JP2013128179A - 記録再生装置、その制御方法、制御プログラム、および記録媒体、並びにテレビジョン受像機 - Google Patents

Abstract

【課題】サーバにどのようなコンテンツが記録されているかを、視認性の悪化を抑えつつユーザが知得できる記録再生装置などを提供する。
【解決手段】サーバを選択する指示をユーザから取得すると（Ｓ１４）、選択されたサーバに記録されたコンテンツのリストを、当該サーバのサーバ情報に基づき作成して、ダビング画面にポップアップ表示する（Ｓ１８）。
【選択図】図１

Description

本発明は、受信したコンテンツを記録部に記録し再生する記録再生装置であって、１または複数のファイルサーバと通信ネットワークを介して通信可能な記録再生装置、その制御方法、制御プログラム、および記録媒体、並びにテレビジョン受像機に関するものである。

近時、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）などの大容量の記録媒体を用いて、放送（配信）された番組（コンテンツ）のデータを記録したり、記録された番組のデータを再生したりするレコーダ（番組記録再生装置）が広く普及している。しかしながら、デジタル放送された番組のデータ量は多いため、該番組を録画していくと、すぐに記録媒体に記録可能な容量に達してしまう。

一方、レコーダおよびＴＶ（テレビジョン放送）受像機を、ＬＡＮ（Local Area Network）などの通信ネットワーク（以下、単に「ネットワーク」と称する。）に接続して視聴・録画する環境が整ってきている。そこで、ネットワークに接続されたＮＡＳ（Network Attached Storage）、ＤＬＮＡ（Digital Living Network Alliance）対応サーバなどのファイルサーバに対し、レコーダおよび録画機能付きＴＶ受像機から番組を転送（コピーまたは移動）するダビング技術が確立されている。

例えば、特許文献１に記載の記録先決定装置は、所定の方法に基づいて、画像データの記録先を自動的に決定している。また、特許文献２に記載の画像分類装置は、画像に含まれる被写体の識別結果に基づいて、画像データの記録先を選択決定している。

また、特許文献３に記載のコンテンツ受信装置は、ホームネットワーク内の装置に対してＨＤＤ内のコンテンツのメタ情報を公開することにより、ホームネットワーク内にある全てのコンテンツの存在をユーザに通知している。また、特許文献４に記載のダビング装置は、ダビングされたリムーバブルメディアのそれぞれを識別する識別情報と、ダビングされたタイトルに関する情報とを対応させて表示部に一覧表示させる表示信号を生成している。

特開２００１−３１９４１９号公報（２００１年１１月１６日公開） 特開２００９−１７１６２７号公報（２００９年０７月３０日公開） 特開２０１１−１３００４０号公報（２０１１年０６月３０日公開） 特開２０１１−１５９３４２号公報（２０１１年０８月１８日公開）

しかしながら、上記ダビング技術をユーザフレンドリに利用するための技術には、改良が求められている。図１６は、従来の番組記録再生装置が、上記ファイルサーバに番組を転送するためのダビング用画像の一例を示す図である。図示の例では、番組記録再生装置に記録されたコンテンツのリストが中央部とその右側とに含まれており、ネットワークに接続されたファイルサーバ（ダビング先の機器）のリストが、中央部の左側に含まれている。

しかしながら、図１６の例では、各ファイルサーバに記録されたコンテンツのリストが含まれていない。このため、ファイルサーバにどのようなコンテンツが記録されているかをユーザが知得できない。

この問題点を回避するには、各ファイルサーバに記録されたコンテンツのリストを上記ダビング用画像に含むようにすることが考えられる。しかしながら、この場合、ファイルサーバの数が増えるにつれて、コンテンツのリストのサイズを小さくしていく必要があり、コンテンツのリストの視認性が悪化することになる。

本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ファイルサーバにどのようなコンテンツが記録されているかを、視認性の悪化を抑えつつユーザが知得できる記録再生装置などを提供することにある。

本発明に係る記録再生装置は、受信したコンテンツを記録部に記録し再生する記録再生装置であって、１または複数のファイルサーバと通信ネットワークを介して通信可能な記録再生装置において、上記課題を解決するために、ユーザからの指示を取得する指示取得手段と、上記ファイルサーバに記録されたコンテンツに関するコンテンツ情報を上記通信ネットワークを介して取得して上記記録部に記録するサーバ情報取得手段と、記録部に記録されたコンテンツを上記ファイルサーバに転送する場合にユーザに提示するための提示用画像であって、上記コンテンツのリストを含む提示用画像を作成する画像作成手段とを備えており、上記画像作成手段は、上記指示取得手段が上記ファイルサーバを選択する指示を取得すると、選択されたファイルサーバに記録されたコンテンツのリストを、上記サーバ情報取得手段が取得したコンテンツ情報に基づき作成して、上記提示用画像に追加することを特徴としている。

また、本発明に係る記録再生装置の制御方法は、受信したコンテンツを記録部に記録し再生する記録再生装置であって、１または複数のファイルサーバと通信ネットワークを介して通信可能な記録再生装置の制御方法において、上記課題を解決するために、ユーザからの指示を取得する指示取得ステップと、上記ファイルサーバに記録されたコンテンツに関するコンテンツ情報を上記通信ネットワークを介して取得して上記記録部に記録するサーバ情報取得ステップと、記録部に記録されたコンテンツを上記ファイルサーバに転送する場合にユーザに提示するための提示用画像であって、上記コンテンツのリストを含む提示用画像を作成する画像作成ステップとを含んでおり、上記画像作成ステップは、上記指示取得ステップにて上記ファイルサーバを選択する指示が取得されると、選択されたファイルサーバに記録されたコンテンツのリストを、上記サーバ情報取得ステップにて取得されたコンテンツ情報に基づき作成して、上記提示用画像に追加することを特徴としている。

上記の構成および方法によると、上記ファイルサーバを選択する指示をユーザから取得すると、選択されたファイルサーバに記録されたコンテンツのリストを、当該ファイルサーバのサーバ情報に基づき作成して、提示用画像に追加する。追加された提示用画像は、そのデータが表示装置を介して表示出力される。これにより、記録部に記録されたコンテンツのリストに、ユーザが選択したファイルサーバに記録されたコンテンツのリストが追加された提示用画像が表示されることになる。

従って、ユーザは、所望するファイルサーバにどのようなコンテンツが記録されているかを知得することができる。また、全てのファイルサーバではなく、ユーザが所望するファイルサーバに記録されたコンテンツのリストを提示用画像に追加しているので、視認性の悪化を抑えることができる。

なお、上記ファイルサーバを選択する指示は、ユーザが上記ファイルサーバ名をクリックするなどすることにより取得してもよいし、ユーザが上記ファイルサーバ名にカーソルを移動させることにより取得してもよい。また、ファイルサーバに記録されたコンテンツのリストは、記録部に記録されたコンテンツのリストに重ねて追加してもよいし、重ならないように追加してもよい。

また、ユーザが選択したファイルサーバに記録されたコンテンツのリストの他に、当該ファイルサーバの記録容量の残量を上記提示用画像に追加してもよいし、当該ファイルサーバにユーザが割り当てた名称を上記提示用画像に追加してもよい。これらの情報は、ユーザがコンテンツを転送するファイルサーバを決定するための材料となるので、ユーザの利便性が向上する。

なお、ユーザが選択したファイルサーバのコンテンツ情報を取得する手法としては、下記のものが挙げられる。すなわち、上記画像作成手段は、上記指示取得手段が上記ファイルサーバを選択する指示を取得していない場合、各ファイルサーバのコンテンツ情報を収集して上記記録部に記録するように上記サーバ情報取得手段に指示し、上記指示取得手段が上記ファイルサーバを選択する指示を取得した場合であって、選択されたファイルサーバのコンテンツ情報が上記記録部に記録されていない場合、当該ファイルサーバに記録されたコンテンツ情報を取得するように上記サーバ情報取得手段に指示し、上記指示取得手段が上記ファイルサーバを選択する指示を取得した場合であって、選択されたファイルサーバのコンテンツ情報が上記記録部に記録されている場合、当該コンテンツ情報を上記記録部から取得している。

なお、上記サーバ情報取得手段は、選択されたファイルサーバのコンテンツ情報の差分情報を上記通信ネットワークを介して取得することが好ましい。この場合、コンテンツ情報ではなく、その差分情報を取得するので、通信ネットワークにおける通信量を減らすことができると共に、処理を高速化することができる。

ところで、コンテンツ情報に含まれるコンテンツに関する項目は、ファイルサーバに依存する。例えば、或るファイルサーバのコンテンツ情報には、コンテンツが放送されたチャンネル番号を含んでいないことがある。このような項目をコンテンツのリストに含めた提示用画像では、当該項目の部分が空白となり見栄えが悪くなる。一方、当該項目をコンテンツのリストに含めない場合、コンテンツのリストに含まれる情報量が減ることになる。

そこで、本発明に係る記録再生装置では、上記コンテンツのリストに含む項目には、優先順位が付されており、上記画像作成手段は、上記優先順位の高い項目から、上記コンテンツのリストに含めており、かつ、コンテンツ情報に含まれていない項目は、上記コンテンツのリストに含めなくてもよい。この場合、コンテンツ情報に含まれていない項目は上記コンテンツのリストから省略され、上記優先順位に基づいて他の項目が上記コンテンツのリストに追加されることになる。従って、提示用画像の見栄えが悪化したり、コンテンツのリストに含まれる情報量が減ったりすることを防止できる。

本発明に係る記録再生装置では、上記記録部に記録されたコンテンツのうち、上記ファイルサーバに転送する転送対象のコンテンツが選択されており、上記画像作成手段は、上記転送対象のコンテンツの情報に基づいて、上記コンテンツのリストのソートを行ってもよい。この場合、上記転送対象のコンテンツに関連したコンテンツを上記コンテンツのリストの前方に配置するようにソートすることができ、ユーザの利便性が向上する。なお、上記転送対象のコンテンツは、ユーザが選択してもよいし、録画再生装置が自動的に選択してもよい。

本発明に係る記録再生装置では、上記画像作成手段は、通信可能なファイルサーバのリストを含む上記提示用画像を作成しており、上記記録部に記録されたコンテンツのうち、上記ファイルサーバに転送する転送対象のコンテンツが選択されており、
上記画像作成手段は、上記転送対象のコンテンツの情報に基づいて、上記サーバのリストを作成してもよい。この場合、上記転送対象のコンテンツの情報に基づいて、転送先候補の優先順位を決定し、該優先順位でサーバリストを作成したり、或いは、優先順位の低いサーバをサーバリストから省略したりすることができるので、ユーザの利便性が向上する。

本発明に係る記録再生装置では、上記ファイルサーバに記録されたコンテンツのリストには、各コンテンツのダビング可能な回数を含んでおり、上記ファイルサーバに記録されたコンテンツのリストの中からコンテンツを選択する指示を上記指示取得手段が取得すると、選択されたコンテンツを当該ファイルサーバから上記通信ネットワークを介して取得して上記記録部に記録してもよい。この場合、ユーザは、ダビング可能な回数を参照しつつ、所望するコンテンツをファイルサーバから記録再生装置に転送することができるので、ユーザの利便性が向上する。

なお、放送された番組を受信し、受信した番組を再生して出力するテレビジョン受像機であって、上記構成の記録再生装置を備えたテレビジョン受像機であれば、上述と同様の効果を奏する。

なお、上記記録再生装置の各手段を、制御プログラムによりコンピュータ上で実行させることができる。さらに、上記制御プログラムを、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶させることにより、任意のコンピュータ上で当該制御プログラムを実行させることができる。

以上のように、本発明に係る記録再生装置は、ファイルサーバを選択する指示をユーザから取得すると、選択されたファイルサーバに記録されたコンテンツのリストを、当該ファイルサーバのサーバ情報に基づき作成して、提示用画像に追加するので、ユーザは、所望するファイルサーバにどのようなコンテンツが記録されているかを知得することができると共に、視認性の悪化を抑えることができるという効果を奏する。

本発明の一実施形態である通信システムにおける記録再生装置においてダビング画面を作成する処理の流れを示すフローチャートである。 上記通信システムの概略構成を示すブロック図である。 上記通信システムにおける記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。 上記記録再生装置が作成した、コンテンツのリストが追加されたダビング用画面の一例を示している。 上記記録再生装置においてダビング画面を作成する別の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の別の実施形態である通信システムにおけるＤＬＮＡサーバに記録されたコンテンツのメタ情報の例を示す図である。 ２台の上記ＤＬＮＡサーバにてそれぞれ記録されたコンテンツ情報の例を示す図である。 上記通信システムにおける記録再生装置が作成したコンテンツのリストが追加されたダビング画面の一例を示す図である。 上記記録再生装置において、ポップアップ用画像を作成する処理の流れを示すフローチャートである。 本発明のさらに別の実施形態である通信システムにおける記録再生装置が作成したコンテンツのリストが追加されたダビング画面の一例を示す図である。 上記記録再生装置において、コンテンツリストをソートする処理の流れを示すフローチャートである。 本発明のさらに別の実施形態である通信システムにおける記録再生装置が作成したサーバのリストが追加されたダビング画面の一例を示す図である。 上記記録再生装置において、サーバのリストをソートする処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態である通信システムにおける記録再生装置が作成したコンテンツのリストが追加されたダビング画面の一例を示す図である。 上記記録再生装置において、ダビング画面を作成する処理の流れを示すフローチャートである。 従来の番組記録再生装置が、上記ファイルサーバに番組を転送するためのダビング用画像の一例を示す図である。

〔実施の形態１〕
本発明の一実施形態について、図１〜図５を参照して説明する。図２は、本実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。図示のように、通信システム１０は、記録再生装置１１とＴＶ（テレビジョン）受像機１２とが接続される一方、記録再生装置１１と複数のＤＬＮＡ対応サーバ（以下、単に「ＤＬＮＡサーバ」と称する。）１３とがＬＡＮ１４を介して通信可能に接続した構成である。

記録再生装置１１は、放送局１５が放送した、映像および音声を含む番組であるコンテンツを録画（記録）し再生するものである。記録再生装置１１は、再生されたコンテンツをＴＶ受像機１２を介して出力することにより、上記再生されたコンテンツがユーザによって視聴される。なお、記録再生装置１１は、ユーザからリモコン（リモートコントローラ）１６を介して受信した指示に基づき動作する。

ＤＬＮＡサーバ１３は、ＤＬＮＡのガイドラインに対応したファイルサーバである。本実施形態では、記録再生装置１１に記録されたコンテンツがＬＡＮ１４を介してＤＬＮＡサーバ１３にダビング（コピーまたは移動）され、或いは、ＤＬＮＡサーバ１３に記録されたコンテンツがＬＡＮ１４を介して記録再生装置１１にダビングされる。

記録再生装置１１は、ユーザからの指示により、記録再生装置１１からＤＬＮＡサーバ１３へのダビングが選択されると、図１６に示すダビング画面（提示用画像）が、ＴＶ受像機１２を介して表示出力される。

本実施形態では、記録再生装置１１は、ＤＬＮＡサーバ１３を選択する指示をユーザから取得すると、選択されたＤＬＮＡサーバ１３に記録されたコンテンツのリストを、当該ＤＬＮＡサーバ１３のサーバ情報に基づき作成して、上記ダビング画面に追加する。追加されたダビング画面は、そのデータがＴＶ受像機１２を介して表示出力される。

図４は、上記コンテンツのリストが追加されたダビング画面の一例を示している。図示のダビング画面は、図１６のダビング画面に対し、上記コンテンツのリストがポップアップウィンドウに追加されたものとなっている。従って、ユーザは、所望するＤＬＮＡサーバ１３にどのようなコンテンツが記録されているかを知得することができる。また、全てのＤＬＮＡサーバ１３ではなく、ユーザが所望するＤＬＮＡサーバ１３に記録されたコンテンツのリストをダビング画面に追加しているので、視認性の悪化を抑えることができる。

次に、記録再生装置１１の詳細について説明する。なお、ＴＶ受像機１２、ＤＬＮＡサーバ１３、ＬＡＮ１４、放送局１５、およびリモコン１６は、周知の構成であるので、その説明を省略する。

図３は、記録再生装置１１の概略構成を示すブロック図である。図示のように、記録再生装置１１は、制御部２０、記憶部２１、通信部２２、リモコン受光部２３、放送受信部２４、ＡＶ復号部２５、重畳部２６、およびＡＶ送信部２７を備える構成である。

制御部２０は、記録再生装置１１内の各種構成を統括的に制御するものである。制御部２０の機能は、例えばＲＡＭ（Random Access Memory）やフラッシュメモリなどの記憶装置に記憶されたプログラムをＣＰＵ（Central Processing Unit）が実行することによって実現される。なお、制御部２０の詳細については後述する。

記憶部２１は、各種データおよびプログラムを記憶するものである。記憶部２１の例としては、制御部２０が動作するときに必要なプログラム、通信制御データ等の固定データを記憶する読出し専用の半導体メモリであるＲＯＭ（Read Only Memory）と、通信に関するデータ、演算に使用するデータ、および演算結果等を一時的に記憶するいわゆるワーキングメモリとしてのＲＡＭと、各種の設定データ、コンテンツなどを記憶する大容量のＨＤＤ（Hard Disk Drive）とが挙げられる。なお、記憶部２１の詳細については後述する。

通信部２２は、ＬＡＮ１４との通信を行うためのものである。具体的には、通信部２２は、制御部２０から受信したデータを、ＬＡＮ１４での送信に適した形式に変換し、変換した信号をＬＡＮ１４に送信する。また、通信部２２は、ＬＡＮ１４から受信した信号を元の形式に変換し、変換したデータを制御部２０に送信するものである。通信部２２では、データの変復調処理などが行われる。

リモコン受光部２３は、リモコン１６からの赤外線信号を受光するものである。リモコン受光部２３は、受光した赤外線信号を操作データに変換して、制御部２０に送信する。なお、リモコン受光部２３に代えて或いは追加して、ユーザからの入力を受け付けるボタンスイッチ、タッチパネルなどの入力デバイスを記録再生装置１１に設けてもよい。

放送受信部２４は、放送局１５からのコンテンツ（番組）のデジタル放送波（例えば、ＢＳデジタル放送、ＣＳデジタル放送、地上波デジタル放送）を、アンテナ部を介して受信するものである。放送受信部２４は、受信したデジタル放送波から映像データ、音声データなどが多重化されているコンテンツのストリーム（Transport Stream：ＴＳ）を抽出して、ＡＶ復号部２５に送信する。

ＡＶ復号部２５は、放送受信部２４から取得し、或いは、記憶部２１から制御部２０を介して取得したコンテンツのストリームを分離し、分離された映像データおよび音声データを復号するものである。ＡＶ復号部２５は、復号したコンテンツの映像データおよび音声データを重畳部２６に送信する。また、ＡＶ復号部２５は、放送受信部２４から取得したコンテンツのストリームを制御部２０を介して記憶部２１に記録する。

重畳部２６は、ＡＶ復号部２５からのコンテンツの映像データおよび音声データに対し、制御部２０にて作成された映像データおよび音声データをそれぞれ重畳するものである。重畳部２６は、重畳した映像データおよび音声データをＡＶ送信部２７に送信する。なお、制御部２０が作成する映像データとしては、録画リスト、番組表などのＯＳＤ（On Screen Display）データが挙げられる。また、制御部２０が作成する音声データとしては、速報チャイム、ボタン操作音、警報音など、内蔵の音声データが挙げられる。

ＡＶ送信部２７は、重畳部２６からの映像データおよび音声データを、外部のＴＶ受像機１２に送信するものである。具体的には、ＡＶ送信部２７は、上記映像データおよび音声データを、ＴＶ受像機１２への送信に適した形式にそれぞれ変換してＴＶ受像機１２に送信する。なお、ＴＶ受像機１２へは、無線で送信してもよいし、有線で送信してもよい。

次に、制御部２０および記憶部２１の詳細について説明する。図３に示すように、制御部２０は、コンテンツ書込部３０、コンテンツ読出部３１、指示取得部（指示取得手段）３２、ダビング制御部（画像作成手段）３３、サーバ情報取得部（サーバ情報取得手段）３４、およびＯＳＤ作成部３５を備える構成である。また、記憶部２１は、コンテンツ記録部４０、コンテンツ情報記憶部４１、およびサーバ情報記憶部４２を含む構成である。

コンテンツ記録部４０は、１または複数のコンテンツのストリームを記録するものである。また、コンテンツ情報記憶部４１は、コンテンツ記録部４０に記録されたコンテンツの関連情報を記憶するものである。コンテンツの関連情報の例としては、ＥＰＧ（Electronic Program Guide）に含まれる当該コンテンツに関する情報、画質・音質の情報、録画時間、可能なダビング回数、録画のデータ量、などが挙げられる。なお、ＥＰＧには、コンテンツに関するタイトル、放送局、放送予定、簡単な説明、ジャンルなどが含まれる。

サーバ情報記憶部４２は、ＬＡＮ１４を介して接続されたＤＬＮＡサーバ１３の関連情報を記憶するものである。ＤＬＮＡサーバ１３の関連情報の例としては、装置名、フレンドリ名、残りの記録容量、記録されたコンテンツのリストなどが挙げられる。なお、装置名は、ＤＬＮＡサーバ１３自身またはＬＡＮ１４が個々に設定したＤＬＮＡサーバ１３の名称であり、フレンドリ名は、ユーザが設定したＤＬＮＡサーバ１３の名称である。

コンテンツ書込部３０は、ユーザがリモコン１６を介して選択したコンテンツをコンテンツ記録部４０に書き込む（記録する）ものである。具体的には、コンテンツ書込部３０は、ユーザによって選択されたコンテンツのストリームを、放送局１５、放送受信部２４およびＡＶ復号部２５を介して取得する。次に、コンテンツ書込部３０は、取得したコンテンツのストリームをコンテンツ記録部４０に記録すると共に、当該コンテンツの上記関連情報をコンテンツ情報記憶部４１に記憶する。

コンテンツ読出部３１は、ユーザがリモコン１６を介して選択したコンテンツをコンテンツ記録部４０から読み出すものである。具体的には、コンテンツ読出部３１は、ユーザによって選択されたコンテンツのストリームをコンテンツ記録部４０から読み出して、ＡＶ復号部２５に送信する。これにより、ユーザによって選択されたコンテンツが、ＡＶ復号部２５、重畳部２６、ＡＶ送信部２７およびＴＶ受像機１２を介して出力されることになる。

指示取得部３２は、ユーザからの各種指示を、リモコン１６およびリモコン受光部２３を介して取得するものである。指示取得部３２は、取得した指示をダビング制御部３３に送出する。

ダビング制御部３３は、指示取得部３２が取得したユーザからの指示に基づき、記録再生装置１１とＤＬＮＡサーバ１３との間で、コンテンツをコピーまたは移動するように制御するものである。具体的には、ユーザからの指示により、記録再生装置１１から或るＤＬＮＡサーバ１３に或るコンテンツをダビングする場合、ダビング制御部３３は、コンテンツ読出部３１を制御して、コンテンツ記録部４０およびコンテンツ情報記憶部４１から当該コンテンツのストリームおよび関連情報をそれぞれ読み出して、通信部２２およびＬＡＮ１４を介して、当該ＤＬＮＡサーバ１３に送信させる。これにより、当該コンテンツのストリームおよび関連情報が当該ＤＬＮＡサーバ１３に記録されることになる。

なお、ダビング可能回数が複数回であり、記録再生装置１１から当該コンテンツのストリームおよび関連情報を消去しない場合、当該コンテンツをコピーしたことになる。一方、ダビング可能回数が１回のみであり、記録再生装置１１から当該コンテンツのストリームおよび関連情報を消去する場合、当該コンテンツを移動したことになる。

一方、ユーザからの指示により、或るＤＬＮＡサーバ１３から記録再生装置１１に或るコンテンツをダビングする場合、ダビング制御部３３は、コンテンツ書込部３０を制御して、当該ＤＬＮＡサーバ１３からＬＡＮ１４および通信部２２を介して、当該コンテンツのストリームおよび関連情報を取得して、コンテンツ記録部４０およびコンテンツ情報記憶部４１にそれぞれ書き込む。これにより、当該コンテンツのストリームおよび関連情報が記録再生装置１１に記録されることになる。

サーバ情報取得部３４は、ＤＬＮＡサーバ１３の関連情報を、通信部２２およびＬＡＮ１４を介して要求して取得するものである。サーバ情報取得部３４は、取得したＤＬＮＡサーバ１３の関連情報をサーバ情報記憶部４２に記憶する。

ＯＳＤ作成部３５は、上述のＯＳＤデータを作成するものである。ＯＳＤ作成部３５は、作成したＯＳＤデータを重畳部２６に送信する。

次に、上記構成の記録再生装置１１における処理について説明する。図１は、上記構成の記録再生装置１１においてダビング制御部３３がダビング画面を作成する処理の流れを示すフローチャートである。

図１に示すように、まず、コンテンツ情報記憶部４１のコンテンツ情報を参照して、自装置（記録再生装置）１１に記録されたコンテンツのリストを取得する（Ｓ１０）。

次に、サーバ情報取得部３４に指示して、ＬＡＮ１４に接続されたＤＬＮＡサーバ１３のリストであるサーバのリストを取得させ、サーバ情報記憶部４２に記憶させる（Ｓ１１）。それから、図１６に示すようなダビング画面（ダビング用画像）を作成する（Ｓ１２）。作成されたダビング画面は、ＯＳＤ作成部３５、重畳部２６、およびＡＶ送信部２７を介してＴＶ受像機１２に送信されて表示される。次に、サーバ情報取得部３４が取得したＤＬＮＡサーバ１３のうち、ダビング先となるＤＬＮＡサーバ１３が存在するか否か判断する（Ｓ１３）。存在しない場合には処理を終了する。

存在する場合には、上記ダビング画面における何れかのＤＬＮＡサーバ１３の表示領域に、カーソルが重なっているか否かを判断する（指示取得ステップ、Ｓ１４）。該カーソルが重なっていない場合、全てのＤＬＮＡサーバ１３が選択されるまで（Ｓ１５）、未選択のＤＬＮＡサーバ１３を選択し（Ｓ１６）、選択したＤＬＮＡサーバ１３のサーバ名、残り容量、およびコンテンツのリストを取得してサーバ情報記憶部４２に記憶するように、サーバ情報取得部３４に指示する（サーバ情報取得ステップ、Ｓ１７）。その後、ステップＳ１４に戻って、上記動作を繰り返す。

一方、上記カーソルが重なっている場合、該当するＤＬＮＡサーバ１３が選択されているとして、サーバ情報取得部３４に指示して、当該ＤＬＮＡサーバ１３のサーバ名、残り容量、およびコンテンツのリストを取得し、取得された情報がポップアップ表示されるようなポップアップ用画像を、ステップＳ１２にて作成されたダビング画面に追加する（サーバ情報取得ステップ・画像作成ステップ、Ｓ１８）。その後、ステップＳ１４に戻って、上記動作を繰り返す。

図５は、上記構成の記録再生装置１１においてダビング制御部３３がダビング画面を作成する別の処理の流れを示すフローチャートである。図５に示すフローチャートは、図１に示すフローチャートに比べて、ステップＳ１６・Ｓ１７の間に、選択したサーバの情報が更新されているか否かを判断する処理（Ｓ２０）が追加されている。更新されている場合にはステップＳ１７に進む一方、更新されていない場合にはステップＳ１４に戻って上述の上記動作を繰り返す。これにより、更新されていないサーバの情報を、ＤＬＮＡサーバ１３に要求して取得することが省略されるので、ＬＡＮ１４における通信量を減らすことができると共に、処理を高速化することができる。

〔実施の形態２〕
次に、本発明の別の実施形態について、図６〜図９を参照して説明する。本実施形態の通信システム１０は、図１〜図５に示す通信システム１０に比べて、ポップアップ表示するＤＬＮＡサーバ１３のコンテンツのリストの項目が異なっており、その他の構成は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。

図６は、ＤＬＮＡサーバ１３に記録されたコンテンツのメタ情報の例を示す図である。また、図７の（ａ）・（ｂ）は、２台のＤＬＮＡサーバ１３にてそれぞれ記録されたコンテンツ情報の例をそれぞれ示す図である。サーバ情報取得部３４は、図６・図７に示すメタ情報をＤＬＮＡサーバ１３から受信し、受信したメタ情報から、タイトル名、録画時間帯などを含むコンテンツ情報を抽出して、サーバ情報記憶部４２に記憶する。

図７の（ａ）・（ｂ）を参照すると、コンテンツ情報には、ＤＬＮＡサーバ１３によって異なる項目が含まれていることが理解できる。このため、コンテンツ情報に含まれていない項目をコンテンツのリストに含めたダビング画面では、当該項目の部分が空白となり見栄えが悪くなる。一方、異なるＤＬＮＡサーバ１３間で共通の項目のみをコンテンツのリストに含める場合、コンテンツのリストに含まれる情報量が減ることになる。

そこで、本実施形態では、コンテンツのリストに含む項目と、優先順位とが対応付けて記憶部２１に予め記憶されており、ダビング制御部３３は、上記ポップアップ用画像を作成するときに、上記優先順位の高い項目から、上記コンテンツのリストに含めており、かつ、コンテンツ情報に含まれていない項目は、上記コンテンツのリストから省略している。

図８は、本実施形態のダビング制御部３３が作成したコンテンツのリストが追加されたダビング画面の一例を示す図である。図８のダビング画面では、図４のダビング画面に比べて、チャンネル番号が追加されている。このように、コンテンツ情報にチャンネル番号が含まれていない場合には、図４に示すように、チャンネル番号を省略したコンテンツのリストが作成されるので、ダビング画面の見栄えが悪化することを防止できる。一方、コンテンツ情報にチャンネル番号が含まれる場合には、図８に示すように、チャンネル番号を含むコンテンツのリストが作成されるので、コンテンツのリストに含まれる情報量が減ることを防止できる。

図９は、本実施形態のダビング制御部３３において、ポップアップ用画像を作成する処理（図１のステップＳ１８）の流れを示すフローチャートである。図示のように、まず、選択されたＤＬＮＡサーバ１３のサーバ名および残り容量をポップアップ用画像に含める（Ｓ３０）。次に、表示優先度（優先順位）の最も高い項目を選択し（Ｓ３１）、選択した項目がコンテンツ情報に存在する場合には（Ｓ３２）、選択した項目の内容を上記ポップアップ用画像に含める（Ｓ３３）。

次に、上記ポップアップ用画像に新たな情報を追加でき（Ｓ３４）、かつ、優先順位が割り当てられた項目の中に未選択の項目が存在する場合（Ｓ３５）、次に優先順位の高い項目を選択し（Ｓ３６）、ステップＳ３２に戻って、上記動作を繰り返す。

一方、上記ポップアップ用画像に新たな情報を追加できない場合（Ｓ３４）、或いは、優先順位が割り当てられた全ての項目が選択された場合（Ｓ３５）、ポップアップ用画像を、ダビング画面のポップアップ用表示領域に追加する（Ｓ３７）。これにより、図８に示すようなダビング画面がＴＶ受像機１２にて表示されることになる。

〔実施の形態３〕
次に、本発明のさらに別の実施形態について、図１０・図１１を参照して説明する。本実施形態の通信システム１０は、図１〜図５に示す通信システム１０に比べて、ポップアップ表示するＤＬＮＡサーバ１３のコンテンツのリストの順番が異なっており、その他の構成は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。

図１０は、本実施形態のダビング制御部３３が作成したコンテンツのリストが追加されたダビング画面の一例を示す図である。本実施形態では、コンテンツ記録部４０に記録されたコンテンツの中からＤＬＮＡサーバ１３にダビングするダビング対象のコンテンツが自動または手動で選択されている。そして、図１０のダビング画面では、図４のダビング画面に比べて、上記ダビング対象のコンテンツについてコンテンツ名が似ているもの、或いはジャンルが同じものが、リストの始めに配置されるようにソートされている。これにより、上記ダビング対象のコンテンツに関連したコンテンツが上記コンテンツのリストの始めに配置されるので、ユーザの利便性が向上する。

図１１は、本実施形態のダビング制御部３３において、コンテンツのリストをソートする処理（図１のステップＳ１８）の流れを示すフローチャートである。図示のように、選択されたＤＬＮＡサーバ１３に記録されたコンテンツのうち、ダビング対象のコンテンツとコンテンツ名が全体にまたは部分的に一致するものが存在する場合（Ｓ４０）、当該コンテンツが始めに含むようにコンテンツのリストをソートする（Ｓ４１）。

また、選択されたＤＬＮＡサーバ１３に記録されたコンテンツのうち、ダビング対象のコンテンツとコンテンツ名が全体にも部分的にも一致しないが（Ｓ４０）、ダビング対象のコンテンツとジャンルが一致するものが存在する場合（Ｓ４２）、当該コンテンツが始めに含むようにコンテンツのリストをソートする（Ｓ４３）。その後、処理を終了する。

〔実施の形態４〕
次に、本発明のさらに別の実施形態について、図１２・図１３を参照して説明する。本実施形態の通信システム１０は、図１０・図１１に示す通信システム１０に比べて、ダビング画面に含まれるサーバのリストが異なっており、その他の構成は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。

本実施形態では、上記ダビング対象のコンテンツについてコンテンツ名が似ているもの、或いはジャンルが同じものが記録されたＤＬＮＡサーバ１３が、サーバのリストの始めに配置されるようにソートされている。また、該当しないＤＬＮＡサーバ１３が、サーバのリストから省略されている。

なお、本実施形態では、装置名「ＤＬＮＡサーバα」のＤＬＮＡサーバ１３には、料理と同じジャンルのコンテンツが記録されており、装置名「ＤＬＮＡサーバγ」のＤＬＮＡサーバ１３には、コンテンツ名に「クッキング」を含むコンテンツが記録されているとする。また、装置名「ＤＬＮＡサーバβ」のＤＬＮＡサーバ１３には、コンテンツ名に「クッキング」を含むコンテンツも、料理と同じジャンルのコンテンツも記録されていないとする。

図１２は、本実施形態のダビング制御部３３が作成したサーバのリストが追加されたダビング画面の一例を示す図である。図１２のダビング画面では、図１０のダビング画面に比べて、サーバのリストの先頭に「ＤＬＮＡサーバγ」が含まれ、次に「ＤＬＮＡサーバα」が含まれる一方、サーバのリストから「ＤＬＮＡサーバβ」が省略されている。従って、上記ダビング対象のコンテンツに関連したコンテンツが記録されたＤＬＮＡサーバ１３が、上記サーバのリストの始めに配置されると共に、上記ダビング対象のコンテンツに関連したコンテンツが記録されていないＤＬＮＡサーバ１３が、上記サーバのリストから除外されるので、ユーザの利便性が向上する。

図１３は、本実施形態のダビング制御部３３において、サーバのリストをソートする処理（図１のステップＳ１２）の流れを示すフローチャートである。図示のように、ダビング対象のコンテンツとコンテンツ名が全体にまたは部分的に一致するコンテンツが記録されたＤＬＮＡサーバ１３が存在する場合（Ｓ５０）、当該ＤＬＮＡサーバ１３が始めに含むようにサーバのリストをソートする（Ｓ５１）。

また、ダビング対象のコンテンツとコンテンツ名が全体にも部分的にも一致しないが（Ｓ５０）、ダビング対象のコンテンツとジャンルが一致するコンテンツが記録されたＤＬＮＡサーバ１３が存在する場合（Ｓ５２）、当該ＤＬＮＡサーバ１３が始めに含むようにサーバのリストをソートする（Ｓ５３）。

一方、ダビング対象のコンテンツとコンテンツ名が全体にも部分的にも一致せず（Ｓ５０）、ダビング対象のコンテンツとジャンルが一致しない（Ｓ５２）コンテンツが記録されているＤＬＮＡサーバ１３は、サーバのリストから省略する（Ｓ５４）。その後、処理を終了する。

〔実施の形態５〕
次に、本発明のさらに別の実施形態について、図１４・図１５を参照して説明する。本実施形態の通信システム１０は、図１〜図５に示す通信システム１０に比べて、ポップアップ表示するＤＬＮＡサーバ１３のコンテンツのリストに、ダビング可能な回数を含んでいる点と、当該ＤＬＮＡサーバ１３のコンテンツのリストから選択されたコンテンツが、ＤＬＮＡサーバ１３から記録再生装置１１に転送されて、コンテンツ記録部４０に記録される点が異なり、その他の構成は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。

図１４は、本実施形態のダビング制御部３３が作成したコンテンツのリストが追加されたダビング画面の一例を示す図である。図１４のダビング画面では、図４のダビング画面に比べて、コンテンツのリストに、ダビング可能な回数が含まれている。

図１５は、本実施形態のダビング制御部３３において、ダビング画面を作成する処理の流れを示すフローチャートである。図１５のフローチャートは、図１のフローチャートに比べて、ステップＳ１８の後に、ステップＳ６０・Ｓ６１が追加されている点が異なり、その他の処理は同様である。

ステップＳ１８の後、上記ポップアップ用画像が表示されている上記コンテンツのリストの中から何れかのコンテンツをユーザが選択する指示を指示取得部３２が取得したか否かを判断する（Ｓ６０）。取得した場合、コンテンツ書込部３０に指示して、選択されたコンテンツを当該ＤＬＮＡサーバ１３から取得させ、コンテンツ記録部４０に記録させる（Ｓ６１）。その後、処理を終了する。一方、取得していない場合、ステップＳ１４に戻って、上記動作を繰り返す。

従って、本実施形態では、ユーザは、ダビング可能な回数を参照しつつ、所望するコンテンツをＤＬＮＡサーバ１３から記録再生装置１１に転送することができるので、ユーザの利便性が向上する。

本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。

例えば、上記実施形態では、放送局１５から放送された番組であるコンテンツについて記載されているが、ＤＬＮＡサーバ１３および記録再生装置１１に記録可能な任意のコンテンツに本発明を適用することができる。また、本発明は、録画再生可能なＴＶ受像機であって、上記実施形態の記録再生装置１１を備えたＴＶ受像機にも適用することができる。

また、上記実施形態では、ＬＡＮ１４に接続され、かつ、コンテンツを記録し読み出すファイルサーバとして、ＤＬＮＡサーバ１３を利用しているが、これに限定されるものではない。例えば、ネットワークに直接接続して使用するファイルサーバであり、ＬＡＮ１４を介して接続する形態の二次記憶装置であるＮＡＳを利用してもよい。

最後に、記録再生装置１１の各ブロック、特に制御部２０は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにＣＰＵを用いてソフトウェアによって実現してもよい。

すなわち、記録再生装置１１は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するＣＰＵ（central processing unit）、上記プログラムを格納したＲＯＭ（read only memory）、上記プログラムを展開するＲＡＭ（random access memory）、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置（記録媒体）などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである記録再生装置１１の制御プログラムのプログラムコード（実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム）をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記記録再生装置１１に供給し、そのコンピュータ（またはＣＰＵやＭＰＵ）が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。

上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー（登録商標）ディスク／ハードディスク等の磁気ディスクやＣＤ−ＲＯＭ／ＭＯ／ＭＤ／ＤＶＤ／ＢＤ等の光ディスクを含むディスク系、ＩＣカード（メモリカードを含む）／光カード等のカード系、あるいはマスクＲＯＭ／ＥＰＲＯＭ／ＥＥＰＲＯＭ／フラッシュＲＯＭ等の半導体メモリ系などを用いることができる。

また、記録再生装置１１を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、ＬＡＮ、ＩＳＤＮ、ＶＡＮ、ＣＡＴＶ通信網、仮想専用網（virtual private network）、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、ＩＥＥＥ１３９４、ＵＳＢ、電力線搬送、ケーブルＴＶ回線、電話線、ＡＤＳＬ回線等の有線でも、ＩｒＤＡやリモコンのような赤外線、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、８０２．１１無線、ＨＤＲ、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。

以上のように、ファイルサーバを選択する指示をユーザから取得すると、選択されたファイルサーバに記録されたコンテンツのリストを、当該ファイルサーバのサーバ情報に基づき作成して、提示用画像に追加することにより、ユーザは、所望するファイルサーバにどのようなコンテンツが記録されているかを知得できると共に、視認性の悪化を抑えるので、テレビジョン放送された番組以外にも、インターネット上で配信されたコンテンツなど、ファイルサーバおよび記録再生装置に記録可能な任意のコンテンツに本発明を適用することができる。

１０ 通信システム
１１ 記録再生装置
１２ ＴＶ受像機
１３ ＤＬＮＡサーバ
１４ ＬＡＮ
１５ 放送局
１６ リモコン
２０ 制御部
２１ 記憶部
２２ 通信部
２３ リモコン受光部
２４ 放送受信部
２５ ＡＶ復号部
２６ 重畳部
２７ ＡＶ送信部
３０ コンテンツ書込部
３１ コンテンツ読出部
３２ 指示取得部（指示取得手段）
３３ ダビング制御部（画像作成手段）
３４ サーバ情報取得部（サーバ情報取得手段）
３５ ＯＳＤ作成部
４０ コンテンツ記録部
４１ コンテンツ情報記憶部
４２ サーバ情報記憶部

Claims (11)

1. 受信したコンテンツを記録部に記録し再生する記録再生装置であって、１または複数のファイルサーバと通信ネットワークを介して通信可能な記録再生装置において、
   ユーザからの指示を取得する指示取得手段と、
   上記ファイルサーバに記録されたコンテンツに関するコンテンツ情報を上記通信ネットワークを介して取得して上記記録部に記録するサーバ情報取得手段と、
   記録部に記録されたコンテンツを上記ファイルサーバに転送する場合にユーザに提示するための提示用画像であって、上記コンテンツのリストを含む提示用画像を作成する画像作成手段とを備えており、
   上記画像作成手段は、上記指示取得手段が上記ファイルサーバを選択する指示を取得すると、選択されたファイルサーバに記録されたコンテンツのリストを、上記サーバ情報取得手段が取得したコンテンツ情報に基づき作成して、上記提示用画像に追加することを特徴とする記録再生装置。
2. 上記画像作成手段は、
   上記指示取得手段が上記ファイルサーバを選択する指示を取得していない場合、各ファイルサーバのコンテンツ情報を収集して上記記録部に記録するように上記サーバ情報取得手段に指示し、
   上記指示取得手段が上記ファイルサーバを選択する指示を取得した場合であって、選択されたファイルサーバのコンテンツ情報が上記記録部に記録されていない場合、当該ファイルサーバに記録されたコンテンツ情報を取得するように上記サーバ情報取得手段に指示し、
   上記指示取得手段が上記ファイルサーバを選択する指示を取得した場合であって、選択されたファイルサーバのコンテンツ情報が上記記録部に記録されている場合、当該コンテンツ情報を上記記録部から取得することを特徴とする請求項１に記載の記録再生装置。
3. 上記サーバ情報取得手段は、選択されたファイルサーバのコンテンツ情報の差分情報を上記通信ネットワークを介して取得することを特徴とする請求項２に記載の記録再生装置。
4. 上記コンテンツのリストに含む項目には、優先順位が付されており、
   上記画像作成手段は、上記優先順位の高い項目から、上記コンテンツのリストに含めており、かつ、コンテンツ情報に含まれていない項目は、上記コンテンツのリストに含めないことを特徴とする請求項１から３までの何れか１項に記載の記録再生装置。
5. 上記記録部に記録されたコンテンツのうち、上記ファイルサーバに転送する転送対象のコンテンツが選択されており、
   上記画像作成手段は、上記転送対象のコンテンツの情報に基づいて、上記コンテンツのリストのソートを行うことを特徴とする請求項１から４までの何れか１項に記載の記録再生装置。
6. 上記画像作成手段は、通信可能なファイルサーバのリストを含む上記提示用画像を作成しており、
   上記記録部に記録されたコンテンツのうち、上記ファイルサーバに転送する転送対象のコンテンツが選択されており、
   上記画像作成手段は、上記転送対象のコンテンツの情報に基づいて、上記サーバのリストを作成することを特徴とする請求項１から５までの何れか１項に記載の記録再生装置。
7. 上記ファイルサーバに記録されたコンテンツのリストには、各コンテンツのダビング可能な回数を含んでおり、
   上記ファイルサーバに記録されたコンテンツのリストの中からコンテンツを選択する指示を上記指示取得手段が取得すると、選択されたコンテンツを当該ファイルサーバから上記通信ネットワークを介して取得して上記記録部に記録することを特徴とする請求項１から６までの何れか１項に記載の記録再生装置。
8. 放送された番組を受信し、受信した番組を再生して出力するテレビジョン受像機であって、
   請求項１から７までの何れか１項に記載の記録再生装置を備えることを特徴とするテレビジョン受像機。
9. 請求項１から７までの何れか１項に記載の記録再生装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための制御プログラム。
10. 請求項９に記載の制御プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能な記録媒体。
11. 受信したコンテンツを記録部に記録し再生する記録再生装置であって、１または複数のファイルサーバと通信ネットワークを介して通信可能な記録再生装置の制御方法において、
    ユーザからの指示を取得する指示取得ステップと、
    上記ファイルサーバに記録されたコンテンツに関するコンテンツ情報を上記通信ネットワークを介して取得して上記記録部に記録するサーバ情報取得ステップと、
    記録部に記録されたコンテンツを上記ファイルサーバに転送する場合にユーザに提示するための提示用画像であって、上記コンテンツのリストを含む提示用画像を作成する画像作成ステップとを含んでおり、
    上記画像作成ステップは、上記指示取得ステップにて上記ファイルサーバを選択する指示が取得されると、選択されたファイルサーバに記録されたコンテンツのリストを、上記サーバ情報取得ステップにて取得されたコンテンツ情報に基づき作成して、上記提示用画像に追加することを特徴とする記録再生装置の制御方法。

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