部11aの深さH1とし、深さH1は開口部11bの幅W12より大きくしている。
ナット部材20は、ナット部21と、弾性体22とを有する。ナット部21は、雌ねじ21aが貫通して形成されており、ナット部21の両端部に、開口部11bの内側隅部11cに係合する係合部21bが形成されている。弾性体22は、発泡ウレタンが用いられるが、スポンジの他に、ゴム体等を用いてもよく、ナット部材20の雌ねじ21aに連通する貫通孔22aが形成されている。弾性体22は、ナット部材20に両面テープ40によって取り付けられるが、接着剤、焼付けなどによって取り付けてもよい。
ナット部材20の幅W21は、溝部11aの幅W11より小さく、開口部11bの幅W12より広く形成され、長さW22は案内溝11を任意の位置に円滑に移動することができる長さに形成される。ナット部材20は、厚さt21に設定され、弾性体22が圧縮されたときの厚さt22は、開口部11bの幅W12より小さく形成され、開口部11bから溝部11aに入り込み溝部11aの内部で回転可能である。
(ナット部材の組付け)
次に、ナット部材の組付けを図6に基づいて説明する。図6は固定枠部材にナット部材の組付けを説明する図である。
ナット部材20を手に持ち、ナット部21と弾性体22を固定枠部材10の開口部11bに当てがいそのまま溝部11bに挿入するように押し込むと、弾性体22が開口部11bによって圧縮されて溝部11bに挿入される(図6(a))。そして、開口部11bから突出するナット部21の一端部を、手によって開口部11aから溝部11b内に押し込み弾性体22を圧縮させて回転させる(図6(b))。ナット部材20の回転によって案内溝11に装着され、この装着状態で弾性体22によりナット部21の両端部に形成された係合部21bを開口部11bの内側隅部11cに係合するように付勢する(図6(c))。
このように、ナット部材20は、弾性体22により開口部11bの内側に付勢されることで、案内溝11に装着されたナット部材20をずれないように保持することができる。また、装着状態で弾性体22によりナット部21の両端部に形成された係合部21bを開口部11bの内側隅部11cに係合することで、ナット部材20をがたつきなく円滑に所定位置に移動させることができる。
(被固定物の固定)
次に、被固定物の固定を、図7に基づいて説明する。図7は被固定物の保持構造で固定した状態の断面図である。
固定枠部材10の案内溝11に装着したナット部材20を、任意の位置に移動調節し、このナット部材20の位置に被固定物30を当てがい、被固定物30にボルト31を挿通してナット部21の雌ねじ21aに螺着する。ナット部21のねじ雌ねじ21aに被固定物30をボルト31によりねじ止めすることで、ナット部材20を固定枠部材10の開口面近傍の内壁に圧接して固定保持することができ、被固定物30の増設作業が完了する。
被固定物30を増設するに際し、ナット部材20を、弾性体22を圧縮した状態で、ナット部21と弾性体22を固定枠部材10の案内溝11の開口部11bに当てがい溝部11aに挿入し、開口部11bから突出するナット部21の一端部を、開口部11bから溝部11a内に押し込み弾性体22を圧縮させて回転して容易に装着することができる。このナット部材20の装着状態では、弾性体22によりナット部21の両端部を開口部11bの内側に付勢し、容易に組み付け案内溝11に装着されたナット部材20をずれないように保持することができる。
また、ナット部材20は、雌ねじ21aが貫通して形成されたナット部21と、このナット部21の固定側に固着された弾性体22とを有し、案内溝11は、ナット部材20を任意の位置に移動して係合保持するための溝部11aと、ナット部材20を溝部11aに装着するための開口部11bとを有する簡単な構成で、低コストである。また、弾性体22に、雌ねじ21aに連通する貫通孔22aを形成したことで、ナット部材20にボルト31を螺着するときにボルト31の先端部が弾性体22に当たることがなく確実に螺着することができる。
この発明は、被固定物を所望の位置に移動調節して保持可能とし、また新たに被固定物を保持させる際も容易に行うことができる被固定物の保持構造に適用され、簡単な構成で、低コストでかつ容易に組み付け可能である。
10 固定枠部材
11 案内溝
11a 溝部
11b 開口部
11c 内側隅部
12 基部
13 保持部
20 ナット部材
21 ナット部
21a 雌ねじ
21b 係合部
22 弾性体
30 被固定物
31 ボルト

Claims (3)

  1. 固定枠部材の案内溝に任意の位置に移動調節可能に装着したナット部材を介して、被固定物を保持する構造であり、
    前記ナット部材は、雌ねじが貫通して形成されたナット部と、このナット部に固着された弾性体とを有し、
    前記案内溝は、前記ナット部材を任意の位置に移動して係合保持するための溝部と、前記ナット部材を前記溝部に装着するための開口部とを有し、
    前記ナット部材を、前記弾性体を圧縮した状態で、前記ナット部と前記弾性体を前記開口部に当てがい前記溝部に挿入し、
    前記開口部から突出する前記ナット部の一端部を、前記開口部から前記溝部内に押し込み前記弾性体を圧縮させて回転し、
    前記弾性体により前記ナット部の両端部を前記開口部の内側に付勢し、
    前記案内溝に装着された前記ナット部材をずれないように保持することを特徴とする被固定物の保持構造。
  2. 前記ナット部の前記両端部に、前記開口部の内側隅部に係合する係合部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の被固定物の保持構造。
  3. 前記弾性体に、前記雌ねじに連通する貫通孔を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の被固定物の保持構造。

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