JP2013127905A - ランプ装飾部材及び車両用ランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】樹脂基材の地色による意匠性を確保する一方でスタティックマークによる外観品質の低下を防止したランプ装飾部材及びこの装飾部材を備えた車両用ランプを提供する。
【解決手段】ランプハウジング内に配設し、外部から観察される有色の樹脂基材からなるエクステンション(装飾部材)3であって、樹脂基材30の表面に光透過率が50%以上のアルミニウム膜(透明導電膜)33が成膜されている。アルミニウム膜33の膜厚は20nm以下であり、15nm以下であることが好ましい。また、アルミニウム膜は膜厚が5nm以上であることが好ましい。
【選択図】 図2
【解決手段】ランプハウジング内に配設し、外部から観察される有色の樹脂基材からなるエクステンション(装飾部材)3であって、樹脂基材30の表面に光透過率が50%以上のアルミニウム膜(透明導電膜)33が成膜されている。アルミニウム膜33の膜厚は20nm以下であり、15nm以下であることが好ましい。また、アルミニウム膜は膜厚が5nm以上であることが好ましい。
【選択図】 図2
Description
本発明はランプに設けられる装飾部材と、この装飾部材を備えた車両用ランプに関するものである。
自動車等の車両に用いられるランプは、ランプボディと前面カバーとでランプハウジングを構成し、このランプハウジング内にランプユニットを内装した構成とすることが多い。この種のランプでは、ランプハウジング内のランプユニット以外の領域が透明な前面カバーを透して外部に露見するとランプの外観上の見栄えが低下するため、これらの領域を覆い隠すためのエクステンションと称する装飾部材をランプハウジング内に配設することが行われている。この種のエクステンションは、例えば特許文献1に示されるように樹脂基材の表面にステンレス等の金属膜を成膜して光反射面処理した疑似リフレクタとして構成している。特に、この特許文献1のステンレス膜を成膜したエクステンションは長波長よりも短波長の光を反射し易い機能を有して青みを帯びた外観を呈するので、樹脂基材の本来の色と異なる色の外観になり、注意を喚起する上では有効である。一方、特許文献2に示すように、光反射面処理を施すことなく有色樹脂基材あるいは表面を着色した樹脂基材をそのまま用いたものも提案されている。特にエクステンションとして黒色樹脂基材をそのまま用いた場合には、前面カバーを透して観察される樹脂基材の地色である黒色のエクステンションの表面領域内にランプユニットの照射レンズが透明ガラスの質感で島状に視認される外観となるため意匠性の高いランプを得ることができる。
エクステンションとして特許文献2に記載されているような光反射面処理をしない有色樹脂基材をそのまま用いたランプでは、特許文献1に記載の光反射面処理したエクステンションを用いたランプとは異なる意匠性のランプを構成することが可能である。しかし、この光反射面処理をしていない樹脂製のエクステンション、換言すれば表面に金属膜を成膜していない絶縁性のエクステンションでは、いわゆるスタティックマークの問題が生じている。このスタティックマークは成形によって形成したエクステンションを構成している樹脂の表面において電荷が分極することにより生じるものであり、樹脂全体として中和状態にあっても分極した電荷によって部分的に静電気の帯電が生じ、この静電気の帯電によって周囲環境に存在する塵埃等が樹脂の表面に静電付着して不定な模様(マーク)が発生するものである。このようなスタティックマークの発生を未然に防止するには例えば樹脂基材に導電性を得るための添加剤を配合する方法や、樹脂基材への除電ブローを施して帯電を除去する方法等があるが、前者はコスト高になり、後者は帯電除去効果の持続が難しく、いずれも有効な対策にはなっていない。また、一旦スタティックマークが発生すると、樹脂基材の表面に付着した塵埃を除去することは難しい。また、スタティックマークが生じたエクステンションを組み付けたランプについては外観品質が低下することになる。このことは部分的に金属膜が成膜されていないエクステンション、特に灯具外部から観察される領域の一部に金属膜が成膜されていないエクステンションにおいても、当該成膜されていない領域での外観品質が低下するという問題が生じている。
本発明の目的は、樹脂基材の地色による意匠性を確保する一方でスタティックによる外観品質の低下を防止したランプ装飾部材及びこの装飾部材を備えた車両用ランプを提供するものである。
本発明は、ランプハウジング内に配設し、外部から観察される有色の樹脂基材からなる装飾部材であって、当該樹脂基材の表面に光透過率が50%以上の透明導電膜が成膜されていることを特徴とする。例えば、透明導電膜はアルミニウム膜であり、その膜厚が20nm以下である。この場合において、アルミニウム膜は膜厚が5nm以上であることが好ましい。また、光透過率は70%以上であることが好ましく、膜厚は15nm以下であることが好ましい。
また、本発明は、ランプハウジング内に、ランプユニットと、当該ランプユニットの周囲を覆い隠すエクステンションをそれぞれ配設している車両用ランプであって、当該エクステンションを前記した本発明のランプ装飾部材で構成したことを特徴とする。ここで、エクステンションの樹脂基材は黒色樹脂で構成されていることが好ましい。
本発明のランプ装飾部材では、有色の樹脂基材の表面に光透過率が50%以上、好ましくは70%以上の透明導電膜を成膜することにより、当該透明導電膜を透して樹脂基材の地色が観察でき、有色のランプ装飾部材による意匠的な効果を確保することができる。また、樹脂基材の表面に好ましくは5nm以上の膜厚の透明導電膜を成膜することにより樹脂基材の表面における静電気の帯電を防止してスタティックマークの発生を防止でき、高い品質のランプ装飾部材を得ることができる。
本発明の車両用ランプは、ランプハウジング内に配設するエクステンションに本発明のランプ装飾部材を適用しているので、有色のエクステンションを備えたランプとして観察され、かつエクステンションにおけるスタティックマークの発生を防止することができ意匠性の高い、しかも高い品質の車両用ランプが構成できる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明を自動車のヘッドランプ及びこのヘッドランプに配設されるエクステンションに適用した実施形態の一部を破断した概略斜視図である。このヘッドランプHLは自動車の左ヘッドランプであり、前面側を開口した容器状のランプボディ11と、このランプボディの前面開口に取着された透明な前面カバー12とで構成されるランプハウジング1を備えており、このランプハウジング1内に2つのランプユニット2H,2Lを内装している。自動車の車幅方向内側に配置されたランプユニット2Hはハイビーム配光のランプユニットであり、車幅方向外側に配置されたランプユニット2Lはロービーム配光のランプユニットである。これらランプユニット2H,2Lはプロジェクタ型のランプユニットで構成されており、図1にロービーム配光のランプユニット2Lで例示するように、光源21、リフレクタ22、照射レンズ23等をユニット化した構成である。このプロジェクタ型のランプユニットの詳細は既に知られている構成であるのでここでは詳細な説明は省略する。また、前記ランプハウジング1内には前記ランプユニット2H,2Lが配置された領域を除く領域にわたってエクステンション3を配設している。このエクステンション3は光を透過しない不透明な部材で構成されており、前記ランプハウジング1内の前記ランプユニット2H,2L以外の領域を覆い隠して当該ヘッドランプHLの外観上の見栄えを向上させるための装飾部材として構成されている。
前記エクステンション3は、図2(a)に外観を示すように、有色、ここでは黒色のPC(ポリカーボネート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂を樹脂成形して形成している。これら以外の樹脂であっても良いことは言うまでもない。このエクステンション3は前記ランプハウジング1の内部を覆い隠す形状及びサイズをした曲面板状に形成されるとともに、所定の2箇所にはそれぞれ円形の穴31を開口するとともに、当該穴31の内縁に沿って短円筒状の取付縁部32が形成され、これらの取付縁部32内に前記ランプユニット2H,2Lが内挿状態に配置されている。このエクステンション3を前記ランプハウジング1内に配設することにより、ヘッドランプHLを前面側から観察したときには、透明な前面カバー12を透してエクステンション3が観察されるため、ヘッドランプHLのほぼ全体が黒色を呈する外観となる。さらに、このエクステンション3による黒色の領域内にランプユニット2H,2Lの各照射レンズ23が透明ガラスの質感で円形島状に浮かび上がる外観となり、当該ヘッドランプHLの意匠性を高める装飾効果を発揮することができる。
前記エクステンション3は黒色の絶縁性の樹脂を成形しているため、そのままでは前記したように表面にスタティックマークが生じるおそれがあるが、このスタティックマークを防止するために当該エクステンションでは黒色樹脂の表面に透明導電膜を成膜している。ここで透明導電膜は、材料自体が光を透過することはもとより、本来は光を透過しない材料であるが薄膜に形成することによって一部の光を透過する状態にある導電膜をも含むものである。図2(b)は前記エクステンション3における図2(a)のB−B線に沿った断面図であり、黒色の樹脂基材30の表面に透明導電膜として、ここではアルミニウム(Al)膜33を所要の膜厚に成膜している。このようにエクステンション3の樹脂基材30の表面に透明導電膜33を成膜することにより、当該透明導電膜33の導電性によって樹脂基材30の表面に導電性が得られるため、樹脂基材30の表面における静電気の帯電が防止され、スタティックマークの発生が防止される。一方、透明導電膜33が透明であることによってエクステンション3を表面側から見たときには樹脂基材30の黒色がそのままの色として観察されるため、前記したような黒色エクステンション3によるヘッドランプHLの意匠性が高められることになる。
図3は前記透明導電膜33としてのアルミニウム膜の膜厚と光透過率の関連を示す図である。アルミニウム膜33の膜厚が増加すると光透過率も徐々に低下する。図3には示されないが膜厚が100nm程度では光透過率は0に近い値となり、絶縁基材の表面は鏡面に近い状態となる。これではもはや樹脂基材の黒色を観察することは難しくなる。膜厚を徐々に低減すると光透過率が増加して行き、樹脂基材の黒色が確認できるようになる。本発明者の検証によれば、人間の目視においてはアルミニウム膜33の光透過率が50%以上になるとアルミニウム膜33の存在にかかわらずエクステンション3の樹脂基材30の地色の黒色が観察されることが判明した。したがって、透明導電膜33がアルミニウム膜の場合には、光透過率が50%になる膜厚以下の膜厚、すなわち20nm以下の膜厚に成膜することが必要であると結論された。また、エクステンション3の樹脂基材30の地色をさらに確実に認識してより高い意匠効果を得る場合にはアルミニウム膜33の光透過率が70%以上であることが好ましく、この場合にはアルミニウム膜33の膜厚を15nm以下にすればよい。
一方、図4にはアルミニウム膜33の膜厚とスタティックマーク発生との相関を示しており、エクステンション3を形成した時点からスタティックマークの発生が確認できたまでの時間、ここでは日数を示している。これによると、樹脂基材30を樹脂成形し、その後に樹脂基材30の表面に形成するアルミニウム膜33の膜厚が増加するとスタティックマークが発生するまでの日数が増加して行くことが判る。アルミニウム膜33の膜厚が20nm以上になれば、30日以上経過してもスタティックの発生が確認されていない。膜厚が20nm以下ないし15nm以下の場合でも5nm以上あれば4日経過してもスタティックマークは発生していない。因みに、アルミニウム膜33の膜厚が0nmのとき、すなわちアルミニウム膜33を成膜していないときには1日程度でスタティックマークの発生が確認されている。通常のヘッドランプの製造工程では、エクステンションの製造後、4日以内に当該エクステンションのランプハウジング内への組み立てが完了されており、このように組み立てられた後は内部が封止されて塵埃が除去されているランプハウジング内においてスタティックマークが生じる可能性は極めて少ないという事情を鑑みると、アルミニウム膜33は少なくとも5nm以上あれば十分であると結論された。なお、本発明者による測定では、アルミニウム膜33を成膜していない黒色樹脂基材30の表面における導電率(電気抵抗)は10E15(Ω・cm)であり、アルミニウム膜33を10nmの膜厚に成膜したときの導電率は2.6E-8(Ω・m)であった。
これらの結論に基づくと、アルミニウム膜33は光透過率が50%以上となるように構成すればエクステンション3による意匠効果が得られた上でエクステンション3の表面における導電性を得てスタティックマークを抑制することが可能になる。したがって、本発明における透明導電膜がアルミニウム膜の場合には膜厚を20nm以下に形成すればよい。エクステンション3の樹脂基材30の地色をさらに確実に認識してより高い意匠効果を得る場合には光透過率を70%以上とし、この場合にはアルミニウム膜33の膜厚を15nm以下にする。一方、前記したようにアルミニウム膜33は膜厚が5nm以上であれば通常のヘッドランプの製造工程において組み立てられたヘッドランプにおけるスタティックマークを確実に防止できる。したがって、膜厚を5nm以上にすることが好ましい。図3から判るように膜厚が5nmのときの光透過率はほぼ100%であるのでエクステンション3の樹脂基材30の地色をほとんどそのまま観察することになり、高い意匠性が得られることは言うまでもない。
ここで、エクステンショ3ンの外観を均一な黒色とするためには樹脂基材30の表面に形成するアルミニウム膜33は均一な光透過率となるようにエクステンション3の全表面領域にわたって均一な膜厚に成膜することが好ましい。実施形態ではアルミニウム膜33をスパッタ法により形成しているが、その際にマスクを用いることで均一な成膜を実現している。すなわち、図5(a)はスパッタ装置100の概念構成図であり、内部を気密に保ったチャンバ101内にターゲットとしてのアルミニウム板102と、ワーク(被加工物)としてのエクステンション3の樹脂基材30を配置する。また、アルミニウム板102と樹脂基材30との間にマスク103を配置する。そして、排気口105から空気(air)を抜いてチャンバ101内を所要の真空圧に設定するとともに、ガス供給口106からチャンバ101内にアルゴン(Ar)ガスを導入し、かつ外部電源107から電力を供給してチャンバ101内にプラズマを生成することによりスパッタリングが行われ、アルミニウム板102から叩き出されたアルミニウム原子が樹脂基材30の表面に付着して図2に示したアルミニウム膜33の成膜が行われる。
このとき、エクステンション3の樹脂基材30は表面が平坦でなく、アルミニウム板102と樹脂基材30の表面との距離が均一ではないため樹脂基材30の表面に成膜されるアルミニウム膜33の膜厚は両者の距離が近い領域では厚く、距離が遠い領域では薄く形成され、膜厚にばらつきが生じることがある。これを防止するために実施形態では、アルミニウム板102と樹脂基材30との間に前記マスク103を配置しているが、このマスク103は図5(b)に示すように、平面構造が編み目状の開口を有するマスクとして構成されており、その編み目103aのピッチサイズを前記した両者の距離が近い領域では細かく、距離が遠い領域では荒くなるように構成している。これにより、アルミニウム板102と樹脂基材30との距離が近い領域では編み目ピッチが細かいためマスク103を透過するアルミニウム原子を抑制し、距離が遠い領域では編み目ピッチが粗いためマスク103を透過するアルミニウム原子の抑制効果が低くなり、結果として樹脂基材30の表面の全域においてほぼ均一な膜厚のアルミニウム膜33を成膜することが可能になる。これにより、エクステンション3の表面の全域においてほぼ等しい光透過率が得られ、樹脂基材30の地色の黒色の外観が確保される。なお、マスク103の構成はスリット状の開口を有するもの、多数の微細な穴を有するものであってもよく、前者はスリットの開口幅や開口長さを調整することで、後者は穴の径寸法を調整することで同様なマスク効果を得ることができる。
また、樹脂基材30の表面に成膜するアルミニウム膜33の膜厚は、スパッタ装置100においてプラズマを生成する際の供給電力、すなわちスパッタ出力を調整すること、あるいはスパッタ処理時間を調整することによって任意の膜厚に制御することが可能である。例えば、図6はこの実施形態におけるスパッタ出力とアルミニウム膜厚との関係を示す図であり、スパッタ時間を一定の30秒としたときにスパッタ出力を変化したときのアルミニウム膜厚を示している。ここではスパッタ出力を2KWに調整することにより30秒のスパッタ時間で樹脂基材30の表面に20nmの膜厚のアルミニウム膜33が成膜されることが判る。また、スパッタ時間を短くし、あるいは長くすることによりアルミニウム膜33の膜厚を薄く、あるいは厚くすることができることも判る。
実施形態では透明導電膜を形成する金属としてアルミニウムを用いているが、ステンレス(SUS)やクロム(Cr)を用いてもよい。これらの金属を用いた場合でも成膜した膜厚が薄い場合には光透過率が50%以上の、好ましくは70%以上の透明導電膜として樹脂基材の地色を観察可能なエクステンションが構成できる。また、これらの金属を成膜した場合でも樹脂基材の表面における導電性を確保してスタティックマークの発生を防止することができる。ただし、ステンレスやクロムにおける光透過率と膜厚の関係は前記したアルミニウムの場合とは異なる場合があるので、前記したアルミニウム膜による好ましい膜厚はステンレス膜やクロム膜にそのまま適用されるものではなく、それぞれについて検証を行った上で決定することが肝要である。
また、本発明の透明導電膜の成膜方法は実施形態に記載のスパッタ法に限定されるものではなく、樹脂基材の表面の全域にわたってほぼ均一な膜厚で、しかも所要の光透過率及び導電性を満たす膜厚に成膜できるのであれば他の方法、例えば抵抗加熱蒸着法等によっても可能である。
本発明は装飾部材としてランプのエクステンションに適用した例を示しているが、ランプのランプハウジング内に配設してランプの意匠効果を高めるための部材であれば他の装飾部材として構成されていてもよい。また、装飾部材を構成する樹脂基材は実施形態の黒色に限られるものではなく、黒色以外の樹脂基材であってもよい。
本発明はランプの一部に有色の樹脂基材からなる装飾部材と、当該装飾部材を備えた車両用ランプに採用することが可能である。
HL ヘッドランプ(車両用ランプ)
1 ランプハウジング
2H,2L ランプユニット
3 エクステンション(装飾部材)
11 ランプボディ
12 透明な前面カバー
21 光源
22 リフレクタ
23 照射レンズ
30 樹脂基材
31 開口
32 開口縁部
33 アルミニウム膜(透明導電膜)
1 ランプハウジング
2H,2L ランプユニット
3 エクステンション(装飾部材)
11 ランプボディ
12 透明な前面カバー
21 光源
22 リフレクタ
23 照射レンズ
30 樹脂基材
31 開口
32 開口縁部
33 アルミニウム膜(透明導電膜)
Claims (5)
- ランプハウジング内に配設し、外部から観察される有色の樹脂基材からなる装飾部材であって、当該樹脂基材の表面に光透過率が50%以上の透明導電膜が成膜されていることを特徴とするランプ装飾部材。
- 前記透明導電膜はアルミニウム膜であり、その膜厚が20nm以下であることを特徴とする請求項1に記載のランプ装飾部材。
- 前記アルミニウム膜は膜厚が5nm以上であることを特徴とする請求項2に記載のランプ装飾部材。
- ランプハウジング内に、ランプユニットと、当該ランプユニットの周囲を覆い隠すエクステンションをそれぞれ配設している車両用ランプであって、前記エクステンションを請求項1〜3のいずれかに記載のランプ装飾部材で構成したことを特徴とする車両用ランプ。
- 前記エクステンションの樹脂基材は黒色樹脂で構成されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011276863A JP2013127905A (ja) | 2011-12-19 | 2011-12-19 | ランプ装飾部材及び車両用ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011276863A JP2013127905A (ja) | 2011-12-19 | 2011-12-19 | ランプ装飾部材及び車両用ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013127905A true JP2013127905A (ja) | 2013-06-27 |
Family
ID=48778331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011276863A Pending JP2013127905A (ja) | 2011-12-19 | 2011-12-19 | ランプ装飾部材及び車両用ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013127905A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111795360A (zh) * | 2019-04-08 | 2020-10-20 | 株式会社小糸制作所 | 反射性树脂部件及车辆用灯具 |
US11616104B2 (en) | 2017-12-27 | 2023-03-28 | Japan Display Inc. | Display device and method for producing same |
US11798950B2 (en) | 2018-06-15 | 2023-10-24 | Japan Display Inc. | Display device |
-
2011
- 2011-12-19 JP JP2011276863A patent/JP2013127905A/ja active Pending
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US11798950B2 (en) | 2018-06-15 | 2023-10-24 | Japan Display Inc. | Display device |
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