JP2013132178A - 積層鉄心の破損を防止する構造を有する回転電動機の回転子及び回転電動機 - Google Patents

積層鉄心の破損を防止する構造を有する回転電動機の回転子及び回転電動機 Download PDF

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Abstract

【課題】積層鉄心の破損を防止する構造を有する回転電動機の回転子及びそのような回転子を備えた回転電動機が求められている。
【解決手段】電磁鋼板を積層して形成される鉄心12と、鉄心12の積層方向に延在する複数の磁石列14とを備える回転電動機の回転子10が提供される。各磁石列14を構成する磁石片は、積層方向における長さの比が1対2である第1の磁石片16aと第2の磁石片16bとから選定される。磁石列14は、第2の磁石片16bを少なくとも2つ含むように配列されるとともに、磁石片16の間の境界面が積層方向Dに直交する方向において一致しないようにずらして配列される。
【選択図】図1

Description

本発明は回転電動機の回転子に関し、特に、電磁鋼板を積層して形成される鉄心と磁石とを備えた回転電動機の回転子に関する。また、本発明は、そのような回転子を備えた回転電動機に関する。
図12は、従来技術に係る回転電動機の回転子100を半円筒状に切断した状態において示す斜視図である。図13は、図12に係る回転電動機の回転子100を構成する磁石列102を同一平面上に展開して示す概念図である。回転子100は、電磁鋼板を積層方向Dにおいて積層して形成される鉄心104と、該鉄心104の円周方向に沿って鉄心104の内部に埋込まれる複数の磁石列102とから構成される。各磁石列102は、複数の磁石片106を鉄心104の積層方向Dに並置して形成される。磁石列102を形成するのに使用される磁石片106は、磁石片106の調達コスト及び管理コストを削減する観点から同一形状の磁石片106であることが一般的である。そのため、図示されるように、各磁石列102における磁石片106の間の境界面は、鉄心104の円周方向に隣接する他の磁石列102に対して整列するように配置される。しかしながら、これら磁石片106の境界面が局所的に集中していると、磁石片106の間に作用する反発力に起因して、鉄心104を構成する電磁鋼板の接着面又はかしめ部分に沿って亀裂又は隙間が形成されたり、場合によっては鉄心104が分離して、回転子100の破損の原因となるおそれがある。
一方、特許文献1は、各磁石列をそれぞれ長さの異なる複数の磁石片から構成して、磁石間の境界面をずらすことを開示している。図14は、参考例に係る回転電動機の回転子を構成する磁石列110を同一平面上に展開して示す概念図である。図14に示される参考例は、特許文献1に開示される概念を応用して、鉄心(図示せず)の積層方向に長尺化された磁石列110を表している。図示されるように、この参考例においては、磁石片112の間の境界面は、回転子の回転方向において不揃いになっている。したがって、前述されたように鉄心が破損するのを回避できる。
しかしながら、この参考例においては、積層方向における寸法が異なる多数の種類の磁石を利用している。そのため、適切な配列を選定するのに手間がかかったり、磁石の調達コスト及び管理コストが増大する。
特開2000−134836号公報
積層鉄心の破損を防止する構造を有する回転電動機の回転子及びそのような回転子を備えた回転電動機が求められている。
本願に係る1番目の発明によれば、電磁鋼板を積層して形成される鉄心と、前記鉄心の積層方向に対して平行に延在するように前記鉄心に取付けられる複数の磁石列とを備える回転電動機の回転子であって、前記複数の磁石列の各磁石列は、第1の磁石片及び第2の磁石片の2種類の磁石片のうちの少なくとも一方を前記積層方向に複数個並置されて構成されており、前記第1の磁石片と前記第2の磁石片との前記積層方向における長さの比は1対2であり、前記複数の磁石列のうちの少なくとも2つの磁石列は、少なくとも2つの前記第2の磁石片を含むように配列されており、前記複数の磁石列の各磁石列を構成する前記磁石片間の境界面が前記積層方向に直交する前記鉄心の断面にわたって一致しないようにずらして配列される、回転電動機の回転子が提供される。
本願に係る2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記複数の磁石列を構成するために使用される前記第1の磁石片の数は、前記磁石列の数と同数である、回転電動機の回転子が提供される。
本願に係る3番目の発明によれば、1番目又は2番目の発明において、前記鉄心は、前記積層方向の長さが、前記第1の磁石片の前記積層方向の長さの整数倍であって、かつ4倍以上に対応するように積層形成される、回転電動機の回転子が提供される。
本願に係る4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明に係る回転子を具備する、回転電動機が提供される。
1番目の発明によれば、回転子における積層鉄心の破損を確実に防止できる。また、2種類の磁石片のみを使用して積層方向において長尺化された回転子を構成できるので、磁石の管理コスト、調達コストを削減できる。
2番目の発明によれば、積層方向の寸法が小さい第1の磁石片の使用数が制限される。換言すると、長尺である第2の磁石片をできるだけ多く使用する。したがって、磁石片の使用個数が全体として少なくなり、磁石片を鉄心に対して設置する際の作業効率が向上する。そして、結果的に回転子の生産コストが削減される。
3番目の発明によれば、鉄心の積層方向の寸法が大きい長尺化された回転子において、磁石列を効率よく形成できるようになる。
4番目の発明によれば、1番目から3番目の発明に関連して前述された利点を有する回転電動機が提供される。
本発明の一実施形態に係る回転電動機の回転子を半円筒状に切断した状態において示す斜視図である。 図1に係る回転電動機の回転子の断面図である。 図1に係る回転子を構成する磁石列を同一平面上に展開して示す概念図である。 本発明の別の実施形態に係る回転電動機の回転子を構成する磁石列を同一平面上に展開して示す概念図である。 本発明の別の実施形態に係る回転電動機の回転子を構成する磁石列を同一平面上に展開して示す概念図である。 本発明の別の実施形態に係る回転電動機の回転子を構成する磁石列を同一平面上に展開して示す概念図である。 本発明の別の実施形態に係る回転電動機の回転子を構成する磁石列を同一平面上に展開して示す概念図である。 本発明の別の実施形態に係る回転電動機の回転子を構成する磁石列を同一平面上に展開して示す概念図である。 本発明の別の実施形態に係る回転電動機の回転子の断面図である。 図9に係る回転子を構成する磁石列を同一平面上に展開して示す概念図である。 本発明の別の実施形態に係る回転電動機の回転子を構成する磁石列を同一平面上に展開して示す概念図である。 従来技術に係る回転電動機の回転子を半円筒状に切断した状態において示す斜視図である。 図12に係る回転電動機の回転子を構成する磁石列を同一平面上に展開して示す概念図である。 参考例に係る回転電動機の回転子を構成する磁石列を同一平面上に展開して示す概念図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図示される実施形態において、各構成要素間の相対的な寸法は、説明の便宜上、実用的な実施形態における大きさとは異なる場合がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る回転電動機の回転子10を半円筒状に切断した状態において示す斜視図である。図2は、図1に係る回転電動機の回転子10の断面図である。図1においては、説明の便宜上、一方の半円筒体10aのみが示されている。図示される半円筒体10aは、図示されない他方の半円筒体とともに一体の円筒状の回転子10を構成する。回転子10は、電磁鋼板を積層して形成される鉄心12と、鉄心12の積層方向Dに延在するように鉄心12に取付けられる複数の磁石列14とを備える。積層方向Dは、回転子10の回転軸線に対して平行に延在している。鉄心12は、薄板状の電磁鋼板を積層方向に重ね合わせて互いに接着し、又はかしめて一体的に形成されていて、円筒形状の外形を有している。
磁石列14は、鉄心12に形成されたスロットに収容されるように、鉄心12の内部に埋め込まれている。磁石列14は、後述する磁石片16をスロット内において接着し、又は磁石片16とスロットとの間の隙間に樹脂を充填するなど公知の態様により取付けられる。磁石列14は、図2においてより明確に示されるように、鉄心12の円周方向に概ね等間隔に配置されている。なお、磁石列14は、接着剤を用いて鉄心12の外周面12aに対して貼付けられてもよい。また、鉄心12と磁石列14との間の固定作用を外的に補強する補強構造をさらに備えてもよい。補強構造は、例えば磁石列14を外部から被覆するとともに磁石列14を鉄心12に対して押圧しながら固定する作用を有する金属、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)又はGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)などから構成される管体でありうる。このような補強構造は、特に回転子10の回転数が大きい用途において信頼性を向上させるのに有効である。
各磁石列14は、鉄心12の積層方向Dにおいて並置される複数の磁石片16から形成される。本実施形態においては、磁石列14を構成する磁石片16として、第1の磁石片16aと、第2の磁石片16bとが使用される。第1の磁石片16aは、積層方向Dにおいて或る長さLの寸法を有している。第2の磁石16bは、積層方向Dにおいて、第1の磁石片16a長さLの2倍の長さ2Lの寸法を有している。すなわち、第1の磁石片16aと第2の磁石片16bとの積層方向Dにおける長さの比は1対2になっている。例えば、第1の磁石片16aは積層方向Dにおいて50mmの長さを有しており、第2の磁石片16bは積層方向Dにおいて100mmの長さを有している。各磁石列14は、第1の磁石片16a及び第2の磁石片16bの2種類の磁石片16のうちの少なくとも一方を複数個並置して構成されている。各磁石列14の積層方向Dにおける寸法は、鉄心12の積層方向Dの寸法と概ね一致するように形成される。
同一の磁石列14を構成する磁石片16は、鉄心12の半径方向において互いに同一方向に磁化されていて、1つの極を形成している。すなわち、各磁石列14は、積層方向Dにおけるその全長にわたって延在する1つの極を形成している。図2を参照すると、各磁石列14の磁化方向は、隣接する磁石列14に対して磁化方向が互いに反対向きになるようになっている。すなわち、或る磁石列14が鉄心12の半径方向外向きにN極を形成するとともに、鉄心12の半径方向内向きにS極を形成する場合、その磁石列14の両側に隣接する他の磁石列14は、鉄心12の半径方向外向きにS極を形成し、鉄心12の半径方向内向きにN極を形成するように配列される。なお、回転子10の半径方向外方には、図示されない回転電動機の固定子が回転子10を包囲するように設けられる。固定子には、回転子10の各磁石列14に対向するように電磁石が配置されており、回転子10の磁石列14と固定子の電磁石との間の反発力及び吸引力により、回転子10が回転駆動されるようになっている。
次に、図3を参照して、磁石片16の配列方法について説明する。図3は、図1に係る回転子10を構成する磁石列14を同一平面上に展開して示す概念図である。前述されたように、磁石片16は、第1の磁石片16aと第2の磁石片16bとからなる。図示された例では、各磁石列14の積層方向Dの長さ(すなわち鉄心12の積層方向Dの長さ)は、第1の磁石片16aの積層方向Dの長さLの4倍である。図示された実施形態において、磁石列14は、第1の配列パターンと第2の配列パターンとが交互に配置されている。第1の配列パターンは、積層方向Dに並置される2つの第2の磁石片16bから構成されている。第2の配列パターンは、2つの第1の磁石片16aと、それら第1の磁石片16aの間に挟まれるように配置される第2の磁石片16bとから構成されている。
図示されるように、各磁石列14は、磁石片16の間の境界面が、積層方向Dに対して直交する方向(回転子10の回転方向)において一致しないようにずらして配列されている。このように磁石片16の境界面をずらして配列することによって、磁気的作用が局所的に集中するのを防止できる。それにより、磁石列14の磁気的作用によって鉄心12に作用する力が分散され、積層構造からなる鉄心12に亀裂又は隙間が形成されるのを防止できる。また、本発明によれば、第1の磁石片16aと第2の磁石片16bとの2種類の磁石片16のみを使用すればよいので、磁石片16の調達コスト及び管理コストが削減される。また、図示された実施形態においては、8つの磁石列14を構成するために、磁石列14の列数と同数の8つの第1の磁石片16aが使用される。このように、本実施形態においては寸法の小さい第1の磁石片16aの使用個数を抑制して、寸法の大きい第2の磁石片16bを優先的に使用する。一般的に、磁石片の使用個数が少なければ磁石片を鉄心に対して取付ける作業効率が向上するので、本実施形態によって生産コストが削減される。したがって、本実施形態によれば、安価な回転子10を提供することができる。
次に、図4を参照して、本発明の別の実施形態を説明する。なお、以下に説明する各実施形態ないし変形例において、前述された実施形態における構成要素と同一の、又は対応する構成要素に対しては同一の参照符号を使用し、重複する説明は適宜省略する。
図4は、本発明の別の実施形態に係る回転電動機の回転子を構成する磁石列20を同一平面上に展開して示す概念図である。この実施形態においては、一対の隣接する磁石列20が同一の配列パターンに基づいて構成されている。そして、それら一対の磁石列20に隣接する別個の一対の磁石列20は、異なる配列パターンに基づいて構成されている。すなわち、例えば一対の磁石列20が前述された第1の配列パターンにより構成されている場合、その両側に隣接して配置される各対の磁石列20は、第2の配列パターンにより構成される。
この実施形態においても、各磁石列20を構成する磁石片16の間の境界面が積層方向Dに直交する回転子の回転方向にわたって一致しないようにずらして配列されている。そして、使用される短尺の第1の磁石16aの個数は、磁石列20の列数と同数である。したがって、この実施形態においても、前述された実施形態と同様の利点を有する回転電動機及びそれに使用される回転子を提供できる。
図5は、本発明の別の実施形態に係る回転電動機の回転子を構成する磁石列30を同一平面上に展開して示す概念図である。本実施形態においては、各磁石列30の積層方向の長さ(すなわち鉄心(図示せず)の積層方向の長さ)は、第1の磁石片16aの長さLの5倍になっている。各磁石列30は、図示されるように第3の配列パターンと第4の配列パターンとが交互に現れるように配置される。第3の配列パターンは、積層方向Dに並置された2つの第2の磁石片16bと、積層方向Dの基端側に配置される1つの第1の磁石片16aとを組合せた配列パターンである。第4の配列パターンは、第3の配列パターンを180度反転させたもので、積層方向Dに並置された2つの第2の磁石片16bと、積層方向Dの末端側に配置される1つの第1の磁石片16aとを組合せた配列パターンである。この実施形態においても、各磁石列30を構成する磁石片16の間の境界面が積層方向Dに直交する回転子の回転方向にわたって一致しないようにずらして配列されている。そして、使用される短尺の第1の磁石16aの個数は、磁石列30の列数と同数である。したがって、この実施形態においても、前述された実施形態と同様の利点を有する回転電動機及びそれに使用される回転子を提供できる。
図6は、本発明の別の実施形態に係る回転電動機の回転子を構成する磁石列40を同一平面上に展開して示す概念図である。この実施形態においては、一対の隣接する磁石列40が同一の配列パターンに基づいて構成されている。そして、それら一対の磁石列40に隣接する別個の一対の磁石列40は、異なる配列パターンに基づいて構成されている。すなわち、例えば一対の磁石列40が前述された第3の配列パターンにより構成されている場合、その両側に隣接して配置される各対の磁石列40は、第4の配列パターンにより構成される。
この実施形態においても、各磁石列40を構成する磁石片16の間の境界面が積層方向Dに直交する回転子の回転方向にわたって一致しないようにずらして配列されている。そして、使用される短尺の第1の磁石16aの個数は、磁石列40の列数と同数である。したがって、この実施形態においても、前述された実施形態と同様の利点を有する回転電動機及びそれに使用される回転子を提供できる。
図7は、本発明の別の実施形態に係る回転電動機の回転子を構成する磁石列50を同一平面上に展開して示す概念図である。本実施形態においては、各磁石列50の積層方向Dの長さ(すなわち鉄心(図示せず)の積層方向Dの長さ)は、第1の磁石片16aの長さLの6倍になっている。各磁石列50は、図示されるように第5の配列パターンと第6の配列パターンとが交互に現れるように配置される。第5の配列パターンは、3つの第2の磁石片16bが積層方向Dに並置される配列パターンである。第6の配列パターンは、積層方向Dに並置された2つの第2の磁石片16bと、それら2つの第2の磁石片16bを積層方向Dの両側から挟み込むように配置される2つの第1の磁石片16aとから構成される配列パターンである。この実施形態においても、各磁石列50を構成する磁石片16の間の境界面が積層方向Dに直交する回転子の回転方向にわたって一致しないようにずらして配列されている。そして、使用される短尺の第1の磁石16aの個数は、磁石列50の列数と同数である。したがって、この実施形態においても、前述された実施形態と同様の利点を有する回転電動機及びそれに使用される回転子を提供できる。
図8は、本発明の別の実施形態に係る回転電動機の回転子を構成する磁石列60を同一平面上に展開して示す概念図である。この実施形態においては、一対の隣接する磁石列60が同一の配列パターンに基づいて構成されている。そして、それら一対の磁石列60に隣接する別個の一対の磁石列60は、異なる配列パターンに基づいて構成されている。すなわち、例えば一対の磁石列60が前述された第5の配列パターンにより構成されている場合、その両側に隣接して配置される各対の磁石列60は、第6の配列パターンにより構成される。
この実施形態においても、各磁石列60を構成する磁石片16の間の境界面が積層方向Dに直交する回転子の回転方向にわたって一致しないようにずらして配列されている。そして、使用される短尺の第1の磁石16aの個数は、磁石列60の列数と同数である。したがって、この実施形態においても、前述された実施形態と同様の利点を有する回転電動機及びそれに使用される回転子を提供できる。
図9は、本発明の別の実施形態に係る回転電動機の回転子70の断面図である。本実施形態に係る回転子70においては、複数の磁石列72が同一の極を構成している。具体的には、2つの磁石列72によって同一の極を形成している。すなわち、一対の磁石列72は、図示されるように同一の方向に磁化されている。そして、それら磁石列72に対して鉄心74の円周方向に隣接して配列される別個の対をなす2つの磁石列72は、反対方向に磁化されている。このように磁化方向は、隣接する各極ごとに反対方向を向くように互い違いに配置されている。ところで、この実施形態においては比較的大きな磁力が得られるので、高速回転用途に適している。そこで、高速回転時の遠心力にも耐えられるように、同一の極を構成する一対の磁石列72の間には、補強作用をもたらす鉄心74の一部が延在しており、磁石列72は互いに隔離されている。
図10は、図9に係る回転子を構成する磁石列72を同一平面上に展開して示す概念図である。本実施形態においては、各磁石列72の積層方向Dの長さ(すなわち鉄心(図示せず)の積層方向Dの長さ)は、第1の磁石片16aの6倍の長さになっている。各磁石列72は、図示されるように前述された第5の配列パターンと第6の配列パターンとが交互に現れるように配置される。なお、本実施形態においては、図9に示されるように合計16列の磁石列72が形成されるものの、図面の視認性を考慮して、中間部分に配列される磁石列72は省略されている。この実施形態においても、各磁石列72を構成する磁石片16の間の境界面が積層方向Dに直交する回転子70の回転方向にわたって一致しないようにずらして配列されている。そして、使用される短尺の第1の磁石16aの個数は、磁石列72の列数と同数である。したがって、この実施形態においても、前述された実施形態と同様の利点を有する回転電動機及びそれに使用される回転子70を提供できる。
図11は、本発明の別の実施形態に係る回転電動機の回転子を構成する磁石列80を同一平面上に展開して示す概念図である。なお、図11においても、図10と同様に磁石列80の中間部分が省略されている。この実施形態においては、一対の隣接する磁石列80が同一の配列パターンに基づいて構成されている。そして、それら一対の磁石列80に隣接して配置される別個の一対の磁石列80は、異なる配列パターンに基づいて構成されている。すなわち、例えば一対の磁石列80が前述された第5の配列パターンにより構成されている場合、その両側に隣接する各対の磁石列80は、第6の配列パターンにより構成される。
この実施形態においても、各磁石列80を構成する磁石片16の間の境界面が積層方向Dに直交する回転子の回転方向にわたって一致しないようにずらして配列されている。そして、使用される短尺の第1の磁石16aの個数は、磁石列80の列数と同数である。したがって、この実施形態においても、前述された実施形態と同様の利点を有する回転電動機及びそれに使用される回転子を提供できる。
なお、前述された実施形態において、1つの極を2つの磁石列により構成する場合を例示して説明したが、場合によっては3つ以上の磁石列により各極を構成するようにしてもよい。また、本発明は、特に前述された接着又はかしめにより一体化される積層鉄心に限らず、積層鉄心全般に対して好適に適用されうる。
具体的な磁石の配列方法は、図示された具体例に限定されない。回転子の品質を考慮すると、添付図面に図示されたように回転方向において対称な配列パターンであることが望ましいが、このことは必ずしも要求されない。以上、添付図面を参照して、鉄心の積層方向における磁石列の長さが第1の磁石片の長さの4倍、5倍又は6倍の実施形態について説明したが、本発明は、第1の磁石片の7倍以上の長さを有する、より長尺化された磁石列にも同様に適用される。
10 回転子
12 鉄心
14 磁石列
16 磁石片
16a 第1の磁石片
16b 第2の磁石片
20 磁石列
30 磁石列
40 磁石列
50 磁石列
60 磁石列
70 回転子
72 磁石列
74 鉄心
80 磁石列
D 積層方向
L 第1の磁石片の長さ

Claims (4)

  1. 電磁鋼板を積層して形成される鉄心と、前記鉄心の積層方向に延在するように前記鉄心に取付けられる複数の磁石列とを備える回転電動機の回転子であって、
    前記複数の磁石列の各磁石列は、第1の磁石片及び第2の磁石片の2種類の磁石片のうちの少なくとも一方を前記積層方向に複数個並置されて構成されており、
    前記第1の磁石片と前記第2の磁石片との前記積層方向における長さの比は1対2であり、
    前記複数の磁石列のうちの少なくとも2つの磁石列は、少なくとも2つの前記第2の磁石片を含むように配列されており、
    前記複数の磁石列の各磁石列を構成する前記磁石片間の境界面が前記積層方向に直交する前記鉄心の断面にわたって一致しないようにずらして配列される、回転電動機の回転子。
  2. 前記複数の磁石列を構成するために使用される前記第1の磁石片の数は、前記磁石列の数と同数である、請求項1に記載の回転電動機の回転子。
  3. 前記鉄心は、前記積層方向の長さが、前記第1の磁石片の前記積層方向の長さの整数倍であって、かつ4倍以上に対応するように積層形成される、請求項1又は2に記載の回転電動機の回転子。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の回転子を具備する、回転電動機。
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