JP2013130022A - 操作力軽減装置 - Google Patents

操作力軽減装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013130022A
JP2013130022A JP2011280978A JP2011280978A JP2013130022A JP 2013130022 A JP2013130022 A JP 2013130022A JP 2011280978 A JP2011280978 A JP 2011280978A JP 2011280978 A JP2011280978 A JP 2011280978A JP 2013130022 A JP2013130022 A JP 2013130022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
door
shoji
swing
pivoting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011280978A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Hosoi
伸一 細井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakanishi Metal Works Co Ltd
Original Assignee
Nakanishi Metal Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakanishi Metal Works Co Ltd filed Critical Nakanishi Metal Works Co Ltd
Priority to JP2011280978A priority Critical patent/JP2013130022A/ja
Publication of JP2013130022A publication Critical patent/JP2013130022A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

【課題】ソフトクローズ機構を装備した室内引戸において、全閉状態の障子を開く際に漸増する操作力を効果的に軽減することができる操作力軽減装置を提供する。
【解決手段】一端部に当接体2Aが設けられ、障子D1の戸先側に位置する第1厚み方向軸G1まわりに揺動する揺動レバー2と、第1厚み方向軸G1よりも戸先側に位置する第2厚み方向軸G2まわりに揺動して障子D1の戸先端Cから出没し、その戸尻側面3Aに当接体2Aが当接する揺動片3とを備え、揺動レバー2の入力部Iの戸尻側への移動により、戸先側へ揺動する当接体2Aが揺動片3の戸尻側面3Aに当接しながら押圧して揺動片3を障子D1の戸先端Cから突出させるとともに、障子D1を全閉状態から開く際における入力部Iの操作に伴う、揺動レバー2の揺動角度に対する揺動片3の揺動角度が漸減するように揺動片3の戸尻側面3Aを形成した。
【選択図】図6

Description

本発明は、ソフトクローズ機構を装備した室内引戸において、障子を全閉状態から開く際に一定開き量まで漸増する操作力を軽減する装置に関するものである。
近年、室内引戸において、障子を勢いよく閉めた場合であっても、騒音及び損傷の発生を抑制しながら障子を確実に自動閉止するソフトクローズ機構を標準装備したものが多くなっており(例えば、特許文献1参照。)、このようなソフトクローズ機構を備えた室内引戸においては、障子を開く操作に伴って自動閉止用引張コイルばねを所定長さまで引張してセットする必要があることから、障子を全閉状態から開く際に一定開き量(例えば、100mm程度。)まで操作力が漸増するため、操作性が悪くなっている。
また、引き形式のサッシ窓において、複層ガラス入り障子等の普及により障子自体の重量が増大していること及び気密性が向上していることから、大きくなっている開放操作力を軽減するために、梃子の原理を利用した開放操作力軽減装置を障子の戸先框に取り付けるものがある(例えば、特許文献2〜4参照。)。
特開2008−208586号公報 特開2001−271520号公報 特開2006−097248号公報 特開2010−047904号公報
ソフトクローズ機構を装備した室内引戸に対して、梃子の原理を利用した開放操作力軽減装置を障子の戸先框に取り付けて使用することが考えられるが、この開放操作力軽減装置は、蹴り出し量が短く、障子の全閉状態から20mm程度開いた位置までしか作用しないため、ソフトクローズ機構を装備した室内引戸の自動閉止用引張コイルばねを所定長さまで引張してセットするまで、例えば100mm程度障子を開く際に漸増する操作力を軽減する用途には用いることができない。
なお、梃子の原理を利用した開放操作力軽減装置において、支点から作用点(例えば、アーム先端)までの距離を所要の長さまで長くすれば、ソフトクローズ機構を装備した室内引戸の前記漸増する操作力を軽減する用途に対応させることは可能であるが、操作力を軽減させるためには、支点から力点(例えば、把手を掴む位置)までの距離を、支点から作用点までの距離よりも長くする必要があるころから、把手(レバー)の長さが非常に長くなってしまうため、実用的な構成とはならない。
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、ソフトクローズ機構を装備した室内引戸において、全閉状態の障子を開く際に漸増する操作力を効果的に軽減することができる実用的な操作力軽減装置を提供する点にある。
本発明に係る操作力軽減装置は、前記課題解決のために、ソフトクローズ機構を装備した室内引戸において、障子を全閉状態から開く際に一定開き量まで漸増する操作力を軽減する操作力軽減装置であって、一端部に当接体が設けられ、前記障子の戸先側に位置する第1厚み方向軸まわりに揺動する、上下方向に長い揺動レバーと、前記第1厚み方向軸よりも戸先側に位置する第2厚み方向軸まわりに揺動して前記障子の戸先端又はその側方から出没し、その戸尻側面に前記当接体が当接する揺動片とを備え、前記揺動レバーの他端部側を入力部として、この入力部を操作することにより前記当接体を戸先側へ揺動させ、前記当接体により前記揺動片の戸尻側面を押圧して前記揺動片を前記障子の戸先端又はその側方から突出させるとともに、前記障子を全閉状態から開く際における前記入力部の操作に伴う、前記揺動レバーの揺動角度に対する前記揺動片の揺動角度が漸減するように、前記当接体が当接する前記揺動片の戸尻側面を形成してなることを特徴とする。
このような構成によれば、前記梃子の原理を利用した開放操作力軽減装置のような揺動レバーの一端部を障子の戸先端から直接出没させて縦枠に押し当てる構成ではなく、揺動片の戸尻側面を揺動レバー一端部の当接体により押圧することにより、当接体により押圧されて戸先端又はその側方から突出する揺動片を縦枠に押し当てる構成であるため、当接体が押圧される揺動片の戸尻側面の形状を変えることにより、揺動レバーの揺動角度に対する揺動片の揺動角度(蹴り出し量)を容易に変えることができるので、コンパクトな構成により操作力を軽減する力(アシスト力)を大きくすることができる。
その上、障子を全閉状態から開く際における揺動レバーの入力部の操作に伴う、揺動レバーの揺動角度に対する揺動片の揺動角度が漸減するように揺動片の戸尻側面が形成されていることから、障子を全閉状態から開くにつれ、揺動片により縦枠を押す力(アシスト力)が漸増する。
したがって、ソフトクローズ機構を装備した室内引戸においては、障子を全閉状態から開く際に一定開き量まで操作力が漸増するが、この漸増する操作力を軽減するために揺動片により縦枠を押す力(アシスト力)も漸増するため、操作者が障子を全閉状態から開く際に必要な力をほぼ一定にすることができるので、操作性(操作感)を大幅に向上することができる。
ここで、前記揺動レバーが、その長手方向の中間部が前記第1厚み方向軸まわりに揺動可能に支持されたものであり、前記揺動レバーの入力部に係合する、前記障子により開閉方向にスライド可能に支持された操作片を備えてなると好ましい。
このような構成によれば、障子を全閉状態から開く際における障子の移動方向と操作片を操作する方向とが完全に一致するため、さらに操作性を向上することができる。
以上のように、本発明に係る操作力軽減装置によれば、ソフトクローズ機構を装備した室内引戸において、揺動片の戸尻側面を揺動レバーの一端部の当接体により押圧することにより、当接体により押圧されて戸先端又はその側方から突出する揺動片を縦枠に押し当てる構成であるとともに、障子を全閉状態から開く際における揺動レバーの入力部の操作に伴う、揺動レバーの揺動角度に対する揺動片の揺動角度が漸減するように揺動片の戸尻側面が形成さているので、コンパクトな構成により操作力を軽減する力を大きくすることができる実用的な構成を実現することができるとともに、操作性(操作感)を大幅に向上することができるという顕著な効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る操作力軽減装置が適用された室内引戸の正面図である。 同操作力軽減装置の構成を示す部分縦断正面図であり、障子の全閉状態を示している。 同操作力軽減装置の斜視図である。 同分解斜視図である。 同分解斜視図である。 障子を全閉状態から開く際における揺動レバーの入力部の戸尻側への移動に伴う、揺動レバー及び揺動片の動作を示部分縦断正面図である。 同部分縦断正面図である。 開閉方向にスライド可能に支持された操作片により揺動レバーの入力部を操作する構成を示す部分縦断正面図である。
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。
なお、本明細書においては、外障子D1の閉方向(図1中の矢印A1参照。)に向かって前方を前、後方を後とし、前方に向かって左右をいい、左方から見た図を正面図とする。
図1の正面図に示すように、本発明の実施の形態に係る室内引戸Sは、枠体Fで仕切られた例えば出入口である開口部Eを引き違い式の外障子D1及び内障子D2により開閉するものであり、障子D1,D2が開いた状態から閉方向A1へ勢いよく閉めた場合であっても、騒音及び損傷の発生を抑制しながら確実に自動閉止するソフトクローズ機構である引戸用ブレーキ装置B,Bを備えている。
また、引戸用ブレーキ装置B,Bの自動閉止用引張コイルばねを障子D1,D2を開く際に所定長さまで引張してセットする必要があることから、障子D1,D2を全閉状態から開く際に一定開き量(例えば、100mm程度。)まで操作力が漸増するため、この操作力を軽減する操作力軽減装置1,1を備えている。
本発明の実施の形態に係る操作力軽減装置1,1は同じものであるため、外障子D1に装着されている操作力軽減装置1を代表させて以下において説明する。
図2の部分縦断正面図、図3の斜視図並びに図4及び図5の分解斜視図に示すように、操作力軽減装置1は、下端部(一端部)に当接体であるカラー2Aが設けられるとともに上端部(他端部)に入力部Iが設けられ、障子D1の前側(戸先側)に位置する、左右方向の支軸である第1厚み方向軸G1まわりに揺動可能に、長手方向の中間部が支持された、上下方向に長い揺動レバー2と、第1厚み方向軸G1よりも前側に位置する、左右方向の支軸である第2厚み方向軸G2まわりに揺動して障子D1の戸先端Cから出没し、その後面(戸尻側面)3Aにカラー2Aが当接する揺動片3とを備える。
また、操作力軽減装置1は、入力部Iを後側(戸尻側)へ移動させるように操作することにより、前側(戸先側)へ揺動する当接体であるカラー2Aが揺動片3の後面3Aに当接しながら押圧して揺動片3を障子D1の戸先端Cから突出させ、揺動片3により縦枠L(図1参照。)を押す力(アシスト力)により、障子D1を全閉状態から開く際に一定開き量まで漸増する操作力を軽減するものである。
図4に示すように、揺動レバー2の下端部の通孔2C,2C間に、円筒状のカラー2A内に遊嵌された円筒状のスペーサー6Bを位置させた状態で、リベット6Aを、一方の通孔2C、スペーサー6Bの通孔及び他方の通孔2Cを通して軸端を加締めることにより、当接体であるカラー2Aは、揺動レバー2の下端部に転動自在に装着される。
また、図5に示すように、揺動レバー2の入力部Iである上端部の左側板状片の上下の螺孔2D,2Dに、取付ねじ9,9をハンドル7の上下の通孔7A,7Aに挿通して螺合することにより、ハンドル7が取り付けられ、同様にして揺動レバー2の入力部Iである上端部右側の板状片にもハンドル7が取り付けられ、それらの左右のハンドル7,7には、図3及び図5に示すようにハンドルカバー8,8が装着され、ハンドル7及びハンドルカバー8が操作片H1を構成する。
図4に示すように、揺動片3には、揺動レバー2のカラー2Aが当接する後面3Aよりも上方後部に位置する通孔3C,3Cにリベット10を通して軸端を加締めることにより、リベット10が揺動片3に取り付けられ、後述する引張コイルばね5のばね掛け部を構成する。
図4に示すように、上下方向に長い揺動レバー2中間部の通孔2B,2B間に円筒状のスペーサー11Bを位置させ、揺動レバー2の中間部をフレーム4の左右の板状部材内に挿入して、フレーム4の後方上部の通孔4Aと通孔2Bの位置を合わせた状態で、リベット11Aを、一方の通孔4A、一方の通孔2B、スペーサー11Bの通孔、他方の通孔2B及び他方の通孔4Aを通して軸端を加締めることにより、揺動レバー2は、図2に示す第1厚み方向軸G1まわりに揺動可能に支持される。
ここで、スペーサー11Bが、後述する引張コイルばね5のばね掛け部を構成する。
また、図4に示すように、揺動片3上部の通孔3B内にスペーサー12Bを挿通した状態で、揺動片3をフレーム4の左右の板状部材内に挿入して、フレーム4の前方上部の通孔4Bと揺動片3上部通孔3B(スペーサー12Bの通孔)の位置を合わせた状態で、リベット12Aを、一方の通孔4B、スペーサー12Bの通孔及び他方の通孔4Bを通して軸端を加締めることにより、揺動片3は、図2に示す第2厚み方向軸G2まわりに揺動可能に支持される。
さらに、上述のばね掛け部を構成するスペーサー11B及びリベット10には、引張コイルばね5の端末5A,5Bが掛止される。
さらにまた、フレーム4の後方下部の通孔4C,4C間に円筒状のスペーサー13Bを位置させ、リベット13Aを、一方の通孔4C、スペーサー13Bの通孔及び他方の通孔4Cを通して軸端を加締めることにより、リベット13Aがフレーム4に取り付けられ、図2に示す障子D1の全閉状態では、揺動レバー2下端部の後面がスペーサー13Bに当て止めされる。
また、図2に示すように第1カバー14が障子D1に装着され、図5に示すように第1カバー14の目隠し板14Aを揺動レバー2上部の左右の板状片間(図3も参照。)に差し込んだ状態で、図2に示すように、フレーム4の前方から取付ねじ16,16を障子D1に螺着することにより、操作力軽減装置1を障子D1に容易に取り付けることができ、操作力軽減装置1の操作片H1の表面側には第2カバー15が取り付けられる。
ここで、図5に示すように第2カバー15には、開口部15Aが形成されているため、障子D1の表側から操作片H1を操作することができ、開口部15Aの周囲には内方へ立起する壁状の周壁部15Bが形成されているため、操作者の指が障子D1や第1カバー14に挟まることがない。
さらに、図2に示す障子D1の全閉状態では、操作片H1を構成するハンドル7の上端部の当止片7Bが第1カバー14の当止段部14Bに当て止めされる。
次に、操作力軽減装置1の動作の詳細について説明する。
図6の部分縦断正面図に示すように、操作者が操作片H1(揺動レバー2の入力部I)を後側(戸尻側であり、図中矢印A2参照。)へ移動させると、揺動レバー2が第1厚み方向軸G1まわりに揺動するため、揺動レバー2下端部の当接体であるカラー2Aが前側(戸先側)へ揺動する。
カラー2Aは揺動片3の後面3Aに当接しており、カラー2Aが揺動片3の後面3Aを押圧しながら揺動するため、揺動片3が第2厚み方向軸G2まわりに揺動して障子D1の戸先端Cから突出する。
したがって、障子D1の全閉状態で上記操作片H1の操作を行うことにより、戸先端Cから突出した揺動片3が縦枠L(図1参照。)を押すため、その反力を受ける障子D1が開かれる。
図7の縦断正面図に示すように、障子D1を全閉状態から開く際における当接体であるカラー2Aの揺動角度Mにおいて、カラー2Aが当接する揺動片3の後面3Aの位置(当接点)は、揺動し始め(縦枠Lの押し始め)は第2厚み方向軸G2から遠く、揺動するにつれて(縦枠Lを押して障子D1が開くにつれて)第2厚み方向軸G2に近づく。
すなわち、障子D1を全閉状態から開く際における操作片H1(揺動レバー2の入力部I)の後側への移動に伴う、揺動レバー2の揺動角度に対する揺動片3の揺動角度が漸減するように、揺動片3の後面3Aを形成している。
このような揺動片の後面3Aの形状により、図6に示すように、障子D1を全閉状態から開く際における操作片H1(揺動レバー2の入力部I)の前半の揺動角度J1に対する揺動片3の蹴り出し量K1と、後半の揺動角度J2に対する揺動片3の蹴り出し量K2との比(K1:K2)は、約3:1となっており、障子D1を全閉状態から開くにつれて、揺動片3の蹴り出し力は漸増する。
また、操作者が操作片H1を操作した後に手を放すと、弾性変形した引張コイルばね5の復元力により、図2に示すように揺動片3が障子D1の戸先端Cよりも後側(戸尻側)へ没入した状態に復帰する。
ここで、図1〜図7の構成に代えて、図8に部分縦断正面図に示すように、カバー18により前後方向(開閉方向)にスライド可能に支持された操作片H2により、揺動レバー2の入力部Iを操作するようにしてもよい。
すなわち、操作片H2の摘み17の上下方向の長孔17Aに揺動レバー2の入力部Iである係合ピン2Eが係合していることから、障子D1を全閉状態から開く際に、操作者が操作片H2を後側(戸尻側)へスライドさせると、揺動レバー2が第1厚み方向軸G1まわりに揺動するため、揺動レバー2下端部の当接体であるカラー2Aが前側(戸先側)へ揺動し、揺動片3が第2厚み方向軸G2まわりに揺動して障子D1の戸先端Cから突出する。
図8のような構成によれば、障子D1を全閉状態から開く際における障子D1の移動方向と操作片H2を操作する方向とが完全に一致するため、操作性が向上する。
以上のような操作力軽減装置1の構成によれば、梃子の原理を利用した開放操作力軽減装置のような揺動レバーの一端部を障子D1,D2の戸先端から直接出没させて縦枠Lに押し当てる構成ではなく、揺動片3の戸尻側面3Aを揺動レバー2下端部の当接体であるカラー2Aにより押圧することにより、カラー2Aにより押圧されて戸先端Cから突出する揺動片3を縦枠Lに押し当てる構成であるため、カラー2Aが押圧される揺動片3の戸尻側面3Aの形状を変えることにより、揺動レバー2の揺動角度に対する揺動片3の揺動角度(蹴り出し量)を容易に変えることができるので、コンパクトな構成により操作力を軽減する力(アシスト力)を大きくすることができる。
また、障子D1,D2を全閉状態から開く際における揺動レバー2の入力部Iの戸尻側への移動に伴う、揺動レバー2の揺動角度に対する揺動片3の揺動角度が漸減するように揺動片3の戸尻側面3Aが形成されていることから、障子D1,D2を全閉状態から開くにつれ、揺動片3により縦枠Lを押す力(アシスト力)が漸増する。
したがって、ソフトクローズ機構B,Bを装備した室内引戸Sにおいては、障子D1,D2を全閉状態から開く際に一定開き量まで操作力が漸増するが、この漸増する操作力を軽減するために揺動片3により縦枠Lを押す力(アシスト力)も漸増するため、操作者が障子D1,D2を全閉状態から開く際に必要な力をほぼ一定にすることができるので、操作性(操作感)を大幅に向上することができる。
以上の説明においては、揺動片2の上端部が入力部Iであり、揺動片2の下端部に当接体(カラー2A)を備え、当接体により揺動片3を駆動する構成を示したが、例えば図2及び図3に示す操作力軽減装置1において、上下を逆にした構成としてもよい。
また、揺動レバー2が、一端部に当接体が設けられるとともに他端部に入力部Iが設けられ、中間部が第1厚み方向軸G1まわりに揺動可能に支持されたものである場合を示したが、揺動レバー2の他端部を第1厚み方向軸G1まわりに揺動可能に支持し、この第1厚み方向軸G1と同軸の入力部に対してハンドル(操作片)を外付けにする構成であってもよい。このような構成によれば、高齢者又は障害者がハンドルを掴み易くなるため、操作性を向上することができる。
さらに、操作力軽減装置1の全部品を一体化したユニットを障子の戸先部に外付けするようにしてもよく、このような構成によれば、既存の引戸に容易に取り付けて迅速に使用することができる。なお、この構成の場合において、前後方向に揺動する揺動片は、障子の戸先端の左右方向側方から出没する。
A1 閉方向 A2 開方向
B 引戸用ブレーキ装置(ソフトクローズ機構)
C 戸先端 D1 外障子
D2 内障子 E 開口部
F 枠体 G1 第1厚み方向軸
G2 第2厚み方向軸 H1,H2 操作片
I 入力部 J1,J2 揺動角度
K1,K2 蹴り出し量 L 縦枠
M 揺動角度 S 室内引戸
1 操作力軽減装置 2 揺動レバー
2A カラー(当接体) 2B,2C 通孔
2D 螺孔 2E 係合ピン
3 揺動片 3A 戸尻側面
3B,3C 通孔 4 フレーム
4A,4B,4C 通孔 5 引張コイルばね
5A,5B 端末 6A リベット
6B スペーサー 7 ハンドル
7A 通孔 7B 当止片
8 ハンドルカバー 9 取付ねじ
10 リベット(ばね掛け部) 11A,12A リベット
13A リベット(当止部) 11B スペーサー(ばね掛け部)
12B,13B スペーサー 14 第1カバー
14A 目隠し板 14B 当止段部
15 第2カバー 15A 開口部
15B 周壁部 16 取付ねじ
17 摘み 17A 長孔
18 カバー

Claims (2)

  1. ソフトクローズ機構を装備した室内引戸において、障子を全閉状態から開く際に一定開き量まで漸増する操作力を軽減する操作力軽減装置であって、
    一端部に当接体が設けられ、前記障子の戸先側に位置する第1厚み方向軸まわりに揺動する、上下方向に長い揺動レバーと、
    前記第1厚み方向軸よりも戸先側に位置する第2厚み方向軸まわりに揺動して前記障子の戸先端又はその側方から出没し、その戸尻側面に前記当接体が当接する揺動片とを備え、
    前記揺動レバーの他端部側を入力部として、この入力部を操作することにより前記当接体を戸先側へ揺動させ、前記当接体により前記揺動片の戸尻側面を押圧して前記揺動片を前記障子の戸先端又はその側方から突出させるとともに、前記障子を全閉状態から開く際における前記入力部の操作に伴う、前記揺動レバーの揺動角度に対する前記揺動片の揺動角度が漸減するように、前記当接体が当接する前記揺動片の戸尻側面を形成してなることを特徴とする操作力軽減装置。
  2. 前記揺動レバーが、その長手方向の中間部が前記第1厚み方向軸まわりに揺動可能に支持されたものであり、前記揺動レバーの入力部に係合する、前記障子により開閉方向にスライド可能に支持された操作片を備えてなる請求項1記載の操作力軽減装置。
JP2011280978A 2011-12-22 2011-12-22 操作力軽減装置 Pending JP2013130022A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011280978A JP2013130022A (ja) 2011-12-22 2011-12-22 操作力軽減装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011280978A JP2013130022A (ja) 2011-12-22 2011-12-22 操作力軽減装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013130022A true JP2013130022A (ja) 2013-07-04

Family

ID=48907786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011280978A Pending JP2013130022A (ja) 2011-12-22 2011-12-22 操作力軽減装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013130022A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010024670A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Shin Nikkei Co Ltd アシスト機構付引手及びサッシ窓

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010024670A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Shin Nikkei Co Ltd アシスト機構付引手及びサッシ窓

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5084918B2 (ja) 戸開閉装置
TW201333361A (zh) 夾持裝置
JP2010138631A (ja) 車両のドアハンドル装置
JP5295074B2 (ja) ロック装置及びそれを用いた扉
JP6416583B2 (ja) 錠装置及び建具
JP5767016B2 (ja) 可動部材へのケーブル連結構造
JP5734432B2 (ja) フットドアオープナ
JP6660781B2 (ja) 車両用ハンドル装置
CN107429530B (zh) 车用把手装置
JP5296893B2 (ja) 自閉式引戸の閉じ停止装置
JP2022020589A (ja) 車両ドア用ハンドル
JP2013130022A (ja) 操作力軽減装置
JP2009529959A5 (ja)
JP6656090B2 (ja) 車両用内装装置
JP4881700B2 (ja) 内倒し窓の傾斜角度調整装置及びこれを備えた内倒し窓
JP2006097248A5 (ja)
JP5071301B2 (ja) 開放操作力軽減機能付き引手装置
JP7025602B2 (ja) 引違い建具用閉速度減少装置
WO2012165497A1 (ja) 回転体アシスト装置
JP5874386B2 (ja) 操作力軽減装置
JP2010270454A (ja) 引戸装置
JP2014012954A (ja) 引戸閉鎖装置
JP2008261135A (ja) 自閉式引戸の閉じ停止装置
JP2020084404A (ja) 引戸の初動アシスト装置
JP2014514474A (ja) 家具の扉用の自動開閉装置を備えたヒンジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20151013