JP2013133604A - 真空ステーション - Google Patents

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Abstract

【課題】主に、汚水槽の底部への固形物などの残留や、吸入ポンプのキャビテーションなどを防止し得るようにする。
【解決手段】汚水槽4と、汚水流入管6と、真空発生機構7とを備えた真空ステーション1に関する。上記真空発生機構7が、汚水3を吸込可能な吸込ポンプ21と、汚水3を噴射可能な噴射部22と、汚水揚水配管23とを有して、汚水槽4内で汚水3を循環可能な汚水循環系統24を備えている。そして、汚水揚水配管23の途中に、循環する汚水3の水勢によって汚水流入管6の内部を負圧吸引させることにより、汚水流入管6に真空圧を発生可能なエジェクタ部25を有している。このような真空ステーション1における汚水槽4の内部に、噴射部22から噴射された汚水3を、吸込ポンプ21の吸込口21aから離れた方向へ導く整流管26を設けるようにしている。
【選択図】図1

Description

この発明は、真空ステーションに関するものである。より詳しくは、真空式下水道システムに設けられる真空ステーションに関するものである。
自然流下式下水道システムに代えて、真空式下水道システムを用いることが既に行われている。この真空式下水道システムは、汚水枡に溜まった汚水を、真空圧を利用して一定量ごとに吸引収集させるようにするものである(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。
このような真空式下水道システムでは、上記した真空圧を発生させるために、真空下水管の下流側に真空ステーションが設けられる。このような真空ステーションには、真空発生機構にエジェクタを用いたエジェクタ式のものなどが存在している。
特許第3908447号 特許第3851011号 特許第3702760号
上記真空ステーションでは、本体内部の汚水槽の底部に固形物などが残留するという問題や、汚水槽の内部に設けられたポンプに気泡などが吸入されることによりキャビテーションが発生し、ポンプが充分に性能を発揮しないという問題などがあった。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、汚水を貯留可能な汚水槽と、外部の真空下水管から流入された汚水を前記汚水槽へ送る汚水流入管と、該汚水流入管または前記汚水槽に真空圧を発生させる真空発生機構とを備え、該真空発生機構が、前記汚水槽の内部に貯留された汚水を吸込可能な吸込ポンプと、該吸込ポンプが吸込んだ汚水を汚水槽の内部に貯留された汚水へ向けて噴射可能な噴射部と、前記吸込ポンプと噴射部との間を接続する汚水揚水配管とを有して、前記汚水槽内で汚水を循環可能な汚水循環系統を備えると共に、該汚水循環系統を構成する汚水揚水配管の途中に、前記汚水流入管を直接または間接的に接続して、循環する汚水の水勢によって汚水流入管の内部を負圧吸引させることにより、汚水流入管に真空圧を発生可能なエジェクタ部を有するエジェクタ式真空発生機構とされた真空ステーションにおいて、前記汚水槽の内部に、前記噴射部から噴射された汚水を前記吸込ポンプの吸込口から離れた方向へ導く整流管を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、上記において、前記整流管の出口部が、前記汚水槽の内壁へ向け斜めに配置されることにより、前記汚水槽の内部に旋回流を発生可能に構成されたことを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、上記において、前記整流管の入口部の口径が、前記噴射部の口径よりも大きくなるよう形成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、汚水槽の内部に、噴射部から噴射された汚水を吸込ポンプの吸込口から離れた方向へ導く整流管を設けたことにより、噴射部から噴射された汚水の流れを規制して整流することができ、以って、汚水槽内での乱流の発生や、水はねおよび飛び散りなどの発生を防止することができるようになる。
請求項2の発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、整流管の出口部が、汚水槽の内壁へ向け斜めに配置されることにより、整流管を出た汚水が汚水槽に沿って流れることとなり、以って、汚水槽の内部に旋回流を発生することが可能となる。これにより、汚水槽の内部が攪拌されることとなるので、汚水槽の底部への固形物などの残留を防止することができる。
請求項3の発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、整流管の入口部の口径が、噴射部の口径よりも大きくなるように構成したことにより、噴射部から噴射された汚水の全量または大部分を整流管へ導くことが可能となり、噴射された汚水に含まれる気泡が整流管へ入らずに吸込ポンプの吸込口へ直接吸込まれてしまうのを防止することができる。以って、吸込ポンプのキャビテーションを防止し、吸込ポンプに充分な性能を発揮させることが可能となる。
本発明の実施例にかかる真空ステーションを側方から見た断面図である。 図1を上方から見た断面図である。 図1の整流管を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。 汚水槽の内部に発生される旋回流の状態を示す図である。
以下、本実施の形態を具体化した実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図4は、この実施例を示すものである。
<構成>以下、構成について説明する。
以下、本実施の形態、および、本実施の形態を具体化した実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図3は本発明の実施例を示すものである。
<構成>以下、この実施の形態に共通の構成について説明する。
自然流下式下水道システムに代えて、真空式下水道システムを用いることが既に行われている。この真空式下水道システムは、汚水枡に溜まった汚水を、真空圧を利用して一定量ごとに吸引収集させるようにするものである。
このような真空式下水道システムでは、上記した真空圧を発生させるために、図1(および図2)に示すように、真空下水管5の下流側に真空ステーション1が設けられる。
この真空ステーション1は、真空ステーション本体2と、この真空ステーション本体2の内部に設けられて汚水3を貯留可能な汚水槽4と、外部の真空下水管5から真空ステーション本体2へ流入された汚水3を汚水槽4へ送る汚水流入管6と、この汚水流入管6または上記汚水槽4に真空を発生させる真空発生機構7とを備えている。
ここで、補足説明を行うと、上記した「真空ステーション本体2」は、マンホール状の有底容器部2aと、この有底容器部2aの上端開口部に着脱可能に取付けられた蓋部2bとを有している。有底容器部2aは、例えば、コンクリート製の複数のブロックを組み立てるようにした組立式のものなどとされる。蓋部2bは、例えば、金属製のものなどとされる。真空ステーション本体2は、有底容器部2aの上端開口部周辺および蓋部2bを除いてほぼ全体が地中に埋設される。
上記した「汚水槽4」は、真空ステーション本体2の内部に直接形成される場合(例えば、図1参照)や、真空ステーション本体2の内部に独立したタンク部4a(真空タンク)として挿入配置される(即ち、汚水槽4が間接的に形成される)場合などが存在する。
上記した「汚水流入管6」は、真空ステーション本体2の上部に設置される。汚水流入管6は、場合により、アキューム管などと称される。この汚水流入管6は、外部の真空下水管5に直接接続される主管部6aや、主管部6aから分岐された枝管部6bなどが含まれる。主管部6aは、真空ステーション本体2に対し、半径方向へ向けて接続されている。枝管部6bは、水平な面内で主管部6aに対して垂直に分岐されている。この場合、主管部6aの側面から、一対の枝管部6bが分岐されている。但し、主管部6aや枝管部6bの配置は、これに限るものではない。なお、汚水流入管6は、その端部(に設けられたフランジ部)が蓋体6cによって閉止されると共に、端部近傍の上部に点検口6dが設けられている。
上記した「真空発生機構7」は、故障に備えて複数系統(通常は二系統(7A,7B))設けられる(図2参照)。上記した枝管部6bは、各系統ごとに設けられる。複数系統の真空発生機構7は、通常、一定時間または一定期間ごとに交互に使用される。
そして、上記した真空ステーション1は、エジェクタ式のものとされる。このエジェクタ式の真空ステーション1は、以下のような構成を備えている。
即ち、上記した真空発生機構7が、汚水槽4の内部に貯留された汚水3を吸込可能な吸込ポンプ21と、この吸込ポンプ21が吸込んだ汚水3を汚水槽4内へ噴射可能な噴射部22と、上記吸込ポンプ21と噴射部22との間を接続する汚水揚水配管23とを有して、汚水槽4内で汚水3を循環可能な汚水循環系統24を備えると共に、この汚水循環系統24を構成する汚水揚水配管23の途中に、上記した汚水流入管6を直接または間接的に接続して、循環する汚水3の水勢によって汚水流入管6の内部を負圧吸引させることにより、汚水流入管6に真空圧を発生可能なエジェクタ部25を有するエジェクタ式真空発生機構とされる。
この場合、「汚水槽4」は、上記したように、真空ステーション本体2の内部に直接形成されている。或いは、真空ステーション本体2そのものが汚水槽4とされている。この場合、汚水槽4は、軸線がほぼ上下方向へ向けられたほぼ円柱状の空間などとされている。ただし、汚水槽4の形状はこれに限るものではない。
上記した「吸込ポンプ21」は、汚水槽4の底部に対し、汚水3中に浸漬状態で配置されている。そのために、吸込ポンプ21には、水中ポンプが用いられる。この吸込ポンプ21は、その底部に吸込口21aが設けられている。この吸込口21aは、汚水槽4の底面に対し汚水3の吸込みに必要な所要の間隔を有して配置されている。また、吸込ポンプ21は、その側部に吐出口21bが設けられている。この場合、吸込ポンプ21は、図2に示すように、平面的に見て、汚水槽4の中心の近傍に、主管部6aの延長線に関して対称的に一対配置されている。
上記した「噴射部22」は、汚水槽4内部に貯留された汚水3の液中や、液面や、液面よりも上側の部分などのいずれかに対して汚水3を噴射させることが可能なものである。この場合には、噴射部22は、貯留された汚水3の液中に配置されて、下方へ向けて汚水3を噴射するものとしている。この噴射部22は、エジェクターノズルなどとされる。噴射部22は、平面的に見て、吸込ポンプ21よりも主管部6aから離れた汚水槽4の内壁の近傍の位置に、主管部6aの延長線に関して対称的に一対配置されている。
上記した「汚水揚水配管23」は、吸込ポンプ21の吐出口21bから主管部6aの延長線と平行に延びる下部水平部と、この下部水平部の端部から汚水槽4の内壁にほぼ沿って上方へ延びる上昇部と、この上昇部の上端部から下降して噴射部22の入口に接続される下降部とを有しており、上昇部から下降部への折返部分は、汚水槽4内部の汚水3の液面よりも上方に位置されている。この場合には、上記折返部分は、汚水流入管6よりも高い位置にて、噴射部22の真上へ向かうように延びる上部水平部とされている。なお、汚水揚水配管23の各コーナー部はアール形状とされている。
上記した「汚水循環系統24」は、噴射部22の噴射口22aと、吸込ポンプ21の吸込口21aとが分離されていることにより、開ループ状のものとされている。
上記した「エジェクタ部25」は、汚水揚水配管23の下降部(の上部)に設けられている。エジェクタ部25は、周知のものであり、特に図示しないが、その内部に、内筒と外筒とを間隔を有して配置された二重筒構造のものとされている。そして、汚水循環系統24を流れる汚水3が内筒へ通され、外部の汚水流入管6からの汚水3が外筒と内筒との間に通されるようになっている。そして、内筒には、流速を高めるための絞り部や内部ノズル部などが適宜設けられている。この場合、上記したエジェクタ部25には、汚水流入管6の枝管部6bが接続されている。
上記に加え、真空ステーション本体2には、内部に貯留された汚水3を外部の汚水処理施設などへ送るために、オーバーフロー管や汚水排出管や汚水圧送管などの汚水排水設備28が適宜設けられる。この汚水排水設備28の高さまで、汚水3は汚水槽4内に貯留される。
また、真空ステーション本体2には、特に図示しないが、各種の検出器(センサ類)やその他の設備などが設けられる。
そして、以上のような基本構成に対し、この実施例のものでは、以下のような構成を備えるようにしている。
(構成1)
汚水槽4の内部に、噴射部22から噴射された汚水3を吸込ポンプ21の吸込口21aから離れた方向へ導く整流管26(汚水案内部)を設けるようにする。
ここで、上記の補足説明を行なうと、「整流管26」は、上端部と下端部とにそれぞれ入口部26aと出口部26bとを有する管部材などとされている。この整流管26は、円筒状のものとしても、角筒状のものとしても良い。この場合、整流管26は、全体が汚水槽4内部の汚水3の液中に水没するように設けられているが、噴射部22が汚水3の液面よりも上に位置するような場合などには、少なくとも上端部が液面状に突出するようにしても良い。
そして、整流管26の上端側の入口部26aは、噴射部22から噴射された汚水3を効率的に収容し得るよう、噴射部22の下方(真下)に位置されている。
そして、整流管26の下端側の出口部26bは、吸込ポンプ21(の吸込口21a)を避けるように配置されている。この場合には、出口部26bは、吸込ポンプ21の吸込口21aよりも高い位置に配置されている。また、出口部26bは、吸込ポンプ21の吸込口21aを僅かに通り越した位置に配置されている。そして、出口部26bは、ほぼ水平方向へ向くように配置されている。これにより、整流管26は側面視ほぼL字状の管部材(いわゆるエルボ)とされている。このL字状の管部材は、比較的曲率の大きいエルボ(いわゆる大曲エルボ)とされている。但し、整流管26の出口部26bは、水平方向に限らず、斜め上向きや、斜め下向きなどに傾斜させることもできる。
そして、この整流管26は、全体が同一径とされている。但し、この整流管26は、例えば、出口部26bでの汚水3の流速を低下させるために出口部26bへ向かって徐々に拡径するものなどとしても良い。或いは、反対に、出口部26bでの汚水3の流速を高めるために出口部26bへ向かって徐々に縮径するものなどとしても良い。
この整流管26は、既設の真空ステーション1に対しても後付が可能なように構成される。そのために、図3に示すように、整流管26は、整流管取付部27を介して、汚水槽4の内部に固定され得るようになっている。この整流管取付部27は、取付脚部27aや、取付脚部27aの下端部に設置された固定部27bを有するものとされる。
取付脚部27aには、一定長さを有するものや、伸縮可能なものや、屈伸可能なものなどのいずれかを使用することができる。固定部27bは、固定用プレートやクランプなどのいずれかを使用することかできる。なお、取付脚部27aは必ずしも必要なものではなく、状況によっては、整流管26に直接固定部27bを取付ける構造とすることもできる。
この場合には、汚水槽4の底面に固定し得るようにするために、取付脚部27aは、上下方向に対し汚水槽4の底面に達する長さに延びるものとされ、また、固定部27bは、ボルトによって固定可能な固定用プレートとされている。そして、取付脚部27aの上端部に整流管26の出口部26b近傍が固定されることによって、出口部26bの位置が安定するように保持されている。
なお、整流管26の設置位置の下方に障害となる物などがある場合には、取付脚部27aを障害物に対する迂回形状を有するものなどとしても良いし、また、固定用プレートを障害物またはその周辺部に対して固定可能なものとしても良い。
(構成2)
上記において、図4に示すように、整流管26の出口部26bが、汚水槽4の内壁へ向け斜めに配置されることにより、汚水槽4の内部に旋回流29を発生可能なように構成する。
ここで、整流管26の出口部26bは、汚水槽4の内壁に対し、接線方向へ向けて配置するのが好ましい。但し、他の構成との関係で、接線方向に対して若干ズレてしまうような場合であっても、汚水槽4の内部に旋回流29を発生させることができる範囲内のズレであれば許容される。
(構成3)
上記において、整流管26の入口部26aの口径d1が、噴射部22の口径d2よりも大きくなるように構成する(d1>d2)。
ここで、整流管26の入口部26aは、噴射部22から噴射された汚水3が整流管26の入口部26aへ達成するまでの拡がり具合を考慮して、噴射された汚水3の全量を収容可能な大きさ以上の大きさに設定するのが好ましい。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
真空ステーション1では、真空発生機構7を駆動することによって汚水流入管6または汚水槽4に真空圧が発生される。そして、この真空圧によって、外部の真空下水管5の汚水3が汚水流入管6を介して汚水槽4へ送られ、汚水槽4に貯留される。なお、真空式下水道システムでは、電力が使われるのが真空ステーション1のみとなるように構成されている。
そして、エジェクタ式の真空ステーション1は、以下のように作動する。
即ち、汚水槽4の内部に設けられた汚水循環系統24では、汚水槽4に貯留された汚水3を吸込ポンプ21が吸込み、吸込ポンプ21が吸込んだ汚水3を汚水揚水配管23を介して噴射部22へ送り、噴射部22が汚水槽4内の液中、液面または液面よりも上側の部分へ汚水3を噴射する。このようにして、汚水槽4の内部で汚水3が循環される。
そして、汚水槽4の内部へ挿入配置された汚水流入管6を、エジェクタ部25を介して、汚水循環系統24を構成する汚水揚水配管23の途中に直接または間接的に接続することにより、循環する汚水3の水勢によって汚水流入管6の内部を負圧吸引させる。これにより、汚水流入管6および外部の真空下水管5に真空圧が発生され、真空下水管5に設けられた真空弁を一定水位ごとに自動的に真空吸引させることが可能となる。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果1)
汚水槽4の内部に、噴射部22から噴射された汚水3を吸込ポンプ21の吸込口21aから離れた方向へ導く整流管26を設けたことにより、噴射部22から噴射された汚水3の流れを規制して整流することができ、以って、汚水槽4内での乱流の発生や、水はねおよび飛び散りなどの発生を防止することができるようになる。
(効果2)
整流管26の出口部26bが、汚水槽4の内壁へ向け斜めに配置されることにより、整流管26を出た汚水3が汚水槽4に沿って流れることとなり、以って、汚水槽4の内部に旋回流29を発生することが可能となる。これにより、汚水槽4の内部が攪拌されることとなるので、汚水槽4の底部への固形物などの残留を防止することができる。
(効果3)
整流管26の入口部26aの口径d1が、噴射部22の口径d2よりも大きくなるように構成したことにより、噴射部22から噴射された汚水3の全量または大部分を整流管26へ導くことが可能となり、噴射された汚水3に含まれる気泡が整流管26へ入らずに吸込ポンプ21の吸込口21aへ直接吸込まれてしまうのを防止することができる。以って、吸込ポンプ21のキャビテーションを防止し、吸込ポンプ21に充分な性能を発揮させることが可能となる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。
1 真空ステーション
3 汚水
4 汚水槽
5 真空下水管
6 汚水流入管
7 真空発生機構
21 吸込ポンプ
21a 吸込口
22 噴射部
23 汚水揚水配管
24 汚水循環系統
25 エジェクタ部
26 整流管
26b 出口部
26a 入口部
29 旋回流
d1、d2 口径

Claims (3)

  1. 汚水を貯留可能な汚水槽と、外部の真空下水管から流入された汚水を前記汚水槽へ送る汚水流入管と、該汚水流入管または前記汚水槽に真空圧を発生させる真空発生機構とを備え、
    該真空発生機構が、前記汚水槽の内部に貯留された汚水を吸込可能な吸込ポンプと、該吸込ポンプが吸込んだ汚水を汚水槽の内部に貯留された汚水へ向けて噴射可能な噴射部と、前記吸込ポンプと噴射部との間を接続する汚水揚水配管とを有して、前記汚水槽内で汚水を循環可能な汚水循環系統を備えると共に、
    該汚水循環系統を構成する汚水揚水配管の途中に、前記汚水流入管を直接または間接的に接続して、循環する汚水の水勢によって汚水流入管の内部を負圧吸引させることにより、汚水流入管に真空圧を発生可能なエジェクタ部を有するエジェクタ式真空発生機構とされた真空ステーションにおいて、
    前記汚水槽の内部に、前記噴射部から噴射された汚水を前記吸込ポンプの吸込口から離れた方向へ導く整流管を設けたことを特徴とする真空ステーション。
  2. 前記整流管の出口部が、前記汚水槽の内壁へ向け斜めに配置されることにより、前記汚水槽の内部に旋回流を発生可能に構成されたことを特徴とする請求項1記載の真空ステーション。
  3. 前記整流管の入口部の口径が、前記噴射部の口径よりも大きくなるよう形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の真空ステーション。
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