JP2013127879A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡単な構造で配光設計が容易でありながら、白熱電球と同等の広い配光角を有することにより、白熱電球に代替可能な照明装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る照明装置は、複数の発光素子111が発光素子基板113に環状に配置された発光モジュール110と、筐体130と、発光素子基板113に保持され、発光素子111から出射された光を反射させるリフレクタ140と、発光モジュール110およびリフレクタ140を覆うように設けられるグローブ150と、を備え、リフレクタ140は、逆錐台状であり、逆錐台の側周面に発光素子111から出射された光を反射させる反射面141を有し、グローブ150は、反射面141の傾きに沿った傾斜面151aを有するグローブ頸部151と、グローブ頸部151に連設される略半球状のグローブ頭部153とからなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を用いた照明装置に関する。
近年、省エネルギー化を図るために、白熱電球の代替品として、半導体発光素子としてLEDを用いたLED照明装置の開発が盛んに行われている(例えば、特許文献1を参照)。
このような照明装置では、光源として指向性の強いLEDを使用しているため、限られた方向にしか配光させることができない。一方、白熱電球は、口金等で影になる領域を除き、ほぼ全方向に配光させることができため、ほぼ全方向に配光させることが必要な照明装置のような用途では、LED照明装置を白熱電球の代替品として使用することは困難である。そこで、LED照明装置の分野では、配光性を向上させる(配光角を広くする)ための技術が各種提案されている。
例えば、「2011年照明学会全国大会 講演番号1−5(以下、「照明学会発表」と称する。)」では、白色LEDと反射部材と、拡散性の高い樹脂グローブとを有し、配光角を広げるために後方への反射部材を用い、かつ、配光の均一性を得るために第2の反射部材と開口部を設けたLED電球が発表されている。
また、特許文献2には、基台に複数の発光モジュールが搭載された照明用光源であって、この基台が、第1基台部と、第1基台部の上面の一部の領域から逆錐台状に突出している第2基台部とから構成される照明用光源及びこれを用いた照明器具が開示されている。特許文献2の照明用光源では、第2基台部の側面が光反射面を構成しており、発光モジュールから出射された光をこの光反射面に反射させることで、配光角を広くすることができるとされている。
特開2011−134568号公報 特開2010− 86946号公報
しかしながら、上記照明学会発表におけるLED電球は、2つの反射面と1つの開口部を有する複雑な構造を有している。従って、LED(発光素子)からグローブへ光が到達するまでの過程が複雑となるため配光設計が困難であり、また、コストも上昇するものと考えられる。
また、特許文献2の照明用光源及び照明器具では、第2基台部の側面で反射した光により、ある程度は配光角を広げることはできるものの、その構造上、発光モジュールから出射した光を後方(口金方向)まで放射させることは困難であり、配光性が十分とはいえない。また、仮に、特許文献2の照明器具でグローブを拡散性の高い素材にしたとしても、光を後方まで放射させるためには、グローブの拡散性を相当高くしなくてはならないが、このように拡散性を高くすると光の透過率も低下するため、グローブ内部の発光モジュール等が透けて見えてしまう、という問題もある。
そこで、本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであって、より簡単な構造で配光設計が容易でありながら、白熱電球と同等の広い配光角を有することにより、白熱電球に代替可能な照明装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、光を出射する発光素子と、複数の前記発光素子が環状に配置される発光素子基板とを有する発光モジュールと、前記発光素子基板を基準として、前記環の中心軸方向の一側に設けられ、中空で略筒状の筐体と、前記発光素子基板における前記一側とは反対側の他側の面に保持され、前記発光素子から出射された光を反射させるリフレクタと、前記発光モジュールおよび前記リフレクタを覆うように設けられ、前記筐体の最大径よりも大きな最大径を有するグローブと、を備え、前記リフレクタは、前記発光素子基板から離隔するに従い拡径する錐台状となるように前記発光素子基板の前記他側の面から突出して設けられ、前記錐台の側周面に前記発光素子から出射された光を反射させる反射面を有し、前記グローブは、前記筐体に接続され、前記反射面の傾きに沿った傾斜面を有するグローブ頸部と、前記グローブ頸部に連設される略半球状のグローブ頭部と、からなる、照明装置が提供される。
ここで、前記照明装置において、前記リフレクタの前記反射面と前記グローブの前記傾斜面とが略平行であることが好ましい。
また、前記照明装置において、前記グローブの素材が蛍光体を含有する材料であるか、または、前記グローブの表面に蛍光体が塗布されており、前記発光素子が、前記グローブに設けられた蛍光体を励起する光を発光するLEDであることが好ましい。
また、前記照明装置において、前記グローブの素材がさらに光拡散材を含有する材料であるか、または、前記グローブの表面にさらに光拡散材が塗布されていてもよい。
また、前記照明装置において、前記グローブの素材が光拡散材を含有する材料であるか、または、前記グローブの表面に光拡散材が塗布されており、前記発光素子が、白色光を発するLEDであってもよい。
また、前記照明装置において、前記リフレクタの前記環の中心軸方向の長さd1が、前記グローブ頸部の前記環の中心軸方向の長さd2よりも長いことが好ましい。
また、前記照明装置において、前記リフレクタを該リフレクタの拡径方向から前記発光素子基板へ投影した場合に、該投影領域内に前記発光素子の少なくとも一部が存在することが好ましい。
本発明によれば、より簡単な構造で配光設計が容易でありながら、白熱電球と同等の広い配光角を有することにより、白熱電球に代替可能な照明装置を提供することが可能となる。
本発明の好適な実施形態に係る照明装置の全体構成を示す上面図(a)及び正面図(b)である。 同実施形態に係る照明装置を図1(a)のII−II線で切断した断面図である。 同実施形態に係るリフレクタの構成を示す一部切欠き斜視断面図である。 同実施形態に係る発光モジュールの構成を示す斜視図である。 同実施形態に係る照明装置における光の動きを示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[1.照明装置の構成]
まず、図1〜図4を参照しながら、本発明の好適な実施形態に係る照明装置の構成について詳細に説明する。図1は、本発明の好適な実施形態に係る照明装置100の全体構成を示す上面図(a)及び正面図(b)である。図2は、同実施形態に係る照明装置100を図1(a)のII−II線で切断した断面図である。図3は、本実施形態に係るリフレクタ140の構成を示す一部切欠き斜視断面図である。図4は、本実施形態に係る発光モジュール110の構成を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る照明装置100は、発光モジュール110と、筐体130と、リフレクタ140と、グローブ150と、放熱板170と、を主に有する。
(発光モジュール110)
発光モジュール110は、発光素子111と発光素子基板113とを有し、照明装置100の光源となる部材である。
発光素子111は、LED(Light Emitting Diode)等の半導体発光素子であり、光を出射する。この発光素子111の発光色は、後述するグローブ150の構成材料により異なる。具体的には、グローブ150が蛍光体を含有した材料(樹脂等)で構成される場合、発光素子111は、上記蛍光体を励起する光を発光するLED(例えば、青色LED)であり、グローブ150において光の波長が変換され、白色となる。一方、グローブ150が光拡散材を含有した材料(樹脂等)で構成される場合、発光素子111の発光色は白色(6500K〜2000K)である。発光素子111から出射された光は、後述するリフレクタ140で反射して、あるいは直接グローブ150に到達し、グローブ150で拡散されて外部に放射される。
また、図4に示すように、発光素子111は、本実施形態では複数用意され、これら複数の発光素子111が、発光素子基板113の一方の面上に環状に配置される。ここでいう「環状」とは、図4に示すような円形の環状だけでなく、楕円形の環状、多角形の環状も含む概念である。
発光素子基板113は、発光素子111が実装される基板であり、好ましくは、アルミニウム、ニッケル等の金属や、ガラスコンポジット(CEM3)や、セラミック等の熱伝導性の高い材料で形成される。これにより、発光モジュール110で発生した熱を効率よく筐体130に伝達でき、照明装置100の放熱効率を向上させることができる。発光素子基板113の形状は特に限定されるものではないが、上述したANSI規格を満たすためには、略円形状または略多角形状であることが好ましい。
また、発光素子基板113は、リフレクタ140の底部と、筐体130の上部(または放熱板170)とにより挟持されることにより、位置が固定される。
(筐体130)
筐体130は、発光素子を駆動させるための駆動回路(図示せず。)が収納される筐体としての機能を有する。本実施形態では、筐体130の中空の本体部の内部に、駆動回路を設置することができる。
また、筐体130は、その一端(図1及び図2の下端)で口金(図示せず。)と接続されるとともに、発光モジュール110で発生した熱と、駆動回路で発生した熱を外部に放出する、所謂ヒートシンクとしての機能を有する。この放熱機能を実現するために、筐体130は、熱伝導性の高い樹脂で形成される。本実施形態において、筐体130が、金属ではなく樹脂で形成されているのは、照明装置100を軽量化するためであり、また、樹脂は絶縁性であることから、口金と接続された際のかしめ部分に絶縁対策を施す必要がないためである。従って、照明装置100の重量増が問題とならない場合には、筐体130の材質として、アルミニウムや銅などの金属材料を使用してもよい。ただし、筐体130を金属材質とした場合には、口金のかしめ部分に絶縁対策を施す必要がある。
また、放熱効果を更に高めるために、筐体130の表面に、凹部や複数のフィンなどが設けられることにより、筐体130の表面積を大きくすることが好ましい。
この点、本実施形態では、筐体130は、両端に開口部130a、130bを有する中空の略筒状の本体部の外周面に、複数のフィン139が設けられている。この複数のフィン139を有することにより、筐体130の外部に露出した面の表面積(熱を放散するのに用いられる面の面積)が大きくなり、放熱効果を高めることができる。なお、放熱効果を高めるための構成は、このようなフィン139のみならず、例えば、筐体130の本体部の外周面に、複数の凹部(図示せず。)を有するような構成であってもよい。
また、筐体130は、発光素子基板113を基準として、発光素子111の配置により構成される環の中心軸方向の一側(発光素子111が配置されていない方の面側)に設けられる。これにより、筐体130は、駆動回路や発光モジュール110で発生した熱を外部に放出することができる。
さらに、本実施形態では、筐体130は、樹脂131と、この樹脂131内部に挿入された金属部材133とで構成されている。そして、筐体130は、樹脂131と金属部材133とが一体でインサート成形されることにより得られるものである。これは、樹脂131だけであると、アルミニウムや銅などの金属と比較するとやや熱伝導性が低いため、さらに熱伝導性を高めるために、アルミニウムや銅などの金属部材133を挿入したものである。従って、発光モジュール110や駆動回路の性能により発熱が抑制されるなどして、放熱効果が十分である場合には、金属部材133を挿入する必要はない。
また、金属部材133を挿入する場合には、発光モジュール110で発生した熱が、筐体130に伝達されやすくなるようにするために、放熱板170(放熱板170が設置されない場合には、発光素子基板113)と接触するように、金属部材133を配置することが好ましい。
(リフレクタ140)
リフレクタ140は、発光素子基板113の面のうちの発光素子111が配置された面(以下、「発光素子111側の面」と称する。)に保持され、発光素子111から出射された光を反射させる。本実施形態におけるリフレクタ140は、高い光反射性を有する材料で構成され、発光素子111からの光を口金方向(筐体130がある側の方向)に反射させ、照明装置100の配光角を口金方向に広げる機能を有する。
このような機能を実現するために、リフレクタ140は、図2及び図3に示すような逆錐台状、すなわち、発光素子基板113から離隔するに従い拡径する錐台状となるように、発光素子基板113の発光素子111側の面から突出して設けられている。また、錐台状のリフレクタ140の側周面は、発光素子111から出射された光を反射される反射面141となっている。従って、この反射面141のみが、高い光反射性を有する材料で構成され、他の部分が光反射性を有しない材料で構成されていてもよい。
また、図2の矢印Sに示すように、リフレクタ140を該リフレクタ140の拡径方向(図2に示す例では、リフレクタ140の鉛直方向上方)から発光素子基板113へ投影した場合に、該投影領域内に発光素子111の少なくとも一部が存在することが好ましい。リフレクタ140と発光素子111との位置関係を上記のようにすることにより、発光素子111から出射された光の多くをリフレクタ140の反射面141に当てることができ、これにより、口金方向への光の放射割合を増やすことができる。従って、照明装置100における配光角をより広げることができる。
(グローブ150)
グローブ150は、発光モジュール110およびリフレクタ140を覆うように略球状に設けられ、発光素子111から出射された光、または、リフレクタ140で反射された光の色(発光素子111の発光色)を制御する役割、及び、これらの光をグローブ150の表面上で拡散させることで照明装置100の配光角を広くする役割を有する。
グローブ150は、発光素子111の発光色を制御する役割を実現するために、発光素子111の発光色に応じて、蛍光体や光拡散材を含んでいる。具体的には、発光素子111が、青色で発光するLEDである場合には、グローブ150の素材が蛍光体を含有する材料か、または、グローブ150の表面に蛍光体が塗布されている。例えば、グローブ150が樹脂からなる場合には、この樹脂中に蛍光顔料を含有させるようにしてもよく、グローブ150がガラス材料からなる場合には、このグローブの表面に蛍光塗料を塗布するようにしてもよい。そして、リフレクタ140で反射され、あるいは、発光素子111から出射され、グローブ150に到達した光の波長が、グローブ150の蛍光体により変換され、白色の発光となる。
ここで、蛍光体による発光は、光拡散度が大きいことから、リフレクタ140で反射された光の配光分布が不十分であっても、蛍光体による発光の際の光拡散で、良好な配光分布を得ることが可能となる。従って、従来のように、配光角を広げるために、グローブを拡散性の高い材質で形成した結果、光の透過率が低下して、グローブ内部の発光モジュール等の部材が透けて見えてしまう、という問題も解消することができる。また、青色LEDと蛍光体とを組み合わせることにより、自然光に近い色で発光させることができるようになる。
さらに、照明装置100の配光角をより広げるために、グローブ150の素材が、蛍光体に加えてさらに光拡散材を含有する材料であるか、または、グローブ150の表面に、蛍光体に加えてさらに光拡散材が塗布されていてもよい。
一方、発光素子111が、白色光を発するLEDである場合には、グローブ150の素材が光拡散材を含有する材料であるか、または、グローブ150の表面に光拡散材が塗布されていてもよい。この場合にも、光拡散材により、発光素子111から出射された光、または、リフレクタ140で反射された光が、グローブ150の表面で拡散され、照明装置100の配光角を広げることができる。
また、照明装置100の配光角を広くするためには、図2に示すように、グローブ150の最大径Dは、筐体130の最大径Dよりも大きいことが必要である。グローブ150の最大径Dに対して、筐体130の最大径Dが大きすぎると、グローブ150表面から口金方向に放射された光が、筐体130によって遮られてしまう領域が広くなるため、口金方向の光の配光角が小さくなってしまう。
ここで、図1及び図2に示すように、本実施形態におけるグローブ150は、グローブ頸部151とグローブ頭部153の2つの部分からなっている。これらグローブ頸部151とグローブ頭部153とは、物理的に別体として形成されていてもよく、一体形成されていてもよい。
<グローブ頸部151>
グローブ頸部151は、グローブ150のうち、筐体130に接続される側の部分であり、リフレクタ140の反射面141の傾きに沿った傾斜面151aを有している。このように、グローブ頸部151が、リフレクタ140の反射面141に沿った傾きを有する傾斜面151aを有することにより、発光素子111から出射されて反射面141で反射された光が、グローブ頸部151に到達しやすくなるため、口金方向へ配光される光の量を増加させることができる。このような効果は、特に、リフレクタ140の反射面141と、グローブ頸部151の傾斜面151aとが略平行である場合に顕著となる。従って、リフレクタ140の反射面141と、グローブ頸部151の傾斜面151aとは、略平行であることが好ましい。
また、図2に示すように、上述したリフレクタ140の発光素子111が配置されてなる環の中心軸方向の長さdが、グローブ頸部151の中心軸方向の長さdよりも長いことが好ましい。リフレクタ140とグローブ頸部151の形状と位置関係が上記のようになっていることにより、発光素子111から出射された光がグローブ頸部151の傾斜面151aに到達する割合を増やすことができるので、口金方向へ配光される光の量を増加させることができる。
なお、グローブ頸部151の底部(グローブ頭部153と接続されている側とは反対側の端部)には開口部(図示せず。)が設けられており、グローブ頸部151は、この開口部において筐体130と接続される。
<グローブ頭部153>
グローブ頭部153は、グローブ頸部151に連設される略半球状の部分である。このグローブ頭部153は、主に、発光素子111から出射され、リフレクタ140には当たらずに直接グローブ150に到達する光を拡散させる。前述したグローブ頸部151が口金方向へ配光される光の量を増やす役割を有するのに対し、このグローブ頭部153は、グローブ150の頂部方向へ配光される光の量を増やす役割を有している。
<その他>
グローブ150の表面には、光を拡散可能な構造が設けられていてもよい。光を拡散可能な構造としては、例えば、グローブ150表面に形成される凹凸面などが考えられる。この場合の凹凸面は、ランダムな構造であってもよいし、規則的な構造であってもよい。
(放熱板170)
放熱板170は、発光素子基板113と筐体130の双方に接触するように設けられ、主に、発光モジュール110で発生した熱を筐体130に伝達する役割を有する。この放熱板170は、上記熱伝達の役割を実現するために、アルミニウムや銅などの熱伝導性の高い金属で構成される。
また、放熱板170には、図示しないリフレクタ140の位置ずれ防止ピンが設けられていてもよく、この場合には、放熱板170は、上記の熱伝達の役割のみならず、発光素子基板113、リフレクタ140、グローブ150の位置の基準となる役割をも有する。
なお、照明装置100の放熱効率が十分に高く、また、発光素子基板113、リフレクタ140、グローブ150の位置決め精度が確保できれば、放熱板170は、必ずしも設けられていなくてもよい。
[2.照明装置の作用効果]
次に、図5を参照しながら、本実施形態に係る照明装置100の作用効果、すなわち、配光性の向上(広配光化)効果について説明する。図5は、本実施形態に係る照明装置100における光の動きを示す説明図である。
本実施形態に係る照明装置100では、図5に示すように、発光素子111から出射された光は、主に、4種類の経路を通る。第1の経路は、発光素子111から直接グローブ頸部151に到達する経路(L)であり、第2の経路は、発光素子111からリフレクタ140の反射面141で反射され、グローブ頸部151に到達する経路(L)であり、第3の経路は、発光素子111からリフレクタ140の反射面141で反射され、グローブ頭部153に到達する経路(L)であり、第4の経路は、発光素子111から直接グローブ頭部153に到達する経路(L)である。
第1の経路を通る場合は、発光素子111から出射された光Lは、リフレクタ140に当たらずに、直接グローブ頸部151に入射し、グローブ頸部151の表面で拡散される。拡散光L’は、様々な方向(主に、水平方向より口金方向側)に拡散される。上述したように、発光素子111が青色LEDであり、グローブ150が蛍光体を含有するか、グローブ150表面に蛍光体が塗布されている場合には、光拡散度が大きいため、拡散光L’は、より広い範囲に拡散される。また、グローブ150が光拡散材を含有するか、グローブ150の表面に光拡散材が塗布されている場合にも、拡散光L’の拡散範囲を広げることができる(以下同様)。
第2の経路を通る場合は、発光素子111から出射された光Lは、リフレクタ140の反射面141で反射され、反射光Lが、グローブ頸部151に入射して、グローブ頸部151の表面で拡散される。拡散光L’は、様々な方向に放射される。
ここで、リフレクタ140が、上述したように逆錐台状の形状を有しているとともに、グローブ頸部151がリフレクタ140の反射面141に沿った傾斜面151aを有し、かつ、グローブ150の最大径Dが、筐体130の最大径Dよりも大きいことから、発光素子111から出射された光が第1及び第2の経路を通る場合には、発光素子111から出射された光を口金方向へ放射することができる。すなわち、リフレクタ140が、発光素子基板113から離隔する(口金方向とは逆の方向にいく)に従って拡径する逆錐台状の形状をしており、このリフレクタ140の側周面が光反射面141となっていることから、発光素子111から出射された光Lを、光反射面141により水平方向より口金方向側に反射させることができ、この反射光Lをグローブ頸部151でさらに拡散させることができる。この拡散の際、グローブ150の最大径Dが、筐体130の最大径Dよりも大きいために、筐体130が、グローブ頸部151表面で拡散した拡散光L’、L’を遮らないため、水平方向より口金方向側のより広い範囲に、拡散光L’、L’を放射することができる。また、グローブ頸部151が有する傾斜面151aが、反射面141に沿って、発光素子基板113から離隔するに従って拡径する形状をしていることから、グローブ頸部151に到達した光L,Lを水平方向より口金方向側に配光させやすくなる。特に、リフレクタ140の反射面141と、グローブ頸部151の傾斜面151aとが略平行である場合には、光Lをグローブ頸部151に到達させやすいため、口金方向側への配光をより増やすことができる。
また、第3の経路を通る場合は、発光素子111から出射された光Lは、リフレクタ140の反射面141で反射され、反射光Lが、グローブ頭部153に入射して、グローブ頭部153の表面で拡散される。拡散光L’は、様々な方向に放射される。
第4の経路を通る場合は、発光素子111から出射された光Lは、リフレクタ140に当たらずに、直接グローブ頭部153に入射し、グローブ頭部153の表面で拡散される。この場合も、拡散光L’は、様々な方向に拡散される。
ここで、発光素子111から出射された光が第1及び第2の経路を通る場合には、水平方向よりもグローブ150の頂部方向(口金方向とは逆の方向)側への光の拡散量が少ない。しかし、発光素子111から出射された光が第3及び第4の経路を通ることにより、水平方向よりもグローブ150の頂部方向側への光の拡散量を十分に確保することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る照明装置100では、発光素子111から出射された光が、4種類の経路を通ることから、広い配光角を実現することができる。具体的には、照明装置100では、例えば、配光角300degの範囲で、発光強度差を±10%以内という非常に高い配光性を実現することができ、白熱電球と同等の性能を有し、白熱電球の代替品として照明装置100を使用することが可能となる。
上記の広配光化の効果は、リフレクタ140の発光素子111が配置されてなる環の中心軸方向の長さdが、グローブ頸部151の中心軸方向の長さdよりも長い場合に、特に顕著となる。発光素子111がLED等の半導体素子である場合には、指向性が強いため、発光素子111から出射された光は、上記第3の経路(L)及び第4の経路(L)をとりやすくなる。しかし、リフレクタ140の発光素子111が配置されてなる環の中心軸方向の長さdが、グローブ頸部151の中心軸方向の長さdよりも長い場合には、発光素子111から出射された光が、第2の経路(L)を取りやすくなるため、水平方向より口金方向側への配光を増やすことができる。従って、より広い範囲で安定して大きな光量となるように、配光設計することが容易となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態では、発光素子基板113、リフレクタ140、グローブ150、および放熱板170の、中心軸Cに対して直交する方向に切断したときの断面形状を円形としたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、上記各部材の断面形状は、多角形や楕円形であってもよい。
また、上述した実施形態では、発光素子基板113に複数の発光素子111を環状に配置して構成される1つの発光素子群のみを設けているが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、発光素子基板113に、同心円状に複数の発光素子群を設けてもよい。
100 (電球型)照明装置
110 発光モジュール
111 発光素子
113 発光素子基板
130 下部ヒートシンク
131 樹脂
133 金属部材
140 リフレクタ
141 反射面
150 グローブ
151 グローブ頸部
151a 傾斜面
153 グローブ頭部
170 放熱板

Claims (7)

  1. 光を出射する発光素子と、複数の前記発光素子が環状に配置される発光素子基板とを有する発光モジュールと、
    前記発光素子基板を基準として、前記環の中心軸方向の一側に設けられ、中空で略筒状の筐体と、
    前記発光素子基板における前記一側とは反対側の他側の面に保持され、前記発光素子から出射された光を反射させるリフレクタと、
    前記発光モジュールおよび前記リフレクタを覆うように設けられ、前記筐体の最大径よりも大きな最大径を有するグローブと、
    を備え、
    前記リフレクタは、前記発光素子基板から離隔するに従い拡径する錐台状となるように前記発光素子基板の前記他側の面から突出して設けられ、前記錐台の側周面に前記発光素子から出射された光を反射させる反射面を有し、
    前記グローブは、
    前記筐体に接続され、前記反射面の傾きに沿った傾斜面を有するグローブ頸部と、
    前記グローブ頸部に連設される略半球状のグローブ頭部と、
    からなることを特徴とする、照明装置。
  2. 前記リフレクタの前記反射面と前記グローブの前記傾斜面とが略平行であることを特徴とする、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記グローブの素材が蛍光体を含有する材料であるか、または、前記グローブの表面に蛍光体が塗布されており、
    前記発光素子が、前記グローブに設けられた蛍光体を励起する光を発光するLEDであることを特徴とする、請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記グローブの素材がさらに光拡散材を含有する材料であるか、または、前記グローブの表面にさらに光拡散材が塗布されていることを特徴とする、請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記グローブの素材が光拡散材を含有する材料であるか、または、前記グローブの表面に光拡散材が塗布されており、
    前記発光素子が、白色光を発するLEDであることを特徴とする、請求項1または2に記載の照明装置。
  6. 前記リフレクタの前記環の中心軸方向の長さdが、前記グローブ頸部の前記環の中心軸方向の長さdよりも長いことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記リフレクタを該リフレクタの拡径方向から前記発光素子基板へ投影した場合に、該投影領域内に前記発光素子の少なくとも一部が存在することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置。

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