JP2010270454A - 引戸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造のもので、危険な指詰めの発生を防止できるとともに、面倒な手動によるリセット操作を必要とせずに扉を最後まで閉鎖させることが可能となる引戸装置を提供する。
【解決手段】出入り口を構成する壁側に設けられた枠11、13と、この枠11、13に開閉自在に設置された引戸20とを備える引戸装置30において、一部に斜面が形成された制動面が設けられ枠側の鴨居13に取付けられた制動ブロック体40と、この制動ブロック体40の制動面に弾性的に圧接する圧接ローラが設けられ引戸20に取付けられた制動部本体50と、を有し、圧接ローラの制動面への弾発力によって引戸20の閉じ際での閉じ動作を制動させる、制動装置60を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅の玄関や各部屋などの出入り口に設置される引戸に係り、特に幼稚園の建物内で園児などが開閉操作しても危険な指詰め事故などの発生を回避できる引戸装置に関するものである。
近年、床面での段差をなくすようにしたバリアフリーの要求が高まっており、各部屋の出入り口などに設ける扉にも、開き戸ではなく引戸を採用することが多くなっている。通常、このような引戸では、出入り口の上枠などにガイドレールを取り付けるのと同時に、ガイドレール上を走行させる戸車を引戸の上部などに設けてある。
また、この引戸には、自動的に扉を閉じることができるようにするため自閉装置を付設したものも一部に知られている。このような自閉装置では、通常、扉が閉じ位置まで閉まるときに戸当たりに強く衝突するのを回避させるため、閉じ際での閉扉速度を減速させる減速機構を付設しているものが一般的である。従って、減速機構を付設する自閉式の引戸では、後述するような問題は特に発生することがない。
ところが、引戸の多くは自閉装置を備えておらず、手動によって開閉させている。このような手動式の引戸の場合には、扉を閉める際に過度の力で閉じ動作を行うと、引戸が勢いよく戸当たりに衝突することがある。引戸が戸当たりに勢いよく衝突すれば、振動と騒音とが発生することは言うまでもないが、この振動と騒音とが不快であるのに加え、操作者の手や指が引き戸と戸当たりの間に挟まれて(指詰め事故)、思わぬ怪我をする等の危険性もあった。このため、特に幼稚園などの建物内部に手動式の引戸を設置したような場合、操作に不慣れな園児などにとっては、引戸の開閉操作が厄介で危険なものになっている。
そこで、図9に記載のような引戸装置100も提案されている(例えば、特許文献1参照)。即ち、この引戸装置100は、引戸200の閉鎖時には引戸200の開閉軌跡外に留まっているが引戸200の開放時には開閉軌跡内に入り込ませることで引戸200が完全に閉鎖することを阻止する指詰め防止部材110と、縦枠201側に設置し指詰め防止部材110を旋回自在に取付けた本体部120と、を有する指詰装置130を備えている。この引戸装置100によれば、木製,金属製いずれの引戸にも適用可能であり、また、既設の引戸にも容易に設置することが可能であり、さらに、その構造が簡易で低コストである。
特開2003−49580号公報
しかしながら、このような引戸装置100にあっては、指詰め防止のための予備操作を行った後では、引戸200と戸当たり201Aとの間に指詰め防止部材110が入り込んでいる。従って、紐部材140を手動で引張って、引戸200の閉じ位置からこの指詰め防止部材110を退避(リセット操作)させないと、引戸200を完全に閉じることはできない。しかも、引戸200の開放時に、指詰め防止部材110を引戸200の開閉軌跡内に入り込ませておく予備操作を毎回セットし忘れてしまうと、指詰め防止機能が全く発揮できない。
このような事情から、危険な指詰めの発生を防止できるとともに、面倒な手動でのリセット操作を必要とせずに引戸を完全に閉鎖させることができる、引戸装置の開発が求められている。
そこで、本発明は、上記した事情に鑑み、簡易な構造のもので、危険な指詰めの発生を防止できるとともに、面倒な手動によるリセット操作を必要とせずに扉を最後まで閉鎖可能となる引戸装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1の引戸装置は、出入り口を構成する壁側に設けられた枠と、この枠に開閉自在に設置された引戸とを備える引戸装置において、少なくとも一部に斜面が形成された制動面を有する制動ブロック体を前記枠と引戸のいずれか一方に取付けるとともに、前記制動ブロック体の制動面に弾性的に圧接する圧接手段を有する制動部本体を前記枠と引戸のいずれか他方に取付け、前記圧接手段の制動面への押圧力によって前記引戸の閉じ際での閉じ動作を制動させる制動装置を備えたことを特徴とする。
このような構成により、引戸が閉じ際まで移動してくると、常時付勢された弾発力により圧接手段が制動面を圧接することで、引戸の閉扉力が自動的に抑制されるので、簡易な構造のもので、閉扉速度が減速されて危険な指詰めの発生を防止できるとともに、面倒な手動によるリセット操作を必要とせずに扉を最後まで閉鎖させることが可能となる。
請求項2の引戸装置は、前記圧接手段による前記制動ブロック体への圧接力を調整することによって前記引戸の閉じ際での速度を調整する閉扉速度調整機構を備えることを特徴とする。
このような構成により、設置する場所、用途、季節、或いは室内温度などに応じて、閉扉速度をきめ細かく調整・変更することができ、便宜である。
請求項3の引戸装置は、前記制動ブロック体に対して前記圧接手段の相対位置を調整するための位置調整機構を備えることを特徴とする。
このような構成により、設置する場所での枠と引戸との相対位置関係に応じ、その設置場所に合わせた最適な相対位置で制動部本体を取り付けることができ、汎用性が高まる。
本発明の引戸装置は、制動面を有する制動ブロック体と、制動ブロック体の制動面に弾性的に圧接させる圧接手段を有する制動部本体とで構成された簡易な構造の制動装置であり、引戸が閉じ際まで移動してくると、常時付勢された弾発力により圧接手段が制動面を圧接することで、引戸の閉扉力が自動的に抑制されるので、簡易な構造のもので、閉扉速度が減速されて危険な指詰めの発生が防止できるとともに、面倒な手動によるリセット操作を必要とせずに扉を最後まで閉鎖させることが可能になるという利点がある。
本発明の引戸装置を適用した引戸を示す斜視図である。 (A)および(B)は、それぞれ、図1に示す引戸装置の要部を示す断面図及び正面図である。 図1に示す引戸装置の制動ブロック体の取付状態を示す説明図である。 (A)および(B)は、それぞれ、図1に示す引戸装置の制動部本体を示す平面図及び側面図である。 (A)は図1に示す引戸装置の制動部本体の背面を示す平面図、(B)はその制動部本体から取付部材を取り外した状態を示す説明図である。 制動部本体から取付部材を取り外した状態を示す分解斜視図である。 図1に示す引戸装置の作用を示す説明図である。 (A)および(B)は、それぞれ、図1に示す引戸装置を右閉じ用の引戸に適用した状態を示す要部断面図及び要部平面図である。 (A)および(B)は、それぞれ、従来の引戸装置を示す要部側面図及び平面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1乃至図3は、本発明の一実施形態に係る手動式の引戸装置30を部屋の出入り口1(図3参照)の枠10と引戸20との間に取り付けた状態を示すものであり、この引戸装置30には、制動ブロック体40及び制動部本体50を有する制動装置60を備えている。
出入口1の枠10は、図3に示すように、出入口1の左右両側の縦枠である柱11及び柱12と、出入口1の上部の横枠である鴨居(又は長押でもよい)13とで構成されているが、特に上側の枠である鴨居13には、スライドしながら出入口1を開閉させる際に引戸20のスライド動作を案内するガイド部材14が設置されている。
ガイド部材14は、図2(A)に示すように、外側の両ガイドカバーに挟まれた内側部分に、引戸20の上面に形成したガイド溝21に挿入させるガイドレール14Aを有する。
引戸20には、前述したガイド溝21が上面に形成されるとともに、床面を転動しながら引戸20を支持する戸車22(図1参照)が下面に設置されている。なお、図1において、符号23は取手、24はガラスを示す。
制動ブロック体40は、制動部本体50との協働作用によって引戸20を閉じる際の閉じ動作を制動させて指詰め事故などを防止するために、図3に示すように、上部の枠である鴨居(又は長押)13の閉じ際(きわ)に取付けられている。本実施形態の制動ブロック体40は、剛性を有する適宜の材料により、下面が制動面41を構成する略板状に形成されており、鴨居13の下面に取付けたガイド部材14に螺着されている。
また、この制動ブロック体40は、断面が略台形状(断面略三角形状でもよい)に形成されており、下面である制動面41には斜面部αと平面部β(図3参照)とを有するとともに、ねじを用いてガイド部材14に制動ブロック体40を螺着させるためのねじ孔42が制動面41に開口されている。
制動部本体50は、後述の圧接ローラ53による制動面41への弾発力(圧接力)によって、引戸20の閉じ際での閉扉動作を抑制させるものであり、図4乃至図6に示すように、ハウジング50Aに収容された弾発力発生部51と、弾発力発生部51を収容するハウジング50Aの内部から弾性的に突設する制動棹52と、制動棹52の先端に回転自在に取付けて制動面41に当接させる(圧接手段を構成する)圧接ローラ53と、を備えている。また、この制動部本体50には、詳細は後述するが、閉扉速度調整機構70と、位置調整機構80とをさらに付設している。
弾発力発生部51は、圧接ローラ53に弾性力を付勢するためのものである。具体的に説明すると、この弾発力発生部51は、圧接ローラ53に弾性力(つまり、弾発力)を付勢することで、引戸20の閉鎖の際の閉じ力(閉扉力)を抑制させて緩やかに引戸20を閉じるように速度を減速させ、使用者の指詰め事故などの発生を防止するものである。
弾発力発生部51には、所要の弾性力を発生させるために適宜の機構が適用可能であり、本実施形態では略円筒形状のケーシング内部に圧縮ばねを収容させてある。この圧縮ばねについては、ある程度のばね力を付与することが必要であるが、少なくとも、引戸20を完全に閉じたときに圧縮ばねの復元力で引戸20が開扉されてしまうようなばね力よりは小さな弾性係数のものを用いている。
また、弾発力発生部51は、特にこの圧縮ばねに限定されるものではなく、例えばチェックバルブ(逆止弁)を設けた油圧式のダンパ機構などで構成してもよい。なお、本実施形態の弾発力発生部51は、ケーシングの下部がハウジング50Aの底板にナットで固定されており、ハウジング50Aに対して不動状態となるように固設されている。
制動棹52は、弾発力発生部51からの弾性力を圧接ローラ53に伝達させるものであって、弾発力発生部51のケーシングに対して相対移動可能な状態で、弾発力発生部51に取付けられている。
圧接ローラ53は、ブラケット53Aを介して制動棹52の先端部分に取付けられており、引戸20が閉じ動作を行う際に、完全な閉じ位置の手前の所定位置(閉じ際)まで閉じてきたところから、制動ブロック体40の傾斜面αに当接して引戸20の閉扉動作を制動する。
なお、ブラケット53Aは、ハウジング50Aに規制された状態で、ハウジング50Aに対してスライド可能に収容されている。従って、このブラケット53Aは、圧接ローラ53を回転自在に支持しているだけでなく、ハウジング50Aに対して圧接ローラ53を安定した状態でスライド動作できるようになっている。
閉扉速度調整手段70は、圧接ローラ53による制動ブロック体40の制動面41への弾発力(圧接力)を調整することによって引戸20の閉じ際での速度、延いては引戸20の閉扉力(閉じ力)を調整するものであり、各種様々な機構のものが適用可能である。
本実施形態の閉扉速度調整手段70は、図示外の圧縮ばねを収容したケーシングの下部側においてケーシングの軸芯方向(以下、「上下方向」とよぶ)に移動可能な状態で設置された図示しない押圧円板と、ケーシング内部での押圧円板の相対位置を変更させるためにケーシングの外部に設けられた調整つまみ71とを備える。つまり、この閉扉速度調整手段70では、調整つまみ71を回転させることで、押圧円板を上下方向に移動・変位させ、押圧円板の上部に設けた圧縮ばねの圧縮量を変更させることにより、圧接ローラ53による制動ブロック体40の制動面41への付勢力、つまり弾発力(圧接力)が調整可能になっているわけである。
なお、本発明の閉扉速度調整手段は、特に本実施形態のように、圧縮ばねを収容するケーシングの底部側に押圧円板を変位可能に設けた構成のものに限定されるものではない。即ち、例えば調整つまみ71を回転させることで、弾発力発生部51のケーシング自体を、ハウジング50Aの長手(上下)方向にスライド(昇降)させるような構成でもよい。このように構成すれば、調整つまみ71を回転すると、ハウジング50Aに対するケーシングの相対位置が変更され、圧接ローラ53による制動ブロック体40の制動面41への弾発力(圧接力)が変更されるので、閉扉速度が調整できる。
位置調整手段80は、引戸を設置する場所における枠の取付状況や引戸の厚さなどに適宜対応させて、制動部本体50と制動ブロック体40との相対的な位置調整を図ることにより、設置可能な引戸の適用対象を拡大させて汎用性を高めるとともに、確実な制動動作を得るようにするものである。
本実施形体の位置調整手段80は、図6に示すように、制動部本体50のハウジング50Aの背面側に固定した、制動部本体50を引戸20に取付けるための取付部材81と、この取付部材81をハウジング50Aの所定方向(図6ではγ方向。以下、「深さ方向」とよぶ)に変位可能に取付けるためにハウジング50Aの両側面において深さ方向γに穿設した長孔54と、両側面に取付部材81を固定させるためのねじ82と、で構成されている。
取付部材81は、図5,6に示すように、略H字形状(又は略T字形状)の板材を折曲げ加工して形成されており、上部に張出部81Aを有するとともに下部に切り起こされた(位置調整用の)起立面からなる止着部81Bを有する。
張出部81Aは、引戸20の枠部分に螺着させるための長孔を設けており、この長孔と中央側の背面部81Cに設けたねじ孔とを利用して、図2に示すように取付部材81を確実に引戸20の戸枠25に固定させる。
止着部81Bは、ハウジング50Aの両側面にねじ82で一体に組み付けるために、ねじ孔を形成してある。特に、この止着部81Bは、ハウジング50Aの両側面に組付ける際に、ハウジング50Aに対する取付部材81の突出量δ(図2(A)及び図4(B)参照)が調整可能になっている。
本実施形態の止着部81Bは、ハウジング50Aの背面側に開口した開口部から側面の内壁に沿って深さ方向γの奥部へ挿入させ、両側面に穿設した長孔54を介して外部からねじ82でねじ孔に止め付ける。
次に、本実施形体の作用について説明する。
引戸20を開き、その後、手で閉じ方向に引戸20を押し出すと、引戸20の上面に設けたガイド溝21がガイド部材14のガイドレール14A(図2参照)に案内されながら、床面上を戸車22が転動する。これにより、図7に示すように、引戸20が閉扉位置から所定の距離まで戻ったところで、制動ブロック体40の制動面41に圧接ローラ53が当接を始める。
即ち、圧接ローラ53は、制動面41への当接初期には、制動面41の斜面部αに当接を開始するので、圧接ローラ53が徐々に下方へ押圧されながら、ハウジング50Aの内部方向へ後退し没入していく。これにより、押圧力が弾発力発生部51内に収容された圧縮ばねへ伝達され、この圧縮ばねが徐々に押し込められて長さが縮んでいく。従って、圧縮ばねによるばね力が増大し、この増大したばね力が反作用として圧接ローラ53へ伝搬する。その結果、圧接ローラ53により制動面41へ作用する抗力(圧接力)が増大するので、引戸20の閉扉力が徐々に弱まり制動されていく。
最終的には、制動面41の平面部βに到達したところで、弾発力発生部51内に収容された圧縮ばねによるばね力が最大に達する。従って、引戸20の閉扉動作に対する制動力も最大に達する。即ち、引戸20は閉扉速度が大幅に減殺されて低速度で閉扉するようになる。その後、この制動力が閉じ位置まで継続して作用するので、この最大の制動力が作用する引戸20は、低速度で閉じ位置まで閉じ動作を行っていく。
これにより、例えば園児が引戸20を開閉操作して、強い力で閉扉させるような場合であっても、引戸20の閉鎖速度は十分に減速されている。従って、園児が誤って引戸20の最前部を手で把持していたとしても、戸当たり11Aと引戸20との間に手や指が挟まれる前に、手や指を引戸20から離すだけの十な時間的余裕があるので、指詰めすることが防止できる。また、仮に、手や指を引戸20から放し損なっても、引戸20の閉鎖速度は十分に減速された低速度であるので、強い力で挟まれて怪我をすることも回避できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、各種の実施態様が適用可能である。即ち、本実施形態では、制動ブロック体を鴨居(又は長押)などに取付けるとともに制動部本体を引戸に取付けたが、これとは逆に、制動ブロック体を引戸に取付けるとともに制動部本体を鴨居(又は長押)などに取付けた構成であってもよい。
また、本実施形体の引戸20では、左閉じ用の引戸装置30として使用しているが、例えば図8に示すように、制動ブロック体40を左右反転させて枠側の鴨居などに固定するとともに、左右対称形状の制動部本体50を引戸20に実施形態と同じ向き(或いは姿勢)のままで固定させることで、右閉じ用の引戸装置としても適用可能である。
さらに、本実施形態の引戸20は、手動で開閉操作する構造のものであるが、自閉装置を付設した構成のものであっても適用可能である。
本発明は、動面を有する制動ブロック体と、制動ブロック体の制動面に弾性的に圧接する圧接手段が設けられた制動部本体と、を有する制動装置によって、圧接ローラの制動面への弾発力によって引戸の閉じ際での閉じ動作を制動させるので、手動式または自閉装置を有する自動式などの各種の安全性の高い引戸装置として、幼稚園などの建物における引戸へ幅広く適用できる。
1 出入り口
10 枠
11、12 柱
13 鴨居(又は長押)
14 ガイド部材
14A ガイドレール
20 引戸
30 引戸装置
40 制動ブロック体
41 制動面
50 制動部本体
50A ハウジング
51 弾発力発生部
52 制動棹
53 圧接ローラ(圧接手段)
54 長孔
60 制動装置
70 閉扉速度調整機構
71 調整つまみ
80 位置調整機構
81 取付部材
81B 止着部
82 ねじ
α 斜面部
β 平面部
γ 深さ方向
δ 突出量

Claims (3)

  1. 出入り口を構成する壁側に設けられた枠と、この枠に開閉自在に設置された引戸とを備える引戸装置において、
    少なくとも一部に斜面が形成された制動面が設けられ、前記枠と引戸のいずれか一方に取付けられた制動ブロック体と、
    前記制動ブロック体の制動面に弾性的に圧接する圧接手段が設けられ、前記枠と引戸のいずれか他方に取付けられた制動部本体と、
    を有し、前記圧接手段の制動面への弾発力によって引戸の閉じ際での閉じ動作を制動させる制動装置を備えたことを特徴とする引戸装置。
  2. 前記圧接手段による前記制動ブロック体への圧接力を調整することによって前記引戸の閉じ際での速度を調整する閉扉速度調整機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の引戸装置。
  3. 前記制動ブロック体に対して前記圧接手段の相対位置を調整するための位置調整機構を備えることを特徴とする請求項1又2に記載の引戸装置。
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