JP2013133116A - 吐出容器 - Google Patents

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Yoshiyuki Tsunoda
義幸 角田
Maya Hoshino
真弥 星野
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Abstract

【課題】吐出弁と閉塞板との密着を抑えるとともに、吐出弁により連通孔を確実にシールさせることができる。
【解決手段】内容物の減少に伴いしぼみ変形する可撓性に富む内容器2が内装される外容器3を備える容器本体4と、容器本体4の口部4aに装着される吐出口13が形成された吐出キャップ24とを備え、外容器3には、内容器2との間に外気が吸入される吸気孔7cが形成され、吐出キャップ24には、外部と吸気孔7cとを連通する外気導入孔5dと、吸気孔7cと外気導入孔5dとの連通及び遮断を切り替える空気弁12と、口部4aを閉塞し吐出口13と内容器2の内部とを連通する連通孔9dが形成された閉塞板9と、連通孔9dを開閉する吐出弁41と、が備えられ、吐出弁41が逆錐状に形成され連通孔9dに着脱自在に嵌合される弁体43を備える吐出容器1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、吐出容器に関するものである。
この種の吐出容器として、従来、例えば下記特許文献1に示されるように、内容物が収容されるとともに内圧の減少に伴いしぼみ変形する可撓性に富む内容器、及び、内容器が内装されるとともに弾性変形可能な外容器を備える容器本体と、容器本体の口部に装着され、内容物を吐出する吐出口が形成された吐出キャップと、を備える構成が知られている。
また、外容器には、内容器との間に外気が吸入される吸気孔が形成され、吐出キャップには、外部と吸気孔とを連通する外気導入孔と、吸気孔と外気導入孔との連通及び遮断を切り替える空気弁と、口部を閉塞するとともに、吐出口と内容器の内部とを連通する連通孔が形成された閉塞板と、連通孔を開閉する吐出弁と、が備えられている。
この吐出容器において、容器本体の内容器に収容された内容物を吐出させるには、例えば容器本体の外容器をスクイズ変形(弾性変形)させる。これにより、内容器が外容器とともに変形して減容される。そして、吐出口と内容器の内部とが連通し、内容器に収容された内容物が吐出口から吐出される。
その後、吐出弁により吐出口と内容器の内部とを遮断して、内容器を密封するとともに、上述したスクイズ変形を解除すると、外容器は復元変形しようとする。このとき、外容器と内容器との間に発生した負圧が吸気孔を通して空気弁に作用することにより、この空気弁が作動して吸気孔と外気導入孔とを連通させる。これにより、外気導入孔から吐出キャップの内部に外気が流入し、その後吸気孔から外容器と内容器との間に吸入される。
外気が吸入されることにより、外容器と内容器との間の内圧が大気圧まで上昇すると、空気弁が復元変形して吸気孔と外気導入孔との間を遮断する。このように、外容器と内容器との間に外気が吸入されることにより、内容器の減容形状が保持される。
この状態から、再び容器本体の外容器をスクイズ変形させると、空気弁は遮断状態とされていることから外容器と内容器との間の内圧が正圧となり、この正圧によって内容器が減容変形される。内容器が減容変形されることにより、上述と同様の作用が得られ、内容物が吐出される。
このように、スクイズ変形された外容器が復元変形しても、内容器は内容物の減少とともに減容されていき、しかも内容器の内部に外気が流入することが防止されている。これにより、内容物の劣化が防止されて、保存性が高められている。
特開2003−292067号公報
しかしながら、上述した従来の吐出容器では、閉塞板の吐出弁側の上面に付着した内容物が固化することに伴って、例えば吐出弁が閉塞板に密着して内容物を吐出し難くなる虞があった。
また、閉塞板の上面に内容物が付着することで吐出弁と閉塞板との間に隙間が形成され、連通孔における吐出弁との開口のシール性を確保し難くなるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、吐出弁と閉塞板との密着を抑えるとともに、吐出弁により連通孔を確実にシールさせることができる吐出容器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明に係る吐出容器は、内容物が収容されるとともに前記内容物の減少に伴いしぼみ変形する可撓性に富む内容器、及び、前記内容器が内装される外容器を備える容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、前記内容物を吐出する吐出口が形成された吐出キャップと、を備え、前記外容器には、前記内容器との間に外気が吸入される吸気孔が形成され、前記吐出キャップには、外部と前記吸気孔とを連通する外気導入孔と、前記吸気孔と前記外気導入孔との連通及び遮断を切り替える空気弁と、前記口部を閉塞するとともに、前記吐出口と前記内容器の内部とを連通する連通孔が形成された閉塞板と、前記連通孔を開閉する吐出弁と、が備えられ、前記吐出弁は、逆錐状に形成されるとともに前記連通孔に着脱自在に嵌合される弁体を備えることを特徴としている。
本発明に係る吐出容器によれば、吐出弁の弁体が逆錐状に形成されていて、閉塞板の連通孔の開口周縁にその全周にわたって線接触した状態で嵌合し、その接触面積が小さくなるため、吐出弁と閉塞板とが密着するのを抑えることができる。そのため、吐出弁が閉塞板から離間し難くなるのを抑えることができ、内容物を吐出し難くなるのを防ぐことができる。
また、弁体が連通孔に、その開口周縁に線接触することによって嵌合するので、弁体と連通孔の開口周縁との間から内容物を容易に押し退けることが可能となり、確実に弁体で連通孔をシールすることができる。
また、本発明に係る吐出容器では、前記吐出弁には、前記連通孔を覆う板体を備えるとともに、前記弁体は、板体から下方に向けて突設され、前記板体と、前記閉塞板との間に上下方向の隙間が設けられていることが好ましい。
この場合には、弁体が板体に配設されているので、弁体を連通孔に対して安定した姿勢で開閉動作させることができ、前述の吐出、及びシールを精度よく切り替えることができる。
さらに、板体と閉塞板との間に上下方向の隙間が設けられているので、閉塞板上での内容物の有無にかかわらず、吐出弁により連通孔を確実にシールさせることができる。
本発明に係る吐出容器によれば、吐出弁と閉塞板との密着を抑えるとともに、吐出弁により連通孔を確実にシールさせることができる。
本発明の実施形態を説明するための吐出容器の断面図である。 図1の吐出容器を容器軸方向で上から見た図である。 吐出容器における吐出弁の拡大断面図である。 内容物の吐出時における吐出容器の断面図である。
以下、本発明に係る吐出容器の実施形態について図面を参照して説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態の吐出容器1は、内容物が収容されるとともに内容物の減少に伴いしぼみ変形する可撓性に富む内容器2、及び、内容器2が内装されるとともに弾性変形可能な外容器3を備える容器本体4と、容器本体4の口部4aに装着され、内容物を吐出する吐出口13が形成された吐出キャップ24と、吐出キャップ24に着脱自在に配設されたオーバーキャップ6と、を備えている。
ここで、容器本体4は有底筒状に形成され、オーバーキャップ6は有頂筒状に形成され、オーバーキャップ6の被蓋状態において、これら4、6が共通軸と同軸に配置されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿ってオーバーキャップ6側を上側、容器本体4の底部側を下側といい、また容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸Oを中心に周回する方向を周方向という。
図示の例において、容器本体4は、内容器2が外容器3の内面に剥離可能に積層されたいわゆるデラミボトルとなっている。容器本体4の口部4aは、上側に位置する上筒部7と、下側に位置し上筒部7よりも大径に形成された下筒部8と、を備える二段筒状に形成されている。
上筒部7のうち、外容器3で構成された部分(以下、外上筒部という)7aの外周面に雄ねじ部7bが形成されている。また、外上筒部7aにおいて、雄ねじ部7bより下側に位置する部分には、内容器2との間に外気が吸入される吸気孔7cが形成されている。雄ねじ部7bにおいて吸気孔7cの上側に位置する部分には、上下方向に延びる溝7eが形成されている。
外上筒部7aの内周面は円筒面とされ、この内周面に、上筒部7のうち、内容器2で構成された部分(以下、内上筒部という)7dが積層されている。また、内上筒部7dの上端部は、径方向の外側に折り返されて外上筒部7aの上端開口縁上に配置されている。
容器本体4は、例えば、共押出し成形した二層構造のパリソンをブロー成形することにより成形され、外容器3はポリエチレン樹脂製とされるとともに、内容器2はポリエチレン樹脂に対して相溶性のないポリアミド系の合成樹脂製とされている。
また、吐出キャップ24は、口部4aに装着されるとともに吐出口13が形成された吐出キャップ本体5と、吐出キャップ本体5内に配設されて口部4aを閉塞するとともに、吐出口13と内容器2の内部とを連通させる連通孔9dが形成された閉塞板9と、吐出キャップ本体5と閉塞板9との間に配設された弁筒体17と、を備えている。
吐出キャップ本体5は、天壁部5a及び周壁部5bを備える有頂筒状に形成されている。吐出キャップ本体5の周壁部5bの内周面には、容器本体4の口部4aの雄ねじ部7bに螺着された雌ねじ部5cが形成されている。また、周壁部5bの下端部内に、口部4aの下筒部8が気密状態で嵌合されている。これにより、吸気孔7cが、吐出キャップ本体5の周壁部5bの下側からこの吐出容器1の外部と連通することが防止されている。
吐出キャップ本体5の天壁部5aは、周壁部5bの上端部から径方向内側に向けて延びる環状の下板部31と、下板部31の上方に配置された上板部33と、下板部31の内周縁、及び上板部33の外周縁同士を連結する連結筒32と、を備える二段筒状に形成されている。
上板部33には、吐出筒11が貫設されている。吐出筒11の上端開口は、吐出口13とされている。また、上板部33には、下方へ向けて突設されるとともに周方向に沿って延びる環状の空気弁受け筒18が形成されている。
連結筒32には、吐出キャップ本体5内と外部とを連通させる外気導入孔5dが形成されている。
閉塞板9は、口部4aを閉塞する底壁部9aと、底壁部9aの外周縁から上方に向けて延びる外筒9bと、外筒9bの内側で外筒9bよりも短く形成された内筒9cと、を備えている。
底壁部9aは、外周側が口部4aの上端開口縁に上方から当接するとともに、中央部には容器軸O方向に沿って貫通する連通孔9dが形成されている。連通孔9dは、容器本体4内に向けて開口し、容器本体4内と外部とを連通可能としている。
内筒9cは、連通孔9dを径方向外側から取り囲むように立設されている。
外筒9bは、吐出キャップ本体5の周壁部5b内に嵌合されている。具体的に、外筒9bは、その上端部が吐出キャップ本体5における天壁部5aの下板部31に当接している。また、外筒9bの下端部(外筒9bと底壁部9aとの境界部分)には、径方向に貫通し、かつ、下方に向けて開口する外気流通孔9eが周方向に間隔をあけて複数形成されている。
弁筒体17は、容器軸O方向に沿って延びる連通筒35を備えている。連通筒35は、下端部が閉塞板9における内筒9c内に嵌合されるとともに、閉塞板9の底壁部9aに上方から当接している。一方、連通筒35の上端部は、上述した空気弁受け筒18内に嵌合されるとともに、上板部33に下方から当接している。すなわち、連通筒35の内側が吐出口13と連通孔9dとの間を連通可能とする連通路36を構成している。
連通筒35の容器軸O方向における中間位置には、径方向の外側に向けて突設されるとともに、周方向に沿って延びる環状の空気弁12が形成されている。具体的に、空気弁12は、空気弁受け筒18及び連結筒32の間の空間を下方から覆うように配設されている。空気弁12は、弾性変形可能とされ、吸気孔7cと外気導入孔5dとの連通及び遮断を切り替えるように構成されている。
また、空気弁12の外縁部には、上方へ向けて突出されるとともに周方向に沿って延びる環状の突部12aが形成されている。この突部12aは、下板部31に下方から当接しているとともに、空気弁12の弾性変形によって下側へ向けて離間可能とされている。
連通筒35の下側部分には、連通孔9dを開閉可能とする吐出弁41が形成されている。吐出弁41は、図3に示すように、連通孔9dを覆う板体42と、連通孔9dに着脱自在に嵌合される弁体43と、弁体43(板体42)と連通筒35とを連結する連結部44と、を備えている。
弁体43は、逆円錐状、又は逆角錐状に形成され、板体42から下方に向けて突設され、その頂部が連通孔9dに挿入されている。弁体43は、その外周面における下側の頂部と上側の基部との間の中間部分が連通孔9dの上側の開口周縁部9fにその全周にわたって当接している。そのため、板体42と閉塞板9との間には、上下方向の隙間Sが形成されている。
連結部44は、板体42を上側から見た上面視で円弧状をなしており、板体42の外縁部と連通筒35の内周面の下側部分とを連結している。また、連結部44は、連通筒35と板体42との間に周方向に間隔をあけて3つ形成され、内容器2の内圧変動や吐出される内容物による圧力などに応じて弾性変形可能に構成され、連結部44の弾性変形によって弁体43を備えた板体42が上方へ移動可能に構成されている。そして、弁体42の移動により連通路36(連通孔9d)が開放され、連通路36内を内容物が流通するようになっている。なお、連結部44の数量は限定されるものではない。すなわち、本実施形態では、周方向で間隔を空けて3つの連結部44を設けた3点弁について説明したが、1つの連結部44で板体42を支持した一点弁でもよいし、4つ以上の複数の連結部44を形成しても構わない。
図1および図2に示すように、オーバーキャップ6は、天壁部6a及び周壁部6bを備える有頂筒状に形成されている。オーバーキャップ6は、周壁部6bの下端部における周方向の一部で、吐出キャップ本体5の周壁部5bにヒンジ45を介して連結されている。これにより、オーバーキャップ6は、ヒンジ45を中心に回動して吐出口13を開閉可能としている。また、天壁部6aには下方に向けて栓筒6cが突設され、この栓筒6cが吐出筒11内に嵌合することにより、吐出口13が閉塞される。
ここで、上述した外気導入孔5dは、吐出キャップ本体5における連結筒32を径方向に貫通することで形成されている。具体的に、外気導入孔5dは、連結筒32のうち、周方向に沿ってヒンジ45が位置する後端部(ヒンジ45と径方向で対向する位置)に所定の角度範囲に亘って形成され、吐出キャップ本体5内と外部とを連通可能としている。
そして、上板部33において、上述した外気導入孔5dと周方向で対応する部位は、外気導入孔5dを上方から覆うひさし璧46を構成している。したがって、外気導入孔5dは、上方がひさし壁46により覆われているため、側方(径方向)のみしか開口していない。
以上説明した本実施形態による吐出容器1によれば、以下の作用効果を奏する。
すなわち、図4に示すように、吐出容器1では、容器本体4の内容器2に収容された内容物を吐出させる際、オーバーキャップ6を開け、吐出口13が下方に向くような吐出姿勢とした状態で、例えば容器本体4の外容器3をスクイズ変形(弾性変形)させる。これにより、内容器2が外容器3とともに変形して減容される。そして、この減容変形に伴い内容器2の内圧が正圧となり、この正圧によって連結部44が弾性変形するとともに板体42とともに弁体43が連通孔9dから上方へ向けて離間して、連通路36が開放される。これにより、内容器2に収容された内容物は、連通路36を通って吐出口13から吐出される。
その後、内容器2の内圧が低下すると、連結部44が弾性復元力により復元変形して、弁体43により連通孔9dが閉じられ、連通路36が閉塞されて内容器2が密封される(図3参照)。さらに上述したスクイズ変形を解除すると、外容器3は復元変形しようとする。このとき、図1に示すように、外容器3と内容器2との間に発生した負圧が吸気孔7cを通して空気弁12に作用することにより、この空気弁12が吸気孔7c側へ向けて開いて吸気孔7cと外部とが連通され、外気が外気導入孔5d、外気流通孔9e、及び、溝7eを通して吸気孔7cから外容器3と内容器2との間に吸入される。
外気が吸入されることにより、外容器3と内容器2との間の内圧が大気圧まで上昇すると、空気弁12が復元変形して吸気孔7cと外部とを遮断する。このように、外容器3と内容器2との間に外気が吸入されることにより、内容器2の減容形状が保持される。
この状態から、再び容器本体4の外容器3をスクイズ変形させると、空気弁12は遮断状態とされていることから外容器3と内容器2との間の内圧が正圧となり、この正圧によって内容器2が減容変形される。内容器2が減容変形されることにより、上述同様の作用が得られ、内容物が吐出される。このように、スクイズ変形された外容器3が復元変形しても、内容器2は内容物の減少とともに減容されていき、しかも内容器2の内部に外気が流入することが防止されている。これにより、内容物の劣化が防止されて、保存性が高められている。
なお、吐出後は、オーバーキャップ6を閉めて吐出キャップ24に装着する。
さらに、連結筒32のうち、周方向に沿ってヒンジ45が位置する後端部に外気導入孔5dを形成することで、吐出時において外気導入孔5dから吐出キャップ24の内部への内容物の進入をさらに効果的に防ぐことができる。
また、前記実施形態では、容器本体4をスクイズすることによって内容物を吐出する構成で説明したが、容器本体4を傾けることにより内容物の自重によって板体42および弁体43を押し上げて連通孔9dを開放する構成とすることも可能である。この場合は、吐出容器1を正立状態に戻すことで前記弁体43が連通孔9dを閉塞し、内容器の減容状態を維持する。
このように本実施形態の吐出容器1では、吐出弁41の弁体43が逆円錐状、又は逆角錐状に形成されていて、閉塞板9の連通孔9dの開口周縁部9fにその全周にわたって線接触した状態で嵌合し、その接触面積が小さくなるため、吐出弁41と閉塞板9とが密着するのを抑えることができる。そのため、吐出弁41が閉塞板9から離間し難くなるのを抑えることができ、内容物を吐出し難くなるのを防ぐことができる。
また、弁体43が連通孔9dに、その開口周縁部9fに線接触することによって嵌合するので、弁体43と連通孔9dの開口周縁部9fとの間から内容物を容易に押し退けることが可能となり、確実に弁体43で連通孔9dをシールすることができる。
また、弁体43が板体42に配設されているので、弁体43を連通孔9dに対して安定した姿勢で開閉動作させることができ、前述の吐出、及びシールを精度よく切り替えることができる。
さらに、板体42と閉塞板9との間に上下方向の隙間Sが設けられているので、仮に小さな固形物を含有する内容物が閉塞板9上に存在しても、吐出弁41により連通孔9dを確実にシールさせることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述の実施形態における吐出弁41では逆円錐状、又は逆角錐状の弁体43としているが、これに限定されることはなく、例えば、逆円錐台状、逆角錐台状などの逆錐台状としてもよい。
また、本実施形態では、吐出弁41として、板体42に下方に向けて弁体43が突設された形状としているが、板体42を省略する構成であってもよい。この場合、例えば弁体43の上側の基部が連結部44を介して連通筒35の内周面に連結することができる。
また、本実施形態における容器本体4は、内容器2が外容器3の内面に剥離可能に積層されたいわゆるデラミボトルであるとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、内容器2と外容器3とが別体に形成された二重容器であってもよい。
また、吐出キャップ24の吐出キャップ本体5の雌ねじ部5cが、容器本体4の口部4aの雄ねじ部7bに螺着されることとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、これらねじ部5c、7bを用いる代わりに、例えば容器本体4の口部4aと吐出キャップ本体5とにそれぞれ嵌合凸部を形成してこれらをアンダーカット嵌合させることにより、吐出キャップ24を口部4aに装着することとしてもよい。
また、上述したオーバーキャップ6は、ヒンジ45を中心に回動して吐出キャップ24に着脱自在に配設されるヒンジ式キャップであるが、これに限定されるものではなく、例えば、オーバーキャップ6は、螺合により吐出キャップ24に着脱自在に配設されるねじ式キャップや、押し込み操作により吐出キャップ24に着脱自在に配設される打栓式キャップであってもよい。
また、上述した実施形態では、吐出キャップ本体5を一つの部材により一体的に構成したが、吐出口13を有する本体部と、口部4aに装着される装着部と、により分割して構成しても構わない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 吐出容器
2 内容器
3 外容器
4 容器本体
4a 口部
5d 外気導入孔
7c 吸気孔
9 閉塞板
9d 連通孔
12 空気弁
13 吐出口
17 弁筒体
24 吐出キャップ
36 連絡路
41 吐出弁
42 板体
43 弁体
44 連結部
S 隙間

Claims (2)

  1. 内容物が収容されるとともに前記内容物の減少に伴いしぼみ変形する可撓性に富む内容器、及び、前記内容器が内装される外容器を備える容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着され、前記内容物を吐出する吐出口が形成された吐出キャップと、を備え、
    前記外容器には、前記内容器との間に外気が吸入される吸気孔が形成され、
    前記吐出キャップには、
    外部と前記吸気孔とを連通する外気導入孔と、
    前記吸気孔と前記外気導入孔との連通及び遮断を切り替える空気弁と、
    前記口部を閉塞するとともに、前記吐出口と前記内容器の内部とを連通する連通孔が形成された閉塞板と、
    前記連通孔を開閉する吐出弁と、
    が備えられ、
    前記吐出弁は、逆錐状に形成されるとともに前記連通孔に着脱自在に嵌合される弁体を備えることを特徴とする吐出容器。
  2. 前記吐出弁には、前記連通孔を覆う板体を備えるとともに、前記弁体は、板体から下方に向けて突設され、
    前記板体と、前記閉塞板との間に上下方向の隙間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の吐出容器。
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