JP2013129723A - 粘着シートおよび半導体チップの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 上記第1の目的は、粘着シートの基材として剛軟度が90mm以下の基材を使用することで達成される。第2の目的は、基材を複層フィルムとし、粘着シートの基材側を平坦面に載置した際に、粘着シートが該平坦面に対して、上に凸状になるように湾曲する粘着シートにより達成される。
【選択図】 図3
Description
(1)基材とその片面に設けられた粘着剤とからなり、JIS L1086に準拠して測定される該基材の剛軟度が90mm以下である粘着シート。
該回路形成面に、(1)〜(7)の何れかに記載の粘着シートを貼付し、
該ウエハの裏面研削をすることでウエハの厚さを薄くするとともに、最終的には個々のチップへの分割を行う半導体チップの製造方法。
回路が表面に形成された半導体ウエハ表面からそのウエハ厚さよりも浅い切込み深さの溝を形成し、
該回路形成面に、上記粘着シートを表面保護シートとして貼付し、
その後上記半導体ウエハの裏面研削をすることでウエハの厚みを薄くするとともに、最終的には個々のチップへの分割を行ない、
チップをピックアップする工程を含む半導体チップの製造方法に好ましく用いられる。より具体的には、以下のような工程からなる半導体チップの製造方法に用いられる。
基材を15mm×150mm幅にカットし、カンチレバー式剛軟度測定器(TOYOSEIKI社製)にて剛軟度の測定を行った(JIS L1086に準拠)。基材は静電気の影響により剛軟度の測定値が変化するため、測定前に除電を行った。また基材がロール状の場合、MD(machine direction)方向はばらつきが大きいため、CD(cross direction)方向の値を評価した。
鏡面加工した厚さ730μmのシリコンウエハ表面に、0.3mm角、深さ80μmの溝を形成した。ウエハの表面に粘着シートを貼付後、裏面研削を行い、ウエハを0.3mm角、厚さ50μmのチップに分割した。その後、粘着シートをアライメントテーブル(リンテック社製、RAD−2700)に移送し、粘着シート上にチップを保持した状態で、粘着シートの背面側を吸引テーブルで吸引した。吸引を継続しながら、名刺サイズの文字が印刷されたカードをチップ鏡面上に立て、鏡面に映るカードの文字のずれより、解像度をランク付けした。チップの沈み込みにより、チップ鏡面の解像度が低下する。ランク付けは5段階で評価した。Aは解像度が良好であり、Eは解像度が悪いことを意味する。
上記と同様にして、粘着シート上に整列保持されたチップを得た。粘着シート上にチップを保持した状態で、粘着シートをアライメントテーブル(リンテック社製、RAD−2700)に移送し、粘着シートの背面側を吸引した。粘着シートの背面側の全面をアライメントテーブルで吸引できるか否かを評価した。
(カーフの直線性の評価)
デジタル顕微鏡を用いて小チップ研削後チップコーナーのカーフのずれを確認し、カーフの直線性を次の基準で評価した。
A・・・ずれが発生していない。
B・・・ずれが発生している。
粘着シートの基材として、厚さ160μm、剛軟度85mmの単層の低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムを準備した。
粘着シートの基材として、厚さ105μm、剛軟度65mmの複層基材(LDPE/PET/LDPEの構成で、LDPEとPET間をドライラミネート法で積層したもの。ポリエチレンテレフタレートフィルムのヤング率:4000MPa。)を準備した。この基材は、A4サイズに切り出し、粘着剤層を形成する面と逆側の面を下にして平坦面に載置した場合に上に凸に湾曲した。
粘着シートの基材として、厚さ130μm、剛軟度40mmの複層基材(LDPE/PET/LDPEの構成で、LDPEとPET間をドライラミネート法で積層したもの。)(この基材は、A4サイズに切り出し、粘着剤層を形成する面と逆側の面を下にして平坦面に載置した場合に上に凸に湾曲する。)を用いた以外は、実施例2と同様として粘着シートを得た。この粘着シートは、上に凸に湾曲した。結果を下表に示す。
粘着シートの基材として、厚さ100μm、剛軟度111mmの単層の低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムを用いた以外は、実施例1と同様とした。結果を下表に示す。
粘着シートの基材として、厚さ140μm、剛軟度94mmの単層のエチレン・メタクリル酸共重合体(EMAA)フィルムを準備した。
粘着シートの基材として、厚さ80μm、剛軟度92mmの複層基材(LDPE/PET/LDPEの構成で、LDPEとPET間をドライラミネート法で積層したもの。)(この基材は、A4サイズに切り出し、粘着剤層を形成する面と逆側の面を下にして平坦面に載置した場合に上に凸に湾曲する。)を用いた以外は、実施例2と同様として粘着シートを得た。この粘着シートは、上に凸に湾曲した。結果を下表に示す。
粘着剤層を、基材の実施例2で形成したのとは逆の面に形成した以外は、実施例2と同様として粘着シートを得た。この粘着シートは、上に凸に湾曲せず、A4サイズに切り出し、平坦面に載置したとき、中央部は平坦面と接触するが、端部が平坦面から離れた。すなわち、下に凸に湾曲した。結果を下表に示す。
比較例3の粘着シートを用いて、チップの沈み込み評価およびカーフの直線性の評価を、溝のサイズを5mm角として行った。結果を下表に示す。
2…溝
3、3a、3b…チップ
10…粘着シート
11、12…基材の構成フィルム
13…粘着剤層
21…吸引テーブル
22…吸引口
23…配管
Claims (9)
- 基材とその片面に設けられた粘着剤とからなり、JIS L1086に準拠して測定される該基材の剛軟度が90mm以下である粘着シート。
- 該基材が単層フィルムであり、該粘着シートの基材側を平坦面に載置した際に、粘着シートと該平坦面との間に空隙が形成されない、請求項1に記載の粘着シート。
- 基材とその片面に設けられた粘着剤とからなり、該基材が複層フィルムであり、該粘着シートの基材側を平坦面に載置した際に、粘着シートが該平坦面に対して、上に凸状になるように湾曲する粘着シート。
- 枚葉状態の基材を平坦面に載置したときに、上に凸となるように湾曲する基材の上面側に粘着剤層を形成することで得られる請求項3に記載の粘着シート。
- JIS L1086に準拠して測定される該基材の剛軟度が90mm以下である請求項3または4に記載の粘着シート。
- 複層フィルムを構成する樹脂フィルムの少なくとも1層が、ヤング率が1000〜30000MPaである樹脂フィルムである請求項3〜5の何れかに記載の粘着シート。
- さらに、複層フィルムを構成する樹脂フィルムとして、オレフィン系フィルムが積層されている請求項6に記載の粘着シート。
- 半導体回路が形成されたウエハ表面に、そのウエハ厚よりも浅い深さの溝を形成し、
該回路形成面に、請求項1〜7の何れかに記載の粘着シートを貼付し、
該ウエハの裏面研削をすることでウエハの厚さを薄くするとともに、最終的には個々のチップへの分割を行う半導体チップの製造方法。 - 分割により得られるチップが、いずれの辺も3mm以下の矩形である請求項8に記載の半導体チップの製造方法。
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JP2011279307A JP2013129723A (ja) | 2011-12-21 | 2011-12-21 | 粘着シートおよび半導体チップの製造方法 |
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JP2017150060A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 株式会社村田製作所 | 真空装置 |
JPWO2017150675A1 (ja) * | 2016-03-03 | 2018-07-12 | リンテック株式会社 | 半導体加工用粘着テープ、及び半導体装置の製造方法 |
WO2022209119A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | リンテック株式会社 | 半導体加工用粘着テープおよび半導体装置の製造方法 |
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US10861683B2 (en) | 2016-02-26 | 2020-12-08 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Vacuum device |
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