JP2013129128A - メカニカルペンシル - Google Patents

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Abstract

【課題】軸筒又は先部材内に、芯の後退を阻止するチャックユニットと、芯を保持する機能を有する摺動ユニットが配置され、複数回の筆記圧の付加と解除によって、芯を繰り出すメカニカルペンシルにおいて、筆記中のペン先のガタつきが大きくならず、筆記動作に違和感のないメカニカルペンシルを提供する。
【解決手段】軸筒又は先部材内に、芯の後退を阻止するチャックユニット84と、芯を保持する機能を有する摺動ユニット26が配置され、複数回の筆記圧の付加と解除によって、芯を繰り出すメカニカルペンシルにおいて、前記軸筒又は先部材の先端に芯を案内する芯ガイド部を固定したメカニカルペンシル。
【選択図】図1

Description

本発明は、メカニカルペンシルに関するものである。
特に芯の摩耗にともない一定量の芯の繰り出しが、筆記時の圧力(以下、筆記圧と称する)またはそれ以上の筆記圧で行うことの出来るメカニカルペンシルの芯繰り出し構造に関するものである。
従来より筆記にともなう芯の摩耗に応じて、芯繰り出し操作(後端ノック操作)により、使用者が意図的に芯を突出するメカニカルペンシルが知られていた。しかし、筆記中に芯を出す繰り出し操作を行うためには、一端メカニカルペンシルを持ち変える必要があり、操作上煩わしさが生じていた。
そこで、特許文献1では、筆記による芯の摩耗に伴い、芯ガイドとして機能する先端パイプが除々に口先部内に後退するように動作させることで、前記先端パイプからの筆記芯の突出量を一定の範囲内に維持させることができるパイプスライド式のメカニカルペンシルが提案されている。
特開2009−233921公報
特許文献1に開示されているメカニカルペンシルの基本構造は、軸筒内に配設されたチャックの前後動により芯の解除と把持を行うことで、前記芯を前方に繰り出すことができるように構成されると共に、前記芯が受ける筆記圧による後退動作および筆記圧の解除による前進動作を受けて、回転子を一方向に回転駆動させる回転駆動機構とが備えられ、前記軸筒の前端部には、パイプ状に形成された芯ガイドを支持するパイプ支持部材が収容されると共に、前記回転駆動機構を構成する前記回転子の回転駆動動作を受けて、前記パイプ支持部材に支持されたパイプ状の芯ガイドを、除々に前記軸筒内に向かって後退させる後退駆動機構が具備される構造となっている。
しかし、前記基本構造では、芯ガイドが徐々に後退することで、見掛け上は一定量の芯を繰り出すことは可能であるが、必要以上に筆記圧の付加と解除を繰り返すと、芯が筆記に伴う芯の摩耗量より長く芯が繰り出されてしまう問題と、芯ガイドが設定した後退距離に達してしまうと、使用者がメカニカルペンシルを持ちかえて、芯繰り出し操作(後端ノック操作)を行う必要があった。また、芯ガイドが後退及び前進可動な構造である為に、芯と芯ガイドの間の隙間によるガタに加え、芯ガイドとその案内部に設けられる隙間によるガタも加算される為、筆記中のペン先のガタつきが大きくなってしまい、違和感のある筆記動作になってしまっていた。
そこで、本発明は前記問題を鑑み、軸筒又は先部材内に、芯の後退を阻止するチャックユニットと、芯を保持する機能を有する摺動ユニットが配置され、複数回の筆記圧の付加と解除によって、芯を繰り出すメカニカルペンシルにおいて、前記軸筒又は先部材の先端に芯を案内する芯ガイド部を固定したことを要旨とするものである。
本発明は、軸筒又は先部材内に、芯の後退を阻止するチャックユニットと、芯を保持する機能を有する摺動ユニットが配置されたメカニカルペンシルにおいて、複数回の筆記圧の付加と解除によって、芯を繰り出すので、必要以上の芯の繰り出しが防止されると共に、使用者がメカニカルペンシルを持ちかえて芯繰り出し操作(後端ノック操作)を行う必要がなくなり、筆記能率が向上する。さらに、前記軸筒又は先部材の先端に芯を案内する芯ガイド部を固定したことにより、筆記に伴うペン先のガタつきが小さくなる。
本発明の第1実施例の構成を示す縦断面図。 本発明の第1実施例の構成を示す部分拡大縦断面図。 本発明の第1実施例の構成を示す部分組付け斜視図。 本発明の第1実施例の作動図。 本発明の第1実施例の作動詳細断面斜視図。 本発明の第1実施例の作動図。 本発明の第1実施例の作動詳細断面斜視図。 本発明の第1実施例の作動図。 本発明の第1実施例の作動詳細断面斜視図。 本発明の第1実施例の作動詳細断面斜視図。 本発明の第1実施例の作動詳細断面斜視図。 本発明の第2実施例の構成を示す部分拡大縦断面図。
第1実施例に基づき、本発明のメカニカルペンシルの芯繰り出し構造を説明する。図1は本発明の第1の実施例の構成を示す縦断面図であり、図2は部分拡大縦断面図であり、図3はペン先周辺の部品組付けの位置関係を表す斜視図である。
外軸筒1の前方には、先部材2が螺合等の手段を用いて固定されている。その先部材2の内部は、複数の段部を有した孔3が軸方向に貫通している。前記先部材2の前端には、開口した芯ガイド支持孔4が形成されており、その芯ガイド支持孔4には、前方外部に突出した状態でパイプ状の芯ガイド101が圧入などの方法を用いて内嵌固定されている。そして、その芯ガイド101は、芯ガイド部102を成している。尚、本実施例においては、芯ガイド101を芯ガイド支持孔4に圧入することによって固定しているが、接着や螺合などの手段によって固定しても良い。前記先部材2の内部前方には回転規制孔5が設けられており、その回転規制孔5には摺動子20が挿入されていると共に、前後摺動自在に配置される。
また、前記回転規制孔5の内面には、前記先部材2の軸芯から略同距離とした対向する1組の平面6が設けられている。一方、前記摺動子20の外周面前方には、その軸芯から略同距離で平行して設けられた回転規制面21が設けられており、前記先部材2の平面6に挿入される。
前記平面6の対向する距離は、前記回転規制面21の距離よりもわずかに拡くされており、前記摺動子20が前後方向摺動自在ではあるものの、回動を規制して配置される。尚、本実施例では前記平面6及び前記回転規制面21はそれぞれ1組設けているが、前記摺動子20を安定して前後動自在に、且つ、回動を規制することが目的であり、1組に限定されるものではなく、2組、或いは、3組形成しても良い。
また、前記摺動子20の内部前方には、芯保持部材24が圧入固定されて、摺動子とともに摺動ユニット26を構成している。さらに、前記回転規制孔5の後方には、その回転規制孔5よりも大径としたスリーブ案内孔7が設けられ、内部にスリーブ27が挿入され回動自在に配置される。そのスリーブ案内孔7の前方段部にはスロープ状のカム8が設けられている。
また、前記スリーブ27の前面には前方に突出する突起28が等角度間隔で複数設けられており、その突起28の前端面29は前記カム8に当接している。この時、前記突起28の前端面29は、前記カム8の斜面9の角度に合わせて傾斜しており、互いに面で接触している。
また、前記スリーブ27には孔30が軸方向に貫通している。その孔30には後方から前記摺動ユニット26が挿入され、回動自在に配置される。また、前記スリーブ27には摺動子押え35が外嵌圧入され、前記スリーブ27と一体に配置される。
尚、前記スリーブ27の後面31と前記摺動子押え35の内部段部36との軸方向の距離Aは、前記摺動子20後方の鍔部23の軸方向距離Bよりも僅かに大となっており、軸方向に僅かな隙間Cを伴いながら、前記摺動ユニット26と前記スリーブ27と前記摺動子押え35が軸方向一体に配置される。これにより前記摺動ユニット26と前記スリーブ27と前記摺動子押え35で芯送りユニット32を構成している。
さらに、前記スリーブ案内孔7の後方には、そのスリーブ案内孔7よりも大径とした回転子案内孔12が設けられ、内部に回転子37が挿入され回動自在に配置される。その回転子37の内部は段部を有した孔38が貫通しており、前記芯送りユニット32に外挿される。
また、前記芯送りユニット32の後部には六角軸33が後方へ連設されており、前記回転子37の孔38の後部に設けた六角孔39に挿入される。この時、前記六角孔39の対向する平面同士の距離は、前記六角軸33の平行した平面同士の距離よりもわずかに拡くなっており、前記芯送りユニット32が前後方向摺動自在ではあるものの、前記回転子37と一体に回動するように配置される。
また、前記芯送りユニット32の後方段部34と前記回転子37の前記孔38の後方段部40の間には先端スプリング46が配置され、前記芯送りユニット32を前方へ付勢して、前記スロープ状のカム8に前記スリーブ27の突起28を押圧している。
さらに、前記回転子案内孔12の前方段部には鋸歯状の前方カム13が設けられている。また、前記回転子37の前面には鋸歯状の前面カム41が設けられており、前記前方カム13に当接している。この時、前記前面カム41は前記前方カム13と相似形状になっており、互いに噛み合って接触している。
さらに、前記回転子案内孔12の後方には、その回転子案内孔12よりも大径とした後方カム筒案内孔17が設けられ、内部に後方カム筒47が挿入される。その後方カム筒案内孔17の内面には、内方へ向けて突設された係止リブ18が複数配設されており、前記後方カム筒47の外周面に設けられた複数の係止溝48に内嵌され、前記後方カム筒47の回動を規制する。
また、前記後方カム筒47の内部は段部を有した孔49が貫通しており、前方から前記回転子37が挿入され、回動自在に配置される。さらに、その孔49の後方には傾斜段部50が設けられ、その傾斜段部50は軸芯に対する直交方向から傾斜しており、前記回転子37の後方端部45がその傾斜段部50より後方に一部突出して配置される。
また、前記後方カム筒47の孔49には、後方から傾斜板57が挿入され、その前面58が前記傾斜段部50と前記回転子37の後方端部45の双方に当接して配置される。この時、前記傾斜板57は前記傾斜段部50と当接している箇所を支点59とし、前記傾斜段部50の傾斜面51と離間して後方端部45と当接しており、前記回転子37の前後摺動にともなって揺動自在となっている。
さらに、前記後方カム筒案内孔17には、前記後方カム筒47の後方に後方カム筒押え63が圧入等の方法を用いて内嵌固定される。この時、前記後方カム筒押え63の前方端面64が前記後方カム筒47の後面に当接し、さらに前記後方カム筒案内孔17の前方段部19に前記後方カム筒47の段部52を当接させて、前記後方カム筒47の前後方向移動を規制している。
また、前記後方カム筒47の前面には鋸歯状の後方カム53が設けられ、前記回転子37の外周段に設けた鋸歯状の後面カム43と対向離間して配置される。この時、前記後方カム53と前記後面カム43の離間距離は、前記後面カムのカム山高さと略同距離としている。
さらに、前記傾斜板57の後方にはチャック蓋筒65が配置され、前記傾斜板57の後面60に当接している。この時、前記チャック蓋筒65が前記傾斜板57に当接する位置は、前記回転子37が前記傾斜板前面58に当接する位置よりも、前記支点59に近い距離としている。
さらに、前記チャック蓋筒65の内部には後方から鍔付筒体81が挿入され、前後摺動自在に配置される。また、前記チャック蓋筒65の後部鍔後面66と、前記鍔付筒体81の鍔部70の間には、後端ノックスプリング75が配置され、前記チャック蓋筒65を常に前方に付勢している。
さらに、鍔付筒体81には前方から傾斜筒体69が内嵌され、圧入固定されている。さらに、その傾斜筒体69の内部にはチャック76が挿入される。そのチャック76の前方には半球状の凹部77が設けられており、前記傾斜筒体69の傾斜内面71との間に球状のボール80が配置される。
その鍔付筒体81の前方内部段部82と、前記チャック76の後方段部78の間には、チャックスプリング83が配置され、前記チャック76を常に後方へ付勢している。そして、それらチャック蓋筒65やチャック76などからなるチャックユニット84が、前記外軸筒1内に前後動自在に配置されるとともに、筆圧受けスプリング85によって常に前方へ付勢されている。
前記チャックユニット84の前方には、前記傾斜板57が配置されており、その傾斜板57を前記筆圧受けスプリング85の弾性力によって常に前方に付勢している。つまり、傾斜板57は前記支点59を中心に、前記チャック蓋筒65との当接点を力点61とし、前記回転子37との当接点を作用点62として、テコの原理で前方へ前記回転子37を付勢する。この時、前記回転子37の前面カム41は、筆圧受けスプリング85の付勢力によって、前記前方カム13に当接している。
前記チャックユニット84の後方には芯タンク86が内挿されており、前記芯タンク86が前後方向摺動自在に配置される。また、前記芯タンク86の後部には段部87が設けられており、前記外軸筒1の後方内部に設けられた後方段部98との間に後端ノック補助スプリング92が配置され、前記芯タンク86を常に後方に付勢している。
さらに、前記外軸筒1の後方には尾管93が螺合などの手段を用いて固定されている。また、前記尾管93は有底円筒形状であり、その底面94には孔95が貫通して設けられ、前記芯タンク86の段部87の後面88が前記底面94に当接している。つまり、前記芯タンク86が前記後端ノック補助スプリング92の付勢力によって後方に離脱することを、前記尾管93が防いでいる。
また、前記芯タンク86の後方にはノック保持部89が設けられ、前記尾管93の孔95を貫通して後方外部に突出している。そのノック保持部89の内部には段付孔90が設けられ、後方から消しゴム96が内挿保持されている。
また、前記段付孔90の前方にはその段付孔90よりも小径の芯保留孔91が連設され、前記芯タンク86を貫通している。さらに、前記ノック保持部89にはノック97が外嵌圧入され、前記消しゴム96を内包し、且つ、前記芯タンク86と一体に固定されている。
以上が本実施例の構成であるが、本実施例においては、前記芯送りユニット32と前記回転子37と前記傾斜板57の動作に特徴を有している。
さらに各部材について詳述する。
前記摺動ユニット26は、前述したように摺動子20と芯保持部材24から構成されている。前記芯保持部材24は、軸方向に貫通穴25を有し、前方は先端が平らな円錐状、後方は円筒状となっている。前記貫通穴25には芯99が挿入される。その芯保持部材24は、前記摺動子20の内側段部22に圧入固定され、内方へ向かって圧縮されて、前記貫通穴25がわずかに縮径している。
この芯保持部材24に用いられる材質は、弾性を有する樹脂であれば良く、具体的には、ニトリルブタジエンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどが挙げられる。つまり、圧入による前記貫通穴25の縮径と、弾性を有する材質によって、所望の芯保持力を発生している。
前記回転子37の前面には鋸歯状の前面カム41が形成される。その前面カム41は前記回転子37の軸中心から放射状に複数の前面カム山42が形成される。
前記先部材2の鋸歯状の前方カム13は、前記前面カム41と同様に、先部材2の軸中心から放射状に複数の前方カム山14が形成される。また、前記回転子37の後面には鋸歯状の後面カム43が形成される。その後面カム43は前記回転子37の軸中心から放射状に複数の後面カム山44が形成される。さらに、前記後方カム筒47の鋸歯状の後方カム53は、前記後面カム43と同様に、後方カム筒47の軸中心から放射状に複数の後方カム山54が形成される。
前述した通り、前記回転子37は前記先部材2に対して、前後方向摺動自在であるとともに、回動自在に配置される。この時、前記前方カム13の頂点15と、前記後方カム53の頂点55は、半ピッチずれた関係で配置される。
前記チャックユニット84は、前述したように、チャック蓋筒65、傾斜筒体69、後端ノックスプリング75、チャック76、ボール80、鍔付筒体81、チャックスプリング83から構成されている。
そのチャック蓋筒65の内部には、後方から前記鍔付筒体81が挿入され、前記チャック蓋筒65の外周に開口された係止孔72に、前記鍔付筒体81の前部に外方へ向かって突設された係止突起67が挿入される。前記チャック蓋筒65の後部鍔後面66と、前記鍔付筒体81の鍔部70の間には、前記鍔付筒体81の外周74を覆う状態で前記後端ノックスプリング75が配置され、前記チャック蓋筒65を常に前方に付勢している。
これにより、前記係止突起67の係止面68と前記係止孔72の後端面73が当接して、前記チャック蓋筒65は前記鍔付筒体81に係止される。尚、前記チャック蓋筒65の内径は、前記鍔付筒体81の外周74の外径よりもわずかに大径となっており、前記後端ノックスプリング75の付勢力に抗して前後方向に摺動自在となっている。
さらに、鍔付筒体81には前方から傾斜筒体69が内嵌され、圧入固定されている。また、前記傾斜筒体69の内部には前記チャック76が挿入される。そのチャック76の前方には半球状の前記凹部77が設けられており、前記傾斜筒体69の傾斜内面71との間に球状のボール80が配置される。
また、前記鍔付筒体81の前記前方内部段部82と、前記チャック76の前記後方段部78の間には、前記チャックスプリング83が前記チャック76の外周79を覆うように配置され、前記チャック76を常に後方へ付勢している。
つまり、前記チャックスプリング83がチャック76を後方に付勢することで、前記傾斜内面71に当接したボール80を介して、前記チャック76を閉じる方向に作用させ、芯99を把持している。即ち、前記芯99の前進は許容するが、その後退は楔作用によって阻止するボールチャック機構となっている。本実施例では前記チャック76を、2つに分割された同様な形状のチャック片を互いに合い対向させることによって構成している。
前記チャックユニット84を構成する前記傾斜筒体69およびチャック76の材質は、ボール80が接することから、強度および耐久性に優れた金属、例えば、銅やその合金、鉄やその合金、アルミニウムやその合金、亜鉛やその合金などが望ましいが、比較的硬質な合成樹脂、例えば、アクリロニトリル、ポリカーボネート、ポリアセタールなどや、これらの合成樹脂に無機粉体、ガラス繊維、カーボン繊維などを充填したものであっても良い。
さらに、各スプリングの付勢力、芯保持部材24の芯保持力、ボールチャック機構の芯把持力の各々の力の序列について詳述する。力の弱い方から順に以下の大小関係が必要となる。
すなわち、ボールチャック機構の芯前進時把持力は先端スプリング46の付勢力よりも弱く、その先端スプリング46の付勢力は芯保持部材24の芯保持力よりも弱く、その芯保持部材24の芯保持力は筆圧受けスプリング85の付勢力よりも弱く、さらに、その筆圧受けスプリング85の付勢力は後端ノックスプリング75の付勢力よりも弱く、その後端ノックスプリング75の付勢力はボールチャック機構の芯後退時把持力よりも弱く設定されている。
具体的に説明すると、本実施例においては、ボールチャック機構の芯前進時把持力が0.029N以上、0.0686N以下であり、先端スプリング46の付勢力が0.098N以上、0.137N以下、また、芯保持部材24の芯保持力が0.147N以上、0.196N以下、さらに、筆圧受けスプリング85の付勢力が0.784N以上、3.43N以下、さらに、後端ノックスプリング75の付勢力が1.47N以上、4.9N以下、ボールチャック機構の芯後退時把持力が7.84N以上になるよう構成している。
次に本発明の第1実施例における間欠的に芯を繰り出す動作について説明する。図4〜図11は、間欠的に芯を繰り出す作動図である。間欠的に芯を繰り出す動作に関しては、前記芯送りユニット32に形成された突起28と、前記先部材2に形成したスロープ状のカム8及び前方カム13と、前記後方カム筒47に形成した後方カム53と、前記回転子37に形成された前面カム41及び後面カム43と、前記傾斜板57の関係と併せて説明する。
図4、並びに、図5は、前記芯ガイド101の先端から芯99が突出した状態を示す。この状態での前記突起28は、先部材2に形成されたスロープ状のカム8の谷10に位置する。
次に、筆記するために前記芯ガイド101の先端から突出している前記芯99の先端を紙面100に接触させると、前記芯99に後方への力(筆記圧)が付加される(筆記圧を付加した状態)。この後方への力(筆記圧)は、前記芯99から前記チャック76に伝わり、そのチャック76は後退しようとする。この時、芯99は、先部材2に固定された芯ガイド101によってガイドされているため、振れることなく良好に筆記することができる。
この時、前記チャック76の前方外周面の半球状の前記凹部77に介在しているボール80が傾斜内面71に当接しているため、楔作用が発生し、前記チャック76は強固に閉じられ、その結果、芯99を後退できないように強固に把持される。つまり芯99の後退は楔作用によって阻止される。
さらに、使用者が前記紙面100に付加する筆記圧を増加し、筆記圧が前記筆圧受けスプリング85の前方付勢力を超えると、前記筆圧受けスプリング85が撓み、前記チャックユニット84が後退する。このチャックユニット84の後退に伴って、前記先端スプリング46の付勢力により前記回転子37が後退する。
この時、前記回転子37は前記作用点62で傾斜板57を後方へ押し、その傾斜板57は支点59を中心に後方へ揺動する。同時に、前記回転子37が後退すると、後面カム43が前記後方カム筒47の後方カム53に当接し、後方カム山54の斜面56に沿って前記後面カム山44が滑動して、前記回転子37が半ピッチ回動する。
さらに、その回転子37と一体に前記芯送りユニット32が回動し、前記先部材2に形成されたスロープ状の前記カム8の斜面9に沿って前記突起28が滑動し、その突起28の滑動による軸方向移動量分、前記芯送りユニット32が後退する(図6及び図7参照)。
次に、筆記が終了して筆記圧が解除された状態を図8、並びに、図9に示す。筆記圧が解除されると、前記筆圧受けスプリング85の前方付勢力により、前記チャックユニット84が芯99を把持したまま前進する。
そのチャックユニット84の前進とともに、前記傾斜板57が前記支点59を中心に前方へ揺動する。同時に傾斜板57は前記作用点62で回転子37を前方へ押す。同時に、その回転子37が前進すると、前記前面カム41が前方カム13に当接し、前記前方カム山14の斜面16に沿って前面カム山42が滑動して、前記回転子37が半ピッチ回動する。さらに、その回転子37と一体に前記芯送りユニット32が回動し、前記先部材2に形成されたスロープ状のカム8の斜面9に沿って前記突起28が滑動し、その突起28の滑動による軸方向移動量分、前記芯送りユニット32が後退する。
さらに筆記が継続されると、前述した筆記圧を付加した時の動作と、筆記圧が解除された時の動作を繰り返す。つまり、筆記1画ごとに前述した筆記圧を付加した時の動作と、筆記圧が解除された時の動作が一連として繰り返される。
この一連の動作を複数回繰り返すこと、つまり筆記を複数画行うと、図10に示すように、前記スリーブ27の前面の突起28が、前記先部材2に形成されたスロープ状の前記カム8上にて滑動を繰り返し、突起28が前記カム8の頂点11付近まで移動する。この時、複数画の筆記による芯99の消費量分、その芯99の芯ガイド101からの突出量が減少している。即ち、芯の消費量が実感されるのである。
さらに1画筆記が行われると、前述の筆記圧を付加した時の動作の後、筆記圧が解除されると、前記筆圧受けスプリング85の前方付勢力により、前記チャックユニット84が芯99を把持したまま前進する。
そのチャックユニット84の前進とともに、前記傾斜板57が支点59を中心に前方へ揺動する。同時に傾斜板57は前記作用点62で回転子37を前方へ押す。また、同時に、その回転子37が前進すると、前記前面カム41が前記前方カム13に当接し、前記前方カム山14の斜面16に沿って前面カム山42が滑動して、回転子37が半ピッチ回動する。
それと同時に、その回転子37と一体に前記芯送りユニット32が回動し、前記先部材2に形成されたスロープ状の前記カム8の斜面9に沿って前記突起28が滑動し、前記突起28は先端スプリング46の前方付勢力によって、前記スロープ状のカム8の頂点11から谷10へ移動する。つまり、前記頂点11から谷10までの軸方向移動距離Lの分、前記芯送りユニット32が前進する。
この時、その芯送りユニット32に内包された前記芯保持部材24の芯保持力によって、前記芯99を保持したまま前進する。つまり、その芯99がボールチャック機構の芯前進時把持力に抗して前方に引き出される(図11参照)。
この繰り返し動作によって芯99の繰り出し動作が完了する。
この時、略軸方向移動距離Lの分、芯99の芯ガイド101からの突出量が増加する。即ち、芯の繰り出し量が実感されるのである。
前述したように、前記チャック蓋筒65と傾斜板57が当接する力点61の位置は、前記回転子37と傾斜板57が当接する作用点62の位置よりも、支点59に近い距離としている。つまり、前記傾斜板57は、その距離の差を比として前記支点59を中心に揺動するテコとなる。この時、前記チャック蓋筒65の前後の動距離は、前記回転子37の前後の動距離をテコ比(1:3)で除算した距離となる。
前述したように、間欠的に芯を繰り出す動作は、回転子37が前方カム13に当接する位置と、前記後方カム53に当接する位置の間の距離Dを前後動する。つまり、前記チャック蓋筒65が構成部材となる前記チャックユニット84が、筆記動作による筆圧で芯99を把持して後退する距離は、前記距離Dをテコ比で除算した距離で済むことになる。つまり、前記傾斜板57を設けることで、筆記による芯の後退距離を短縮することができ、その結果、筆記中に芯が後退することで発生する使用者への違和感を軽減させることができる。
前記芯99の繰り出し頻度は、先部材2に形成された鋸歯状の前方カム13及び、回転子37の前面カム41と前記後面カム山43及び、前記後方カム筒47の後方カム53、各々のカム山の数と、前記スロープ状のカム8の数で決まる。すなわち、前記スロープ状のカム8一つの前記谷10から前記頂点11までの角度に対して、その角度を回動するのに要する各々のカム山の数で決まる。
また、一連の繰り出し動作における芯99の繰り出し長さは、前記スロープ状のカム8の頂点11から谷10までの軸方向移動距離Lによって決まる。
実際のメカニカルペンシルの芯の消耗量は、筆記圧の強さや、筆記する芯の硬度および紙質、ならびに使用する言語等によって異なるが、使用状況に応じて、前記スロープ状のカム8一つの谷10から頂点11までの角度に対して、その角度を回動するのに要する各々のカム山の数および、前記スロープ状のカム8の頂点11から谷10までの軸方向移動距離Lを適宜設定すれば良い。
本実施例においては、カム8一つの谷10から頂点11までの角度120度に対して、120度回動するのに要する各々のカム山の数が12個で規則的に配置していることにより、12回の筆記圧の付加と解除で1回の芯99の間欠的な繰り出し動作となる。
また、前記芯99を間欠的に繰り出す動作は、使用者が筆記する時に前記芯99の先端を前記紙面100に接触して発生する筆記圧が、前記筆圧受けスプリング85の前方付勢力を超えた時に行われる。この時、筆記圧は使用者によってその圧力が異なる。さらに、筆記圧は筆記する1画毎にその圧力が異なる。つまり、使用者の筆記圧に対して、前記筆圧受けスプリング85の前方付勢力の設定を変更することによって、繰り出し動作の頻度を変更出来る。
また、前述した通り筆記圧の強さによって前記芯99の消費量が異なる。すなわち、使用者毎に異なる筆記圧に対して、前記筆圧受けスプリング85の前方付勢力を適宜設定することで、その使用者の前記芯99の消費量に、その芯99の繰り出し量を略合致させることが出来る。この時、前方付勢力の設定変更は、前記筆圧受けスプリング85を付勢力の異なる物に交換することで可能となっている。
尚、前記筆圧受けスプリング85の交換は、前記外軸筒1から、前記芯送りユニット32や前記回転子37等を内包する前記先部材2と、前記チャックユニット84を前方に離脱することで、容易に行える。
前述したように、本実施例においては、前記先部材2の前端には、芯ガイド101が圧入などの方法を用いて内嵌固定され、前記芯ガイド部102を成している。つまり、前記芯ガイド101は前記先部材2と一体的であり、筆記動作の際、前記芯ガイド部102自体にガタつきが発生することは無い。
尚、図12に示すように、先部材103の先端に開口した芯案内孔104によって芯ガイド部105を成しても良い。つまり、前記芯ガイド部105は前記先部材103の1部品のみで構成されるため、筆記動作の際、芯ガイド部105自体にガタつきが発生することは無い。
1 外軸筒
2 先部材
3 孔
4 芯ガイド支持孔
5 回転規制孔
6 平面
7 スリーブ案内孔
8 カム
9 斜面
10 谷
11 頂点
12 回転子案内孔
13 前方カム
14 前方カム山
15 頂点
16 斜面
17 後方カム筒案内孔
18 係止リブ
19 前方段部
20 摺動子
21 回転規制面
22 内側段部
23 鍔部
24 芯保持部材
25 貫通穴
26 摺動ユニット
27 スリーブ
28 突起
29 前端面
30 孔
31 後面
32 芯送りユニット
33 六角軸
34 後方段部
35 摺動子押え
36 前方段部
37 回転子
38 孔
39 六角孔
40 後方段部
41 前面カム
42 前面カム山
43 後面カム
44 後面カム山
45 後方端部
46 先端スプリング
47 後方カム筒
48 係止溝
49 孔
50 傾斜段部
51 傾斜面
52 段部
53 後方カム
54 後方カム山
55 頂点
56 斜面
57 傾斜板
58 前面
59 支点
60 後面
61 力点
62 作用点
63 後方カム筒押え
64 前方端面
65 チャック蓋筒
66 後部鍔後面
67 係止突起
68 係止面
69 傾斜筒体
70 鍔部
71 傾斜内面
72 係止孔
73 後端面
74 外周
75 後端ノックスプリング
76 チャック
77 凹部
78 後方段部
79 外周
80 ボール
81 鍔付筒体
82 前方内部段部
83 チャックスプリング
84 チャックユニット
85 筆圧受けスプリング
86 芯タンク
87 段部
88 後面
89 ノック保持部
90 段付孔
91 芯保留孔
92 後端ノック補助スプリング
93 尾管
94 底面
95 孔
96 消しゴム
97 ノック
98 後方段部
99 芯
100 紙面
101 芯ガイド
102 芯ガイド部
103 先部材
104 芯案内孔
105 芯ガイド部

Claims (3)

  1. 軸筒又は先部材内に、芯の後退を阻止するチャックユニットと、芯を保持する機能を有する摺動ユニットが配置され、複数回の筆記圧の付加と解除によって、芯を繰り出すメカニカルペンシルにおいて、前記軸筒又は先部材の先端に芯を案内する芯ガイド部を固定したことを特徴とする。
  2. 前記芯ガイド部を前記軸筒又は先部材の先端に固定された筒状の芯案内パイプによって成した請求項1に記載のメカニカルペンシル。
  3. 前記芯ガイド部を前記軸筒又は先部材の先端に開口した芯案内孔によって成した請求項1に記載のメカニカルペンシル。
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