JP2013129012A - 補助ハンドル及び補助ハンドルを備えた作業工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電動工具の運搬時や収納時における電源ケーブルの取り回しの向上に有効な補助ハンドル及び補助ハンドルを備えた電動工具を提供する。
【解決手段】 電動工具100に取付けられる補助ハンドル111は、モータ駆動用として電動工具に備えられた電源ケーブル108の一部を係止するためのケーブル係止部119を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可搬型の作業工具に取付けられる補助ハンドル及び補助ハンドルを備えた作業工具に関する。
特開2002−205285号公報は、補助ハンドルを備えた可搬型電動工具としてのハンマドリルを開示している。ハンマドリルは、工具本体部に一体状に連接されたメインハンドルのほかに、工具本体部に取外し可能に取付けられる補助ハンドルとしてのサイドハンドルを備えており、一方の手でメインハンドルを把持し、他方の手でサイドハンドルを把持してハンマドリルを操作し、所定の加工作業を行う構成である。また、電動式のハンマドリルには、モータに電力を供給する電源ケーブル(電源コードともいう)が接続されており、ケーブル端部のプラグをコンセントに差し込み、電源ケーブルを通じて外部電源から電力をモータに供給する構成である。
従来の電源ケーブルを有する電動式のハンマドリルのような電動工具では、電動工具を運搬する場合あるいは収納する場合に、電源ケーブルを束ねたり工具本体に巻き付けたりしているが、運搬あるいは収納の途中で電源ケーブルが解けてしまうことがあり、電源ケーブルの取り回しが煩わしいものである。
そこで、電動式のハンマドリルをはじめとしたこの種の電動工具においては、運搬時あるいは収納時に電源ケーブルの取り扱い易さの向上に有効な技術が要請される。
特開2002−205285号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、電動工具の運搬時や収納時における電源ケーブルの取り扱い易さの向上に有効な補助ハンドル及び補助ハンドルを備えた電動工具を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の好ましい形態によれば、電動工具に取付けられる補助ハンドルが構成される。補助ハンドルは、モータ駆動用として電動工具に備えられた電源ケーブルの一部を係止するためのケーブル係止部を備えている。本発明における「電源ケーブルの一部を係止するとは」、電源ケーブル自体を係止する態様のほか、ケーブル端部のプラグを係止する態様を好適に包含する。また、「係止」とは、ケーブルを所定箇所に留め置く状態をいう。
本発明の好ましい形態によれば、電動工具を運搬する場合、あるいは収納する場合において、電源ケーブルを、例えば1,2回ループ状に巻いてから、あるいは電動工具本体に巻き付けてから電源ケーブルの一部を補助ハンドルのケーブル係止部に係止することができる。これにより電源ケーブルは、補助ハンドルに束ねられた状態で保持され、あるいは電動工具本体に巻き付けられた状態に保持されることとなり、電動工具の運搬時あるいは収納時の電源ケーブルの取り扱い易さが向上する。
本発明の更なる形態の補助ハンドルでは、ケーブル係止部は、電源ケーブルの延在方向の一部を周方向に囲む囲み部によって構成されていることが好ましい。本実施の形態における「囲み部」は、周方向の一部に切れ目(開放領域)がある態様、あるいは全周にわたって切れ目が無い完全に閉じている態様のいずれも好適に包含し、また、「囲み部」による囲みの態様としては、電源ケーブルの外面に接触した状態で囲む態様、あるいは電源ケーブルの外面に対し離間した状態で囲む態様、あるいは電源ケーブルの延在方向又は延在方向と交差する方向への移動を許容した状態で囲む態様等を包含する。
この形態によれば、電源ケーブルを囲み部に挿通することにより当該電源ケーブルを囲み部で保持できる。
本発明の更なる形態の補助ハンドルでは、囲み部は、電源ケーブルの延在方向の一部を周方向に囲むことで電源ケーブルを係止し、囲みを解除することで電源ケーブルの囲み部への着脱を可能としている。本実施の形態における「囲みを解除する」とは、囲みの周方向の一部を開放する状態をいう。なお、本実施の形態における「周方向に囲む」とは、全集を囲む態様、一部を囲む(周方向に切れ目を有する)態様のいずれも好適に包含する。
この形態によれば、電源ケーブルの延在方向の一部を囲む係止状態では、電源ケーブルを確実に保持することが可能であり、一方、囲み部の囲みを解除した囲み解除状態では、電源ケーブルの囲み部への着脱作業を容易に行うことができる。
本発明の更なる形態の補助ハンドルでは、囲み部は、電源ケーブルの延在方向の一部を周方向に囲む囲み位置と、囲みを解除する囲み解除位置との間で移動する囲み解除部を有する。そして囲み解除部は、常には囲み位置に置かれるように付勢されており、当該付勢に対抗する操作を介して囲み解除が行われるよう構成される。
この形態によれば、囲み解除部は、常には囲み位置に置かれるように付勢されているため、電源ケーブルを囲み部により確実に保持することが可能となり、一方、電源ケーブルの囲み部への着脱作業については、付勢に対抗して囲み解除部を囲み解除位置へと移動させた状態で行うことができる。
本発明の更なる形態の補助ハンドルでは、ケーブル係止部は、電源ケーブルが嵌め込み可能な開放部を有する嵌合部によって構成されている。本実施の形態における「嵌合部」は、典型的には、略半円形あるいはU字形の凹部によって構成される。
この形態によれば、嵌合部に対して、電源ケーブルの導体を包むケーブル外皮の柔軟性(弾性)を利用して電源ケーブルを嵌合状に係止することができる。
本発明の更なる形態の補助ハンドルは、電動工具に取付けられる本体取付部と、作業者が把持する把持部とを有する。そして本体取付部と把持部との間にケーブル係止部が設定されている。
この形態によれば、本体取付部と把持部間の連接領域をケーブル係止部の設定スペースとして活用でき、合理的である。
本発明の更なる形態では、請求項1〜5に記載の補助ハンドルを有する電動工具が構成される。
この形態によれば、電動工具の運搬時あるいは収納時の電源ケーブルの取り扱い易さを向上できる補助ハンドルを備えた電動工具を提供することができる。
本発明の更なる形態の電動工具では、モータを収容するモータハウジングを有する。そしてモータハウジングは、電源ケーブルの電動工具への取付部と、補助ハンドルの電動工具への取付部との間に配置されている。
この形態によれば、電源ケーブルの電動工具への取付部と、補助ハンドルの電動工具への取付部との間にモータハウジングが配置されていることで、ケーブル係止部は、電源ケーブルの電動工具への取付部から距離を置いた位置に配置されることになる。このため、電源ケーブルを、1,2回ループ状に巻いてから、あるいは電動工具本体に巻き付けてから電源ケーブルの一部を補助ハンドルのケーブル係止部に係止する作業を行う場合において、ケーブル係止部が電源ケーブルの電動工具への取付部付近に設定されている場合に比べて、当該作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、電動工具の運搬時や収納時における電源ケーブルの取り扱い易さの向上に有効な補助ハンドル及び補助ハンドルを備えた電動工具が提供されることとなった。
サイドハンドルの全体構成を示す斜視図であり、ケーブル保持部の開閉カバーが開放動作された状態を示している。 図1の側面図である。 サイドハンドルの全体構成を示す斜視図であり、ケーブル保持部の開閉カバーが閉止動作された状態を示している。 図3の側面図である。 サイドハンドルを中心軸に沿って切断した縦断面図である。 ケーブル保持部を分解して示すサイドハンドルを示す斜視図である。 サイドハンドルが装着された電動式ハンマドリルと、電源ケーブルの保持例1を示す斜視図である。 図7の側面図である。 サイドハンドルが装着された電動式ハンマドリルと、電源ケーブルの保持例2を示す斜視図である。 図9の側面図である。 サイドハンドルに形成されたケーブル保持部の変形例を示す斜視図である。 図11の側面図である。
以下、本発明の実施形態につき、図1〜図10を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態は、電動式ハンマドリル100に取外し可能に装着されるサイドハンドル111を用いて説明する。電動式ハンマドリル100が、本発明における「電動工具」に対応し、サイドハンドル111が本発明における「補助ハンドル」に対応する。
電動式ハンマドリル(以下、ハンマドリルという)100につき、図7〜図10を参照して簡単に説明する。ハンマドリル100は、図7〜図10に示すように、本体部101の先端領域に先端工具としてのハンマビット(便宜上図示を省略する)を取付け、当該ハンマビットを電動モータ(便宜上図示を省略する)により駆動機構(便宜上図示を省略する)を介して駆動(長軸方向に直線動作及び/又は長軸方向周りに回転動作)し、これによりコンクリートのような被加工材にハンマ作業(ハツリ作業)やハンマドリル作業(穴明け作業)等の加工作業を行う電動工具である。作業者は、一方の手で本体部101の先端領域と反対側に一体状に備えられたメインハンドル107を把持し、他方の手で本体部101の先端領域の近傍に取付けられたサイドハンドル111を把持した状態でハンマビットを駆動して所定の加工作業を遂行することが可能とされている。
図8に示すように、ハンマドリル100は、概括的に見て、ハンマドリル100の外郭を形成する工具本体としての本体部101を主体として構成される。本体部101は、電動モータを収容するモータハウジング103と、電動モータの駆動力をハンマビットに伝達する駆動機構を収容するギアハウジング105を主体として構成され、モータハウジング103とギアハウジング105が側面視で略L型をなすように交差状に連接されている。そして、ギアハウジング105のうち筒状に形成されるバレル部の先端領域にハンマビットが装着され、モータハウジング103及びギアハウジング105におけるハンマビットの反対側に側面視で略D型のメインハンドル107が連接されている。
ハンマドリル100は、電動モータに外部の電源から電力を供給するための電源ケーブル108を有する。電源ケーブル108は、ケーブルガード109を介してメインハンドル107の下側端部に固定されている。電源ケーブル108は、ケーブルガード109から所定長さで延在するケーブル本体の延在端部にプラグ108aを有する構成であり、加工作業を行う場合には、プラグ108aを外部電源としてのコンセントに差し込み、電動モータに電力を供給する。
ところで、ハンマドリル100を運搬する場合あるいは収納する場合、電源ケーブル108が邪魔になることがある。そのため、電源ケーブル108を束ねたりハンマドリル100に巻き付けたりした上で、その状態を保持できるようにすることが好ましい。本実施の形態では、電源ケーブル108の束ねた状態を、あるいはハンマドリル100に巻き付けた状態を保持するべく、サイドハンドル111にケーブル保持機能を持たせ、これによりハンマドリル100の運搬時あるいは収納時における電源ケーブル108の取り扱いの容易化を図っている。
ケーブル保持機能付きサイドハンドル111につき、図1〜図10を参照して詳細に説明する。サイドハンドル111は、図7〜図10に示すように、ハンマドリル100の本体部101、詳しくは本体部101のバレル部に形成された略円形の外形を有するハンドル装着部105aに取付可能とされた取付部113と、作業者が把持する略円筒状のグリップ部115とを主体として構成されている。そして、図1〜図6に示すように、取付部113とグリップ部115との間の連接領域117に、電源ケーブル108を係止して保持するためのケーブル保持部119が設定されている。取付部113は、本発明における「本体取付部」に対応し、グリップ部115は、本発明における「把持部」に対応し、ケーブル保持部119は、本発明における「ケーブル係止部」に対応する。
取付部113は、略円弧状のバンド121と、バンド121の円弧に対向する略円弧状の係合面123aを有するベース部材123とを主体として構成される。そして、ハンドル装着部105aに対し、当該ハンドル装着部105aをバンド121の円弧面とベース部材123の係合面123aにより外側から挟み込むように配置後、当該バンド121を締め付ける(係合面123a側へ近づける)操作を行い、バンド121とベース部材123によってハンドル装着部105aを挟持する。これによりサイドハンドル111をハンマドリル100の本体部101に取付けることができる。
グリップ部115は、手指で把持する上で好ましい太さと長さを有するとともに、長軸方向の一端にはフランジ115aを備えた略円形の筒状部材によって構成されている。また、図5に示すように、グリップ部115の中心には貫通状の孔が備えられ、この孔は長軸方向の一方(フランジ115a側)が円形孔115b、他方(自由端側)が角孔(六角孔)115cとして設定されている。
図5に示すように、グリップ部115内には、バンド締付用のネジ付ロッド125が配置されている。ネジ付ロッド125は、グリップ部115の円形孔115b及びベース部材123の底部中心に設けた孔を遊嵌状に貫通してバンド121側へと延在されるとともに、その延在端部がバンド121の両端部に連結部材127を介して固定状に連結されている。また、ネジ付ロッド125の、バンド121との連結側の反対側端部には、外形が角形(六角形)のナット129が螺合されており、このナット129がグリップ部115の角孔115cに係合されて相対回動が規制されている。
従って、サイドハンドル111を、バンド121の円弧面とベース部材123の係合面123aとによってハンドル装着部105aを外側から挟み込むように配置した状態において、グリップ部115を長軸線回りの一方向に回転操作すれば、ナット129の端面が円形孔115bと角孔115cとの境界に相当する段差部115dに当接されて円形孔115b側への移動が規制されるとともに、ネジ付ロッド125が角孔115c側へ直線移動する。これによりバンド121とベース部材123が相対的に接近してハンドル装着部105aを締め付ける。かくして、サイドハンドル111は、ハンマドリル100に固定された状態で取付けられる。
一方、グリップ部115を他方向に回転操作すれば、ネジ付ロッド125が締付け時とは逆方向へ直線移動されるため、バンド121がベース部材123から離間する方向へ移動されて締付けが緩められる。バンド121を緩めた締付解除状態においては、バレル部のハンドル装着部105aに対するサイドハンドル111の着脱が可能とされる。また、サイドハンドル111のハンマドリル100に対する取付け姿勢については、ハンドル装着部105aの外形が円形であるため、ハンマビットの長軸方向(従って、本体部101の長軸方向)の周りにおいて任意の方向に定めることができる。
ベース部材123は、一面が開放された略直方形の箱型に形成され、互いに対向する2つの側壁の開放側端部に前述したバンド121と対向する係合面123aが形成されている。そして、ベース部材123の4個の側壁のうち、係合面123aを有しない1つの側壁133を利用して前述したケーブル保持部119が設定されている。
ケーブル保持部119は、電源ケーブル108の延在方向の一部を周方向に囲む囲み部131として構成されている。囲み部131は、本発明における「囲み部」に対応する。囲み部131は、1つの側壁133に形成された受容凹部135と、当該受容凹部135を開閉する開閉カバー137とを主体として構成される。受容凹部135は、側壁133をグリップ部115の長軸方向と交差する方向に凹ませることで形成され、この凹みの開放側を覆うように開閉カバー137が側壁133の壁面に対向状に配置される。
開閉カバー137は、図5に示すように、ベース部材123に支軸141を介して回動自在に支持され、この支軸141を挟んで一方側が受容凹部135を開閉するための覆い部137aとされ、他方側には手指による開放操作用(押圧操作用)の押圧操作部137bが形成されている。
また、開閉カバー137は、支軸141の周りに配置された付勢部材としてのねじりコイルバネ143により常時に覆い部137aが受容凹部135を閉止する方向、すなわち内向きに付勢されている。従って、開閉カバー137は、押圧操作部137bを押圧操作しない限り、覆い部137aが受容凹部135を閉止する閉止位置に保持される。この状態が図3及び図4に示される。一方、ねじりコイルバネ143の付勢に対抗して押圧操作部137bを手指で押圧した場合には、開閉カバー137は、支軸141を支点にして覆い部137aが受容凹部135から離れる外向きに回動されて当該受容凹部135を開放する開放位置へと移動される。この状態が図1及び図2に示される。開閉カバー137は、本発明における「囲み解除部」に対応し、開閉カバー137の閉止位置が、本発明における「囲み位置」に対応し、開閉カバー137開放位置が、本発明における「囲み解除位置」に対応する。
図6には、開閉カバー137の取付構造が分解図として示される。図示のように、ベース部材123には、互いに対向する2枚のプレート部145,147が備えられている。一方のプレート部145は、ベース部材123に一体に形成され、他方のプレート部147は、ベース部材123とは別体に形成される。そして、一方(ベース部材123と一体)のプレート部145に支軸141の一端が固定されている。開閉カバー137は、支軸141に遊嵌状に嵌合するボス部137c(図5の断面図参照)を有する。なお、図6ではこのボス部137cは開閉カバー137の陰に隠れて図示されていない。また、他方のプレート部147には、支軸141の自由端部に嵌合可能なボス部147aが形成されている。そして、支軸141に、開閉カバー137のボス部137c、ねじりコイルバネ143の巻部及び別体のプレート部147のボス部147aを順次嵌合したのち、当該プレート部147のボス部147aの孔に止着部材としてのねじ149を挿通して支軸141に締着することで、開閉カバー137がベース部材123に組付けられる。
本実施の形態に係るサイドハンドル111は、上記のように構成したことにより、ハンマドリル100を運搬する場合あるいは収納する場合に、ケーブル保持部119を用いて電源ケーブル108が邪魔にならないように保持することが可能とされる。図7及び図8に電源ケーブル108の保持例1が示され、図9及び図10に電源ケーブル108の保持例2が示される。
図7及び図8に示す保持例1につき説明する。この保持例1は、電源ケーブル108を複数回ループ状に巻いた後、当該巻かれた電源ケーブル108のループ部分にサイドハンドル111のグリップ部115及び連接領域117を貫通状に通した状態で当該ループ部分の一部をケーブル保持部119に係止して保持する例である。すなわち、図1及び図2に示すように、開閉カバー137の押圧操作部137bを押圧し、ねじりコイルバネ143の付勢に抗して覆い部137aを外向きに回動させることで受容凹部135を開放する。その後、開放された受容凹部135に電源ケーブル108のループ部分を径方向に差し込んで押圧操作部137bの押圧を解除すれば、図3及び図4に示すように、ねじりコイルバネ143の付勢より開閉カバー137の覆い部137aが内向きに回動して受容凹部135を閉止する。かくして、電源ケーブル108を束ねた状態でサイドハンドル111に保持することができる。このため、運搬あるいは収納の途中で電源ケーブル108が解けて邪魔になるといったことなく、運搬作業あるいは収納作業が容易化される。なお、保持例1は、ハンマドリル101に対してサイドハンドル111が横向き姿勢(サイドハンドル111のグリップ部115の長軸方向が、メインハンドル107のグリップ部の延在方向と交差する姿勢)に取付けられている場合に好適な例として示す。
次に図9及び図10に示す保持例2につき説明する。この保持例2は、電源ケーブル108をハンマドリル100に巻き付けて保持する例であり、具体的にはサイドハンドル111のグリップ部115を経由してメインハンドル107とサイドハンドル111の連接領域117に対して取り囲むように巻き付けるとともに、ケーブル保持部119に係止して保持する例である。なお、電源ケーブル108のケーブル保持部119への係止については、上述の保持例1と同様の要領で行うことができる。かくして、電源ケーブル108をハンマドリル100に束ねた状態でサイドハンドル111に保持することができ、保持例1の場合と同様、運搬あるいは収納の途中で電源ケーブル108が解けて邪魔になることがなく、運搬作業あるいは収納作業が容易化される。なお、保持例2は、ハンマドリル101に対してサイドハンドル111が下向き姿勢(サイドハンドル111のグリップ部115の長軸方向が、メインハンドル107のグリップ部の延在方向と交差する姿勢)に取付けられている場合に好適な例として示す。
以上のように、本実施の形態によれば、サイドハンドル111に電源ケーブル108を係止して保持するケーブル保持部119を設けたことにより、ハンマドリル100を運搬する場合、あるいは収納する場合において、電源ケーブル108をサイドハンドル111に束ねられた状態で保持し、あるいはハンマドリル100に巻き付けた状態で保持できる。このため、ハンマドリル100の運搬時あるいは収納時における電源ケーブル108の取り扱い易さが向上される。
また、本実施の形態によれば、ケーブル保持部119が、周方向に閉じられた囲み部131によって構成されているので、電源ケーブル108を囲み部131で規定される空間内に安定的に保持できる。また、囲み部131につき、受容凹部135と当該受容凹部135の開放部分を開閉する開閉カバー137とから構成したので、開閉カバー137を開放位置へ操作した状態では、受容凹部135への電源ケーブル108の着脱作業を容易に行うことができる。また、常時には開閉カバー137が受容凹部135の開放部分を覆う閉止位置に置かれるようにねじりコイルバネ143によって付勢したので、電源ケーブル108を受容凹部135内により確実に保持することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、サイドハンドル111において、取付部113とグリップ部115との間の連接領域117にケーブル保持部119を設定している。連接領域117には、ハンドル装着部105aをバンド121と共同して挟持するベース部材123が位置している。このベース部材123は、バンド121と対向する略半円弧状の係合面123aを有する部材であり、当該係合面123aの設定を可能とする横幅を有する。この横幅は、ベース部材123がハンドル装着部105aに対する取付部113と、作業者が把持するグリップ部115とを連接する部材でもあることから、剛性確保のために必要な横幅でもある。従って、この横幅内に収まるようにケーブル保持部119を設定することで、ベース部材123の剛性を確保しつつ、いわゆるデッドスペースを合理的に活用することができる。すなわち、グリップ部115のフランジ115aの外周縁と、ベース部材123の係合面123a側の端部とを結ぶ面内に収まるように、ケーブル保持部119を配置することが可能であり、このため、サイドハンドル111を把持して加工作業を行う場合に、ケーブル保持部119が当該加工作業の妨げにならない。
また、本実施の形態によれば、ハンマドリル100において、サイドハンドル111が本体部101の先端側(ハンマビット側)に取付けられ、一方、電源ケーブル108の一端が本体部101の後端部(ハンマビットの反対側)に取付けられ、当該両取付部間にモータハウジング103が位置する構成である。つまり、ハンマドリル100に対するサイドハンドル111の取付部が、電源ケーブル108のハンマドリル100に対する取付部から離間した構成である。このため、電源ケーブル108を、1,2回ループ状に巻いてから、あるいはハンマドリル100に巻き付けてから電源ケーブル108をサイドハンドル111のケーブル保持部119に係止する作業を行う場合において、例えばケーブル保持部119が電源ケーブル108のハンマドリル100への取付部の近くに設定されている場合に比べて、当該作業を容易に行うことができる。
次に本発明の実施形態に係るサイドハンドル108の変形例につき、図11及び図12を参照しつつ説明する。図11はサイドハンドル108の斜視図であり、図12はサイドハンドル108の側面図である。この変形例においては、ケーブル保持部119につき、電源ケーブル108を延在方向と交差する方向に嵌め込み可能な嵌合溝151によって構成している。嵌合溝151が、本発明における「嵌合部」に対応する。
嵌合溝151は、サイドハンドル111におけるベース部材123の1つの側壁133に設定されている。嵌合溝151は、グリップ部115の長軸方向(ハンマドリル100の本体部101の長軸方向)と交差する方向に側壁133の全幅にわたって延在する断面略U形の凹部として設定されている。
電源ケーブル108は、一般に導体を包む外皮が柔軟性(弾性)を有している。本実施の形態では、この外皮の柔軟性を利用し、嵌合溝151に対して、電源ケーブル108を延在方向と交差する方向(径方向)に強制的に嵌め込むことにより、当該電源ケーブル108をサイドハンドル111に束ねた状態あるいはハンマドリル100に巻き付けた状態で電源ケーブル108を保持することができる。このため、前述した実施形態と同様、ハンマドリル100の運搬時あるいは収納時における電源ケーブル108の取り扱い易さを向上することができる。図11、図12では、一個の嵌合溝151を設定した場合を図示しているが、必要に応じて嵌合溝151を複数並設することが可能である。
なお、本実施の形態では、ケーブル保持部119につき、開閉カバー137を有する囲い部131によって構成したが、この構成に変えて開閉カバー137を有しない囲い部を設定することも可能である。すなわち単純な貫通孔によって構成してもよいし、環状リングを設けてもよい。更にはりフック状の部材によってケーブル保持部119を構成することも可能である。
また、上述した実施の形態では、電源ケーブル108のケーブル本体をケーブル保持部119に係止して保持する構成としたが、電源ケーブル108のプラグ108aを係止する構成に変更することが可能であり、その場合、ケーブル保持部119は、コンセントのようにプラグ108aを差し込んで係止する構成とすることが好ましい。
また、上述した実施の形態は、ハンマドリル100のサイドハンドル111を例にして説明したが、これに限らず、モータにより先端工具を駆動させて被加工材に加工作業を行う電動工具にメインハンドルとは別途に装着される補助操作用のハンドルであれば適用可能である。
100 ハンマドリル(電動工具)
101 本体部
103 モータハウジング
105 ギアハウジング
105a ハンドル装着部
107 メインハンドル
108 電源ケーブル(電源ケーブル)
108a プラグ
109 ケーブルガード
111 サイドハンドル(補助ハンドル)
113 取付部(本体取付部)
115 グリップ部(把持部)
115a フランジ
115b 円形孔
115c 角孔
115d 段差部
117 連接領域
119 ケーブル保持部(ケーブル係止部)
121 バンド
123 ベース部材
123a 係合面
125 ネジ付ロッド
127 連結部材
129 ナット
131 囲み部
133 側壁
135 受容凹部
137 開閉カバー(囲み解除部)
137a 覆い部
137b 押圧操作部
137c ボス部
141 支軸
143 ねじりコイルバネ
145 プレート部
147 プレート部
147a ボス部
149 ねじ
151 嵌合溝(嵌合部)

Claims (8)

  1. 電動工具に取付けられる補助ハンドルであって、
    モータ駆動用として電動工具に備えられた電源ケーブルの一部を係止するためのケーブル係止部を備えたことを特徴とする補助ハンドル。
  2. 請求項1に記載の補助ハンドルであって、
    前記ケーブル係止部は、前記電源ケーブルの延在方向の一部を周方向に囲む囲み部によって構成されていることを特徴とする補助ハンドル。
  3. 請求項2に記載の補助ハンドルであって、
    前記囲み部は、前記電源ケーブルの延在方向の一部を周方向に囲むことで前記電源ケーブルを係止し、前記囲みを解除することで前記電源ケーブルの前記囲み部への着脱を可能とすることを特徴とする補助ハンドル。
  4. 請求項3に記載の補助ハンドルであって、
    前記囲み部は、前記電源ケーブルの延在方向の一部を周方向に囲む囲み位置と、前記囲みを解除する囲み解除位置との間で移動する囲み解除部を有し、
    前記囲み解除部は、常には前記囲み位置に置かれるように付勢されており、当該付勢に対抗する操作を介して前記囲み解除位置へと移動されることで囲み解除が行われることを特徴とする補助ハンドル。
  5. 請求項1又は2に記載の補助ハンドルであって、
    前記ケーブル係止部は、前記電源ケーブルが嵌め込み可能な開放部を有する嵌合部によって構成されていることを特徴とする補助ハンドル。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の補助ハンドルであって、
    前記電動工具に取付けられる本体取付部と、作業者が把持する把持部とを有し、前記本体取付部と前記把持部との間に前記ケーブル係止部が設定されていることを特徴とする補助ハンドル。
  7. 請求項1〜5に記載の補助ハンドルを有する電動工具。
  8. 請求項7に記載の電動工具であって、
    モータを収容するモータハウジングを有し、前記モータハウジングは、前記電源ケーブルの前記電動工具への取付部と、前記補助ハンドルの前記電動工具への取付部との間に配置されていることを特徴とする電動工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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