JP2013127896A - 照明器具 - Google Patents

照明器具 Download PDF

Info

Publication number
JP2013127896A
JP2013127896A JP2011276697A JP2011276697A JP2013127896A JP 2013127896 A JP2013127896 A JP 2013127896A JP 2011276697 A JP2011276697 A JP 2011276697A JP 2011276697 A JP2011276697 A JP 2011276697A JP 2013127896 A JP2013127896 A JP 2013127896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
light source
led light
source unit
led
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011276697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5891398B2 (ja
Inventor
Yoshiro Goto
芳朗 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2011276697A priority Critical patent/JP5891398B2/ja
Publication of JP2013127896A publication Critical patent/JP2013127896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5891398B2 publication Critical patent/JP5891398B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】反射板の高さを低くしながらも、反射板で反射する光の光量を増やすことが可能な照明器具を提供する。
【解決手段】照明器具は、LED光源部6と、LED光源部6からの光を所望の配光となるように制御する光学系1とを備える。光学系1は、LED光源部6の光取り出し面側を覆うレンズ2と、レンズ2の周囲を覆う椀状の反射板3とで構成される。レンズ2は、このレンズ2の光出射面に、LED光源部6からの光をLED光源部6の光軸A1に対する角度が大きくなる方向に屈折させる屈折面5が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明器具に関するものである。
従来から、光源からの光を反射する反射板を設けることで所望の配光が得られるようにした照明器具が知られている。
この種の照明器具としては、例えば、図9に示すように、LEDモジュール等からなる一対の発光装置52,52と、ヒートシンク53と、凹面反射鏡54をなす一対の凹面鏡部材54a,54aとを備えたスポットライト51が提案されている(特許文献1)。
ヒートシンク53は、略円板状のベース部56aに板状の放熱フィン56bを複数突設して形成されたヒートシンク本体56と、ベース部56aからスポットライト51の光の出射方向に突出された受熱部57とを備えている。
受熱部57は、ヒートシンク本体56と同種または異種の金属により略長四角形状に形成されており、ベース部56aの中心を通ってこのベース部56aの径方向に延びていて、且つ、放熱フィン56bと平行に設けられている。また、受熱部57は、複数のねじ等の連結具58によりベース部56aに連結されている。ここで、受熱部57の両側面57a,57aには、発光装置52がそれぞれ固定されている。また、特許文献1には、受熱部57の両側面57a,57a間の厚みが4〜15mmであると記載されている。
一対の凹面鏡部材54a,54aは、受熱部57の両側に、この受熱部57を境に線対称に配置されており、各発光装置52から放射された光をスポットライト51の光軸59に平行に反射させる。
また、照明器具としては、例えば、図10に示すように、LEDのような光源61と、レンズ62と、レンズ62からの光を光源61の主光軸線60の方向に反射するためのリフレクタ63とを有する照明装置が提案されている(特許文献2)。
レンズ62は、光源61から放射された光が入射する入射面62aと、入射面62aから入射した光を主光軸線60から離れる側へ反射する反射面62bと、反射面62bで反射した光を主光軸線60から離れる側へ出射する出射面62dとを有している。また、レンズ62は、光源61から放射された光を主光軸線60から離れる側へ反射するために形成された反射面62cを有している。ここで、特許文献2には、反射面62cにアルミ蒸着が施されている旨が記載されている。
リフレクタ63は、レンズ62の反射面62bからの光を光源61の主光軸線60の方向へ反射する反射面63aと、レンズ62の反射面62cからの光を主光軸線60の方向へ反射する反射面63bとを有している。
特開2011−113814号公報 特許第4651105号公報
図9に示した構成のスポットライト51では、一対の発光装置52,52を固定する受熱部57が、ヒートシンク53のベース部56aからスポットライト51の光の出射方向に突出しているので、凹面反射鏡54の高さ寸法が大きくなる可能性がある。
また、図10に示した構成の照明装置では、レンズ62の反射面62cを光源61の近くに配置しているので、この反射面62cで全反射する光が少ない可能性があり、リフレクタ63で反射する光の光量が少なくなる可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、反射板の高さを低くしながらも、反射板で反射する光の光量を増やすことが可能な照明器具を提供することにある。
本発明の照明器具は、LED光源部と、前記LED光源部からの光を所望の配光となるように制御する光学系とを備え、前記光学系は、前記LED光源部の光取り出し面側を覆うレンズと、前記レンズの周囲を覆う椀状の反射板とで構成され、前記レンズの光出射面に、前記LED光源部からの光を前記LED光源部の光軸に対する角度が大きくなる方向に屈折させる屈折面が形成されてなることを特徴とする。
この照明器具において、前記レンズは、前記LED光源部の前記光軸に交差する第1レンズ部と、前記LED光源部と前記反射板の反射面との間に位置し前記LED光源部を囲む第2レンズ部とを有し、前記第1レンズ部が、光出射面側を凹面とする凹レンズ状に形成されており、前記凹面の周部に、前記凹面の中心部に向かって傾斜するように前記屈折面が形成されてなることが好ましい。
この照明器具において、前記レンズは、前記凹面の前記中心部が、平面状に形成されてなることが好ましい。
この照明器具において、前記レンズは、前記LED光源部の前記光軸に交差する第1レンズ部と、前記LED光源部と前記反射板の反射面との間に位置し前記LED光源部を囲む第2レンズ部とを有し、前記第2レンズ部の光出射面に、前記屈折面が形成されており、前記屈折面は、前記第2レンズ部の光入射面に比べて、前記LED光源部の前記光軸に沿った光出射方向に対する角度が大きくなる方向に傾斜していることが好ましい。
この照明器具において、前記第1レンズ部は、凸レンズ状またはフレネルレンズ状に形成されてなることが好ましい。
本発明の照明器具においては、反射板の高さを低くしながらも、反射板で反射する光の光量を増やすことが可能となる。
実施形態1の照明器具に関し、LED光源部からの光の光路の説明図である。 同上の照明器具の比較例に関し、LED光源部からの光の光路の説明図である。 実施形態2の照明器具に関し、LED光源部からの光の光路の説明図である。 実施形態3の照明器具に関し、LED光源部からの光の光路の説明図である。 同上の照明器具に関し、LED光源部からの光の光路の他の説明図である。 実施形態4の照明器具に関し、LED光源部からの光の光路の説明図である。 同上の照明器具に関し、LED光源部からの光の光路の他の説明図である。 同上の照明器具の比較例に関し、LED光源部からの光の光路の説明図である。 従来例のスポットライトを示す断面図である。 他の従来例の照明装置を説明する説明図である。
(実施形態1)
本実施形態の照明器具(以下、LED照明器具と称する)は、図1に示すように、LED光源部6と、LED光源部6からの光を所望の配光となるように制御する光学系1とを備えている。また、このLED照明器具は、複数の放熱フィン4bを有する放熱部4を備えている。なお、図1は、本実施形態のLED照明器具においてLED光源部6の光軸A1を含む断面の右半分を図示したものである。
LED光源部6は、例えば、青色光を放射する複数のLEDチップと、これら複数のLEDチップを覆い黄色蛍光体からなる蛍光体を含有した透光性材料(例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ガラスなど)により形成された色変換部6aとを有している。なお、複数のLEDチップの電気的な接続関係は、直列接続や並列接続であってもよいし、直列接続と並列接続とを組み合わせた接続であってもよい。また、色変換部6aの蛍光体は、黄色蛍光体に限らず、例えば、赤色蛍光体と緑色蛍光体とを用いてもよい。また、LEDチップは、青色光を放射するLEDチップに限らず、例えば、紫〜近紫外線を放射するLEDチップを用いてもよく、この場合、蛍光体に、赤色蛍光体と緑色蛍光体と青色蛍光体とを用いればよい。また、LED光源部6から放射される光の色は、白色としているが、白色に限るものではない。
また、LED光源部6は、平面形状が矩形状に形成された1つの実装基板7の一表面側(図1では、下面側)に配置されている。具体的に説明すると、本実施形態のLED照明器具では、複数のLEDチップが、実装基板7の上記一表面側で、密集して配置されている。また、本実施形態では、色変換部6aを、実装基板7の上記一表面側にシリコーン樹脂などの接着剤により接合しているが、色変換部6aを実装基板7に接合する方法は、これに限るものではない。
実装基板7は、例えば、金属ベースプリント配線板、セラミック基板などを用いることができる。なお、本実施形態のLED照明器具では、実装基板7の平面形状を、矩形状としているが、これに限らず、例えば、他の多角形状(例えば、三角形状、五角形状、八角形状など)や円形状などであってもよい。
実装基板7の上記一表面側には、LED光源部6の各LEDチップを電気的に接続可能な電極部(図示せず)が形成されている。また、実装基板7の上記一表面側には、LED光源部6に給電するための電線(図示せず)を電気的に接続可能な端子部(図示せず)が設けられている。さらに、実装基板7の上記一表面側には、各LEDチップ、電極部および端子部以外の部位の大部分を覆う白色のレジスト層などからなる反射層(図示せず)が形成されている。これにより、本実施形態のLED照明器具では、LED光源部6から放射された光が実装基板7に吸収されるのを抑制することが可能となる。
光学系1は、LED光源部6の光取り出し面側(図1では、下面側)を覆うレンズ2と、レンズ2の周囲を覆う椀状の反射板3とで構成されている。
レンズ2は、透光性材料(例えば、アクリル樹脂、ガラスなど)により構成することができる。また、レンズ2は、LED光源部6の上記光取り出し面側を覆うドーム状に形成されている。
本実施形態のLED照明器具では、LED光源部6の光軸A1とレンズ2の光軸A2とを一致させるように、レンズ2をLED光源部6の上記光取り出し面側に配置している。ここで、レンズ2は、光入射面側の端部(図1では、上端部)に、実装基板7の周端部に位置決めするための段部2cが設けられている。
また、レンズ2は、LED光源部6を内包するように実装基板7にシリコーン樹脂などの接着剤により接合されている。これにより、本実施形態のLED照明器具では、レンズ2により、LED光源部6を保護することが可能となる。
反射板3は、レンズ2の光出射面から出射される光の反射率が高い金属(例えば、アルミニウム、ステンレスなど)により形成することができる。なお、本実施形態のLED照明器具では、反射板3の材料として、金属を採用しているが、これに限らず、高耐熱の樹脂(例えば、PBTなど)を採用してもよく、この場合、反射板3の内周面3aに、例えば、アルミニウムや銀などを蒸着したり、白色塗装を施したりすればよい。
また、反射板3の底部3bには、平面視において円形状の開口孔3cが貫設されている。この開口孔3cの内径寸法は、レンズ2の外径寸法よりも大きく設定されている。
放熱部4は、実装基板7と接触可能な板状(例えば、円板状)の本体部4aと、この本体部4aにおいて実装基板7に接触する側とは反対側(図1では、上側)に立設された複数の板状の放熱フィン4bとで構成することができる。ここにおいて、本実施形態のLED照明器具では、実装基板7を放熱部4に取り付ける手段として、取付ねじ(図示せず)を用いているが、実装基板7を放熱部4に取り付ける手段は、これに限らず、例えば、電気絶縁性および熱伝導性を有する接着シートを用いてもよい。
ところで、図9に示した構成の従来例のスポットライト51では、一対の発光装置52,52を固定する受熱部57を、スポットライト51の光軸59と平行になるように連結具58によりベース部56aに連結しているので、熱伝達路の断面積が小さく、また、熱伝達路の長さが長くなり、熱抵抗が大きくなる。これに対して、本実施形態のLED照明器具では、実装基板7を放熱部4に取り付けているので、図9に示した構成のスポットライト51に比べて、放熱性を高めることが可能となる。
本体部4aには、実装基板7の上記端子部に電気的に接続された上記電線を挿通するための電線挿通孔(図示せず)が貫設されている。ここにおいて、反射板3の底部3bには、反射板3を放熱部4に固定するための固定ねじ(図示せず)を挿通する挿通孔(図示せず)が貫設されている。また、放熱部4の本体部4aには、反射板3の底部3bの上記挿通孔に対応する部位に、上記固定ねじを螺合するねじ孔(図示せず)が設けられている。これにより、本実施形態のLED照明器具では、反射板3を放熱部4に固定することが可能となる。なお、本実施形態のLED照明器具では、反射板3を放熱部4に固定する方法として、反射板3を上記固定ねじにより放熱部4に固定しているが、これに限らず、例えば、反射板3を放熱部4に接合してもよい。
また、本実施形態のLED照明器具では、反射板3を放熱部4に固定する際、反射板3の中心軸A3がLED光源部6の光軸A1およびレンズ2の光軸A2と一致するように、上記ねじ孔を放熱部4の本体部4aに設けている。つまり、本実施形態のLED照明器具では、LED光源部6の光軸A1およびレンズ2の光軸A2と、反射板3の中心軸A3とを一致させるように、反射板3を、レンズ2の周囲を覆う形で配置している。ここにおいて、図10に示した構成の従来例の照明装置に関し、特許文献2には、レンズ62を保持する手段が記載されておらず、実際は、この手段により光源61から放射された光が遮られるものと推考され、この照明装置を用いた照明器具の器具効率が低下したり、照射むらが生じたりする可能性がある。これに対して、本実施形態のLED照明器具では、レンズ2を実装基板7にシリコーン樹脂などの接着剤により接合しているので、図10に示した構成の従来例の照明装置に比べて、LED照明器具の器具効率を高めたり、照射むらを抑制したりすることが可能となる。なお、本実施形態のLED照明器具では、反射板3の形状を、椀状としているが、レンズ2の光出射面から出射された光を反射して所望の配光が得られる形状であればよく、LED光源部6の光軸A1に沿った光出射方向においてLED光源部6から離れるに従って開口面積が徐々に大きくなる形状であればよい。
ここにおいて、図1では、LED光源部6から放射された光の光路(光線軸跡)の一例として、光L1〜L6の光路を二点差線で表している。ここで、光L1〜L6は、LED光源部6からの放射角についてみれば、L1>L2>L3>L4>L5>L6となっている。
ところで、レンズ2は、LED光源部6の光軸A1に交差する第1レンズ部2aと、LED光源部6と反射板3の内周面(反射面)3aとの間に位置しLED光源部6を囲む第2レンズ部2bとを有している。本実施形態のLED照明器具では、第1レンズ部2aが、光出射面側を凹面8とする凹レンズ状に形成されている。
また、レンズ2は、このレンズ2の光出射面に、LED光源部6からの光をLED光源部6の光軸A1に対する角度が大きくなる方向に屈折させる屈折面5が形成されている。具体的に説明すると、第1レンズ部2aは、凹面8の周部に、凹面8の中心部に向かって傾斜するように屈折面5が形成されている。本実施形態のLED照明器具では、屈折面5が、LED光源部6からの光をLED光源部6の光軸A1に対する角度(開き角度)が大きくなる方向に屈折させる(図1中の光L4〜L6参照)。
ここで、レンズ2を備えていない点のみが相違する比較例1のLED照明器具に関して、LED光源部6からの光の光路を、図2に示す。なお、図2に示した比較例1のLED照明器具では、LED光源部6から放射された光L1〜L6の放射角を、図1に示した本実施形態のLED照明器具のLED光源部6から放射された光L1〜L6の放射角と同じになるように表している。
比較例1のLED照明器具では、LED光源部6からの光L1〜L6のうち、反射板3の内周面3aに到達しない光L6が存在する。これに対して、本実施形態のLED照明器具では、図1に示すように、屈折面5が、LED光源部6からの光L1〜L6のうちの光L4〜L6をLED光源部6の光軸A1に対する角度が大きくなる方向に屈折させるので、LED光源部6からの光L1〜L6のすべてが、反射板3の内周面3aに到達する。したがって、本実施形態のLED照明器具では、第1レンズ部2aの凹曲8の周部に、LED光源部6からの光をLED光源部6の光軸A1に対する角度が大きくなる方向に屈折させる屈折面5を、凹面8の中心部に向かって傾斜するように形成しているので、比較例1のLED照明器具に比べて、反射板3の高さを低くしながらも、反射板3の内周面3aに到達する光を増やすことが可能となり、反射板3で反射する光の光量を増やすことが可能となる。言い換えれば、本実施形態のLED照明器具では、レンズ2の光出射面に、上述の屈折面5を形成しているので、比較例1のLED照明器具に比べて、反射板3の高さを低くしながらも、反射板3の内周面3aに到達する光を増やすことが可能となり、反射板3で反射する光の光量を増やすことが可能となる。
また、本実施形態のLED照明器具では、比較例1のLED照明器具に比べて、反射板3の高さを低くしながらも、反射板3の内周面3aに到達する光を増やすことが可能となるので、反射板3の形状により所望の配光が得られるようにLED光源部6からの光を制御することが可能となり、反射板3の形状が異なる様々な反射板3を用いることによって、配光が異なる様々なLED照明器具を提供することが可能となる。また、本実施形態のLED照明器具では、反射板3の開口径や材料によって、LED光源部6の輝度を調整することが可能となる。
本実施形態のLED照明器具においてレンズ2は、第1レンズ部2aの凹面8の中心部が、平面状に形成されることが好ましい。これにより、本実施形態のLED照明器具では、LED光源部6からの光を、第1レンズ部2aの凹面8の中心部からこの中心部の光出射面側へ取り出すことが可能となる。
なお、本実施形態のLED照明器具は、例えば、ダウンライト、スポットライト、シーリングライト、ペンダントライトとして使用することができる。また、本実施形態のLED照明器具は、LED光源部6の光軸A1を3次元方向に選択可能なユニバーサルダウンライトとして使用することもできる。
以上説明した本実施形態のLED照明器具では、レンズ2が、このレンズ2の光出射面に、LED光源部6からの光をLED光源部6の光軸A1に対する角度が大きくなる方向に屈折させる屈折面5を形成しているので、反射板3の高さを低くしながらも、反射板3で反射する光の光量を増やすことが可能となる。
(実施形態2)
本実施形態のLED照明器具の基本構成は、実施形態1と同じであり、図3に示すように、第1レンズ部2aに複数の屈折面10を形成している点が実施形態1と相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
第1レンズ部2aは、凹面8の周部に、レンズ2の光軸A2に対して同心的に複数(本実施形態では、3つ)の屈折面10が形成されている。以下、本実施形態のLED照明器具では、説明の便宜上、複数の屈折面10を、第1レンズ部2aの凹面8の中心部に近い方から順に、第1の屈折面10a、第2の屈折面10b、第3の屈折面10cと称する。なお、本実施形態のLED照明器具では、屈折面10の数を3つとしているが、特に限定するものではない。
第1の屈折面10aは、第1レンズ部2aの凹面8の中心部に向かって傾斜するように形成されている。また、第2の屈折面10bおよび第3の屈折面10cの各々は、第1の屈折面10aの傾斜角と同じ角度で傾斜するように形成されている。
ここにおいて、図3では、LED光源部6から放射された光の光路(光線軸跡)の一例として、光L1〜L6の光路を二点差線で表している。ここで、光L1〜L6は、LED光源部6からの放射角についてみれば、L1>L2>L3>L4>L5>L6となっている。
本実施形態のLED照明器具では、各屈折面10a〜10cが、LED光源部6からの光をLED光源部6の光軸A1に対する角度(開き角度)が大きくなる方向に屈折させる(図3中の光L4〜L6参照)。
したがって、本実施形態のLED照明器具では、第1レンズ部2aの凹曲8の周部に、LED光源部6からの光をLED光源部6の光軸A1に対する角度が大きくなる方向に屈折させる複数の屈折面10を形成しているので、反射板3の高さを低くしながらも、反射板3の内周面3aに到達する光を増やすことが可能となり、反射板3で反射する光の光量を増やすことが可能となる。
しかして、本実施形態のLED照明器具では、第1レンズ部2aの凹面8の周部に複数の屈折面10を形成しているので、反射板3の高さを低くしながらも、反射板3で反射する光の光量を増やすことが可能となる。
(実施形態3)
本実施形態のLED照明器具の基本構成は、実施形態2と同じであり、図4に示すように、第2レンズ部2bに複数の屈折面11を形成している点などが実施形態2と相違する。なお、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
レンズ2は、第1レンズ部2aの光出射面が、平面状に形成されている。また、レンズ2は、第2レンズ部2bの光出射面に、複数(本実施形態では、4つ)の屈折面11が形成されている。以下、本実施形態のLED照明器具では、説明の便宜上、複数の屈折面11を、LED光源部6に近い方から順に、第1の屈折面11a、第2の屈折面11b、第3の屈折面11c、第4の屈折面11dと称する。
各屈折面11a〜11dは、第2レンズ部2bの光入射面に比べて、LED光源部6の光軸A1に沿った光出射方向に対する角度(開き角度)が大きくなる方向に傾斜するように形成されている。要するに、屈折面11は、第2レンズ部2bの光入射面に比べて、LED光源部6の光軸A1に沿った光出射方向に対する角度が大きくなる方向に傾斜している。
ここにおいて、図4では、LED光源部6から放射された光の光路(光線軸跡)の一例として、光L1〜L9の光路を二点差線で表している。ここで、光L1〜L9は、LED光源部6からの放射角についてみれば、L1>L2>L3>L4>L5>L6>L7>L8>L9となっている。
本実施形態のLED照明器具では、各屈折面11a〜11dが、LED光源部6からの光をLED光源部6の光軸A1に対する角度(開き角度)が大きくなる方向に屈折させる(図4中の光L2〜L9参照)。
本実施形態のLED照明器具では、第1の屈折面11aが、LED光源部6からの光L1〜L9のうちの光L2,L3をLED光源部6の光軸A1に対する角度が大きくなる方向に屈折させる。また、本実施形態では、第2の屈折面11bが、LED光源部6からの光L1〜L9のうちの光L4,L5をLED光源部6の光軸A1に対する角度が大きくなる方向に屈折させる。さらに、本実施形態では、第3の屈折面11cが、LED光源部6からの光L1〜L9のうちの光L6,L7をLED光源部6の光軸A1に対する角度が大きくなる方向に屈折させる。また、本実施形態では、第4の屈折面11dが、LED光源部6からの光L1〜L9のうちの光L8,L9をLED光源部6の光軸A1に対する角度が大きくなる方向に屈折させる。
つまり、本実施形態のLED照明器具では、レンズ2の第2レンズ部2bに複数の屈折面11を形成しているので、第2レンズ部2bに屈折面11を設けない場合に比べて、LED光源部6からの光をLED光源部6の光軸A1に対する角度が大きくなる方向に屈折させることができる(図5参照)。なお、図5では、LED光源部6からの光L7の光路を実線で表している。また、図5では、レンズ2の第2レンズ部2bに屈折面11を設けない場合の光出射面を二点鎖線で表している。また、図5では、LED光源部6からの光L7において、レンズ2の第2レンズ部2bに屈折面11を設けない場合の光出射光L10の光路を一点鎖線で表している。
したがって、本実施形態のLED照明器具では、レンズ2の第2レンズ部2bに複数の屈折面11を形成しているので、第2レンズ部2bに屈折面11を設けない場合に比べて、LED光源部6からの光をLED光源部6の光軸A1に対する角度が大きくなる方向に屈折させることができ、反射板3の高さを低くすることが可能となる。また、本実施形態のLED照明器具では、レンズ2の第2レンズ部2bに複数の屈折面11を形成しているので、第2レンズ部2bに屈折面11を設けない場合に比べて、反射板3の高さを低くしながらも、反射板3の内周面3aに到達する光を増やすことが可能となり、反射板3で反射する光の光量を増やすことが可能となる。
なお、本実施形態のLED照明器具では、屈折面11の数を4つとしているが、特に限定するものではない。しかし、本実施形態のLED照明器具では、屈折面11の数を1つとする場合、レンズ2の第2レンズ部2bの肉厚が不均等になり、レンズ2の光出射面から光の照射むらが生じる可能性があるので、第2レンズ部2bの肉厚差を低減するために屈折面11の数を複数とすることが望ましい。
しかして、本実施形態のLED照明器具では、レンズ2の第2レンズ部2bの光出射面に、屈折面11を形成しており、屈折面11が、第2レンズ部2bの光入射面に比べて、LED光源部6の光軸A1に沿った光出射方向に対する角度が大きくなる方向に傾斜しているので、反射板3の高さを低くしながらも、反射板3で反射する光の光量を増やすことが可能となる。
(実施形態4)
本実施形態のLED照明器具の基本構成は、実施形態3と同じであり、図6に示すように、第1レンズ部2aが、フレネルレンズ状に形成される点が実施形態3と相違する。なお、実施形態3と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態のLED照明器具では、レンズ2の第1レンズ部2aをフレネルレンズ状に形成しているので、LED光源部6からレンズ2の第1レンズ部2aに到達する光を集光することが可能となる。なお、本実施形態のLED照明器具では、第1レンズ部2aをフレネルレンズ状に形成しているが、これに限らず、例えば、凸レンズ状に形成してもよい。
ここで、本実施形態のLED照明器具に関して、LED光源部6からの光の光路を、図7に示す。また、レンズ2を備えていない点のみが相違する比較例2のLED照明器具に関して、LED光源部6からの光の光路を、図8に示す。なお、図7および図8では、LED光源部6から放射された光の放射角が同じになるように表している。
本実施形態のLED照明器具では、レンズ2の第2レンズ部2bに複数の屈折面11を形成しているので、比較例2のLED照明器具に比べて、LED光源部6からの光をLED光源部6の光軸A1に対する角度が大きくなる方向に屈折させることが可能となり、反射板3の高さを低くすることが可能となる。また、本実施形態のLED照明器具では、レンズ2の第2レンズ部2bに複数の屈折面11を形成しているので、比較例2のLED照明器具に比べて、反射板3の高さを低くしながらも、反射板3の内周面3aに到達する光を増やすことが可能となり、反射板3で反射する光の光量を増やすことが可能となる。さらに、本実施形態のLED照明器具では、LED光源部6からレンズ2の第1レンズ部2aに到達する光を集光することができ、且つ、反射板3の高さを低くしながらも、反射板3で反射する光の光量を増やすことができるので、実施形態3のLED照明器具に比べて、LED照明器具の器具効率を高めることが可能となる。
しかして、本実施形態のLED照明器具では、レンズ2の第1レンズ部2aを、凸レンズ状またはフレネルレンズ状に形成しているので、実施形態3のLED照明器具に比べて、LED照明器具の器具効率を高めることが可能となる。
1 光学系
2 レンズ
2a 第1レンズ部
2b 第2レンズ部
3 反射板
3a 内周面(反射面)
5 屈折面
6 LED光源部
8 凹面
10 屈折面
11 屈折面
A1 光軸

Claims (5)

  1. LED光源部と、前記LED光源部からの光を所望の配光となるように制御する光学系とを備え、前記光学系は、前記LED光源部の光取り出し面側を覆うレンズと、前記レンズの周囲を覆う椀状の反射板とで構成され、前記レンズの光出射面に、前記LED光源部からの光を前記LED光源部の光軸に対する角度が大きくなる方向に屈折させる屈折面が形成されてなることを特徴とする照明器具。
  2. 前記レンズは、前記LED光源部の前記光軸に交差する第1レンズ部と、前記LED光源部と前記反射板の反射面との間に位置し前記LED光源部を囲む第2レンズ部とを有し、前記第1レンズ部が、光出射面側を凹面とする凹レンズ状に形成されており、前記凹面の周部に、前記凹面の中心部に向かって傾斜するように前記屈折面が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記レンズは、前記凹面の前記中心部が、平面状に形成されてなることを特徴とする請求項2記載の照明器具。
  4. 前記レンズは、前記LED光源部の前記光軸に交差する第1レンズ部と、前記LED光源部と前記反射板の反射面との間に位置し前記LED光源部を囲む第2レンズ部とを有し、前記第2レンズ部の光出射面に、前記屈折面が形成されており、前記屈折面は、前記第2レンズ部の光入射面に比べて、前記LED光源部の前記光軸に沿った光出射方向に対する角度が大きくなる方向に傾斜していることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  5. 前記第1レンズ部は、凸レンズ状またはフレネルレンズ状に形成されてなることを特徴とする請求項4記載の照明器具。
JP2011276697A 2011-12-19 2011-12-19 照明器具 Expired - Fee Related JP5891398B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011276697A JP5891398B2 (ja) 2011-12-19 2011-12-19 照明器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011276697A JP5891398B2 (ja) 2011-12-19 2011-12-19 照明器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013127896A true JP2013127896A (ja) 2013-06-27
JP5891398B2 JP5891398B2 (ja) 2016-03-23

Family

ID=48778322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011276697A Expired - Fee Related JP5891398B2 (ja) 2011-12-19 2011-12-19 照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5891398B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015115380A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 シチズン電子株式会社 Led発光装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04138438A (ja) * 1990-09-29 1992-05-12 Canon Inc 照明装置
JP2008532300A (ja) * 2005-02-28 2008-08-14 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 照明装置
JP2009087595A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Puratekku:Kk 照明モジュール、光源ユニット及び照明器具
US20090237956A1 (en) * 2008-03-19 2009-09-24 Fu Zhun Precision Industry (Shen Zhen) Co., Ltd. Light emitting diode assembly
JP2010114059A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Hyundai Telecommunication Co Ltd Led照明装置
JP2011228047A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Phoenix Electric Co Ltd 発光装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04138438A (ja) * 1990-09-29 1992-05-12 Canon Inc 照明装置
JP2008532300A (ja) * 2005-02-28 2008-08-14 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 照明装置
JP2009087595A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Puratekku:Kk 照明モジュール、光源ユニット及び照明器具
US20090237956A1 (en) * 2008-03-19 2009-09-24 Fu Zhun Precision Industry (Shen Zhen) Co., Ltd. Light emitting diode assembly
JP2010114059A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Hyundai Telecommunication Co Ltd Led照明装置
JP2011228047A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Phoenix Electric Co Ltd 発光装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015115380A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 シチズン電子株式会社 Led発光装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5891398B2 (ja) 2016-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7275841B2 (en) Utility lamp
US7936119B2 (en) Wide-angle LED lighting lamp with high heat-dissipation efficiency and uniform illumination
US8330342B2 (en) Spherical light output LED lens and heat sink stem system
US8376577B2 (en) Modular solid state lighting device
US10473292B2 (en) Solid state illumination devices including spatially-extended light sources and reflectors
US8931929B2 (en) Light emitting diode primary optic for beam shaping
WO2012049835A1 (ja) ランプ
JP6217972B2 (ja) 照明器具
JP2005129354A (ja) Led照明装置
TWI504837B (zh) 發光二極體燈具
WO2013145049A1 (ja) ランプ
TWI441362B (zh) 發光模組及其發光裝置
JP5891398B2 (ja) 照明器具
JP2006512752A (ja) 発光ダイオードランプとその製造方法
JP5742629B2 (ja) 発光装置及びこれを備えた照明器具
JP6590304B2 (ja) 照明器具
JP2014011015A (ja) 照明器具
KR20150078209A (ko) 조명기기
WO2010043100A1 (en) Wide-angle led lighting lamp with high heat-dissipation efficiency and uniform illumination
TW201816322A (zh) 車燈模組
IES84104Y1 (en) A utility lamp
KR20150045799A (ko) 조명기기
IE20050086U1 (en) A utility lamp
TWM481334U (zh) 光引擎裝置
KR20150117939A (ko) 조명 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140911

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141008

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151106

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5891398

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees